JPH0617189U - 高周波加熱コイル体 - Google Patents

高周波加熱コイル体

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JPH0617189U
JPH0617189U JP6056492U JP6056492U JPH0617189U JP H0617189 U JPH0617189 U JP H0617189U JP 6056492 U JP6056492 U JP 6056492U JP 6056492 U JP6056492 U JP 6056492U JP H0617189 U JPH0617189 U JP H0617189U
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英樹 橋口
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富士電子工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ワークの種類、形状、寸法が変わっても、ワ
ークと加熱コイルとの空隙を所定の値に保ち、また、コ
イル側板の交換を必要としない。 【構成】 加熱コイル体には、コイル側板から支持され
た加熱コイルとワークとの間の空隙距離を一定に保つた
めコイル側板にスペーサセット100 を取り付け、スペー
サセットは、ワークに接触するスペーサチップ10と、ス
ペーサチップホルダー20とから成る。スペーサチップ
は、先端がワークに接触する接触部11と、それと一体で
一側面に歯13が形成される軸部12と、ボルト孔14とを有
し、スペーサチップホルダーは、歯13に噛み合う歯21が
形成されたホルダー台24と、ホルダー台24に突設した突
起23と、長円形状のボルト孔22とを備え、コイル側板
は、突起23が係合する切り欠きを備え、コイル側板に固
定したホルダー台の歯21にスペーサチップの歯を噛み合
わせボルト孔14、22にボルト18を挿入してスペーサチッ
プをスペーサチップホルダーに固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、1対のコイル側板から支持された高周波加熱コイルを備えた高周波 加熱コイル体に関し、特に、ワークの種類が変わっても、コイル側板を取り替え る必要の無い高周波加熱コイル体に関する。
【0002】
【従来の技術】
以下、図面を参照して従来の技術を説明する。図4および図5はクランクシャ フトを加熱する従来の高周波加熱コイル体(以下高周波加熱コイル体を単に加熱 コイル体ともいう)の一例を説明するための図面であって、図4はスペーサチッ プを取り付けた状態のコイル側板の正面説明図、図5はコイル側板の正面説明図 である。ワークとしてはクランクシャフトのジャーナルを取り採りあげた。
【0003】 図5に示すように、コイル側板1 には、スペーサチップ5 を図示しないボルト によって固定するボルト孔3 が開設されており、図4に示すように、コイル側板 1 、1 のそれぞれには、3個のスペーサチップ5 がボルト6 によって取り付けら れている。金属製または絶縁性で平行且つ対向するように配設されている1対の コイル側板1 、1 のそれぞれの下部は、前記3個の絶縁性のスペーサチップ5 を 介してクランクシャフトのジャーナルJに載置されている。そして、中央のスペ ーサ5 と両側のスペーサチップ5 との間には、図示しない部材を介してコイル側 板1 、1 から支持されている半開放型の加熱コイルC が配設されている。なお、 4 は、コイル側板1 同志を固定するする際に使用される図示しないボルトが挿入 されるボルト孔である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記した従来の加熱コイル体には以下に述べる問題がある。即ち、ワークの種 類が変わったときには、例えばクランクシャフトのジャーナルJの直径が40mmか ら35mmに変わったときには、加熱コイルC とジャーナルJとの空隙距離をジャー ナルJの高周波加熱に最適な所定の値、例えば0.5mm に保つために、スペーサ5 をコイル側板1 、1 から取り外し、直径35mmのジャーナルJに対応した寸法、形 状のコイル側板と交換しなければならなかった。従って、ワークの種類が変わっ たときには、スペーサとコイル側板の交換に手間がかかっている。
【0005】 本考案は上記事情に鑑みて創案されたものであって、ワークの種類、形状、或 いは寸法が所定の範囲が変わったときでも、ワークと加熱コイルとの空隙距離を 簡単に所定の値に保つことができ、しかも、コイル側板の交換の必要もない加熱 コイル体を提供する事を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために、本考案の加熱コイル体は、1対の平行且つ対向す るように配設されたほぼ平面状のコイル側板と、前記コイル側板から支持された 半開放型の高周波加熱コイルと、この加熱コイルによって加熱されるワークと前 記加熱コイルとの間の空隙距離を一定に保つために前記コイル側板に取り付けら れたスペーサセットとを備えた高周波加熱コイル体において、前記スペーサセッ トは、ワークに接触するスペーサチップと、前記コイル側板に固定され且つ前記 スペーサチップがワークの方向に進退可能に取り付けられているスペーサチップ ホルダーとを具備している。
【0007】 そして、スペーサチップは、先端がワークに接触する接触部と、この接触部と 一体的に形成され且つ一側面に複数の平行な直線状の第1の歯が形成されている ほぼ直方体形状の軸部と、この軸部と第1の歯とを貫通する第1のボルト孔とを 有し、スペーサチップホルダーは、前記第1の歯に噛み合う複数で平行な直線状 の第2の歯が形成されたホルダー台と、第2の歯に第1の歯を噛み合わせたとき に前記軸部を取り囲むようにホルダー台に突設したほぼコ字状の突起と、第2の 歯と前記ホルダー台とを貫通する長円形状の第2のボルト孔とを備え、且つ、前 記コイル側板は、前記突起が挿入係合される切り欠きとを備え、コイル側板に固 定したホルダー台の第2の歯にスペーサチップの第1の歯を噛み合わせてから前 記第1および第2のボルト孔にボルトを挿入してスペーサチップをホルダー台に 固定するようにすることが好ましい。
【0008】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の一実施例の加熱コイル体を説明する。図1〜図 3は本実施例を説明するための図面であって、図1はスペーサセットの分解斜視 図、図2は加熱コイル体の正面説明図、図3はコイル側板の正面説明図である。 なお、ワークとしは、従来の技術の説明と同様にクランクシャフトのジャーナル を取り上げた。
【0009】 図2に示すように、本実施例の加熱コイル体は、1対の平行且つ対向するよう に配設されたほぼ平面状のコイル側板30、30と、コイル側板30、30の下部に配設 されてコイル側板30、30から支持されている半開放型の加熱コイルC と、加熱コ イルC によって加熱されるクランクシャフトのジャーナルJと加熱コイルC の間 の空隙距離を一定に保つためにコイル側板30、30に取り付けられたスペーサセッ ト100 とを備えている。
【0010】 図1に示すように、スペーサセット100 は、ジャーナルJに接触するセラミッ ク製等のスペーサチップ10と、コイル側板30、30に固定され且つスペーサチップ 10がジャーナルJの方向に進退可能に取り付けられているスペーサチップホルダ ー20とを備えている。
【0011】 スペーサチップ10は、先端がジャーナルJにワークに接触する接触部11と、 接触部11と一体的に形成され且つ一側面に複数の平行な直線状の歯13(第1の歯 )が形成されているほぼ直方体形状の軸部12と、軸部12と歯13とを貫通する円形 のボルト孔14(第1のボルト孔)とを備えている。
【0012】 図2に示すように、スペーサチップホルダー20は、スペーサチップ10の歯13に 噛み合う複数で平行な直線状の歯21(第2の歯)が形成されているホルダー台24 と、歯21に歯13を噛み合わせたときに軸部12に接近し且つ軸部12を取り囲むよう にホルダー台24に突設したコ字状の突起23と、歯21とホルダー台24とを貫通する 長円形状のボルト孔22(第2のボルト孔)とを備えている。なお、25はスペーサ チップホルダー20をコイル側板30、30に固定する図示しないボルトが挿入される ネジ孔である。また、18は、スペーサチップ10をスペーサチップホルダー20に取 り付ける際にボルト孔14、22に挿入されるボルトであり、19はこのボルト18に螺 合するナットである。
【0013】 図3に示すように、コイル側板30、30の下部には、クランクシャフトのジャー ナルJや加熱コイルC を収容するためのスペースを設けるために、ほぼ半円形状 の切り欠き31が形成されており、この切り欠き31の周辺部分には、更にスペーサ チップホルダー20の突起23が挿入係合されるほぼ長方形状の3個の切り欠き32が 延設されている。33はスペーサチップホルダー20をコイル側板30、30に固定する 図示しないボルトが挿入されるボルト孔である。また、34は、コイル側板30同志 を結合する際に使用される図示しないボルトが挿入されるボルト孔である。
【0014】 加熱コイルC を下部に支持しているコイル側板30、30にスペーサセット100 を 取り付けるには、まず、スペーサチップホルダー20の突起23をコイル側板30、30 の切り欠き32に挿入係合して後、図示しないボルトをボルト孔33に挿入し、ネジ 孔25に螺合させてスペーサチップホルダー20をコイル側板30、30に固定する
【0015】 次いで、ボルト孔14と22にボルト18を挿入後、スペーサチップ10を矢印Aの方 向に移動させて歯14がスペーサチップホルダー20の歯21に接近対向するようにし てから、スペーサチップ10を矢印Bの方向に移動させて加熱コイルC とクランク シャフトのジャーナルJとの空隙距離が所定の値になるようにする。この後、ボ ルト18にナット19を螺合して締めつけるとスペーサチップ10がスペーサチップホ ルダー20に固定される。この状態で加熱コイルC とジャーナルJとの空隙距離が 所定の値になっていないときには、ナット19を緩めて歯11と12の結合を解除して から、スペーサチップ10を矢印Bの方向に適宜の距離だけ移動させて再びナット 19を締めつける。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように、請求項1記載の加熱コイル体のスペーサチップは、ワー クの方向に進退可能に取り付けられている。従って、この加熱コイル体において は、ワークの種類や形状が変わって加熱コイルとワークとの空隙距離が変わった ときにも、スペーサチップをワークの方向に移動させて空隙距離を所定の値に調 節することができるので、従来のように、ワークの種類や形状が変わったときに 、スペーサチップやコイル側板を取り替える必要がない。
【0017】 また、請求項2記載の加熱コイル体では、スペーサチップとスペーサチップホ ルダーとは、それぞれに形成した平行で複数の直線状の歯同志が噛み合うように ボルトによって互いに固定され、このボルトが貫通するスペーサチップホルダー のボルト孔は長円形状に形成されてスペーサチップのワークの方向への移動を可 能としてある。また、第2の歯に第1の歯を噛み合わせたときにスペーサチップ の軸部を取り囲むようにホルダー台にほぼコ字状の突起が設けられている。
【0018】 従って、請求項2記載の加熱コイル体においては、請求項1記載の加熱コイル 体の有する効果を享受し得ると共に、スペーサチップの軸部はスペーサチップホ ルダーの突起によって囲まれているので、スペーサチップが左右の方向から受け る力によって変位することがない。また、ボルトを弛めてスペーサチップの位置 を調節することはコイル側板の外側から行えるので、この調節作業が容易である 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の加熱コイル体のスペーサセ
ットの分解斜視図である。
【図2】本考案の一実施例の加熱コイル体の正面説明図
である。
【図3】本考案の一実施例の加熱コイル体のコイル側板
の正面説明図である。
【図4】従来の加熱コイル体の正面説明図である。
【図5】従来の加熱コイル体のコイル側板の正面説明図
である。
【符号の説明】
10 スペーサチップ 11 接触部 12 軸部 13、21 歯 14、22 ボルト孔 18 ボルト 19 ナット 20 スペーサチップホルダー 23 突起 24 ホルダー台 30 コイル側板 C 加熱コイル J ジャーナル

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1対の平行且つ対向するように配設され
    たほぼ平面状のコイル側板と、前記コイル側板から支持
    された半開放型の高周波加熱コイルと、この加熱コイル
    によって加熱されるワークと前記加熱コイルとの間の空
    隙距離を一定に保つために前記コイル側板に取り付けら
    れたスペーサセットとを備えた高周波加熱コイル体にお
    いて、 前記スペーサセットは、ワークに接触するスペーサチッ
    プと、前記コイル側板に固定され且つ前記スペーサチッ
    プがワークの方向に進退可能に取り付けられているスペ
    ーサチップホルダーとを具備したことを特徴とする高周
    波加熱コイル体。
  2. 【請求項2】 スペーサチップは、先端がワークに接触
    する接触部と、この接触部と一体的に形成され且つ一側
    面に複数の平行な直線状の第1の歯が形成されているほ
    ぼ直方体形状の軸部と、この軸部と第1の歯とを貫通す
    る第1のボルト孔とを有し、 スペーサチップホルダーは、前記第1の歯に噛み合う複
    数で平行な直線状の第2の歯が形成されたホルダー台
    と、第2の歯に第1の歯を噛み合わせたときに前記軸部
    を取り囲むようにホルダー台に突設したほぼコ字状の突
    起と、第2の歯と前記ホルダー台とを貫通する長円形状
    の第2のボルト孔とを備え、且つ、 前記コイル側板は、前記突起が挿入係合される切り欠き
    とを備え、 コイル側板に固定したホルダー台の第2の歯にスペーサ
    チップの第1の歯を噛み合わせてから前記第1および第
    2のボルト孔にボルトを挿入してスペーサチップをホル
    ダー台に固定する請求項1記載の高周波加熱コイル体。
JP1992060564U 1992-08-04 1992-08-04 高周波加熱コイル体 Expired - Lifetime JP2508925Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010007679A1 (ja) * 2008-07-17 2010-01-21 電気興業株式会社 高周波誘導加熱コイル用ガイドチップの配設構造

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5599255U (ja) * 1978-12-29 1980-07-10
JPH0448252U (ja) * 1990-08-31 1992-04-23

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