JPH06172372A - スクアレン合成酵素阻害剤およびその用途 - Google Patents

スクアレン合成酵素阻害剤およびその用途

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JPH06172372A
JPH06172372A JP4295692A JP29569292A JPH06172372A JP H06172372 A JPH06172372 A JP H06172372A JP 4295692 A JP4295692 A JP 4295692A JP 29569292 A JP29569292 A JP 29569292A JP H06172372 A JPH06172372 A JP H06172372A
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Japan
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squalene synthase
synthase inhibitor
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Application number
JP4295692A
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English (en)
Inventor
Kazuaki Kitano
一昭 北野
Takashi Soda
隆 左右田
Ryuichi Tozawa
隆一 兎澤
Hitoshi Ikeda
衡 池田
Tsuneo Oda
恒夫 小田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】高コレステロール血症治療剤として有用なスク
アレン合成酵素阻害剤およびスクアレン合成酵素阻害活
性を有する化合物を提供する。 【構成】一般式 [式中、R,R,RおよびRは水素または低級
アルキル基を、Aは水素、ハロゲン、ニトロ、(置換)
炭化水素基、(置換)複素環基、(置換)アシル基、
(置換)アミノ基、(置換)水酸基、(置換)チオール
基、Ra−SO−,Ra−SO−,Ra−CS−(式
中、Raは(置換)炭化水素基を示す)または(置換)
カルボキシル基を、Bは水素、ハロゲン、(置換)炭化
水素基、(置換)複素環基または(置換)カルボキシル
基を示す]で表される1,1−ビスホスホン酸化合物、
その低級アルキルエステルまたはその塩を含有するスク
アレン合成酵素阻害剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高コレステロール血症治
療剤として有用な1,1−ビスホスホン酸化合物、その
低級アルキルエステルまたはその塩を含有するスクアレ
ン合成酵素阻害剤に関する。
【0002】
【従来の技術】高コレステロール血症は、高血圧、喫煙
とともに虚血性心疾患の三大危険因子として知られてお
り、血中コレステロール値の適切なコントロールはこの
虚血性心疾患の予防・治療の他に冠動脈硬化症の予防・
治療に極めて重要である。血中コレステロール値を低下
させる薬剤としては、コレスチラミン(Cholestyramin
e)、コレスチポール(Colestipol)など胆汁酸を捕捉
してその吸収を阻害するもの(例えば米国特許第402
7009号に開示)、メリナミド(Melinamide)(フラ
ンス特許第1476596号に開示)などアシルコエン
ザイムAコレステロールアシル転移酵素(ACAT)を
阻害してコレステロールの腸管吸収を抑制するものなど
の他、コレステロールの生合成を抑制する薬剤が注目さ
れている。コレステロール生合成抑制薬剤として、特に
3−ヒドロキシ−3−メチルグルタリルコエンザイムA
(HMG−CoA)還元酵素を阻害するロバスタチン(L
ovastatin)(米国特許第4231938号に開示)、
シンバスタチン(Simvastatin)(米国特許第4444
784号に開示)、プラバスタチン(Pravastatin)
(米国特許第4346227号に開示)などが医薬に供
されている。しかし、HMG−CoA還元酵素を阻害す
るとコレステロールの生合成以外に、ユビキノン,ドリ
コールやヘムAの様なその他の生体に必要な成分の生合
成も阻害されるため、それらに起因する副作用が懸念さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ユビキノン、ドリコー
ルやヘムAなどはコレステロール生合成経路上のファル
ネシルピロリン酸から生合成されることが知られてお
り、従ってこれらの欠損による副作用をなくするために
は、コレステロール生合成経路において、ファルネシル
ピロリン酸以降の酵素系を阻害することが望ましい。そ
の様な酵素としてスクアレン合成酵素が挙げられる。従
来、スクアレン合成酵素阻害剤としては、イソプレノイ
ド(ホスフィニルメチル)ホスホネート(Journal of M
edicinal Chemistry, Vol. 31, No.10, 1869頁〜1871
頁,1988年)およびその誘導体(特開平1−21328
8号等)が知られているが、活性の点でまだ充分とはい
えない。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記事情に鑑み、本発明
者らは優れたスクアレン合成酵素阻害剤を求めて鋭意ス
クリーニングを重ねた結果、従来、骨吸収抑制作用、抗
炎症作用、抗リウマチ症作用あるいは除草・殺菌作用を
有することで知られている1,1−ビスホスホン酸化合
物(特開平1−258695号、特開平1−30829
0号、特開平2−184号、特開平2−185号、EP
−A−0337706号、特開昭59−42395号、
特開昭60−174792号、特開昭54−37829
号、特開昭64−85984号、EP−A−24317
3号等に開示)が予想外にもスクアレン合成酵素阻害作
用を有し、コレステロールの生合成を著しく抑制するこ
とを見出し、本発明を完成した。
【0005】すなわち本発明は、(1)1,1−ビスホ
スホン酸化合物、その低級アルキルエステルまたはその
塩を含有するスクアレン合成酵素阻害剤、(2)1,1
−ビスホスホン酸化合物が一般式(I)
【0006】
【化20】
【0007】[式中、R1、R2、R3およびR4は水素ま
たは低級アルキル基を、Aは水素、ハロゲン、ニトロ、
置換されていてもよい炭化水素基、置換されていてもよ
い複素環基、置換されていてもよいアシル基、置換され
ていてもよいアミノ基、置換されていてもよい水酸基、
置換されていてもよいチオール基、Ra−SO−、Ra−
SO2−、Ra−CS−(式中、Raは置換されていても
よい炭化水素基を示す)または置換されていてもよいカ
ルボキシル基を、Bは水素、ハロゲン、置換されていて
もよい炭化水素基、置換されていてもよい複素環基また
は置換されていてもよいカルボキシル基を示す]で表さ
れる化合物である上記(1)記載のスクアレン合成酵素
阻害剤、(3)1,1−ビスホスホン酸化合物が一般式
(II)
【0008】
【化21】
【0009】[式中、A'は水素、ハロゲン、ニトロ、置
換されていてもよい炭化水素基、置換されていてもよい
複素環基、置換されていてもよいアシル基、置換されて
いてもよいアミノ基、置換されていてもよい水酸基、置
換されていてもよいチオール基、Ra−SO−、Ra−S
2−(式中、Raは置換されていてもよい炭化水素基を
示す)または置換されていてもよいカルボキシル基を示
し、他の記号は上記と同意義]で表される化合物である
上記(1)記載のスクアレン合成酵素阻害剤、(4)
1,1−ビスホスホン酸化合物が一般式(III)
【0010】
【化22】
【0011】[式中、Z1は置換されていてもよい炭化水
素基、置換されていてもよい複素環基、置換されていて
もよいアシル基、置換されていてもよいアミノ基、置換
されていてもよいチオール基、Ra−SO2−またはRa
−CS−(式中、Raは置換されていてもよい炭化水素
基を示す)を、Z2は水素、水酸基、ハロゲンまたは置
換されていてもよいアミノ基を示し、他の記号は上記と
同意義]で表される化合物である上記(1)記載のスク
アレン合成酵素阻害剤、(5)1,1−ビスホスホン酸
化合物が一般式(IV)
【0012】
【化23】
【0013】[式中、Y1は置換されていてもよいC1-20
アルキル基、置換されていてもよいC2-20アルケニル
基、置換されていてもよいC6-14アリール基、置換され
ていてもよいC7-19アラルキル基、置換されていてもよ
いアシル基、置換されていてもよい複素環基、アミノ酸
残基または2〜100個のアミノ酸からなるペプチジル
基を、R5は水素または低級アルカノイル基を示し、他
の記号は上記と同意義]で表される化合物である上記
(1)記載のスクアレン合成酵素阻害剤、(6)1,1
−ビスホスホン酸化合物が一般式(V)
【0014】
【化24】
【0015】[式中、Y2は置換されていてもよい直鎖ま
たは分枝状のC1-7アルキル基、置換されていてもよい
3-7シクロアルキル基、置換されていてもよいC6-14
アリール基または置換されていてもよい複素環基を、X
は酸素原子または酸化されていてもよい硫黄原子を、n
1は1〜20の整数を示し、他の記号は上記と同意義]で
表される化合物である上記(5)記載のスクアレン合成
酵素阻害剤、(7)1,1−ビスホスホン酸化合物が一
般式(VI)
【0016】
【化25】
【0017】[式中、Y3は置換されていてもよい環状基
を、n2は2〜15の整数を示し、他の記号は上記と同
意義]で表される化合物である上記(5)記載のスクア
レン合成酵素阻害剤、(8)1,1−ビスホスホン酸化
合物が一般式(VII)
【0018】
【化26】
【0019】[式中、Y4は置換されていてもよいアルキ
ル基を示し、他の記号は上記と同意義]で表される化合
物である上記(5)記載のスクアレン合成酵素阻害剤、
(9)1,1−ビスホスホン酸化合物が一般式(VIII)
【0020】
【化27】
【0021】[式中、Y5はC5-20アルキル基を示し、他
の記号は上記と同意義]で表される化合物である上記
(5)記載のスクアレン合成酵素阻害剤、(10)1,
1−ビスホスホン酸化合物が一般式(IX)
【0022】
【化28】
【0023】[式中、R6およびR7は同一または異なっ
て置換されていてもよい炭化水素基を、n3は2〜10
の整数を示し、他の記号は上記と同意義]で表される化
合物である上記(1)記載のスクアレン合成酵素阻害
剤、(11)1,1−ビスホスホン酸化合物が一般式
(X)
【0024】
【化29】
【0025】[式中、R8は水素または水酸基を、Y6
水素、置換されていてもよいアルキル基または置換され
ていてもよいフェニル基を、n4は0〜10の整数(ただ
し、R8が水酸基のときはn4は0でない)を示し、他の
記号は上記と同意義]で表される化合物である上記
(1)記載のスクアレン合成酵素阻害剤、(12)1,
1−ビスホスホン酸化合物が一般式(XI)
【0026】
【化30】
【0027】[式中、R9は水素、C1-6アルキル基また
は−CONH2を、R10は水素、C1-6アルキル基、ベン
ジル基または置換されていてもよいフェニル基を、Y7
は直鎖または分枝状のC1-6アルキル基、C5-7シクロア
ルキル基、置換されていてもよいフェニル基または置換
されていてもよい5または6員複素環基を、mは0〜2
の整数を示し、他の記号は上記と同意義]で表される化
合物である上記(1)記載のスクアレン合成酵素阻害
剤、(13)1,1−ビスホスホン酸化合物が一般式
(XII)
【0028】
【化31】
【0029】[式中、Y8は置換されていてもよい複素環
基を、n5は2〜6の整数を示し、他の記号は上記と同
意義]で表される化合物である上記(1)記載のスクア
レン合成酵素阻害剤、(14)1,1−ビスホスホン酸
化合物が一般式(XIII)
【0030】
【化32】
【0031】[式中、Y9は置換されていてもよい環状基
を、n6は0〜15の整数を示し、他の記号は上記と同
意義]で表される化合物である上記(1)記載のスクア
レン合成酵素阻害剤、(15)1,1−ビスホスホン酸
化合物が一般式(XIV)
【0032】
【化33】
【0033】[式中、Y10はフェニル、ピリジルまたは
ピリミジニルを、n7は4〜12の整数を示し、他の記
号は上記と同意義]で表される化合物である上記(7)
記載のスクアレン合成酵素阻害剤。(16)一般式(XI
V)中、n7が4〜10の整数である上記(15)記載の
スクアレン合成酵素阻害剤、(17)一般式(XIV)
中、Y10がフェニル、XがS、n7が7、およびR1、R
2、R3およびR4が水素である上記(16)記載のスク
アレン合成酵素阻害剤、(18)一般式(XIV)中、Y
10がフェニル、XがS、n7が10、およびR1、R2、R3
およびR4が水素である上記(16)記載のスクアレン
合成酵素阻害剤、(19)一般式(XIV)中、Y10がフ
ェニル、XがSO、n7が9、およびR1、R2、R3およ
びR4が水素である上記(16)記載のスクアレン合成
酵素阻害剤、(20)一般式(XIV)中、Y10がフェニ
ル、XがSO、n7が10、およびR1、R2、R3および
4が水素である上記(16)記載のスクアレン合成酵
素阻害剤、(21)一般式(XV)
【0034】
【化34】
【0035】[式中、n8は11〜15の整数を示し、他
の記号は上記と同意義]で表される化合物またはその
塩、(22)一般式(XVI)
【0036】
【化35】
【0037】[式中、各記号は上記と同意義]で表される
化合物またはその塩、(23)一般式(XXXII)
【0038】
【化36】
【0039】[式中、Dは置換されていてもよい炭化水
素基を、n9は0または1を示し、他の記号は上記と同
意義]で表される化合物またはその塩、(24)Dが一
般式
【0040】
【化37】
【0041】[式中、n10は1〜3の整数を示す]で表さ
れる基である上記(23)記載の化合物またはその塩、
(25)Dが一般式
【0042】
【化38】
【0043】[式中の記号は上記と同意義]で表される基
である上記(23)記載の化合物またはその塩、(2
6)1,1−ビスホスホン酸化合物が上記(21)〜
(25)のいずれか1記載の化合物である上記(1)記
載のスクアレン合成酵素阻害剤、(27)Y3が、C
3-7シクロアルキル基、直鎖状もしくは分枝状のC1-6
アルキル基、ハロゲンまたはメチレンジオキシで置換さ
れていてもよく、また1〜4個の窒素原子を含む5〜6
員芳香族複素環が縮合していてもよいC6-14アリール基
または直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルキル基で置
換されていてもよく、またベンゼン環が縮合していても
よい1〜2個の窒素原子および1個の硫黄原子を含む5
〜6員芳香族複素環基または1〜4個の窒素原子を含む
5〜6員芳香族複素環基である上記(7)記載のスクア
レン合成酵素阻害剤、(28)Y3が、フェニル基ま
たはC1-4アルキル基で置換されていてもよい1〜2
個の窒素原子および1個の硫黄原子を含む5〜6員芳香
族複素環基もしくは1〜4個の窒素原子を含む5〜6員
芳香族複素環基である上記(7)記載のスクアレン合成
酵素阻害剤、(29)Y4がフェニル基またはC1-4アル
コキシフェニル基で置換されていてもよい直鎖もしくは
分枝状のC1-7アルキル基である上記(8)記載のスク
アレン合成酵素阻害剤、および(30)1,1−ビスホ
スホン酸化合物、その低級アルキルエステルまたはその
塩を含有する高コレステロール血症治療剤を提供するも
のである。本発明における1,1−ビスホスホン酸化合
物は、メチレンビスホスホン酸化合物を意味する。1,
1−ビスホスホン酸化合物の低級アルキルエステルにお
ける低級アルキル基ならびに上記一般式(I)中、R1
2、R3およびR4で示される低級アルキル基として
は、炭素数1〜4の直鎖状または分枝状のもの、例えば
メチル、エチル、プロピル、ブチル、イソブチル、tert
−ブチル等が用いられる。
【0044】A、A'、BおよびZ2で示されるハロゲン
ならびに本明細書中において使用されるハロゲンとして
は、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素が用いられる。
A、A'、B、Z1、R6、R7、RaおよびDで示される
置換されていてもよい炭化水素基における炭化水素基と
しては、アルキル基、アルケニル基、アリール基等が用
いられる。上記アルキル基としては、直鎖もしくは分枝
状のC1-20アルキル基、例えばメチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチ
ル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペン
チル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシ
ル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシ
ル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オク
タデシル、ノナデシル、エイコシルなど、および例えば
3-7シクロアルキル基、例えばシクロプロピル、シク
ロブチル、シクロヘキシルまたはシクロヘプチルなどが
用いられる。上記アルケニル基としては炭素数2〜20
のものが好ましく、例えばアリル(allyl)、ビニル、
クロチル、2−ペンテン−1−イル、3−ペンテン−1
−イル、2−ヘキセン−1−イル、3−ヘキセン−1−
イル、2−シクロヘキセニル、2−シクロペンテニル、
2−メチル−2−プロペン−1−イル、3−メチル−2
−ブテン−1−イルなどが用いられる。
【0045】上記A、A'、B、Z1、R6、R7、Raお
よびDで示される炭化水素基として例示したアルキル基
およびアルケニル基は、ハロゲン、ニトロ、シアノ、C
6-14アリール基(例、フェニル、ナフチル、アントリル
等)、複素環基、置換されていてもよいアシル基、置換
されていてもよいアミノ基、置換されていてもよい水酸
基、置換されていてもよいチオール基、Rb−SO−
(式中、RbはRaと同意義)、Rc−SO2−(式中、R
cはRaと同意義)または置換されていてもよいカルボキ
シル基で1〜4個置換されていてもよい。これらの複素
環基ならびに各々置換されていてもよいアシル基、アミ
ノ基、水酸基、チオール基およびカルボキシル基として
は、下記のAで示される各基の例示と同じものが用いら
れる。
【0046】上記A、A'、B、Z1、R6、R7およびR
aで示される炭化水素基として例示したアリール基は、
炭素数6〜14のものが好ましく、例えばフェニル、ナ
フチル、アントリル、フェナントリルなどが用いられ
る。上記A、A'、B、Z1、R6、R7、RaおよびDで
示される炭化水素基として例示したアリール基は、ハロ
ゲン;ニトロ;シアノ;各々ハロゲン、水酸基およびC
1-6アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ
等)で1〜3個置換されていてもよい直鎖もしくは分枝
状のC1-7アルキル基(例、メチル、エチル、プロピル
等)またはC3-7シクロアルキル基(例、シクロプロピ
ル、シクロペンチル、シクロヘキシル等);C6-14アリ
ール基(例、フェニル、ナフチル、アントリル等);複
素環基;置換されていてもよいアシル基;置換されてい
てもよいアミノ基;置換されていてもよい水酸基;置換
されていてもよいチオール基;Rd−SO−(式中、Rd
はRaと同意義);Re−SO2−(式中、ReはRaと同
意義)および置換されていてもよいカルボキシル基で1
〜4個置換されていてもよい。これらの複素環基ならび
に各々置換されていてもよいアシル基、アミノ基、水酸
基、チオール基およびカルボキシル基としては、下記の
Aで示される各基の例示と同じものが用いられる。上記
Dで示される炭化水素基のうち、好ましくは一般式
【0047】
【化39】
【0048】[式中、n10は1〜3の整数を示す]で表さ
れる基である。A、A'、B、Z1およびY8で示される
置換されていてもよい複素環基における複素環として
は、例えば1個の硫黄原子、窒素原子または酸素原子を
含む5〜7員複素環、2〜4個の窒素原子を含む5〜6
員複素環、1〜2個の窒素原子および1個の硫黄原子ま
たは酸素原子を含む5〜6員複素環等が用いられ、これ
らの複素環は1〜2個の窒素原子を含む6員環、ベンゼ
ン環または1個の硫黄原子を含む5員環と縮合していて
もよい。
【0049】上記の複素環基の具体例としては、例え
ば、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、ピリ
ミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、ピラゾリル、イ
ミダゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリ
ル、イソオキサゾリル、ピリド[2,3−d]ピリミジニ
ル、ベンゾピラニル、1,8−ナフチリジル、1,5−ナ
フチリジル、1,6−ナフチリジル、1,7−ナフチリジ
ル、キノリル、チエノ[2,3−b]ピリジル、テトラゾリ
ル、チアジアゾリル、オキサジアゾリル、トリアジニ
ル、トリアゾリル、チエニル、ピロリル、ピロリニル、
フリル、ピロリジニル、ベンゾチエニル、インドリル、
イミダゾリジニル、ピペリジル、ピペリジノ、ピペラジ
ニル、モルホリニル、モルホリノなどが用いられる。該
複素環基の置換基としては、上記のAで示される置換さ
れていてもよい炭化水素基の中で例示した置換されてい
てもよいアリール基の置換基と同様のものが用いられ
る。Y7で示される置換されていてもよい5または6員
複素環基における5または6員複素環基としては、上記
Aで示される複素環基のうちの5または6員環のものが
用いられる。また、その置換基としては、上記Aで示さ
れる複素環基の置換基と同様のものが用いられる。
【0050】A、A'およびZ1で示される置換されてい
てもよいアシル基におけるアシル基としては、有機カル
ボン酸アシル基またはC1-6炭化水素基(例、メチル、
エチル、n−プロピル、iso−プロピル、ヘキシル等のC
1-6アルキル基、フェニル等)を有するスルホン酸アシ
ル基等が用いられ、有機カルボン酸アシル基としては、
ホルミル、C1-10アルキル−カルボニル基(例、アセチ
ル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、バレリ
ル、イソバレリル、ピバロイル、ヘキサノイル、ヘプタ
ノイル、オクタノイル、シクロブタンカルボニル、シク
ロペンタンカルボニル、シクロヘキサンカルボニル、シ
クロヘプタンカルボニル等)、C2-10アルケニル−カル
ボニル基(例、クロトニル、2−シクロヘキセンカルボ
ニル等)、C6-14アリール−カルボニル基(例、ベンゾ
イル等)、C7-19アラルキル−カルボニル基(例、フェ
ニルアセチル等)、5または6員芳香族複素環カルボニ
ル基(例、ニコチノイル、4−チアゾリルカルボニル
等)、5または6員芳香族複素環アセチル基(例、3−
ピリジルアセチル、4−チアゾリルアセチル等)、アミ
ノ酸残基または2〜100個のアミノ酸からなるペプチ
ジル基が用いられ、C1-6炭化水素基を有するスルホン
酸アシル基としては、メタンスルホニル、エタンスルホ
ニル等の直鎖状または分枝状のC1-6アルキルスルホニ
ル等が用いられ、これらはさらに置換基、例えば上記し
たハロゲン原子、水酸基、C1-6アルコキシ基、アミノ
基などで1〜3個置換されていてもよい。置換されたア
シル基の具体例としては、例えばトリフルオロアセチ
ル、3−シクロヘキシルオキシプロピオニル、4−クロ
ロベンゾイル、6−クロロニコチノイル、2−メチル−
4−フェニル−5−チアゾリルアセチルなどが用いられ
る。上記アミノ酸残基におけるアミノ酸およびペプチジ
ル基を構成するアミノ酸は、アミノ基とカルボキシル基
を有する限りどのようなものでもよいが、天然アミノ酸
が好ましい。かかるアミノ酸またはペプチドのC末端か
らOH基を除去して得られる基を本発明のアミノ酸残基
として用いるのが好ましい。
【0051】A、A'、Z1およびZ2で示される置換さ
れたアミノ基における置換基としては、同一または異な
って、一般式(IV)においてY1およびR5で定義される
基が用いられる。Y1で示されるC1-20アルキル基、C
2-20アルケニル基、C6-14アリール基、アシル基、複素
環基、アミノ酸残基および2〜100個のアミノ酸から
なるペプチジル基(アミノ酸またはペプチドのN末端か
らHを除去して得られる基)としては、上記と同様のも
のが用いられ、また、C7-19アラルキル基としては、例
えばベンジル、ナフチルエチル、トリチル等が用いられ
る。Y1で示される各々置換されていてもよいC2-20
ルケニル基、C7-19アラルキル基またはアシル基におけ
る置換基としては、上記したハロゲン原子、C1-6アル
コキシ基(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ等)、
モノ−またはジ−(C1-6アルコキシ)ホスホリル
(例、メトキシホスホリル、エトキシホスホリル、ジメ
トキシホスホリル等)、ホスホノ基等が用いられ、置換
基の数は1〜3個が好ましい。Y1で示される置換され
ていてもよいC6-14アリール基における置換基として
は、下記Y2で示される置換されていてもよいC6-14
リール基における置換基と同様のものが用いられる。Y
1で示される置換されていてもよい複素環基における置
換基としては、ハロゲン、C1-10アルキル基(例、メチ
ル、エチル、プロピル等)、C3-10シクロアルキル基
(例、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシ
ル等)、C2-10アルケニル基(例、ビニル、アリル(all
yl)、クロチル等)(フェニル基で1個置換されていて
もよい)およびC6-14アラルキル基(例、ベンジル、フ
ェニルエチル、ナフチルメチル等)(フェニル基がC
1-5アルコキシ基(例、メトキシ、エトキシ、プロポキ
シ等)で1または2個置換されていてもよい)等が用い
られ、置換基の数は1〜3個が好ましい。
【0052】また、Y1で示される置換されていてもよ
いC1-20アルキル基における置換基としては、一般式
(V)においてY2−X−(式中の記号は上記と同意義)
で表わされる基、ハロゲン、C1-6アルコキシ(例、メ
チル、エチル、プロピル等)、モノ−またはジ−(C
1-6アルコキシ)ホスホリル(例、モノメトキシホスホ
リル、ジメトキシホスホリル、モノエトキシホスホリル
等)、ホスホノ基等が用いられ、置換基の数は1〜3個
が好ましい。Y1は好ましくは式Y3−X−(CH2)n
2−、Y4−X−(CH2)n2−またはD−(式中の記号は
上記と同意義)で表される基である。Y3として好まし
くは、C3-7シクロアルキル基(例、シクロヘキシル
等)、直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルキル基
(例、メチル、エチル、プロピル等)、ハロゲンまたは
メチレンジオキシ等で置換されていてもよく、また1〜
4個の窒素原子を含む5〜6員芳香族複素環が縮合して
いてもよいC6-14アリール基(例、フェニル、ナフチル
等)または直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルキル基
等で置換されていてもよく、またベンゼン環が縮合して
いてもよい1〜2個の窒素原子および1個の硫黄原子を
含む5〜6員芳香族複素環基または1〜4個の窒素原子
を含む5〜6員芳香族複素環基(例、2−ピリジル、3
−ピリジル、4−ピリジル、ピリミジニル、ピラジニ
ル、ピリダジニル、ピラゾリル、イミダゾリル、チアゾ
リル、イソチアゾリル、ベンゾピラニル、テトラゾリ
ル、チアジアゾリル等)である。Y3としてさらに好ま
しくは、フェニル基またはC1-4アルキル基で置換
されていてもよい1〜2個の窒素原子および1個の硫黄
原子を含む5〜6員芳香族複素環基もしくは1〜4個の
窒素原子を含む5〜6員芳香族複素環基である。Y4
して好ましくは、フェニル基またはC1-4アルコキシフ
ェニル基等で置換されていてもよい直鎖もしくは分枝状
のC1-7アルキル基である。Y2で示される直鎖または分
枝状のC1-7アルキル基、C3-7シクロアルキル基、C
6-14アリール基および複素環基としては、上記と同様の
ものが例示される。Y2で示される置換されていてもよ
い直鎖または分枝状のC1-7アルキル基における置換基
としては、ハロゲン、水酸基、C1-6アルコキシ基
(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ヘ
キシルオキシ等)またはエステル化されていてもよいカ
ルボキシル基などが用いられ、置換基の数は1〜3個が
好ましい。
【0053】Y2で示される各々置換されていてもよい
3-7シクロアルキル基、C6-14アリール基および複素
環基における置換基としては、ハロゲン;ニトロ;各々
ハロゲン、水酸基、C1-6アルコキシ(例、メトキシ、
エトキシ、プロポキシ等)で1〜3個置換されていても
よい直鎖もしくは分枝状のC1-7アルキル基(例、メチ
ル、エチル、イソプロピル等)またはC3-7シクロアル
キル基(例、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロ
ヘキシル等);水酸基;直鎖もしくは分枝状のC1-6
ルコキシ基(例、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ
等);C4-6シクロアルコキシ基(例、シクロブトキ
シ、シクロペンチルオキシ、シクロヘキシルオキシ);
2-6アルケニルオキシ基(例、ビニルオキシ、アリル
オキシ、クロチルオキシ等);C6-14アラルキルオキシ
基(例、ベンジルオキシ、フェニルエチルオキシ、ナフ
チルメチルオキシ等);C2-7アルカノイルオキシ基
(例、アセチルオキシ、プロピオニルオキシ、ブチリル
オキシ等);C6-14アリールオキシ基(例、フェノキ
シ、ナフチルオキシ、アントリルオキシ等);チオール
基;直鎖もしくは分枝状のC1-6アルキルチオ基(例、
メチルチオ、エチルチオ、イソプロピルチオ等);C
4-7シクロアルキルチオ基(例、シクロペンチルチオ、
シクロヘキシルチオ、シクロヘプチルチオ等);C6-14
アラルキルチオ基(例、ベンジルチオ、フェニルエチル
チオ、ナフチルメチルチオ等);またはC2-7アルカノ
イルチオ(例、アセチルチオ、プロピオニルチオ、ブチ
リルチオ等)などが用いられ、置換基の数は1〜4個が
好ましい。
【0054】上記R5で示される低級アルカノイル基と
しては、好ましくは、例えばアセチル基、プロピオニル
基、ブチリル基、イソブチリル基、バレリル基、ピバロ
イル基、ヘキサノイル基等のC1-6アルキル−カルボニ
ル基または、C1-6炭化水素基(例、メチル、エチル、
プロピル、ヘキシル等のC1-6アルキル基またはフェニ
ル等)を有するスルホン酸アシル基等が用いられる。R
5は水素が好ましい。
【0055】AおよびA'で示される置換された水酸基
としては、水酸基に適宜の置換基、特に水酸基の保護基
として用いられるものを有した、例えば、アルコキシ、
アルケニルオキシ、アラルキルオキシ、アシルオキシな
どに加えてアリールオキシが用いられる。該アルコキシ
としては、直鎖もしくは分枝状のC1-6アルコキシ
(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキ
シ、ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−
ブトキシ、ペンチルオキシ、イソペンチルオキシ、ネオ
ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ等)および環状のC
4-6アルコキシ基(例、シクロブトキシ、シクロペンチ
ルオキシ、シクロヘキシルオキシ等)が用いられ、アル
ケニルオキシとしては、好ましくはC2-6アルケニルオ
キシ基、例えば、アリル(allyl)オキシ、クロチルオ
キシ、2−ペンテニルオキシ、3−ヘキセニルオキシ、
2−シクロペンテニルメトキシなどが用いられる。アラ
ルキルオキシ基としては、好ましくはC6-19アラルキル
オキシ基、さらに好ましくは、C6-14アリール−C1-4
アルキルオキシ基(例、ベンジルオキシ、フェネチルオ
キシ等)が用いられ、アシルオキシ基としては、好まし
くは、アルカノイル基、例えばC2-7アルカノイルオキ
シ基(例、アセチルオキシ、プロピオニルオキシ、n−
ブチリルオキシ、iso−ブチリルオキシ、ヘキサノイル
オキシ等)が用いられ、アリールオキシ基としては、好
ましくはC6-14アリールオキシ基(例、フェノキシ、ビ
フェニルオキシ等)が用いられ、これらはさらに、例え
ば上記したハロゲン原子、水酸基、C1-6アルコキシ基
(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ等)などで1〜
3個置換されていてもよい。
【0056】A、A'およびZ1で示される置換されたチ
オール基としては、その基に適宜の置換基、特にその基
の保護基として用いられるものを有したもの、例えば、
アルキルチオ、アラルキルチオ、アシルチオなどが用い
られる。アルキルチオとしては、好ましくは、直鎖もし
くは分枝状のC1-6アルキル基(例、メチル、エチル、
イソプロピル等)またはC4-7シクロアルキル基(例、
シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル等)
を有する基が用いられる。アラルキルチオとしては、好
ましくはC7-19アラルキル基(例、ベンジル、ナフチル
メチル、アントリルエチル等)、さらに好ましくはC
6-14アリール−C1-4アルキル基を有する基が用いられ
る。アシルチオとしては、好ましくはアルカノイル基、
例えば、C2-7アルカノイル(例、アセチル、プロピオ
ニル、ブチリル等)を有する基が用いられる。これらア
ルキルチオ、アラルキルチオおよびアシルチオはさら
に、例えば、上記したハロゲン原子、水酸基、C1-6
ルコキシ基(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ等)
などで1〜3個置換されていてもよい。
【0057】A、A'およびBで示される置換されたカ
ルボキシル基としては、エステル化またはアミド化され
たカルボキシル基が用いられる。エステル化されたカル
ボキシル基としては、例えば式−COOR11(式中、R
11はエステル残基を示す)で表わされる基が用いられ
る。R11で示されるエステル残基としては、Aで示した
置換されていてもよい炭化水素基または置換されていて
もよい複素環基が用いられる。アミド化されたカルボキ
シル基としては、例えば式−CON(R12)(R13)(式
中、R12およびR13は各々水素、置換されていてもよい
炭化水素基または置換されていてもよい複素環基を示
す)で表わされる基が用いられる。R12またはR13で示
される置換されていてもよい炭化水素基または置換され
ていてもよい複素環基としては、Aで示したと同様のも
のが用いられる。
【0058】Y3およびY9で示される置換されていても
よい環状基における環状基としては、芳香族または非芳
香族の同素または複素環基が用いられる。芳香族同素環
基としては、上記Aで示される炭化水素基として例示し
たアリール基と同様のものが用いられる。非芳香族同素
環基としては、C3-7シクロアルキル、例えば、シクロ
プロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキ
シル、シクロヘプチルなどが用いられる。芳香族または
非芳香族の複素環基としては、上記Aで示される複素環
基と同様のものが用いられる。これらの環状基の置換基
としては、上記Aで示される置換されていてもよい炭化
水素基の中で例示した置換されていてもよいアリール基
の置換基と同様のものが用いられる。これらの置換基は
同一または異なって1〜4個、好ましくは1〜2個、該
環上に置換していてもよい。
【0059】Y4およびY6で示される置換されていても
よいアルキル基におけるアルキル基およびその置換基と
しては、上記Aで示される炭化水素基として例示したア
ルキル基およびその置換基と同様のものが用いられる。
5で示されるC5-20アルキル基としては、上記Aで示
される炭化水素基として例示したアルキル基のうち炭素
数5〜20のものが用いられる。R9、R10およびY7
して示されるC1-6アルキル基としては、上記Aで示さ
れる炭化水素基として例示したアルキル基のうち炭素数
1〜6のものが用いられる。Y7で示されるC5-7シクロ
アルキル基としては、上記Aで示される炭化水素基とし
て例示したシクロアルキル基のうち炭素数5〜7のもの
が用いられる。Y6、R10およびY7で示される置換され
ていてもよいフェニル基における置換基としては、上記
Aで示される炭化水素基として例示したアリール基の置
換基と同様のものが用いられる。Xで示される硫黄原子
が酸化されている場合とは、スルホニル基またはスルフ
ィニル基を意味する。
【0060】本発明における1,1−ビスホスホン酸化
合物の好適な塩は常用の無毒性塩類であり、例えばナト
リウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、例えばカル
シウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩また
はアンモニウム塩のような無機塩基塩類;例えばメチル
アミン塩、エチルアミン塩、プロピルアミン塩、イソプ
ロピルアミン塩、ブチルアミン塩、第3級ブチルアミン
塩、ジメチルアミン塩、ジエチルアミン塩、トリメチル
アミン塩、トリエチルアミン塩、ピリジン塩、ピコリン
塩、ジシクロヘキシルアミン塩、N,N′−ジベンジル
エチレンジアミン塩等の有機塩基塩、例えばギ酸塩、酢
酸塩、トリフルオロ酢酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、
メタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、トルエン
スルホン酸塩等の有機酸付加塩、例えば塩酸塩、臭化水
素酸塩、硫酸塩等の無機酸付加塩、グルタミン酸塩等の
アミノ酸との塩等が用いられる。
【0061】本発明で用いられる1,1−ビスホスホン
酸化合物、その低級アルキルエステルまたはその塩は、
公知または自体公知の方法によって製造できる。例え
ば、特開昭54−37829号、特開昭59−4239
5号、特開昭60−174792号、特開平1−258
695号、特開平1−308290号、特開平2−18
4号、特開平2−185号、EP−A−0337706
号、特願平3−151484号、特願平3−28307
3号および特願平3−287984号などに記載の方法
に従って製造できる。また、本発明で用いられるビスホ
スホン酸誘導体は、例えば下記の方法でも製造できる。
【0062】
【化40】
【0063】[式中、R14、R15、R16、R17およびR
18は同一または異なって低級アルキル基を、X1は酸素
原子または硫黄原子を示し、他の記号は上記と同意義]
【0064】
【化41】
【0065】[式中、各記号は上記と同意義]
【0066】
【化42】
【0067】[式中、各記号は上記と同意義]
【0068】
【化43】
【0069】[式中、各記号は上記と同意義] 上記式中、R14、R15、R16、R17およびR18で示され
る低級アルキル基としては、R1で示される低級アルキ
ル基と同様のものが用いられる。A〜D法では、アミン
誘導体(XVII)、(XX)、(XXI)または(XXII)をオルトギ酸
エステル誘導体(XVIII)および亜リン酸エステル誘導体
(XIX)の反応対応量を反応させビスホスホン酸エステル
誘導体(V−1)、(VI−1)、(VII−1)または(VIII−1)
をそれぞれ製造する。反応溶媒は特に必要としない。反
応は通常80℃〜200℃、好ましくは100℃〜17
0℃で10分〜24時間行う。
【0070】
【化44】
【0071】[式中、R19は低級アルカノイル基を示
し、他の記号は上記と同意義] 上記式中、R19で示される低級アルカノイル基として
は、R5で示される低級アルカノイル基と同様のものが
用いられる。E法では、A法〜D法で製造した化合物(V
I−1)または(VII−1)をアシル化することにより化合
物(VI−2)または(VII−2)を製造する。本アシル化反
応は、化合物(VI−1)または(VII−1)を1〜2当量の
アシル化剤(例、酸無水物、酸ハライド等)を溶媒中ある
いは溶媒なしで反応させることにより行われる。溶媒と
しては、ベンゼン、キシレン、トルエン、クロロホル
ム、ジクロロメタン、酢酸エチル、エーテル、テトラヒ
ドロフラン等が使用され、0℃〜100℃で30分〜1
0時間で行われる。
【0072】
【化45】
【0073】[式中、kは1または2を示し、他の記号
は上記と同意義] F法の酸化反応は常法に従い、酸化剤で酸化することに
より行われる。このような酸化剤としては、含硫黄複素
環化合物の骨格により実質的に作用しない温和な酸化
剤、好ましくは、m−クロロ過安息香酸、過酸化水素、
過エステル(peresters)、メタ過ヨウ素酸ナトリウム等
が用いられる。本反応は反応に悪影響を及ぼさない有機
溶媒中で行われる。溶媒としては、例えばハロゲン化さ
れた炭化水素(例、塩化メチレン、クロロホルム、ジク
ロロエタン等)、または炭化水素(例、ベンゼン、トルエ
ン等)、アルコール類(例、メタノール、エタノール、プ
ロパノール等)、あるいはこれらの混合溶媒等が用いら
れる。酸化剤は化合物(V−2)、(VI−2)、(VII−2)、
(VI−4)または(VII−5)に対して当モル量、もしく
は、当モル量以下に用いた場合、式(V−3)、(VI−
3)、(VII−4)、(VI−5)、(VII−6)のうちkが1の化
合物が優先して生成する。式(V−3)、(VI−3)、(VII
−4)、(VI−5)および(VII−6)のうちkが2の化合物
は、酸化剤を当モル量より過剰に用いた場合に式(V−
3)、(VI−3)、(VII−4)、(VI−5)および(VII−6)
のうちkが1の化合物がさらに酸化されて生成する。本
法は室温(20℃〜30℃)以下の温度で進行する。好ま
しくは約−50℃〜20℃の温度である。
【0074】
【化46】
【0075】[式中、各記号は上記と同意義] G法ではA〜F法で製造されたビスホスホン酸エステル
(V−1)、(V−3)、(VI−1)、(VI−2)、(VI−3)、(V
I−5)、(VII−1)、(VII−2)、(VII−4)および(VII
−6)を加水分解反応に付すことにより対応するビスホ
スホン酸を製造する。本反応は塩酸、臭化水素酸等のう
ち無機酸類または、ハロゲン化トリアルキルケイ素類を
用いて、反応により悪影響を及ぼさない溶媒中で行われ
る。塩酸または臭化水素酸等の無機酸類を用いる場合、
溶媒としてはメタノール、エタノール、2−メトキシエ
タノール、エチレングリコール、プロパノール、ブタノ
ール等のアルコール類、水、あるいはこれらの混合溶媒
が用いられる。酸のうち使用量は通常大過剰であり、反
応温度は、0℃〜150℃、好ましくは30℃〜100
℃、反応時間は1〜50時間である。クロロトリメチル
ケイ素、ブロモトリメチルケイ素、ヨウ化トリメチルケ
イ素等のハロゲン化アルキルケイ素類を用いる場合、溶
媒としては四塩化炭素、クロロホルム、ジクロロメタ
ン、1,2−ジクロロエタン、1,1,2,2−テトラクロ
ロエタン等のハロゲン化炭素類、アセトニトリルあるい
はこれらの混合溶媒等が用いられる。ハロゲン化アルキ
ルケイ素類のうち使用量は化合物(V−1)、(V−3)、(V
I−1)、(VI−2)、(VI−3)、(VI−5)、(VII−1)、
(VII−2)、(VII−4)または(VII−6)に対して4〜1
0当量、好ましくは5〜8当量である。反応温度は−3
0℃〜100℃、好ましくは−10℃〜50℃、反応時
間は30分〜100時間である。このようにして得られ
るビスホスホン酸を塩に導くには、水酸化カリウム、水
酸化ナトリウム、ナトリウムメトキシド、アンモニアや
有機アミン等の塩基を用いて常法により処理する。
【0076】
【化47】
【0077】[式中、Y11は炭化水素基を示す] 上記式中、Y11で示される炭化水素基としては、Aで示
される炭化水素基と同様のものが用いられる。H法は常
法により、例えば特開昭56−73091号に記載の方
法に従い、クロロベンゼン中、カルボン酸誘導体(XXII
I)を、五塩化リンおよび亜リン酸と共に30℃〜150
℃、好ましくは50℃〜130℃で0.5〜10時間、
好ましくは1〜5時間加熱し、次いで、水を加えてさら
に加熱することにより行われる。
【0078】
【化48】
【0079】[式中、Q1は脱離基を示し、他の記号は上
記と同意義] I法では(XXV)を塩基の存在下(XXVI)と反応させて(XXVI
I)を製造する。Q1で示される脱離基としては、例えば
ハロゲン、好ましくは塩素、臭素またはヨウ素やエステ
ル化することにより活性化されたヒドロキシル基、例え
ば有機スルホン酸の残基(例、p−トルエンスルホニルオ
キシ基等)、炭素数1〜4のアルキルスルホニルオキシ
基(例、メタンスルホニルオキシ基等)や有機リン酸の残
基であるジフェニルホスホリルオキシ基、ジベンジルホ
スホリルオキシ基、ジメチルホスホリルオキシ基などが
挙げられる。(XXV)と(XXVI)の反応は適宜の溶媒中で行
われる。該溶媒としては、例えばベンゼン、トルエン、
キシレンなどの芳香族炭化水素、ジオキサン、テトラヒ
ドロフラン、ジメトキシエタンなどのエーテル類、メタ
ノール、エタノール、プロパノールなどのアルコール
類、酢酸エチル、アセトニトリル、ピリジン、N,N−
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、クロロ
ホルム、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、1,
1,2,2−テトラクロロエタン、アセトン、2−ブタノ
ンおよびこれらの混合溶媒が挙げられる。(XXV)と(XXV
I)の反応は水素化ナトリウム、水素化カリウムなどのア
ルカリ金属水素化物、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ムなどのアルカリ金属塩、ピリジン、トリエチルアミ
ン、N,N−ジメチルアニリン等のアミン類などの適宜
の塩基の存在下に行われ、これら塩基の使用量は化合物
(XXVI)に対し1〜5モル程度が好ましい。本反応は通常
−20℃〜150℃、好ましくは約0℃〜130℃で、
1〜10時間かけて行われる。このようにして得られ
た、ビスホスホン酸誘導体は必要により加水分解反応に
付し、ビスホスホン酸に導くことができる。本加水分解
反応は、G法と同様に行われる。
【0080】
【化49】
【0081】[式中、Y12は炭化水素基を示し、他の記
号は上記と同意義] 上記式中、Y12で示される炭化水素基としては、Aで示
される炭化水素基と同様のものが用いられる。J法で
は、アルデヒド誘導体(XXVIII)とメチレンビスホスホン
酸エステル誘導体(XXVI)を、テトラヘドロン(Tetrahed
ron)、30巻、301頁(1974年)に記載の方法に従
って縮合することにより行われる。(XXVIII)と(XXVI)の
縮合により得られる(XXIX)は、次いで、同誌に記載の方
法により接触還元に付し(XXX)を製造する。(XXX)の加水
分解は、G法と同様に行われる。本発明の原料化合物
は、例えば、EP-A-464509号、EP-A-491
374号等に記載の公知または自体公知の方法により製
造することができる。すなわち、本発明の原料化合物
は、例えば次の方法で製造できる。
【0082】
【化50】
【0083】[式中、Y13は炭化水素基を示す] 上記式中、Y13で示される炭化水素基としては、Aで示
される炭化水素基と同様のものが用いられる。本法では
フタルイミド誘導体(XXXII)とヒドラジン水和物を反応
させ、アミン誘導体(XXXIII)を製造する。(XXXII)とヒ
ドラジン水和物の反応は適宜の溶媒中で行われる。該溶
媒としては、例えばベンゼン、トルエン、キシレンなど
の芳香族炭化水素、ジオキサン、テトラヒドロフラン、
ジメトキシエタンなどのエーテル類、メタノール、エタ
ノール、プロパノールなどのアルコール類、N,N−ジ
メチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、クロロホ
ルム、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、1,
1,2,2−テトラクロロエタンおよびこれらの混合溶媒
が挙げられる。ヒドラジン水和物の使用量は化合物(XXX
II)に対して1〜10モル当量、好ましくは1.2〜5モ
ル当量である。本反応は通常−20℃〜150℃、好ま
しくは約0℃〜100℃で、1〜10時間かけて行われ
る。本発明で使用される化合物は公知の分離精製手段例
えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、
クロマトグラフィーなどにより単離精製することができ
る。
【0084】本発明で使用される化合物は、スクアレン
合成酵素阻害作用を有するが、本発明で使用される化合
物の中には、コレステロール生合成経路の他の酵素をも
抑制するものもある。いずれにしても本発明で使用され
る化合物は、コレステロール生合成を抑制するので、哺
乳動物(例、マウス、ラット、ウサギ、犬、ネコ、牛、
豚、ヒト等)の高コレステロール血症や冠動脈硬化症の
予防・治療に有用である。 本発明の化合物を人に投与
する場合、投与方法は経口的、非経口的いずれのルート
によってもよい。経口投与のための組成物としては、固
体または液体の剤形、具体的には錠剤(糖衣錠、フィル
ムコーティング錠を含む)、丸剤、顆粒剤、散剤、カプ
セル剤(ソフトカプセル剤を含む)、シロップ剤、乳
剤、懸濁剤などが用いられる。かかる組成物は自体公知
の方法によって製造され製剤分野において通常用いられ
る担体もしくは賦形剤を含有するものである。例えば、
錠剤用の担体、賦形剤としては乳糖、でんぷん、蔗糖、
ステアリン酸マグネシウムなどが用いられる。
【0085】非経口投与のための組成物としては、例え
ば、注射剤、坐剤などが用いられ、注射剤は皮下注射
剤、皮内注射剤、筋肉注射剤などの剤形を包含する。か
かる注射剤は自体公知の方法、すなわち本発明の化合物
を通常注射剤に用いられる無菌の水性もしくは油性液に
懸濁または乳化することによって調製される。注射用の
水性液としては生理食塩水、等張液などがあげられ、必
要により適当な懸濁化剤、例えばカルボキシメチルセル
ロースナトリウム、非イオン性界面活性剤などと併用し
てもよい。油性液としてはゴマ油、大豆油などがあげら
れ、溶解補助剤としては安息香酸ベンジル、ベンジルア
ルコールなどを併用してもよい。調製された注射液は通
常適当なアンプルに充填される。本発明の化合物を高コ
レステロール血症治療剤として使用する場合、成人1日
当たりの投与量は、経口投与の場合1〜500mg、好ま
しくは10〜200mgであり、この範囲では何ら毒性は
見られない。
【0086】
【実施例】つぎに、実験例、試験例、製造例および参考
例を示して本発明をさらに詳しく説明する。本発明化合
物のスクアレン合成酵素阻害作用およびコレステロール
生合成阻害作用の測定法および結果を示す。 〔スクアレン合成酵素阻害活性の測定法〕スクアレン合
成酵素阻害活性は、下記の実験例1および2で示した酵
素液を使用して次の様に測定される。すなわち、5μM
[1−3H]ファルネシルピロリン酸(比活性25μCi/
μmole),1mM NADPH,5mM MgCl2,6mMグ
ルタチオン,100mMリン酸カリウム緩衝液(pH7.
4)及び被検薬剤(水溶液又はDMSO溶液として添
加)を含む溶液(全量50μl)に、実験例1及び2で
調製した酵素液(蛋白量0.8μg)を添加し、37℃で
45分間反応させる。150μlクロロホルム・メタノ
ール(1:2,v/v)混液を添加し反応を停止させ、つ
いで50μlクロロホルム及び50μl 3N水酸化ナト
リウム溶液を添加する。スクアレンを主成分とした反応
生成物を含むクロロホルム層(下層)50μlとトルエ
ン系液体シンチレーター3mlを混合し、液体シンチレー
ションカウンターでその放射活性を測定する。スクアレ
ン合成酵素阻害活性は、クロロホルム層へ取り込まれる
放射活性を50%阻害する濃度(IC50,モル濃度
(M))で示した。
【0087】実験例1 ラット酵素の調製 雄性スプレイグ−ドウリー[Sprague-Dawley(SD)]ラ
ット(6週令)を放血致死させた後、肝臓を摘出する。
肝臓約10gを氷冷生理食塩水で洗浄後、15ml氷冷緩
衝液[100mM リン酸カリウム緩衝液(pH7.4),
15mM ニコチンアミド,2mM MgCl2]中でホモジナ
イズし、10,000×gで20分(4℃)遠心分離す
る。得られた上清を更に105,000×gで90分
(4℃)遠心分離し、ついで沈渣を氷冷100mMリン
酸カリウム緩衝液(pH7.4)に懸濁後、再度105,
000×gで90分(4℃)遠心分離する。このように
して得られた沈渣(ミクロソーム画分)を氷冷100m
Mリン酸カリウム緩衝液(pH7.4)に懸濁(蛋白濃度
約40mg/ml,ピアス社BCAプロテインアッセイキッ
トで測定)し、これを酵素液とした。
【0088】実験例2 ヒト酵素の調製 10%牛胎児血清を含むダルベッコ改変イーグル培地で
培養(37℃,5%CO2存在下)し、得られたヒト肝
癌細胞HepG2(約1×109cells)を10ml氷冷緩衝
液[100mMリン酸カリウム緩衝液(pH7.4),30
mMニコチンアミド,2.5mM MgCl2]に懸濁後、超音
波処理(30秒間,2回)によって細胞を破砕する。得
られたソニケートより、実験例1と同様な操作によって
ミクロソーム画分を得る。これを氷冷100mMリン酸
カリウム緩衝液(pH7.4)に懸濁(蛋白濃度約4mg/m
l)し、これを酵素液とした。 〔コレステロール生合成阻害活性の測定法〕雄性SDラ
ット(6週令)の肝臓を摘出してテイッシュチョッパー
で500μmの厚さにスライスする。1%牛血清アルブ
ミン,1%グルコース,0.5μCiの[2−14C]酢酸お
よび種々濃度の被験化合物を含むクレブス−リンゲル重
炭酸緩衝液(pH7.4)1mlと150〜200mgのこの
肝スライスを37℃、2時間インキュベーションする。
反応液よりコレステロールを抽出し、標識酢酸からのコ
レステロール合成量を調べ、被験化合物無添加の場合の
合成量と比較した。
【0089】試験例1 特願平3−151484号、特願平3−283073
号、特願平3−287984号および特開平1−308
290号に記載の方法に従って製造した化合物番号1−
20および化合物番号21(製造例1)についてスクア
レン合成酵素阻害活性を調べ、表1、表2および表3に
示すIC50(M)を得た。
【0090】
【表1】
【0091】
【表2】
【0092】
【表3】
【0093】試験例2 ラット肝スライスを用いるアッセイ系で[2−14C]酢酸
からコレステロール生合成に及ぼす化合物番号22(特
願平3−151484号に記載の実施例39)(20μ
M添加)および化合物番号67、74、75の効果を調
べたところ、表4に示すように、コレステロールの生合
成を有意に阻害することが確認された。
【0094】
【表4】
【0095】試験例3 下記製造例に従って製造した化合物についてスクアレン
合成酵素阻害活性を調べ表5〜表6に示すIC50(M)
を得た。
【0096】
【表5】
【0097】
【表6】
【0098】製造例1 化合物番号21の製造 (1)テトライソプロピル 2−スチリルビニリデンビ
スホスホネートの製造四塩化チタン(2.8g)の四塩化炭
素(3.5ml)溶液を氷冷下撹拌しながらテトラヒドロフ
ラン(30ml)へ加えた。 この混合物にシンナムアルデヒ
ド(1.0g)およびテトライソプロピルメチレンジホスホ
ネート(2.6g)を加えた後、 氷冷下30分間撹拌した。
さらに、この混合物にN−メチルモルホリン(1.5g)を
加え、室温で一夜撹拌した。 反応混合物を氷水に注ぎ酢
酸エチルで抽出した。 酢酸エチル層を水、飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液の順に洗浄後、 乾燥(MgSO4)した。
溶媒を留去し、テトライソプロピル 2−スチリルビニ
リデンビスホスホネートの結晶(1.25g, 36.0%)を得
た。 イソプロピルエーテル−ヘキサンから再結晶した。
無色プリズム晶、mp 103-104℃。 元素分析値:C22H36O6P2として 理論値:C,57.64; H,7.91 実測値:C,57.48; H,7.64
【0099】(2)テトライソプロピル 4−フェニル
ブチリデン−1,1−ビスホスホネートの製造 テトライソプロピル 2−スチリルビニリデンビスホス
ホネート(4.0g)、 5%パラジウム炭素(1g)および
エタノール(200ml)の混合物を水素気流下2時間撹拌
した。パラジウム炭素をろ別後、ろ液の溶媒を留去し
た。残留する油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーに付し、アセトン−ヘキサン(1:1,v/v)で溶
出する画分からテトライソプロピル 4−フェニルブチ
リデン−1,1−ビスホスホネートの油状物(2.56g, 6
3.7%)を得た。 NMR(δ ppm, CDCl3):1.29-1.33(24H,m), 1.75-2.05
(4H,m), 2.15(1H,tt,J=24.0,6.0HZ), 2.63(2H,t,J=7.2H
Z), 4.67-4.85(4H,m), 7.13-7.32(5H,m)。 元素分析値:C22H40O6P2として 理論値:C,57.13; H,8.72 実測値:C,56.83; H,8.93
【0100】(3)4−フェニルブチリデン−1,1−
ビスホスホン酸の製造 テトライソプロピル 4−フェニルブチリデン−1,1
−ビスホスホネート(2.0g)のアセトニトリル(7ml)
溶液にブロモトリメチルシラン(3.0g)を加え、室温で
2日間撹拌した。反応混合物を水(10ml)で希釈し、 室
温で30分間撹拌した後濃縮し、4−フェニルブチリデ
ン−1,1−ビスホスホン酸の結晶(1.0g,78.7%)を得
た。 水−アセトンから再結晶した。無色プリズム晶、mp
191-192℃。 元素分析値:C10H16O6P2として 理論値:C,40.83; H,5.48 実測値:C,40.57; H,5.59 製造例2 化合物番号23の製造 10−(フェニルチオ)デシルアミン(5.78g)、オル
トギ酸エチル(8.07g)およびジエチルホスファイト
[HP(O)(OC2H5)2](15.03g)の混合物を150℃で3
時間かきまぜた。反応混合物を減圧下に濃縮し、残留す
る油状物はシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し
た。クロロホルム−酢酸エチル−メタノール(15:1
5:1, v/v)で溶出する部分より10−(フェニルチオ)
デシルアミノメチレンビスホスホン酸テトラエチルエス
テル(5.33g,44.4%)を油状物として得た。NMR
(δ ppm in CDCl3):1.26-1.45(14H,m), 1.35(12H,t,J=7
Hz), 1.57-1.68(3H,m), 2.82(2H,t,J=7 Hz), 2.92(2H,
t,J=7Hz), 3.25(1H,t,J=22 Hz),4.14-4.30(8H,m), 7.16
-7.36(5H,m)。 製造例3〜28 化合物番号24〜49の製造 製造例2と同様にして表7〜表13の化合物を得た。
【0101】
【表7】
【0102】
【表8】
【0103】
【表9】
【0104】
【表10】
【0105】
【表11】
【0106】
【表12】
【0107】
【表13】
【0108】製造例29 化合物番号50の製造 6−(フェニルチオ)ヘキシルアミノメチレンビスホスホ
ン酸テトラエチルエステル(6.85g)のジクロロメタ
ン(100ml)溶液に、氷冷下メタクロロ過安息香酸
(2.62g)を少量づつ30分で加えた。反応混合物は
氷冷下に3時間かきまぜた後、飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液および水で洗浄し、乾燥(MgSO4)した。減圧下に
溶媒を留去し、残留油状物はシリカゲルカラムクロマト
グラフィーに付した。酢酸エチル−クロロホルム−メタ
ノール(10:10:1、v/v)で溶出する部分より、6−
(フェニルスルフィニル)ヘキシルアミノメチレンビスホ
スホン酸テトラエチルエステル(5.84g, 82.6
%)を油状物として得た。NMR(δppm in CDCl3):1.21-1.
45(5H,m), 1.34(12H,t,J=7 Hz), 1.61-1.80(4H,m), 2.7
8(2H,t,J=7 Hz), 2.81(2H,t,J=7Hz), 3.23(1H,t,J=22 H
z), 4.13-4.29(8H,m), 7.50-7.56(3H,m), 7.58-7.65(2
H,m)。 製造例30〜38 化合物番号51〜59の製造 製造例29と同様にして表14〜表15の化合物を得
た。
【0109】
【表14】
【0110】
【表15】
【0111】製造例39 化合物番号60の製造 6−(フェニルスルフィニル)ヘキシルアミノメチレンビ
スホスホン酸テトラエチルエステル(1.7g)のアセト
ニトリル(25ml)溶液にブロモトリメチルシラン(3.
05g)を加え室温で15時間かきまぜた。反応混合物に
水(0.79ml)を加え、さらに室温で1時間かきま
ぜ析出した固体をろ取した。この固体をメタノール(1
5ml)に懸濁し、ナトリウムメトキシドのメタノール溶
液(28%, 2.11g)を加え、ついで水(2ml)および
エーテル(45ml)を加えた。室温でさらに1時間かきま
ぜた後、析出結晶をろ取した。水−メタノールから再結
晶して6−(フェニルスルフィニル)ヘキシルアミノメチ
レンビスホスホン酸ジナトリウム塩(0.57g, 36
%)を得た。無色プリズム晶。融点:300℃以上。 元素分析 C13H21NO7SP2Na2・3/2H2Oとして 計算値: C,33.20; H,5.14; N,2.98 分析値: C,33.45; H,4.93; N,3.01 製造例40〜67 化合物番号61〜88 製造例39と同様にして表16〜表19の化合物を得
た。
【0112】
【表16】
【0113】
【表17】
【0114】
【表18】
【0115】
【表19】
【0116】製造例68 化合物番号89の製造 12−(フェニルチオ)ドデシルアミノメチレンビスホス
ホン酸テトラエチルエステル(1.18g)のアセトニト
リル(15ml)溶液にブロモトリメチルシラン(1.87
g)を加え室温で15時間かきまぜた。反応混合物に水
(0.5ml)を加え、さらに室温で1時間かきまぜた後減
圧下に濃縮した。残留物をメタノール−エーテル(1:
3,40ml)に溶かし、ナトリウムメトキシドのメタノー
ル溶液(28%,1.57g)および水(4ml)を加え、析出
結晶をろ取した。水−メタノールから再結晶して12−
(フェニルチオ)ドデシルアミノメチレンビスホスホン酸
モノナトリウム塩(0.49g,48%)を得た。無色プリ
ズム晶。融点:300℃以上。 元素分析 C19H34NO6SP2Na・1/2H2Oとして 計算値: C,45.78; H,7.08; N,2.81 分析値: C,46.00; H,7.01; N,2.73 製造例69〜72 化合物番号90〜93の製造 製造例68と同様にして表20の化合物を得た。
【0117】
【表20】
【0118】製造例73 化合物番号94の製造 4−フェノキシブチルアミノメチレンビスホスホン酸ジ
ナトリウム塩1水和物(2.01g)および濃塩酸(12m
l)の混合物を1時間室温でかきまぜた後、析出結晶をろ
取した。この結晶を水(50ml)およびトリス(ヒドロキ
シメチル)アミノメタン(0.95g)の混合物に加えた。
反応混合物は凍結乾燥に付し、4−フェノキシブチルア
ミノメチレンビスホスホン酸ジ[トリス(ヒドロキシメチ
ル)アミノメタン]塩(2.22g,76.2%)を無色粉末
として得た。融点:98〜100℃。 元素分析 C19H41N3O13P2として 計算値: C,39.25; H,7.11; N,
7.23 分析値: C,39.17; H,7.25; N,
7.25
【0119】製造例74 化合物番号95の製造 6−(フェニルチオ)ヘキシルアミノメチレンビスホスホ
ン酸テトラエチルエステル(1.4g)のアセトニトリル
(20ml)溶液にブロモトリメチルシラン(2.60g)を
加え室温で15時間かきまぜた。反応混合物に水(0.
7ml)を加え、さらに室温で1時間かきまぜ析出した固
体をろ取した。この固体を水(45ml)およびトリス(ヒ
ドロキシメチル)アミノメタン(0.46g)の混合物に加
えた。反応混合物は凍結乾燥に付し、6−(フェニルチ
オ)ヘキシルアミノメチレンビスホスホン酸ジ[トリス
(ヒドロキシメチル)アミノメタン]塩(1.15g, 6
4.1%)を無色粉末として得た。融点:92〜94℃。 元素分析 C21H45N3O12SP2・1/2H2Oとして 計算値: C,39.75; H,7.31; N,6.62 分析値: C,39.93; H,7.39; N,6.47
【0120】製造例75〜80 化合物番号96〜10
1の製造 製造例74と同様にして表21の化合物を得た。
【0121】
【表21】
【0122】製造例81 化合物番号102の製造 11−(フェニルチオ)ウンデシルアミノメチレンビスホ
スホン酸テトラエチルエステル(2.40g)のアセトニ
トリル(35ml)溶液にブロモトリメチルシラン(3.9
0g)を加え室温で15時間かきまぜた。反応混合物に水
(1.0ml)を加え、さらに室温で1時間かきまぜた後減
圧下に濃縮した。残留物をメタノール−エーテル(1:
3, 80ml)に溶かし、ナトリウムメトキシドのメタノ
ール溶液(28%, 3.34g)および水(4ml)を加え、
析出結晶をろ取した。水−メタノールから再結晶して1
1−(フェニルチオ)ウンデシルアミノメチレンビスホス
ホン酸トリナトリウム塩(1.33g, 59.3%)を得
た。無色プリズム晶。融点:300℃以上。 元素分析 C18H30NO6SP2Na3・1/2H2Oとして 計算値: C,40.91; H,5.91; N,2.65 分析値: C,40.85; H,6.14; N,2.54
【0123】製造例82 化合物番号103の製造 製造例81と同様にして6−(1−メチル−1,2,3,4
−テトラゾール−5−イルチオ)ヘキシルアミノメチレ
ンビスホスホン酸トリナトリウム塩を得た。無色プリズ
ム晶。融点:300℃以上。 元素分析 C9H18N5O6SP2Na3・H2Oとして 計算値: C,22.84; H,4.26; N,14.80 分析値: C,23.09; H,4.25; N,14.65
【0124】製造例83 化合物番号104の製造 メチレンビスホスホン酸テトライソプロピルエステル
(3.44g)のジメトキシエタン(25ml)に油性水素化
ナトリウム(60%, 0.24g)を加え、室温で1時間
かきまぜた後、(E,E)−ファルネシルブロミド(1.4
3g)のジメトキシエタン(5ml)溶液を0℃で滴下した。
反応混合物は、室温で1時間かきまぜた後水に注いで酢
酸エチルで抽出した。有機層は水洗、乾燥(MgSO4)後減
圧下に溶媒を留去し、残留油状物はシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーに付した。酢酸エチル−クロロホルム
(1:1,v/v)で溶出する部分より、(E,E)−
ファルネシルメチレンビスホスホン酸テトライソプロピ
ルエステル(1.67g,60.9%)を油状物として
得た。NMR(δ ppm in CDCl3):1.34(18H,d,J=6Hz),1.3
5(6H,d,J=6Hz),1.60(6H,s),1.64(3H,s),1.68(3H,s),
1.95-2.08(8H,m),2.17(1H,tt,J=6&24Hz),2.61(1H,tt,
J=7&17Hz),4.78(4H,sextet,J=6Hz),5.06-5.14(2H,
m),5.35(1H,t,J=7Hz)。
【0125】製造例84 化合物番号105の製造 製造例83と同様にして、(E)−ゲラニルメチレンビ
スホスホン酸テトライソプロピルエステル(52.1
%)を油状物として得た。NMR(δ ppm in CDCl3):1.34
(18H,d,J=6Hz),1.35(6H,d,J=6Hz),1.60(3H,s),1.64(3
H,s),1.68(3H,d,J=1Hz),1.93-2.13(4H,m),2.17(1H,t
t,J=6&24Hz),2.60(1H,tt,J=7&17Hz),4.78(4H,sextet,
J=6Hz),5.05-5.13(1H,m),5.35(1H,t,J=7Hz)。
【0126】製造例85 化合物番号106の製造 (E,E)−ファルネシルメチレンビスホスホン酸テト
ライソプロピルエステル(3.0g)のアセトニトリル
(40ml)溶液にブロモトリメチルシラン(5.02
g)を加え室温で15時間かきまぜた。反応混合物に水
(1.3ml)を加え、さらに室温で1時間かきまぜた
後減圧下に濃縮した。残留物をメタノール−エーテル
(1:3,60ml)に溶かし、ナトリウムメトキシド
のメタノール溶液(28%,4.22g)および水(2
ml)を加え、析出結晶をろ取した。水−メタノールか
ら再結晶して(E,E)−ファルネシルメチレンビスホ
スホン酸トリナトリウム塩(0.09g,3.0%)を
得た。無色プリズム晶。融点:300℃以上。 元素分析 C16H27O6P2Na3・5/2H2O として 計算値: C,39.11;H,6.56 分析値: C,39.04;H,6.42
【0127】製造例86 化合物番号107の製造 (E,E)−ファルネシルメチレンビスホスホン酸テト
ライソプロピルエステル(5.86g)のエタノール
(50ml)−酢酸(13ml)溶液に二酸化白金(P
tO2)(0.1g)を加え、室温、1気圧で接触還元
を行った。触媒をろ別し、ろ液は水に注いで酢酸エチル
で抽出した。酢酸エチル層は、飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液及び水で洗浄後乾燥(MgSO4)、溶媒を留去して
4,8,12−トリメチルトリデシリデン−1,1−ビ
スホスホン酸テトライソプロピルエステル(5.58
g,94.3%)を油状物として得た。 元素分析 C28H60O6P2 として 計算値: C,60.63;H,10.90 分析値: C,60.53;H,10.82
【0128】製造例87 化合物番号108の製造 4,8,12−トリメチルトリデシリデン−1,1−ビ
スホスホン酸テトライソプロピルエステル(3.0g)
のアセトニトリル(40ml)溶液にブロモトリメチル
シラン(4.97g)を加え室温で15時間かきまぜ
た。反応混合物に水(1.3ml)を加え、さらに室温
で1時間かきまぜた後減圧下に濃縮した。残留物をメタ
ノール−エーテル(1:3,60ml)に溶かし、ナト
リウムメトキシドのメタノール溶液(28%,4.17
g)および水(2ml)を加え、析出結晶をろ取した。
水−メタノールから再結晶して4,8,12−トリメチ
ルトリデシリデン−1,1−ビスホスホン酸ジナトリウ
ム塩(1.41g,58.1%)を得た。無色プリズム
晶。融点:300℃以上。 元素分析 C16H34O6P2Na2・H2O として 計算値: C,42.86;H,8.09 分析値: C,43.00;H,8.04
【0129】製造例88 化合物番号109の製造 亜リン酸(H3PO3)(4.0g)を五塩化リン(1
0.16g)およびクロロベンゼン(15ml)の混合
物に加え、室温で10分かきまぜた。ついで6−(2−
ピリジルチオ)カプロン酸(7.33g)を加え、11
0℃で3時間かきまぜた。クロロベンゼン層を除き、残
留するシロップに水(20ml)を加えた。この混合物
を還流下に1時間加熱し、減圧下に濃縮した。残留物を
アセトン−エタノールで処理して無色結晶(1.08
g)を得た。この結晶をメタノール(8ml)に懸濁
し、ナトリウムメトキシドのメタノール溶液(28%,
4.19g)、ついで水(0.5ml)およびエーテル
(20ml)を加え室温で1時間かきまぜた後、析出結
晶をろ取した。水−メタノールから再結晶して1−ヒド
ロキシ−6−(2−ピリジルチオ)ヘキサン−1,1−
ビスホスホン酸トリナトリウム塩(1.52g,10.
7%)を得た。無色プリズム晶。融点:300℃以上。 元素分析 C11H16NO7SP2Na3 として 計算値: C,30.22;H,3.69;N,3.20 分析値: C,29.92;H,3.99;N,3.39
【0130】製造例89 化合物番号110の製造 4−(N−アセチル−N−フェニル)ブチルアミノメチ
レン−1,1−ビスホスホン酸テトラエチルエステル
(2.0g)および濃塩酸(50ml)の混合物を還流
下に10時間加熱した。反応混合物は減圧下に濃縮し、
残留物をアセトン−エタノールで処理して無色粉末を得
た。この粉末をエタノール−アセトンから再結晶して、
4−(フェニルアミノ)ブチルアミノメチレン−1,1
−ビスホスホン酸塩酸塩(1.0g,61.0%)を得
た。融点:187−189℃。 元素分析 C11H20N2O6P2・HCl・1/2(CH3)2CO として 計算値: C,37.19;H,5.99;N,6.94 分析値: C,37.51;H,6.29;N,7.00
【0131】製造例90 化合物番号111の製造 (E,E)−ファルネシルアミノメチレンビスホスホン
酸テトラエチルエステル(2.50g)のアセトニトリ
ル(25ml)溶液にブロモトリメチルシラン(2.2
6g)を加え室温で3日間かきまぜた。反応混合物に水
(0.7ml)を加え、さらに室温で1時間かきまぜ析
出した固体をろ取した。この固体をメタノール(15m
l)に懸濁し、ナトリウムメトキシドのメタノール溶液
(28%,0.50g)を加え、ついで水(2ml)お
よびエーテル(45ml)を加えた。室温でさらに1時
間かきまぜた後、析出結晶をろ取した。水−メタノール
から再結晶して(E,E)−ファルネシルアミノメチレ
ンビスホスホン酸モノエチルエステル モノナトリウム
塩(0.32g,14%)を得た。無色プリズム晶。融
点:188−189℃。 元素分析 C18H34NO6P2Na・H2O として 計算値: C,46.65;H,7.83;N,3.02 分析値: C,47.04;H,7.91;N,3.12
【0132】製造例91 化合物番号112の製造 (E,E)−ファルネシルアミノメチレンビスホスホン
酸テトラエチルエステル(2.42g)のエタノール
(25ml)溶液を、水酸化ナトリウム(0.40g)
のエタノール(25ml)溶液に加え、還流下に4時間
かきまぜた。反応混合物を減圧下に濃縮し、残留物は水
(5.0ml)に溶かしイオン交換カラムクロマトグラ
フィー[アンバーライト CG-50(H+ 型)]に付し、(E,
E)−ファルネシルアミノメチレンビスホスホン酸ジエ
チルエステル ジナトリウム塩(0.75g,29%)
を得た。無色粉末。融点:116−118℃。 元素分析 C20H37NO6P2Na2・5/2H2O として 計算値: C,44.45;H,7.83;N,2.59 分析値: C,44.08;H,7.60;N,2.59
【0133】製造例92 化合物番号113の製造 製造例90と同様にして、6−(フェニルチオ)ヘキシ
ルアミノメチレンビスホスホン酸モノエチルエステル
モノナトリウム塩を得た。無色プリズム晶。融点:28
2−284℃。 元素分析 C15H26NO6SP2Na・H2O として 計算値: C,39.91;H,6.25;N,3.10 分析値: C,39.57;H,6.13;N,3.27
【0134】製造例93 化合物番号114の製造 製造例91と同様にして、6−(フェニルチオ)ヘキシ
ルアミノメチレンビスホスホン酸ジエチルエステル モ
ノナトリウム塩を得た。無色粉末。融点:125−12
7℃。 元素分析 C17H30NO6SP2Na として 計算値: C,44.25;H,6.55;N,3.04 分析値: C,44.11;H,6.73;N,3.27
【0135】参考例1 炭酸カリウム(14.55g)をチオフェノール(9.67
g)および1,10−ジブロモデカン(26.33g)のN,
N−ジメチルホルムアミド(120ml)溶液に加え、室温
で3時間かきまぜた。ついで、フタルイミドカリウム
(16.25g)を混合物に加え、さらに100℃で3時
間かきまぜた。反応混合物を水に注いで酢酸エチルで抽
出した。酢酸エチル層は水洗、乾燥(MgSO4)後減圧下
に溶媒を留去し、残留する油状物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーに付した。酢酸エチル−ヘキサン(1:
3,v/v)で溶出し、N−[(10−フェニルチオ)デシル]
フタルイミド(10.31g,29.7%)を得た。イソプ
ロピルエーテル−ヘキサンから再結晶した。無色針状
晶。融点:61−62℃。 参考例2〜6 参考例1と同様にして表22の化合物を得た。
【0136】
【表22】
【0137】参考例7 炭酸カリウム(9.95g)を2−メルカプトピリミジン
(6.73g)および1,7−ジブロモヘプタン(15.4
8g)のN,N−ジメチルホルムアミド(85ml)溶液に加
え、室温で3時間かきまぜた。反応混合物を水に注いで
酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は水洗、乾燥(Mg
SO4)後減圧下に溶媒を留去し、残留する油状物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーに付した。酢酸エチル
−ヘキサン(1:4,v/v)で溶出し、2−(7−ブロモヘ
プチルチオ)ピリミジン(8.5g)を油状物として得た。
この油状物をN,N−ジメチルホルムアミド(45ml)に
溶かし、フタルイミドカリウム(5.44g)を加え、1
00℃で3時間かきまぜた。反応混合物を水に注いで酢
酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は水洗、乾燥(MgS
4)後減圧下に溶媒を留去し、N−[7−(2−ピリミジ
ニルチオ)ヘプチル]フタルイミド(10.36g,48.
6%)を油状物として得た。NMR(δ ppm in CDCl3) : 1.
33-1.49(6H,m), 1.61-1.76(4H,m), 3.13(2H,t,J=7Hz),
3.68(2H,t,J=7Hz), 6.93(1H,t,J=5Hz), 7.68-7.74(2H,
m), 7.79-7.86(2H,m), 8.49(2H,d,J=5Hz)。
【0138】参考例8 参考例7と同様にしてN−[8−(2−ピリミジニルチ
オ)オクチル]フタルイミドを油状物として得た。収率4
8.1%。NMR(δ ppm in CDCl3) : 1.26-1.51(8H,m),
1.59-1.79(4H,m), 3.13(2H,t,J=7Hz), 3.68(2H,t,J=7H
z), 6.94(1H,t,J=5Hz), 7.69-7.75(2H,m), 7.80-7.87(2
H,m), 8.51(2H,d,J=5Hz)。
【0139】参考例9 参考例7と同様にしてN−[9−(2−ピリミジニルチ
オ)ノニル]フタルイミドを油状物として得た。収率4
6.5%。NMR (δ ppm in CDCl3) : 1.23-1.47(10H,
m), 1.60-1.79(4H,m), 3.13(2H,t,J=7Hz), 3.68(2H,t,J
=7Hz), 6.94(1H,t,J=5Hz), 7.69-7.75(2H,m), 7.81-7.8
7(2H,m), 8.51(2H,d,J=5Hz)。
【0140】参考例10 参考例7と同様にしてN−[10−(2−ピリミジニルチ
オ)デシル]フタルイミドを油状物として得た。収率4
6.8%。NMR(δ ppm in CDCl3) : 1.19-1.47(12H,m),
1.61-1.79(4H,m), 3.14(2H,t,J=7Hz), 3.68(2H,t,J=7H
z), 6.94(1H,t,J=5Hz), 7.69-7.75(2H,m), 7.81-7.87(2
H,m), 8.51(2H,d,J=5Hz)。
【0141】参考例11 炭酸カリウム(8.29g)を2−ナフタレンチオール
(8.01g)および1−ブロモ−6−クロロヘキサン
(9.98g)のN,N−ジメチルホルムアミド(65ml)溶
液に加え、室温で3時間かきまぜた。ついで、フタルイ
ミドカリウム(9.26g)を混合物に加え、さらに10
0℃で3時間かきまぜた。反応混合物を水に注いで酢酸
エチルで抽出した。酢酸エチル層は水洗、乾燥(MgSO
4)後減圧下に溶媒を留去し、N−[6−(2−ナフチルチ
オ)ヘキシル]フタルイミド(18.56g,95.3%)を
得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。無色板状
晶。融点:109−110℃。
【0142】参考例12〜19 参考例11と同様にして表23の化合物を得た。
【0143】
【表23】
【0144】参考例20 参考例11と同様にしてN−[6−(2−チアゾリルチ
オ)ヘキシル]フタルイミドを油状物として得た。収率9
0.5%。NMR(δ ppm in CDCl3) :1.33-1.58(4H,m),
1.62-1.83(4H,m), 3.20(2H,t,J=7Hz), 3.68(2H,t,J=7H
z), 7.20(1H,t,J=3Hz), 7.66(1H,d,J=3Hz), 7.69-7.75
(2H,m), 7.80-7.87(2H,m)。
【0145】参考例21 参考例11と同様にしてN−[6−(1−メチル−2−イ
ミダゾリルチオ)ヘキシル]フタルイミドを油状物として
得た。収率90.7%。NMR(δ ppm in CDCl3) :1.30-
1.50(4H,m), 1.67(4H,m), 3.06(2H,t,J=7Hz), 3.61(3H,
s), 3.67(2H,t,J=7Hz), 6.92(1H,d,J=1Hz), 7.05(1H,d,
J=1Hz), 7.69-7.75(2H,m), 7.80-7.87(2H,m)。
【0146】参考例22 参考例11と同様にしてN−[6−(イミダゾロ[1,2−
a]ピリジン−5−イルチオ)ヘキシル]フタルイミドを油
状物として得た。収率61.5%。NMR(δ ppmin CDC
l3) :1.31-1.57(4H,m), 1.68(4H,m), 2.99(2H,t,J=7H
z),3.68(2H,t,J=7Hz), 6.88(1H,d,J=7Hz), 7.16(1H,dd,
J=7&9Hz), 7.57(1H,d,J=9Hz), 7.69(1H,s),7.69-7.76(2
H,m), 7.82(1H,s), 7.80-7.87(2H,m)。
【0147】参考例23 アセトアニリド(7.0g)のN,N−ジメチルホルム
アミド(50ml)溶液に油性水素化ナトリウム(60
%,2.45g)を加え0℃で15分かきまぜた後、N
−(4−ブロモブチル)フタルイミド(15.3g)の
N,N−ジメチルホルムアミド(80ml)溶液を滴下
した。混合物は室温で4時間かきまぜた後、水に注いで
酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は水洗、乾燥(M
gSO4)後溶媒を留去した。残留物は、シリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−クロロホ
ルム(1:9,v/v)で溶出し、N−[4−(N−ア
セチル−N−フェニルアミノ)ブチル]フタルイミド
(9.21g,52.9%)を得た。イソプロピルエー
テルから再結晶した。無色プリズム晶。融点 83−8
4℃。
【0148】参考例24 N−[(10−フェニルチオ)デシル]フタルイミド(1
0.1g)、ヒドラジン1水和物(2.56g)および
エタノール(75ml)の混合物を還流下に1時間加熱
した。析出結晶をろ別し、ろ液を減圧下に濃縮した。残
留油状物を減圧蒸留に付し、10−フェニルチオデシル
アミン(5.78g,85.3%)を油状物として得
た。沸点 174−176℃(0.8mmHg)。 参考例25〜43 参考例24と同様にして表24〜表25の化合物を得
た。
【0149】
【表24】
【0150】
【表25】
【0151】参考例44 N−[6−(s−トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−3
−イルチオ)ヘキシル]フタルイミド(16.5g)、
ヒドラジン1水和物(4.34g)およびエタノール
(135ml)の混合物を還流下に1時間加熱した。析
出結晶をろ別し、ろ液を減圧下に濃縮し、6−(s−ト
リアゾロ[4,3−a]ピリジン−3−イルチオ)ヘキシ
ルアミンを油状物として得た。収率87.5%。NMR(δ
ppm in CDCl):1.23−1.58(6
H,m),1.48(2H,s),1.72(2H,
m),2,67(2H,t,=7Hz),3.15
(2H,t,=7Hz),6.92(1H,t,
7Hz),7.30(1H,ddd,J=1&7&9H
z),7.77(1H,d,=10Hz),8.12
(1H,d,=7Hz)。
【0152】参考例45 参考例44と同様にして6−(イミダゾロ[1,2−
a]ピリジン−5−イルチオ)ヘキシルアミンを油状物
として得た。収率95.9%。NMR(δppm in CDCl3):1.
24-1.53(6H,m),1.39(2H,s),1.59-1.75(2H,m),2.68(2H,
t,J=7Hz),3.00(2H,t,J=7Hz),6.87(1H,dd,J=1&7Hz),7.15
(1H,dd,J=7&9Hz),7.56(1H,d,J=9Hz),7.69(1H,d,J=1Hz),
7.83(1H.s)。
【0153】参考例46 参考例44と同様にして6−(2−ベンゾチアゾリルチ
オ)ヘキシルアミンを油状物として得た。収率78.3
%。NMR(δppm in CDCl3):1.27-1.58(6H,m),1.37(2H,
s),1.84(2H,m),2.69(2H,t,J=7Hz),3.35(2H,t,J=7Hz),7.
29(1H,dt,J=1&8Hz),7.42(1H,dt,J=1&8Hz),7.76(1H,dd,J
=1&8Hz),7.87(1H,d,J=7Hz)。
【0154】参考例47 N−[4−(N−アセチル−N−フェニルアミノ)ブチ
ル]フタルイミド(9.2g)、ヒドラジン1水和物
(10ml)およびエタノール(200ml)の混合物
を還流下に1時間加熱した。析出結晶をろ別し、ろ液を
減圧下に濃縮し、4−(N−アセチル−N−フェニルア
ミノ)ブチルアミン(4.55g,80.7%)を油状
物として得た。NMR(δppm in CDCl3):1.35-1.65(4H,m),
1.60(2H,s),1.83(3H,s),2.69(2H,t,J=7Hz),3.71(2H,t,J
=7Hz),7.33-7.48(3H,m)。
【0155】
【発明の効果】本発明によれば、高コレステロール血症
治療剤として有用なスクアレン合成酵素阻害剤およびス
クアレン合成酵素阻害活性を有する新規化合物が提供さ
れる。
フロントページの続き (72)発明者 小田 恒夫 京都府京都市伏見区久米町656番地

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1,1−ビスホスホン酸化合物、その低
    級アルキルエステルまたはその塩を含有するスクアレン
    合成酵素阻害剤。
  2. 【請求項2】 1,1−ビスホスホン酸化合物が一般式
    (I) 【化1】 [式中、R1、R2、R3およびR4は水素または低級アル
    キル基を、Aは水素、ハロゲン、ニトロ、置換されてい
    てもよい炭化水素基、置換されていてもよい複素環基、
    置換されていてもよいアシル基、置換されていてもよい
    アミノ基、置換されていてもよい水酸基、置換されてい
    てもよいチオール基、Ra−SO−、Ra−SO2−、Ra
    −CS−(式中、Raは置換されていてもよい炭化水素
    基を示す) または置換されていてもよいカルボキシル基を、Bは水
    素、ハロゲン、置換されていてもよい炭化水素基、置換
    されていてもよい複素環基または置換されていてもよい
    カルボキシル基を示す]で表される化合物である請求項
    1記載のスクアレン合成酵素阻害剤。
  3. 【請求項3】 1,1−ビスホスホン酸化合物が一般式
    (II) 【化2】 [式中、A'は水素、ハロゲン、ニトロ、置換されていて
    もよい炭化水素基、置換されていてもよい複素環基、置
    換されていてもよいアシル基、置換されていてもよいア
    ミノ基、置換されていてもよい水酸基、置換されていて
    もよいチオール基、Ra−SO−、Ra−SO2−(式
    中、Raは置換されていてもよい炭化水素基を示す)ま
    たは置換されていてもよいカルボキシル基を示し、他の
    記号は上記と同意義]で表される化合物である請求項1
    記載のスクアレン合成酵素阻害剤。
  4. 【請求項4】 1,1−ビスホスホン酸化合物が一般式
    (III) 【化3】 [式中、Z1は置換されていてもよい炭化水素基、置換さ
    れていてもよい複素環基、置換されていてもよいアシル
    基、置換されていてもよいアミノ基、置換されていても
    よいチオール基、Ra−SO2−またはRa−CS−(式
    中、Raは置換されていてもよい炭化水素基を示す)
    を、Z2は水素、水酸基、ハロゲンまたは置換されてい
    てもよいアミノ基を示し、他の記号は上記と同意義]で
    表される化合物である請求項1記載のスクアレン合成酵
    素阻害剤。
  5. 【請求項5】 1,1−ビスホスホン酸化合物が一般式
    (IV) 【化4】 [式中、Y1は置換されていてもよいC1-20アルキル基、
    置換されていてもよいC2-20アルケニル基、置換されて
    いてもよいC6-14アリール基、置換されていてもよいC
    7-19アラルキル基、置換されていてもよいアシル基、置
    換されていてもよい複素環基、アミノ酸残基または2〜
    100個のアミノ酸からなるペプチジル基を、R5は水
    素または低級アルカノイル基を示し、他の記号は上記と
    同意義]で表される化合物である請求項1記載のスクア
    レン合成酵素阻害剤。
  6. 【請求項6】 1,1−ビスホスホン酸化合物が一般式
    (V) 【化5】 [式中、Y2は置換されていてもよい直鎖または分枝状の
    1-7アルキル基、置換されていてもよいC3-7シクロア
    ルキル基、置換されていてもよいC6-14アリール基また
    は置換されていてもよい複素環基を、Xは酸素原子また
    は酸化されていてもよい硫黄原子を、n1は1〜20の
    整数を示し、他の記号は上記と同意義]で表される化合
    物である請求項5記載のスクアレン合成酵素阻害剤。
  7. 【請求項7】 1,1−ビスホスホン酸化合物が一般式
    (VI) 【化6】 [式中、Y3は置換されていてもよい環状基を、n2は2
    〜15の整数を示し、他の記号は上記と同意義]で表さ
    れる化合物である請求項5記載のスクアレン合成酵素阻
    害剤。
  8. 【請求項8】 1,1−ビスホスホン酸化合物が一般式
    (VII) 【化7】 [式中、Y4は置換されていてもよいアルキル基を示し、
    他の記号は上記と同意義]で表される化合物である請求
    項5記載のスクアレン合成酵素阻害剤。
  9. 【請求項9】 1,1−ビスホスホン酸化合物が一般式
    (VIII) 【化8】 [式中、Y5はC5-20アルキル基を示し、他の記号は上記
    と同意義]で表される化合物である請求項5記載のスク
    アレン合成酵素阻害剤。
  10. 【請求項10】 1,1−ビスホスホン酸化合物が一般
    式(IX) 【化9】 [式中、R6およびR7は同一または異なって置換されて
    いてもよい炭化水素基を、n3は2〜10の整数を示
    し、他の記号は上記と同意義]で表される化合物である
    請求項1記載のスクアレン合成酵素阻害剤。
  11. 【請求項11】 1,1−ビスホスホン酸化合物が一般
    式(X) 【化10】 [式中、R8は水素または水酸基を、Y6は水素、置換さ
    れていてもよいアルキル基または置換されていてもよい
    フェニル基を、n4は0〜10の整数(ただし、R8が水
    酸基のときはn4は0でない)を示し、他の記号は上記と
    同意義]で表される化合物である請求項1記載のスクア
    レン合成酵素阻害剤。
  12. 【請求項12】 1,1−ビスホスホン酸化合物が一般
    式(XI) 【化11】 [式中、R9は水素、C1-6アルキル基または−CONH2
    を、R10は水素、C1-6アルキル基、ベンジル基または
    置換されていてもよいフェニル基を、Y7は直鎖または
    分枝状のC1-6アルキル基、C5-7シクロアルキル基、置
    換されていてもよいフェニル基または置換されていても
    よい5または6員複素環基を、mは0〜2の整数を示
    し、他の記号は上記と同意義]で表される化合物である
    請求項1記載のスクアレン合成酵素阻害剤。
  13. 【請求項13】 1,1−ビスホスホン酸化合物が一般
    式(XII) 【化12】 [式中、Y8は置換されていてもよい複素環基を、n5
    2〜6の整数を示し、他の記号は上記と同意義]で表さ
    れる化合物である請求項1記載のスクアレン合成酵素阻
    害剤。
  14. 【請求項14】 1,1−ビスホスホン酸化合物が一般
    式(XIII) 【化13】 [式中、Y9は置換されていてもよい環状基を、n6は0
    〜15の整数を示し、他の記号は上記と同意義]で表さ
    れる化合物である請求項1記載のスクアレン合成酵素阻
    害剤。
  15. 【請求項15】 1,1−ビスホスホン酸化合物が一般
    式(XIV) 【化14】 [式中、Y10はフェニル、ピリジルまたはピリミジニル
    を、n7は4〜12の整数を示し、他の記号は上記と同
    意義]で表される化合物である請求項7記載のスクアレ
    ン合成酵素阻害剤。
  16. 【請求項16】 一般式(XIV)中、n7が4〜10の整
    数である請求項15記載のスクアレン合成酵素阻害剤。
  17. 【請求項17】 一般式(XIV)中、Y10がフェニル、
    XがS、n7が7、およびR1、R2、R3およびR4が水
    素である請求項16記載のスクアレン合成酵素阻害剤。
  18. 【請求項18】 一般式(XIV)中、Y10がフェニル、
    XがS、n7が10、およびR1、R2、R3およびR4
    水素である請求項16記載のスクアレン合成酵素阻害
    剤。
  19. 【請求項19】 一般式(XIV)中、Y10がフェニル、
    XがSO、n7が9、およびR1、R2、R3およびR4
    水素である請求項16記載のスクアレン合成酵素阻害
    剤。
  20. 【請求項20】 一般式(XIV)中、Y10がフェニル、
    XがSO、n7が10、およびR1、R2、R3およびR4
    が水素である請求項16記載のスクアレン合成酵素阻害
    剤。
  21. 【請求項21】 一般式(XV) 【化15】 [式中、n8は11〜15の整数を示し、他の記号は上記
    と同意義]で表される化合物またはその塩。
  22. 【請求項22】 一般式(XVI) 【化16】 [式中、各記号は上記と同意義]で表される化合物または
    その塩。
  23. 【請求項23】 一般式(XXXII) 【化17】 [式中、Dは置換されていてもよい炭化水素基を、n9
    0または1を示し、他の記号は上記と同意義]で表され
    る化合物またはその塩。
  24. 【請求項24】 Dが一般式 【化18】 [式中、n10は1〜3の整数を示す]で表される基である
    請求項23記載の化合物またはその塩。
  25. 【請求項25】 Dが一般式 【化19】 [式中の記号は上記と同意義]で表される基である請求項
    23記載の化合物またはその塩。
  26. 【請求項26】 1,1−ビスホスホン酸化合物が請求
    項21〜25のいずれか1記載の化合物である請求項1
    記載のスクアレン合成酵素阻害剤。
  27. 【請求項27】 Y3が、C3-7シクロアルキル基、
    直鎖状もしくは分枝状のC1-6アルキル基、ハロゲンま
    たはメチレンジオキシで置換されていてもよく、また1
    〜4個の窒素原子を含む5〜6員芳香族複素環が縮合し
    ていてもよいC6-14アリール基または直鎖状もしくは
    分枝状のC1-6アルキル基で置換されていてもよく、ま
    たベンゼン環が縮合していてもよい1〜2個の窒素原子
    および1個の硫黄原子を含む5〜6員芳香族複素環基ま
    たは1〜4個の窒素原子を含む5〜6員芳香族複素環基
    である請求項7記載のスクアレン合成酵素阻害剤。
  28. 【請求項28】 Y3が、フェニル基またはC1-4
    ルキル基で置換されていてもよい1〜2個の窒素原子お
    よび1個の硫黄原子を含む5〜6員芳香族複素環基もし
    くは1〜4個の窒素原子を含む5〜6員芳香族複素環基
    である請求項7記載のスクアレン合成酵素阻害剤。
  29. 【請求項29】 Y4がフェニル基またはC1-4アルコキ
    シフェニル基で置換されていてもよい直鎖もしくは分枝
    状のC1-7アルキル基である請求項8記載のスクアレン
    合成酵素阻害剤。
  30. 【請求項30】 1,1−ビスホスホン酸化合物、その
    低級アルキルエステルまたはその塩を含有する高コレス
    テロール血症治療剤。
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