JPH06172773A - ポリアルキレンテレフタレート容器用潤滑剤組成物 - Google Patents

ポリアルキレンテレフタレート容器用潤滑剤組成物

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JPH06172773A
JPH06172773A JP35157992A JP35157992A JPH06172773A JP H06172773 A JPH06172773 A JP H06172773A JP 35157992 A JP35157992 A JP 35157992A JP 35157992 A JP35157992 A JP 35157992A JP H06172773 A JPH06172773 A JP H06172773A
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JP
Japan
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fatty acid
lubricant composition
water
composition according
alkali salt
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JP35157992A
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English (en)
Inventor
Tsunenori Chiba
経範 千葉
Seiji Kamioka
誠治 上岡
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CxS Corp
Original Assignee
Daisan Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水溶性脂肪酸アルカリ塩を主成分とする潤滑
剤組成物にさらに、アルキルジフエニルエーテルジスル
ホン酸塩を含有せしめることにより、潤滑性を維持しな
がらPET容器のストレスクラックを防止ないしは抑制
し得、PET容器に例えば、炭酸清涼飲料等を詰め込む
工程におけるボトルコンベアの潤滑剤としての利用に最
適な潤滑剤組成物を得る。 【構成】 水溶性脂肪酸アルカリ塩を主成分として含む
ポリアルキレンテレフタレート容器(PET容器)用潤
滑剤組成物に、さらに一般式 【化1】 (ただし、Rは炭素数8〜15のアルキル基、Mはナトリ
ウム、カリウム、アンモニウムまたはアルカノールアミ
ンである。)を有するアルキルジフエニルエーテルジス
ルホン酸塩を含有せる構成からなり、この結果、前記P
ET容器のストレスクラックを防止ないしは抑制するこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリアルキレンテレフ
タレート容器に例えば炭酸清涼飲料等を詰め込む工程に
おけるボトルコンベアの潤滑剤として利用される組成物
に係り、特に、潤滑性を維持しながらポリアルキレンテ
レフタレート容器のストレスクラックを防止ないしは抑
制し得るポリアルキレンテレフタレート容器用潤滑剤組
成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、炭酸清涼飲料等の炭酸水の容器と
して、ポリエチレンテレフタレート(PET)等からな
るポリアルキレンテレフタレート容器(PETボトル)
が使用されている。さらに、これらの容器への前記炭酸
水の充填工程等では、容器の移動のためにボトルコンベ
アが利用されている。
【0003】これらボトルコンベアは自動制御により連
続運転されており、このためPETボトルの流れが停止
されてもボトルコンベアのみがそのまま連続して運転さ
れることになり、この場合にはPETボトルと、コンベ
ア表面との動摩擦力を低下させる必要がある。また、洗
浄機から運ばれてきたPETボトルをそのままボトルコ
ンベアの流れに乗せるためにはコンベア表面に適当な静
摩擦力も要求される。
【0004】これらの必要性を満たす潤滑剤として従
来、水溶性脂肪酸アルカリ塩を主成分とし、これに必要
に応じて、非イオン界面活性剤等、界面活性剤の含有さ
れた潤滑剤組成物が知られている。これは水で稀釈し
て、ボトルコンベア上に塗布等の手段により供給するこ
とにより使用に供されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】しかし、これら潤滑
剤は上述の要件を満たした潤滑性は保持するものの、P
ETボトルに付着すると、ボトル内部が炭酸ガスにより
加圧状態になっていて、ストレスがかかっているため、
PETボトルにストレスクラックを発生させてしまい、
このため、PETボトルはボトルの破損の危険性と、ボ
トル内部に充填された飲料液のリークの危険性を余儀な
くされてしまう。
【0006】そこで、本発明の目的は、PETボトルに
例えば炭酸清涼飲料を詰め込む工程におけるボトルコン
ベアの潤滑剤として利用して潤滑性を維持しながらPE
Tボトルのストレスクラックを防止ないしは抑制し得、
前述の公知技術に存する欠点を改良したポリアルキレン
テレフタレート容器用潤滑剤組成物を提供することにあ
る。
【0007】
【問題点を解決するための手段】前述の目的を達成する
ため、本発明によれば、水溶性脂肪酸アルカリ塩を主成
分として含むポリアルキレンテレフタレート容器用潤滑
剤組成物において、前記組成物にさらに、一般式
【化2】 (ただし、Rは炭素数8〜15のアルキル基、Mはナトリ
ウム、カリウム、アンモニウムまたはアルカノールアミ
ンである。)を有するアルキルジフエニルエーテルジス
ルホン酸塩を含有せしめて、前記ポリアルキレンテレフ
タレート容器のストレスクラックを防止ないしは抑制す
ることを特徴とする。
【0008】
【発明の具体的説明】以下、本発明を具体的に詳述す
る。PET容器のボトルコンベアに使用される潤滑剤と
して、従来では上述のとおり、水溶性脂肪酸アルカリ塩
を主成分とし、これに必要に応じて界面活性剤の含有さ
れた潤滑剤が用いられる。本発明の特徴はこのような公
知の潤滑剤にアルキルジフエニルエーテルジスルホン酸
塩を含有せしめたことに存する。
【0009】上述のアルキルジフエニルエーテルジスル
ホン酸塩は一般式
【化3】 (ただし、Rは炭素数8〜15のアルキル基、Mはナトリ
ウム、カリウム、アンモニウムまたはアルカノールアミ
ンである。)を有する化合物であって、具体的には、ペ
レックスSSH(花王(株))、サンデットALH(三
洋化成(株))等が挙げられる。
【0010】本発明において、上述アルキルジフエニル
エーテルジスルホン酸塩の含有量は組成物中の水溶性脂
肪酸アルカリ塩1重量部に対して、少なくとも0.2重量
部、好ましくは0.2〜3重量部である。この量が0.2重
量部より少ないと、PET容器に対するストレスクラッ
クの防止ないしは抑制効果が不充分である。
【0011】前記水溶性脂肪酸アルカリ塩は通常の潤滑
剤組成物に用いられる潤滑性能を発揮する物質であっ
て、炭素数8〜22の飽和または不飽和脂肪酸のそれぞ
れ、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、またはアル
カノールアミン塩である。これらは具体的には、飽和脂
肪酸を主成分とするヤシ油脂肪酸、ラウリン酸、不飽和
脂肪酸を主成分とするオレイン酸、または飽和および不
飽和脂肪酸の混合物である牛脂脂肪酸の、それぞれ、ナ
トリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、またはトリ
エタノールアミン等のアルカノールアミン塩である。こ
れらは本発明において、単独で、または複数種組み合わ
せて用いられる。
【0012】上述の本発明潤滑剤組成物はさらに、非イ
オン界面活性剤等の界面活性剤を含有してもよい。これ
はコンベア上に潤滑剤成分を均一に付着させたり、ま
た、水溶性脂肪酸アルカリ塩中の不純分としての水不溶
性成分によるコンベア上の汚れを除去するものである。
この種の好ましい具体例としては、脂肪酸アルカノール
アミド、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、多価アル
コール脂肪酸エステル、ポリプロピレングリコールエチ
レンオキサイド付加物、ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル、ポリオキシエチレンアルキルフエニルエーテ
ル、プロピレンオキサイド・エチレンオキサイド共重合
物等の非イオン界面活性剤が挙げられる。
【0013】この配合量は上述の利点を発揮させるに充
分な任意の適当量であるが、好ましくは、前述の水溶性
脂肪酸アルカリ塩1重量部に対して、0.2〜1重量部で
ある。
【0014】このようにして得られる本発明にかかる潤
滑剤組成物はpH6〜10に調整し、かつ必要に応じてキ
レート剤、殺菌剤、可溶化剤、消泡剤等を添加、混合
し、水で適宜の希釈倍数、例えば100倍〜200倍に希釈
してボトルコンベア表面に塗布することにより使用に供
される。
【0015】
【作用】上述の本発明にかかる潤滑剤組成物は水溶性脂
肪酸アルカリ塩成分の作用により潤滑性を付与し、ま
た、必要に応じて界面活性剤成分の作用により、コンベ
ア上に潤滑剤成分を均一に付着し、かつ水溶性脂肪酸ア
ルカリ塩に含まれる不純分としての水不溶性成分による
コンベア上の汚れを除去する。
【0016】一方、これらの成分はいずれも、PET容
器へのストレスクラックの発生要因となる物質である。
これに対して、本発明に用いられる上述のアルキルジフ
エニルエーテルジスルホン酸塩はPET材料のストレス
クラックを未然に防止し得、このため、本発明にかかる
潤滑剤組成物はボトルコンベアの潤滑性を維持しなが
ら、PET容器のストレスクラックを防止ないしは抑制
することができる。
【0017】
【発明の実施例】以下、本発明を実施例によりさらに具
体的に述べる。
【0018】〔実施例〕表1に示す各配合の試料1乃至
27を純分換算で100重量部に調整して供試試料とした。
これら各供試試料についてストレスクラック試験ならび
に潤滑性試験を行い、結果を同じく表1に示した。スト
レスクラック試験および潤滑性試験は次のようにして行
った。
【0019】〔ストレスクラック試験〕PET容器に炭
酸水を充填して4.0〜4.5ガスVol の圧力(容器容量の
4.0〜4.5倍量の炭酸ガス圧力)に調整し、試験用PE
T容器とした。次いで、表1の各供試試料を水で100倍
に希釈し、この中に前述の試験用PET容器を半浸漬の
状態で浸漬し、40℃、80%湿度の条件下に10日間放置し
た後、前記PET容器へのクラックの発生状態を目視観
察して評価を行う。評価基準は次のとおりである。 A:クラック発生が完全ないしはほとんどなし。 B:小さなクラックがわずかにあるが、ほとんどなしに
等しい。 C:大きめのクラックが見受けられる。 D:大きめのクラックが多数あり。
【0020】〔潤滑性試験〕 (1)テストコンベア条件 コンベア速度:30〜90cm/秒 テストボトル:上述の試験用PET容器1本(重量1610
g)
【0021】(2)試験方法 ステンレス製コンベアプレート上に試験用PET容器を
置き、次いで、このコンベアプレート上に表1の各供試
試料の100倍または200倍水希釈液をそれぞれ、25ml/
分で供給したときの10分後の摩擦係数(μ)を測定し、
各試料の潤滑性を評価する。
【0022】摩擦係数は算定式
【数1】 を用いて計算する。
【0023】評価基準は次のとおりである。 A: 0.12以下、非常に滑る。 B: 〜0.14 問題なく滑る C: 〜0.16 潤滑不足 D: 0.16以上 滑らない
【0024】
【表1】
【0025】表1から明らかなように、水溶性脂肪酸ア
ルカリ塩1重量部に対して、アルキルジフエニルエーテ
ルジスルホン酸塩が0.2重量部以上加わった試料No.3、
5〜17、21〜23、26〜27では、いずれも、ストレスクラ
ック評価、潤滑性評価ともにA〜Bランクであり、良好
な結果を示した。
【0026】
【発明の効果】以上のとおり、本発明にかかる潤滑剤組
成物は水溶性脂肪酸アルカリ塩を主成分とする潤滑剤組
成物にさらに、アルキルジフエニルエーテルジスルホン
酸塩を含有せしめることにより、潤滑性を維持しながら
PET容器のストレスクラックを防止ないしは抑制し
得、したがって、PET容器に例えば、炭酸清涼飲料等
を詰め込む工程におけるボトルコンベアの潤滑剤として
の利用に最適であり、実用上有用な発明である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10M 129:74 129:16 101:04 129:70) C10N 10:02 40:00 Z 8217−4H 40:06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水溶性脂肪酸アルカリ塩を主成分として
    含むポリアルキレンテレフタレート容器用潤滑剤組成物
    において、前記組成物にさらに、一般式 【化1】 (ただし、Rは炭素数8〜15のアルキル基、Mはナトリ
    ウム、カリウム、アンモニウムまたはアルカノールアミ
    ンである。)を有するアルキルジフエニルエーテルジス
    ルホン酸塩を含有せしめて、前記ポリアルキレンテレフ
    タレート容器のストレスクラックを防止ないしは抑制す
    ることを特徴とする潤滑剤組成物。
  2. 【請求項2】 前記アルキルジフエニルエーテルジスル
    ホン酸塩の含有量が前記水溶性脂肪酸アルカリ塩1重量
    部に対して少なくとも0.2重量部である請求項1の潤滑
    剤組成物。
  3. 【請求項3】 前記水溶性脂肪酸アルカリ塩がヤシ油脂
    肪酸、ラウリン酸、オレイン酸、または牛脂脂肪酸のそ
    れぞれナトリウム、カリウム、またはアルカノールアミ
    ン塩の一種または複数種である請求項1の潤滑剤組成
    物。
  4. 【請求項4】 請求項1の組成物がさらに、界面活性剤
    を含有してなる請求項1の潤滑剤組成物。
  5. 【請求項5】 前記界面活性剤が非イオン界面活性剤で
    ある請求項4の潤滑剤組成物。
  6. 【請求項6】 前記非イオン界面活性剤が脂肪酸アルカ
    ノールアミド、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、多
    価アルコール脂肪酸エステル、ポリプロピレングリコー
    ルエチレンオキサイド付加物、ポリオキシエチレンアル
    キルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフエニルエ
    ーテルおよびプロピレンオキサイド・エチレンオキサイ
    ド共重合物の群から選択された一種または複数種である
    請求項5の潤滑剤組成物。
JP35157992A 1992-12-09 1992-12-09 ポリアルキレンテレフタレート容器用潤滑剤組成物 Pending JPH06172773A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007119557A (ja) * 2005-10-26 2007-05-17 Daisan Kogyo Kk 樹脂製コンベア用潤滑剤組成物およびその使用方法
CN107760417A (zh) * 2016-08-15 2018-03-06 惠州市米特仑科技有限公司 一种新型环保透明切削液

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