JPH06173065A - Tiの精製方法 - Google Patents

Tiの精製方法

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JPH06173065A
JPH06173065A JP35154292A JP35154292A JPH06173065A JP H06173065 A JPH06173065 A JP H06173065A JP 35154292 A JP35154292 A JP 35154292A JP 35154292 A JP35154292 A JP 35154292A JP H06173065 A JPH06173065 A JP H06173065A
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JP
Japan
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molten salt
alkali metal
electrolysis
purity
bath
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JP35154292A
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English (en)
Inventor
Yuichiro Shindo
裕一朗 新藤
Hideo Miyazaki
英男 宮崎
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Eneos Corp
Original Assignee
Japan Energy Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶融塩電解法による粗Tiから高純度(6N
以上)Tiの精製方法を確立する。 【構成】 アルカリ金属塩化物系の溶媒とチタン塩化物
の溶質を用いる溶融塩電解法で粗Tiを電解精製する方
法において、溶融塩中にアルカリ金属弗化物を添加して
電解を行なうことを特徴とする。アルカリ金属弗化物の
添加量は、溶融塩に対して0.3〜10wt%が好まし
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融塩電解法によるT
iの精製法に関する。本発明により得られる高純度Ti
は、金属不純物が極微量まで低減されており、半導体デ
バイス製造用のタ−ゲット材等として、好適である。
【0002】
【従来技術】溶融塩電解法によるTiの電解精製に用い
られる電解浴として、一般に、塩化物浴(代表例:Na
Cl−KCl−TiCl2−TiCl3)、塩化物−弗化
物混浴(代表例:NaCl−K2TiF6)、弗化物浴
(代表例:NaF−K2TiF6)等が知られている。
【0003】しかしながら、塩化物浴は装置の耐食性が
高く、また取り扱い易いという利点があるものの、C
u、Fe、Cr等の不純物は、塩素イオンの影響等によ
り除去されにくいのが現状である。また、弗化物浴は、
装置の耐食性、Tiに付着した塩の除去が難しい等の問
題点がある。一方、塩化物−弗化物混浴にしても、弗化
物を大量に加えなければ良好な電析物を得ることが出来
ず、また、前記弗化物浴と同様の問題点がある。
【0004】
【問題点を解決するための手段】そこで、本発明者等
が、塩化物浴を中心に鋭意検討したところ、塩化物浴に
少量のアルカリ金属弗化物を添加することにより、上記
問題点を解決できると共に高純度のTiを得ることがで
きることを見出した。従って、本発明の目的は、溶融塩
電解法による粗TiからのTiの精製方法を提供するこ
とにある。
【0005】
【発明の構成】即ち本発明は、 (1)アルカリ金属塩化物系の溶媒とチタン塩化物の溶
質を用いる溶融塩電解法で粗Tiを電解精製する方法に
おいて、溶融塩中にアルカリ金属弗化物を添加して電解
を行なうことを特徴とするTiの精製方法。 (2)アルカリ金属弗化物の添加量が、溶融塩に対して
0.3〜10wt%であることを特徴とする前記(1)
記載の方法。 を提供する。
【0006】
【発明の具体的説明】次に本発明の理解を容易にするた
め具体的かつ詳細に説明する。まず、本発明の対象とな
る粗Tiの純度は、特に制限はないが、通常市販されて
いる純度99〜99.99wt%のものである。カソ−
ドとしては、電着する高純度Tiを汚染しないもの例え
ばTi,Ni,W,Mo等であり、好ましくはTi、よ
り好ましくは通常目的とする純度以上の高純度Tiであ
る。
【0007】次に本発明に用いられるアルカリ金属溶融
塩の溶媒としては、例えばNaCl,NaCl−KCl
(モル比=40〜60:60〜40)、LiCl−KC
l(モル比=40〜60:60〜40)等があり、溶質
として、TiCl2、TiCl3、TiCl4等がある。
以上のような塩は、通常、重金属、高融点金属、放射性
元素等の不純物の少ない純度の高いもの、具体的には、
揮発性の不純物元素除きで純度99.9wt%以上、好
ましくは純度99.99wt%以上のものを使用しなけ
ればならない。99.9wt%以下のものを用いると、
電析したTiが汚染を受けてしまうからである。
【0008】これらの塩化物浴に、アルカリ金属弗化
物、例えばNaF,KF等を添加するのが、本発明の特
徴である。これらも同様に、揮発性の不純物元素除きで
純度99.9wt%以上、好ましくは純度99.99w
t%以上のものを使用しなければならない。現在、添加
に用いる入手可能なアルカリ金属弗化物は、上記不純物
濃度が高い。そこで、アルカリ金属弗化物は、例えば、
市販で高純度のNaCl等を原料として、高純度のHF
を添加することにより、NaF等を製造することが好ま
しい。
【0009】これらを添加することにより、粗Ti中に
含まれる不純物(Fe、Ni、Cr等)が電解精製中に
溶出しても、その大部分が弗化物となり、Tiの弗化物
あるいは塩化物との析出電位差が、塩化物単独の場合よ
りも大きくなり、電解精製効果が従来に比べて顕著にな
り、純度99.9999wt%(以下、単に6Nと記
す)以上の高純度のTiを得ることができる。
【0010】アルカリ金属弗化物の添加量は、NaCl
−KCl−TiCl2−TiCl3(モル比:NaCl:
KCl=40〜60:60〜40,Ti=1〜4wt
%)等の浴に対して、0.3wt%〜10wt%、好ま
しくは0.5〜3.0wt%である。0.3wt%未満
の場合、析出電位に大きな変動がなく電解精製効果がほ
とんどない。また、10wt%を超えて加えてもその効
果に顕著な向上がみられず、装置が腐食される、Naが
析出する等の問題があり好ましくない。
【0011】次にTiの溶融塩電解精製例を具体的に示
す。まず、使用する塩は、事前に十分真空乾燥脱水し、
水分等の除去を行なうことが必要である。そして、Ni
ルツボ中にNaCl−KCl(モル比=40〜60:6
0〜40)を入れ、アノ−ドである粗TiスポンジをN
iルツボの内壁に設けたバスケット中に挿入し、そして
カソ−ドとしてTi棒をNiルツボの中心に配置する。
これらは全てAr置換された密封容器中に入れられる。
【0012】そして、加熱することにより、NaCl−
KClを溶融状態にした後、TiCl4を導入する。こ
れにより、浴中で以下の反応を進行せしめ、NaCl−
KCl浴中にTiCl2、TiCl3を生成せしめる。
が主反応である。 TiCl4+Ti→2TiCl2 …………… TiCl2+TiCl4→2TiCl3 ……… これにより、NaCl−KCl−TiCl2−TiCl3
(モル比:NaCl:KCl=40〜60:60〜4
0,Ti=1〜4wt%)の溶融塩電解浴ができる。そ
して、これにアルカリ金属弗化物0.3〜10wt%添
加した後、電解を行う。
【0013】溶融塩電解浴中のTi濃度は、添加するT
iCl4により決まるが、上記、の反応を考慮に入
れTi濃度として、1〜4wt%になるようにTiCl
4を添加することが好ましく、より好ましいTi濃度
は、1.5〜3wt%である。この範囲内では、電流効
率も良く、電析状態は樹枝状となり、粒の大きさも大き
い。しかし、1wt%未満であると、カソ−ド棒に電着
しなかったり、電流効率が非常に低いものとなってしま
い好ましくない。また、電着したTiの粒度も非常に小
さくなる。4wt%を超えると、電流効率が低くなり、
電析形態もスポンジ状となり、Tiに付着した溶融塩等
の分離が不十分となり、高純度のTiが得にくい。
【0014】初期カソ−ド電流密度は、0.01〜2A
/cm2が好ましく、より好ましくは0.1〜1.0A
/cm2である。電流密度が、上記の電流密度より低い
場合は、電流効率が低く、時間もかかるため生産性が低
く、好ましくない。一方、2.0A/cm2より高い場
合は、粒が小さくなるため、カソ−ドに付着することが
少なく、仮りに得られたとしても、スポンジ状であるた
め好ましくない。
【0015】電解温度は、600〜900℃が好まし
く、より好ましくは、650〜850℃である。上記の
温度より低い場合は、結晶性の良いTiが得られにく
く、また電流効率も低く好ましくない。電解温度が90
0℃よりも高い場合は、浴の蒸発が多くなり、また、電
流効率も低くなるため、好ましくない。
【0016】電解を終了したならば、カソ−ドに電着し
たTiを引き上げ、冷却後脱着し、水洗を行なう。その
後、Tiの表面をフッ化水素−硝酸で洗浄し、次いでエ
タノ−ルで洗浄する。そして最後に、真空乾燥する。さ
らに精製が切望される場合は、上記の溶融塩電解精製を
繰り返す。
【0017】以下、本発明の実施例及び比較例について
説明する。
【0018】
【実施例1】あらかじめ、表1に示すような純度の原料
である粗Tiスポンジ10kgを含む約750℃で溶融
状態のNaCl−KCl(モル比=45:55)浴15
kg中に、TiCl4600gを導入する。これによ
り、浴中で上記、の反応が進行し、NaCl−KC
l浴中にTiCl2、TiCl3が生成する。この結果、
浴中のTi濃度が、約2.0wt%となった。この浴に
対してNaF1wt%添加して、浴を調整した。
【0019】この浴を使用し、粗Tiスポンジをアノ−
ド、Ti棒をカソ−ドにして、電解温度720℃,初期
カソ−ド電流密度0.3A/cm2の電解条件で、カソ
−ドに高純度のTiを1kg電析させた。電析Tiを純
水で洗浄し、フッ酸−硝酸による酸洗及びエタノ−ル洗
浄を行なった後、60℃で真空乾燥を行った。得られた
Tiの分析値を表1に示す。
【0020】
【実施例2】溶融塩中のNaF濃度を5wt%とした以
外は、実施例1と同様に電解を行った。結果を表1に示
す。
【0021】
【比較例】溶融塩中にNaFを添加しない以外は、実施
例1と同様に電解を行った。結果を表1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】表1から明らかなように、NaFを1及び
5wt%添加した実施例1及び2ではNaFを添加しな
い比較例と比較して、不純物であるFe、Cr、Cuが
0.05ppm未満(分析下限以下)と極めて低くなっ
ていることが判る。
【0024】
【発明の効果】
(1)本発明により、極めて高純度のTi(6Nレベル
以上)を容易に得ることができる。 (2)得られた高純度Tiは、半導体デバイス製造用の
タ−ゲット材等として好適に用いられる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルカリ金属塩化物系の溶媒とチタン塩
    化物の溶質を用いる溶融塩電解法で粗Tiを電解精製す
    る方法において、溶融塩中にアルカリ金属弗化物を添加
    して電解を行なうことを特徴とするTiの精製方法。
  2. 【請求項2】 アルカリ金属弗化物の添加量が、溶融塩
    に対して0.3〜10wt%であることを特徴とする請
    求項1記載の方法。
JP35154292A 1992-12-09 1992-12-09 Tiの精製方法 Pending JPH06173065A (ja)

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