JPH0617316A - 芳香族ポリアミド繊維 - Google Patents

芳香族ポリアミド繊維

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JPH0617316A
JPH0617316A JP10542593A JP10542593A JPH0617316A JP H0617316 A JPH0617316 A JP H0617316A JP 10542593 A JP10542593 A JP 10542593A JP 10542593 A JP10542593 A JP 10542593A JP H0617316 A JPH0617316 A JP H0617316A
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JP
Japan
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fiber
strength
denier
less
aromatic polyamide
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JP10542593A
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English (en)
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Osamu Makino
治 槙野
Toshitsugu Matsuki
寿嗣 松木
Toshihiro Mita
利弘 三田
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は高屈折率の無機粒子による紫
外線の反射と遮閉作用及び紫外線吸収作用等によって耐
光性を改善した高強力芳香族ポリアミド繊維を提供する
ことにある。 【構成】 繊維の少なくとも表層部に、屈折率2.0以
上、平均粒径0.3μ以下の無機粒子が繊維重量の0.
1%以上5%以下含有され、単糸繊度が0.5デニール
以上50デニール以下であって、力学特性が下記範囲を
満足することを特徴とする芳香族ポリアミド繊維。 強度:18g/de以上 伸度:3.5%以上 初期モジュラス:450g/de以上

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耐光性に優れた芳香族ポ
リアミド繊維に関する。
【0002】
【従来の技術】パラ配向芳香族ポリアミド繊維は優れた
力学特性により工業用繊維として各方面に用途を展開し
ているが、耐光性が必ずしも満足のいくレベルではなく
繊維を日光暴露して使用する場合に繊維物性が劣化しや
すいという問題がある。
【0003】この原因は十分解明されている訳ではない
が、水の共存下で光化学反応によりアミド結合が切断し
て分解したり、アミド結合がフリース転位反応を起こす
可能性や、酸化によりラジカルを発生して分解する可能
性等が要因として考えられている。
【0004】従って、産業資材等のロープやネットの場
合、表面に他の繊維や樹脂で被覆して耐光劣化を抑制す
る対策を施す必要がある。また特に極細繊維を活かした
軽量高強力スポーツ衣料用織物等へ展開するにあたり、
耐光性のよい芳香族ポリアミド繊維が望まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は高屈折
率の無機粒子による紫外線の反射と遮閉作用及び紫外線
吸収作用等によって耐光性を改善した高強力芳香族ポリ
アミド繊維を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】これまでアラミド繊維の
耐光性改善方策としては以下のようなものが提案されて
いるが、現在のところ未だ十分満足できる水準になって
いない。即ち、ベンゾトリアゾール系や置換ベンゾフェ
ノン系等の紫外線吸収剤を2〜6%繊維中に0.01μ
以上の集塊を持たぬよう均一に分散ブレンドした方法
(USP3888821号公報)では高温熱処理する工
程を経る場合に剤が熱劣化しやすいうえに剤が繊維内部
まで均一に分布するので添加効率が低いという問題があ
る。また光退色性顔料を0.02〜10%添加すること
で耐光による変色を相殺する方法(特開平2―2292
81号公報)の場合は原理的に難しく、色相が限定され
るという問題がある。アミド基をN―芳香族アシル化し
てイミド基に変性する方法(特開平2―178324号
公報)は芳香族ポリアミド溶媒に溶かした状態で塩化ベ
ンゾイル等でN―芳香族アシル化をする必要があるので
工程が長くなる。
【0007】我々は紫外線の反射及び吸収剤の効果的な
添加等による耐光性改善方策について鋭意検討した結
果、特定の無機粒子を繊維の少なくとも表層部に存在さ
せることにより繊維の機械的物性を損なう事なく耐光性
に優れたアラミド繊維を得ることができることを見出し
本発明に達した。
【0008】即ち本発明は、繊維の少なくとも表層部
に、屈折率2.0以上、平均粒径0.3μ以下の無機粒
子が繊維重量の0.1%以上5%以下含有され単糸繊度
が0.5デニール以上50デニール以下であって、力学
特性が下記範囲を満足することを特徴とする芳香族ポリ
アミド繊維。 強度:18g/de以上 伸度:3.5%以上 初期モジュラス:450g/de以上である。
【0009】以下本発明について詳細に説明する。本発
明が対象とする芳香族ポリアミドは繰り返し単位の80
モル%以上、好ましくは90モル%以上が下記の繰り返
し単位からなる芳香族ポリアミドまたは芳香族コポリア
ミドである。
【0010】
【化1】
【0011】(ここでAr1、Ar2は、下記の群から
選ばれた同一のまたは相異なる芳香族残基である。但
し、芳香族残基の水素原子はハロゲン原子または低級ア
ルキル基で置換されていても良い。)
【0012】
【化2】
【0013】Xは下記残基から選ばれる。
【0014】
【化3】
【0015】かかる芳香族ポリアミド製造方法について
は、例えば英国特許第1501948号公報、米国特許
第3738964号公報、特開昭49―100522号
公報等に記載されている。
【0016】繊維中の無機粒子の分布位置は繊維の少な
くとも表層部である。繊維の全体でもよいが表層部に集
中的に分布している方が効果的である。好ましくは繊維
半径の20%以下の表層部分、より好ましくは繊維半径
の10%以下の表層部分である。繊維表面であってもよ
い。繊維の全体すなわち繊維断面内に均一に分布してい
る場合は紫外線の反射であれ吸収であれ添加の効率が低
いので、高濃度の添加をする必要があり、この場合には
繊維物性に悪影響を及ぼさないよう無機粒子の粒子サイ
ズ微小化や粗大凝集粒子低減に細心の注意を払う必要が
ある。無機粒子の分布を実質的に繊維表層部とする方策
としては、芯鞘型複合紡糸として鞘成分に高濃度の無
機粒子をブレンドする方法や染色のように外部から無
機粒子を含浸させる方法そのほか膨潤状態にある繊維
に無機粒子を付与した後乾燥収縮させて無機粒子を表層
部にとり込む方法、静電気により繊維表面に付着させ
た後融着もしくは接着により固定する方法、高濃度に
無機粒子をブレンドした樹脂を繊維表面にコーティング
する方法等がある。
【0017】無機粒子の屈折率は2.0以上である。一
般的に光の反射率はρ=((n2−n1)/(n2+n
1))2 、(ここでniは第i層の屈折率)で表され添
加粒子の屈折率が低いと紫外線の反射効率が低下しその
結果繊維の紫外線被爆による劣化が増大する。屈折率が
2.0以上の無機粒子としては、ルチル型酸化チタン、
アナターゼ型酸化チタン、亜鉛華、カドミウムレッド、
朱、ベンガラ、中黄鉛、カドミウムイエロー、黄酸化
鉄、クロムバーミリオン等がある。
【0018】なお上記の無機粒子と共に用途によっては
無機の紫外線吸収剤(カーボンブラック、クロム酸鉛、
酸化クロム等)、有機の紫外線吸収剤、ラジカル捕捉剤
(フェノール系酸化防止剤、リン系酸化防止剤、アミン
系酸化防止剤、ヒンダードアミン類)との併用は更に効
果的である。
【0019】添加すべき無機物の平均粒径は0.3μ以
下である。粒子径が大きくなると添加剤が欠陥異物とし
て作用し単糸切れによる毛羽や断糸の原因となり好まし
くない。
【0020】無機粒子の添加濃度は0.1%以上5%以
下である。0.1%未満では紫外線の反射や遮閉効果が
殆んどなく、5%を越えると異物としての影響が増大し
て物性が低下する。
【0021】繊維の単糸繊度は0.5デニール以上50
デニール以下である。0.5デニール未満の場合は添加
粒子が欠陥異物として作用し製糸性が不安定となる。又
繊維の比表面積が大きくなるので耐光劣化を受け易くそ
の結果粒子の添加量を増加させることにつながり、無機
粒子の添加がなお一層異物として悪影響を及ぼし工程調
子を乱し好ましくない。50デニールを越えると繊維の
比表面積は小さく耐光劣化を受けにくいが、製糸工程で
比表面積が小さいことで凝固が不完全になりやすく、そ
の結果水洗や延伸工程で工程調子を乱し、物性も低下し
やすい。
【0022】強度は18g/d以上である。強度は高い
程好ましいが、添加物の濃度を上げるにつれて強度は低
下の傾向があり、18g/d未満では高強度繊維として
のアラミド繊維の特徴が失われる。
【0023】伸度は3.5%以上である。3.5%未満
の場合は撚糸して使用する場合に撚り歪が大きくなり、
撚糸コードの強力利用率が低下する。
【0024】初期モジュラスは450g/d以上であ
る。450g/d未満の場合は高モジュラス繊維として
の特徴がなくなる。
【0025】
【実施例】以下に本発明を実施例をもって説明する。な
お製糸テストに使用したポリマー溶液(ドープ)は次の
ような溶液重合法で調製した。 ドープの調製 窒素を内部にフローしている錨形攪拌翼を有する混合槽
に水分率約20ppmのN―メチル―2―ピロリドン
(以降NMPと称す)205lを投入し、パラフェニレ
ンジアミン2764gと3,4′―ジアミノジフェニル
エーテル5114gとを精秤して投入し溶解させた。こ
のジアミン溶液にその温度が30℃、攪拌回転数が64
回/分の状態においてテレフタル酸クロライド1032
0gを精秤して投入した。溶液の温度が反応熱によって
53℃まで上昇したのち60分間加熱して85℃とし
た。85℃でさらに15分間攪拌を続けて溶液の粘度上
昇が終了したことをもって重合反応終了とした。この後
水酸化カルシウムの22.5wt%NMPスラリー1
6.8kgを投入し、20分間攪拌を続けてpH5.4
としたドープを目開き20ミクロンのフィルターで濾過
してポリマー濃度6%のポリマー溶液(以降ドープと称
す)調製を完了した。
【0026】
【比較例1】上記の重合法で調製したドープを使用して
以下の条件で製糸して得られた繊維の耐光性評価を行っ
た。紡糸はドライジェット紡糸方式で、ノズル形状は直
径0.3mmの丸断面、1000孔の口金を使用し、吐
出量1350g/分、ドープ温度107℃で出糸したの
ち、50℃、NMP30%水溶液中で凝固させ、紡糸速
度47m/分で凝固浴より引出した後、水洗後水和ゲル
形成無機化合物を付与後、乾燥・熱延伸を経て500m
/分で製品を巻取り1500デニールの糸を得た。この
アラミド繊維の物性は以下の通りであった。 全繊度 :1502デニール ヤーン強力:42.7kg 強度 :28.4g/d 破断伸度 :4.54% モジュラス:577g/d この試料を63度*300時間のサンシャイン耐光劣化
評価した結果、残存強力が16.8kg、維持率は39
%であった。同一試料を63度*300時間のカーボン
フェード耐光劣化評価した結果残存強力17.9kg、
維持率42%であった。
【0027】
【実施例1】比較例1に示す製糸方法において、水和ゲ
ル形成性無機物に屈折率が約2.7、平均粒子径0.0
2μのルチル型酸化チタンの超微粒子(シリカで表面処
理)を2%添加した水和ゲルとして水洗後の未延伸糸に
付与した後、乾燥・熱延伸を経て500m/分で製品を
巻取り1500デニールの糸を得た。このアラミド繊維
の物性は以下の通りであった。 デニール :1503デニール ヤーン強力:43.3kg 強度 :28.8g/d 破断伸度 :4.60% モジュラス:583g/d 繊維中TiO2濃度:0.25% 尚、繊維断面方向におけTiO2の分布は表層部5%以
内に実質的にあることをXMAにより確認した。この試
料を63度*300時間のサンシャイン耐光劣化評価し
た結果、残存強力が21.5kg、維持率は50%であ
った。同一試料を63度*300時間のカーボンフェー
ド耐光劣化評価した結果残存強力21.2kg、維持率
49%であった。
【0028】
【実施例2】比較例1対比、使用すべきドープに屈折率
が約2.7、平均粒子径0.04μのルチル型酸化チタ
ンの超微粒子(アルミナシリカで表面処理)をNMPス
ラリ−の状態でポリマー比3%添加し均一混合したドー
プを用いることのみ変更して他の条件は比較例1と同一
条件で製糸した。このアラミド繊維の物性は以下の通り
であった。 デニール :1509デニール ヤーン強力:38.8kg 強度 :25.7g/d 破断伸度 :4.43% モジュラス:571g/d 繊維中TiO2濃度:3.0% 尚、繊維断面方向におけTiO2の分布はほぼ均一であ
ることをXMAにより確認した。この試料を63度*3
00時間のサンシャイン耐光劣化評価した結果、残存強
力が18.6kg、維持率は48%であった。同一試料
を63度*300時間のカーボンフェード耐光劣化評価
した結果残存強力17.8kg、維持率46%であっ
た。
【0029】
【実施例3】比較例1に示す製糸方法において、水和ゲ
ル形成性無機物に屈折率が約2.7、平均粒子径0.0
5μのルチル型酸化チタンの超微粒子(酸化アルミニウ
ムで表面処理実施)の超微粒子を3%添加した水和ゲル
として水洗後の未延伸糸に付与した後、乾燥・熱延伸を
経て500m/分で製品を巻取り1500デニールの糸
を得た。このアラミド繊維の物性は以下の通りであっ
た。 デニール :1511デニール ヤーン強力:42.5kg 強度 :28.1g/d 破断伸度 :4.75% モジュラス:598g/d 繊維中TiO2濃度:0.34% 尚、繊維断面方向におけTiO2の分布は表層部5%以
内に実質的にあることをXMAにより確認した。この試
料を63度*300時間のサンシャイン耐光劣化評価し
た結果、残存強力が22.1kg、維持率は52%であ
った。同一試料を63度*300時間のカーボンフェー
ド耐光劣化評価した結果残存強力20.4kg、維持率
48%であった。
【0030】
【実施例4】実施例2対比、使用すべきドープに1次粒
子径60mμのカーボンブラックを、ポリマー比1.5
%添加し均一混合したドープを用いることのみ変更して
他の条件は実施例3と同一とした。得られたアラミド繊
維の物性は以下の通りであった。デニール :1531
デニール ヤーン強力:38.0kg 強度 :24.8g/d 破断伸度 :4.30% モジュラス:584g/d 繊維中TiO2濃度:0.18% 尚、繊維断面方向におけTiO2の分布は表層部5%以
内に実質的にあることをXMAにより確認した。カーボ
ン粒子の分布は透過電子顕微鏡により繊維中に均一に分
布していることを確認した。この試料を63度*300
時間のサンシャイン耐光劣化評価した結果、残存強力が
30.0kg、維持率は79%であった。同一試料を6
3度*300時間のカーボンフェード耐光劣化評価した
結果残存強力27.0kg、維持率71%であった。
【0031】
【実施例5】実施例4対比、製品仕上げ油剤にヒンダー
ドアミン(チバガイギー社、CHIMASSORB94
4)を2%添加した仕上げ油剤として他の条件は実施例
3と同一とした。得られたアラミド繊維の物性は以下の
通りであった。 デニール :1506デニール ヤーン強力:34.9kg 強度 :23.2g/d 破断伸度 :3.98% モジュラス:584g/d 繊維中TiO2濃度:0.14% 尚、繊維断面方向におけTiO2の分布は表層部5%以
内に実質的にあることをXMAにより確認した。カーボ
ン粒子の分布は透過電子顕微鏡により繊維中に均一に分
布していることを確認した。この試料を63度*300
時間のサンシャイン耐光劣化評価した結果、残存強力が
28.3kg、維持率は81%であった。同一試料を6
3度*300時間のカーボンフェード耐光劣化評価した
結果残存強力24.4kg、維持率70%であった。
【0032】
【実施例6】実施例5対比、製品仕上げ油剤にベンゾト
リアゾール系紫外線吸収剤(チバガイギー社、TINU
VIN213)を2%添加した仕上げ油剤として他の条
件は実施例3と同一とした。得られたアラミド繊維の物
性は以下の通りであった。 デニール :1548デニール ヤーン強力:39.3kg 強度 :25.4g/d 破断伸度 :4.39% モジュラス:564g/d 繊維中TiO2濃度:0.20% 尚、繊維断面方向におけTiO2の分布は表層部5%以
内に実質的にあることをXMAにより確認した。カーボ
ン粒子の分布は透過電子顕微鏡により繊維中に均一に分
布していることを確認した。この試料を63度*300
時間のサンシャイン耐光劣化評価した結果、残存強力が
31.0kg、維持率は79%であった。同一試料を6
3度*300時間のカーボンフェード耐光劣化評価した
結果残存強力28.7kg、維持率73%であった。
【0033】
【比較例2】実施例2に示す製糸方法において、使用す
るドープへの添加剤を屈折率が約1.6、平均粒子径
0.7μのシリカを2%とし、他の条件は同一として製
糸した。得られたアラミド繊維の物性は以下の通りであ
った。 デニール :1503デニール ヤーン強力:32.3kg 強度 :21.5g/d 破断伸度 :4.10% モジュラス:523g/d 繊維中TiO2濃度:0.35% 尚、繊維断面方向におけTiO2の分布は繊維断面内に
実質的に均一に分布していることをXMAにより確認し
た。この試料を63度*300時間のサンシャイン耐光
劣化評価した結果、残存強力が13.2kg、維持率は
41%であった。同一試料を63度*300時間のカー
ボンフェード耐光劣化評価した結果残存強力12.9k
g、維持率40%であった。
【0034】
【比較例3】実施例1に示す製糸方法において、水和ゲ
ル形成性無機物に屈折率が約2.5、平均粒子径0.5
μのアナターゼ型TiO2を2%添加した水和ゲルとし
て水洗後の未延伸糸に付与した後、乾燥・熱延伸を経て
500m/分で製品を巻取り1500デニールの糸を得
た。このアラミド繊維の物性は以下の通りであった。 デニール :1503デニール ヤーン強力:36.8kg 強度 :24.5g/d 破断伸度 :4.65% モジュラス:573g/d 繊維中TiO2濃度:0.34% 尚、繊維断面方向におけTiO2の分布は表層部5%以
内に実質的にあることをXMAにより確認した。この試
料を63度*300時間のサンシャイン耐光劣化評価し
た結果、残存強力が13.2kg、維持率は36%であ
った。同一試料を63度*300時間のカーボンフェー
ド耐光劣化評価した結果残存強力13.6kg、維持率
37%であった。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば繊維物性
を低下することなく耐光性に優れたアラミド繊維を得る
ことができる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年5月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】
【比較例2】実施例2に示す製糸方法において、使用す
るドープへの添加剤を屈折率が約1.6、平均粒子径
0.7μのシリカを2%とし、他の条件は同一として製
糸した。得られたアラミド繊維の物性は以下の通りであ
った。 デニール :1503デニール ヤーン強力:32.3kg 強度 :21.5g/d 破断伸度 :4.10% モジュラス:523g/d 繊維中SiO2 濃度:0.35% 尚、繊維断面方向におけSiO2 の分布は繊維断面内に
実質的に均一に分布していることをXMAにより確認し
た。この試料を63度*300時間のサンシャイン耐光
劣化評価した結果、残存強力が13.2kg、維持率は
41%であった。同一試料を63度*300時間のカー
ボンフェード耐光劣化評価した結果残存強力12.9k
g、維持率40%であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維の少なくとも表層部に、屈折率2.
    0以上、平均粒径0.3μ以下の無機粒子が繊維重量の
    0.1%以上5%以下含有され単糸繊度が0.5デニー
    ル以上50デニール以下であって、力学特性が下記範囲
    を満足することを特徴とする芳香族ポリアミド繊維。 強度:18g/de以上 伸度:3.5%以上 初期モジュラス:450g/de以上
JP10542593A 1992-05-07 1993-05-06 芳香族ポリアミド繊維 Pending JPH0617316A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008156802A (ja) * 2006-12-26 2008-07-10 Teijin Techno Products Ltd 高強力ロープ
JP2013515768A (ja) * 2009-12-29 2013-05-09 コーロン インダストリーズ インク 芳香族ジアミン及びその製造方法、アラミド繊維及びその製造方法
JP2014194126A (ja) * 2013-03-28 2014-10-09 Nbc Meshtec Inc 防虫網
KR20190044086A (ko) * 2016-09-01 2019-04-29 이 아이 듀폰 디 네모아 앤드 캄파니 탄소-함유 모드아크릴과 아라미드의 2성분 필라멘트 원사

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