JPH06173495A - 制振装置 - Google Patents
制振装置Info
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- JPH06173495A JPH06173495A JP35194692A JP35194692A JPH06173495A JP H06173495 A JPH06173495 A JP H06173495A JP 35194692 A JP35194692 A JP 35194692A JP 35194692 A JP35194692 A JP 35194692A JP H06173495 A JPH06173495 A JP H06173495A
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- 238000013016 damping Methods 0.000 claims abstract description 84
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 15
- 230000013011 mating Effects 0.000 abstract 1
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- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】構造物の振動を一層効果的に制振し得る反力支
持体を用いた制振装置を提供する。 【構成】上下方向に設けられた各層に第一梁2f、第二
梁2g、及び第三梁2hを有する三層構造の構造物2に
おいて、その正面2aの中央部に、構造物の上端から下
端に至るまでコの字断面の溝部2bを設け、溝部の中央
に、構造物と略同一の高さを有する板状の制振壁3を、
該構造物正面に略平行に、且つ、矢印A、B方向に揺動
自在な形で地盤1上に枢支し、制振壁と、前記溝部にお
いて対向する内壁面2cにおける第一梁2f、第二梁2
g、及び第三梁2hに当る部分との間に、それぞれ、バ
ネ5と減衰特性を変化させ得るリリーフ弁オイルダンパ
6を設け、各リリーフ弁オイルダンパにダンパ制御装置
7を接続し、前記第一梁、第二梁、第三梁に第一振動セ
ンサ9、第二振動センサ10、第三振動センサ11を設
け、ダンパ制御装置7に、前記各振動センサを接続す
る。
持体を用いた制振装置を提供する。 【構成】上下方向に設けられた各層に第一梁2f、第二
梁2g、及び第三梁2hを有する三層構造の構造物2に
おいて、その正面2aの中央部に、構造物の上端から下
端に至るまでコの字断面の溝部2bを設け、溝部の中央
に、構造物と略同一の高さを有する板状の制振壁3を、
該構造物正面に略平行に、且つ、矢印A、B方向に揺動
自在な形で地盤1上に枢支し、制振壁と、前記溝部にお
いて対向する内壁面2cにおける第一梁2f、第二梁2
g、及び第三梁2hに当る部分との間に、それぞれ、バ
ネ5と減衰特性を変化させ得るリリーフ弁オイルダンパ
6を設け、各リリーフ弁オイルダンパにダンパ制御装置
7を接続し、前記第一梁、第二梁、第三梁に第一振動セ
ンサ9、第二振動センサ10、第三振動センサ11を設
け、ダンパ制御装置7に、前記各振動センサを接続す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】構造物に制振壁等の反力支持体を
減衰手段を介して設けて、地震等で前記構造物に生じる
振動を好適に減衰し得るように設けた制振装置に関す
る。
減衰手段を介して設けて、地震等で前記構造物に生じる
振動を好適に減衰し得るように設けた制振装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、様々な制振装置が提案されている
が、これらの提案の中に、複数層の構造物に対して、該
構造物の複数層に渡る反力支持体を減衰手段を介して設
けて、地震等で前記構造物に生じる振動を好適に減衰し
得るようにした、反力支持体を用いた制振装置がある。
が、これらの提案の中に、複数層の構造物に対して、該
構造物の複数層に渡る反力支持体を減衰手段を介して設
けて、地震等で前記構造物に生じる振動を好適に減衰し
得るようにした、反力支持体を用いた制振装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、構造物の振
動は、通常、その層ごとに振動態様が異なるものであ
り、しかし、反力支持体を用いた制振装置においては、
そのような各層ごとの異なる振動態様に対してどのよう
に対処すれば効果的な制振動作を行い得るかということ
が未解決の問題であった。
動は、通常、その層ごとに振動態様が異なるものであ
り、しかし、反力支持体を用いた制振装置においては、
そのような各層ごとの異なる振動態様に対してどのよう
に対処すれば効果的な制振動作を行い得るかということ
が未解決の問題であった。
【0004】本発明は、上記事情に鑑み、構造物の振動
を一層効果的に制振し得る反力支持体を用いた制振装置
を提供することを目的としている。
を一層効果的に制振し得る反力支持体を用いた制振装置
を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】本発明は、上下方向に複
数層(2x、2y、2z)を有する構造物(2)に、反
力支持体(3)を、前記構造物(2)の複数層(2x、
2y、2z)に渡る形で上下方向に設け、前記反力支持
体(3)と前記構造物(2)の間に、減衰特性を自在に
変更し得る減衰手段(6)を、前記構造物(2)の異な
る高さ位置(2i、2j、2k)に複数個設け、前記構
造物(2)の、前記減衰手段(6)が設けられた高さ位
置(2i、2j、2k)に対応した高さ位置(2f、2
g、2h)に、それぞれ振動検知手段(9、10、1
1)を設け、前記振動検知手段(9、10、11)によ
り検知された、前記構造物(2)の振動態様に応じて、
前記振動検知手段(9、10、11)に対応した減衰手
段(6)の減衰特性を制御し得る制御手段(7)を設け
て構成される。なお、( )内の番号等は、図面におけ
る対応する要素を示す、便宜的なものであり、従って、
本記述は図面上の記載に限定拘束されるものではない。
以下の「作用」の欄についても同様である。
数層(2x、2y、2z)を有する構造物(2)に、反
力支持体(3)を、前記構造物(2)の複数層(2x、
2y、2z)に渡る形で上下方向に設け、前記反力支持
体(3)と前記構造物(2)の間に、減衰特性を自在に
変更し得る減衰手段(6)を、前記構造物(2)の異な
る高さ位置(2i、2j、2k)に複数個設け、前記構
造物(2)の、前記減衰手段(6)が設けられた高さ位
置(2i、2j、2k)に対応した高さ位置(2f、2
g、2h)に、それぞれ振動検知手段(9、10、1
1)を設け、前記振動検知手段(9、10、11)によ
り検知された、前記構造物(2)の振動態様に応じて、
前記振動検知手段(9、10、11)に対応した減衰手
段(6)の減衰特性を制御し得る制御手段(7)を設け
て構成される。なお、( )内の番号等は、図面におけ
る対応する要素を示す、便宜的なものであり、従って、
本記述は図面上の記載に限定拘束されるものではない。
以下の「作用」の欄についても同様である。
【0005】
【作用】上記した構成により、本発明は、前記各振動検
知手段(9、10、11)により、前記減衰手段(6)
が設けられた各高さ位置(2i、2j、2k)での構造
物(2)の振動態様を検知することが出来るので、前記
反力支持体(3)と前記構造物(2)の間における前記
各高さ位置(2i、2j、2k)に、それぞれ設けられ
た減衰手段(6)の減衰特性を、該各振動態様に応じて
制御し得るように作用する。
知手段(9、10、11)により、前記減衰手段(6)
が設けられた各高さ位置(2i、2j、2k)での構造
物(2)の振動態様を検知することが出来るので、前記
反力支持体(3)と前記構造物(2)の間における前記
各高さ位置(2i、2j、2k)に、それぞれ設けられ
た減衰手段(6)の減衰特性を、該各振動態様に応じて
制御し得るように作用する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、構造物に設けられた制振装置を示す正面図
である。図2は、図1の制振装置のふかん図である。地
盤1上には、図1に示すように、三層構造の構造物2が
設けられており、該構造物2には、最下層の第一層2x
と、その上の層である第二層2yとの境に第一梁2fが
設けられている。また、第二層2yと、その上の層であ
る第三層2zとの境には第二梁2gが設けられており、
第三層2zの上端には、第三梁2hが設けられている。
また、構造物2には、その正面2aの中央部に、構造物
2の上端から下端に至るまで図2に示すようにコの字断
面の溝部2bが設けられており、溝部2bにおいて、左
右方向、即ち図中左右方向に対向する内壁面2c、2c
には、第一〜第三梁2f、2g、2hが接続した柱2
d、2dが内設されている。溝部2bの中央には、構造
物2と略同一の高さを有する板状の制振壁3が、構造物
正面2aと略平行になるように図1に示すように地盤1
上に設けられており、制振壁3は、ピン支持体3aによ
り左右方向、即ち図中矢印A、B方向に揺動し得る形で
地盤1上に枢支されている。制振壁3と、内壁面2cに
おける第一梁2f、第二梁2g、及び第三梁2hの高さ
位置2i、2j、2kとの間には、図1に示すように、
バネ5と、減衰特性を変化させ得るリリーフ弁オイルダ
ンパ6がそれぞれ両者を接続する形で設けられており、
それぞれのリリーフ弁オイルダンパ6には、構造物2に
設けられたダンパ制御装置7が接続している。また、構
造物2において、それぞれリリーフ弁オイルダンパ6が
設置された高さ位置、即ち、第一梁2f、第二梁2g、
第三梁2hに、それぞれ第一振動センサ9、第二振動セ
ンサ10、第三振動センサ11が設けられており、第一
振動センサ9、第二振動センサ10、第三振動センサ1
1は、それぞれ前記ダンパ制御装置7と接続している。
る。図1は、構造物に設けられた制振装置を示す正面図
である。図2は、図1の制振装置のふかん図である。地
盤1上には、図1に示すように、三層構造の構造物2が
設けられており、該構造物2には、最下層の第一層2x
と、その上の層である第二層2yとの境に第一梁2fが
設けられている。また、第二層2yと、その上の層であ
る第三層2zとの境には第二梁2gが設けられており、
第三層2zの上端には、第三梁2hが設けられている。
また、構造物2には、その正面2aの中央部に、構造物
2の上端から下端に至るまで図2に示すようにコの字断
面の溝部2bが設けられており、溝部2bにおいて、左
右方向、即ち図中左右方向に対向する内壁面2c、2c
には、第一〜第三梁2f、2g、2hが接続した柱2
d、2dが内設されている。溝部2bの中央には、構造
物2と略同一の高さを有する板状の制振壁3が、構造物
正面2aと略平行になるように図1に示すように地盤1
上に設けられており、制振壁3は、ピン支持体3aによ
り左右方向、即ち図中矢印A、B方向に揺動し得る形で
地盤1上に枢支されている。制振壁3と、内壁面2cに
おける第一梁2f、第二梁2g、及び第三梁2hの高さ
位置2i、2j、2kとの間には、図1に示すように、
バネ5と、減衰特性を変化させ得るリリーフ弁オイルダ
ンパ6がそれぞれ両者を接続する形で設けられており、
それぞれのリリーフ弁オイルダンパ6には、構造物2に
設けられたダンパ制御装置7が接続している。また、構
造物2において、それぞれリリーフ弁オイルダンパ6が
設置された高さ位置、即ち、第一梁2f、第二梁2g、
第三梁2hに、それぞれ第一振動センサ9、第二振動セ
ンサ10、第三振動センサ11が設けられており、第一
振動センサ9、第二振動センサ10、第三振動センサ1
1は、それぞれ前記ダンパ制御装置7と接続している。
【0007】制振壁3等は以上のような構成を有するの
で、まず、制振壁3は、図1に示すように、ピン支持体
3a及びバネ5により構造物2の内壁面2cとの間隔を
所定の間隔L1に保持されている。また、制振壁3は、
左右方向、即ち図中矢印A、B方向に揺動し得る形でバ
ネ5及びリリーフ弁オイルダンパ6を介して構造物2の
内壁面2cに接続され、且つ地盤1上に枢支されている
ので、構造物2に振動が生じた際には、構造物2の振動
を減衰するような力を与える形で、構造物2の振動とは
異なる振動状態、若しくは停止状態を示すことが出来
る。即ち、構造物2は、リリーフ弁オイルダンパ6から
減衰力を受け得るように、制振壁3に対して接近した
り、遠ざかったりすることが出来る。従って、構造物2
と制振壁3を接続したバネ5及びリリーフ弁オイルダン
パ6は、構造物2の各層2x、2y、2zの梁2f、2
g、2hごとに設けられているので、図1中二点鎖線に
示すように構造物2に二次以上の振動が生じ、それぞれ
の梁2f、2g、2hが各々異なる振動状態を示して
も、各々の梁2f、2g、2hの高さ位置2i、2j、
2kごとに各々適当な減衰力を与えることが出来る。そ
こで、地震等により、図1に示す構造物2が、水平方
向、即ち、図1中矢印C、D方向に振動すると、構造物
2に設けられた各振動センサ9、10、11が、構造物
2の各層2x、2y、2zの水平方向の振動、即ち、第
一梁2f、第二梁2g、第三梁2hの水平方向の振動を
検知して、ダンパ制御装置7に、第一梁2fにおける振
動検知信号S1、第二梁2gにおける振動検知信号S
2、第三梁2hにおける振動検知信号S3をそれぞれ出
力する。すると、ダンパ制御装置7は、各振動検知信号
S1、S2、S3に基づき、第一梁2f、第二梁2g、
第三梁2hの振動態様をそれぞれ瞬時に認識し、各梁に
対応する各リリーフ弁オイルダンパ6に、該各ダンパ6
の減衰特性を、各リリーフ弁オイルダンパ6が内壁面2
cを介して設けられた梁2f、若しくは2g、若しくは
2hに生じている振動の振動エネルギを最も効果的に吸
収し得る減衰特性に変更するように減衰特性変更指令S
4、S5、S6をそれぞれ出力する。すると、各リリー
フ弁オイルダンパ6は、減衰特性変更指令S4、S5、
S6に基づき、その減衰特性を前記各梁2f、2g、2
hに生じている振動の振動エネルギを最も効果的に吸収
し得る減衰特性にそれぞれ変更する。ここで、各振動セ
ンサ9、10、11は、図1に示すように振動検知信号
S1、S2、S3を常時ダンパ制御装置7に出力してお
り、ダンパ制御装置7は、該信号S1、S2、S3に基
づいて、常時各リリーフ弁オイルダンパ6に減衰特性変
更指令S4、S5、S6を出力しており、リリーフ弁オ
イルダンパ6は、該指令S4、S5、S6に基づいて、
常時減衰特性を変更しているので、該リリーフ弁オイル
ダンパ6は、構造物2における各梁2f、2g、2hの
振動態様が時々刻々変化しても、各梁2f、2g、2h
の振動の振動エネルギを最も効果的に吸収し得る減衰特
性にしておくことが出来る。よって、構造物2が振動す
ることにより、第一梁2f若しくは第二梁2g若しくは
第三梁2hが、制振壁3に接近したり、遠ざかったりす
ると、内壁面2cにおいて該梁2f若しくは2g若しく
は2hに当る部分と制振壁3の間に設けられたリリーフ
弁オイルダンパ6は、その梁2f若しくは2g若しくは
2hの振動態様に対応した減衰特性、即ち、該振動態様
の振動エネルギを最も効果的に吸収し得る減衰特性を有
しているので、構造物2におけるその梁2f若しくは2
g若しくは2hの振動エネルギを効果的に吸収すること
が出来、よって、その梁2f若しくは2g若しくは2h
の振動を効果的に減衰することが出来る。従って、各梁
2f、2g、2hごとに、該梁2f若しくは2g若しく
は2hの振動態様に応じた振動エネルギの吸収を行うこ
とが出来るので、構造物2の振動が、図1中二点鎖線に
示すように二次以上の振動、即ち、各梁2f、2g、2
hが互いに異なる振動態様を示す振動であっても、該各
梁2f、2g、2hの振動を個々に最適に減衰し、該構
造物2の振動全体を効果的に減衰することが出来る。
尚、構造物2の振動が一次的な振動である場合におい
て、上記同様に各リリーフ弁オイルダンパ6を各梁2
f、2g、2hの振動態様に応じて制御することは、結
果的に、制振壁3を、構造物2に適当な減衰力を与える
ように追従させる形で水平方向、即ち、図中矢印A、B
方向に振動させるように制御することとなる。
で、まず、制振壁3は、図1に示すように、ピン支持体
3a及びバネ5により構造物2の内壁面2cとの間隔を
所定の間隔L1に保持されている。また、制振壁3は、
左右方向、即ち図中矢印A、B方向に揺動し得る形でバ
ネ5及びリリーフ弁オイルダンパ6を介して構造物2の
内壁面2cに接続され、且つ地盤1上に枢支されている
ので、構造物2に振動が生じた際には、構造物2の振動
を減衰するような力を与える形で、構造物2の振動とは
異なる振動状態、若しくは停止状態を示すことが出来
る。即ち、構造物2は、リリーフ弁オイルダンパ6から
減衰力を受け得るように、制振壁3に対して接近した
り、遠ざかったりすることが出来る。従って、構造物2
と制振壁3を接続したバネ5及びリリーフ弁オイルダン
パ6は、構造物2の各層2x、2y、2zの梁2f、2
g、2hごとに設けられているので、図1中二点鎖線に
示すように構造物2に二次以上の振動が生じ、それぞれ
の梁2f、2g、2hが各々異なる振動状態を示して
も、各々の梁2f、2g、2hの高さ位置2i、2j、
2kごとに各々適当な減衰力を与えることが出来る。そ
こで、地震等により、図1に示す構造物2が、水平方
向、即ち、図1中矢印C、D方向に振動すると、構造物
2に設けられた各振動センサ9、10、11が、構造物
2の各層2x、2y、2zの水平方向の振動、即ち、第
一梁2f、第二梁2g、第三梁2hの水平方向の振動を
検知して、ダンパ制御装置7に、第一梁2fにおける振
動検知信号S1、第二梁2gにおける振動検知信号S
2、第三梁2hにおける振動検知信号S3をそれぞれ出
力する。すると、ダンパ制御装置7は、各振動検知信号
S1、S2、S3に基づき、第一梁2f、第二梁2g、
第三梁2hの振動態様をそれぞれ瞬時に認識し、各梁に
対応する各リリーフ弁オイルダンパ6に、該各ダンパ6
の減衰特性を、各リリーフ弁オイルダンパ6が内壁面2
cを介して設けられた梁2f、若しくは2g、若しくは
2hに生じている振動の振動エネルギを最も効果的に吸
収し得る減衰特性に変更するように減衰特性変更指令S
4、S5、S6をそれぞれ出力する。すると、各リリー
フ弁オイルダンパ6は、減衰特性変更指令S4、S5、
S6に基づき、その減衰特性を前記各梁2f、2g、2
hに生じている振動の振動エネルギを最も効果的に吸収
し得る減衰特性にそれぞれ変更する。ここで、各振動セ
ンサ9、10、11は、図1に示すように振動検知信号
S1、S2、S3を常時ダンパ制御装置7に出力してお
り、ダンパ制御装置7は、該信号S1、S2、S3に基
づいて、常時各リリーフ弁オイルダンパ6に減衰特性変
更指令S4、S5、S6を出力しており、リリーフ弁オ
イルダンパ6は、該指令S4、S5、S6に基づいて、
常時減衰特性を変更しているので、該リリーフ弁オイル
ダンパ6は、構造物2における各梁2f、2g、2hの
振動態様が時々刻々変化しても、各梁2f、2g、2h
の振動の振動エネルギを最も効果的に吸収し得る減衰特
性にしておくことが出来る。よって、構造物2が振動す
ることにより、第一梁2f若しくは第二梁2g若しくは
第三梁2hが、制振壁3に接近したり、遠ざかったりす
ると、内壁面2cにおいて該梁2f若しくは2g若しく
は2hに当る部分と制振壁3の間に設けられたリリーフ
弁オイルダンパ6は、その梁2f若しくは2g若しくは
2hの振動態様に対応した減衰特性、即ち、該振動態様
の振動エネルギを最も効果的に吸収し得る減衰特性を有
しているので、構造物2におけるその梁2f若しくは2
g若しくは2hの振動エネルギを効果的に吸収すること
が出来、よって、その梁2f若しくは2g若しくは2h
の振動を効果的に減衰することが出来る。従って、各梁
2f、2g、2hごとに、該梁2f若しくは2g若しく
は2hの振動態様に応じた振動エネルギの吸収を行うこ
とが出来るので、構造物2の振動が、図1中二点鎖線に
示すように二次以上の振動、即ち、各梁2f、2g、2
hが互いに異なる振動態様を示す振動であっても、該各
梁2f、2g、2hの振動を個々に最適に減衰し、該構
造物2の振動全体を効果的に減衰することが出来る。
尚、構造物2の振動が一次的な振動である場合におい
て、上記同様に各リリーフ弁オイルダンパ6を各梁2
f、2g、2hの振動態様に応じて制御することは、結
果的に、制振壁3を、構造物2に適当な減衰力を与える
ように追従させる形で水平方向、即ち、図中矢印A、B
方向に振動させるように制御することとなる。
【0008】また、上記実施例中のリリーフ弁オイルダ
ンパ6は、可変摩擦ダンパ等、減衰特性を自在に変化さ
せ得る減衰手段であれば、必ずしもリリーフ弁オイルダ
ンパ6である必要は無い。また、上記実施例中において
は、制振壁3を板状に形成したが、該制振壁3は、リリ
ーフ弁オイルダンパ6の反力支持を行い得る限りにおい
て必ずしも板状である必要は無く、棒状等でも良いこと
は勿論である。また、上記実施例中において、制振壁3
は、図1中矢印A、B方向、即ち水平方向に揺動し得る
形で地盤1上に枢支されているが、該制振壁3は、水平
方向に構造物2に対して相対的に振動し得る限りは必ず
しも地盤1上に枢支されている必要は無く、構造物2の
上部から釣支されていても、又、ころ状の支持部材によ
り地盤1上を水平方向に往復移動自在な形で支持されて
いても、又、地盤上に弾性的に支持されていても良いこ
とは勿論である。
ンパ6は、可変摩擦ダンパ等、減衰特性を自在に変化さ
せ得る減衰手段であれば、必ずしもリリーフ弁オイルダ
ンパ6である必要は無い。また、上記実施例中において
は、制振壁3を板状に形成したが、該制振壁3は、リリ
ーフ弁オイルダンパ6の反力支持を行い得る限りにおい
て必ずしも板状である必要は無く、棒状等でも良いこと
は勿論である。また、上記実施例中において、制振壁3
は、図1中矢印A、B方向、即ち水平方向に揺動し得る
形で地盤1上に枢支されているが、該制振壁3は、水平
方向に構造物2に対して相対的に振動し得る限りは必ず
しも地盤1上に枢支されている必要は無く、構造物2の
上部から釣支されていても、又、ころ状の支持部材によ
り地盤1上を水平方向に往復移動自在な形で支持されて
いても、又、地盤上に弾性的に支持されていても良いこ
とは勿論である。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
上下方向に第一層2x、第二層2y、第三層2z等の複
数層を有する構造物2等の構造物に、制振壁3等の反力
支持体を、前記構造物の複数層に渡る形で上下方向に設
け、前記反力支持体と前記構造物の間に、減衰特性を自
在に変更し得るリリーフ弁オイルダンパ6等の減衰手段
を、前記構造物の、異なる高さ位置2i、2j、2k等
の異なる高さ位置に複数個設け、前記構造物の、前記減
衰手段が設けられた高さ位置に対応した、第一梁2f、
第二梁2g、第三梁2h等の高さ位置に、それぞれ、第
一振動センサ9、第二振動センサ10、第三振動センサ
11等の振動検知手段を設け、前記振動検知手段により
検知された、前記構造物の振動態様に応じて、前記振動
検知手段に対応した減衰手段の減衰特性を制御し得る、
制御装置7等の制御手段を設けて構成したので、地震動
等により、前記構造物において前記減衰手段が設けられ
た高さ位置がそれぞれ振動すると、該各高さ位置に対応
する高さ位置に設けられた各振動検知手段は、該各高さ
位置の振動態様をそれぞれ検知することが出来る。する
と、前記制御手段は、前記振動検知手段により検知され
た、前記構造物の振動態様に応じて、前記振動検知手段
に対応した減衰手段の減衰特性を制御するので、該各減
衰手段の減衰特性を、該各減衰手段が設けられた高さ位
置の振動態様に応じた減衰特性にしておくことが出来
る。よって、前記構造物において前記減衰手段が設けら
れた高さ位置がそれぞれ振動し、該各高さ位置が前記反
力支持体に接近したり、遠ざかったりすると、前記各減
衰手段は、その減衰特性を、該各高さ位置の振動態様に
対応した減衰特性、即ち、該振動態様の振動エネルギを
最も効果的に吸収し得る減衰特性に調整され、よって、
前記構造物における前記各高さ位置、即ち、前記各減衰
手段が設けられた高さ位置の振動エネルギを効果的に吸
収することが出来る。従って、該各高さ位置の振動を効
果的に減衰させることが出来るので、前記構造物の振動
が、各層ごとに振動態様の異なる振動であっても、該構
造物の振動を効果的に減衰することが出来る。従って、
本発明の、反力支持体を用いた制振装置は、従来の、反
力支持体を用いた制振装置より一層効果的に前記構造物
を制振することが出来る。
上下方向に第一層2x、第二層2y、第三層2z等の複
数層を有する構造物2等の構造物に、制振壁3等の反力
支持体を、前記構造物の複数層に渡る形で上下方向に設
け、前記反力支持体と前記構造物の間に、減衰特性を自
在に変更し得るリリーフ弁オイルダンパ6等の減衰手段
を、前記構造物の、異なる高さ位置2i、2j、2k等
の異なる高さ位置に複数個設け、前記構造物の、前記減
衰手段が設けられた高さ位置に対応した、第一梁2f、
第二梁2g、第三梁2h等の高さ位置に、それぞれ、第
一振動センサ9、第二振動センサ10、第三振動センサ
11等の振動検知手段を設け、前記振動検知手段により
検知された、前記構造物の振動態様に応じて、前記振動
検知手段に対応した減衰手段の減衰特性を制御し得る、
制御装置7等の制御手段を設けて構成したので、地震動
等により、前記構造物において前記減衰手段が設けられ
た高さ位置がそれぞれ振動すると、該各高さ位置に対応
する高さ位置に設けられた各振動検知手段は、該各高さ
位置の振動態様をそれぞれ検知することが出来る。する
と、前記制御手段は、前記振動検知手段により検知され
た、前記構造物の振動態様に応じて、前記振動検知手段
に対応した減衰手段の減衰特性を制御するので、該各減
衰手段の減衰特性を、該各減衰手段が設けられた高さ位
置の振動態様に応じた減衰特性にしておくことが出来
る。よって、前記構造物において前記減衰手段が設けら
れた高さ位置がそれぞれ振動し、該各高さ位置が前記反
力支持体に接近したり、遠ざかったりすると、前記各減
衰手段は、その減衰特性を、該各高さ位置の振動態様に
対応した減衰特性、即ち、該振動態様の振動エネルギを
最も効果的に吸収し得る減衰特性に調整され、よって、
前記構造物における前記各高さ位置、即ち、前記各減衰
手段が設けられた高さ位置の振動エネルギを効果的に吸
収することが出来る。従って、該各高さ位置の振動を効
果的に減衰させることが出来るので、前記構造物の振動
が、各層ごとに振動態様の異なる振動であっても、該構
造物の振動を効果的に減衰することが出来る。従って、
本発明の、反力支持体を用いた制振装置は、従来の、反
力支持体を用いた制振装置より一層効果的に前記構造物
を制振することが出来る。
【図1】図1は、構造物に設けられた制振装置を示す正
面図である。
面図である。
【図2】図2は、図1の制振装置のふかん図である。
2……構造物 2f……対応した高さ位置(第一梁) 2g……対応した高さ位置(第二梁) 2h……対応した高さ位置(第三梁) 2i……高さ位置(高さ位置) 2j……高さ位置(高さ位置) 2k……高さ位置(高さ位置) 2x……第一層 2y……第二層 2z……第三層 3……反力支持体(制振壁) 6……減衰手段(リリーフ弁オイルダンパ) 7……制御手段(制御装置) 9……振動検知手段(第一振動センサ) 10……振動検知手段(第二振動センサ) 11……振動検知手段(第三振動センサ)
Claims (1)
- 【請求項1】上下方向に複数層を有する構造物に、反力
支持体を、前記構造物の複数層に渡る形で上下方向に設
け、 前記反力支持体と前記構造物の間に、減衰特性を自在に
変更し得る減衰手段を、前記構造物の異なる高さ位置に
複数個設け、 前記構造物の、前記減衰手段が設けられた高さ位置に対
応した高さ位置に、それぞれ振動検知手段を設け、 前記振動検知手段により検知された、前記構造物の振動
態様に応じて、前記振動検知手段に対応した減衰手段の
減衰特性を制御し得る制御手段を設けて構成した制振装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35194692A JPH06173495A (ja) | 1992-12-09 | 1992-12-09 | 制振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35194692A JPH06173495A (ja) | 1992-12-09 | 1992-12-09 | 制振装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06173495A true JPH06173495A (ja) | 1994-06-21 |
Family
ID=18420711
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35194692A Pending JPH06173495A (ja) | 1992-12-09 | 1992-12-09 | 制振装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06173495A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999020859A1 (en) * | 1997-10-20 | 1999-04-29 | Tipping Steven B | Method and apparatus to control seismic forces, accelerations, and displacements of structures |
| US8755713B2 (en) | 2011-04-22 | 2014-06-17 | Canon Kabushiki Kaisha | Manufacturing method of developing device, remanufacturing method of process cartridge, developing device, and process cartridge |
| CN110219383A (zh) * | 2019-05-22 | 2019-09-10 | 南京天华江南建筑设计有限公司 | 一种装配式建筑减震结构 |
| CN121538872A (zh) * | 2026-01-15 | 2026-02-17 | 同济大学 | 一种分层式磁悬浮轨道梁的弹簧阻尼柔性过渡结构及其工作方法 |
-
1992
- 1992-12-09 JP JP35194692A patent/JPH06173495A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999020859A1 (en) * | 1997-10-20 | 1999-04-29 | Tipping Steven B | Method and apparatus to control seismic forces, accelerations, and displacements of structures |
| US6233884B1 (en) * | 1997-10-20 | 2001-05-22 | Steven B. Tipping | Method and apparatus to control seismic forces, accelerations, and displacements of structures |
| US8755713B2 (en) | 2011-04-22 | 2014-06-17 | Canon Kabushiki Kaisha | Manufacturing method of developing device, remanufacturing method of process cartridge, developing device, and process cartridge |
| CN110219383A (zh) * | 2019-05-22 | 2019-09-10 | 南京天华江南建筑设计有限公司 | 一种装配式建筑减震结构 |
| CN121538872A (zh) * | 2026-01-15 | 2026-02-17 | 同济大学 | 一种分层式磁悬浮轨道梁的弹簧阻尼柔性过渡结构及其工作方法 |
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