JPH06173604A - 水滴衝撃侵蝕防止タービンブレード及びその製造方法 - Google Patents

水滴衝撃侵蝕防止タービンブレード及びその製造方法

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JPH06173604A
JPH06173604A JP28514592A JP28514592A JPH06173604A JP H06173604 A JPH06173604 A JP H06173604A JP 28514592 A JP28514592 A JP 28514592A JP 28514592 A JP28514592 A JP 28514592A JP H06173604 A JPH06173604 A JP H06173604A
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JP28514592A
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Brenner Beand
ブレンナー ベァント
Wiedemann Guenter
ヴィーデマン ギュンター
Stoph Wilfried
シュトーフ ヴィルフリード
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は水滴衝撃侵蝕防止タービンブレード
に関する。 【構成】 水滴衝撃侵蝕をよりよく防止したタービンブ
レードを開示し製造する本発明の目的は、本発明によれ
ば例えば、図面に示されているタービンブレードでは、
非常に硬い層(2)の一定表面硬度は、それぞれの鋼の
最大硬度に相当し、これ等の非常に硬い層(2)の深さ
は0.1乃至0.9mmであり、全硬化深さが0.7乃
至3.5mmであり、そして非常に硬い層(2)が少く
とも入口縁の近くの位置(5)にまで達し、そこに表面
への接線に平行な最も有害な水滴大きさ部分の衝撃方向
(6)がある。このタービンブレードは、本発明により
高エネルギー表面硬化法によって製造される。本発明に
よる解決方法の主たる用途は、蒸気タービンの強力な水
滴衝撃を受ける最終段落ローターブレードによって与え
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機械構造部品の表面硬
化に関し、その適用が可能であり且つ合理的である対象
物は、250℃以下の使用温度のとき使用されるマルテ
ンサイトクロム鋼製のすべての水滴衝撃あるいはキャビ
テーションを受ける機械構造部品である。特に有利には
本発明は、水滴衝撃によって非常に侵蝕を受ける蒸気タ
ービン最終段落のブレードである。
【0002】
【従来の技術】蒸気タービンのブレードは、その運転中
絶えず水滴の衝撃を受け、これが早期摩損、従って水滴
衝撃侵蝕によるブレードの破壊となる。当業界では、火
炎硬化した入口縁によってマルテンサイトクロム鋼製の
ブレードの摩耗抵抗を向上することが一般的に知られて
いる(文献では例えば、1952年クルップ出版ハーレ
のW.キルシュナー,H.キルガー,H.ビーグラーの
「技術的構造用鋼」第288頁乃至290頁)。
【0003】そのような硬化ブレードの欠陥はそれらの
摩耗抵抗が少なすぎることにある。その原因は、500
乃至550HVを有する表面硬度が低すぎることから生
じている。
【0004】火炎硬化法は、通常、約1000℃乃至1
100℃のオーステナイト化温度だけで行なわれる。こ
のオーステナイト化温度は、方法技術的に実現可能なオ
ーステナイト化時間のとき、(Fe,Cr)混合カーバ
イドから炭素の比較的僅かな炭素の遊離のみを生ずる。
従ってこの方法の欠陥は、表面における少なすぎる硬化
にある。
【0005】高オーステナイト化温度は、達成可能なオ
ーステナイト化時間のとき、なおカーバイド溶解中に始
まる粒子の粗さ、並びに最高温度と共に急激に増加し、
ブレードの強靭性損失及び入口縁における内部応力状態
の悪化となるブレード入口縁の浸透硬化のため禁じられ
ている。この欠陥の原因は従って、少なすぎる供給可能
な出力(パワー)密度にある。
【0006】スイス国特許第564089号により、誘
導硬化した入口縁を有するタービンブレードが公知であ
る。誘導硬化で可能な高パワー密度により、有害な結果
もなく、まだγ領域内にある高オーステナイト化温度が
可能である。従って、そのような硬化した入口縁は、高
表面硬度を有している。しかしながら、この約550乃
至670HVの高硬度は、全侵蝕のおそれのある領域を
越えて達成できないのが欠点である。この方法の欠陥
は、供給したパワー密度が局部的に異なる放熱条件に適
合できず、それによって局部的硬化温度が侵蝕のおそれ
のある領域の全巾に亘って必要な程度、一定に維持され
ないことにある。
【0007】その原因は、インダクタがそれぞれ入口縁
に近い領域の輪郭に対してのみ最適に形成することがで
きるが、輪郭がブレード長さに亘って非常に変化するこ
とにある。
【0008】更に、入口縁硬化のため、レーザー又は電
子線を使用することが知られている(例えば、V.ベド
グニイ;M.カンテロ;W.セリイ;D.クルシアニ
イ;R.フェスタ;G.モール;F.ネシシイ;F.
P.ビボリイ;国際会議議事録の「タービンブレードの
レーザー及び電子線表面硬化」、1987年5月,大
阪,レーザー最新材料処理87,第567頁乃至第57
2頁)全ブレード背面に亘り一定の硬度値が達成可能で
あるが、試料で500乃至580HV0.1(材料X2
2CrMoV12.1,例えば、1985年3月26−
28日,第2回「製造業におけるレーザー」国際会議議
事録(M.F.キミットにより編集),第119頁乃至
第128頁,M.ロース;M.カンテロの「12%Cr
鋼のレーザー硬化)又はブレード入口縁(材料AISI
403)における500乃至580HV1のような高硬
度がそれでも達成されないのが欠点である。しかしなが
ら特に、例えば0.2mmの深さの硬度が500乃至5
30HV0.1乃至480乃至560HV1に低下する
ことは不利な影響を与える。この硬度低下の不利な影響
は一方では、蒸気タービンの低圧部に生ずる水滴の大き
さ及び水滴衝撃速度による水滴衝撃負荷のとき、標準応
力の最大が非常に大きな深さ0.05mm乃至0.2m
mにあり、そして他方において強力な水滴衝撃負荷のと
きの摩耗が、約10μm乃至約100μmの凹凸の深さ
の損傷に典型的な表面凹凸の形成後初めて永久最終状態
に達することから生ずる。
【0009】急な、しかも表面で始まる比較的大きな硬
度勾配が、そのため十分な表面硬度の場合でも永久摩耗
状態を防止する。硬度低下の原因は、問題の深さにおい
て、(Fe,Cr)混合カーバイドから僅かなカーボン
が遊離されることにある。この方法の欠陥は従って、直
接表面に近い部分においてのみ(Fe,Cr)混合カー
バイドから、高硬度達成に必要である多くのカーボンが
遊離することにある。その原因は、上記の短時間硬化の
温度勾配が非常に急なので、問題の深さにおける局部的
温度−時間−サイクルのピーク温度が低すぎることによ
り生ずる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は水滴衝
撃侵蝕をよりよく防止したタービンブレードを開示し、
その製造方法を提案することである。即ち、タービンブ
レードの入口縁に対する硬化領域形成を開示することで
ある。このタービンブレードの入口縁では、蒸気タービ
ンの最終段落における水滴衝撃負荷の典型的条件に対し
て十分な高表面硬度が存在し、且つまた、損傷(負荷)
に典型的な表面凹凸形成後でも標準応力の最大が、十分
な硬さ範囲内にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、侵蝕防止領域
がブレード背面側の非常に侵蝕のおそれのある全領域に
亘って一定の表面硬度を有している、短時間硬化入口端
を備えたマルテンサイトクロム鋼製の水滴衝撃防止ター
ビングブレードにおいて、この一定の表面硬度が、それ
ぞれの鋼の場合に、短時間硬化サイクルの最適パラメー
タによって達成可能である最大硬度に相当し、この硬度
が、カーボン含有量によって、且つこれと共に増加する
カーボン含有量0.1乃至0.13C%のとき、硬度5
80乃至620HV0.05を達成し、そして0.18乃至
0.24%Cのとき、硬度600乃至750HV0.05
達し、全硬化領域1が、この最大硬度に達した第1の硬
度プラトー及び磨耗強さ及び標準応力最大の深さ位置に
よって選択した深さ0.1mm乃至0.9mmを有する
非常に硬い層2と、この場合、硬度勾配は0乃至100
HV/mmであり、そしてその下の境界において、カー
ボン含有量0.1乃至0.13%Cによって少なくとも
なお硬度550乃至600HV0.05、そしてカーボン含
有量0.18乃至0.24%のときなお硬度580乃至
680HV0. 05を有し、そして更に層2に続く層3とを
含み、この層3が厚さ0.4mm乃至2.0mmに達
し、そして表面の近くに明らかに大きな硬度勾配及び硬
度350乃至540HV0.05のとき少なくとも暗示的に
第2の硬度プラトーを有し、摩耗強さに関連する全硬化
深さ4が、0.7mm乃至3.5mmであり、非常に硬
い層2が、少なくとも入口縁の近くの位置5にまで達し
ており、その位置5に、表面への接線に並行に最も有害
な水滴大きさ部分の衝撃方向6があり、全硬化領域1
が、ブレード先端からブレードベースの方向に入力縁の
近くの位置5の侵蝕のおそれのある全長を越えて最小
の、又は少なくともあまり重要でないブレードの周期的
負荷の位置まで延びており、そしてそこでブレードは入
口縁に対し出口角度30乃至65度を形成していること
を特徴とするものである。
【0012】
【作用】上述した構成の本発明によれば、短時間硬化入
口縁を有するマルテンサイトクロム鋼製の水滴衝撃侵蝕
防止タービンブレードを有していて、その侵蝕防止領域
が、ブレード背面の非常に侵蝕のおそれのある領域に亘
って一定の表面硬度を有する。
【0013】
【実施例】本発明について、下記の実施例により詳述す
る。これに属している下記の図面(図1)に本発明によ
る縁保護の位置及び構成の概略図が示されている。
【0014】100メガワット(MW)タービンの水滴
衝撃を受ける最終段落ブレードは、耐摩耗性入口縁を備
えている。期待した侵蝕領域巾はブレード先端で18m
m、そしてブレードベースの方に僅かに減少している。
【0015】使用した硬化装置は、標準出力5kWと原
動機とを有しているCo2 −ケストロームレーザーから
成っており、この原動機は、レーザー光線と入口縁との
間の相対的運動の実現に役立ち、且つその制御は少なく
とも4座標での同時運動を許容する。この光線形成シス
テムは、焦点距離f=300mmの偏心(off-axis)放
物面鏡と、部分的に焦点合せした光線内にあり、周波数
210Hzの光線を光線送り方向に垂直に振動させる共
振スキャナーとより成っている。硬化すべき域は、レー
ザー光線吸収手段として役立つ黒板色等の80μmの厚
さの層を備えている。
【0016】計算図表により、予め測定したブレード形
状の厚さからスタートしてブレード先端への間隔に関係
なく適当なセットの照射パラメータ(レーザー出力,光
線の焦点ぼかし,振動振幅,送り速度)が決定され、こ
れが入口縁の各位置における本実施例による硬化領域の
形成となる。
【0017】次に、ブレード入口縁走査によって輪郭制
御プログラムが作られる。レーザー光線に対する硬化す
べき域の傾斜は、送り方向を横切るレーザー光線の調整
した出力(パワー)密度分布と協働して、最も摩耗を受
ける領域(後の非常に硬い層2の)に一定の温度が合わ
されるように選択される。レーザー光線の出力(パワ
ー)密度分布は、光線の振動振幅Aと、光線の半径rと
の比の選択によって十分に変化できる。
【0018】レーザー光線硬化法は、下記のパラメータ
で実施される。タービンブレードに生ずるレーザー出力
L =2.60kW,タービンブレードにより吸収され
たレーザー出力Pa =2.08kW,ブレード表面上の
レーザー光線直径2r=9.6mm,レーザー光線の振
動振幅A=8.9mm,振幅比A/r=1.85,ブレ
ード先端におけるレーザー光線の初期速度vBO=242
mm/min,光線形状アスペクト比
【数10】
【0019】これ等のパラメータを含むレーザー光線硬
化法は、入口縁近くの位置5で下記の温度域の値とな
る。巾16mm以上のブレード背面上で温度−時間−サ
イクルの最高温度
【数11】 レーザー光線作用時間,τs =2.38秒。
【0020】これ等のパラメータを用いて硬化したター
ビンブレードは、入口端5において下記の幾何学的寸
法,硬度,硬度分布の硬化領域を有している。ブレード
先端におけるブレード背面(硬化領域の位置は図1参
照)上の全硬化領域1の巾:20.2mm,ブレード先
端から150mmの距離における硬化領域の巾:18.
7mm,全硬化深さ4:入口縁に対する距離により1.
17mm乃至2.9mm,ブレード外側7の全硬化領域
1の巾:ブレード先端の近くで2.8mm,非常に硬い
層2の表面硬度:700HV0.05±35HV0.05,非常
に硬い層2の深さ:0.1mm乃至0.45mm,入口
縁への距離の増加と共に減少し、これは入口縁で始まり
ほぼブレード形状の最大湾曲部で終る。非常に硬い層2
の硬度勾配は30HV/mmより小さいか略等しい。非
常に硬い層2の巾はブレードの近くで約19mmであ
る。全硬化領域1の長さは185mmである。この硬化
領域の長さは出口角度45度以下でブレードを出る。目
標として努力した本実施例による硬度−深さ−カーブの
再現性は非常に良い。減少する摩耗強さにより、非常に
硬い層2の深さも、全硬化深さ4も、入口縁への距離の
増加と共に減少する。標準応力最大の位置は、非常に硬
い層2の深さの1/3以下にある。
【0021】特性を悪化するオーステナイト粒子の大き
さの荒さは現われない。従来技術に比べて、少くとも1
00乃至150HV高い表面硬度が達成される。標準応
力最大の深さにおいて硬度差は更に大きい。従って、本
発明により硬化したタービンブレードのかなりよい耐摩
耗性が保証される。
【0022】火炎硬化ブレードに比べて、且つ縮小形式
における誘導硬化ブレードに比べて更に他の利点は、入
口縁に沿って再現可能な且つ、要求通りの硬化領域幾何
学的形状の形成にある。この利点はまた例えば、全硬化
ブレード長さに亘って入口縁に沿って入口縁に近い圧力
内部応力状態の調整のはるかによい再現性となる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、上述した目的は、短時
間硬化入口縁を有するマルテンサイトクロム鋼製の水滴
衝撃侵蝕防止タービンブレードを有していて、その侵蝕
防止領域が、ブレード背面の非常に侵蝕のおそれのある
領域に亘って、請求項1乃至4に示したように、一定の
表面硬度を有することにより解決される。
【0024】請求項2に記載した合理的な本発明の実施
例により、通常、水滴衝撃負荷の強さ及び面積はブレー
ド先端の方に増加し、一方周期的負荷は減少する。従っ
て十分な耐摩耗性の場合、硬化領域巾の減少により入口
縁における内部応力が改善され、且つブレードの強靭性
余裕が増大できる。
【0025】更にこの課題は、マルテンサイトクロム合
金タービンブレード鋼のための短時間硬化法によって解
決される。この方法でもまた、必要な深さ0.1mm乃
至約0.9mmにおいて局部的温度−時間−サイクルの
ピーク温度が達成され、且つ表面においても特性を悪化
するオーステナイト粒子の荒さを生ずることなく、なお
完全なカーバイドの溶解が行なわれる。
【0026】この場合、本発明により請求項5乃至10
に明記したように処理される。
【0027】請求項6による方法実施例では、この場
合、ブレードの厚さが約3mm以下のとき、まだオース
テナイト粒子の荒さが続いている温度領域で、悪い放熱
方法によって冷却速度が減少するという事実が有利なこ
とに考慮されている。
【0028】請求項7による方法実施例で有利なこと
は、それにより最適噴射作用時間τsと必要な硬化領域
巾との適合が達成されることである。
【0029】請求項8によるの方法実施例の利点は、こ
の異常に小さい振幅比が、ブレード入口端における非常
に非対称な放熱の条件下でも非常に硬い領域内でレーザ
ー掃引線を横切って殆ど一定の表面温度Ts の調整が可
能であることにある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による縁保護の位置及び構成の概略図で
ある。
【符号の説明】
1 全硬化領域(ゾーン) 2 非常に硬い層 3 2に続く層 4 全硬化深さ 5 入口縁 6 最も有害な水滴大きさ部分の衝撃方向 7 ブレード外側の位置 8 位置7における接線 9 ブレード横断面の最小曲げモーメント 10 ブレード横断面 QL 全硬化領域1の横断面 Qs 硬化したブレード形状部分の横断面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴィルフリード シュトーフ ドイツ連邦共和国 ベルリン 0−1110 タウフシュタインヴェグ 11

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 侵蝕防止領域がブレード背面側の非常に
    侵蝕のおそれのある全領域に亘って一定の表面硬度を有
    している、短時間硬化入口端を備えたマルテンサイトク
    ロム鋼製の水滴衝撃防止タービングブレードにおいて、 この一定の表面硬度が、それぞれの鋼の場合に、短時間
    硬化サイクルの最適パラメータによって達成可能である
    最大硬度に相当し、 この硬度が、カーボン含有量によって、且つこれと共に
    増加するカーボン含有量0.1乃至0.13C%のと
    き、硬度580乃至620HV0.05を達成し、そして
    0.18乃至0.24%Cのとき、硬度600乃至75
    0HV0.05に達し、 全硬化領域(1)が、この最大硬度に達した第1の硬度
    プラトー及び磨耗強さ及び標準応力最大の深さ位置によ
    って選択した深さ0.1mm乃至0.9mmを有する非
    常に硬い層(2)で、この場合、硬度勾配は0乃至10
    0HV/mmであり、そしてその下の境界において、カ
    ーボン含有量0.1乃至0.13%Cによって少なくと
    もなお硬度550乃至600HV0.05、そしてカーボン
    含有量0.18乃至0.24%のときなお硬度580乃
    至680HV0.05を有し、 そして更に層(2)に続く層(3)とを含み、この層
    (3)が厚さ0.4mm乃至2.0mmに達し、そして
    表面の近くに明らかに大きな硬度勾配及び硬度350乃
    至540HV0.05のとき少なくとも暗示的に第2の硬度
    プラトーを有し、 摩耗強さに関連する全硬化深さ(4)が、0.7mm乃
    至3.5mmであり、 非常に硬い層(2)が、少なくとも入口縁の近くの位置
    (5)にまで達しており、その位置(5)に、表面への
    接線に並行に最も有害な水滴大きさ部分の衝撃方向
    (6)があり、 全硬化領域(1)が、ブレード先端からブレードベース
    の方向に入力縁の近くの位置(5)の侵蝕のおそれのあ
    る全長を越えて最小の、又は少なくともあまり重要でな
    いブレードの周期的負荷の位置まで延びており、そして
    そこでブレードは入口縁に対し出口角度30乃至65度
    を形成していることを特徴とする水滴衝撃防止タービン
    ブレード。
  2. 【請求項2】 全硬化領域(1)の巾が、入口縁に沿っ
    て変化する侵蝕領域の巾によって調整される請求項1に
    記載の水滴衝撃侵蝕防止タービンブレード。
  3. 【請求項3】 強い周期的又は引張り亀裂−腐食を受け
    るブレードの場合、全硬化深さ(4)が少なくとも、ブ
    レード横断面(10)の最小曲げモーメント(9)の方向に
    垂直な表面に対する接線(8)があるブレード外側の位
    置(7)にまで達している請求項1に記載の水滴衝撃侵
    蝕防止タービンブレード。
  4. 【請求項4】 半径RD を有する装甲ロッド穴の周りの
    硬化領域(1)のブレード背面側境界が半径RS の円ア
    ークを描き、この場合、 【数1】 が適用される請求項1に記載の水滴衝撃防止ダービンブ
    レード。
  5. 【請求項5】 高エネルギー表面硬化法により、請求項
    1乃至4のいずれかの水滴衝撃防止タービンブレードの
    製造方法において、 短時間硬化の温度−時間−周期が、 【数2】 のエネルギー作用時間τs の終りに、表面温度Tがγ領
    域のかなり上方で 【数3】 に達し、送り方向に出力密度、送り速度及び光線寸法の
    適切な組合せによって 【数4】 の深さtにおいて 【数5】 の局部温度−時間−サイクルの最高温度TL が支配する
    ように調整され、この場合に、定数B及びCがほぼ値1
    に達し、その正確な値は、しかし鋼の化学的組成及び最
    初の組織によって選択され、 そして光線送り方向に対する出力密度分布は、非常に硬
    い層(2)の表面の小部分における局部的表面温度Ts
    が、約50K以上の値Ts max を下回るように調整され
    ることを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 一定表面温度Ts max のとき、平均厚さ
    3mmを下回るブレード部分硬化のため、硬化領域
    (1)の所望の横断面QL と,ブレード形状部分の横断
    面QS との比に対応する最大可能なエネルギー作用時間
    τs max が、 【数6】 の後、減少される、この場合、K及びLは選択した鋼に
    関連した値1に近い定数である請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 レーザー光線又は電子線硬化法の使用の
    場合、光線形成が、光線送り方向 【数7】 に垂直な光線の広がりと、光線送り方向d‖vの光線の
    広がりの比が 【数8】 の範囲に選択される請求項5に記載の方法。
  8. 【請求項8】 光線形成が、送り方向を横切るレーザー
    光線又は電子線の高速振動によって発生される、この場
    合、レーザー光線のとき、非変形レーザー光線の出力密
    度分布に関連する正弦波形運動法則の場合に、光線の振
    動振幅Aと光線の半径rとの比が、 【数9】 に選ばれる請求項5及び7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 表面硬化中、振動振幅Aと光線半径rと
    の比A/rが、入口縁近くのブレード形状の変化によっ
    て絶えず変更される請求項5,7及び8のいづれか1つ
    の項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 光線形成が送り方向を横切るレーザー
    光線又は電子線の高速振動によって発生され、この場合
    双方の場合に、瞬間光線出力あるいは光線振動の運動法
    則が、局部的垂直平面に対する光線軸の傾斜及び入口縁
    に近いブレード形状の放熱条件によって選択され、且つ
    短時間硬化中入口縁に沿った垂直表面の変化及び放熱条
    件に応じて変化される請求項5及び9に記載の方法。
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CN101936190A (zh) * 2009-06-25 2011-01-05 株式会社日立制作所 涡轮动叶片
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