JPH06173918A - クリップ - Google Patents

クリップ

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JPH06173918A
JPH06173918A JP602092A JP602092A JPH06173918A JP H06173918 A JPH06173918 A JP H06173918A JP 602092 A JP602092 A JP 602092A JP 602092 A JP602092 A JP 602092A JP H06173918 A JPH06173918 A JP H06173918A
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JP
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clip
hole
leg
body panel
head
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Pending
Application number
JP602092A
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English (en)
Inventor
Koji Watanabe
康二 渡辺
Hiromichi Nakayama
博道 中山
Kunihiro Fukuhara
邦洋 福原
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Nifco Inc
Original Assignee
Nifco Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボデーパネル等の取付部材へその塗装膜を傷
付けることなく取り付けることができ、且つ取付部材へ
の取付時の節度感があり、取付部材への取付強度が高
く、しかも貫通孔からの水の浸入を防ぐことができるク
リップを得る。 【構成】 脚部46が貫通孔36へ挿入される時には、
薄肉状の軟質樹脂被覆層で構成された周回部55が、貫
通孔36の内周壁と接触するので、内周壁の塗装膜は傷
付けられない。また、この周回部55は薄肉状とされ、
その分、弾性変形が小さいので、こじり力が作用して
も、ボデーパネル32の挟持状態を解除する恐れがな
い。さらに、周回部55は、爪52及び弾性係止片48
の外周面及び内周面へ一体に連続して形成されているの
で、クリップ30に抜出し力が作用しても、脚部46と
周回部55とが互いの接合面でずれて、脚部46だけが
周回部55と分離して貫通孔36から抜け出すことがな
く、取付強度が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車部品等の取り付け
に用いられるクリップに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車では、装飾材等の部品の取り付け
にクリップが用いられている。
【0003】この種のクリップでは、頭部の下方に爪を
備えた脚部が形成され、ボデーパネルの取付孔に脚部を
先端から挿入して爪を一時的に撓ませて取付孔を通過さ
せ、爪が取付孔を通過後に形状復元することで頭部と爪
とで取付孔の周辺部を挟んでボデーパネルに取り付けら
れボデーパネルへの部品の取付けに用いられるようにな
っている。
【0004】ところで、クリップを用いて自動車の部品
をボデーパネルへ取り付ける場合、ボデーパネルの防錆
用塗装膜を傷付けないようにする必要があり、従来では
例えばクリップを用いてウエザストリツプを取り付ける
場合には図16及び図17に示されるようにクリップ1
0をキヤツプ12と組み合わせてウエザストリツプ13
(図17に図示)の取り付けるに用いるようにしてい
た。キヤツプ12は軟質樹脂製でクリップ10の脚部1
4の取付孔16への挿入時に脚部14に嵌め込まれ、脚
部14の取付孔16への挿入によって取付孔16の内周
壁の塗装膜を傷付けることがないようにする構成であ
る。
【0005】ところが、上記のようにキヤツプ12を用
いるようにした場合、クリップ10の脚部14を取付孔
16へ挿入する途中でキヤツプ12が脚部14に摺動さ
れることとなり、キヤツプ12が脚部14の取付孔16
への挿入の抵抗となる。特にキヤツプ12が軟質樹脂製
であるため、この抵抗が大きく、爪18が取付孔16を
通過後に形状復元しても挿入力に大きな変化が生じず、
クリップ10の取付時の節度感が生じにくくなる。
【0006】また、キヤツプ12が比較的厚肉となって
おり、クリップ10のボデーパネル22への取付状態で
クリップ10へ図17矢印F方向にこじり力が作用した
場合にこのこじり力によって一方の爪18がキヤツプ1
2を肉厚方向に大きく変形してパネル挟持状態から外れ
易く、クリップ10のボデーパネル22への取付強度が
低くなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、ボデーパネル等の取付部材へその塗装膜を傷付け
ることなく取り付けることができ、且つ取付部材への取
付時の節度感があり、取付部材への取付強度が高く、し
かも貫通孔からの水の浸入を防ぐことができるいクリッ
プを得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るクリップ
は、装飾材が取付けられ前記取付部材の表面に当接され
る頭部と、前記頭部から延設され前記取付部材へ穿設さ
れた貫通孔へ挿入される脚部と、前記脚部が前記頭部か
ら互いに離間する方向へ延出しその挿入方向先端部で連
結された一対の弾性係止片と、で構成された装飾材を取
付部材に取付けるためのクリップであって、前記弾性係
止片に設けられ前記貫通孔を貫通した後に弾性復帰して
拡径し前記頭部との間で前記貫通孔の周辺部を挟持する
爪部と、前記脚部の軸方向への移動が不可能とされ前記
爪部及び前記弾性係止片の外周面及び内周面へ一体に連
続した薄肉状の軟質樹脂被覆層で構成された周回部と、
を有することを特徴としている。
【0009】また、このクリップの周回部には、前記周
回部の挿入方向反対側の外端が半径方向へ拡径され、前
記頭部と前記取付部材の表面との間に弾性的に密着する
軟質フランジ材が設けられていることを特徴としてい
る。
【0010】さらに、クリップの周回部は、前記周回部
の挿入方向反対側の外端が半径方向へ拡径する環状とさ
れ、その外周部を前記取付部材の表面に向かって斜め方
向へ延出し、前記貫通孔の周辺部を防水する軟質フラン
ジ材とされていることを特徴としている。
【0011】
【作用】上記構成の本発明では、脚部が貫通孔へ挿入さ
れると、脚部を構成する弾性係止片に設けられ爪部が、
貫通孔を貫通した後に弾性復帰して拡径し頭部との間で
貫通孔の周辺部を挟持し、クリップを取付部材へ取り付
ける。このように、脚部が貫通孔へ挿入される時には、
薄肉状の軟質樹脂被覆層で構成された周回部が、貫通孔
の内周壁と接触するので、内周壁の塗装膜は傷付けられ
ない。また、この周回部は薄肉状とされ、その分、弾性
変形が小さいので、こじり力が作用しても、取付部材の
挟持状態を解除する恐れがない。さらに、周回部は、爪
部及び弾性係止片の外周面及び内周面へ一体に連続して
形成されているので、クリップに抜出し力が作用して
も、脚部と周回部とが互いの接合面でずれて、脚部だけ
が周回部と分離して貫通孔から抜け出すことがなく、取
付強度が向上する。
【0012】この周回部の挿入方向反対側の外端には、
半径方向へ拡径され軟質フランジ材が設けられている。
この軟質フランジ材は、頭部と取付部材の表面との間に
介在し、頭部と爪部に挟まれて弾性的に取付部材に密着
し、防水効果を奏する。
【0013】また、軟質フランジ材を環状とし、その外
周部を取付部材の表面に向かって斜め方向へ延出するこ
とによって、貫通孔の周辺部を取り囲んで、貫通孔から
水が浸入することを防止できる。
【0014】
【実施例】図1から図5には、本発明に係るクリップの
第1実施例が示されており、図1には斜視図、図2
(A)には正面図、図2(B)には図2(A)のIIB−
IIB線に沿う拡大断面図、図3には図2(A)の下面
図、図4には図2(A)の上面図、図5には図2(A)
の左側面図がそれぞれ示されている。なお、図2(A)
の右側面図及び図2(A)の背面図はそれぞれ図5、図
2(A)と対称に表わされる。
【0015】この実施例では、クリップ30は図6Aに
示される如く取付部材であるボデーパネル32に取り付
けられ、ボデーパネル32へのウエザストリツプ34の
取付に用いられている。ボデーパネル32には、円形の
貫通孔36が形成され、クリップ30の取付用となって
いる。ウエザストリツプ34は合成ゴムで略筒状に形成
され、ボデーパネル32への取付部には、円形の貫通孔
38が形成され、クリップ30の取付用となっている。
【0016】クリップ30には、図1に示される如く薄
肉円板状の頭部40が形成されている。
【0017】頭部40の上面には、頭部40と同軸的に
略円柱状のくびれ部42が突出形成されているとともに
くびれ部42の上端には頭部40と略平行に矩形板状の
係止部44が形成されている。係止部44はウエザスト
リツプ34の貫通孔38へ長手方向一端側から斜めに挿
入されて貫通孔38を通過され頭部40とで貫通孔38
の周辺部を挟持できるようになっている。
【0018】一方、頭部40の下面には、脚部46が頭
部40の下方へ略垂直に延出され先端からボデーパネル
32の貫通孔36へ挿入されるようになっている。この
脚部46には、頭部40から係止部44と反対方向に向
かって延出する一対の薄肉状の弾性係止片48が形成さ
れている。
【0019】一対の弾性係止片48はそれぞれ断面形状
が図2に示される如く略半円状で頭部40の軸心を挟ん
で互いに対向されている。これら一対の弾性係止片48
は図2に示される如く延出方向中間部で互いに離間する
方向へ屈曲されて脚部延出方向中間部に脚部外周を部分
的に拡径する爪52を形成している。爪52は弾性係止
片48を互いに接近する方向へ弾性変形させてボデーパ
ネル32の貫通孔36を通過され、貫通孔36を通過後
は弾性係止片48が形状復元されて、爪52と頭部40
とで貫通孔36の周辺部を挟持できるようになってい
る。
【0020】これら一対の弾性係止片48は爪52を境
に延出方向先端側が互いに接近されて先端部で小径の軸
部54へ連結されており、脚部46は爪52を境として
先端側が小径とされて貫通孔36への挿入が容易とされ
ている。
【0021】このように構成されている脚部46では、
図6に示される如く弾性係止片48の頭部40との連結
部付近から弾性係止片48の軸部54との連結部付近に
かけて弾性係止片48の外周が二次成形により軟質樹脂
で構成されて脚部46の軸方向へ移動不可能な薄肉の周
回部55となっており、この周回部55は脚部46の貫
通孔36への挿入時の貫通孔36の内周壁との接触用と
されるようになっている。この周回部55には頭部40
の直下に頭部40の下面に沿って半径方向へ頭部40よ
りも大きく突出された軟質樹脂製のフランジ部56が連
続して形成されている。フランジ部56はボデーパネル
32の貫通孔36への脚部46の挿入によってボデーパ
ネル32の表面に当接されてボデーパネル32と頭部4
0との間に介在されるようになっている。このフランジ
部56は環状に形成されており、その外周部はボデーパ
ネル32に向かって斜め方向へ延設され、貫通孔36の
周辺部をシールしている。なお、フランジ部56は周回
部55とともに二次成形により形成され、頭部40とは
別体とされて図2、図5矢印A方向へは柔軟に変形可能
とされている。
【0022】次にこのクリップ30を用いてウエザスト
リツプ34をボデーパネル32へ取り付ける場合の手順
について説明する。
【0023】始めにウエザストリツプ34にクリップ3
0を取り付ける。クリップ30はウエザストリツプ34
の貫通孔38へ係止部44が先端から斜めに挿入されて
ウエザストリツプ34へ取り付けられる。係止部44は
貫通孔38を通過されて頭部40とで貫通孔38の周辺
部を挟持し、これによってクリップ30がウエザストリ
ツプ34に取り付けられる。
【0024】次にクリップ30をボデーパネル32に取
り付ける。クリップ30は脚部46が先端からボデーパ
ネル32の貫通孔36に挿入されてボデーパネル32に
取り付けられる。脚部46は弾性係止片48を弾性変形
させて爪52が貫通孔36を通過するまで貫通孔36に
挿入される。脚部46の貫通孔36への挿入時には周回
部55が貫通孔36の内周壁と接触されて貫通孔36の
内周壁の塗膜を傷付けないようにする。なお、脚部46
の貫通孔36への挿入時には、外周が周回部55で構成
されていない軸部54も貫通孔36を通過するが、軸部
54は小径であり、貫通孔36の内周壁と接触すること
はない。
【0025】この位置まで脚部46が貫通孔36に挿入
されると、弾性係止片48が形状復元して脚部46の挿
入力が軽減される。脚部46は周回部55が脚部46の
軸方向へ移動不可能とされているので、脚部46の貫通
孔36への挿入時に周回部55が取付孔36への挿入の
大きな抵抗となることがなく、弾性係止片48の形状復
元時には脚部46の貫通孔36への挿入力が確実に大き
く軽減され、脚部46の挿入に節度感が生じる。
【0026】弾性係止片48が形状復元すると、爪52
が頭部40とで貫通孔36の周辺部を挟持する。これと
同時にフランジ部56が頭部40とボデーパネル32と
の間に介在されてクリップ30とボデーパネル32との
間から貫通孔36を通じてボデーパネル32の内側へ雨
水等が侵入しないようにする。
【0027】これによって、クリップ30がボデーパネ
ル32へ取り付けられてウエザストリップ34がボデー
パネル32へ取り付けられる。
【0028】クリップ30のボデーパネル32への取付
状態において、クリップ30へ図6A矢印B方向へこじ
り力が作用した場合には周回部55を肉厚方向へ変形し
て一方の爪52がボデーパネル挟持状態から外れる方向
へ変位されることとなる。
【0029】しかし、貫通孔36の内周壁と接触する弾
性係止片48の周回部55は、薄肉とされているため、
その分、周回部55の弾性変形は少なく、爪52がボデ
ーパネル32の挟持状態を解除することがなく、クリッ
プ30のボデーパネル32への取付強度が大きい。さら
に、弾性係止片48に形成される周回部55は軟質樹脂
材で弾性係止片48の外周面及び内周面へ連続的に一体
に成形されているので、クリップ30に引抜き方向への
力が作用した場合にも、弾性係止片48と周回部55と
の接合面がずれて、弾性係止片48だけが貫通孔36か
ら抜け出すことがない。
【0030】図7から図11には、本発明に係るクリッ
プの第2実施例が示されており、図7には斜視図、図8
(A)には正面図、図8(B)には図8(A)のVIII
(B)−VIII(B)線に沿う拡大断面図、図9には図8
(A)の上面図、図10には図8(A)の下面図、図1
1には図8(A)の左側面図がそれぞれ示されている。
なお、図8(A)の右側面図及び図8(A)の背面図は
それぞれ図11、図8(A)と対称に表わされる。
【0031】この実施例では、クリップ30は図12A
に示される如く脚部46にパツキン58が嵌合されてパ
ツキン58を介してボデーパネル32へ取り付けられて
いるとともに係止部44にルーバ60が取り付けられて
ボデーパネル32へのルーバ60の取付に用いられてい
る。係止部44へはルーバ60の下面から突出される図
示しない爪が掛止されて取り付けられるようになってい
る。
【0032】脚部46は頭部40の軸心部から頭部40
の下方へ略直角に延出する板部64と、板部64の先端
から板部基部側へ向けて延出する細幅の片持アーム状の
弾性係止片66と、で構成されている。弾性係止片66
は板部64の肉厚方向両側に設けられ脚部46を板部6
4の肉厚方向に拡径している。これらの弾性係止片66
は板部64に対して脚部46を脚部基部側へ向けて徐々
に拡径する方向へ傾斜されている。弾性係止片66の先
端部付近には、段部66Aが形成され段部66Aを境に
先端側が脚部46を縮径する方向へ薄肉とされている。
これにより、弾性係止片66は脚部46の貫通孔36へ
の挿入によって段部66Aが頭部40とで貫通孔36の
周辺部を挟持できるようになっているとともに貫通孔3
6の周辺部挟持状態で段部66Aよりも先端側が貫通孔
36内に位置されて板部64の基部側を貫通孔36の内
周壁と接触することのないように貫通孔36の孔中心に
位置させるようになっている。
【0033】この脚部46では、図12Bに示される如
く板部64の先端から板部中間部に至る板部64の外周
及び弾性係止片66の外周が二次成形により軟質樹脂で
構成されて脚部46の軸方向へ移動不可能な薄肉の周回
部68となっている。
【0034】したがって、この実施例においても、脚部
46の貫通孔36への挿入時には周回部68が貫通孔3
6の内周壁と接触されて貫通孔内周壁の防錆用塗装膜を
傷付けないようにする。
【0035】また、周回部68は脚部延出方向へ移動不
可能であり、しかも薄肉であるため、前記第1実施例と
同様に脚部46の貫通孔36への挿入時には確実に節度
感が生じ、またクリップ30のボデーパネル32への取
付強度も高い。
【0036】図13には、本発明に係るクリップの第3
実施例が示されている。この実施例では、フランジ部5
6の上面に円筒部80が一体に形成されて円筒部80内
に頭部40が収容されている。なお、図13では図示が
省略されているが、脚部46には前記第2実施例と同様
に外周に二次成形により軟質樹脂製の薄肉の周回部が形
成され、この周回部に前記第1実施例と同様にフランジ
部56が連続して形成されている。
【0037】従って、この実施例では、円筒部80内に
頭部40が収容されてフランジ部56に頭部40との一
体感をもたせることができ、外観見栄えが向上される。
【0038】図14には、本発明に係るクリップの第4
実施例示されている。この実施例では、頭部40の上面
に頭部40の軸線と直角な軸線を有するリング状部82
を有する突出部84が一体に形成され、リング状部82
にパイプ86を受容できるようになっている。リング状
部82は薄肉板状で、軸方向全域に渡って上部にスリッ
ト88が形成され、パイプ86を軸方向又はスリット8
8を一時的に拡幅してスリット88を通して半径方向か
ら受容できるようになっている。なお、脚部46及びそ
の周囲の構造は前記第3実施例と同様になっている。
【0039】じたがって、この実施例では、リング状部
82にパイプ86を保持でき、パイプ86の取付用とし
て用いることができる。なお、パイプ86に替えてワイ
ヤハーネス等の取付用として用いることも勿論可能であ
る。
【0040】図15には、本発明に係るクリップの第5
実施例が示されている。この実施例では、頭部40の上
面に一対の爪90を有する突出部92が形成されてい
る。爪90は突出部92の先端から突出部92の基部側
に向けて延出され、突出部92を部分的に拡径してい
る。この爪90は突出部92を縮径する方向(矢印X方
向)に弾性変形可能とされ、頭部40との間に板材94
を挟持できるようになっている。すなわち、板材94に
形成された貫通孔96に突出部92を先端から挿入する
と、爪90が突出部92を縮径する方向(矢印X方向)
に弾性変形されて貫通孔96を通過する。そして、貫通
孔96を通過後に爪90が形状復帰し、これによって爪
90と頭部40との間に板材84を挟持できるようにな
っている。なお、この実施例においても脚部46及びそ
の周囲の構造は前記第3実施例と同様となっている。
【0041】したがって、この実施例では、爪90と頭
部40との間に板材94を挟持して板材94の取付用と
して用いることができる。
【0042】
【発明の効果】本発明は上記構成としてので、脚部が挿
入される時に、貫通孔の内周壁の塗装膜が傷つけられな
い。また、周回部が薄肉状とされているので、こじり力
が作用しても、弾性変形が小さく、取付部材の挟持状態
を解除する恐れがない。
【0043】さらに、周回部は爪部及び弾性係止片の外
周面及び内周面へ連続して形成されているので、クリッ
プに抜き出し力が作用しても、脚部と周回部とが接合面
でずれて、脚部だけが周回部と離れて貫通孔から抜け出
すことがない。
【0044】また、軟質フランジ材によって、貫通孔か
らの水の浸入を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のクリップを示す斜視図である。
【図2】(A)は図1の正面図であり、(B)は(A)
のIIB−IIB線に沿う拡大断面図である。
【図3】図2(A)の下面図である。
【図4】図2(A)の上面図である。
【図5】図2(A)の左側面図である。
【図6】(A)は第1実施例のクリップのボデーパネル
への取付状態を示す断面図であり、(B)は(A)の6
B−6B線断面図である。
【図7】第2実施例のクリップを示す斜視図である。
【図8】(A)は第2実施例のクリップを示す正面図で
あり、(B)は(A)のVIII(B)−VIII(B)線に沿
う拡大断面図である。
【図9】図8(A)の上面図である。
【図10】図8(A)の下面図である。
【図11】図8(A)の左側面図である。
【図12】(A)はボデーパネルへの取付状態を示す断
面図であり、(B)は(A)の12B−12B線断面図
である。
【図13】第3実施例のクリップを図1に対応して示し
た斜視図である。
【図14】第4実施例のクリップを図1に対応して示し
た斜視図である。
【図15】第5実施例のクリップを図1に対応して示し
た斜視図である。
【図16】従来のクリップ及びキャップを用いてウエザ
ストリツプをボデーパネルに取り付けた状態を示す正面
図である。
【図17】従来のクリップ及びキャップを用いてウエザ
ストリツプをボデーパネルに取り付けた状態を示す断面
図である。
【符号の説明】
30 クリップ 32 ボデーパネル 40 頭部 46 脚部 48 弾性係止片 52 爪(爪部) 55 周回部 56 フランジ部(軟質フランジ材) 66 弾性係止片 68 周回部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年1月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 クリップ
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車部品等の取り付け
に用いられるクリップに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車では、装飾材等の部品の取り付け
にクリップが用いられている。
【0003】この種のクリップでは、頭部の下方に爪を
備えた脚部が形成され、ボデーパネルの取付孔に脚部を
先端から挿入して爪を一時的に撓ませて取付孔を通過さ
せ、爪が取付孔を通過後に形状復元することで頭部と爪
とで取付孔の周辺部を挟んでボデーパネルに取り付けら
れボデーパネルへの部品の取付けに用いられるようにな
っている。
【0004】ところで、クリップを用いて自動車の部品
をボデーパネルへ取り付ける場合、ボデーパネルの防錆
用塗装膜を傷付けないようにする必要があり、従来では
例えばクリップを用いてウエザストリツプを取り付ける
場合には図16及び図17に示されるようにクリップ1
0をキヤツプ12と組み合わせてウエザストリツプ13
(図17に図示)の取り付けるに用いるようにしてい
た。キヤツプ12は軟質樹脂製でクリップ10の脚部1
4の取付孔16への挿入時に脚部14に嵌め込まれ、脚
部14の取付孔16への挿入によって取付孔16の内周
壁の塗装膜を傷付けることがないようにする構成であ
る。
【0005】ところが、上記のようにキヤツプ12を用
いるようにした場合、クリップ10の脚部14を取付孔
16へ挿入する途中でキヤツプ12が脚部14に摺動さ
れることとなり、キヤツプ12が脚部14の取付孔16
への挿入の抵抗となる。特にキヤツプ12が軟質樹脂製
であるため、この抵抗が大きく、爪18が取付孔16を
通過後に形状復元しても挿入力に大きな変化が生じず、
クリップ10の取付時の節度感が生じにくくなる。
【0006】また、キヤツプ12が比較的厚肉となって
おり、クリップ10のボデーパネル22への取付状態で
クリップ10へ図17矢印F方向にこじり力が作用した
場合にこのこじり力によって一方の爪18がキヤツプ1
2を肉厚方向に大きく変形してパネル挟持状態から外れ
易く、クリップ10のボデーパネル22への取付強度が
低くなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、ボデーパネル等の取付部材へその塗装膜を傷付け
ることなく取り付けることができ、且つ取付部材への取
付時の節度感があり、取付部材への取付強度が高いクリ
ップを得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るクリップ
は、装飾材が取付けられ前記取付部材の表面に当接され
る頭部と、前記頭部から延設され前記取付部材へ穿設さ
れた貫通孔へ挿入される脚部と、前記脚部が前記頭部か
ら互いに離間する方向へ延出しその挿入方向先端部で連
結された一対の弾性係止片と、で構成された装飾材を取
付部材に取付けるためのクリップであって、前記弾性係
止片に設けられ前記貫通孔を貫通した後に弾性復帰して
拡径し前記頭部との間で前記貫通孔の周辺部を挟持する
爪部と、前記脚部の軸方向への移動が不可能とされ前記
爪部及び前記弾性係止片の外周面及び内周面へ一体に連
続した薄肉状の軟質樹脂被覆層で構成された周回部と、
を有することを特徴としている。
【0009】
【作用】上記構成の本発明では、脚部が貫通孔へ挿入さ
れると、脚部を構成する弾性係止片に設けられ爪部が、
貫通孔を貫通した後に弾性復帰して拡径し頭部との間で
貫通孔の周辺部を挟持し、クリップを取付部材へ取り付
ける。このように、脚部が貫通孔へ挿入される時には、
薄肉状の軟質樹脂被覆層で構成された周回部が、貫通孔
の内周壁と接触するので、内周壁の塗装膜は傷付けられ
ない。また、この周回部は薄肉状とされ、その分、弾性
変形が小さいので、こじり力が作用しても、取付部材の
挟持状態を解除する恐れがない。さらに、周回部は、爪
部及び弾性係止片の外周面及び内周面へ一体に連続して
形成されているので、クリップに抜出し力が作用して
も、脚部と周回部とが互いの接合面でずれて、脚部だけ
が周回部と分離して貫通孔から抜け出すことがなく、取
付強度が向上する。
【0010】
【実施例】図1から図5には、本発明に係るクリップの
第1実施例が示されており、図1には斜視図、図2
(A)には正面図、図2(B)には図2(A)のIIB−
IIB線に沿う拡大断面図、図3には図2(A)の下面
図、図4には図2(A)の上面図、図5には図2(A)
の左側面図がそれぞれ示されている。なお、図2(A)
の右側面図及び図2(A)の背面図はそれぞれ図5、図
2(A)と対称に表わされる。
【0011】この実施例では、クリップ30は図6Aに
示される如く取付部材であるボデーパネル32に取り付
けられ、ボデーパネル32へのウエザストリツプ34の
取付に用いられている。ボデーパネル32には、円形の
貫通孔36が形成され、クリップ30の取付用となって
いる。ウエザストリツプ34は合成ゴムで略筒状に形成
され、ボデーパネル32への取付部には、円形の貫通孔
38が形成され、クリップ30の取付用となっている。
【0012】クリップ30には、図1に示される如く薄
肉円板状の頭部40が形成されている。
【0013】頭部40の上面には、頭部40と同軸的に
略円柱状のくびれ部42が突出形成されているとともに
くびれ部42の上端には頭部40と略平行に矩形板状の
係止部44が形成されている。係止部44はウエザスト
リツプ34の貫通孔38へ長手方向一端側から斜めに挿
入されて貫通孔38を通過され頭部40とで貫通孔38
の周辺部を挟持できるようになっている。
【0014】一方、頭部40の下面には、脚部46が頭
部40の下方へ略垂直に延出され先端からボデーパネル
32の貫通孔36へ挿入されるようになっている。この
脚部46には、頭部40から係止部44と反対方向に向
かって延出する一対の薄肉状の弾性係止片48が形成さ
れている。
【0015】一対の弾性係止片48はそれぞれ断面形状
が図2に示される如く略半円状で頭部40の軸心を挟ん
で互いに対向されている。これら一対の弾性係止片48
は図2に示される如く延出方向中間部で互いに離間する
方向へ屈曲されて脚部延出方向中間部に脚部外周を部分
的に拡径する爪52を形成している。爪52は弾性係止
片48を互いに接近する方向へ弾性変形させてボデーパ
ネル32の貫通孔36を通過され、貫通孔36を通過後
は弾性係止片48が形状復元されて、爪52と頭部40
とで貫通孔36の周辺部を挟持できるようになってい
る。
【0016】これら一対の弾性係止片48は爪52を境
に延出方向先端側が互いに接近されて先端部で小径の軸
部54へ連結されており、脚部46は爪52を境として
先端側が小径とされて貫通孔36への挿入が容易とされ
ている。
【0017】このように構成されている脚部46では、
図6に示される如く弾性係止片48の頭部40との連結
部付近から弾性係止片48の軸部54との連結部付近に
かけて弾性係止片48の外周が二次成形により軟質樹脂
で構成されて脚部46の軸方向へ移動不可能な薄肉の周
回部55となっており、この周回部55は脚部46の貫
通孔36への挿入時の貫通孔36の内周壁との接触用と
されるようになっている。この周回部55には頭部40
の直下に頭部40の下面に沿って半径方向へ頭部40よ
りも大きく突出された軟質樹脂製のフランジ部56が連
続して形成されている。フランジ部56はボデーパネル
32の貫通孔36への脚部46の挿入によってボデーパ
ネル32の表面に当接されてボデーパネル32と頭部4
0との間に介在されるようになっている。このフランジ
部56は環状に形成されており、その外周部はボデーパ
ネル32に向かって斜め方向へ延設され、貫通孔36の
周辺部をシールしている。なお、フランジ部56は周回
部55とともに二次成形により形成され、頭部40とは
別体とされて図2、図5矢印A方向へは柔軟に変形可能
とされている。
【0018】次にこのクリップ30を用いてウエザスト
リツプ34をボデーパネル32へ取り付ける場合の手順
について説明する。
【0019】始めにウエザストリツプ34にクリップ3
0を取り付ける。クリップ30はウエザストリツプ34
の貫通孔38へ係止部44が先端から斜めに挿入されて
ウエザストリツプ34へ取り付けられる。係止部44は
貫通孔38を通過されて頭部40とで貫通孔38の周辺
部を挟持し、これによってクリップ30がウエザストリ
ツプ34に取り付けられる。
【0020】次にクリップ30をボデーパネル32に取
り付ける。クリップ30は脚部46が先端からボデーパ
ネル32の貫通孔36に挿入されてボデーパネル32に
取り付けられる。脚部46は弾性係止片48を弾性変形
させて爪52が貫通孔36を通過するまで貫通孔36に
挿入される。脚部46の貫通孔36への挿入時には周回
部55が貫通孔36の内周壁と接触されて貫通孔36の
内周壁の塗膜を傷付けないようにする。なお、脚部46
の貫通孔36への挿入時には、外周が周回部55で構成
されていない軸部54も貫通孔36を通過するが、軸部
54は小径であり、貫通孔36の内周壁と接触すること
はない。
【0021】この位置まで脚部46が貫通孔36に挿入
されると、弾性係止片48が形状復元して脚部46の挿
入力が軽減される。脚部46は周回部55が脚部46の
軸方向へ移動不可能とされているので、脚部46の貫通
孔36への挿入時に周回部55が取付孔36への挿入の
大きな抵抗となることがなく、弾性係止片48の形状復
元時には脚部46の貫通孔36への挿入力が確実に大き
く軽減され、脚部46の挿入に節度感が生じる。
【0022】弾性係止片48が形状復元すると、爪52
が頭部40とで貫通孔36の周辺部を挟持する。これと
同時にフランジ部56が頭部40とボデーパネル32と
の間に介在されてクリップ30とボデーパネル32との
間から貫通孔36を通じてボデーパネル32の内側へ雨
水等が侵入しないようにする。
【0023】これによって、クリップ30がボデーパネ
ル32へ取り付けられてウエザストリップ34がボデー
パネル32へ取り付けられる。
【0024】クリップ30のボデーパネル32への取付
状態において、クリップ30へ図6A矢印B方向へこじ
り力が作用した場合には周回部55を肉厚方向へ変形し
て一方の爪52がボデーパネル挟持状態から外れる方向
へ変位されることとなる。
【0025】しかし、貫通孔36の内周壁と接触する弾
性係止片48の周回部55は、薄肉とされているため、
その分、周回部55の弾性変形は少なく、爪52がボデ
ーパネル32の挟持状態を解除することがなく、クリッ
プ30のボデーパネル32への取付強度が大きい。さら
に、弾性係止片48に形成される周回部55は軟質樹脂
材で弾性係止片48の外周面及び内周面へ連続的に一体
に成形されているので、クリップ30に引抜き方向への
力が作用した場合にも、弾性係止片48と周回部55と
の接合面がずれて、弾性係止片48だけが貫通孔36か
ら抜け出すことがない。
【0026】図7から図11には、本発明に係るクリッ
プの第2実施例が示されており、図7には斜視図、図8
(A)には正面図、図8(B)には図8(A)のVIII
(B)−VIII(B)線に沿う拡大断面図、図9には図8
(A)の上面図、図10には図8(A)の下面図、図1
1には図8(A)の左側面図がそれぞれ示されている。
なお、図8(A)の右側面図及び図8(A)の背面図は
それぞれ図11、図8(A)と対称に表わされる。
【0027】この実施例では、クリップ30は図12A
に示される如く脚部46にパツキン58が嵌合されてパ
ツキン58を介してボデーパネル32へ取り付けられて
いるとともに係止部44にルーバ60が取り付けられて
ボデーパネル32へのルーバ60の取付に用いられてい
る。係止部44へはルーバ60の下面から突出される図
示しない爪が掛止されて取り付けられるようになってい
る。
【0028】脚部46は頭部40の軸心部から頭部40
の下方へ略直角に延出する板部64と、板部64の先端
から板部基部側へ向けて延出する細幅の片持アーム状の
弾性係止片66と、で構成されている。弾性係止片66
は板部64の肉厚方向両側に設けられ脚部46を板部6
4の肉厚方向に拡径している。これらの弾性係止片66
は板部64に対して脚部46を脚部基部側へ向けて徐々
に拡径する方向へ傾斜されている。弾性係止片66の先
端部付近には、段部66Aが形成され段部66Aを境に
先端側が脚部46を縮径する方向へ薄肉とされている。
これにより、弾性係止片66は脚部46の貫通孔36へ
の挿入によって段部66Aが頭部40とで貫通孔36の
周辺部を挟持できるようになっているとともに貫通孔3
6の周辺部挟持状態で段部66Aよりも先端側が貫通孔
36内に位置されて板部64の基部側を貫通孔36の内
周壁と接触することのないように貫通孔36の孔中心に
位置させるようになっている。
【0029】この脚部46では、図12Bに示される如
く板部64の先端から板部中間部に至る板部64の外周
及び弾性係止片66の外周が二次成形により軟質樹脂で
構成されて脚部46の軸方向へ移動不可能な薄肉の周回
部68となっている。
【0030】したがって、この実施例においても、脚部
46の貫通孔36への挿入時には周回部68が貫通孔3
6の内周壁と接触されて貫通孔内周壁の防錆用塗装膜を
傷付けないようにする。
【0031】また、周回部68は脚部延出方向へ移動不
可能であり、しかも薄肉であるため、前記第1実施例と
同様に脚部46の貫通孔36への挿入時には確実に節度
感が生じ、またクリップ30のボデーパネル32への取
付強度も高い。
【0032】図13には、本発明に係るクリップの第3
実施例が示されている。この実施例では、フランジ部5
6の上面に円筒部80が一体に形成されて円筒部80内
に頭部40が収容されている。なお、図13では図示が
省略されているが、脚部46には前記第2実施例と同様
に外周に二次成形により軟質樹脂製の薄肉の周回部が形
成され、この周回部に前記第1実施例と同様にフランジ
部56が連続して形成されている。
【0033】従って、この実施例では、円筒部80内に
頭部40が収容されてフランジ部56に頭部40との一
体感をもたせることができ、外観見栄えが向上される。
【0034】図14には、本発明に係るクリップの第4
実施例示されている。この実施例では、頭部40の上面
に頭部40の軸線と直角な軸線を有するリング状部82
を有する突出部84が一体に形成され、リング状部82
にパイプ86を受容できるようになっている。リング状
部82は薄肉板状で、軸方向全域に渡って上部にスリッ
ト88が形成され、パイプ86を軸方向又はスリット8
8を一時的に拡幅してスリット88を通して半径方向か
ら受容できるようになっている。なお、脚部46及びそ
の周囲の構造は前記第3実施例と同様になっている。
【0035】じたがって、この実施例では、リング状部
82にパイプ86を保持でき、パイプ86の取付用とし
て用いることができる。なお、パイプ86に替えてワイ
ヤハーネス等の取付用として用いることも勿論可能であ
る。
【0036】図15には、本発明に係るクリップの第5
実施例が示されている。この実施例では、頭部40の上
面に一対の爪90を有する突出部92が形成されてい
る。爪90は突出部92の先端から突出部92の基部側
に向けて延出され、突出部92を部分的に拡径してい
る。この爪90は突出部92を縮径する方向(矢印X方
向)に弾性変形可能とされ、頭部40との間に板材94
を挟持できるようになっている。すなわち、板材94に
形成された貫通孔96に突出部92を先端から挿入する
と、爪90が突出部92を縮径する方向(矢印X方向)
に弾性変形されて貫通孔96を通過する。そして、貫通
孔96を通過後に爪90が形状復帰し、これによって爪
90と頭部40との間に板材84を挟持できるようにな
っている。なお、この実施例においても脚部46及びそ
の周囲の構造は前記第3実施例と同様となっている。
【0037】したがって、この実施例では、爪90と頭
部40との間に板材94を挟持して板材94の取付用と
して用いることができる。
【0038】
【発明の効果】本発明は上記構成としてので、脚部が挿
入される時に、貫通孔の内周壁の塗装膜が傷つけられな
い。また、周回部が薄肉状とされているので、こじり力
が作用しても、弾性変形が小さく、取付部材の挟持状態
を解除する恐れがない。
【0039】さらに、周回部は爪部及び弾性係止片の外
周面及び内周面へ連続して形成されているので、クリッ
プに抜き出し力が作用しても、脚部と周回部とが接合面
でずれて、脚部だけが周回部と離れて貫通孔から抜け出
すことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のクリップを示す斜視図である。
【図2】(A)は図1の正面図であり、(B)は(A)
のIIB−IIB線に沿う拡大断面図である。
【図3】図2(A)の下面図である。
【図4】図2(A)の上面図である。
【図5】図2(A)の左側面図である。
【図6】(A)は第1実施例のクリップのボデーパネル
への取付状態を示す断面図であり、(B)は(A)の6
B−6B線断面図である。
【図7】第2実施例のクリップを示す斜視図である。
【図8】(A)は第2実施例のクリップを示す正面図で
あり、(B)は(A)のVIII(B)−VIII(B)線に沿
う拡大断面図である。
【図9】図8(A)の上面図である。
【図10】図8(A)の下面図である。
【図11】図8(A)の左側面図である。
【図12】(A)はボデーパネルへの取付状態を示す断
面図であり、(B)は(A)の12B−12B線断面図
である。
【図13】第3実施例のクリップを図1に対応して示し
た斜視図である。
【図14】第4実施例のクリップを図1に対応して示し
た斜視図である。
【図15】第5実施例のクリップを図1に対応して示し
た斜視図である。
【図16】従来のクリップ及びキャップを用いてウエザ
ストリツプをボデーパネルに取り付けた状態を示す正面
図である。
【図17】従来のクリップ及びキャップを用いてウエザ
ストリツプをボデーパネルに取り付けた状態を示す断面
図である。
【符号の説明】 30 クリップ 32 ボデーパネル 40 頭部 46 脚部 48 弾性係止片 52 爪(爪部) 55 周回部 56 フランジ部(軟質フランジ材) 66 弾性係止片 68 周回部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装飾材が取付けられ前記取付部材の表面
    に当接される頭部と、前記頭部から延設され前記取付部
    材へ穿設された貫通孔へ挿入される脚部と、前記脚部が
    前記頭部から互いに離間する方向へ延出しその挿入方向
    先端部で連結された一対の弾性係止片と、で構成された
    クリップであって、前記弾性係止片に設けられ前記貫通
    孔を貫通した後に弾性復帰して拡径し前記頭部との間で
    前記貫通孔の周辺部を挟持する爪部と、前記脚部の軸方
    向への移動が不可能とされ前記爪部及び前記弾性係止片
    の外周面及び内周面へ一体に連続した薄肉状の軟質樹脂
    被覆層で構成された周回部と、を有することを特徴とす
    るクリップ。
  2. 【請求項2】 前記周回部の挿入方向反対側の外端が半
    径方向へ拡径され、前記頭部と前記取付部材の表面との
    間に弾性的に密着する軟質フランジ材とされたことを特
    徴とする請求項1に記載のクリップ。
  3. 【請求項3】 前記周回部の挿入方向反対側の外端が半
    径方向へ拡径する環状とされ、その外周部が前記取付部
    材の表面に向かって斜め方向へ延出され、前記貫通孔の
    周辺部をシールする軟質フランジ材とされたことを特徴
    とする請求項1に記載のクリップ。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6132809B2 (ja) * 1984-09-03 1986-07-29 Suwa Seikosha Kk

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6132809B2 (ja) * 1984-09-03 1986-07-29 Suwa Seikosha Kk

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