JPH06173A - 多項目生化学分析計 - Google Patents
多項目生化学分析計Info
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- JPH06173A JPH06173A JP4159146A JP15914692A JPH06173A JP H06173 A JPH06173 A JP H06173A JP 4159146 A JP4159146 A JP 4159146A JP 15914692 A JP15914692 A JP 15914692A JP H06173 A JPH06173 A JP H06173A
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- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N21/00—Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
- G01N21/62—Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light
- G01N21/63—Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light optically excited
- G01N21/65—Raman scattering
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N21/00—Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
- G01N21/17—Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
- G01N21/55—Specular reflectivity
- G01N21/552—Attenuated total reflection
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- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は多項目生化学分析計に関し、複数の
成分を同時に測定でき、試薬の取り扱いが簡便な多項目
生化学分析計を提供する。 【構成】 多項目生化学分析計をイオン検出部1、ガス
検出部2、及び赤外分光手段又はラマン分光手段などの
分光学的手段からなる生化学成分検出部3からなる試料
成分検出部4を設けて構成する。また、複数のイオンセ
ンサ、参照電極、複数のガスセンサ、及び生化学成分を
分光学的に検出する全反射減衰プリズムを含む使い捨て
試料成分検出部を、皮膚から滲出する試料の分析に使用
する。 【効果】 広い医療分野で、微量の試料を使用して複数
の成分を短時間に測定でき、試薬数を削減できるために
ランニングコストの低減が可能となる。
成分を同時に測定でき、試薬の取り扱いが簡便な多項目
生化学分析計を提供する。 【構成】 多項目生化学分析計をイオン検出部1、ガス
検出部2、及び赤外分光手段又はラマン分光手段などの
分光学的手段からなる生化学成分検出部3からなる試料
成分検出部4を設けて構成する。また、複数のイオンセ
ンサ、参照電極、複数のガスセンサ、及び生化学成分を
分光学的に検出する全反射減衰プリズムを含む使い捨て
試料成分検出部を、皮膚から滲出する試料の分析に使用
する。 【効果】 広い医療分野で、微量の試料を使用して複数
の成分を短時間に測定でき、試薬数を削減できるために
ランニングコストの低減が可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多項目生化学分析計に関
し、複数の成分を同時に測定でき、試薬の数を大幅に削
減でき、試薬の管理の手間とランニングコストを低減で
きる多項目生化学分析計を提供することにある。
し、複数の成分を同時に測定でき、試薬の数を大幅に削
減でき、試薬の管理の手間とランニングコストを低減で
きる多項目生化学分析計を提供することにある。
【0002】
【従来の技術】医療分野では、検体試料中のイオン成分
(例えば、ナトリウム、カリウム、カルシウム、水素、
塩素等のイオン)、ガス成分(例えば、炭酸ガス、酸素
ガスなど)、生化学成分(尿素、ビルビリン、尿酸、ク
レアチニン、グルコースなど)を微量の試料を使用して
短時間に分析することが望まれている。これにたいし
て、全血の成分測定が可能な方式として、吉野二男、大
澤久雄編「臨床生化学検査における分光測定法」、学会
出版センター(1984)1頁から42頁にドライケミ
ストリーが記載されている。ドライケミストリーでは全
血に適用できるイオン成分用や生化学成分用のフィルム
が開発されている。一方、イオン電極とガス電極を組み
込んだ全血の測定に適用できるイオンガス分析計が販売
されている。また、特開昭56−63259号において
は、イオン電極、ガス電極、及び酵素電極を組み込んだ
全血分析用のイオンガス生化学分析計が開示されてい
る。さらに、血清測定用の生化学自動分析計があり、臨
床検査室などに広く普及している。
(例えば、ナトリウム、カリウム、カルシウム、水素、
塩素等のイオン)、ガス成分(例えば、炭酸ガス、酸素
ガスなど)、生化学成分(尿素、ビルビリン、尿酸、ク
レアチニン、グルコースなど)を微量の試料を使用して
短時間に分析することが望まれている。これにたいし
て、全血の成分測定が可能な方式として、吉野二男、大
澤久雄編「臨床生化学検査における分光測定法」、学会
出版センター(1984)1頁から42頁にドライケミ
ストリーが記載されている。ドライケミストリーでは全
血に適用できるイオン成分用や生化学成分用のフィルム
が開発されている。一方、イオン電極とガス電極を組み
込んだ全血の測定に適用できるイオンガス分析計が販売
されている。また、特開昭56−63259号において
は、イオン電極、ガス電極、及び酵素電極を組み込んだ
全血分析用のイオンガス生化学分析計が開示されてい
る。さらに、血清測定用の生化学自動分析計があり、臨
床検査室などに広く普及している。
【0003】また、経皮ガスセンサは、戸川達男著「生
体計測とセンサ」、コロナ社(1986)372頁から
377頁に記述されているようにすでに実用化されてい
る。さらに、全反射減衰赤外分光法による経皮測定はト
ランザクション・オン・バイオメディカル・エンジニア
リング、BME−26(1979年)第597頁から6
00頁(Transaction on Biomedical Engineering BME-
26(1979)pp597〜600)に記述され、加温しない状態でグ
ルコースなどの経皮測定がなされている。発汗させた汗
に含まれるグルコースが血中グルコースと良い相関にあ
ることは臨床化学、15(1986)第75頁から79
頁に記述されている。
体計測とセンサ」、コロナ社(1986)372頁から
377頁に記述されているようにすでに実用化されてい
る。さらに、全反射減衰赤外分光法による経皮測定はト
ランザクション・オン・バイオメディカル・エンジニア
リング、BME−26(1979年)第597頁から6
00頁(Transaction on Biomedical Engineering BME-
26(1979)pp597〜600)に記述され、加温しない状態でグ
ルコースなどの経皮測定がなされている。発汗させた汗
に含まれるグルコースが血中グルコースと良い相関にあ
ることは臨床化学、15(1986)第75頁から79
頁に記述されている。
【0004】イオンセンサとしてイオン選択性電界効果
型トランジスターにより、ナトリウム、カリウム、塩
素、カルシウム、水素等が計測でき、ガスセンサとし
て、半導体技術を用いて微小化したセバリングハウス型
炭酸ガスセンサとクラーク型酸素センサがあるが、これ
らのセンサについては、戸川達男著「生体計測とセン
サ」、コロナ社(1986)357頁から385頁に記
述されている。
型トランジスターにより、ナトリウム、カリウム、塩
素、カルシウム、水素等が計測でき、ガスセンサとし
て、半導体技術を用いて微小化したセバリングハウス型
炭酸ガスセンサとクラーク型酸素センサがあるが、これ
らのセンサについては、戸川達男著「生体計測とセン
サ」、コロナ社(1986)357頁から385頁に記
述されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置は試料中の複数成分を同時に測定する点で十分考慮
がなされていなかった。ドライケミストリーでは、イオ
ン成分の測定は1フィルムで3成分までの測定が可能で
あるが、生化学成分の測定は1成分のみを測定するフィ
ルムを用いて行ない、ガス成分を測定するフィルムはま
だ開発されていない。また、イオンガス分析計では生化
学成分の測定はできず、イオンガス生化学分析計では生
化学2成分しか測定できない、さらに生化学自動分析計
はガス成分を測定できないという問題があった。さら
に、従来の装置は分析時間の点で十分に考慮がなされて
いなかった。ドライケミストリーのフィルムは1枚毎に
測定を行うために同一試料で複数成分を測定するには長
時間を要する。また、生化学自動分析計は全血の遠心分
離で血清を得る時間を要するために、緊急検査に対応で
きないという問題点があった。また、従来の装置は分析
に使用する試料の量の点で十分に考慮がなされていなか
った。ドライケミストリーや生化学自動分析計では同一
試料で複数成分を測定するには多くの試料量を必要とす
るという問題があった。
装置は試料中の複数成分を同時に測定する点で十分考慮
がなされていなかった。ドライケミストリーでは、イオ
ン成分の測定は1フィルムで3成分までの測定が可能で
あるが、生化学成分の測定は1成分のみを測定するフィ
ルムを用いて行ない、ガス成分を測定するフィルムはま
だ開発されていない。また、イオンガス分析計では生化
学成分の測定はできず、イオンガス生化学分析計では生
化学2成分しか測定できない、さらに生化学自動分析計
はガス成分を測定できないという問題があった。さら
に、従来の装置は分析時間の点で十分に考慮がなされて
いなかった。ドライケミストリーのフィルムは1枚毎に
測定を行うために同一試料で複数成分を測定するには長
時間を要する。また、生化学自動分析計は全血の遠心分
離で血清を得る時間を要するために、緊急検査に対応で
きないという問題点があった。また、従来の装置は分析
に使用する試料の量の点で十分に考慮がなされていなか
った。ドライケミストリーや生化学自動分析計では同一
試料で複数成分を測定するには多くの試料量を必要とす
るという問題があった。
【0006】さらに、従来の装置は試薬管理とランニン
グコストの点で十分に考慮がされておらず、ドライケミ
ストリーでは試薬をフィルム中に乾燥状態で含んでお
り、試薬の変質を防ぐためのフィルムの保存管理が煩雑
であり、ランニングコストが高価となるという問題があ
った。また、生化学自動分析計は測定項目毎、測定試料
毎に試薬が必要で、多数種類の試薬の管理が煩雑であ
り、ランニングコストが高くなるという問題があった。
本発明の目的は、微量の試料で複数の成分を短時間に同
時に測定でき、試薬の管理が簡便な低ランニングコスト
の多項目生化学分析計を提供することにある。
グコストの点で十分に考慮がされておらず、ドライケミ
ストリーでは試薬をフィルム中に乾燥状態で含んでお
り、試薬の変質を防ぐためのフィルムの保存管理が煩雑
であり、ランニングコストが高価となるという問題があ
った。また、生化学自動分析計は測定項目毎、測定試料
毎に試薬が必要で、多数種類の試薬の管理が煩雑であ
り、ランニングコストが高くなるという問題があった。
本発明の目的は、微量の試料で複数の成分を短時間に同
時に測定でき、試薬の管理が簡便な低ランニングコスト
の多項目生化学分析計を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、多項目生化
学分析計をイオン成分を検出するイオン検出部と、ガス
成分を検出するガス検出部と、及び生化学成分を検出す
る赤外分光手段又はラマン分光手段などの分光学的手段
からなる生化学成分検出部と、を直列及び/又は並列に
配置して試料成分検出部を構成し、血液などの液体試料
を微量だけ試料成分検出部に接触させ、液体試料中の複
数の成分を同時に短時間で分析する。また、複数のイオ
ンセンサ、複数のガスセンサ、及び生化学成分を分光学
的に検出する全反射減衰プリズムを含む使い捨て試料成
分検出ユニットを使用して、皮膚を加温することにより
血流を検査対象の表面に近づけてより高精度に皮膚から
滲出する試料を分析する。即ち、液体試料中のイオン成
分、ガス成分、及び生化学成分を、液体試料に試薬を添
加して反応させることなく、同時に測定する多項目生化
学分析計において、生化学成分を全反射減衰赤外分光
法、又は全反射減衰ラマン分光法により測定する。
学分析計をイオン成分を検出するイオン検出部と、ガス
成分を検出するガス検出部と、及び生化学成分を検出す
る赤外分光手段又はラマン分光手段などの分光学的手段
からなる生化学成分検出部と、を直列及び/又は並列に
配置して試料成分検出部を構成し、血液などの液体試料
を微量だけ試料成分検出部に接触させ、液体試料中の複
数の成分を同時に短時間で分析する。また、複数のイオ
ンセンサ、複数のガスセンサ、及び生化学成分を分光学
的に検出する全反射減衰プリズムを含む使い捨て試料成
分検出ユニットを使用して、皮膚を加温することにより
血流を検査対象の表面に近づけてより高精度に皮膚から
滲出する試料を分析する。即ち、液体試料中のイオン成
分、ガス成分、及び生化学成分を、液体試料に試薬を添
加して反応させることなく、同時に測定する多項目生化
学分析計において、生化学成分を全反射減衰赤外分光
法、又は全反射減衰ラマン分光法により測定する。
【0008】本発明の多項目生化学分析計は液体試料中
のイオン成分を検出するイオン検出部、ガスを検出する
ガス検出部、及び生化学成分を検出する分光学的手段か
らなる生化学成分検出部から構成される試料成分検出部
と、イオン検出部及びガス検出部からの信号を増幅する
増幅部と、生化学成分検出部に光を入射するための光源
部と、生化学成分検出部からの出射光を受光する受光部
と、増幅部及び受光部からの出力信号を演算処理してイ
オン成分、ガス成分、及び生化学成分の濃度を算出する
演算部と、液体試料を試料成分検出部に供給する試料供
給部とを含む分析部と、この分析部を制御するする制御
部とを有する。イオン検出部はイオン成分を、ガス成分
検出部はガス成分を、それぞれ電気化学的に検出する。
試料成分検出部に液体試料を接触させ、イオン成分、ガ
ス成分、及び生化学成分を検出する。又、試料成分検出
部に液体試料が流れる流路を設け、試料供給部より液体
試料を流路に導入する。流路にイオン検出部、ガス検出
部、及び生化学成分検出部を直列に配置する。あるい
は、イオン検出部、ガス検出部、及び生化学成分検出部
を複数の群に分け流路を挟んで並列に配置する。流路の
ガス検出部とが接触する部位は高ガス透過率を有する膜
で形成する。流路を配置する代わりに試料成分検出部に
前記液体試料を点着する試料点着部を設け、試料点着部
に低ガス透過率を有するカバーを設ける。
のイオン成分を検出するイオン検出部、ガスを検出する
ガス検出部、及び生化学成分を検出する分光学的手段か
らなる生化学成分検出部から構成される試料成分検出部
と、イオン検出部及びガス検出部からの信号を増幅する
増幅部と、生化学成分検出部に光を入射するための光源
部と、生化学成分検出部からの出射光を受光する受光部
と、増幅部及び受光部からの出力信号を演算処理してイ
オン成分、ガス成分、及び生化学成分の濃度を算出する
演算部と、液体試料を試料成分検出部に供給する試料供
給部とを含む分析部と、この分析部を制御するする制御
部とを有する。イオン検出部はイオン成分を、ガス成分
検出部はガス成分を、それぞれ電気化学的に検出する。
試料成分検出部に液体試料を接触させ、イオン成分、ガ
ス成分、及び生化学成分を検出する。又、試料成分検出
部に液体試料が流れる流路を設け、試料供給部より液体
試料を流路に導入する。流路にイオン検出部、ガス検出
部、及び生化学成分検出部を直列に配置する。あるい
は、イオン検出部、ガス検出部、及び生化学成分検出部
を複数の群に分け流路を挟んで並列に配置する。流路の
ガス検出部とが接触する部位は高ガス透過率を有する膜
で形成する。流路を配置する代わりに試料成分検出部に
前記液体試料を点着する試料点着部を設け、試料点着部
に低ガス透過率を有するカバーを設ける。
【0009】試料成分検出部を検査対象の表面に装着し
て、経皮的に検査対象から滲出した液体試料中の成分を
測定し、イオン検出部は検査対象の汗や唾液等の体液中
のイオン成分を、ガス検出部は検査対象の血管から経皮
的に滲出したガス成分を、生化学成分検出部は検査対象
を透過した透過光あるいは検査対象から反射された反射
光を用いて生化学成分を、それぞれ測定する。さらに、
試料成分検出部が、増幅部、光源部、及び演算部を含む
電気回路部と脱着可能であるように構成する。
て、経皮的に検査対象から滲出した液体試料中の成分を
測定し、イオン検出部は検査対象の汗や唾液等の体液中
のイオン成分を、ガス検出部は検査対象の血管から経皮
的に滲出したガス成分を、生化学成分検出部は検査対象
を透過した透過光あるいは検査対象から反射された反射
光を用いて生化学成分を、それぞれ測定する。さらに、
試料成分検出部が、増幅部、光源部、及び演算部を含む
電気回路部と脱着可能であるように構成する。
【0010】液体試料中のイオン成分を検出するイオン
検出部、ガスを検出するガス検出部、及び生化学成分を
検出する分光学的手段からなる生化学成分検出部がシリ
コン基板に少なくとも形成され、生化学成分検出部に結
合する入射光、出射光を伝達する第1の光ファイバ部と
を含む試料成分検出部と、イオン検出部及びガス検出部
からの信号を増幅する増幅部、生化学成分検出部に光を
入射するための光源部、生化学成分検出部からの出射光
を受光する受光部、及び入射光、出射光を伝達する第2
の光ファイバ部、及び増幅部及び受光部からの出力信号
を演算処理してイオン成分、ガス成分、及び生化学成分
の各濃度を算出する演算部とを含む電気回路部と、液体
試料を試料成分検出部に供給する試料供給部とを含む分
析部と、この分析部を制御する制御部とを有して多項目
生化学分析計を構成し、イオン検出部はイオン成分を、
ガス成分検出部はガス成分を、それぞれ電気化学的に検
出する。
検出部、ガスを検出するガス検出部、及び生化学成分を
検出する分光学的手段からなる生化学成分検出部がシリ
コン基板に少なくとも形成され、生化学成分検出部に結
合する入射光、出射光を伝達する第1の光ファイバ部と
を含む試料成分検出部と、イオン検出部及びガス検出部
からの信号を増幅する増幅部、生化学成分検出部に光を
入射するための光源部、生化学成分検出部からの出射光
を受光する受光部、及び入射光、出射光を伝達する第2
の光ファイバ部、及び増幅部及び受光部からの出力信号
を演算処理してイオン成分、ガス成分、及び生化学成分
の各濃度を算出する演算部とを含む電気回路部と、液体
試料を試料成分検出部に供給する試料供給部とを含む分
析部と、この分析部を制御する制御部とを有して多項目
生化学分析計を構成し、イオン検出部はイオン成分を、
ガス成分検出部はガス成分を、それぞれ電気化学的に検
出する。
【0011】試料成分検出部に液体試料を接触させ、イ
オン成分、ガス成分、及び生化学成分を検出する。液体
試料が流れる流路を試料成分検出部の面に設け、試料供
給部より液体試料を流路に導入するか、試料成分検出部
に液体試料を点着する。試料成分検出部に低ガス透過率
を有するカバーを設ける。多数の試料を計測するため
に、オートサンプラを配置して自動的に液体試料を試料
供給部に供給する。試料成分検出部が検査対象の表面に
装着され、経皮的に検査対象から滲出した液体試料中の
成分を測定し、イオン検出部は検査対象の汗や唾液等の
体液中のイオン成分を、ガス検出部は検査対象の血管か
ら経皮的に滲出したガス成分を、生化学成分検出部は検
査対象を透過した透過光あるいは検査対象から反射され
た反射光を用いて生化学成分を、それぞれ測定する。試
料成分検出部は電気回路部と脱着可能であり、試料成分
検出部を使い捨てにする。イオン成分検出部は、イオン
選択性電極あるいはイオン選択性電界効果型トランジス
ターのいずれかからなり、ガス成分検出部は、セバリン
グハウス型電極あるいはクラーク型電極からなり、液体
試料は動物の全血、尿など動物由来の体液、より具体的
には液体試料はヒトの全血、尿などヒト由来の体液とす
る。
オン成分、ガス成分、及び生化学成分を検出する。液体
試料が流れる流路を試料成分検出部の面に設け、試料供
給部より液体試料を流路に導入するか、試料成分検出部
に液体試料を点着する。試料成分検出部に低ガス透過率
を有するカバーを設ける。多数の試料を計測するため
に、オートサンプラを配置して自動的に液体試料を試料
供給部に供給する。試料成分検出部が検査対象の表面に
装着され、経皮的に検査対象から滲出した液体試料中の
成分を測定し、イオン検出部は検査対象の汗や唾液等の
体液中のイオン成分を、ガス検出部は検査対象の血管か
ら経皮的に滲出したガス成分を、生化学成分検出部は検
査対象を透過した透過光あるいは検査対象から反射され
た反射光を用いて生化学成分を、それぞれ測定する。試
料成分検出部は電気回路部と脱着可能であり、試料成分
検出部を使い捨てにする。イオン成分検出部は、イオン
選択性電極あるいはイオン選択性電界効果型トランジス
ターのいずれかからなり、ガス成分検出部は、セバリン
グハウス型電極あるいはクラーク型電極からなり、液体
試料は動物の全血、尿など動物由来の体液、より具体的
には液体試料はヒトの全血、尿などヒト由来の体液とす
る。
【0012】
【作用】多項目生化学分析計の試料成分検出部に液体試
料を接触させることにより、試料成分検出部に配置され
るイオン検出部、ガス検出部、及び赤外分光手段又はラ
マン分光手段などからなる生化学成分検出部により、イ
オン、ガス、生化学成分を同時に分析できる。すなわ
ち、イオン検出部に設けた各種イオンセンサで必要なイ
オン成分が、またガス検出部に設けた各種ガスセンサで
目的とするガス成分が、さらに生化学成分検出部から得
られる赤外又はラマンスペクトルなどの解析から目的と
する生化学成分を測定できる。イオン検出部には、例え
ば参照電極とイオン選択性電極を配置し、オン選択性電
極の感応膜の種類を変えることにより各種のイオンが測
定でき、またガス検出部は、試料中のガスと大気との混
合がないように構成され、セバリングハウス型電極で炭
酸ガスが、クラーク型電極で酸素が測定できる。赤外分
光法又はラマン分光法では、田中誠之、飯田芳男著「機
器分析(改訂版)」、裳華房(1985)70頁から1
09頁に記述されているように、測定されたスペクトル
において各生化学成分に特有の波長域でのピーク面積を
求めて目的とする成分の濃度を求めることができる。全
反射減衰プリズムを用いた赤外分光法又はラマン分光法
では試料表層からの生化学成分情報が得られる。生化学
成分検出部に配置される全反射減衰プリズムは試料と確
実に接触する。全反射減衰プリズムは小形で複数の成分
の測定が可能であり、本発明のうち最も成分数の多い生
化学成分を微小領域で測定でき、試料の量を著しく低減
することが可能である。また、イオン検出部、ガス検出
部、及び生化学成分検出部を集積化して配置することに
よっても、試料の量を減らすことができる。本発明で
は、試料成分検出部において一つの液体試料に含まれる
多くのイオン成分、ガス成分、及び生化学成分を同時に
短時間で測定できる。さらに、赤外分光手段又はラマン
分光手段などからなる生化学成分検出部では試薬は不要
であるために試料の分析に必要とする試薬の数を大幅に
削減でき、試薬の管理の手間とランニングコストを低減
できる。
料を接触させることにより、試料成分検出部に配置され
るイオン検出部、ガス検出部、及び赤外分光手段又はラ
マン分光手段などからなる生化学成分検出部により、イ
オン、ガス、生化学成分を同時に分析できる。すなわ
ち、イオン検出部に設けた各種イオンセンサで必要なイ
オン成分が、またガス検出部に設けた各種ガスセンサで
目的とするガス成分が、さらに生化学成分検出部から得
られる赤外又はラマンスペクトルなどの解析から目的と
する生化学成分を測定できる。イオン検出部には、例え
ば参照電極とイオン選択性電極を配置し、オン選択性電
極の感応膜の種類を変えることにより各種のイオンが測
定でき、またガス検出部は、試料中のガスと大気との混
合がないように構成され、セバリングハウス型電極で炭
酸ガスが、クラーク型電極で酸素が測定できる。赤外分
光法又はラマン分光法では、田中誠之、飯田芳男著「機
器分析(改訂版)」、裳華房(1985)70頁から1
09頁に記述されているように、測定されたスペクトル
において各生化学成分に特有の波長域でのピーク面積を
求めて目的とする成分の濃度を求めることができる。全
反射減衰プリズムを用いた赤外分光法又はラマン分光法
では試料表層からの生化学成分情報が得られる。生化学
成分検出部に配置される全反射減衰プリズムは試料と確
実に接触する。全反射減衰プリズムは小形で複数の成分
の測定が可能であり、本発明のうち最も成分数の多い生
化学成分を微小領域で測定でき、試料の量を著しく低減
することが可能である。また、イオン検出部、ガス検出
部、及び生化学成分検出部を集積化して配置することに
よっても、試料の量を減らすことができる。本発明で
は、試料成分検出部において一つの液体試料に含まれる
多くのイオン成分、ガス成分、及び生化学成分を同時に
短時間で測定できる。さらに、赤外分光手段又はラマン
分光手段などからなる生化学成分検出部では試薬は不要
であるために試料の分析に必要とする試薬の数を大幅に
削減でき、試薬の管理の手間とランニングコストを低減
できる。
【0013】液体試料中のイオン成分を検出するイオン
検出部、ガスを検出するガス検出部、及び生化学成分を
検出する分光学的手段からなる生化学成分検出部がシリ
コン基板に微小化して形成されるので、本発明の多項目
生化学分析計は、小型化、軽量化、低コスト化が図れ取
扱も容易となる。
検出部、ガスを検出するガス検出部、及び生化学成分を
検出する分光学的手段からなる生化学成分検出部がシリ
コン基板に微小化して形成されるので、本発明の多項目
生化学分析計は、小型化、軽量化、低コスト化が図れ取
扱も容易となる。
【0014】
【実施例】図1は本発明の多項目生化学分析計の基本概
念を示すブロック図である。多項目生化学分析計はイオ
ンを検出するイオン検出部1、ガスを検出するガス検出
部2、及び赤外分光手段又はラマン分光手段などからな
る生化学成分を検出する生化学成分検出部3から構成さ
れる試料成分検出部4と、試料成分検出部4に液体試料
を供給する試料供給部13と、イオン検出部1とガス検
出部2の出力信号を増幅する増幅部5と、生化学試料成
分検出部3への入射光6を発生する光源部7と、生化学
試料成分検出部3からの出射光8を受光する受光部9
と、記憶メモリを有し増幅部5及び受光部9からの出力
信号を処理して試料中の各成分の濃度を求め出力、表示
する演算部10を含む分析部11、及び分析部11を構
成する各部を分析者によって入力されたデータ又はあら
かじめ演算部10のメモリに設定されたデータに基づき
制御する制御部12で構成される。試料成分検出部4を
構成するイオン検出部1、ガス検出部2、及び生化学試
料成分検出部3の配置は、これら各検出部が試料に直接
または間接に接触すればよく、各検出部が直列及び/又
は並列のいずれの配置でもよい。イオン検出部1ではイ
オンセンサとしてイオン選択性電極、コーティッドワイ
ヤー型イオン選択性センサ、又はイオン選択性電界効果
型トランジスター(ISFET)などを使用する。図1
では省略したがイオン検出部1の一部には参照電極も配
置する。また、ナトリウム、カリウム、塩素、水素、カ
ルシウム等の各種イオンを測定する。イオンセンサを複
数配置し、各イオンセンサは目的とする測定成分に高い
選択性を有する感応膜を使用した。ガス検出部2では炭
酸ガスセンサとしてセバリングハウス型電極を、また酸
素ガスセンサとしてクラーク型電極を使用した。また、
生化学成分の検出には赤外分光手段又はラマン分光手段
を用いたが、これらの分光学的手段による生化学成分検
出部3では試薬は不要であり、同時に多くの生化学成分
を測定でき、全反射減衰プリズムを用いることに特徴が
ある。また、ラマン分光法を用いて試料中の生化学分析
することにも本発明の特徴がある。
念を示すブロック図である。多項目生化学分析計はイオ
ンを検出するイオン検出部1、ガスを検出するガス検出
部2、及び赤外分光手段又はラマン分光手段などからな
る生化学成分を検出する生化学成分検出部3から構成さ
れる試料成分検出部4と、試料成分検出部4に液体試料
を供給する試料供給部13と、イオン検出部1とガス検
出部2の出力信号を増幅する増幅部5と、生化学試料成
分検出部3への入射光6を発生する光源部7と、生化学
試料成分検出部3からの出射光8を受光する受光部9
と、記憶メモリを有し増幅部5及び受光部9からの出力
信号を処理して試料中の各成分の濃度を求め出力、表示
する演算部10を含む分析部11、及び分析部11を構
成する各部を分析者によって入力されたデータ又はあら
かじめ演算部10のメモリに設定されたデータに基づき
制御する制御部12で構成される。試料成分検出部4を
構成するイオン検出部1、ガス検出部2、及び生化学試
料成分検出部3の配置は、これら各検出部が試料に直接
または間接に接触すればよく、各検出部が直列及び/又
は並列のいずれの配置でもよい。イオン検出部1ではイ
オンセンサとしてイオン選択性電極、コーティッドワイ
ヤー型イオン選択性センサ、又はイオン選択性電界効果
型トランジスター(ISFET)などを使用する。図1
では省略したがイオン検出部1の一部には参照電極も配
置する。また、ナトリウム、カリウム、塩素、水素、カ
ルシウム等の各種イオンを測定する。イオンセンサを複
数配置し、各イオンセンサは目的とする測定成分に高い
選択性を有する感応膜を使用した。ガス検出部2では炭
酸ガスセンサとしてセバリングハウス型電極を、また酸
素ガスセンサとしてクラーク型電極を使用した。また、
生化学成分の検出には赤外分光手段又はラマン分光手段
を用いたが、これらの分光学的手段による生化学成分検
出部3では試薬は不要であり、同時に多くの生化学成分
を測定でき、全反射減衰プリズムを用いることに特徴が
ある。また、ラマン分光法を用いて試料中の生化学分析
することにも本発明の特徴がある。
【0015】本発明の多項目生化学分析計は次のように
動作する。まず、試料供給部13から試料成分検出部4
に血液などの体液を試料として供給し、試料成分検出部
4に試料を直接又は間接に接触させると、試料成分検出
部4を構成するイオン検出部1、ガス検出部2、及び生
化学成分検出部3がイオン成分、ガス成分、生化学成分
をそれぞれ検出し、イオン検出部1とガス検出部2の出
力は増幅部5に、光源部7からの入射光6が生化学成分
検出部3に入射し、生化学成分検出部3からの出射光8
は受光部9で受光される。増幅部5及び受光部9からの
出力信号は演算部10に入力され演算処理されて、液体
試料中の各成分の濃度が算出される。分析部11を構成
する各部は制御部12により制御される。本発明では微
量の試料を用いてイオン成分、ガス成分、及び生化学成
分を同時に複数の成分について短時間で測定でき、生化
学成分を分光学的に分析するので生化学分析用の試薬を
使用せず、低ランニングコストで生化学分析を行なうこ
とができる。なお、本発明に採用したイオンセンサとガ
スセンサの原理は、例えば戸川達男著「生体計測とセン
サ」、コロナ社(1986)344頁から413頁に記
述されているように良く知られているので省略する。赤
外分光法又はラマン分光法のうち全反射減衰プリズムを
用いる方法について図2から図4を用いて簡略に次に説
明する。
動作する。まず、試料供給部13から試料成分検出部4
に血液などの体液を試料として供給し、試料成分検出部
4に試料を直接又は間接に接触させると、試料成分検出
部4を構成するイオン検出部1、ガス検出部2、及び生
化学成分検出部3がイオン成分、ガス成分、生化学成分
をそれぞれ検出し、イオン検出部1とガス検出部2の出
力は増幅部5に、光源部7からの入射光6が生化学成分
検出部3に入射し、生化学成分検出部3からの出射光8
は受光部9で受光される。増幅部5及び受光部9からの
出力信号は演算部10に入力され演算処理されて、液体
試料中の各成分の濃度が算出される。分析部11を構成
する各部は制御部12により制御される。本発明では微
量の試料を用いてイオン成分、ガス成分、及び生化学成
分を同時に複数の成分について短時間で測定でき、生化
学成分を分光学的に分析するので生化学分析用の試薬を
使用せず、低ランニングコストで生化学分析を行なうこ
とができる。なお、本発明に採用したイオンセンサとガ
スセンサの原理は、例えば戸川達男著「生体計測とセン
サ」、コロナ社(1986)344頁から413頁に記
述されているように良く知られているので省略する。赤
外分光法又はラマン分光法のうち全反射減衰プリズムを
用いる方法について図2から図4を用いて簡略に次に説
明する。
【0016】図2は全反射減衰赤外分光法の原理を説明
する図である。全反射減衰プリズム21と試料22の界
面の拡大図を図2中の円中に示す。光源部7より出射し
た赤外光20は全反射減衰プリズム21に入射し、全反
射減衰プリズム中で多重反射を行った後、受光部9に入
射する。全反射減衰プリズム21としては、ガラス、石
英、ゲルマニウム、シリコンなどの高屈折率材料を用い
るが、耐水性に富むセレン化亜鉛を用いることが好まし
い場合もある。図2中の拡大図に示したように全反射減
衰プリズム21と試料22の界面では、赤外光20がわ
ずかに試料22に滲み込み、試料中の各生化学成分に固
有な波長で吸収を起すために、透過法による赤外吸収ス
ペクトルに比較し、水の影響が少ない赤外吸収スペクト
ルを取得できる。図3は複数の成分を含む混合水溶液の
赤外吸収スペクトル例を示す図である。試料は尿素、ク
レアチニン、グルコース各1g/dlでの混合水溶液で
あるが、各成分の官能基に特有な伸縮振動や変角振動に
起因した特徴ピークをもつ吸収スペクトルが得られてい
る。なお、ここでは水の吸収スペクトルを参照信号とし
て取得して、混合溶液の吸収スペクトルから水の影響を
除いている。この他の生化学成分についても成分特有の
赤外吸収スペクトルが得られることが知られており、多
くの生化学成分が測定できる。また、生化学成分によっ
ては、赤外吸収スペクトル上で特徴ピークが重畳する場
合があるが、正規分布形状の仮想ピークで重畳する特徴
ピークを分離したり、各一成分の吸収スペクトルの複数
の特徴ピークを活用した多変量解析により複数の成分の
高精度分析が可能である。また、分画分子量の異なる各
種限外濾過膜を全反射減衰プリズム上の異なる場所に配
置して、これら限外濾過膜を透過した試料を全反射減衰
プリズムに接触させ、巨大分子量の影響を除去して、よ
り多くの生化学成分を正確に全反射減衰赤外分光法で測
定できる。
する図である。全反射減衰プリズム21と試料22の界
面の拡大図を図2中の円中に示す。光源部7より出射し
た赤外光20は全反射減衰プリズム21に入射し、全反
射減衰プリズム中で多重反射を行った後、受光部9に入
射する。全反射減衰プリズム21としては、ガラス、石
英、ゲルマニウム、シリコンなどの高屈折率材料を用い
るが、耐水性に富むセレン化亜鉛を用いることが好まし
い場合もある。図2中の拡大図に示したように全反射減
衰プリズム21と試料22の界面では、赤外光20がわ
ずかに試料22に滲み込み、試料中の各生化学成分に固
有な波長で吸収を起すために、透過法による赤外吸収ス
ペクトルに比較し、水の影響が少ない赤外吸収スペクト
ルを取得できる。図3は複数の成分を含む混合水溶液の
赤外吸収スペクトル例を示す図である。試料は尿素、ク
レアチニン、グルコース各1g/dlでの混合水溶液で
あるが、各成分の官能基に特有な伸縮振動や変角振動に
起因した特徴ピークをもつ吸収スペクトルが得られてい
る。なお、ここでは水の吸収スペクトルを参照信号とし
て取得して、混合溶液の吸収スペクトルから水の影響を
除いている。この他の生化学成分についても成分特有の
赤外吸収スペクトルが得られることが知られており、多
くの生化学成分が測定できる。また、生化学成分によっ
ては、赤外吸収スペクトル上で特徴ピークが重畳する場
合があるが、正規分布形状の仮想ピークで重畳する特徴
ピークを分離したり、各一成分の吸収スペクトルの複数
の特徴ピークを活用した多変量解析により複数の成分の
高精度分析が可能である。また、分画分子量の異なる各
種限外濾過膜を全反射減衰プリズム上の異なる場所に配
置して、これら限外濾過膜を透過した試料を全反射減衰
プリズムに接触させ、巨大分子量の影響を除去して、よ
り多くの生化学成分を正確に全反射減衰赤外分光法で測
定できる。
【0017】図4は全反射減衰ラマン分光法の原理を説
明する図である。図3で説明した全反射減衰赤外分光法
と同様に、全反射減衰プリズム21から試料22に滲み
込んだ励起光31により、試料22中の生化学成分に起
因するラマン散乱光33が発生する。ラマン散乱は原理
的には赤外分光法と同様に官能基の振動や回転運動に基
づく。全反射減衰ラマン分光法は通常のラマン吸収スペ
クトルに比較し、水の影響を受けないために高精度化が
図れ、低波長域の測定ができるため測定成分の増加が可
能となる特徴を有するが、感度が低いという欠点もあ
る。全反射減衰ラマン分光法か全反射減衰赤外分光法の
どちらを採用するかは、測定する生化学成分により選択
する。全反射減衰プリズムの形状としては、半球形、3
角形、平行平板形があり、平面を全反射面に利用する。
全反射減衰プリズムに一定の角度で入射した光の波長を
変化させるか、一定の波長の光の入射角を変化させたと
きの全反射光の強度変化を測定する。
明する図である。図3で説明した全反射減衰赤外分光法
と同様に、全反射減衰プリズム21から試料22に滲み
込んだ励起光31により、試料22中の生化学成分に起
因するラマン散乱光33が発生する。ラマン散乱は原理
的には赤外分光法と同様に官能基の振動や回転運動に基
づく。全反射減衰ラマン分光法は通常のラマン吸収スペ
クトルに比較し、水の影響を受けないために高精度化が
図れ、低波長域の測定ができるため測定成分の増加が可
能となる特徴を有するが、感度が低いという欠点もあ
る。全反射減衰ラマン分光法か全反射減衰赤外分光法の
どちらを採用するかは、測定する生化学成分により選択
する。全反射減衰プリズムの形状としては、半球形、3
角形、平行平板形があり、平面を全反射面に利用する。
全反射減衰プリズムに一定の角度で入射した光の波長を
変化させるか、一定の波長の光の入射角を変化させたと
きの全反射光の強度変化を測定する。
【0018】図5は本発明による緊急検査用フロー方式
多項目生化学分析計の一実施例の構成を示す図である。
緊急検査用フロー方式多項目生化学分析計は、流路40
に面して配置されたイオンセンサ41、42、43、4
4、45、参照電極50からなるイオン検出部、ガスセ
ンサ60、61からなるガス検出部、及び全反射減衰プ
リズム21から構成される生化学成分検出部とからなる
試料成分検出部4の他に、光源部(赤外光源部)7、赤
外光20、受光部9、増幅部5、演算部10、流路40
を洗浄する洗浄液70、センサの較正を行なう較正液7
1、72、洗浄液、較正液の流路への注入を制御する開
閉バルブ73、74、75、流路への洗浄液、較正液の
注入と試料の注入を切り替える切り替えバルブ76、試
料の注入を行なう注射筒77、液を送る送液ポンプ7
8、廃液を収納する廃液ボトル79、分析部11、制御
部12から構成される。なお、流路40とガス検出部と
が接触する部位が高ガス透過率を有する膜、例えばシリ
コンゴム等で形成され、流路40から高ガス透過率を有
する膜を透過したガスをガス検出部で検出するが、この
構成は後述する図6、図9に示す実施例においても同様
である。流路の大きさは流路径1mmφ、流路長さ50
mmである。イオンセンサ41、42、43、44、4
5はそれぞれナトリウム、カリウム、塩素、水素、カル
シウムのイオンをそれぞれ測定するイオン選択性電極で
あるが、コーティッドワイヤー型イオン選択性センサ、
又はイオン選択性電界効果型トランジスター(ISFE
T)を使用してもよい。また、流路40での各液体の流
れ方向(図5では左から右)に対するイオン選択性電極
の配置は任意の順序でよい。ガスセンサ60、61はセ
バリングハウス型炭酸ガスセンサとクラーク型酸素セン
サであり、これらの配置は流路40での液体の流れ方向
に対し任意の順序でよい。また、全反射減衰プリズム2
1は赤外分光法用のセレン化亜鉛製プリズムを用いた
が、他の材質のプリズムでもよい。
多項目生化学分析計の一実施例の構成を示す図である。
緊急検査用フロー方式多項目生化学分析計は、流路40
に面して配置されたイオンセンサ41、42、43、4
4、45、参照電極50からなるイオン検出部、ガスセ
ンサ60、61からなるガス検出部、及び全反射減衰プ
リズム21から構成される生化学成分検出部とからなる
試料成分検出部4の他に、光源部(赤外光源部)7、赤
外光20、受光部9、増幅部5、演算部10、流路40
を洗浄する洗浄液70、センサの較正を行なう較正液7
1、72、洗浄液、較正液の流路への注入を制御する開
閉バルブ73、74、75、流路への洗浄液、較正液の
注入と試料の注入を切り替える切り替えバルブ76、試
料の注入を行なう注射筒77、液を送る送液ポンプ7
8、廃液を収納する廃液ボトル79、分析部11、制御
部12から構成される。なお、流路40とガス検出部と
が接触する部位が高ガス透過率を有する膜、例えばシリ
コンゴム等で形成され、流路40から高ガス透過率を有
する膜を透過したガスをガス検出部で検出するが、この
構成は後述する図6、図9に示す実施例においても同様
である。流路の大きさは流路径1mmφ、流路長さ50
mmである。イオンセンサ41、42、43、44、4
5はそれぞれナトリウム、カリウム、塩素、水素、カル
シウムのイオンをそれぞれ測定するイオン選択性電極で
あるが、コーティッドワイヤー型イオン選択性センサ、
又はイオン選択性電界効果型トランジスター(ISFE
T)を使用してもよい。また、流路40での各液体の流
れ方向(図5では左から右)に対するイオン選択性電極
の配置は任意の順序でよい。ガスセンサ60、61はセ
バリングハウス型炭酸ガスセンサとクラーク型酸素セン
サであり、これらの配置は流路40での液体の流れ方向
に対し任意の順序でよい。また、全反射減衰プリズム2
1は赤外分光法用のセレン化亜鉛製プリズムを用いた
が、他の材質のプリズムでもよい。
【0019】本実施例による緊急検査用フロー方式多項
目生化学分析計は次ぎのように動作する。緊急検査では
いつでも試料を測定できるように、一定時間毎に送液ポ
ンプ78を用いて較正液71と72を順次に試料成分検
出部4に送り、一定時間だか較正液71又は72を試料
成分検出部4にとどめセンサの較正を行なうとともに、
送液ポンプ78により洗浄液70を流して流路40を洗
浄しておく。なお、洗浄液70や較正液71、72の選
択は、開閉バルブ73、74、75と切り替えバルブ7
6を制御部12で制御する。また、較正は2種類の較正
液で2点較正を行なうが、一点較正で良い場合もある。
このように、いつでも測定できる待機状態にあるので、
注射筒77などにより患者から採取した血液などの試料
を直接に多項目生化学分析計に注入できる。試料が分析
部11に注入されると、切り替えバルブ76と送液ポン
プ78により試料を試料成分検出部4に送り、一定時間
だけ試料を試料成分検出部4にとどめて試料中の複数の
成分を測定する。測定終了後はその度に洗浄液70を用
いて送液ポンプ78により流路40を洗浄し、一定時間
毎に較正液71、72を用いてセンサの較正を行ない、
いつでも測定できる待機状態としておく。使用後の洗浄
液、較正液、試料は廃液ボトル79に収納され、液体が
一杯になる前に回収して安全に廃棄する。分析部11の
各部は制御部12で自動的に制御される。なお、全反射
減衰赤外分光法を用いた生化学成分の分析の例を示した
が、全反射減衰ラマン分光法を用いてもよい。
目生化学分析計は次ぎのように動作する。緊急検査では
いつでも試料を測定できるように、一定時間毎に送液ポ
ンプ78を用いて較正液71と72を順次に試料成分検
出部4に送り、一定時間だか較正液71又は72を試料
成分検出部4にとどめセンサの較正を行なうとともに、
送液ポンプ78により洗浄液70を流して流路40を洗
浄しておく。なお、洗浄液70や較正液71、72の選
択は、開閉バルブ73、74、75と切り替えバルブ7
6を制御部12で制御する。また、較正は2種類の較正
液で2点較正を行なうが、一点較正で良い場合もある。
このように、いつでも測定できる待機状態にあるので、
注射筒77などにより患者から採取した血液などの試料
を直接に多項目生化学分析計に注入できる。試料が分析
部11に注入されると、切り替えバルブ76と送液ポン
プ78により試料を試料成分検出部4に送り、一定時間
だけ試料を試料成分検出部4にとどめて試料中の複数の
成分を測定する。測定終了後はその度に洗浄液70を用
いて送液ポンプ78により流路40を洗浄し、一定時間
毎に較正液71、72を用いてセンサの較正を行ない、
いつでも測定できる待機状態としておく。使用後の洗浄
液、較正液、試料は廃液ボトル79に収納され、液体が
一杯になる前に回収して安全に廃棄する。分析部11の
各部は制御部12で自動的に制御される。なお、全反射
減衰赤外分光法を用いた生化学成分の分析の例を示した
が、全反射減衰ラマン分光法を用いてもよい。
【0020】図5では、流路40に面して生化学成分検
出部、イオン検出部、ガス検出部を直列に配置している
が、流路40に面してイオン検出部、ガス検出部を並列
に配置して、流路40の長さを短くし、試料の量を低減
し、分析に要する時間を短縮することができる。本実施
例ではイオン成分、ガス成分、及び生化学成分を同時に
複数の成分について緊急的に測定でき、生化学成分を分
光学的に検出するので、生化学成分分析用の試薬が不要
となる。図6は本発明によるフロー方式多項目生化学分
析計の一実施例である試料成分検出部とその周辺の構成
を示す図である。図5に示す実施例では試料の量の低減
に限度があるので、本実施例では、さらに試料の量の低
減を図るため、流路40に面しイオンセンサ、参照電
極、ガスセンサ、及び全反射減衰プリズムを並列に配置
して、試料の量の低減を図った。これにより、流路40
の長さを短くできるので、図5に示す実施例に比較して
試料の量を3分の1から2分の1に低減できる。なお、
試料の量の低減のためのセンサ群の並列配置が重要であ
って、流路でのセンサ群の配置の順序は任意でよい。較
正、試料導入、洗浄、廃液の実施の工程は図5の実施例
と同様であるので、説明を省略する。本実施例ではイオ
ン成分、ガス成分、及び生化学成分を同時に測定でき、
特に微量の試料の量でこれらの成分を測定できる。
出部、イオン検出部、ガス検出部を直列に配置している
が、流路40に面してイオン検出部、ガス検出部を並列
に配置して、流路40の長さを短くし、試料の量を低減
し、分析に要する時間を短縮することができる。本実施
例ではイオン成分、ガス成分、及び生化学成分を同時に
複数の成分について緊急的に測定でき、生化学成分を分
光学的に検出するので、生化学成分分析用の試薬が不要
となる。図6は本発明によるフロー方式多項目生化学分
析計の一実施例である試料成分検出部とその周辺の構成
を示す図である。図5に示す実施例では試料の量の低減
に限度があるので、本実施例では、さらに試料の量の低
減を図るため、流路40に面しイオンセンサ、参照電
極、ガスセンサ、及び全反射減衰プリズムを並列に配置
して、試料の量の低減を図った。これにより、流路40
の長さを短くできるので、図5に示す実施例に比較して
試料の量を3分の1から2分の1に低減できる。なお、
試料の量の低減のためのセンサ群の並列配置が重要であ
って、流路でのセンサ群の配置の順序は任意でよい。較
正、試料導入、洗浄、廃液の実施の工程は図5の実施例
と同様であるので、説明を省略する。本実施例ではイオ
ン成分、ガス成分、及び生化学成分を同時に測定でき、
特に微量の試料の量でこれらの成分を測定できる。
【0021】図7及び図8は本発明による分析計と従来
の分析計による測定結果の相関を示す図である。これら
のデータは、同一の全血試料を二分割した後、図5に示
した本発明の一実施例と従来一般的に用いられてきた基
準法で測定し、多数試料での両方法での相関を取ったも
のである。図7にはナトリウム、カリウム、塩素、カル
シウムの各イオンの濃度、水素イオンはpH、酸素は分
圧を示し、図8には炭酸ガス分圧、及びグルコース、尿
素、クレアチニン、ビリルビン、尿酸の濃度を示す。本
発明によれば、このような12成分が同時に測定でき、
イオン選択性電極、ガス電極、全反射減衰赤外分光法と
もに基準法と0.99以上の相関係数を示す良好な結果
を得ることができた。
の分析計による測定結果の相関を示す図である。これら
のデータは、同一の全血試料を二分割した後、図5に示
した本発明の一実施例と従来一般的に用いられてきた基
準法で測定し、多数試料での両方法での相関を取ったも
のである。図7にはナトリウム、カリウム、塩素、カル
シウムの各イオンの濃度、水素イオンはpH、酸素は分
圧を示し、図8には炭酸ガス分圧、及びグルコース、尿
素、クレアチニン、ビリルビン、尿酸の濃度を示す。本
発明によれば、このような12成分が同時に測定でき、
イオン選択性電極、ガス電極、全反射減衰赤外分光法と
もに基準法と0.99以上の相関係数を示す良好な結果
を得ることができた。
【0022】図9は本発明によるルーチン用フロー方式
多項目生化学分析計の一実施例の構成を示す図である。
ルーチン用フロー方式多項目生化学分析計は、図5の緊
急検査用フロー方式多項目生化学分析計で、試料の注入
を行なう注射筒77をオートサンプラー80に置き換え
た形式のもので、複数の試料を事前に準備しておきバッ
チ処理する。図5の構成と異なる点は、各種液(試料
液、洗浄液、較正液)を吸引、吐出するノズル85、支
持体81、82に支持された支持棒83上でノズル85
を保持して移動する移動部84、ピストン87と組合せ
各種液の吸引、吐出の切り替えを行なう切り替えバルブ
86、廃液瓶88、洗浄液瓶89、較正液瓶90、9
1、多数の試料瓶92から構成されるオートサンプラー
80を含むことである。この多項目生化学分析計は次ぎ
のように動作する。オートサンプラー80には廃液瓶8
8、洗浄液保存の洗浄液瓶89、較正液保存の較正液瓶
90、91、試料保存用の試料瓶92が配置され、必要
に応じて試料の温度を一定に保つ機能が付加される。ま
た、ノズル85を保持する移動部84は支持体81、8
2によって支持棒83を上下に移動でき、また移動部8
4は支持棒83に添って左右に移動でき、移動部84に
固定されているノズル85は上下左右に自由に移動でき
る。従って、制御部12の制御のもとで、オートサンプ
ラー80のピストン87、及び切り替えバルブ86が制
御され、ノズル85は、洗浄液、較正液、試料液から任
意の液を選択し、吸引吐出する。まず、測定を開始する
前に分析する複数の試料を事前にオートサンプラー80
の試料瓶92へ保持する。もちろんガス成分を測定する
時には、図示していないが試料瓶92にはガス低透過率
の密閉栓をする。分析前にはポンプ78でセンサを較正
してから流路40を洗浄する。較正は2種類の較正液で
2点較正を行なうが、一点較正で良い場合もある。洗浄
が完了ののち、制御部12の制御下でノズル85は移動
し、目的とする試料瓶92の試料を吸引する。ついで試
料を流路40に注入し、ポンプ78により試料が流路4
0を満たすように流され、イオンセンサ41、42、4
3、44、45、参照電極50、ガスセンサ60、6
1、全反射減衰プリズム21の各面と試料が接触した位
置で試料の流れを一旦停止し、各センサはイオン成分、
ガス成分、生化学成分を検出する。検出された信号は演
算処理され、複数成分の濃度が求められる。
多項目生化学分析計の一実施例の構成を示す図である。
ルーチン用フロー方式多項目生化学分析計は、図5の緊
急検査用フロー方式多項目生化学分析計で、試料の注入
を行なう注射筒77をオートサンプラー80に置き換え
た形式のもので、複数の試料を事前に準備しておきバッ
チ処理する。図5の構成と異なる点は、各種液(試料
液、洗浄液、較正液)を吸引、吐出するノズル85、支
持体81、82に支持された支持棒83上でノズル85
を保持して移動する移動部84、ピストン87と組合せ
各種液の吸引、吐出の切り替えを行なう切り替えバルブ
86、廃液瓶88、洗浄液瓶89、較正液瓶90、9
1、多数の試料瓶92から構成されるオートサンプラー
80を含むことである。この多項目生化学分析計は次ぎ
のように動作する。オートサンプラー80には廃液瓶8
8、洗浄液保存の洗浄液瓶89、較正液保存の較正液瓶
90、91、試料保存用の試料瓶92が配置され、必要
に応じて試料の温度を一定に保つ機能が付加される。ま
た、ノズル85を保持する移動部84は支持体81、8
2によって支持棒83を上下に移動でき、また移動部8
4は支持棒83に添って左右に移動でき、移動部84に
固定されているノズル85は上下左右に自由に移動でき
る。従って、制御部12の制御のもとで、オートサンプ
ラー80のピストン87、及び切り替えバルブ86が制
御され、ノズル85は、洗浄液、較正液、試料液から任
意の液を選択し、吸引吐出する。まず、測定を開始する
前に分析する複数の試料を事前にオートサンプラー80
の試料瓶92へ保持する。もちろんガス成分を測定する
時には、図示していないが試料瓶92にはガス低透過率
の密閉栓をする。分析前にはポンプ78でセンサを較正
してから流路40を洗浄する。較正は2種類の較正液で
2点較正を行なうが、一点較正で良い場合もある。洗浄
が完了ののち、制御部12の制御下でノズル85は移動
し、目的とする試料瓶92の試料を吸引する。ついで試
料を流路40に注入し、ポンプ78により試料が流路4
0を満たすように流され、イオンセンサ41、42、4
3、44、45、参照電極50、ガスセンサ60、6
1、全反射減衰プリズム21の各面と試料が接触した位
置で試料の流れを一旦停止し、各センサはイオン成分、
ガス成分、生化学成分を検出する。検出された信号は演
算処理され、複数成分の濃度が求められる。
【0023】なお、図6に示すようにセンサ群を並列に
配置して、試料の量を低減することができのはいうまで
もない。制御部12は分析部11を自動的に制御する
が、上記で説明した較正又は洗浄からデータの演算処理
までの分析サイクルを必要に応じて複数回繰り返す機能
が含まれている。本実施例ではイオン成分、ガス成分、
及び生化学成分を同時に複数の成分についてバッチ測定
が可能である。図10は本発明による緊急検査用点着方
式多項目生化学分析計の一実施例の構成を示す図であ
る。緊急検査用点着方式多項目生化学分析計では、試料
点着部100に試料が点着により供給される。試料点着
部100に設けられる各種センサ等の配置、構成は図5
に示す緊急検査用フロー方式多項目生化学分析計と同様
である。この緊急検査用点着方式多項目生化学分析計は
次ぎのように動作する。緊急検査ではいつでも試料を測
定できるように、一定時間毎に送液ポンプ102を用い
て較正液71と72を順次にノズル104を通して試料
成分検出部4の凹部状の窪みの試料点着部100に送
り、一定時間だけ較正液71又は72を試料点着部10
0に溜めてセンサの較正を行ない、送液ポンプ102に
より洗浄液70を流して試料点着部100を洗浄する。
制御部12の制御のもとで、開閉バルブ73、74、7
5と切り替えバルブ101が制御され、洗浄液70や較
正液71、72が選択される。使用後の較正液や洗浄液
は切り替えバルブ101を切り替え、ノズル104を通
してポンプ103により廃液ボトル79に送液され、廃
液が一杯になる前に安全に廃棄される。図10において
105は使用している各種液体の混合液、あるいは試料
の試料点着部100内での液面を示す。較正は2種類の
較正液で2点較正を行なうが、一点較正で良い場合もあ
る。試料点着部100は清浄な空の状態を保つようにし
て、いつでも測定できる待機状態にあるので、注射筒7
7などにより患者から採取した血液などの試料を直接に
多項目生化学分析計に注入できる。試料が試料点着部1
00に注入されると、血液などの試料中ガスが大気中ガ
スの影響を受けない短時間だけ試料を試料点着部100
に留めて試料中成分を測定する。測定終了毎に洗浄液7
0を用いて試料点着部100を洗浄し、一定時間毎に較
正液71、72を用いてセンサの較正を行なう。図5で
説明したのと同様に、生化学成分の検出を全反射減衰赤
外分光法あるいは全反射減衰ラマン分光法を用いて行な
う。本実施例では試料が点着により供給され、イオン成
分、ガス成分、及び生化学成分を同時に複数の成分につ
いて緊急的に測定でき、生化学成分を分光学的に検出す
るので生化学成分用の試薬が不要となる。
配置して、試料の量を低減することができのはいうまで
もない。制御部12は分析部11を自動的に制御する
が、上記で説明した較正又は洗浄からデータの演算処理
までの分析サイクルを必要に応じて複数回繰り返す機能
が含まれている。本実施例ではイオン成分、ガス成分、
及び生化学成分を同時に複数の成分についてバッチ測定
が可能である。図10は本発明による緊急検査用点着方
式多項目生化学分析計の一実施例の構成を示す図であ
る。緊急検査用点着方式多項目生化学分析計では、試料
点着部100に試料が点着により供給される。試料点着
部100に設けられる各種センサ等の配置、構成は図5
に示す緊急検査用フロー方式多項目生化学分析計と同様
である。この緊急検査用点着方式多項目生化学分析計は
次ぎのように動作する。緊急検査ではいつでも試料を測
定できるように、一定時間毎に送液ポンプ102を用い
て較正液71と72を順次にノズル104を通して試料
成分検出部4の凹部状の窪みの試料点着部100に送
り、一定時間だけ較正液71又は72を試料点着部10
0に溜めてセンサの較正を行ない、送液ポンプ102に
より洗浄液70を流して試料点着部100を洗浄する。
制御部12の制御のもとで、開閉バルブ73、74、7
5と切り替えバルブ101が制御され、洗浄液70や較
正液71、72が選択される。使用後の較正液や洗浄液
は切り替えバルブ101を切り替え、ノズル104を通
してポンプ103により廃液ボトル79に送液され、廃
液が一杯になる前に安全に廃棄される。図10において
105は使用している各種液体の混合液、あるいは試料
の試料点着部100内での液面を示す。較正は2種類の
較正液で2点較正を行なうが、一点較正で良い場合もあ
る。試料点着部100は清浄な空の状態を保つようにし
て、いつでも測定できる待機状態にあるので、注射筒7
7などにより患者から採取した血液などの試料を直接に
多項目生化学分析計に注入できる。試料が試料点着部1
00に注入されると、血液などの試料中ガスが大気中ガ
スの影響を受けない短時間だけ試料を試料点着部100
に留めて試料中成分を測定する。測定終了毎に洗浄液7
0を用いて試料点着部100を洗浄し、一定時間毎に較
正液71、72を用いてセンサの較正を行なう。図5で
説明したのと同様に、生化学成分の検出を全反射減衰赤
外分光法あるいは全反射減衰ラマン分光法を用いて行な
う。本実施例では試料が点着により供給され、イオン成
分、ガス成分、及び生化学成分を同時に複数の成分につ
いて緊急的に測定でき、生化学成分を分光学的に検出す
るので生化学成分用の試薬が不要となる。
【0024】図11は本発明による点着方式多項目生化
学分析計の一実施例である試料成分検出部とその周辺の
構成を示す図である。本実施例は図10に示す実施例の
試料点着部100に、低ガス透過率のガス低透過率のO
−リング111を介して低ガス透過率のカバー110を
配置し、大気中ガスが試料中ガスに影響しないように改
善したもので、各種センサの配置、構成は図10に示す
実施例と同様である。本実施例の動作は次のとおりであ
る。試料が切り替えバルブ114の切り換えによりノズ
ル孔113を通して試料点着部100内に試料が点着、
あるいは注入されると、接続部品112により試料点着
部100に取り付けられたカバー110が閉じられ試料
を封じ込め、大気中ガスが試料中ガスに影響しないよう
にして、充分な時間で試料中のガス成分を測定できる。
また、試料点着部100内に試料が点着、あるいは注入
され、カバー110が閉じられ試料を封じ込めたあと、
図11には図示していないが、試料点着部100に連結
された減圧用のポンプにより試料点着部100内を適当
な条件まで減圧してガス成分の検出感度を向上させるこ
ともできる。較正、洗浄、廃液の工程は図10の実施例
と同様であるので、説明を省略する。本実施例ではイオ
ン成分、ガス成分、及び生化学成分を同時に測定が可能
で、特にガス成分が精度良く測定できる。
学分析計の一実施例である試料成分検出部とその周辺の
構成を示す図である。本実施例は図10に示す実施例の
試料点着部100に、低ガス透過率のガス低透過率のO
−リング111を介して低ガス透過率のカバー110を
配置し、大気中ガスが試料中ガスに影響しないように改
善したもので、各種センサの配置、構成は図10に示す
実施例と同様である。本実施例の動作は次のとおりであ
る。試料が切り替えバルブ114の切り換えによりノズ
ル孔113を通して試料点着部100内に試料が点着、
あるいは注入されると、接続部品112により試料点着
部100に取り付けられたカバー110が閉じられ試料
を封じ込め、大気中ガスが試料中ガスに影響しないよう
にして、充分な時間で試料中のガス成分を測定できる。
また、試料点着部100内に試料が点着、あるいは注入
され、カバー110が閉じられ試料を封じ込めたあと、
図11には図示していないが、試料点着部100に連結
された減圧用のポンプにより試料点着部100内を適当
な条件まで減圧してガス成分の検出感度を向上させるこ
ともできる。較正、洗浄、廃液の工程は図10の実施例
と同様であるので、説明を省略する。本実施例ではイオ
ン成分、ガス成分、及び生化学成分を同時に測定が可能
で、特にガス成分が精度良く測定できる。
【0025】図12は本発明によるルーチン用点着方式
多項目生化学分析計の一実施例の構成を示す図である。
ルーチン用点着方式多項目生化学分析計は、図10に示
すの点着方式多項目生化学分析計に図9に示すオートサ
ンプラー80を組合せたもので、複数の試料を事前に準
備しておきバッチ処理ができる。この多項目生化学分析
計は次ぎのように動作する。オートサンプラー80は図
9で説明した同様の動作を行なう。流路123を経由し
て試料をノズル122から試料点着部100へ点着又は
注入する。各種液体はノズル120から吸引され流路1
21を経由して廃液ボトル79に一旦保存される。本実
施例において、図11で説明したカバーを設ける構造と
することも可能である。本実施例ではイオン成分、ガス
成分、及び生化学成分を同時に複数の成分についてバッ
チ測定が可能である。図13は本発明による無侵襲多項
目生化学分析計の一実施例の構成を示す図である。無侵
襲多項目生化学分析計は、イオンセンサ41、42、4
3、44、45、参照電極50、ガスセンサ60、6
1、生化学成分を検出する全反射減衰プリズム21、及
び光ファイバ用コネクタ134からなる試料成分検出部
4、皮膚135を温度制御回路131の制御のもとでヒ
ータ130で加温し発生する経皮ガスを検出する経皮検
出部132、光源部7からの赤外光20を光ファイバ1
33、光ファイバ用コネクタ134を介して皮膚135
に接触する生化学成分を検出する全反射減衰プリズム2
1に入射させ、全反射減衰プリズム21からの出射する
赤外光20を光ファイバ用コネクタ134、光ファイバ
133を介して受光部9に導く生化学成分検出系、増幅
部5、受光部9、演算部10、及び温度制御回路131
から成る電気回路部136、分析部11、制御部12、
から構成される。イオンセンサ41、42、43、4
4、45、ガスセンサ60、61、及び全反射減衰プリ
ズム21は、それぞれ図5等の実施例で使用したものと
同様である。
多項目生化学分析計の一実施例の構成を示す図である。
ルーチン用点着方式多項目生化学分析計は、図10に示
すの点着方式多項目生化学分析計に図9に示すオートサ
ンプラー80を組合せたもので、複数の試料を事前に準
備しておきバッチ処理ができる。この多項目生化学分析
計は次ぎのように動作する。オートサンプラー80は図
9で説明した同様の動作を行なう。流路123を経由し
て試料をノズル122から試料点着部100へ点着又は
注入する。各種液体はノズル120から吸引され流路1
21を経由して廃液ボトル79に一旦保存される。本実
施例において、図11で説明したカバーを設ける構造と
することも可能である。本実施例ではイオン成分、ガス
成分、及び生化学成分を同時に複数の成分についてバッ
チ測定が可能である。図13は本発明による無侵襲多項
目生化学分析計の一実施例の構成を示す図である。無侵
襲多項目生化学分析計は、イオンセンサ41、42、4
3、44、45、参照電極50、ガスセンサ60、6
1、生化学成分を検出する全反射減衰プリズム21、及
び光ファイバ用コネクタ134からなる試料成分検出部
4、皮膚135を温度制御回路131の制御のもとでヒ
ータ130で加温し発生する経皮ガスを検出する経皮検
出部132、光源部7からの赤外光20を光ファイバ1
33、光ファイバ用コネクタ134を介して皮膚135
に接触する生化学成分を検出する全反射減衰プリズム2
1に入射させ、全反射減衰プリズム21からの出射する
赤外光20を光ファイバ用コネクタ134、光ファイバ
133を介して受光部9に導く生化学成分検出系、増幅
部5、受光部9、演算部10、及び温度制御回路131
から成る電気回路部136、分析部11、制御部12、
から構成される。イオンセンサ41、42、43、4
4、45、ガスセンサ60、61、及び全反射減衰プリ
ズム21は、それぞれ図5等の実施例で使用したものと
同様である。
【0026】この無侵襲多項目生化学分析計は次ぎのよ
うに動作する。経皮検出部132と電気回路部136は
光ファイバ133、及び電気的配線で繋がり、経皮検出
部132は前腕、口唇など検査対象の表面に密着させ
る。装着前に経皮検出部132は較正液により二点較正
あるいは一点較正を行っておく。経皮検出部132内の
ヒータ130及び温度制御回路131により、皮膚は加
温され、皮膚厚が薄くなり血流が検査対象の表面に接近
し、皮膚のガス透過性も向上し発汗も生じる状態とな
る。トランザクション・オン・バイオメディカル・エン
ジニアリング、BME−26(1979年)第597頁
から600頁(Transaction on Biomedical Engineerin
g BME-26(1979)pp597〜600)に記載される従来例では、
加温しない状態でグルコースなどの経皮測定がなされて
いるが、本実施例では加温することにより、血流を検査
対象の表面に近づけてより高精度に測定できる。本実施
例では、汗中のイオンを検査対象の表面に接触させたイ
オンセンサで測定することにより、血中イオン濃度を求
めることに成功した。分析部11を構成する各部は制御
部12で自動的に制御されることは図5等と同様であ
る。また、生化学成分の検出は全反射減衰赤外分光法、
全反射減衰ラマン分光法のいずれを用いてもよく、全反
射減衰赤外分光法出は、検査対象を透過した透過光、あ
るいは検査対象から反射された反射光を用いて生化学成
分の検出ができる。
うに動作する。経皮検出部132と電気回路部136は
光ファイバ133、及び電気的配線で繋がり、経皮検出
部132は前腕、口唇など検査対象の表面に密着させ
る。装着前に経皮検出部132は較正液により二点較正
あるいは一点較正を行っておく。経皮検出部132内の
ヒータ130及び温度制御回路131により、皮膚は加
温され、皮膚厚が薄くなり血流が検査対象の表面に接近
し、皮膚のガス透過性も向上し発汗も生じる状態とな
る。トランザクション・オン・バイオメディカル・エン
ジニアリング、BME−26(1979年)第597頁
から600頁(Transaction on Biomedical Engineerin
g BME-26(1979)pp597〜600)に記載される従来例では、
加温しない状態でグルコースなどの経皮測定がなされて
いるが、本実施例では加温することにより、血流を検査
対象の表面に近づけてより高精度に測定できる。本実施
例では、汗中のイオンを検査対象の表面に接触させたイ
オンセンサで測定することにより、血中イオン濃度を求
めることに成功した。分析部11を構成する各部は制御
部12で自動的に制御されることは図5等と同様であ
る。また、生化学成分の検出は全反射減衰赤外分光法、
全反射減衰ラマン分光法のいずれを用いてもよく、全反
射減衰赤外分光法出は、検査対象を透過した透過光、あ
るいは検査対象から反射された反射光を用いて生化学成
分の検出ができる。
【0027】なお、経皮検出部132は検査対象の表面
に装着した状態で血中成分の長時間モニタリングにも適
しており、さらに操作者が直接試料に接触しないので、
検査対象の体液等を経由した細菌、ウイルス等の感染防
止にも有効である。本実施例ではイオン成分、ガス成
分、及び生化学成分を同時に複数の成分について経皮的
に測定でき、分光学的に生化学成分を検出するので生化
学成分分析用の試薬が不要となる。図14は本発明によ
る試料成分検出部使い捨て方式多項目生化学分析計の一
実施例の構成を示す図である。試料成分検出部使い捨て
方式多項目生化学分析計は、皮膚135からの試料14
4を分析する、イオンセンサ41、42、43、44、
45、参照電極50、ガスセンサ60、61、生化学成
分を検出する全反射減衰プリズム21、光ファイバ用コ
ネクタ134、及び試料溜め143からなる使い捨て試
料成分検出部140、赤外光20を発生する光源部7、
受光部9、増幅部5、及び演算部10からなる電気回路
部142、接続コネクタ141、光ファイバ133、分
析部11、制御部12から構成される。イオンセンサ4
1、42、43、44、45は、ナトリウム、カリウ
ム、塩素、水素、カルシウムの各イオンを測定するイオ
ン選択性電界効果型トランジスターであり、ガスセンサ
60、61はセバリングハウス型炭酸ガスセンサとクラ
ーク型酸素センサであり、これらセンサは同じ基板上に
半導体技術を用いて微小化して作成されている。これら
のセンサについては、戸川達男著「生体計測とセン
サ」、コロナ社(1986)357頁から385頁に記
述されている。また、生化学成分を検出する全反射減衰
プリズム21は赤外分光法用にシリコンウエハーから切
り出したシリコンをプリズムとして用いた。このプリズ
ムはラマン分光法にも適用できる。これらのセンサ及び
全反射減衰プリズムはシリコン基板を用いてそれぞれ別
体で、安価にかつ小型に作製できる。使い捨て検出部1
40は接続コネクタ141を介して電気回路部142に
接続しているが、接続コネクタ141で使い捨て検出部
140を切り離すことも可能である。
に装着した状態で血中成分の長時間モニタリングにも適
しており、さらに操作者が直接試料に接触しないので、
検査対象の体液等を経由した細菌、ウイルス等の感染防
止にも有効である。本実施例ではイオン成分、ガス成
分、及び生化学成分を同時に複数の成分について経皮的
に測定でき、分光学的に生化学成分を検出するので生化
学成分分析用の試薬が不要となる。図14は本発明によ
る試料成分検出部使い捨て方式多項目生化学分析計の一
実施例の構成を示す図である。試料成分検出部使い捨て
方式多項目生化学分析計は、皮膚135からの試料14
4を分析する、イオンセンサ41、42、43、44、
45、参照電極50、ガスセンサ60、61、生化学成
分を検出する全反射減衰プリズム21、光ファイバ用コ
ネクタ134、及び試料溜め143からなる使い捨て試
料成分検出部140、赤外光20を発生する光源部7、
受光部9、増幅部5、及び演算部10からなる電気回路
部142、接続コネクタ141、光ファイバ133、分
析部11、制御部12から構成される。イオンセンサ4
1、42、43、44、45は、ナトリウム、カリウ
ム、塩素、水素、カルシウムの各イオンを測定するイオ
ン選択性電界効果型トランジスターであり、ガスセンサ
60、61はセバリングハウス型炭酸ガスセンサとクラ
ーク型酸素センサであり、これらセンサは同じ基板上に
半導体技術を用いて微小化して作成されている。これら
のセンサについては、戸川達男著「生体計測とセン
サ」、コロナ社(1986)357頁から385頁に記
述されている。また、生化学成分を検出する全反射減衰
プリズム21は赤外分光法用にシリコンウエハーから切
り出したシリコンをプリズムとして用いた。このプリズ
ムはラマン分光法にも適用できる。これらのセンサ及び
全反射減衰プリズムはシリコン基板を用いてそれぞれ別
体で、安価にかつ小型に作製できる。使い捨て検出部1
40は接続コネクタ141を介して電気回路部142に
接続しているが、接続コネクタ141で使い捨て検出部
140を切り離すことも可能である。
【0028】この試料成分検出部使い捨て方式多項目生
化学分析計は次ぎのように動作する。まず測定前に使い
捨て検出部140を電気回路部142に接続し、較正液
により二点較正あるいは一点較正を行っておく。緊急時
の検査の一形態として、皮膚135を多少切開し、試料
144となる鮮血を小型集積化された使い捨て検出部1
40を用いて測定する。使い捨て検出部140に設けら
れた試料溜め143に毛管現象で試料144が侵入し、
試料溜め143が試料で満たされた状態で試料中の複数
の成分が測定される。使い捨て検出部140は1回単位
又は1日単位などで電気回路部142から接続コネクタ
141で外して簡単に交換することができる。分析部1
1を構成する各部は図5等で説明したのと同様に制御部
12で自動的に制御される。なお、生化学成分の検出は
全反射減衰赤外分光法、全反射減衰ラマン分光法のいず
れを用いてもよい。以上で述べた使い捨て検出部140
は半導体技術を用いたシリコン材料により安価に製作す
ることが可能であり、現在問題になっている細菌、ウイ
ルス等の感染防止に有効である。本実施例ではイオン成
分、ガス成分、及び生化学成分を同時に複数の成分につ
いて測定できる試料成分検出部を使い捨てにでき、生化
学成分分析用の試薬が不要となる。経皮測定では、汗又
は唾液中からのイオン成分、血管からの滲出ガス成分、
皮膚を透過する光を利用して生化学成分を分析すること
ができる。以上の説明ではイオン、ガスを計測する各種
センサ、全反射減衰プリズムを別体のシリコン基板を用
いて小型に作製したが、これらを全て単一のシリコン基
板上に形成することも可能であり、既に説明してきた本
発明の各実施例におけるセンサとして使用し格段の効果
を達成することができた。以下これについて説明する。
化学分析計は次ぎのように動作する。まず測定前に使い
捨て検出部140を電気回路部142に接続し、較正液
により二点較正あるいは一点較正を行っておく。緊急時
の検査の一形態として、皮膚135を多少切開し、試料
144となる鮮血を小型集積化された使い捨て検出部1
40を用いて測定する。使い捨て検出部140に設けら
れた試料溜め143に毛管現象で試料144が侵入し、
試料溜め143が試料で満たされた状態で試料中の複数
の成分が測定される。使い捨て検出部140は1回単位
又は1日単位などで電気回路部142から接続コネクタ
141で外して簡単に交換することができる。分析部1
1を構成する各部は図5等で説明したのと同様に制御部
12で自動的に制御される。なお、生化学成分の検出は
全反射減衰赤外分光法、全反射減衰ラマン分光法のいず
れを用いてもよい。以上で述べた使い捨て検出部140
は半導体技術を用いたシリコン材料により安価に製作す
ることが可能であり、現在問題になっている細菌、ウイ
ルス等の感染防止に有効である。本実施例ではイオン成
分、ガス成分、及び生化学成分を同時に複数の成分につ
いて測定できる試料成分検出部を使い捨てにでき、生化
学成分分析用の試薬が不要となる。経皮測定では、汗又
は唾液中からのイオン成分、血管からの滲出ガス成分、
皮膚を透過する光を利用して生化学成分を分析すること
ができる。以上の説明ではイオン、ガスを計測する各種
センサ、全反射減衰プリズムを別体のシリコン基板を用
いて小型に作製したが、これらを全て単一のシリコン基
板上に形成することも可能であり、既に説明してきた本
発明の各実施例におけるセンサとして使用し格段の効果
を達成することができた。以下これについて説明する。
【0029】図15は本発明による集積化多項目生化学
分析チップの一実施例の斜視図である。集積化多項目生
化学分析チップ150(以下では、分析チップと略
す。)は、シリコン基板上に形成するイオンセンサ4
1、42、43、44、45、参照電極50、ガスセン
サ60、61、生化学成分検出部に相当する減衰全反射
プリズム21、増幅器や演算部を含む集積化電子回路部
153、シリコン露出部154、シリコン151、酸化
シリコン152から構成される。分析チップ150は、
イオンセンサ、参照電極、ガスセンサ、集積化電子回路
部が形成される電気部155と、減衰全反射プリズムが
形成される光学部156に分離される。本実施例では、
集積化電子回路部153を分析チップ150と一体化し
たが、集積化電子回路部153はシリコンチップ150
上に形成しないで、分析チップ150の外部に設置して
電気的に検出信号、制御信号の授受を行なってもよい。
分析チップ150は、以下に説明する工程で形成した。
まず、(100)面を持ったシリコン基板を熱酸化し
て、シリコン151の両面に酸化シリコン152層を形
成する。分析チップ150の上面は被覆し、下面には事
前に製作したエッチングパターンを密着させ、フッ化水
素:フッ化アンモニウムが1:6の溶液で下面の酸化シ
リコン152層の一部を除去する。エッチングパターン
は減衰全反射プリズム21の下面部の酸化シリコン15
2層を除去する形状を有する。その後、シリコン151
を温度90℃の水酸化カリウム溶液で異方性エッチング
して、エッチングを停止するためにシリコン基板を洗浄
した。これにより、減衰全反射プリズム21の下面部を
形成できた。次ぎに、酸化シリコン152層を有する分
析チップ150の上面にシリコン露出部154を形成す
るが、シリコン露出部154の酸化シリコン152層を
除去するパターンを製作して、フッ化水素:フッ化アン
モニウムが1:6の溶液で酸化シリコン152層をエッ
チングして、洗浄した。これにより、減衰全反射プリズ
ム21を分析チップ150に製作できた。次ぎは、イオ
ンセンサ41、42、43、44、45、参照電極5
0、ガスセンサ60、61、集積化電子回路部153を
製作する。シリコン基板上に別体で形成されたイオンン
センサ、参照電極、ガスセンサを搭載してもよいし、シ
リコン基板上に一体でイオンンセンサ、参照電極、ガス
センサをエッチング等の技術を利用して形成してもよ
い。最後にシリコン基板上に同じに多数形成された分析
チップ150を切り出して、イオンセンサ、参照電極、
ガスセンサに電気配線を施すとともに、液体試料から電
気的絶縁を保つようにシリコン基板の電気伝導部を絶縁
物で被覆する。
分析チップの一実施例の斜視図である。集積化多項目生
化学分析チップ150(以下では、分析チップと略
す。)は、シリコン基板上に形成するイオンセンサ4
1、42、43、44、45、参照電極50、ガスセン
サ60、61、生化学成分検出部に相当する減衰全反射
プリズム21、増幅器や演算部を含む集積化電子回路部
153、シリコン露出部154、シリコン151、酸化
シリコン152から構成される。分析チップ150は、
イオンセンサ、参照電極、ガスセンサ、集積化電子回路
部が形成される電気部155と、減衰全反射プリズムが
形成される光学部156に分離される。本実施例では、
集積化電子回路部153を分析チップ150と一体化し
たが、集積化電子回路部153はシリコンチップ150
上に形成しないで、分析チップ150の外部に設置して
電気的に検出信号、制御信号の授受を行なってもよい。
分析チップ150は、以下に説明する工程で形成した。
まず、(100)面を持ったシリコン基板を熱酸化し
て、シリコン151の両面に酸化シリコン152層を形
成する。分析チップ150の上面は被覆し、下面には事
前に製作したエッチングパターンを密着させ、フッ化水
素:フッ化アンモニウムが1:6の溶液で下面の酸化シ
リコン152層の一部を除去する。エッチングパターン
は減衰全反射プリズム21の下面部の酸化シリコン15
2層を除去する形状を有する。その後、シリコン151
を温度90℃の水酸化カリウム溶液で異方性エッチング
して、エッチングを停止するためにシリコン基板を洗浄
した。これにより、減衰全反射プリズム21の下面部を
形成できた。次ぎに、酸化シリコン152層を有する分
析チップ150の上面にシリコン露出部154を形成す
るが、シリコン露出部154の酸化シリコン152層を
除去するパターンを製作して、フッ化水素:フッ化アン
モニウムが1:6の溶液で酸化シリコン152層をエッ
チングして、洗浄した。これにより、減衰全反射プリズ
ム21を分析チップ150に製作できた。次ぎは、イオ
ンセンサ41、42、43、44、45、参照電極5
0、ガスセンサ60、61、集積化電子回路部153を
製作する。シリコン基板上に別体で形成されたイオンン
センサ、参照電極、ガスセンサを搭載してもよいし、シ
リコン基板上に一体でイオンンセンサ、参照電極、ガス
センサをエッチング等の技術を利用して形成してもよ
い。最後にシリコン基板上に同じに多数形成された分析
チップ150を切り出して、イオンセンサ、参照電極、
ガスセンサに電気配線を施すとともに、液体試料から電
気的絶縁を保つようにシリコン基板の電気伝導部を絶縁
物で被覆する。
【0030】図16は本発明による集積化多項目生化学
分析チップに形成した減衰全反射プリズムの一実施例の
断面図である。本断面図は図15のa−a’部分の断面
であり、図16(a)は赤外光を直接に減衰全反射プリ
ズムに入出射させる場合、図16(b)は光ファイバを
介して減衰全反射プリズムに赤外光を入出射させる場合
の実施例である。これらの断面には、シリコン151、
酸化シリコン152、シリコン露出部154、減衰全反
射プリズム21、赤外光20、光ファイバ133、光フ
ァイバ用コネクタ134が示されている。図16(a)
に示す減衰全反射プリズム21は上述したように、シリ
コン151のエッチングで簡単に形成でき、これに必要
な光学系を組合せることで生化学成分を容易に検出でき
る。減衰全反射プリズム21が微細になることによる光
路長の短縮は感度低減につながるが、減衰全反射プリズ
ム21の厚さを薄くすることにより、反射回数を増やし
て高感度化することは容易である。さらに、図16
(b)に示すように光ファイバ用コネクタ134を減衰
全反射プリズム21に設置し、光ファイバ133を赤外
光20の入射と出射部分に使用すれば、光軸合わせが極
めて簡単となり、取外しが誰にでも容易にできる。以上
説明した集積化多項目生化学分析チップの概略尾大きさ
は、10mm×10mm(厚さ<1mm)以下で実現で
き、例えば図5で説明した実施例での試料成分検出部の
大きさ20mm(幅)×50mm(流路長)×50mm
(高さ)に比較しさらに小型となる。このような集積化
多項目生化学分析チップの実現により、分析部の小形
化、低価格化、簡易接続が可能となり、試料の微量化、
装置の小形化・可搬化、試料からの感染防止、分析チッ
プのディスポーザブル化、生体内留置による連続モニタ
リングなどで有効な生化学分析計を提供することができ
る。さらにこの集積化多項目生化学分析チップを、図
5、図6、及び図9から図14の各実施例の試料成分検
出部として使用することができることは言うまでもな
い。また、以上では、血液の分析を中心に説明したが、
分析の対象はこれに限定されるものではなく、ヒトを含
む動物の尿等の排泄物、リンパ液等種々の体液、さら
に、体組織の分析に適用できることはいうまでもない。
分析チップに形成した減衰全反射プリズムの一実施例の
断面図である。本断面図は図15のa−a’部分の断面
であり、図16(a)は赤外光を直接に減衰全反射プリ
ズムに入出射させる場合、図16(b)は光ファイバを
介して減衰全反射プリズムに赤外光を入出射させる場合
の実施例である。これらの断面には、シリコン151、
酸化シリコン152、シリコン露出部154、減衰全反
射プリズム21、赤外光20、光ファイバ133、光フ
ァイバ用コネクタ134が示されている。図16(a)
に示す減衰全反射プリズム21は上述したように、シリ
コン151のエッチングで簡単に形成でき、これに必要
な光学系を組合せることで生化学成分を容易に検出でき
る。減衰全反射プリズム21が微細になることによる光
路長の短縮は感度低減につながるが、減衰全反射プリズ
ム21の厚さを薄くすることにより、反射回数を増やし
て高感度化することは容易である。さらに、図16
(b)に示すように光ファイバ用コネクタ134を減衰
全反射プリズム21に設置し、光ファイバ133を赤外
光20の入射と出射部分に使用すれば、光軸合わせが極
めて簡単となり、取外しが誰にでも容易にできる。以上
説明した集積化多項目生化学分析チップの概略尾大きさ
は、10mm×10mm(厚さ<1mm)以下で実現で
き、例えば図5で説明した実施例での試料成分検出部の
大きさ20mm(幅)×50mm(流路長)×50mm
(高さ)に比較しさらに小型となる。このような集積化
多項目生化学分析チップの実現により、分析部の小形
化、低価格化、簡易接続が可能となり、試料の微量化、
装置の小形化・可搬化、試料からの感染防止、分析チッ
プのディスポーザブル化、生体内留置による連続モニタ
リングなどで有効な生化学分析計を提供することができ
る。さらにこの集積化多項目生化学分析チップを、図
5、図6、及び図9から図14の各実施例の試料成分検
出部として使用することができることは言うまでもな
い。また、以上では、血液の分析を中心に説明したが、
分析の対象はこれに限定されるものではなく、ヒトを含
む動物の尿等の排泄物、リンパ液等種々の体液、さら
に、体組織の分析に適用できることはいうまでもない。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、微量試料中の複数の成
分を同時に測定でき、広い医療分野で短時間で分析結果
を得ることができ、さらに試薬の数を削減できるために
ランニングコスト低減や試薬取り扱い簡便化の効果があ
る。また、集積化多項目生化学分析チップの実現によ
り、分析部の小形化、低価格化、簡易接続が可能とな
り、試料の微量化、装置の小形化・可搬化、試料からの
感染防止、分析チップのディスポーザブル化、生体内留
置による連続モニタリングが可能となる。
分を同時に測定でき、広い医療分野で短時間で分析結果
を得ることができ、さらに試薬の数を削減できるために
ランニングコスト低減や試薬取り扱い簡便化の効果があ
る。また、集積化多項目生化学分析チップの実現によ
り、分析部の小形化、低価格化、簡易接続が可能とな
り、試料の微量化、装置の小形化・可搬化、試料からの
感染防止、分析チップのディスポーザブル化、生体内留
置による連続モニタリングが可能となる。
【図1】本発明の多項目生化学分析計の基本概念を示す
ブロック図。
ブロック図。
【図2】全反射減衰赤外分光法の原理を説明する図。
【図3】複数成分を含む混合水溶液の赤外吸収スペクト
ル例を示す図。
ル例を示す図。
【図4】全反射減衰ラマン分光法の原理を説明する図。
【図5】本発明による緊急検査用フロー方式多項目生化
学分析計の一実施例の構成を示す図。
学分析計の一実施例の構成を示す図。
【図6】本発明によるフロー方式多項目生化学分析計の
一実施例である試料成分検出部とその周辺の構成を示す
図。
一実施例である試料成分検出部とその周辺の構成を示す
図。
【図7】本発明による分析計と従来の分析計による測定
結果の相関を示す図。
結果の相関を示す図。
【図8】本発明による分析計と従来の分析計による測定
結果の相関を示す図。
結果の相関を示す図。
【図9】本発明によるルーチン用フロー方式多項目生化
学分析計の一実施例の構成を示す図。
学分析計の一実施例の構成を示す図。
【図10】本発明による緊急検査用点着方式多項目生化
学分析計の一実施例の構成を示す図。
学分析計の一実施例の構成を示す図。
【図11】本発明による点着方式多項目生化学分析計の
一実施例である試料成分検出部とその周辺の構成を示す
図。
一実施例である試料成分検出部とその周辺の構成を示す
図。
【図12】本発明によるルーチン用点着方式多項目生化
学分析計の一実施例の構成を示す図。
学分析計の一実施例の構成を示す図。
【図13】本発明による無侵襲多項目生化学分析計の一
実施例の構成を示す図。
実施例の構成を示す図。
【図14】本発明による試料成分検出部使い捨て方式多
項目生化学分析計の一実施例の構成を示す図。
項目生化学分析計の一実施例の構成を示す図。
【図15】本発明による集積化多項目生化学分析チップ
の一実施例を示す斜視図。
の一実施例を示す斜視図。
【図16】本発明による集積化多項目生化学分析チップ
に形成した減衰全反射プリズムの一実施例を示す断面
図。
に形成した減衰全反射プリズムの一実施例を示す断面
図。
1…イオン検出部、41、42、43、44、45…イ
オンセンサ、2…ガス検出部、60、61…ガスセン
サ、3…生化学成分検出部、4…試料成分検出部、5…
増幅部、6…入射光、7、30…光源部、8…出射光、
9、32…受光部、10…演算部、11…分析部、12
…制御部、13…試料供給部、20…赤外光、21…全
反射減衰プリズム、50…参照電極、40…流路、70
…洗浄液、71、72…較正液、79…廃液ボトル、8
0…オートサンプラー、81、82…支持体、83…支
持棒、84…移動部、88…廃液瓶、89…洗浄液瓶、
90、91…較正液瓶、92…試料瓶、100…試料点
着部、105…混合液、あるいは試料液表面、110…
カバー、111…O−リング、130…ヒータ、131
…温度制御回路、132…経皮検出部、133…光ファ
イバ、134…光ファイバ用コネクタ、135…皮膚、
140…使い捨て試料成分検出部、141…接続コネク
タ、142…電気回路部、143…試料溜め、150…
集積化多項目生化学分析チップ、151…シリコン、1
52…酸化シリコン、153…集積化電子回路部、15
4…シリコン露出部、155…電気部、156…光学
部。
オンセンサ、2…ガス検出部、60、61…ガスセン
サ、3…生化学成分検出部、4…試料成分検出部、5…
増幅部、6…入射光、7、30…光源部、8…出射光、
9、32…受光部、10…演算部、11…分析部、12
…制御部、13…試料供給部、20…赤外光、21…全
反射減衰プリズム、50…参照電極、40…流路、70
…洗浄液、71、72…較正液、79…廃液ボトル、8
0…オートサンプラー、81、82…支持体、83…支
持棒、84…移動部、88…廃液瓶、89…洗浄液瓶、
90、91…較正液瓶、92…試料瓶、100…試料点
着部、105…混合液、あるいは試料液表面、110…
カバー、111…O−リング、130…ヒータ、131
…温度制御回路、132…経皮検出部、133…光ファ
イバ、134…光ファイバ用コネクタ、135…皮膚、
140…使い捨て試料成分検出部、141…接続コネク
タ、142…電気回路部、143…試料溜め、150…
集積化多項目生化学分析チップ、151…シリコン、1
52…酸化シリコン、153…集積化電子回路部、15
4…シリコン露出部、155…電気部、156…光学
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴田 康久 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 藤井 稔子 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 山下 浩太郎 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 小沢 理 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内
Claims (36)
- 【請求項1】液体試料中のイオン成分、ガス成分、及び
生化学成分を、前記液体試料に試薬を添加して反応させ
ることなく、同時に測定する多項目生化学分析計におい
て、生化学成分を全反射減衰赤外分光法又は全反射減衰
ラマン分光法により測定することを特徴とする多項目生
化学分析計。 - 【請求項2】前記液体試料中のイオン成分を検出するイ
オン検出部、ガスを検出するガス検出部、及び生化学成
分を検出する分光学的手段からなる生化学成分検出部か
ら構成される試料成分検出部と、前記イオン検出部及び
前記ガス検出部からの信号を増幅する増幅部と、前記生
化学成分検出部に光を入射するための光源部と、前記生
化学成分検出部からの出射光を受光する受光部と、前記
増幅部及び前記受光部からの出力信号を演算処理して前
記イオン成分、前記ガス成分、及び前記生化学成分の各
濃度を算出する演算部と、前記液体試料を前記試料成分
検出部に供給する試料供給部とを含む分析部と、この分
析部を制御する制御部とを有することを特徴とする請求
項1に記載の多項目生化学分析計。 - 【請求項3】前記イオン検出部は前記イオン成分を、前
記ガス成分検出部は前記ガス成分を、それぞれ電気化学
的に検出することを特徴とする請求項2に記載の多項目
生化学分析計。 - 【請求項4】前記試料成分検出部に前記液体試料を接触
させ、前記イオン成分、前記ガス成分、及び前記生化学
成分を検出することを特徴とする請求項3に記載の多項
目生化学分析計。 - 【請求項5】前記試料成分検出部に前記液体試料が流れ
る流路を設け、前記試料供給部より前記液体試料を前記
流路に導入することを特徴とする請求項4に記載の多項
目生化学分析計。 - 【請求項6】前記流路に前記イオン検出部、前記ガス検
出部、及び前記生化学成分検出部を直列に配置したこと
を特徴とする請求項4に記載の多項目生化学分析計。 - 【請求項7】前記イオン検出部、前記ガス検出部、及び
前記生化学成分検出部を複数の群に分け前記流路を挟ん
で並列に配置したことを特徴とする請求項4に記載の多
項目生化学分析計。 - 【請求項8】前記試料成分検出部に前記液体試料を点着
する試料点着部を設けたことを特徴とする請求項4に記
載の多項目生化学分析計。 - 【請求項9】前記試料点着部が低ガス透過率を有するカ
バーを設けたことを特徴とする請求項8に記載の多項目
生化学分析計。 - 【請求項10】オートサンプラを配置して、自動的に前
記液体試料を前記試料供給部に供給することを特徴とす
る請求項5から請求項9のいずれかに記載の多項目生化
学分析計。 - 【請求項11】検査対象の表面に装着する試料成分検出
部を有することを特徴とする請求項3に記載の多項目生
化学分析計。 - 【請求項12】前記試料成分検出部を前記検査対象の表
面に装着して、経皮的に前記検査対象から滲出した液体
試料中の成分を測定することを特徴とする請求項3に記
載の多項目生化学分析計。 - 【請求項13】前記イオン検出部は前記検査対象の汗や
唾液等の体液中の前記イオン成分を、前記ガス検出部は
前記検査対象の血管から経皮的に滲出したガス成分を、
前記生化学成分検出部は前記検査対象を透過した透過光
あるいは前記検査対象から反射された反射光を用いて前
記生化学成分を、それぞれ測定することを特徴とする請
求項11あるいは請求項12に記載の多項目生化学分析
計。 - 【請求項14】前記試料成分検出部が、前記増幅部、前
記光源部、及び前記演算部を含む電気回路部と脱着可能
であることを特徴とする請求項11から請求項13のい
ずれかに記載の多項目生化学分析計。 - 【請求項15】前記試料成分検出部を使い捨てにするこ
とを特徴とする請求項14に記載の多項目生化学分析
計。 - 【請求項16】前記イオン成分検出部が、イオン選択性
電極、コーティッドワイヤー型イオン選択性センサ、又
はイオン選択性電界効果型トランジスターのいずれかか
らなることを特徴とする請求項10あるいは請求項15
に記載の多項目生化学分析計。 - 【請求項17】前記ガス成分検出部が、セバリングハウ
ス型電極あるいはクラーク型電極からなることを特徴と
する請求項10から請求項15に記載の多項目生化学分
析計。 - 【請求項18】前記液体試料は動物の全血、尿など動物
由来の体液とすることを特徴とする請求項10、請求項
15、請求項16、請求項17のいずれかに記載の多項
目生化学分析計。 - 【請求項19】前記液体試料はヒトの全血、尿などヒト
由来の体液とすることを特徴とする請求項10、請求項
15、請求項16、請求項17のいずれかに記載の多項
目生化学分析計。 - 【請求項20】前記液体試料中のイオン成分を検出する
イオン検出部、ガスを検出するガス検出部、及び生化学
成分を検出する分光学的手段からなる生化学成分検出部
がシリコン基板に少なくとも形成されたことを特徴とす
る請求項1に記載の多項目生化学分析計。 - 【請求項21】前記液体試料中のイオン成分を検出する
イオン検出部、ガスを検出するガス検出部、及び生化学
成分を検出する分光学的手段からなる生化学成分検出部
がシリコン基板に少なくとも形成され、生化学成分検出
部に結合する入射光、出射光を伝達する第1の光ファイ
バ部とを含む試料成分検出部と、前記イオン検出部及び
前記ガス検出部からの信号を増幅する増幅部、前記生化
学成分検出部に光を入射するための光源部、前記生化学
成分検出部からの出射光を受光する受光部、及び前記入
射光、前記出射光を伝達する第2の光ファイバ部、及び
前記増幅部及び前記受光部からの出力信号を演算処理し
て前記イオン成分、前記ガス成分、及び前記生化学成分
の各濃度を算出する演算部とを含む電気回路部と、前記
液体試料を前記試料成分検出部に供給する試料供給部と
を含む分析部と、この分析部を制御する制御部とを有す
ることを特徴とする請求項1に記載の多項目生化学分析
計。 - 【請求項22】前記イオン検出部は前記イオン成分を、
前記ガス成分検出部は前記ガス成分を、それぞれ電気化
学的に検出することを特徴とする請求項21に記載の多
項目生化学分析計。 - 【請求項23】前記試料成分検出部に前記液体試料を接
触させ、前記イオン成分、前記ガス成分、及び前記生化
学成分を検出することを特徴とする請求項21に記載の
多項目生化学分析計。 - 【請求項24】前記液体試料が流れる流路を前記試料成
分検出部の面に設け、前記試料供給部より前記液体試料
を前記流路に導入することを特徴とする請求項21に記
載の多項目生化学分析計。 - 【請求項25】前記試料成分検出部に前記液体試料を点
着することを特徴とする請求項21に記載の多項目生化
学分析計。 - 【請求項26】前記試料成分検出部に低ガス透過率を有
するカバーを設けたことを特徴とする請求項21に記載
の多項目生化学分析計。 - 【請求項27】オートサンプラを配置して自動的に前記
液体試料を前記試料供給部に供給することを特徴とする
請求項21から請求項26のいずれかに記載の多項目生
化学分析計。 - 【請求項28】試料成分検出部が検査対象の表面に装着
されることを特徴とする請求項21に記載の多項目生化
学分析計。 - 【請求項29】前記試料成分検出部が前記検査対象の表
面に装着され、経皮的に前記検査対象から滲出した液体
試料中の成分を測定することを特徴とする請求項21に
記載の多項目生化学分析計。 - 【請求項30】前記イオン検出部は前記検査対象の汗や
唾液等の体液中の前記イオン成分を、前記ガス検出部は
前記検査対象の血管から経皮的に滲出したガス成分を、
前記生化学成分検出部は前記検査対象を透過した透過光
あるいは前記検査対象から反射された反射光を用いて前
記生化学成分を、それぞれ測定することを特徴とする請
求項28あるいは請求項29に記載の多項目生化学分析
計。 - 【請求項31】前記試料成分検出部が前記電気回路部と
脱着可能であることを特徴とする請求項28から請求項
30のいずれかに記載の多項目生化学分析計。 - 【請求項32】前記試料成分検出部を使い捨てにするこ
とを特徴とする請求項31に記載の多項目生化学分析
計。 - 【請求項33】前記イオン成分検出部が、コーティット
ワイヤー型イオン選択性センサあるいはイオン選択性電
界効果型トランジスターのいずれかからなることを特徴
とする請求項21あるいは請求項32に記載の多項目生
化学分析計。 - 【請求項34】前記ガス成分検出部が、セバリングハウ
ス型電極あるいはクラーク型電極からなることを特徴と
する請求項21から請求項32に記載の多項目生化学分
析計。 - 【請求項35】前記液体試料は動物の全血、尿など動物
由来の体液とすることを特徴とする請求項21から請求
項34のいずれかに記載の多項目生化学分析計。 - 【請求項36】前記液体試料はヒトの全血、尿などヒト
由来の体液とすることを特徴とする請求項21から請求
項34のいずれかに記載の多項目生化学分析計。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4159146A JPH06173A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 多項目生化学分析計 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4159146A JPH06173A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 多項目生化学分析計 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06173A true JPH06173A (ja) | 1994-01-11 |
Family
ID=15687265
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4159146A Pending JPH06173A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 多項目生化学分析計 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06173A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09171015A (ja) * | 1995-10-18 | 1997-06-30 | Kdk Corp | 尿中成分測定装置 |
| JP2007202666A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-16 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 針一体型バイオセンサー |
| WO2012121260A1 (ja) * | 2011-03-08 | 2012-09-13 | 株式会社 エヌ・ティ・ティ・ドコモ | 装身機器、生体ガス測定装置及び方法 |
| CN107271434A (zh) * | 2016-04-08 | 2017-10-20 | 北京德鲁伊医疗器材有限公司 | 一种多功能医疗检测仪及多功能医疗检测系统 |
| WO2017199670A1 (ja) * | 2016-05-18 | 2017-11-23 | テルモ株式会社 | 血液検査システムおよび血液検査システムの制御方法 |
-
1992
- 1992-06-18 JP JP4159146A patent/JPH06173A/ja active Pending
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| CN103119415A (zh) * | 2011-03-08 | 2013-05-22 | 株式会社Ntt都科摩 | 身体佩戴设备、生物体气体测量装置及方法 |
| CN103119415B (zh) * | 2011-03-08 | 2015-11-25 | 株式会社Ntt都科摩 | 身体佩戴设备、生物体气体测量装置及方法 |
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