JPH06175884A - プログラムエラー原因究明装置 - Google Patents

プログラムエラー原因究明装置

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JPH06175884A
JPH06175884A JP4325684A JP32568492A JPH06175884A JP H06175884 A JPH06175884 A JP H06175884A JP 4325684 A JP4325684 A JP 4325684A JP 32568492 A JP32568492 A JP 32568492A JP H06175884 A JPH06175884 A JP H06175884A
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JP
Japan
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execution
program
error
dependency
control
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Application number
JP4325684A
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English (en)
Inventor
Takao Shimomura
隆夫 下村
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NTT Inc
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バグの存在し得る場所をさらに小さく特定で
き、エラーの原因すなわちバグを容易に究明できるプロ
グラムエラー原因究明装置を提供する。 【構成】 プログラムの実行時に各実行時点ごとに制御
依存関係およびデータ依存関係からなる実行依存関係情
報を抽出する実行履歴獲得部22と、実行依存関係情報
参照してエラー原因の推定に必要となる制御依存関係と
データ依存関係を取り出す制御/データフロー解析部2
3を設ける。さらに、制御依存関係および前記データ依
存関係を参照して、各実行時点のうち正しい値を示して
いる変数の値の生成に関与する実行時点を除外し誤った
値を示している各変数の値の生成に共通に関与している
実行時点を抽出してエラーの原因となる可能性のある実
行箇所として推定するエラー原因推定部24を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般の手続き型言語で
記述されたプログラムのデバッグ時にエラー原因の分析
作業を容易に行なえるようにするため使用されるプログ
ラムエラー原因究明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プログラムデバッグ作業では、
デバッグ対象のプログラムの実行中にエラーを見つける
と、そのエラーの原因に対する仮説を立て、仮説を検証
することを繰り返しながらエラー原因を次々とたどり、
最後に最終的な原因であるバグを究明する。プログラマ
によるこのようなデバッグ作業の遂行を支援するため
に、「エラーに関係している場所である」としてプログ
ラマによって推定された(プログラム中の)場所が実際
に実行されたとき(エラーに関係する実行時点)を自動
的に見つけ出し、その実行時点でのプログラム状態を再
現するシステムが、提案されている。このような支援シ
ステムとしては、例えばPELAS(BogdanKorel, "PEL
AS - Program Error-Locating Assistant System", IEE
E Transactions on Software Engineering, Vol. 14, N
o. 9, Sept. 1988, pp. 1253-1260)、Spyder(Hir
alal Agrawal, Richard A. DeMillo and Eugene H. Spa
fford, "An Execution-Backtracking Approach to Debu
gging", IEEE Software, May1991, pp.21-26)、CHA
SE(Takao Shimomura and Sadahiro Isoda, "CHASE:A
Bug-Locating Assistant System", COMPSAC'91, Sept.
1991, pp. 412-417)などが挙げられる。
【0003】これらの支援システムでは、プログラム中
のバグによってある変数の値が誤っている場合には、そ
のエラーの発生している実行時点を基準にして、プログ
ラム実行順序とは逆向きに制御フローやデータフローを
順にたどることができるようになっている。制御フロー
およびデータフローは、各々、以下に示す制御依存関
係、データ依存関係をたどることによって得られる実行
時点の集合である。
【0004】(1) 制御依存関係:実行時点t1およびt2
があって、実行時点t2で分岐文あるいはループ文が実
行されており、実行時点t1において実行された文の実
行の有無がその分岐文あるいはループ文の制御移行結果
に直接依存していたとき、「実行時点t1が実行時点t2
に制御依存関係がある」という。
【0005】(2) データ依存関係:実行時点t1におい
て実行された文で使用した変数を最後に定義したのが実
行時点t2であるとき、「実行時点t1が実行時点t2
データ依存関係にある」という。
【0006】図1は、制御依存関係とデータ依存関係と
を説明するためのサンプルプログラムを示している。こ
のプログラムは、アルゴル系言語によるものであって、
1つのWhileループと2つのif文(分岐文)を含んでい
る。このプログラムの入力文inputにn=2,a=(2,
4)を与えて実行した場合の、出力文outputの変数sumに
関する制御フローおよびデータフローの一部が図2に示
されている。図2において、矢印で示されたC,Dは、
それぞれ制御依存関係、データ依存関係があることを示
している。なお、矢印の先端側が上述の説明における実
行時点t1であり、根元側が実行時点t2である。ま
た、"◇"は分岐文やループ文など条件判断を伴う文を表
わし、"○"は代入文などを示している。
【0007】例えば、図1のプログラム中の「while i<
=n do begin」(6行目)は、図2中の「i<=n」に対応
する。図2において最初に出現する(上から6行目)
「i<=n」(これは、whileループの第1回目の実行に対
応する)に注目すると、ここにある変数iおよびnは、
それぞれ代入文「i:=2」(上から5行目)と入力文inpu
tによって最後に定義されているので、これらの間にデ
ータ依存関係Dが存在する。また、図2において上から
10行目の「sum:=sum+a[i]」は上述のwhileループの内
部にあるので、この文が実行されるかどうかは図2の上
から6行目の「i<=n」(ループ文)に制御移行結果に直
接依存している。したがって、これらの間には制御依存
関係Cが存在する。
【0008】次に、従来の支援システムの代表的な構成
について、図3を用いて説明する。従来の支援システム
は、デバッグ対象のプログラムを保持するプログラムフ
ァイル51と、プログラム状態を表示するための表示画
面52と、これらプログラムファイル51および表示画
面52が接続された実行部50と、実行部50に接続さ
れた実行依存関係情報ファイル53とによって構成され
ている。そして実行部50の内部には、プログラム実行
制御部61と実行履歴獲得部62と制御/データフロー
追跡部63とが設けられている。プログラム制御実行部
61は、プログラムファイル51に保持されたプログラ
ムの実行を制御し、このプログラムの実行状態の表示画
面52への表示を行なうためのものである。実行履歴獲
得部62は、プログラムの各実行時点ごとに、当該実行
時点に関する制御依存関係とデータ依存関係とを抽出
し、これらを実行依存関係情報として実行依存関係情報
ファイル53に格納するためのものである。そして制御
/データフロー追跡部63は、実行依存関係情報ファイ
ル53を参照し、制御依存関係とデータ依存関係から制
御フローとデータフローを追跡し、プログラム実行制御
部61を介してこの追跡結果を表示画面52に表示する
ためのものである。
【0009】この支援システムを用いてデバッグを行な
うには、プログラムを実行して変数の値が異常であるな
どのエラーを発見したときに、制御フローとデータフロ
ーを表示させてこれを遡る方向にたぐりエラーの最終的
な原因となるバグを見出せばよい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の支援シス
テムでは、1つ1つの実行時点ごとに制御フローやデー
タフローを順にたどっていくため、プログラム規模が大
きくなった場合に、エラーの最終的な原因であるバグに
なかなか行き着くことができず、バグを究明するのが容
易でないという問題点がある。
【0011】本発明の目的は、バグの存在し得る場所を
さらに小さく特定でき、エラーの原因すなわちバグを容
易に究明できるプログラムエラー原因究明装置を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のプログラムエラ
ー原因究明装置は、手続き型言語で記述されたプログラ
ムのデバッグを行なう際に使用され、前記プログラムの
エラー原因の究明を支援するプログラムエラー原因究明
装置において、前記プログラムの実行を制御し前記プロ
グラムの実行状態および推定されたエラー箇所を外部に
出力するプログラム実行制御手段と、前記プログラムの
実行時に、前記プログラムの各実行時点ごとに制御依存
関係およびデータ依存関係からなる実行依存関係情報を
抽出して記憶する実行履歴獲得手段と、前記実行履歴獲
得手段を参照してエラー原因の推定に必要となる前記制
御依存関係と前記データ依存関係を取り出す制御/デー
タフロー解析手段と、前記プログラムがエラーが発生し
ている状態にあり、かつ前記状態において正しい値を示
している変数と誤った値を示している複数の変数がある
とき、前記制御依存関係および前記データ依存関係を参
照して、前記各実行時点のうち前記正しい値を示してい
る変数の値の生成に関与する実行時点を除外し前記誤っ
た値を示している各変数の値の生成に共通に関与してい
る実行時点を抽出して前記エラーの原因となる可能性の
ある実行箇所として推定するエラー原因推定手段とを有
する。
【0013】
【作用】本発明のプログラムエラー原因究明装置は、あ
る実行時点でエラーが発生している場合、プログラム中
の変数のうちその実行時点で正しい値を示す変数につい
てこの変数の値の定義に関係する部分にはバグのある可
能性が少なく、その実行時点で誤った値を示す複数の変
数についてこれら各変数の値の定義に共通に関与してい
る部分にはバグのある可能性が大きいということに基づ
いて、エラーの原因を究明する。したがって、バグの存
在する可能性のある場所を狭く限定でき、より迅速なエ
ラー原因の究明が可能となる。
【0014】以下、図4を用いて本発明の作用をさらに
詳しく説明する。
【0015】図4(A),(B)は、ある同一のプログラムを
実行した場合のデータフロー図である。ここでは3つの
変数X,Y,Zが存在する場合を示している。実際のデバ
ッグ作業では、ある実行時点におけるプログラム状態を
調べたとき、プログラム中の変数のうちいくつかのもの
は誤った値を示しているが、その他の変数は正しい値を
示しているというのが普通である。ここでは変数X,Y
が誤っている値を示し、変数Zが正しい値を示している
ものとする。
【0016】図4(A)から明らかなように、変数Xの値
が誤っていることに関し、データフロー図において変数
Xの上流側にある文すなわちサブデータフローP1内の
文には、いずれもバグが存在する可能性がある。ところ
で、変数Zは正しい値を示しているので、変数Xと変数
Zに共通の上流部分すなわちサブデータフローD1(図
4(B)参照)は、変数Xの誤っている値に影響を与えた
可能性は低いと考えられる。したがって、サブデータフ
ローP1からサブデータフローD1を除外した部分すな
わちサブデータフローP2内にのみが、誤った値に影響
を与えていると結論付けることができる。誤った値に影
響を与えている可能性のあるデータフローをさらに小さ
い範囲に限定できたわけである。
【0017】ところで、変数Yも誤った値を示してい
る。バグの発生確率を考えれば、独立な2つのバグによ
ってそれぞれ変数Xと変数Yが誤った値を示したとは考
え難く、変数X,Yが共通のバグによって誤った値を示
していると考えられる。そこで(変数Zが正しい値を示
していることを考慮しなければ)、バグの存在箇所は、
図4(B)のサブデータフローD2の内部に限られること
になる。ここで変数Zが正しい値を示していることを考
慮すれば、上述のようにサブデータフローD1は除外さ
れるので、結局、バグの存在する可能性のあるのはサブ
データフローP3(図4(A))内ということになる。つ
まり、調べるべきデータフローが、サブデータフローP
3内に縮退されたことになる。
【0018】本発明では、各実行時点のうち正しい値を
示している変数の値の生成に関与する実行時点を除外し
誤った値を示している各変数の値の生成に共通に関与し
ている実行時点を抽出してエラーの原因となる可能性の
ある実行箇所として推定するので、エラーを含む可能性
のある部分をより小さい範囲に限定することができ、エ
ラー原因の分析を効率化できる。
【0019】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図5は本発明の一実施例のプログラムエラー
原因究明装置の構成を示すブロック図である。
【0020】このプログラムエラー原因究明装置は、デ
バッグ作業の支援を行なうものであって、デバッグ対象
のプログラムを保持するプログラムファイル11と、プ
ログラム状態や推定されたエラー箇所を表示するための
表示画面12と、これらプログラムファイル11および
表示画面12が接続された実行部10と、実行部10に
接続された実行依存関係情報ファイル13とによって構
成されている。そして実行部10の内部には、プログラ
ム実行制御部21と実行履歴獲得部22と制御/データ
フロー解析部23とエラー原因推定部24が設けられて
いる。
【0021】このプログラムエラー原因究明装置におけ
るデバッグ対象のプログラミング言語としては、Ad
a、Pascal、Cなどの一般の手続き型言語であ
る。以下においては、説明を簡単にするため、プログラ
ム内の文(ステートメント)は、代入文、if文などの分
岐文、while文などのループ文、関数呼び出し文および
入出力文からなるものとする。
【0022】プログラム制御実行部21は、プログラム
ファイル11に保持されたプログラムの実行を制御し、
このプログラムの実行状態の表示画面12への表示を行
なうためのものである。そしてプログラム制御実行部2
1は、プログラム実行時に実行履歴獲得部22を呼び出
し、実行履歴獲得部22によって後述するように制御依
存関係およびデータ依存関係からなる実行依存関係情報
を実行依存関係情報ファイル13に記録させる。また、
プログラマーがエラーの発生を発見した場合すなわち値
の誤っている変数を発見した場合には、エラー原因推定
部24を呼び出し実行依存関係情報から得られる制御依
存関係およびデータ依存関係を基にエラー原因の推定を
行なわせ、エラーを含む可能性が高いと推定された箇所
のプログラム状態を表示画面12に表示させるようにな
っている。
【0023】実行履歴獲得部22は、プログラム実行時
にプログラム制御実行部21から呼び出され、実行時点
ごとに実行依存関係情報を獲得して、実行依存関係情報
ファイル13に格納する。ここで、実行依存関係情報と
して記録される情報について説明する。
【0024】(1) 集合CC:現実行時点cにおける制御
フロー、すなわち、現在の実行時点cの実行を決定した
分岐実行時点(分岐文、ループ文、関数呼び出し文)の
集合である。後述するように、実行時点には連続番号が
ふられるので、この付与された番号からなる集合として
表わされる。この集合は、各分岐実行時点を要素とする
スタック構造を構成することにより、容易に求めること
ができる。ここでは集合とスタックとを同一視できるの
で、スタックCCに要素(実行時点)cをプッシュダウ
ンする操作を「pushCC(c)」、スタックCCから
要素cを一つポップアップする操作を「popCC」、
スタックCCの先頭要素の値を返す関数を「topC
C」で表わすことにする。
【0025】(2) データ依存関係に対応する関数CDe
f(x):プログラム中の各変数xに対して、変数xを定
義した最新の実行時点pを返す関数である。変数xを定
義する実行時点があるごとに、CDef(x)の値を更新
すればよい。
【0026】次に、プログラム中の各文を実行したとき
に実行履歴獲得部22の行なう処理について説明する。
まず、現在実行しようとしている実行時点をcとすると
き、実行開始時点(プログラムの実行に関し一番最初の
実行時点)から1つの文を実行するごとに順に1,2,
3,…と実行時点を表わす番号をふる。したがって、c
を自然数として扱えば、このcは対応する実行時点の実
行順を表わしていることになる。そして、現実行時点c
における文の種類に応じ、以下のような処理を行なう。
【0027】(1) 代入文、入力文を実行する場合:代入
文、入力文で定義する変数をwとすると、 CDef(w):=c; C(c):=topCC; を実行する。ここでC(c)は、実行時点cに対して制御
依存関係がある実行時点を表わしている。
【0028】(2) 分岐文、ループ文、関数呼び出し文を
実行する場合: C(c):=topCC; pushCC(c); を実行する。すなわち、スタックCCに実行時点cをプ
ッシュダウンする。
【0029】(3) 分岐文、ループ文、関数呼び出し文を
終了する場合: popCC; を実行する。すなわちスタックCCから実行時点を一つ
ポップアップする。ただしループ文を終了する場合に
は、そのループ文本体部の繰り返し回数だけ、「pop
CC;」を実行するものとする。
【0030】(4) 文の実行時に変数wの値を使用する場
合: D(c,w):=CDef(w); Use(c):={w|変数wを使用する}; を実行する。ここでD(c,w)は、実行時点cでの変数
wのデータ依存関係を表わす関数であり、その値は当該
データ依存関係先となる実行時点である。また、Use
(c)は、実行時点cで使用している変数の集合である。
【0031】以上の説明から明らかなように、実行依存
関係情報ファイル13に格納されたスタックCCの内容
を先頭から一番奥までたぐることにより、その実行時点
cに関する制御フローが得られることになる。関数D
(c,w)に関し、その値を再帰的に変数cとして代入す
ることにより、プログラム中の変数wについてのデータ
フローが得られることになる。
【0032】制御/データフロー解析部23は、エラー
原因推定部24から呼び出され、実行依存関係情報ファ
イル13を参照しエラー原因の推定に必要となる制御依
存関係およびデータ依存関係を取り出すためのものであ
る。この制御/データフロー解析部23は、エラー原因
推定部24からの求めに応じ、以下の関数で表わされる
機能を実現する。
【0033】 Depend(j,v):={D(j,v),C(j)} この関数は、実行時点jにおいて、変数vに関して制御
依存関係あるいはデータ依存関係にある実行時点の集合
を返すものである。
【0034】 Depend(j):=∪Depend
(j,v) ただしv∈Use(j) この関数は、実行時点jにおいて使用された変数の集合
Use(j)に関して、制御依存関係あるいはデータ依存
関係にある実行時点の集合を返すものである。
【0035】 Depend(J):=∪Depend
(j) ただしj∈J この関数は、実行時点jの集合Jに関し、この集合内の
いずれかの実行時点について制御依存関係あるいはデー
タ依存関係にある実行時点の集合を返すものである。
【0036】エラー原因推定部24は、エラーが発生し
た状態にありかつ正しい値を示している変数と誤った値
を示している複数の変数があるとき、制御/データフロ
ー解析部23によって取り出された制御依存関係および
データ依存関係を参照して、各実行時点のうち正しい値
を示している変数の値の生成に関与する実行時点を除外
し誤った値を示している各変数の値の生成に共通に関与
している実行時点を抽出して前記エラーの原因となる可
能性のある実行箇所として推定し、推定結果をプログラ
ム実行制御部21に出力するものである。
【0037】ここで、3つの変数X,Y,Zに関し、実行
時点tにおいて変数X,Yが誤った値を示し、変数Zが
正しい値を示している場合のエラー原因推定部24の動
作について、図6を用いて説明する。ここでは、バグを
含む可能性が高いと推定される実行時点の中で、最後に
実行された実行時点sを求める場合について説明する。
なお、図6は、一般のアルゴル(Algol)型言語の記法に
したがったプログラムリストの形式で動作手順を示して
いる。while文の終りはend loop文で、if文の終りはend
if文で、戻り値xをもってプログラム実行を終えるこ
とをreturn xで表わしている。また、φは集合が空集合
であることを示している。last(P)は、実行時点の
集合P内の最後に実行された実行時点を返す関数であ
り、P=φの場合には、0を返す。get_last
(P)は、実行時点の集合Pから最後に実行された実行時
点を1つ取り出し(集合Pの要素の数が1つ減る)、そ
れを返す関数である。
【0038】行番号1〜3において、変数X,Y,Zごと
に制御依存関係あるいはデータ依存関係にある実行時点
の集合が、それぞれOldX,OldY,OldZ(いずれも集合を表
わす変数)に代入される。変数Zは正しい値なので、変
数Zに関し制御依存関係あるいはデータ依存関係にある
実行時点にはバグがないとし、エラー原因の推定対象か
ら除外する(行番号4)。そして、変数XおよびYの両
方に制御依存関係あるいはデータ依存関係にある実行時
点の集合Comを求める(行番号7)。そして変数Zに関
して制御依存関係あるいはデータ依存関係のある実行時
点について、これら実行時点で使用された変数の集合に
関して制御依存関係あるいはデータ依存関係のある実行
時点というように、正しい値を示した変数Zに関係して
いるとする実行時点の集合(すなわちバグ探索から除外
される実行時点の集合)を大きくしながら、前記除外さ
れる集合に属するものを除いて集合Comの中から最後に
実行された実行時点sを求め(行番号9〜27)、この
実行時点sを戻り値とし動作を終了する(行番号2
5)。このようにしても実行時点sが定まらない場合に
は、変数XやYに制御依存関係あるいはデータ依存関係
にある実行時点の集合を拡張し(行番号33〜40)、
同様の動作を繰り返す。どうしても見つからなかった場
合には、0を戻り値として動作を終了する(行番号4
2)。
【0039】以上のようにしてエラー原因推定部24
は、バグを含む可能性が高いと推定される実行時点の中
から、最後に実行された実行時点sを見つけ出す。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、制御依存
関係およびデータ依存関係を参照して、各実行時点のう
ち正しい値を示している変数の値の生成に関与する実行
時点を除外し誤った値を示している各変数の値の生成に
共通に関与している実行時点を抽出してエラーの原因と
なる可能性のある実行箇所として推定するエラー原因推
定手段を有するので、エラーの原因を含む可能性の高い
場所をより狭く限定でき、バグの究明作業が容易になっ
てデバッグ作業の効率が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】サンプルプログラムを説明する図である。
【図2】図1のプログラムにおける制御依存関係とデー
タ依存関係を説明する図である。
【図3】従来の支援システムの構成を示すブロック図で
ある。
【図4】(A),(B)は、それぞれ本発明のプログラムエラ
ー原因究明支援装置の動作原理を説明するデータフロー
図である。
【図5】本発明の一実施例のプログラムエラー原因究明
支援装置の構成を示すブロック図である。
【図6】エラー原因推定部の動作を説明する図である。
【符号の説明】
10 実行部 11 プログラムファイル 12 表示画面 13 実行依存関係情報ファイル 21 プログラム実行制御部 22 実行履歴獲得部 23 制御/データフロー解析部 24 エラー原因推定部 D1,D2,P1〜P3 サブデータフロー X,Y,Z 変数

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手続き型言語で記述されたプログラムの
    デバッグを行なう際に使用され、前記プログラムのエラ
    ー原因の究明を支援するプログラムエラー原因究明装置
    において、 前記プログラムの実行を制御し前記プログラムの実行状
    態および推定されたエラー箇所を外部に出力するプログ
    ラム実行制御手段と、 前記プログラムの実行時に、前記プログラムの各実行時
    点ごとに制御依存関係およびデータ依存関係からなる実
    行依存関係情報を抽出して記憶する実行履歴獲得手段
    と、 前記実行履歴獲得手段を参照してエラー原因の推定に必
    要となる前記制御依存関係と前記データ依存関係を取り
    出す制御/データフロー解析手段と、 前記プログラムがエラーが発生している状態にあり、か
    つ前記状態において正しい値を示している変数と誤った
    値を示している複数の変数があるとき、前記制御依存関
    係および前記データ依存関係を参照して、前記各実行時
    点のうち前記正しい値を示している変数の値の生成に関
    与する実行時点を除外し前記誤った値を示している各変
    数の値の生成に共通に関与している実行時点を抽出して
    前記エラーの原因となる可能性のある実行箇所として推
    定するエラー原因推定手段とを有することを特徴とする
    プログラムエラー原因究明装置。
JP4325684A 1992-12-04 1992-12-04 プログラムエラー原因究明装置 Pending JPH06175884A (ja)

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