JPH0617634B2 - ポストテンション工法におけるテンドンの緊張力解除方法 - Google Patents

ポストテンション工法におけるテンドンの緊張力解除方法

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JPH0617634B2
JPH0617634B2 JP14403887A JP14403887A JPH0617634B2 JP H0617634 B2 JPH0617634 B2 JP H0617634B2 JP 14403887 A JP14403887 A JP 14403887A JP 14403887 A JP14403887 A JP 14403887A JP H0617634 B2 JPH0617634 B2 JP H0617634B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はプレストレストコンクリート格納容器、アース
アンカー、橋梁等の施工に適用されるポストテンショニ
ング方式によって緊張、定着されたアンボンドタイプテ
ンドンの緊張力解除方法に係るものである。
(従来の技術) プレストレストコンクリート格納容器に使用するアンボ
ンドタイプテンドンに対しては、使用期間中もその構造
性能に影響を与える構造上の劣化の有無を調べるため
に、定期点検が義務付けられている。このため、緊張、
定着したテンドンの緊張力を解除し、その後再緊張を行
なう必要がある。
従来、アメリカ等におけるアンボンドテンドンを用いた
プレストレストコンクリート格納容器では、定期点検を
予定しているテンドンのみが、他のテンドンより定着端
部が長く突出して、緊張力を解除し易い状態とされてい
る。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら前記従来の構成では、任意のテンドンの定
期点検をすることができず、またスペース的にも作業的
にも不具合である。
(問題点を解決するための手段) 本発明はこのような問題点を解決するために提案された
もので、構造物に定着された支圧板に支持されたアンカ
ーヘッドより突出する構造物に対するプレストレス導入
用テンドンの定着端部を、カプラーを介して接続ケーブ
ルに接続するとともに、同接続ケーブルの緊張用ジャッ
キと前記支圧板との間に前記カプラーを囲撓するデイテ
ンションチエアを介装し、前記緊張用ジャッキによって
前記接続ケーブル及びカプラーを介して前記テンドンを
緊張し、同テンドンの前記アンカーヘッドに対する碇
止、または同アンカーヘッドに対する前記支圧板の支持
を解放したのち、前記ジャッキのジャッキ圧をゆるめる
ことを特徴とするポストテンション工法におけるテンド
ンの緊張力解除方法に係るものである。
(作用) 本発明においては、前記したように、構造物内に埋設さ
れ、ポストテンショニング方式によって同構造物にプレ
ストレスを導入したテンドンにおける、同構造物に定着
された支圧板に支持されたアンカーヘッドより突出した
定着端部を、カプラーを介して接続ケーブルに接続し、
同接続ケーブルを緊張用ジャッキに接続するとともに、
同ジャッキと前記支圧板との間に、前記カプラーを囲撓
するデイテンションチエアを介装し、同チエア及び前記
支圧板に反力を支持せしめて前記ジャッキを伸長して接
続ケーブルを緊張することによって、前記カプラーを介
して前記テンドンを緊張する。
而して同テンドンの定着端を掴持するアンカーヘッドが
支圧板に定着されている場合は、テンドンの緊張に伴な
って同ケーブルをアンカーヘッドのケーブル貫通孔に楔
止する楔片の楔止力が解除され、またアンカーヘッドが
支圧板にシムを介して支持されている場合は前記テンド
ンの緊張に伴ってアンカーヘッドも同ケーブルとともに
移動する。
従って前記楔片またはシムを解除することにより、テン
ドンのアンカーヘッドまたは同アンカーヘッドを介して
の支圧板に対する碇止が解除される。この結果、前記接
続ケーブルの緊張用ジャッキのジャッキ圧をゆるめるこ
とによって、前記ストランドケーブルの緊張力が解除さ
れる。
(発明の効果) このように本発明によればテンドンを直接ジャッキで緊
張することなく、テンドンにおけるアンカーヘッドから
の突出端部をカプラーを介して接続ケーブルに接続し、
同接続ケーブルをジャッキにより、同ジャッキと支圧板
との間に介装されたデイテンションチエアに反力をとっ
て緊張することにより、前記テンドンの緊張力を簡単に
解除し、また緊張力解除後のテンドンの再緊張も容易に
行なうことができ、更に本発明によれば任意のストラン
ドを個々に取出して点検することができる。
また本発明によればテンドンの余長を短かくすることが
でき、狭溢なスペースでの作業性を向上しうるものであ
る。
(実施例) 以下本発明を図示の実施例について説明する。
(A)は構造物、(B)は同構造物にポストテンショニング方
式によってプレストレスを導入するストランドケーブル
(テンドン)で、第2図及び第3図に示す如きデイテン
ションタイプ定着具及び標準タイプ定着具によって緊張
力解除及び再緊張が行なわれ両者は一対として使用され
るものである。この組合せは原子炉格納容器用として特
に好適である。なお図中(C)は支圧板、(D)はトランペッ
トシース、(E)は一般部シース、(F)は防錆材注入管であ
る。
デイテンションタイプ定着具はジャッキの反力架台とし
て使用されるデイテンションチエア及びカプラー並に接
続ケーブルより構成され、前記定着具によってストラン
ドケーブル(B)の緊張力を解除する場合、同ケーブルの
定着端部を被覆するエンドキャップ(1)及び同キャップ
(1)内のグリース等の防錆材を除去し、アンカーヘッド
(2)及び同アンカーヘッド(2)と支圧板(C)との間に介装
されたシム(3)を露出される。(第4A図参照) 次いでアンカーヘッド(2)より突出したストランドケー
ブル(B)の端部にカプリングヘッド(4)を固定する。図中
(5)はグリッパーである。(第4B図参照) 次いでカプリングヘッド(4)に一端部を螺着したカプリ
ングシリンダ(6)の他端に螺着された緊張用カプリング
ヘッド(7)、及びコンプレッショングリップ(8)を介して
接続ケーブル(B′)を接続する。なな前記カプリングシ
リンダ(6)、緊張用カプリングヘッド(7)コンプレッショ
ングリップ(8)及び前記カプリングヘッド(4)が前述のカ
プラーを構成するものである。更に前記カプリングシリ
ンダ(6)には一双の半円筒状ワッシャー(9)を具えたリン
グナット(10)が螺着される。
更に前記接続ケーブル(B′)の緊張ジャッキ(11)と前記
支圧板(C)との間に、前記カプラー及びアンカーヘッド
(2)を囲撓するデイテンションチエア(12)が介装され、
前記ジャッキ(11)によってデイテンションチエア(12)に
反力をとって接続ケーブル(B)を緊張し、カプラーを介
してストランドケーブル(B)をアンカーヘッド(2)ととも
に緊張し、同アンカーヘッド(2)と支圧板(C)との間に介
装された前記シム(3)を取外す。図中(5′)はジャッキ用
グリッパーである。(以上第4C図参照) 次いでジャッキ(11)の荷重を徐々に低減し、ストローク
を旧に戻してリングナット(10)に装架された半円筒状ワ
ッシャー(9)を支圧板(C)に支承せしめ、ストランドケー
ブル(B)を支圧板(C)に定着する。(第4D図参照) 次いで前記ジャッキ(11)のストロークを伸長して盛替を
行なう。同ジャッキ(11)のストロークの伸長に伴って半
円筒状ワッシャー(9)を取外し、(第4E図参照)同ジ
ャッキ(11)の荷重を徐々に下げてストロークを旧に戻
し、ストランドケーブル(B)の緊張力を解除する。なお
カプラーが図示の如くトランペットシース(D)内に退入
する際には、リングナット(10)をカプリングシリンダ
(6)に沿って螺回して移動させる。また一旦、ストラン
ドケーブル(B)を定着する場合には、リングナット(10)
を支圧板(C)に圧着するものである。(第4F図参照) 次に標準タイプ定着具は、ジャッキの反力架台として使
用されるデイテンションチエア及びカプラー並に接続ケ
ーブルから構成され、前記定着具によってストランドケ
ーブル(B)の緊張力を解除する場合、同ケーブル(B)の定
着端部を被覆するエンドキャップ(1)及び同キャップ(1)
内のグリースを除去し、支圧板(C)に定着されたアンカ
ーヘッド(2)を露出せしめ、(第5A図参照)次いでア
ンカーヘッド(2)より突出したストランドケーブル(B)の
端部にカプリングヘッド(4)を固定する。図中(5)はグリ
ッパーである。(第5B図参照) 次いで前記デイテンションタイプ定着具の場合と同様
に、ストランドケーブル(B)にカプリングシリンダ(6)、
緊張用カプリングヘッド(7)、コンプレッショングリッ
プ(8)を取付け、前記カプリングヘッド(7)を介して接続
ケーブル(B′)を接続し、同接続ケーブル(B′)の緊張ジ
ャッキ(11)と前記支圧板(C)との間にデイテンションチ
エア(12)を介装するとともに、アンカーヘッドリテーナ
(13)を取付ける。図中(5′)はジャッキ用グリッパーで
ある。(第5C図参照) なお前記アンカーヘッドリテーナ(13)は一双の長方形断
面の鋼板より構成され、デイテンションチエア(12)の側
板(12a)に反力をとって、アンカーヘッド(2)を押えて
これを保持するものである。(第7図及び第8図参照) 次いで前記ジャッキ(11)を伸長して接続ケーブル
(B′)、カプラーを介してストランドケーブル(B)を緊張
し、アンカーヘッド(2)より同ケーブル(B)を楔止してい
た楔(14)を外す。この際前記リテーナ(13)によってアン
カーヘッド(2)の移動が防止される。(第5D図参照) 次いで前記ジャッキ(11)の荷重を徐々に下げてストロー
クを旧に戻し、ストランドケーブル(B)の緊張力を解除
する。(第5E図参照) なお前記標準タイプ定着具側のストランドケーブル(B)
の緊張力の解除は、デイテンションタイプ定着具側の緊
張力が或る程度解除されてから行なうものである。
なお緊張力が解除されたストランドケーブル(B)を再緊
張する場合、カプラー、接続ケーブル(B′)、デイテン
ションチエア(12)及び接続ケーブルの緊張ジャッキ(11)
を装着して、緊張力解除の場合と逆の作業手順で行な
う。
また標準タイプ定着側においては第6図に示すように先
ずアンカーヘッド(2)に楔(14)をセットしてストランド
ケーブル(B)をアンカーヘッド(2)に楔止し、アンカーヘ
ッド(2)にウエッジリテーナ(15)を取付ける。同ウエッ
ジリテーナ(15)は押えボルト(16)を介してアンカーヘッ
ド(2)の楔(14)を支持してストランドケーブル(B)緊張時
の楔(14)の抜出しを防止する。
第9図はウエッジリテーナ(15)の詳細を示し、アンカー
ヘッド(2)の前面に装着され、ウエッジリテーナ(15)に
貫挿され、デイテンションチエア(12)の先端部に螺装さ
れた押えボルト(16)によって、アンカーヘッド(2)前面
か数mmの間隔tを保って、楔(14)を支持する。
次いでストランドケーブル(B)の緊張力解除の場合と同
様にカプラー、デイテンションチエア(12)、接続ケーブ
ル(B′)及びその緊張ジャッキ(11)を装着し、同ジャッ
キ(11)の荷重を上げてストランドケーブル(B)の緊張、
定着を行なうものである。
なお第6図中、前記実施例と均等部分には同一符号が附
されている。
このように前記実施例によれば、ストランドケーブル
(B)の緊張力解除、及び再緊張が自由に行なわれ、定期
検査時に任意のストランドケーブル(B)を選定して緊張
力を解除し、再緊張しうるものであり、またストランド
ケーブルの余長を短かくし、狭溢なスペースでの作業性
を向上しうるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るポストテンション工法におけるテ
ンドンの緊張力解除方法の一実施例の実施状況を示す一
部縦断側面図、第2図及び第3図は夫々本発明の方法に
使用される定着具の使用状態を示す縦断側面図、第4A
図乃至第4F図、及び第5A図乃至第5E図は夫々第2
図並に第3図に示す定着具を使用したテンドンの緊張力
解除方法の工程を示す縦断側面図、第6図は第3図に示
す定着具によるテンドンの再緊張状態を示す縦断側面
図、第7図はアンカーヘッドリテーナ取付部を示す縦断
側面図、第8図は第7図の矢視VIII−VIII図、第9図は
ウエッジリテーナ取付部を示す拡大縦断側面図である。 (A)……構造物、(B)……ストランドケーブル (B′)……接続ケーブル、(C)……支圧板 (2)……アンカーヘッド、(4)……カプリングヘッド (6)……カプリングシリンダ (7)……緊張用カプリングヘッド (8)……コンプレッショングリップ (11)……接続ケーブルの緊張ジャッキ (12)……デイテンションチエア

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】構造物に定着された支圧板に支持されたア
    ンカーヘッドより突出する構造物に対するプレストレス
    導入用テンドンの定着端部を、カプラーを介して接続ケ
    ーブルに接続するとともに、同接続ケーブルの緊張用ジ
    ャッキと前記支圧板との間に前記カプラーを囲繞するデ
    イテンションチエアを介装し、前記緊張用ジャッキによ
    って前記接続ケーブル及びカプラーを介して前記テンド
    ンを緊張し、同テンドンの前記アンカーヘッドに対する
    碇止、または同アンカーヘッドに対する前記支圧板の支
    持を解放したのち、前記ジャッキのジャッキ圧をゆるめ
    ることを特徴とするポストテンション工法におけるテン
    ドンの緊張力解除方法。
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