JPH06177481A - 半導体レーザ装置 - Google Patents
半導体レーザ装置Info
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- JPH06177481A JPH06177481A JP32455192A JP32455192A JPH06177481A JP H06177481 A JPH06177481 A JP H06177481A JP 32455192 A JP32455192 A JP 32455192A JP 32455192 A JP32455192 A JP 32455192A JP H06177481 A JPH06177481 A JP H06177481A
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- electrodes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 安定なモード制御が可能であり、広範囲にわ
たる波長可変特性を実現できる波長可変型の半導体レー
ザ装置を提供すること。 【構成】 InP基板1上にストライプ状に設けられた
活性層3と、この活性層3のストライプ方向(共振器方
向)に沿って設けられた回折格子2と、共振器方向に分
割して設けられた複数の分割電極8とを備えた波長可変
型の半導体レーザ装置において、分割電極8を、共振器
方向と平行な面内に共振器方向に沿って形成された第1
の電極8aと第2の電極8bとから構成し、且つ第1の
電極8aを第2の電極8bよりも活性層3に近い位置に
形成することにより、第1の電極8aにおける共振器方
向での単位長さ当たりの注入電流の変化による活性層3
の温度変化を、第2の電極8bにおけるそれよりも大き
くしたことを特徴とする。
たる波長可変特性を実現できる波長可変型の半導体レー
ザ装置を提供すること。 【構成】 InP基板1上にストライプ状に設けられた
活性層3と、この活性層3のストライプ方向(共振器方
向)に沿って設けられた回折格子2と、共振器方向に分
割して設けられた複数の分割電極8とを備えた波長可変
型の半導体レーザ装置において、分割電極8を、共振器
方向と平行な面内に共振器方向に沿って形成された第1
の電極8aと第2の電極8bとから構成し、且つ第1の
電極8aを第2の電極8bよりも活性層3に近い位置に
形成することにより、第1の電極8aにおける共振器方
向での単位長さ当たりの注入電流の変化による活性層3
の温度変化を、第2の電極8bにおけるそれよりも大き
くしたことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体レーザ装置に係
わり、特に発振波長を可変可能とした波長可変型の半導
体レーザ装置に関する。
わり、特に発振波長を可変可能とした波長可変型の半導
体レーザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光周波数分割多重(光FDM)通
信の研究開発が盛んになっている。光FDM通信は、光
の周波数空間への多重化を利用することで大容量伝送を
実現する通信方式である。特に、光の周波数・位相を利
用するコヒーレント光通信は、周波数多重の高密度化が
可能であり、飛躍的に情報伝送量を増大することができ
るため、次世代通信方式として有望視されている。
信の研究開発が盛んになっている。光FDM通信は、光
の周波数空間への多重化を利用することで大容量伝送を
実現する通信方式である。特に、光の周波数・位相を利
用するコヒーレント光通信は、周波数多重の高密度化が
可能であり、飛躍的に情報伝送量を増大することができ
るため、次世代通信方式として有望視されている。
【0003】コヒーレント光通信では、単一軸モード発
振し狭いスペクトル線幅を有する光源が要求されるが、
光FDM通信方式においては、以上の特性に加えて広範
囲にわたる波長可変特性が要求される。波長可変光源
は、受信側においてチャンネルを選択する際に用いら
れ、その波長可変範囲が広いほど多数のチャンネルを受
信することが可能となる。
振し狭いスペクトル線幅を有する光源が要求されるが、
光FDM通信方式においては、以上の特性に加えて広範
囲にわたる波長可変特性が要求される。波長可変光源
は、受信側においてチャンネルを選択する際に用いら
れ、その波長可変範囲が広いほど多数のチャンネルを受
信することが可能となる。
【0004】多電極分布帰還型(DFB)半導体レーザ
は、DFB半導体レーザを共振器方向に複数の領域に分
割し、それぞれの領域に独立に電流注入することで、共
振器内部のキャリア密度分布を制御し、発振波長を変化
させるものである。全領域が能動的導波路から成り、高
い光出力と狭いスペクトル線幅を実現できるため、コヒ
ーレント光通信用光源として最も期待されている。
は、DFB半導体レーザを共振器方向に複数の領域に分
割し、それぞれの領域に独立に電流注入することで、共
振器内部のキャリア密度分布を制御し、発振波長を変化
させるものである。全領域が能動的導波路から成り、高
い光出力と狭いスペクトル線幅を実現できるため、コヒ
ーレント光通信用光源として最も期待されている。
【0005】この種の半導体レーザでは、共振器内部の
キャリア密度分布を変化させると、これに伴って共振器
内部の屈折率分布が変化するため、発振に必要な閾値利
得が最小となる波長が変化する。一方で、共振器内部に
おける屈折率分布の変化は、位相整合条件をも変化させ
ることになる。発振に必要な閾値利得が最小となる波長
が、常に位相整合条件を満たしていれば、安定な発振状
態が維持されることになる。
キャリア密度分布を変化させると、これに伴って共振器
内部の屈折率分布が変化するため、発振に必要な閾値利
得が最小となる波長が変化する。一方で、共振器内部に
おける屈折率分布の変化は、位相整合条件をも変化させ
ることになる。発振に必要な閾値利得が最小となる波長
が、常に位相整合条件を満たしていれば、安定な発振状
態が維持されることになる。
【0006】しかしながら、従来の多電極DFB半導体
レーザにあっては、閾値利得条件と位相整合条件を同時
に制御することは困難であり、1つの発振モードが安定
である範囲が狭いという問題点があった。例えば、3電
極位相シフトDFB半導体レーザにおいて、共振器方向
の両端部領域の注入電流を一定にし、中央領域への注入
電流を増大させると、屈折率分布の変化に伴い閾値利得
条件と位相整合条件がずれるため、図6に示すようにモ
ード跳躍を起こす。結果として、1つの発振モード内に
おける波長可変範囲は1nm程度以下に止まってしま
う。
レーザにあっては、閾値利得条件と位相整合条件を同時
に制御することは困難であり、1つの発振モードが安定
である範囲が狭いという問題点があった。例えば、3電
極位相シフトDFB半導体レーザにおいて、共振器方向
の両端部領域の注入電流を一定にし、中央領域への注入
電流を増大させると、屈折率分布の変化に伴い閾値利得
条件と位相整合条件がずれるため、図6に示すようにモ
ード跳躍を起こす。結果として、1つの発振モード内に
おける波長可変範囲は1nm程度以下に止まってしま
う。
【0007】また、実際の素子においては、各領域への
電流注入により、キャリア密度分布と同時に温度分布も
生じる。屈折率は、キャリア密度と温度に依存するた
め、両者が寄与した結果として屈折率分布が決まること
になり、こうした複合的な発振条件のために、モード制
御がより難しくなるという問題点があった。
電流注入により、キャリア密度分布と同時に温度分布も
生じる。屈折率は、キャリア密度と温度に依存するた
め、両者が寄与した結果として屈折率分布が決まること
になり、こうした複合的な発振条件のために、モード制
御がより難しくなるという問題点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の多
電極DFB半導体レーザは、狭いスペクトル線幅を有す
るものの、そのモード制御が難しく、波長可変範囲が小
さいという問題点があった。
電極DFB半導体レーザは、狭いスペクトル線幅を有す
るものの、そのモード制御が難しく、波長可変範囲が小
さいという問題点があった。
【0009】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、安定なモード制御が可
能であり、広範囲にわたる波長可変特性を実現できる半
導体レーザ装置を提供することにある。
ので、その目的とするところは、安定なモード制御が可
能であり、広範囲にわたる波長可変特性を実現できる半
導体レーザ装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の骨子は、安定な
発振状態を維持した上で広範囲にわたる波長可変特性を
得るために、共振器内部においてキャリア密度分布と温
度分布の両者を独立に制御することにある。
発振状態を維持した上で広範囲にわたる波長可変特性を
得るために、共振器内部においてキャリア密度分布と温
度分布の両者を独立に制御することにある。
【0011】即ち本発明は、半導体基板上にストライプ
状に設けられた発光領域(活性層)と、この発光領域の
ストライプ方向(共振器方向)の少なくとも一部に設け
られた回折格子と、該発光領域のストライプ方向に分割
して設けられた複数の分割電極とを備えた半導体レーザ
装置において、ストライプ方向の一部には、ストライプ
方向と垂直な面内において第1の電極と第2の電極の少
なくとも2つの電極を有し、且つストライプ方向での単
位長さ当たりの注入電流の変化による発光領域の温度変
化が、第1の電極と第2の電極とで異なるように形成し
たものである。また、本発明の望ましい実施態様として
は次のものがあげられる。 (1) 第1の電極と活性層との間の距離が、第2の電極と
活性層との間の距離と、共振器方向と垂直な面内で異な
るように形成する。 (2) 第1の電極と活性層との間の抵抗が、第2の電極と
活性層との間の抵抗と異なるように形成する。 (3) 分割電極を第1,第2の電極で形成する代わりに、
共振器方向の一部を加熱する手段を設ける。
状に設けられた発光領域(活性層)と、この発光領域の
ストライプ方向(共振器方向)の少なくとも一部に設け
られた回折格子と、該発光領域のストライプ方向に分割
して設けられた複数の分割電極とを備えた半導体レーザ
装置において、ストライプ方向の一部には、ストライプ
方向と垂直な面内において第1の電極と第2の電極の少
なくとも2つの電極を有し、且つストライプ方向での単
位長さ当たりの注入電流の変化による発光領域の温度変
化が、第1の電極と第2の電極とで異なるように形成し
たものである。また、本発明の望ましい実施態様として
は次のものがあげられる。 (1) 第1の電極と活性層との間の距離が、第2の電極と
活性層との間の距離と、共振器方向と垂直な面内で異な
るように形成する。 (2) 第1の電極と活性層との間の抵抗が、第2の電極と
活性層との間の抵抗と異なるように形成する。 (3) 分割電極を第1,第2の電極で形成する代わりに、
共振器方向の一部を加熱する手段を設ける。
【0012】
【作用】本発明によれば、少なくとも共振器方向の一部
には、共振器方向での単位長さ当たりの注入電流の変化
による活性層の温度変化が異なる複数の電極(第1,第
2の電極)を有している。このため、第1及び第2の電
極への注入電流比を変化させることで、キャリア注入量
を変化させずに、活性層温度だけを変化させることがで
きる。これにより、共振器内部のキャリア密度分布とは
独立に、共振器内部に所望の温度分布を生じせしめるこ
とが可能である。従って、共振器方向のキャリア密度分
布とは独立に屈折率分布を制御することが可能となるの
で、任意のキャリア密度分布に対して安定な発振状態を
維持することができ、広範囲にわたる波長可変特性を得
ることが可能である。
には、共振器方向での単位長さ当たりの注入電流の変化
による活性層の温度変化が異なる複数の電極(第1,第
2の電極)を有している。このため、第1及び第2の電
極への注入電流比を変化させることで、キャリア注入量
を変化させずに、活性層温度だけを変化させることがで
きる。これにより、共振器内部のキャリア密度分布とは
独立に、共振器内部に所望の温度分布を生じせしめるこ
とが可能である。従って、共振器方向のキャリア密度分
布とは独立に屈折率分布を制御することが可能となるの
で、任意のキャリア密度分布に対して安定な発振状態を
維持することができ、広範囲にわたる波長可変特性を得
ることが可能である。
【0013】また、分割電極を第1,第2の電極で形成
する代わりに、共振器方向の一部に加熱手段を設けるこ
とにより、共振器内部のキャリア密度分布とは独立に、
共振器内部に所望の温度分布を生じさせることができ、
これによっても安定な発振状態を維持して広範囲にわた
る波長可変特性を得ることが可能となる。
する代わりに、共振器方向の一部に加熱手段を設けるこ
とにより、共振器内部のキャリア密度分布とは独立に、
共振器内部に所望の温度分布を生じさせることができ、
これによっても安定な発振状態を維持して広範囲にわた
る波長可変特性を得ることが可能となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【0015】図1〜図3は、本発明の第1の実施例に係
わる多電極DFB半導体レーザの概略構造を説明するた
めのもので、図1は全体構成を示す平面図、図2は活性
層ストライプに沿った断面図、図3は活性層ストライプ
に垂直な断面図である。
わる多電極DFB半導体レーザの概略構造を説明するた
めのもので、図1は全体構成を示す平面図、図2は活性
層ストライプに沿った断面図、図3は活性層ストライプ
に垂直な断面図である。
【0016】図中1はn型InP基板であり、このIn
P基板1上に回折格子2が形成されている。この回折格
子2上には、有機金属気相成長法(MOCVD法)によ
り積層された活性層(光導波層を含む)3が形成され、
活性層3はメサ状にエッチングされている。メサ状の活
性層3の側部を埋め込むように半絶縁性InP層4が積
層されており、活性層3及び半絶縁性InP層4上に
は、p型InPクラッド層5及びp型InGaAsコン
タクト層6が積層されている。コンタクト層6はSiO
2 絶縁膜7により、電極毎に分離されて形成されてい
る。即ちコンタクト層6は、活性層ストライプ方向(共
振器方向)に沿って2本形成され、かつ電極毎に分離さ
れている。
P基板1上に回折格子2が形成されている。この回折格
子2上には、有機金属気相成長法(MOCVD法)によ
り積層された活性層(光導波層を含む)3が形成され、
活性層3はメサ状にエッチングされている。メサ状の活
性層3の側部を埋め込むように半絶縁性InP層4が積
層されており、活性層3及び半絶縁性InP層4上に
は、p型InPクラッド層5及びp型InGaAsコン
タクト層6が積層されている。コンタクト層6はSiO
2 絶縁膜7により、電極毎に分離されて形成されてい
る。即ちコンタクト層6は、活性層ストライプ方向(共
振器方向)に沿って2本形成され、かつ電極毎に分離さ
れている。
【0017】本実施例の多電極DFB半導体レーザは、
共振器方向に3つの領域に分割されており、各領域の長
さは300μmである。回折格子2の共振器中央には、
4分の1波長に相当する位相シフト領域11が形成され
ており、劈開により形成された両端面には、反射率1%
以下のSiNx 低反射膜12がコーティングされてい
る。なお、図1の中には、活性層ストライプの位置を点
線で示してある。
共振器方向に3つの領域に分割されており、各領域の長
さは300μmである。回折格子2の共振器中央には、
4分の1波長に相当する位相シフト領域11が形成され
ており、劈開により形成された両端面には、反射率1%
以下のSiNx 低反射膜12がコーティングされてい
る。なお、図1の中には、活性層ストライプの位置を点
線で示してある。
【0018】活性層3は、図4に示すように、厚さ6n
mのInGaAs井戸層31と厚さ10nmのInGa
AsP障壁層32を交互に積層した量子井戸構造と、こ
れを挟むように積層された厚さ70nmの下部InGa
AsP光導波層33、厚さ30nmの上部InGaAs
P光導波層34とからなる。
mのInGaAs井戸層31と厚さ10nmのInGa
AsP障壁層32を交互に積層した量子井戸構造と、こ
れを挟むように積層された厚さ70nmの下部InGa
AsP光導波層33、厚さ30nmの上部InGaAs
P光導波層34とからなる。
【0019】この実施例では、分割された各領域に、A
u/Zn/Auからなるp型オーミック電極(分割電
極)8が設けられており、各領域において分割電極8
は、共振器方向と平行に設けられた2本の電極(第1の
電極)8a,電極(第2の電極)8bから構成されてい
る。そして、第1及び第2の電極8a,8bに接触する
ように、Cr/Auからなる配線兼ボンディング・パッ
ド9a,9bがそれぞれ形成されている。
u/Zn/Auからなるp型オーミック電極(分割電
極)8が設けられており、各領域において分割電極8
は、共振器方向と平行に設けられた2本の電極(第1の
電極)8a,電極(第2の電極)8bから構成されてい
る。そして、第1及び第2の電極8a,8bに接触する
ように、Cr/Auからなる配線兼ボンディング・パッ
ド9a,9bがそれぞれ形成されている。
【0020】ここで、第1の電極8aは活性層2の真上
に形成されており、第2の電極8bは第1の電極8aと
は離間して形成されている。図3に示す共振器方向と垂
直な断面図を見ると、共振器方向と垂直な面内に第1及
び第2の電極8a,8bが形成されていることになる。
また、基板1の下面にはn型オーミック電極10が形成
されている。
に形成されており、第2の電極8bは第1の電極8aと
は離間して形成されている。図3に示す共振器方向と垂
直な断面図を見ると、共振器方向と垂直な面内に第1及
び第2の電極8a,8bが形成されていることになる。
また、基板1の下面にはn型オーミック電極10が形成
されている。
【0021】また、レーザ・チップは、AuSnハンダ
により接地電極となるヒートシンクの上に固定されてお
り、ヒートシンクは温度センサとペルチェ素子を用いて
一定温度になるように制御されている。各電極パッド9
a,9bは、セラミック基板上に形成された給電線とボ
ンディングにより接続されており、各電極独立に注入電
流を制御できるようになっている。
により接地電極となるヒートシンクの上に固定されてお
り、ヒートシンクは温度センサとペルチェ素子を用いて
一定温度になるように制御されている。各電極パッド9
a,9bは、セラミック基板上に形成された給電線とボ
ンディングにより接続されており、各電極独立に注入電
流を制御できるようになっている。
【0022】これらの電極8a,8bにおけるコンタク
ト抵抗は10Ωであり、電流注入時の全発熱量に占める
コンタクト抵抗における発熱量が大きくなるように形成
されている。ここで、電極8aと活性層3との距離が、
電極8bと活性層3との距離よりも短くなるように形成
されているので、電極8aの方が電極8bよりも、注入
電流の変化による活性層3の温度変化が大きくなる。
ト抵抗は10Ωであり、電流注入時の全発熱量に占める
コンタクト抵抗における発熱量が大きくなるように形成
されている。ここで、電極8aと活性層3との距離が、
電極8bと活性層3との距離よりも短くなるように形成
されているので、電極8aの方が電極8bよりも、注入
電流の変化による活性層3の温度変化が大きくなる。
【0023】即ち、活性層3に注入されるキャリアの量
が、電極8a,8bから注入される電流の総和で決まる
のに対し、活性層3の温度は、電極8a,8bからの注
入電流比にも依存することになる。従って、各領域にお
ける電極8a,8bからの総電流値によって、共振器方
向のキャリア密度分布を制御し、その上で各領域におい
て電極8a,8bからの注入電流比を変化させること
で、共振器方向の温度分布を制御すればよい。これよ
り、共振器内部のキャリア密度分布とは独立に、屈折率
分布を制御することが可能であるので、任意のキャリア
密度分布において、安定な発振状態を維持することがで
きる。
が、電極8a,8bから注入される電流の総和で決まる
のに対し、活性層3の温度は、電極8a,8bからの注
入電流比にも依存することになる。従って、各領域にお
ける電極8a,8bからの総電流値によって、共振器方
向のキャリア密度分布を制御し、その上で各領域におい
て電極8a,8bからの注入電流比を変化させること
で、共振器方向の温度分布を制御すればよい。これよ
り、共振器内部のキャリア密度分布とは独立に、屈折率
分布を制御することが可能であるので、任意のキャリア
密度分布において、安定な発振状態を維持することがで
きる。
【0024】この実施例の具体的な操作方法について、
図5を用いて説明する。図5は、第1の実施例におい
て、各領域に不均一な電流注入をしたときの共振器内部
における電流,キャリア密度,温度及び屈折率の分布状
態を示したものである。例えば、共振器方向の中央領域
の注入電流を両端部領域の注入電流よりも大きくした場
合、中央領域のキャリア密度が相対的にΔNだけ高くな
る。また同時に、中央領域の温度は両端部領域の温度よ
りも相対的にΔTだけ高くなっている。屈折率は、キャ
リア密度に対しては負の、温度に対しては正の依存性を
有している。このため、屈折率に対するΔNとΔTの寄
与の大小関係によって、中央領域の屈折率は両端部領域
の屈折率より大きくも小さくもなり得る。
図5を用いて説明する。図5は、第1の実施例におい
て、各領域に不均一な電流注入をしたときの共振器内部
における電流,キャリア密度,温度及び屈折率の分布状
態を示したものである。例えば、共振器方向の中央領域
の注入電流を両端部領域の注入電流よりも大きくした場
合、中央領域のキャリア密度が相対的にΔNだけ高くな
る。また同時に、中央領域の温度は両端部領域の温度よ
りも相対的にΔTだけ高くなっている。屈折率は、キャ
リア密度に対しては負の、温度に対しては正の依存性を
有している。このため、屈折率に対するΔNとΔTの寄
与の大小関係によって、中央領域の屈折率は両端部領域
の屈折率より大きくも小さくもなり得る。
【0025】屈折率に対するΔNとΔTの寄与の大小関
係は、デバイス構造ばかりでなく、各電極に注入するバ
イアス電流値にも依存する。例えば、λ/4位相シフト
DFBレーザにおいて0次モードを発振させるには、中
央領域と両端部領域の屈折率差Δnをある程度以下に抑
えこむ必要がある。しかし、従来の3電極DFBレーザ
では、キャリア密度分布と温度分布を独立に制御するこ
とができないため、0次モードがモード跳躍を起こさな
いだけの屈折率差Δnを得られる電流範囲が狭くなる。
結果として、波長可変範囲が狭いという問題点があっ
た。
係は、デバイス構造ばかりでなく、各電極に注入するバ
イアス電流値にも依存する。例えば、λ/4位相シフト
DFBレーザにおいて0次モードを発振させるには、中
央領域と両端部領域の屈折率差Δnをある程度以下に抑
えこむ必要がある。しかし、従来の3電極DFBレーザ
では、キャリア密度分布と温度分布を独立に制御するこ
とができないため、0次モードがモード跳躍を起こさな
いだけの屈折率差Δnを得られる電流範囲が狭くなる。
結果として、波長可変範囲が狭いという問題点があっ
た。
【0026】本実施例では、電極8a,8bからの注入
電流比を変えることにより、活性層3に注入されるキャ
リアの量を変えずに活性層3の温度を変えることが可能
である。従って、ΔNとΔTを独立に制御することが可
能であり、デバイスの温度特性やバイアス電流値に依存
することなく、屈折率差Δnを0次モードがモード跳躍
を起こさない範囲に抑えこむことができる。
電流比を変えることにより、活性層3に注入されるキャ
リアの量を変えずに活性層3の温度を変えることが可能
である。従って、ΔNとΔTを独立に制御することが可
能であり、デバイスの温度特性やバイアス電流値に依存
することなく、屈折率差Δnを0次モードがモード跳躍
を起こさない範囲に抑えこむことができる。
【0027】より具体的には、中央領域の屈折率を大き
くしたいときには、中央領域で電極8aからの注入電流
比を大きくする、若しくは両端部領域で電極8bからの
注入電流比を大きくすればよい。中央領域の屈折率を小
さくしたいときには、この逆の操作をすればよい。図5
の例では、中央領域で電極8aからの注入電流比を大き
くすることにより、キャリア密度分布を変えずに中央領
域の温度を高くし、屈折率分布を均一にしている。よっ
て、常に安定な発振状態を維持することが可能であり、
図6に示すように、モード跳躍を生じることなく、広範
囲にわたる波長可変特性が得られる。また、常に安定な
発振状態が得られるので、スペクトル線幅を狭い状態に
保った上で波長可変動作を実現することが可能である。
くしたいときには、中央領域で電極8aからの注入電流
比を大きくする、若しくは両端部領域で電極8bからの
注入電流比を大きくすればよい。中央領域の屈折率を小
さくしたいときには、この逆の操作をすればよい。図5
の例では、中央領域で電極8aからの注入電流比を大き
くすることにより、キャリア密度分布を変えずに中央領
域の温度を高くし、屈折率分布を均一にしている。よっ
て、常に安定な発振状態を維持することが可能であり、
図6に示すように、モード跳躍を生じることなく、広範
囲にわたる波長可変特性が得られる。また、常に安定な
発振状態が得られるので、スペクトル線幅を狭い状態に
保った上で波長可変動作を実現することが可能である。
【0028】なお、本発明はλ/4位相シフトDFBレ
ーザにおける0次モードにのみ適用されるものではな
く、+1次や−1次などの高次のモードや、位相シフト
領域を有さない共振器構造においても有効である。この
場合、所望の発振モードを安定に得られるための屈折率
差Δnを維持するように、各領域において電極8a,8
bからの注入電流比を設定すればよい。
ーザにおける0次モードにのみ適用されるものではな
く、+1次や−1次などの高次のモードや、位相シフト
領域を有さない共振器構造においても有効である。この
場合、所望の発振モードを安定に得られるための屈折率
差Δnを維持するように、各領域において電極8a,8
bからの注入電流比を設定すればよい。
【0029】次に、本発明の第2の実施例に係わる半導
体レーザ装置について、図7を用いて説明する。図7
は、第2の実施例の半導体レーザ装置の活性層ストライ
プに垂直な切断面を示す概略図である。この実施例で
は、注入電流の変化による活性層の温度変化が異なる複
数の電極として、コンタクト抵抗が異なる2つの電極8
a,8bが形成されている。また、電極8a,8b以外
の構造は、第1の実施例と同様である。
体レーザ装置について、図7を用いて説明する。図7
は、第2の実施例の半導体レーザ装置の活性層ストライ
プに垂直な切断面を示す概略図である。この実施例で
は、注入電流の変化による活性層の温度変化が異なる複
数の電極として、コンタクト抵抗が異なる2つの電極8
a,8bが形成されている。また、電極8a,8b以外
の構造は、第1の実施例と同様である。
【0030】p型InGaAsコンタクト層6aと6b
とでは、ドープしてあるp型不純物の密度が異なるた
め、電極8aのコンタクト抵抗は10Ω、電極8bのコ
ンタクト抵抗は5Ωとなっている。従って、電極8aの
方が電極8bよりも、注入電流の変化による活性層3の
温度変化が大きくなる。よって、第1の実施例と同様
に、各領域において電極8a,8bからの総電流値とそ
の注入電流比を変化させることにより、共振器内部にお
けるキャリア密度分布と屈折率分布を独立に制御するこ
とが可能である。
とでは、ドープしてあるp型不純物の密度が異なるた
め、電極8aのコンタクト抵抗は10Ω、電極8bのコ
ンタクト抵抗は5Ωとなっている。従って、電極8aの
方が電極8bよりも、注入電流の変化による活性層3の
温度変化が大きくなる。よって、第1の実施例と同様
に、各領域において電極8a,8bからの総電流値とそ
の注入電流比を変化させることにより、共振器内部にお
けるキャリア密度分布と屈折率分布を独立に制御するこ
とが可能である。
【0031】なお、この実施例では電極8a,8bを活
性層3に対し等しい距離に設けているが、第1の実施例
と同様に電極8aを電極8bよりも活性層3に近い位置
に設けるようにすれば、電極8a,8bからの注入電流
比に対する活性層3の温度変化をより大きくすることが
できる。
性層3に対し等しい距離に設けているが、第1の実施例
と同様に電極8aを電極8bよりも活性層3に近い位置
に設けるようにすれば、電極8a,8bからの注入電流
比に対する活性層3の温度変化をより大きくすることが
できる。
【0032】次に、本発明の第3の実施例に係わる半導
体レーザ装置について、図8,図9を用いて説明する。
図8は全体構成を示す平面図、図9は活性層ストライプ
に垂直な切断面を示す概略図である。図8の中には、活
性層ストライプの位置を点線で示してある。
体レーザ装置について、図8,図9を用いて説明する。
図8は全体構成を示す平面図、図9は活性層ストライプ
に垂直な切断面を示す概略図である。図8の中には、活
性層ストライプの位置を点線で示してある。
【0033】第1の実施例と同様に、活性層3の下には
回折格子2が形成されており、回折格子2の共振器中央
には、4分の1波長に相当する位相シフト領域11が形
成されている。また、劈開により形成された両端面に
は、反射率1%以下のSiNx低反射膜12がコーティ
ングされている。
回折格子2が形成されており、回折格子2の共振器中央
には、4分の1波長に相当する位相シフト領域11が形
成されている。また、劈開により形成された両端面に
は、反射率1%以下のSiNx低反射膜12がコーティ
ングされている。
【0034】この実施例では、活性層3の上にZnを高
濃度にドープしたp+ 型InPクラッド層5aが積層さ
れており、活性層3と高濃度InPクラッド層5aがメ
サ状にエッチングされている。メサ状の活性層3及び高
濃度InPクラッド層5aを埋め込むように半絶縁性I
nP層4が積層されており、その半絶縁性InP層4上
には、Znを低濃度にドープしたp- 型InPクラッド
層5b及びp型InGaAsコンタクト層6が形成され
ている。コンタクト層6は、SiO2 絶縁膜7により、
電極毎に分離されている。
濃度にドープしたp+ 型InPクラッド層5aが積層さ
れており、活性層3と高濃度InPクラッド層5aがメ
サ状にエッチングされている。メサ状の活性層3及び高
濃度InPクラッド層5aを埋め込むように半絶縁性I
nP層4が積層されており、その半絶縁性InP層4上
には、Znを低濃度にドープしたp- 型InPクラッド
層5b及びp型InGaAsコンタクト層6が形成され
ている。コンタクト層6は、SiO2 絶縁膜7により、
電極毎に分離されている。
【0035】活性層3の真上には、p型オーミック電極
8bが設けられており、電極8bの両側にp型オーミッ
ク電極8aが形成されている。Znを高濃度にドープし
てあるInPクラッド層5aは、その抵抗が低くなって
いるが、InPクラッド層5bは、Znを低濃度にしか
ドープしていないため抵抗が高く、電流注入時の全発熱
量に占めるクラッド層5bにおける発熱量が大きくなる
ように形成されている。
8bが設けられており、電極8bの両側にp型オーミッ
ク電極8aが形成されている。Znを高濃度にドープし
てあるInPクラッド層5aは、その抵抗が低くなって
いるが、InPクラッド層5bは、Znを低濃度にしか
ドープしていないため抵抗が高く、電流注入時の全発熱
量に占めるクラッド層5bにおける発熱量が大きくなる
ように形成されている。
【0036】従って、電極8aと活性層3との間の抵抗
が、電極8bと活性層3との間の抵抗よりも高くなり、
電極8aの方が電極8bよりも、注入電流の変化による
活性層3の温度変化が大きくなる。よって、第1,第2
の実施例と同様に、各領域において電極8a、8bから
の総電流値とその注入電流比を変化させることで、共振
器内部におけるキャリア密度分布と屈折率分布を独立に
制御することが可能である。
が、電極8bと活性層3との間の抵抗よりも高くなり、
電極8aの方が電極8bよりも、注入電流の変化による
活性層3の温度変化が大きくなる。よって、第1,第2
の実施例と同様に、各領域において電極8a、8bから
の総電流値とその注入電流比を変化させることで、共振
器内部におけるキャリア密度分布と屈折率分布を独立に
制御することが可能である。
【0037】ここで、活性層3への熱の寄与分は、活性
層3自体における発熱の他に、電極8a,8bにおける
コンタクト部分の発熱、電極8a,8bと活性層3との
間の抵抗(クラッド層5)による発熱で決まる。第1の
実施例では、クラッド層5における発熱を十分小さく
し、コンタクト部分の発熱を8a,8bで同じとし、コ
ンタクト部分から活性層3までの距離を変えている。第
2の実施例では、クラッド層5における発熱を十分小さ
くし、コンタクト部分から活性層3までの距離を等しく
し、コンタクト部分の発熱を8a,8bで変えている。
第3の実施例では、コンタクト部分の発熱を十分小さく
し、クラッド層5における発熱を大きくすることによ
り、電極8a,8bからの注入電流比による活性層3の
温度変化を大きくしている。
層3自体における発熱の他に、電極8a,8bにおける
コンタクト部分の発熱、電極8a,8bと活性層3との
間の抵抗(クラッド層5)による発熱で決まる。第1の
実施例では、クラッド層5における発熱を十分小さく
し、コンタクト部分の発熱を8a,8bで同じとし、コ
ンタクト部分から活性層3までの距離を変えている。第
2の実施例では、クラッド層5における発熱を十分小さ
くし、コンタクト部分から活性層3までの距離を等しく
し、コンタクト部分の発熱を8a,8bで変えている。
第3の実施例では、コンタクト部分の発熱を十分小さく
し、クラッド層5における発熱を大きくすることによ
り、電極8a,8bからの注入電流比による活性層3の
温度変化を大きくしている。
【0038】次に、本発明の第4の実施例に係わる半導
体レーザ装置について、図10,図11を用いて説明す
る。図10は全体構成を示す平面図、図11は活性層ス
トライプに垂直な切断面を示す概略図である。また、図
10中には、活性層ストライプの位置を点線で示してあ
る。
体レーザ装置について、図10,図11を用いて説明す
る。図10は全体構成を示す平面図、図11は活性層ス
トライプに垂直な切断面を示す概略図である。また、図
10中には、活性層ストライプの位置を点線で示してあ
る。
【0039】キャリア密度分布と温度分布を独立に制御
するには、上述した実施例のように電流注入時における
発熱を利用しなくても、他の加熱手段を設けることによ
っても実現することができる。この実施例では、各領域
毎に活性層ストライプの近傍にPt抵抗膜13を設け、
さらに抵抗膜13の両端に抵抗膜用電極パッド14を設
けてある。また、第1の実施例と同様に、活性層3の下
には回折格子2が形成されており、回折格子の共振器中
央には、4分の1波長に相当する位相シフト領域11が
形成されている。また、劈開により形成された両端面に
は、反射率1%以下のSiNx 低反射膜12がコーティ
ングされている。
するには、上述した実施例のように電流注入時における
発熱を利用しなくても、他の加熱手段を設けることによ
っても実現することができる。この実施例では、各領域
毎に活性層ストライプの近傍にPt抵抗膜13を設け、
さらに抵抗膜13の両端に抵抗膜用電極パッド14を設
けてある。また、第1の実施例と同様に、活性層3の下
には回折格子2が形成されており、回折格子の共振器中
央には、4分の1波長に相当する位相シフト領域11が
形成されている。また、劈開により形成された両端面に
は、反射率1%以下のSiNx 低反射膜12がコーティ
ングされている。
【0040】この実施例では、共振器方向のキャリア密
度分布を制御するには、各領域において電極8からの注
入電流を変化させればよく、共振器方向の温度分布を制
御するには、各領域において抵抗膜13に流す電流を変
化させればよい。よって、共振器内部におけるキャリア
密度分布と屈折率分布を独立に制御することが可能であ
る。
度分布を制御するには、各領域において電極8からの注
入電流を変化させればよく、共振器方向の温度分布を制
御するには、各領域において抵抗膜13に流す電流を変
化させればよい。よって、共振器内部におけるキャリア
密度分布と屈折率分布を独立に制御することが可能であ
る。
【0041】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではない。実施例では、InGaAsP系の半導
体レーザについて説明したが、InGaAlAs系,A
lGaInAs系,AlGaInP系,InGaAsS
b系,ZnCdSSe系など、様々な材料系について本
発明を適用することができる。また、基板はn型基板に
限るものではないし、共振器と垂直な面内でのレーザ構
造も上記の半絶縁層埋め込み構造に限るものでもなく、
活性層も量子井戸構造に限るものではない。さらに、共
振器全体に回折格子を設けた構造に限るものでもなく、
例えば両端部領域にのみ回折格子を設けた共振器構造に
対しても、本発明は有効である。
るものではない。実施例では、InGaAsP系の半導
体レーザについて説明したが、InGaAlAs系,A
lGaInAs系,AlGaInP系,InGaAsS
b系,ZnCdSSe系など、様々な材料系について本
発明を適用することができる。また、基板はn型基板に
限るものではないし、共振器と垂直な面内でのレーザ構
造も上記の半絶縁層埋め込み構造に限るものでもなく、
活性層も量子井戸構造に限るものではない。さらに、共
振器全体に回折格子を設けた構造に限るものでもなく、
例えば両端部領域にのみ回折格子を設けた共振器構造に
対しても、本発明は有効である。
【0042】また実施例では、全ての領域において、注
入電流の変化による活性層の温度変化が異なる複数の電
極、或いは加熱手段を有しているものについて説明した
が、必要に応じて、一部の領域にのみこれらを設けても
よい。さらに、電極8a,8bが共振器方向で1対1に
対応している必要もなく、例えば図12のような電極構
造を用いてもよい。同様に、電極8と加熱手段13もま
た、共振器方向で1対1に対応していなくてもよい。ま
た、注入電流の変化による活性層の温度変化が異なる複
数の電極として、電極と活性層の間の距離が異なるも
の、電極のコンタクト抵抗が異なるもの、InPクラッ
ド層における発熱を利用するものを説明したが、これら
を組み合わせた構造によっても、本発明は有効である。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形し
て実施することができる。
入電流の変化による活性層の温度変化が異なる複数の電
極、或いは加熱手段を有しているものについて説明した
が、必要に応じて、一部の領域にのみこれらを設けても
よい。さらに、電極8a,8bが共振器方向で1対1に
対応している必要もなく、例えば図12のような電極構
造を用いてもよい。同様に、電極8と加熱手段13もま
た、共振器方向で1対1に対応していなくてもよい。ま
た、注入電流の変化による活性層の温度変化が異なる複
数の電極として、電極と活性層の間の距離が異なるも
の、電極のコンタクト抵抗が異なるもの、InPクラッ
ド層における発熱を利用するものを説明したが、これら
を組み合わせた構造によっても、本発明は有効である。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形し
て実施することができる。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、共
振器方向にキャリア密度分布と温度分布を独立に制御す
る手段を有した構成としているので、任意のキャリア密
度分布に対して安定な発振状態を維持することが可能で
あり、広範囲にわたる波長可変特性を実現することがで
きる。
振器方向にキャリア密度分布と温度分布を独立に制御す
る手段を有した構成としているので、任意のキャリア密
度分布に対して安定な発振状態を維持することが可能で
あり、広範囲にわたる波長可変特性を実現することがで
きる。
【図1】第1の実施例に係わる半導体レーザ装置の概略
構造を示す平面図。
構造を示す平面図。
【図2】第1の実施例レーザ装置の活性層ストライプに
沿った断面図。
沿った断面図。
【図3】第1の実施例レーザ装置の活性層ストライプに
垂直な断面図。
垂直な断面図。
【図4】第1の実施例レーザ装置の活性層構造を具体的
に示す断面図。
に示す断面図。
【図5】第1の実施例レーザ装置の共振器内部における
電流,キャリア密度,温度及び屈折率の分布状態を示す
特性図。
電流,キャリア密度,温度及び屈折率の分布状態を示す
特性図。
【図6】第1の実施例レーザ装置及び従来の3電極DF
B半導体レーザ装置における発振波長と注入電流の関係
を示す特性図。
B半導体レーザ装置における発振波長と注入電流の関係
を示す特性図。
【図7】第2の実施例に係わる半導体レーザ装置の活性
層ストライプに垂直な断面図。
層ストライプに垂直な断面図。
【図8】第3の実施例に係わる半導体レーザ装置の概略
構造を示す平面図。
構造を示す平面図。
【図9】第3の実施例に係わる半導体レーザ装置の活性
層ストライプに垂直な断面図。
層ストライプに垂直な断面図。
【図10】第4の実施例に係わる半導体レーザ装置の概
略構造を示す平面図。
略構造を示す平面図。
【図11】第4の実施例レーザ装置の活性層ストライプ
に垂直な断面図。
に垂直な断面図。
【図12】本発明の変形例としての半導体レーザ装置の
概略構造を示す平面図。
概略構造を示す平面図。
1…n型InP基板 2…回折格子 3…活性層 4…半絶縁性InP層 5,5a,5b…p型InPクラッド層 6,6a,6b…p型InGaAsコンタクト層 7…SiO2 絶縁膜 8,8a,8b…p型オーミック電極 9,9a,9b…配線,ボンディング・パッド 10…n型オーミック電極 11…位相シフト領域 12…低反射率コーティング膜 13…Pt抵抗膜 14…抵抗膜用電極パッド
Claims (1)
- 【請求項1】半導体基板上にストライプ状に設けられた
発光領域と、この発光領域のストライプ方向に沿って設
けられた回折格子と、該発光領域のストライプ方向に分
割して設けられた複数の分割電極と、を備えた半導体レ
ーザ装置であって、 少なくともストライプ方向の一部には、ストライプ方向
と垂直な面内において第1の電極と第2の電極との少な
くとも2つの電極を有し、且つストライプ方向での単位
長さ当たりの注入電流の変化による発光領域の温度変化
が、第1の電極と第2の電極とで異なるように形成され
てなることを特徴とする半導体レーザ装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32455192A JPH06177481A (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | 半導体レーザ装置 |
| DE4310578A DE4310578C2 (de) | 1992-03-31 | 1993-03-31 | Wellenlängenabstimmbarer Halbleiterlaser |
| US08/040,853 US5347526A (en) | 1992-03-31 | 1993-03-31 | Wavelength-tunable semiconductor laser |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32455192A JPH06177481A (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | 半導体レーザ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06177481A true JPH06177481A (ja) | 1994-06-24 |
Family
ID=18167080
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32455192A Pending JPH06177481A (ja) | 1992-03-31 | 1992-12-04 | 半導体レーザ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06177481A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007273644A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-18 | Eudyna Devices Inc | 光半導体装置、レーザチップおよびレーザモジュール |
| JP2011071562A (ja) * | 2011-01-11 | 2011-04-07 | Sumitomo Electric Device Innovations Inc | 光半導体装置、レーザチップおよびレーザモジュール |
| JP2014192249A (ja) * | 2013-03-26 | 2014-10-06 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 多波長半導体レーザ光源 |
| JP2015056660A (ja) * | 2013-09-13 | 2015-03-23 | アルプス レーザズ エスアー | 波長可変レーザ、波長可変レーザの製造方法及び操作方法 |
-
1992
- 1992-12-04 JP JP32455192A patent/JPH06177481A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007273644A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-18 | Eudyna Devices Inc | 光半導体装置、レーザチップおよびレーザモジュール |
| JP2011071562A (ja) * | 2011-01-11 | 2011-04-07 | Sumitomo Electric Device Innovations Inc | 光半導体装置、レーザチップおよびレーザモジュール |
| JP2014192249A (ja) * | 2013-03-26 | 2014-10-06 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 多波長半導体レーザ光源 |
| JP2015056660A (ja) * | 2013-09-13 | 2015-03-23 | アルプス レーザズ エスアー | 波長可変レーザ、波長可変レーザの製造方法及び操作方法 |
| US9209600B2 (en) | 2013-09-13 | 2015-12-08 | Alpes Lasers Sa | Tunable laser, a method for making, and a method for operating such a laser |
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