JPH06180220A - 電縫鋼管の突合せ角度測定方法 - Google Patents
電縫鋼管の突合せ角度測定方法Info
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- JPH06180220A JPH06180220A JP33468592A JP33468592A JPH06180220A JP H06180220 A JPH06180220 A JP H06180220A JP 33468592 A JP33468592 A JP 33468592A JP 33468592 A JP33468592 A JP 33468592A JP H06180220 A JPH06180220 A JP H06180220A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電縫鋼管の突合せ角度測定方法に関し、さら
に詳しくは電縫鋼管の造管において素材の両端エッジ面
の突合せ角度を精度良く測定する。 【構成】 電縫鋼管の溶接衝合点近傍で、溶接入熱で赤
熱した素材両端エッジ面の2重線部分を含む溶接衝合点
近傍の輝度分布を、造管方向と直交する方向に微分した
信号を用いてコーナ部2重線位置を決定し、両端エッジ
面の突合せ角度を測定することを特徴とする。あるいは
さらに輝度分布を撮像管またはCCDカメラで測定する
か、アナログ出力信号をアナログ微分回路で微分する
か、あるいはアナログ出力信号をディジタル値に変換し
てコンピュータによって数値微分する。
に詳しくは電縫鋼管の造管において素材の両端エッジ面
の突合せ角度を精度良く測定する。 【構成】 電縫鋼管の溶接衝合点近傍で、溶接入熱で赤
熱した素材両端エッジ面の2重線部分を含む溶接衝合点
近傍の輝度分布を、造管方向と直交する方向に微分した
信号を用いてコーナ部2重線位置を決定し、両端エッジ
面の突合せ角度を測定することを特徴とする。あるいは
さらに輝度分布を撮像管またはCCDカメラで測定する
か、アナログ出力信号をアナログ微分回路で微分する
か、あるいはアナログ出力信号をディジタル値に変換し
てコンピュータによって数値微分する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電縫鋼管の突合せ角度
測定方法に関し、さらに詳しくは電縫鋼管の造管におい
て素材の両端エッジ面の突合せ角度を精度良く測定する
方法に係る。
測定方法に関し、さらに詳しくは電縫鋼管の造管におい
て素材の両端エッジ面の突合せ角度を精度良く測定する
方法に係る。
【0002】
【従来の技術】電縫鋼管製造においては、素材である帯
鋼を連続的に円筒状にロール成形して、素材の両端を抵
抗溶接するものである。良好な溶接部を得るためには、
図1(a)に示すように、素材1の両端エッジ面2が互
いに平行に対向してV収束点(向かい合う素材の両端が
初めて接触する点)に移動し、溶接されることが望まし
く、このときには管での内面側3及び外面側4のV収束
点位置が同一である。これをI型突合せと呼ぶ。ここ
で、向かい合う両端エッジ面のなす角度を突合せ角度と
呼び、図1(b)におけるθで表すと、I型突合せにお
ける突合せ角度θは0゜である。これに対して、素材1
の両端エッジ面2が平行に対向せず、管の外面側が開い
たV型(図1(b))および内面側が開いた逆V型(図
1(c))の場合には、管の内面側3及び外面側4でV
収束点位置が同一ではないために、溶接入熱及びアップ
セット量が内面側3から外面側4に至る板厚方向で不均
一となり、溶接欠陥が発生し易いという問題がある。
鋼を連続的に円筒状にロール成形して、素材の両端を抵
抗溶接するものである。良好な溶接部を得るためには、
図1(a)に示すように、素材1の両端エッジ面2が互
いに平行に対向してV収束点(向かい合う素材の両端が
初めて接触する点)に移動し、溶接されることが望まし
く、このときには管での内面側3及び外面側4のV収束
点位置が同一である。これをI型突合せと呼ぶ。ここ
で、向かい合う両端エッジ面のなす角度を突合せ角度と
呼び、図1(b)におけるθで表すと、I型突合せにお
ける突合せ角度θは0゜である。これに対して、素材1
の両端エッジ面2が平行に対向せず、管の外面側が開い
たV型(図1(b))および内面側が開いた逆V型(図
1(c))の場合には、管の内面側3及び外面側4でV
収束点位置が同一ではないために、溶接入熱及びアップ
セット量が内面側3から外面側4に至る板厚方向で不均
一となり、溶接欠陥が発生し易いという問題がある。
【0003】従って、電縫鋼管製造においては、素材両
端エッジ面の突合せ角度θを精度良く、かつオンライン
で知ることは、良質の電縫鋼管を製造するために極めて
重要である。なお、突合せがV型の場合には突合せ角度
θは正の値を取り、突合せが逆Vの場合にはθは負の値
を取る。
端エッジ面の突合せ角度θを精度良く、かつオンライン
で知ることは、良質の電縫鋼管を製造するために極めて
重要である。なお、突合せがV型の場合には突合せ角度
θは正の値を取り、突合せが逆Vの場合にはθは負の値
を取る。
【0004】上記の目的のために、従来から突合せ角度
を測定するための検討がなされ、例えば実開昭55−5
59135号公報や特開昭57−139480号公報に
記載の技術が知られている。しかし、実開昭55−55
9135号は電縫鋼管製造において、内面側および外面
側溶接部(ビード)の温度差を検出し、その温度差を素
材の両端エッジ面の突合せ角度と対応づけることによっ
て突合せ角度を検出するものであるが、温度測定位置が
溶接点(V収束点)に近いと、溶接部溶鋼の温度を測定
することとなって内面側と外面側との温度差を検出する
ことが困難であり、一方、温度測定位置が溶接点から遠
いと、既に温度が低下した凝固後のビードの温度を測定
することとなって突合せ角度を正確に測定することが困
難である、という難点がある。
を測定するための検討がなされ、例えば実開昭55−5
59135号公報や特開昭57−139480号公報に
記載の技術が知られている。しかし、実開昭55−55
9135号は電縫鋼管製造において、内面側および外面
側溶接部(ビード)の温度差を検出し、その温度差を素
材の両端エッジ面の突合せ角度と対応づけることによっ
て突合せ角度を検出するものであるが、温度測定位置が
溶接点(V収束点)に近いと、溶接部溶鋼の温度を測定
することとなって内面側と外面側との温度差を検出する
ことが困難であり、一方、温度測定位置が溶接点から遠
いと、既に温度が低下した凝固後のビードの温度を測定
することとなって突合せ角度を正確に測定することが困
難である、という難点がある。
【0005】また、特開昭57−139480号は、ス
リット光を内面側および外面側の溶接ビードに照射し、
各々の光切断プロフィールから各溶接ビードの高さを求
めた上で、溶接ビード高さの差を素材の両端エッジ面の
突合せ角度と対応づけて、突合せ角度を測定するもので
あるが、溶接ビードの形状は鋼管の寸法やそれにともな
う溶接条件(溶接入熱、アプセット量、造管速度等)に
よって大きく変動するのに加えて、スパッタ発生によっ
てもビード高さがランダムに変動するために、突合せ角
度を精度良く測定することは困難であった。
リット光を内面側および外面側の溶接ビードに照射し、
各々の光切断プロフィールから各溶接ビードの高さを求
めた上で、溶接ビード高さの差を素材の両端エッジ面の
突合せ角度と対応づけて、突合せ角度を測定するもので
あるが、溶接ビードの形状は鋼管の寸法やそれにともな
う溶接条件(溶接入熱、アプセット量、造管速度等)に
よって大きく変動するのに加えて、スパッタ発生によっ
てもビード高さがランダムに変動するために、突合せ角
度を精度良く測定することは困難であった。
【0006】一方、本発明者らは特開平4−15707
4号公報において、電縫管の溶接点上方に設置したカメ
ラで、素材の両端エッジ面のコーナ部の2重線の間隔を
測定し、その間隔から素材両端エッジ面の突合せ角度を
測定する方法を提案している。この方法においては、図
2に示すように溶接電流が素材エッジ面2の内面側3お
よび外面側4の二つのコーナ部(片側エッジで2つ、両
側で合計4つ、a,b,c,d)に集中し、該コーナ部
がコーナ部以外よりも先行して高温になることを利用す
るものである。このとき、溶接部近傍をその上方でやや
斜方から観察すると、図3に示すように、一方のエッジ
の2つのコーナ部が2重線(a,b)として観察され
る。この2重線の間隔の測定結果Ea と素材の肉厚tを
用いて、図4に示すように、素材のエッジ面と観察して
いるカメラの視野方向中心線Ca との成す角度θa 、を
求めることが可能である。ここで、ラインの基準線Hと
カメラの視野方向中心線Ca との成す角度θx 、は実測
することが可能であり、これとθa とから、素材のエッ
ジ面がラインの基準線Hと成す角度を算出することがで
きる。
4号公報において、電縫管の溶接点上方に設置したカメ
ラで、素材の両端エッジ面のコーナ部の2重線の間隔を
測定し、その間隔から素材両端エッジ面の突合せ角度を
測定する方法を提案している。この方法においては、図
2に示すように溶接電流が素材エッジ面2の内面側3お
よび外面側4の二つのコーナ部(片側エッジで2つ、両
側で合計4つ、a,b,c,d)に集中し、該コーナ部
がコーナ部以外よりも先行して高温になることを利用す
るものである。このとき、溶接部近傍をその上方でやや
斜方から観察すると、図3に示すように、一方のエッジ
の2つのコーナ部が2重線(a,b)として観察され
る。この2重線の間隔の測定結果Ea と素材の肉厚tを
用いて、図4に示すように、素材のエッジ面と観察して
いるカメラの視野方向中心線Ca との成す角度θa 、を
求めることが可能である。ここで、ラインの基準線Hと
カメラの視野方向中心線Ca との成す角度θx 、は実測
することが可能であり、これとθa とから、素材のエッ
ジ面がラインの基準線Hと成す角度を算出することがで
きる。
【0007】さらに、相対して設置された2台のカメラ
によって2つのエッジ面がそれぞれのカメラの視野方向
中心線となす角度を測定し、一方で各カメラの視野方向
中心線がラインの基準線Hと成す角度を予め測定してお
けば、素材エッジ面の突合せ角度を測定するものであ
る。この方法で基本的には突合せ角度を測定できるので
あるが、コーナ部付近が素材の幅方向および板厚方向に
わたって広く発熱している場合には、コーナ部の位置、
従って突合せ角度を正確に決定するには困難が伴なう
か、あるいは高度な画像処理を必要とするために検出に
長時間を要する、という問題があった。
によって2つのエッジ面がそれぞれのカメラの視野方向
中心線となす角度を測定し、一方で各カメラの視野方向
中心線がラインの基準線Hと成す角度を予め測定してお
けば、素材エッジ面の突合せ角度を測定するものであ
る。この方法で基本的には突合せ角度を測定できるので
あるが、コーナ部付近が素材の幅方向および板厚方向に
わたって広く発熱している場合には、コーナ部の位置、
従って突合せ角度を正確に決定するには困難が伴なう
か、あるいは高度な画像処理を必要とするために検出に
長時間を要する、という問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
を効果的に解決し、電縫鋼管を製造する際に、素材の両
端エッジ面の突合せ角度をさらに精度良く、かつ迅速に
測定する方法を提供するものである。
を効果的に解決し、電縫鋼管を製造する際に、素材の両
端エッジ面の突合せ角度をさらに精度良く、かつ迅速に
測定する方法を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、素材の両
端エッジ面のコーナ部の2重線の間隔を測定し、その間
隔から素材両端エッジ面の突合せ角度を測定する方法に
ついて、さらに精度良く、かつ迅速に突合せ角度を検出
する方法を検討してきた結果、ついに、2重線部分を含
む溶接衝合点近傍の輝度、即ち明るさの分布を、電縫鋼
管の造管方向(素材の移動方向)と直交する方向に微分
した信号を用いてコーナ部2重線位置を決定し、さらに
それをもとに両端エッジ面の突合せ角度を測定すれば、
コーナ部の位置を精度良くかつ迅速に決定できることを
見出した。
端エッジ面のコーナ部の2重線の間隔を測定し、その間
隔から素材両端エッジ面の突合せ角度を測定する方法に
ついて、さらに精度良く、かつ迅速に突合せ角度を検出
する方法を検討してきた結果、ついに、2重線部分を含
む溶接衝合点近傍の輝度、即ち明るさの分布を、電縫鋼
管の造管方向(素材の移動方向)と直交する方向に微分
した信号を用いてコーナ部2重線位置を決定し、さらに
それをもとに両端エッジ面の突合せ角度を測定すれば、
コーナ部の位置を精度良くかつ迅速に決定できることを
見出した。
【0010】本発明は、上記の知見に基づいてなされた
ものでその要旨とするところは、電縫鋼管の溶接衝合点
近傍で、溶接入熱によって赤熱した素材の両端エッジ面
のコーナ部の2重線の間隔を測定して素材の両端エッジ
面の突合せ角度を検出する方法において、2重線部分を
含む溶接衝合点近傍の輝度分布を、電縫鋼管の造管方向
と直交する方向に微分した信号を用いてコーナ部2重線
位置を決定し、両端エッジ面の突合せ角度を測定するこ
とを特徴とする電縫鋼管の突合せ角度測定方法にあり、
あるいはさらに、輝度分布を測定する手段が撮像管また
はCCDカメラであるか、輝度分布を微分するに際し
て、検出器のアナログ出力信号をアナログ微分回路で微
分するか、輝度分布を微分するに際して、検出器のアナ
ログ出力信号をアナログ−ディジタル変換器によってデ
ィジタル値に変換して、コンピュータにデータとして取
り込んだ後に、コンピュータによって数値微分する方法
にもある。
ものでその要旨とするところは、電縫鋼管の溶接衝合点
近傍で、溶接入熱によって赤熱した素材の両端エッジ面
のコーナ部の2重線の間隔を測定して素材の両端エッジ
面の突合せ角度を検出する方法において、2重線部分を
含む溶接衝合点近傍の輝度分布を、電縫鋼管の造管方向
と直交する方向に微分した信号を用いてコーナ部2重線
位置を決定し、両端エッジ面の突合せ角度を測定するこ
とを特徴とする電縫鋼管の突合せ角度測定方法にあり、
あるいはさらに、輝度分布を測定する手段が撮像管また
はCCDカメラであるか、輝度分布を微分するに際し
て、検出器のアナログ出力信号をアナログ微分回路で微
分するか、輝度分布を微分するに際して、検出器のアナ
ログ出力信号をアナログ−ディジタル変換器によってデ
ィジタル値に変換して、コンピュータにデータとして取
り込んだ後に、コンピュータによって数値微分する方法
にもある。
【0011】
【作用】まず本発明において、電縫鋼管の溶接衝合点近
傍で、溶接入熱によって赤熱した素材の両端エッジ面の
コーナ部の2重線の間隔を測定して、素材の両端エッジ
面の突合せ角度を検出するものであるが、コーナ部付近
が素材の幅方向にわたって広く発熱しているいる場合に
は、溶接部近傍の1点における素材移動方向に直交する
方向における輝度分布は、例えば図5に示すようであ
り、どこが素材のコーナ部であるかを決定することが困
難である。
傍で、溶接入熱によって赤熱した素材の両端エッジ面の
コーナ部の2重線の間隔を測定して、素材の両端エッジ
面の突合せ角度を検出するものであるが、コーナ部付近
が素材の幅方向にわたって広く発熱しているいる場合に
は、溶接部近傍の1点における素材移動方向に直交する
方向における輝度分布は、例えば図5に示すようであ
り、どこが素材のコーナ部であるかを決定することが困
難である。
【0012】これに対して、図5の輝度分布を距離で微
分したものが図6である。ここで、各々のコーナ部に対
して正負のピークが各々1つずつ観察され、コーナ部の
位置は加熱の対称性から正負のピークの位置のほぼ中間
である。さらに精度良くコーナ位置を決定するために
は、素材肉厚と輝度分布の微分信号との関係を求めてお
いて、両ピーク間のどこにコーナ部が位置するかを決定
することも勿論可能である。また、実際には輝度分布の
ものとなる映像信号は、走査方向を素材の移動方向と直
交する方向に取った場合には、距離と時間が1対1に対
応することから、輝度分布を距離で微分する代わりに、
映像信号の強さを時間で微分することも等価であり、本
発明に包含されるものである。
分したものが図6である。ここで、各々のコーナ部に対
して正負のピークが各々1つずつ観察され、コーナ部の
位置は加熱の対称性から正負のピークの位置のほぼ中間
である。さらに精度良くコーナ位置を決定するために
は、素材肉厚と輝度分布の微分信号との関係を求めてお
いて、両ピーク間のどこにコーナ部が位置するかを決定
することも勿論可能である。また、実際には輝度分布の
ものとなる映像信号は、走査方向を素材の移動方向と直
交する方向に取った場合には、距離と時間が1対1に対
応することから、輝度分布を距離で微分する代わりに、
映像信号の強さを時間で微分することも等価であり、本
発明に包含されるものである。
【0013】溶接部近傍の輝度分布を測定する手段とし
ては、通常の撮像管、あるいはCCDカメラを用いるこ
とができる。これらの出力信号は、通常は輝度の強弱に
応じたアナログ信号であるが、これを微分するに際して
は、アナログ微分回路を適用してアナログ信号のまま微
分した情報を得ても良いし、アナログ信号としての輝度
分布をアナログ−ディジタル変換器によってディジタル
信号に変換した後に、コンピュータ等によって数値的に
微分しても良く、いずれによっても精度に問題はなく、
必要性に応じて選択することができる。また、アナログ
信号をアナログ微分回路で微分した後の信号をアナログ
−ディジタル変換してコンピュータに取り込み、必要な
処理や制御をする事も勿論可能であり、目的に応じて適
用することができる。
ては、通常の撮像管、あるいはCCDカメラを用いるこ
とができる。これらの出力信号は、通常は輝度の強弱に
応じたアナログ信号であるが、これを微分するに際して
は、アナログ微分回路を適用してアナログ信号のまま微
分した情報を得ても良いし、アナログ信号としての輝度
分布をアナログ−ディジタル変換器によってディジタル
信号に変換した後に、コンピュータ等によって数値的に
微分しても良く、いずれによっても精度に問題はなく、
必要性に応じて選択することができる。また、アナログ
信号をアナログ微分回路で微分した後の信号をアナログ
−ディジタル変換してコンピュータに取り込み、必要な
処理や制御をする事も勿論可能であり、目的に応じて適
用することができる。
【0014】また、電縫鋼管のロール成形においては、
成形スタンドの変動や鋼板内の強度分布等によって成形
形状、特に突合せ形状は変動するものであるから、素材
移動方向(造管方向)の1点だけではなく、2点以上の
複数位置で上記手段によって突合せ角度を測定し、それ
を平均することによって全体の突合せ角度とすることも
精度向上の観点から有効である。このとき、素材移動方
向の複数位置にカメラを設置して同時に測定した突合せ
角度を平均しても良く、あるいは素材移動方向の1点に
設置したカメラである時間間隔をおいて測定した突合せ
角度を平均しても良い。いずれも本発明が目指す測定精
度向上に効果があるので、目的や設備の設置条件等を考
慮して適切な方法を選択することができる。
成形スタンドの変動や鋼板内の強度分布等によって成形
形状、特に突合せ形状は変動するものであるから、素材
移動方向(造管方向)の1点だけではなく、2点以上の
複数位置で上記手段によって突合せ角度を測定し、それ
を平均することによって全体の突合せ角度とすることも
精度向上の観点から有効である。このとき、素材移動方
向の複数位置にカメラを設置して同時に測定した突合せ
角度を平均しても良く、あるいは素材移動方向の1点に
設置したカメラである時間間隔をおいて測定した突合せ
角度を平均しても良い。いずれも本発明が目指す測定精
度向上に効果があるので、目的や設備の設置条件等を考
慮して適切な方法を選択することができる。
【0015】
【実施例】JIS規格G3444に定める、肉厚12.
0mm、外径355.6mmの電縫鋼管STK540を製造
するに際して、突合せ角度をほぼI型,V型,逆V型の
3通りのケースを設定してその突合せ角度を測定した。
本発明方法においては、溶接衝合点から150mm上流側
に、撮像管方式のカメラを2台設置し、撮像管のアナロ
グ画像信号出力をアナログ微分回路で微分した後、アナ
ログ−ディジタル変換器を介してディジタル信号に変換
してマイクロコンピュータに取り込み、素材エッジ面の
コーナ位置の決定、コーナ間隔の決定、等を経て突合せ
角度を算出した。なお、ラインの基準線Hとカメラの視
野方向中心線Ca との成す角度θx は、一方を86゜、
もう一方を94゜に設定した。即ち、2台のカメラはラ
インの基準線に垂直な面に対してはそれぞれ+4゜およ
び−4゜だけ傾斜させて設置した。また、比較法とし
て、画像出力をそのまま用いた場合についても、突合せ
角度を算出した。さらに、上記の3通りの成形条件にお
いて、電縫鋼管を製造した場合の突合せ角度を噛み止め
サンプルを採取して実測した。
0mm、外径355.6mmの電縫鋼管STK540を製造
するに際して、突合せ角度をほぼI型,V型,逆V型の
3通りのケースを設定してその突合せ角度を測定した。
本発明方法においては、溶接衝合点から150mm上流側
に、撮像管方式のカメラを2台設置し、撮像管のアナロ
グ画像信号出力をアナログ微分回路で微分した後、アナ
ログ−ディジタル変換器を介してディジタル信号に変換
してマイクロコンピュータに取り込み、素材エッジ面の
コーナ位置の決定、コーナ間隔の決定、等を経て突合せ
角度を算出した。なお、ラインの基準線Hとカメラの視
野方向中心線Ca との成す角度θx は、一方を86゜、
もう一方を94゜に設定した。即ち、2台のカメラはラ
インの基準線に垂直な面に対してはそれぞれ+4゜およ
び−4゜だけ傾斜させて設置した。また、比較法とし
て、画像出力をそのまま用いた場合についても、突合せ
角度を算出した。さらに、上記の3通りの成形条件にお
いて、電縫鋼管を製造した場合の突合せ角度を噛み止め
サンプルを採取して実測した。
【0016】表1に結果を示すように、本発明方法では
良い精度の突合せ角度が迅速に得られているのに対し
て、微分していない情報を使用した場合には測定精度が
劣る。また、製造ラインを停止して突合せ角度を測定す
ることは、生産性を著しく低下させる上に停止した部分
の歩留が落ちる、という大きな問題があるのに対して、
本発明方法では製造ラインを停止することなく、オンラ
インで測定できるという非常に大きなメリットがある。
良い精度の突合せ角度が迅速に得られているのに対し
て、微分していない情報を使用した場合には測定精度が
劣る。また、製造ラインを停止して突合せ角度を測定す
ることは、生産性を著しく低下させる上に停止した部分
の歩留が落ちる、という大きな問題があるのに対して、
本発明方法では製造ラインを停止することなく、オンラ
インで測定できるという非常に大きなメリットがある。
【0017】
【表1】
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は電縫鋼管
の製造において、素材の両端エッジ面の突合せ角度を精
度良く、かつ迅速に測定することを可能にしたものであ
り、製品品質の安定や製造コストの低減によって、産業
の発展に寄与するところは極めて大きい。
の製造において、素材の両端エッジ面の突合せ角度を精
度良く、かつ迅速に測定することを可能にしたものであ
り、製品品質の安定や製造コストの低減によって、産業
の発展に寄与するところは極めて大きい。
【図1】(a)は、素材の両端エッジ面の突合せ角度が
I型の場合の突合せ部分を示す図である。(b)は同V
型の場合、(c)は同逆V型の場合の図である。
I型の場合の突合せ部分を示す図である。(b)は同V
型の場合、(c)は同逆V型の場合の図である。
【図2】溶接入熱により素材の両端エッジ面の2つのコ
ーナ部が赤熱する状態の例を示す溶接部断面の図であ
る。
ーナ部が赤熱する状態の例を示す溶接部断面の図であ
る。
【図3】図2に示した溶接部を上方に設置したカメラで
Ca の方向から観察したときに得られる。素材のエッジ
面のコーナー部の2重線の例を示す模式図である
Ca の方向から観察したときに得られる。素材のエッジ
面のコーナー部の2重線の例を示す模式図である
【図4】素材のエッジ面と観察しているカメラの視野方
向中心線の成す角度がカメラで観察された2重線の間隔
と素材の肉厚とから求められることを示す図である。
向中心線の成す角度がカメラで観察された2重線の間隔
と素材の肉厚とから求められることを示す図である。
【図5】溶接部近傍の1点における素材移動方向に直交
する方向における輝度(明るさ)分布の例を示す図であ
る。
する方向における輝度(明るさ)分布の例を示す図であ
る。
【図6】図5の輝度分布を距離で微分した図である。
a 左側エッジ外面側コーナ部 b 左側エッジ内面側コーナ部 c 右側エッジ外面側コーナ部 d 右側エッジ内面側コーナ部 1 素材 2 エッジ面 3 素管の内面側 4 素管の外面側 6 素材移動方向 7 図2断面位置
Claims (6)
- 【請求項1】 電縫鋼管の溶接衝合点近傍で、溶接入熱
によって赤熱した素材の両端エッジ面のコーナ部の2重
線の間隔を測定して素材の両端エッジ面の突合せ角度を
検出する方法において、2重線部分を含む溶接衝合点近
傍の輝度分布を、電縫鋼管の造管方法と直交する方向に
微分した信号を用いてコーナ部2重線位置を決定し、両
端エッジ面の突合せ角度を測定することを特徴とする電
縫鋼管の突合せ角度測定方法。 - 【請求項2】 輝度分布を測定する手段が撮像管である
請求項1に記載の電縫鋼管の突合せ角度測定方法。 - 【請求項3】 輝度分布を測定する手段がCCDカメラ
である請求項1に記載の突合せ角度測定方法。 - 【請求項4】 輝度分布を微分するに際して、検出器の
アナログ出力信号をアナログ微分回路で微分する請求項
1,2または3に記載の電縫鋼管の突合せ角度測定方
法。 - 【請求項5】 輝度分布を微分するに際して、検出器の
アナログ出力信号をアナログ−ディジタル変換器によっ
てディジタル値に変換して、コンピュータにデータとし
て取り込んだ後に、コンピュータによって数値微分す
る、請求項1,2または3に記載の電縫鋼管の突合せ角
度測定方法。 - 【請求項6】 電縫鋼管の造管方向の2以上の位置にお
いて両端エッジ面の突合せ角度を測定し、その平均値と
して突合せ角度を決定する請求項1,2,3,4または
5に記載の電縫鋼管の突合せ角度測定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33468592A JPH06180220A (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | 電縫鋼管の突合せ角度測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33468592A JPH06180220A (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | 電縫鋼管の突合せ角度測定方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06180220A true JPH06180220A (ja) | 1994-06-28 |
Family
ID=18280091
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33468592A Withdrawn JPH06180220A (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | 電縫鋼管の突合せ角度測定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06180220A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007069425A1 (ja) * | 2005-12-16 | 2007-06-21 | Jfe Steel Corporation | 溶接部特性に優れる電縫管の製造方法 |
-
1992
- 1992-12-15 JP JP33468592A patent/JPH06180220A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007069425A1 (ja) * | 2005-12-16 | 2007-06-21 | Jfe Steel Corporation | 溶接部特性に優れる電縫管の製造方法 |
| US9000320B2 (en) | 2005-12-16 | 2015-04-07 | Jfe Steel Corporation | Method of manufacturing electric resistance welding pipe having excellent characterization of welded seam |
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