JPH0618125U - ディスクブレーキにおけるパルスホイール取付構造 - Google Patents
ディスクブレーキにおけるパルスホイール取付構造Info
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- JPH0618125U JPH0618125U JP5731092U JP5731092U JPH0618125U JP H0618125 U JPH0618125 U JP H0618125U JP 5731092 U JP5731092 U JP 5731092U JP 5731092 U JP5731092 U JP 5731092U JP H0618125 U JPH0618125 U JP H0618125U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ディスクロータにパルスホイールを嵌合固定す
る構造において、摩擦熱に係る膨張収縮の影響を受けな
い構造を提供する。 【構成】パルスホイール1は、ディスクロータ11に対向
する面2に、小径側周面部6及び大径側周面部8を含ん
で構成される環状溝4が形成され、ディスクロータ11
は、前記環状溝4の小径側周面部6が嵌合する内周面14
を有すると共に、端面16に形成される鍔部15の外側面17
に前記環状溝4の大径側周面部8が嵌合する。
る構造において、摩擦熱に係る膨張収縮の影響を受けな
い構造を提供する。 【構成】パルスホイール1は、ディスクロータ11に対向
する面2に、小径側周面部6及び大径側周面部8を含ん
で構成される環状溝4が形成され、ディスクロータ11
は、前記環状溝4の小径側周面部6が嵌合する内周面14
を有すると共に、端面16に形成される鍔部15の外側面17
に前記環状溝4の大径側周面部8が嵌合する。
Description
【0001】
本考案は、ディスクブレーキにおける車輪速センサと組みで車輪速を検出する パルスホイールの取付構造に関する。
【0002】
近年、車両における制動時の車輪ロックによるスリップの防止、制動時の車両 姿勢の安定化、制動時のハンドル操作の安定確保、ドライバーの負担軽減等の目 的で、ABSを装着した車両がある。 即ち、コントロールユニットが車輪ロック限界と判定すると、モジュレータに 制御信号を送ってモジュレータを作動させ、エアブースタのエア圧力を減圧し、 制動力を減少させて、車輪のロックを防止するものである。そして、センサによ りコントロールユニットに車輪速度が復活したことが信号により知らせられると 、エアブースタのエア圧力を増圧し、制動力を増加する。
【0003】 以上のサイクルを繰り返すことにより、滑りやすい路面での車両のロックを防 止し、安定した制動力を得ているものである(日産ディゼルサービス回章 1990 年1月 No.OS−068参照)。 ここで、前記ABSにおける車輪速度を検出するために、車輪と共に回転する パルスホイールを取付け、該パルスホイールの回転を車輪速センサにより検出し て、車輪速を検出する構造としている。
【0004】
ここで、図3に示すようなドラムブレーキ60にあっては、図示しないブレーキ シューによって制動力が付加されるドラム61が取付けられるハブ62に、パルスホ イール63が嵌合固定される構造となっている。 当該ドラムブレーキ60にあっては、ブレーキシューによって制動力が付加され ることによりドラム61が発熱しても、パルスホイール63はハブ62に嵌合固定され ており、前記発熱による膨張に伴うパルスホイール63とハブ62との間の緩みの発 生は無い。
【0005】 ところで、最近安全性をより高めるために、フェードの危険が無いディスクブ レーキが多く採用されるようになってきている。 ここで、図4に示すようなディスクブレーキ50にあっては、図示しないフリク ションパッドによって制動力が付加されるディスクロータ51がハブ52に取付けら れており、もってパルスホイール53の回転を検出するセンサ55をハブ52に隣接し て取りつけることが出来ないため、前記パルスホイール53をディスクロータ51の 内周面54に嵌合固定する構造となっている。
【0006】 しかしながら、前記ディスクブレーキ50におけるパルスホイール53の取付構造 にあっては、フリクションパッドによって制動力が付加されることによりディス クロータ51が発熱すると、該熱は前記パルスホイール53が嵌合固定される内周面 54にも速やかに伝達されることとなる。 ここで、ディスクロータ51とパルスホイール53との材質の違いにより、前記嵌 合が緩くなり、パルスホイール53が外れる惧れがある。即ち、パルスホイール53 を熱膨張率のより大きい材質の材料で製作すると、温度が上昇する際は前記嵌合 がより強くなるが、温度が下降する際にパルスホイール53がより大きく収縮する ために前記嵌合が緩くなる。また、パルスホイール53を熱膨張率のより小さい材 質の材料で製作すると、温度が下降する際にパルスホイール53は相対的に少しし か収縮しないため前記嵌合がより強くなるが、温度が上昇する際は前記嵌合が緩 くなる。
【0007】 本考案は、上記実情に鑑みてなされたものであり、車輪のハブに連結されるデ ィスクブレーキのディスクロータにパルスホイールを嵌合固定する際に、膨張収 縮の影響を受けない構造を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】 このため、本考案は、車輪のハブに連結されるディスクブレーキのディスクロ ータに車輪速センサと組みで車輪速を検出するパルスホイールを取付ける構造で あって、前記パルスホイールのディスクロータに対向する面に環状溝を形成する と共に、該環状溝が前記ディスクロータ内周面に嵌合する小径側周面部と、前記 ディスクロータ内周面より大径であって該ロータ端面に形成された周面部に嵌合 する大径側周面部とを含んで構成した。
【0009】
ディスクロータがフリクションパッド等によって押圧されて制動力が付加され る際に、摩擦熱が発生し、該ディスクロータ及び該ディスクロータに取付けられ るパルスホイールは温度が上昇する。また該摩擦熱が放熱されることにより、該 ディスクロータ及びパルスホイールの温度は下降することとなる。
【0010】 ここで、該パルスホイールを熱膨張率のより大きい材質の材料で製作した場合 は、パルスホイールの環状溝にディスクロータ内周面に嵌合される小径側周面部 を設けているので、温度が上昇する際は前記小径側周面部における嵌合がより強 くなる。一方パルスホイールの環状溝に、前記ディスクロータ内周面より大径で あって該ロータ端面に形成された周面部に嵌合される大径側周面部を設けている ので、温度が下降する際は前記大径側周面部における嵌合がより強くなる。
【0011】 また、該パルスホイールを熱膨張率のより小さい材質の材料で製作した場合は 、パルスホイールの環状溝に、前記ディスクロータ内周面より大径であって該ロ ータ端面に形成された周面部に嵌合される大径側周面部を設けているので、温度 が上昇する際は前記大径側周面部における嵌合がより強くなる。一方パルスホイ ールの環状溝にディスクロータ内周面に嵌合される小径側周面部を設けているの で、温度が下降する際は前記小径側周面部における嵌合がより強くなる。
【0012】
以下本考案の実施例を図1及び図2に基づいて説明する。 図1に示すようなディスクブレーキ10にあっては、図示しないフリクションパ ッドによって制動力が付加されるディスクロータ11がハブ12に取付けられている 。また、センサ30によりその回転が検出されるパルスホイール1がディスクロー タ11に取付固定されている。
【0013】 ここで、本実施例に係るパルスホイール1は、図2に示すように、前記ディス クロータ11に対向する面2、即ちセンサ30により検出されるギア列3と反対側の 面2に、小径側周面部6及び大径側周面部8を含んで構成される環状溝4が形成 されている。 またディスクロータ11は、前記環状溝4の小径側周面部6が嵌合するディスク ロータ内周面14を有しており、また前記ディスクロータ内周面14を内側面とする 鍔部15が該ディスクロータ11の端面16に形成されている。そして、該鍔部15の外 側面17に前記環状溝4の大径側周面部8が嵌合する。
【0014】 尚、本実施例では、ディスクロータ11の端面16に鍔部15を形成することにより 、該鍔部15の外周側に溝18が形成されるが、該溝18の大径側周面部19とパルスホ イール1の外縁部9とは隙間を有している。 次に本実施例に係る作用を説明する。 ディスクロータ11が図示しないフリクションパッド等によって押圧されて制動 力が付加される際に、フリクションパッドとディスクロータ11の接触により、摩 擦熱が発生し、該ディスクロータ11及び該ディスクロータ11に取付けられるパル スホイール1は温度が上昇する。また該摩擦熱が放熱されることにより、該ディ スクロータ11及びパルスホイール1の温度は下降することとなる。
【0015】 まず、該パルスホイール1を熱膨張率のより大きい材質の材料で製作した場合 の作用について述べる。 パルスホイール1の環状溝4にディスクロータ11の内周面14に嵌合される小径 側周面部6を設けているので、温度が上昇すると、小径側周面部6の径がディス クロータ11の内周面14の径より、大きくなろうとするので、前記小径側周面部6 における嵌合がより強くなる。一方、前記ディスクロータ内周面14を内側面とす る鍔部15が該ディスクロータ11の端面16に形成されて、該鍔部15の外側面17に前 記環状溝4の大径側周面部8が嵌合するので、温度が下降すると、パルスホイー ル1の大径側周面部8の径がディスクロータ11の外側面17より、小さくなろうと するので、前記大径側周面部8における嵌合がより強くなる。
【0016】 次に、該パルスホイール1を熱膨張率のより小さい材質の材料で製作した場合 の作用について述べる。 前記ディスクロータ内周面14を内側面とする鍔部15が該ディスクロータ11の端 面16に形成されて、該鍔部15の外側面17に前記環状溝4の大径側周面部8が嵌合 するので、温度が上昇すると、ディスクロータ11の外側面17がパルスホイール1 の大径側周面部8の径より、大きくなろうとするので、前記大径側周面部8にお ける嵌合がより強くなる。一方、パルスホイール1の環状溝4にディスクロータ 11の内周面14に嵌合される小径側周面部6を設けているので、温度が下降すると 、ディスクロータ11の内周面14の径が小径側周面部6の径より、小さくなろうと するので、前記小径側周面部6における嵌合がより強くなる。
【0017】 尚本実施例では、溝18の大径側周面部19とパルスホイール1の外縁部9とは隙 間を有しているので、前記膨張収縮の際に大径側周面部19とパルスホイール1の 外縁部9とが当接することも無く、前記嵌合を不良にすることも無い。 以上説明したように、本実施例によれば、車輪のハブ12に連結されるディスク ブレーキのディスクロータ11に車輪速センサ30と組みで車輪速を検出するパルス ホイール1を嵌合固定する構造において、該パルスホイール1とディスクロータ 11とを異なる材質の材料で製作した場合でも、ブレーキ作動時に発生する摩擦熱 に係る熱膨張や、熱収縮による前記嵌合への影響を排除することができ、もって 、車輪速センサ30により車輪の回転状況を確実に検出することが可能となる。
【0018】 従って、ABSの作動も確実なものとなり、車両における制動時の車輪ロック によるスリップの防止、制動時の車両姿勢の安定化、制動時のハンドル操作の安 定確保等を確実に図ることが可能となるという効果がある。
【0019】
本考案は以上説明したように、ディスクロータにパルスホイールを嵌合固定す る構造において、前記パルスホイールのディスクロータに対向する面に環状溝を 形成すると共に、該環状溝が前記ディスクロータ内周面に嵌合する小径側周面部 と、前記ディスクロータ内周面より大径であって該ロータ端面に形成された周面 部に嵌合する大径側周面部とを含んで構成したので、熱膨張や、熱収縮による前 記嵌合への影響を排除することができ、もって、車輪速センサにより車輪の回転 状況を確実に検出することが可能となる。
【図1】本考案の一実施例を示す概略断面図
【図2】図1におけるA部拡大断面図
【図3】従来例を示す概略断面図
【図4】従来例を示す概略断面図
1 パルスホイール 4 環状溝 6 小径側周面部 8 大径側周面部 11 ディスクロータ 14 ディスクロータ内周面 15 鍔部
Claims (1)
- 【請求項1】車輪のハブに連結されるディスクブレーキ
のディスクロータに車輪速センサと組みで車輪速を検出
するパルスホイールを取付ける構造であって、前記パル
スホイールのディスクロータに対向する面に環状溝を形
成すると共に、該環状溝が前記ディスクロータ内周面に
嵌合する小径側周面部と、前記ディスクロータ内周面よ
り大径であって該ロータ端面に形成された周面部に嵌合
する大径側周面部とを含んで構成されることを特徴とす
るディスクブレーキにおけるパルスホイール取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992057310U JP2575172Y2 (ja) | 1992-08-14 | 1992-08-14 | ディスクブレーキにおけるパルスホイール取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992057310U JP2575172Y2 (ja) | 1992-08-14 | 1992-08-14 | ディスクブレーキにおけるパルスホイール取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0618125U true JPH0618125U (ja) | 1994-03-08 |
| JP2575172Y2 JP2575172Y2 (ja) | 1998-06-25 |
Family
ID=13051993
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992057310U Expired - Lifetime JP2575172Y2 (ja) | 1992-08-14 | 1992-08-14 | ディスクブレーキにおけるパルスホイール取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2575172Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6444258U (ja) * | 1987-09-11 | 1989-03-16 |
-
1992
- 1992-08-14 JP JP1992057310U patent/JP2575172Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6444258U (ja) * | 1987-09-11 | 1989-03-16 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2575172Y2 (ja) | 1998-06-25 |
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