JPH06182836A - 型開き方法 - Google Patents
型開き方法Info
- Publication number
- JPH06182836A JPH06182836A JP35546592A JP35546592A JPH06182836A JP H06182836 A JPH06182836 A JP H06182836A JP 35546592 A JP35546592 A JP 35546592A JP 35546592 A JP35546592 A JP 35546592A JP H06182836 A JPH06182836 A JP H06182836A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- speed
- crosshead
- mold opening
- mold clamping
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 5
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 abstract description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 11
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 4
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 2
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 リンク形電動式型締め装置において、スプリ
ングバック音を解消する型開き方法の提供。 【構成】 型開き時のクロスヘッド速度を金型タッチ位
置付近でのみ、スプリングバック音が消失する低速にす
る。
ングバック音を解消する型開き方法の提供。 【構成】 型開き時のクロスヘッド速度を金型タッチ位
置付近でのみ、スプリングバック音が消失する低速にす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、射出成形装置のリン
ク形電動式型締め装置に関する。
ク形電動式型締め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形装置のリンク形電動式型締め装
置はトグル機構またはクランク機構を型締め用サーボモ
ータで駆動し、固定プラテンに対し、可動プラテンを移
動(前進)させ、固定プラテンと可動プラテン間の金型
を型締めする。型締めは、固定プラテンに取り付けた固
定側金型と可動プラテンに取り付けた可動側金型が最初
に当接する金型タッチ位置から、さらに、固定プラテン
とリアプラテンを結合しているタイバーを数mm(装置
の規模によって異なる)引き伸ばしたロックアップ位置
まで行われる。
置はトグル機構またはクランク機構を型締め用サーボモ
ータで駆動し、固定プラテンに対し、可動プラテンを移
動(前進)させ、固定プラテンと可動プラテン間の金型
を型締めする。型締めは、固定プラテンに取り付けた固
定側金型と可動プラテンに取り付けた可動側金型が最初
に当接する金型タッチ位置から、さらに、固定プラテン
とリアプラテンを結合しているタイバーを数mm(装置
の規模によって異なる)引き伸ばしたロックアップ位置
まで行われる。
【0003】型開きでは、前記とは逆にロックアップ位
置から金型タッチ位置を通過して成形品を取出せる位置
まで可動プラテンが後退されるのであるが、金型タッチ
位置を通過した直後付近でドンという、いわゆるスプリ
ングバック音がする。音が発生する詳細な理由は明らか
ではないが、衝撃を推測させる音である。従来、スプリ
ングバック音は、成形上で格別の影響がないので、放置
されているか、あるいは特別の場合だけ、離型速度(ロ
ックアップ位置と型締め時に金型保護のために減速する
変速位置との間)をロックアップ解除の当初から極めて
遅くしている。
置から金型タッチ位置を通過して成形品を取出せる位置
まで可動プラテンが後退されるのであるが、金型タッチ
位置を通過した直後付近でドンという、いわゆるスプリ
ングバック音がする。音が発生する詳細な理由は明らか
ではないが、衝撃を推測させる音である。従来、スプリ
ングバック音は、成形上で格別の影響がないので、放置
されているか、あるいは特別の場合だけ、離型速度(ロ
ックアップ位置と型締め時に金型保護のために減速する
変速位置との間)をロックアップ解除の当初から極めて
遅くしている。
【0004】しかし、スプリングバック音の発生は、型
開き作動のたびに型締め装置内部に衝撃が発生すること
を意味し、機構上除去すべきものなので固定プラテン、
リアプラテンとタイバーとの結合部に衝撃緩衝機構を設
けたりしている。また、商品として自社、他社の射出成
形装置が競合する場合に、型開閉のサイクルタイムが短
く、かつ、スプリングバック音の無いものの方が商品イ
メージが良い。
開き作動のたびに型締め装置内部に衝撃が発生すること
を意味し、機構上除去すべきものなので固定プラテン、
リアプラテンとタイバーとの結合部に衝撃緩衝機構を設
けたりしている。また、商品として自社、他社の射出成
形装置が競合する場合に、型開閉のサイクルタイムが短
く、かつ、スプリングバック音の無いものの方が商品イ
メージが良い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】型開閉のサイクルタイ
ムを格別長くすることなく、スプリングバック音を解消
する型開き方法の提供。
ムを格別長くすることなく、スプリングバック音を解消
する型開き方法の提供。
【0006】
【課題を解決するための手段】型開き時のクロスヘッド
速度を金型タッチ位置付近でのみ、スプリングバック音
が消失する低速にする。
速度を金型タッチ位置付近でのみ、スプリングバック音
が消失する低速にする。
【0007】
【作用】クロスヘッド速度を低速にする手段はスプリン
グバック音を解消する。クロスヘッド速度を低速にする
区間を金型タッチ位置付近のみとした手段は、型開閉の
サイクルタイムが長くなるのを防止する。
グバック音を解消する。クロスヘッド速度を低速にする
区間を金型タッチ位置付近のみとした手段は、型開閉の
サイクルタイムが長くなるのを防止する。
【0008】
【実施例】スプリングバック音は、金型をロックアップ
しないで型開き作動に移行したり、金型タッチ位置を通
過するまでの離型速度を極めて遅くすると消失する。図
1、図2は、トグル式型締め機構を備えた、電動式型締
め装置について実験した結果であり、縦軸はクロスヘッ
ド速度(mm/sec)と型締め力(トン)であり横軸
はクロスヘッドの位置、グラフ線aはクロスヘッドの速
度変化、グラフ線bは型締め時における型締め力の変
化、グラフ線cは型開き時における型締め力の変化を示
している。
しないで型開き作動に移行したり、金型タッチ位置を通
過するまでの離型速度を極めて遅くすると消失する。図
1、図2は、トグル式型締め機構を備えた、電動式型締
め装置について実験した結果であり、縦軸はクロスヘッ
ド速度(mm/sec)と型締め力(トン)であり横軸
はクロスヘッドの位置、グラフ線aはクロスヘッドの速
度変化、グラフ線bは型締め時における型締め力の変
化、グラフ線cは型開き時における型締め力の変化を示
している。
【0009】なお、これらの図は3回の実験分を一度に
表示しているので各グラフ線は重複している。また、こ
れらの図において、クロスヘッド位置0mm(ロックア
ップ位置)からクロスヘッド位置が47mmとなる区間
を離型速度区間と呼ぶことにする。
表示しているので各グラフ線は重複している。また、こ
れらの図において、クロスヘッド位置0mm(ロックア
ップ位置)からクロスヘッド位置が47mmとなる区間
を離型速度区間と呼ぶことにする。
【0010】実験に使用した型締め装置はNC装置(数
値制御装置)で制御される型締め用サーボモータを採用
した電動式トグル機構を持つ横型3プレート構造で、規
格型締め力40トンであり、金型の代わりにテスト用に
使用する基準ブロックを使用し、これを型締めした。金
型タッチ位置はクロスヘッド位置で41.2mmであ
る。
値制御装置)で制御される型締め用サーボモータを採用
した電動式トグル機構を持つ横型3プレート構造で、規
格型締め力40トンであり、金型の代わりにテスト用に
使用する基準ブロックを使用し、これを型締めした。金
型タッチ位置はクロスヘッド位置で41.2mmであ
る。
【0011】型締め力の検出はタイバーに取り付けたス
トレインゲージの歪み量から換算し、振動測定子は可動
プラテンの金型取り付け面側に取り付けている。また、
クロスヘッド位置はNC装置が把握している値であり、
クロスヘッド速度は設定値である。
トレインゲージの歪み量から換算し、振動測定子は可動
プラテンの金型取り付け面側に取り付けている。また、
クロスヘッド位置はNC装置が把握している値であり、
クロスヘッド速度は設定値である。
【0012】なお、この種の電動式型締め装置における
型開閉状態の把握はトグル機構を駆動するクロスヘッド
の位置、速度を基準として行われる。クロスヘッドの移
動量に対し、実際の可動プラテンの移動量は極めてわず
かである。
型開閉状態の把握はトグル機構を駆動するクロスヘッド
の位置、速度を基準として行われる。クロスヘッドの移
動量に対し、実際の可動プラテンの移動量は極めてわず
かである。
【0013】図1は、型開き速度を800mm/sec
に設定した場合であり、この場合、クロスヘッドが金型
タッチ位置を2〜3mm越えた位置でスプリングバック
音が発生する。
に設定した場合であり、この場合、クロスヘッドが金型
タッチ位置を2〜3mm越えた位置でスプリングバック
音が発生する。
【0014】図1において、型開き時の型締め力の変化
(グラフc)を型締め時の型締め力の変化(グラフb)
に比較すると明らかなように、本来0トンとなるべき金
型タッチ位置で約8トンの型締め力が開放されずに残留
し、金型タッチ位置を通過した後クロスヘッド位置47
mmの間に開放されていることが分かる。また、クロス
ヘッドの速度変化(グラフa)は当初順調に上昇するが
金型タッチ位置の前後で上昇が少し鈍り、離型速度区間
を通過すると再び正常に伸びて行くことが分かる。
(グラフc)を型締め時の型締め力の変化(グラフb)
に比較すると明らかなように、本来0トンとなるべき金
型タッチ位置で約8トンの型締め力が開放されずに残留
し、金型タッチ位置を通過した後クロスヘッド位置47
mmの間に開放されていることが分かる。また、クロス
ヘッドの速度変化(グラフa)は当初順調に上昇するが
金型タッチ位置の前後で上昇が少し鈍り、離型速度区間
を通過すると再び正常に伸びて行くことが分かる。
【0015】図2では、ロックアップから金型タッチ位
置を若干越えたクロスヘッド位置42mmまでを当初か
ら70mm/sec(低速)とし、これ以後を800m
m/sec(高速)としたものである。この場合、スプ
リングバック音はほとんど聞き取れない。図2のグラフ
b,cによれば、型締め力の変化は型締め時と型開き時
とで良く一致しており、型開き時に金型タッチ位置にお
いて、残存する型締め力は1トンに満たずわずかであ
る。
置を若干越えたクロスヘッド位置42mmまでを当初か
ら70mm/sec(低速)とし、これ以後を800m
m/sec(高速)としたものである。この場合、スプ
リングバック音はほとんど聞き取れない。図2のグラフ
b,cによれば、型締め力の変化は型締め時と型開き時
とで良く一致しており、型開き時に金型タッチ位置にお
いて、残存する型締め力は1トンに満たずわずかであ
る。
【0016】なお、型締め時に、金型タッチ後ロックア
ップに至る間は、従来と同様にクロスヘッドの速度制御
は行われず、型締め用サーボモータMによる一定の高
速、最大トルクで型締めが行われている。
ップに至る間は、従来と同様にクロスヘッドの速度制御
は行われず、型締め用サーボモータMによる一定の高
速、最大トルクで型締めが行われている。
【0017】このことから、スプリングバック音は、型
締め時に生じる型締め装置内部の機構的な歪みの一部が
型開き時に温存されたまま金型タッチ位置に達し、金型
位置を通過すると型開き作動を阻害するように作用する
ために発生するとものと推測できる。このためにクロス
ヘッドの速度が800mm/secと高速であるときに
は、前記の温存された歪みが急速に開放されてスプリン
グバック音を発生し、クロスヘッド速度が低い場合に
は、温存された歪みの開放が緩やかであるためにスプリ
ングバック音が発生しないものと推定できる。そして、
クロスヘッドが高速である場合に金型タッチ位置の付近
で見られる速度上昇の鈍りは、前記の歪みが急速に開放
される時の抵抗によるものと考えられる。
締め時に生じる型締め装置内部の機構的な歪みの一部が
型開き時に温存されたまま金型タッチ位置に達し、金型
位置を通過すると型開き作動を阻害するように作用する
ために発生するとものと推測できる。このためにクロス
ヘッドの速度が800mm/secと高速であるときに
は、前記の温存された歪みが急速に開放されてスプリン
グバック音を発生し、クロスヘッド速度が低い場合に
は、温存された歪みの開放が緩やかであるためにスプリ
ングバック音が発生しないものと推定できる。そして、
クロスヘッドが高速である場合に金型タッチ位置の付近
で見られる速度上昇の鈍りは、前記の歪みが急速に開放
される時の抵抗によるものと考えられる。
【0018】この推定をより確実なものとする、図3〜
図8に示す実験結果を前記の型締め装置から得た。ま
ず、図3は、固定プラテンと可動プラテン間に基準ブロ
ックを取り付けて型閉じを行い、型開きを離型速度区間
におけるクロスヘッド速度を800mm/secの大き
な値に設定して行った際の、クロスヘッドの速度上昇曲
線である。この場合、スプリングバック音が発生する。
そして、図1のグラフaと同様に金型タッチ位置を中心
としたクロスヘッド位置35〜47mmの個所において
速度上昇の鈍りが見られる。
図8に示す実験結果を前記の型締め装置から得た。ま
ず、図3は、固定プラテンと可動プラテン間に基準ブロ
ックを取り付けて型閉じを行い、型開きを離型速度区間
におけるクロスヘッド速度を800mm/secの大き
な値に設定して行った際の、クロスヘッドの速度上昇曲
線である。この場合、スプリングバック音が発生する。
そして、図1のグラフaと同様に金型タッチ位置を中心
としたクロスヘッド位置35〜47mmの個所において
速度上昇の鈍りが見られる。
【0019】これに対して、図4は、基準ブロックを取
り付けずに、すなわち、実際の力は作用させずにクロス
ヘッドをロックアップ位置まで移動させたのち、型開き
を前記と同じ800mm/secの大きなクロスヘッド
速度で行わせた際の、クロスヘッド速度の上昇曲線であ
る。この場合、スプリングバック音は発生しない。そし
て、図1、図3に見られるような速度上昇の鈍りも見ら
れない。すなわち、スプリングバック音の原因は、型締
め時における型締め装置内部の歪みに起因するものであ
ることがほぼ明らかである。
り付けずに、すなわち、実際の力は作用させずにクロス
ヘッドをロックアップ位置まで移動させたのち、型開き
を前記と同じ800mm/secの大きなクロスヘッド
速度で行わせた際の、クロスヘッド速度の上昇曲線であ
る。この場合、スプリングバック音は発生しない。そし
て、図1、図3に見られるような速度上昇の鈍りも見ら
れない。すなわち、スプリングバック音の原因は、型締
め時における型締め装置内部の歪みに起因するものであ
ることがほぼ明らかである。
【0020】図5〜図8は、前記の型締め装置に基準ブ
ロックを取り付け、ロックアップまでの型締めを行った
後に、離型速度区間におけるクロスヘッド速度を様々に
異ならせて型開きを行ったものである。これによると、
図5のように離型速度を800mm/secと高速にし
た場合、金型タッチ位置を少し超過したクロスヘッド位
置47mm付近でスプリングバック音となる大きな振動
が検出される。
ロックを取り付け、ロックアップまでの型締めを行った
後に、離型速度区間におけるクロスヘッド速度を様々に
異ならせて型開きを行ったものである。これによると、
図5のように離型速度を800mm/secと高速にし
た場合、金型タッチ位置を少し超過したクロスヘッド位
置47mm付近でスプリングバック音となる大きな振動
が検出される。
【0021】しかし、この振動は、離型速度区間におけ
るクロスヘッド速度(離型速度)が小さくなる(図6)
につれて振幅がほぼ比例して小さくなり、図7、図8の
ように離型速度が70mm/sec〜50mm/sec
になると振動としてほとんど検出されなくなり、スプリ
ングバック音は消失する。すなわち、スプリングバック
音は、型締め時における型締め装置内部の歪みを低速で
開放すると防止できることがほぼ明らかである。
るクロスヘッド速度(離型速度)が小さくなる(図6)
につれて振幅がほぼ比例して小さくなり、図7、図8の
ように離型速度が70mm/sec〜50mm/sec
になると振動としてほとんど検出されなくなり、スプリ
ングバック音は消失する。すなわち、スプリングバック
音は、型締め時における型締め装置内部の歪みを低速で
開放すると防止できることがほぼ明らかである。
【0022】そこで本発明では、ロックアップ後の型開
き時に、クロスヘッド速度を金型タッチ位置付近での
み、スプリングバック音が消失する低速にする。図9
は、射出成形機における型締め装置1とこの射出成形装
置が備えたNC装置2を示している。型締め装置1は、
固定プラテン3、可動プラテン4およびリアプラテン5
を備え、固定プラテン3とリアプラテン5は4本のタイ
バー6で結合されている。固定プラテン3と可動プラテ
ン4間は金型空間とされ、固定側金型7と可動側金型8
が装着されている。可動プラテン4、リアプラテン5間
はトグル式型締め機構9で結合されている。トグル式型
締め機構9は回動節で結合されたトグルリンク10とク
ロスヘッド11、これを移動させるボールねじ12およ
び型締め用サーボモータMを備える。
き時に、クロスヘッド速度を金型タッチ位置付近での
み、スプリングバック音が消失する低速にする。図9
は、射出成形機における型締め装置1とこの射出成形装
置が備えたNC装置2を示している。型締め装置1は、
固定プラテン3、可動プラテン4およびリアプラテン5
を備え、固定プラテン3とリアプラテン5は4本のタイ
バー6で結合されている。固定プラテン3と可動プラテ
ン4間は金型空間とされ、固定側金型7と可動側金型8
が装着されている。可動プラテン4、リアプラテン5間
はトグル式型締め機構9で結合されている。トグル式型
締め機構9は回動節で結合されたトグルリンク10とク
ロスヘッド11、これを移動させるボールねじ12およ
び型締め用サーボモータMを備える。
【0023】型締め用サーボモータMのエンコーダPか
らはNC装置2の入出力回路D/Oにクロスヘッド11
の現在位置が入力される。なお、NC装置2は、前記の
入出力装置I/Oの他に、CPU(演算装置)、RAM
(書き換え可能メモリ)、ROM(固定メモリ)、MD
I(手動入力装置)および前記モータMを駆動するサー
ボ回路などを備えた通常のものである。
らはNC装置2の入出力回路D/Oにクロスヘッド11
の現在位置が入力される。なお、NC装置2は、前記の
入出力装置I/Oの他に、CPU(演算装置)、RAM
(書き換え可能メモリ)、ROM(固定メモリ)、MD
I(手動入力装置)および前記モータMを駆動するサー
ボ回路などを備えた通常のものである。
【0024】射出成形の開始に先立って、NC装置2に
接続されたMDIから通常の型締め条件の他に、型開き
速度に関して、前記離型速度区間における速度設定を行
う。この実施例においては、ロックアップ位置から第1
の型開き変速位置A(クロスヘッド位置25mm)まで
を800mm/sec、第1の型開き変速位置Aから第
2の型開き変速位置B(金型タッチ位置41.2mm)
までを70mm/secとし、さらに、金型タッチ以後
を800mm/secに設定する。なお金型タッチ以後
の型開き変速位置は、可動プラテン4の急速停止による
ショックを避けるために通常設定されている減速開始位
置である。
接続されたMDIから通常の型締め条件の他に、型開き
速度に関して、前記離型速度区間における速度設定を行
う。この実施例においては、ロックアップ位置から第1
の型開き変速位置A(クロスヘッド位置25mm)まで
を800mm/sec、第1の型開き変速位置Aから第
2の型開き変速位置B(金型タッチ位置41.2mm)
までを70mm/secとし、さらに、金型タッチ以後
を800mm/secに設定する。なお金型タッチ以後
の型開き変速位置は、可動プラテン4の急速停止による
ショックを避けるために通常設定されている減速開始位
置である。
【0025】このように設定された速度で型締め装置1
を駆動すると型開き時にスプリングバック音は発生しな
い。しかも、クロスヘッド速度が低速とされるのは型締
めサイクルのごく一部で他は高速であるから、型締めサ
イクルタイムが格別に長くなることはない。
を駆動すると型開き時にスプリングバック音は発生しな
い。しかも、クロスヘッド速度が低速とされるのは型締
めサイクルのごく一部で他は高速であるから、型締めサ
イクルタイムが格別に長くなることはない。
【0026】スプリングバック音が発生しない理由に関
し、前記の設定による型開き時のクロスヘッド速度変化
(グラフa)と型締め力の変化(グラフc)を見ると、
図10のようになっており、金型タッチ位置付近でクロ
スヘッド速度が70mm/secとなっている。グラフ
aが滑らかな曲線でつながっているのは、NC装置2に
おける加減速処理特性によるものである。結局、金型タ
ッチ位置付近のクロスヘッド速度は70mm/sec前
後となり、この速度が、前記の型締め装置内部に一部残
留した歪みを衝撃なしに開放できる速度であることによ
るものと考えられる。
し、前記の設定による型開き時のクロスヘッド速度変化
(グラフa)と型締め力の変化(グラフc)を見ると、
図10のようになっており、金型タッチ位置付近でクロ
スヘッド速度が70mm/secとなっている。グラフ
aが滑らかな曲線でつながっているのは、NC装置2に
おける加減速処理特性によるものである。結局、金型タ
ッチ位置付近のクロスヘッド速度は70mm/sec前
後となり、この速度が、前記の型締め装置内部に一部残
留した歪みを衝撃なしに開放できる速度であることによ
るものと考えられる。
【0027】なお、図10には型締め時の型締め力の変
化(グラフb)も記入されているが型開き時の曲線と良
く一致しており、金型タッチ位置で残留する型締め力は
見られず、前記の一部残留した歪みが衝撃なしに開放さ
れていることがわかる。
化(グラフb)も記入されているが型開き時の曲線と良
く一致しており、金型タッチ位置で残留する型締め力は
見られず、前記の一部残留した歪みが衝撃なしに開放さ
れていることがわかる。
【0028】この状況を確認するために、前記の設定に
おいて第1の型開き変速位置Aから第2の型開き変速位
置Bまでのクロスヘッド速度を50mm/secにして
型締め装置1を駆動したが、型開き時にスプリングバッ
ク音はしなかった。
おいて第1の型開き変速位置Aから第2の型開き変速位
置Bまでのクロスヘッド速度を50mm/secにして
型締め装置1を駆動したが、型開き時にスプリングバッ
ク音はしなかった。
【0029】この時の型開き時のクロスヘッド速度(グ
ラフa)、型締め力の変化(グラフc)および型締め時
の型締め力の変化(グラフb)をとると(図11)、金
型タッチ位置におけるクロスヘッド速度の最低がほぼ5
0mm/secとなるが、前記とほとんど同じ状況であ
り、金型タッチ付近でのみクロスヘッド11をスプリン
グバック音が消失する程度の低速にすれば、他の区間に
おけるクロスヘッド速度にかかわらず、スプリングバッ
ク音を解消できることが明らかである。このことは金型
タッチ位置付近のみクロスヘッド速度を低速にし、他は
高速で移動させることできるので、型開閉のサイクルタ
イムを格別に長くすることなくスプリングバック音を解
消できることを意味する。
ラフa)、型締め力の変化(グラフc)および型締め時
の型締め力の変化(グラフb)をとると(図11)、金
型タッチ位置におけるクロスヘッド速度の最低がほぼ5
0mm/secとなるが、前記とほとんど同じ状況であ
り、金型タッチ付近でのみクロスヘッド11をスプリン
グバック音が消失する程度の低速にすれば、他の区間に
おけるクロスヘッド速度にかかわらず、スプリングバッ
ク音を解消できることが明らかである。このことは金型
タッチ位置付近のみクロスヘッド速度を低速にし、他は
高速で移動させることできるので、型開閉のサイクルタ
イムを格別に長くすることなくスプリングバック音を解
消できることを意味する。
【0030】なお、種々の型締め装置について本発明を
実施したが、いずれも前記のように型開き時のクロスヘ
ッド速度を金型タッチ位置付近でのみ、スプリングバッ
ク音が消失する低速にすることで、スプリングバック音
を解消できることが判明した。さらに、いずれの場合も
低速の値を50mm/sec〜70mm/secにする
とスプリングバック音が確実に消失した。
実施したが、いずれも前記のように型開き時のクロスヘ
ッド速度を金型タッチ位置付近でのみ、スプリングバッ
ク音が消失する低速にすることで、スプリングバック音
を解消できることが判明した。さらに、いずれの場合も
低速の値を50mm/sec〜70mm/secにする
とスプリングバック音が確実に消失した。
【0031】以上は、実施例である。離型速度区間にお
ける第1、第2の型開き変速位置A,Bの設定値は前記
の値に限定されず、通常の離型速度との関係で定められ
る。本発明の技術思想は、クランク式型締め機構を備え
た型締め装置にも適用できる。
ける第1、第2の型開き変速位置A,Bの設定値は前記
の値に限定されず、通常の離型速度との関係で定められ
る。本発明の技術思想は、クランク式型締め機構を備え
た型締め装置にも適用できる。
【0032】
【発明の効果】型開閉のサイクルタイムを格別に大きく
することなく、スプリングバック音を解消できる。従来
のスプリングバック緩衝機構を必要とせず、型締め装置
の構造を簡略にできる。
することなく、スプリングバック音を解消できる。従来
のスプリングバック緩衝機構を必要とせず、型締め装置
の構造を簡略にできる。
【図1】型開き時のクロスヘッド速度、型開き時および
型締め時の型締め力変化を示すための図(従来・高
速)。
型締め時の型締め力変化を示すための図(従来・高
速)。
【図2】型開き時のクロスヘッド速度、型開き時および
型締め時の型締め力変化を示すための図(低速時)。
型締め時の型締め力変化を示すための図(低速時)。
【図3】型開き時のクロスヘッド速度を示す図(ロック
アップ後)。
アップ後)。
【図4】型開き時のクロスヘッド速度を示す図(ロック
アップせず)。
アップせず)。
【図5】型開き時の可動プラテンの振動を示す図(離型
速度800mm/sec)。
速度800mm/sec)。
【図6】型開き時の可動プラテンの振動を示す図(離型
速度200mm/sec)。
速度200mm/sec)。
【図7】型開き時の可動プラテンの振動を示す図(離型
速度70mm/sec)。
速度70mm/sec)。
【図8】型開き時の可動プラテンの振動を示す図(離型
速度50mm/sec)。
速度50mm/sec)。
【図9】型締め装置の概略機構図。
【図10】型開き時のクロスヘッド速度、型開き時およ
び型締め時の型締め力変化を示すための図(本発明・第
1例)。
び型締め時の型締め力変化を示すための図(本発明・第
1例)。
【図11】型開き時のクロスヘッド速度、型開き時およ
び型締め時の型締め力変化を示すための図(本発明・第
2例)。
び型締め時の型締め力変化を示すための図(本発明・第
2例)。
1 型締め装置 2 NC装置 3 固定プラテン 4 可動プラテン 5 リアプラテン 6 タイバー 9 型締め機構 10 トグルリンク 11 クロスヘッド
Claims (2)
- 【請求項1】 型開き時のクロスヘッド速度を金型タッ
チ位置付近でのみ、スプリングバック音が消失する低速
にすることを特徴とした型開き方法。 - 【請求項2】 金型タッチ位置付近におけるクロスヘッ
ドの低速度を50〜70mm/secとしたことを特徴
とする請求項1に記載の型開き方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35546592A JP3161850B2 (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | 型開き方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35546592A JP3161850B2 (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | 型開き方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06182836A true JPH06182836A (ja) | 1994-07-05 |
| JP3161850B2 JP3161850B2 (ja) | 2001-04-25 |
Family
ID=18444111
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35546592A Expired - Fee Related JP3161850B2 (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | 型開き方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3161850B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010111021A (ja) * | 2008-11-06 | 2010-05-20 | Toshiba Mach Co Ltd | 型締装置及び型締制御方法 |
| JP2017113806A (ja) * | 2016-12-14 | 2017-06-29 | 宇部興産機械株式会社 | トグル式型締機構の型開き動作設定方法 |
-
1992
- 1992-12-21 JP JP35546592A patent/JP3161850B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010111021A (ja) * | 2008-11-06 | 2010-05-20 | Toshiba Mach Co Ltd | 型締装置及び型締制御方法 |
| US8715548B2 (en) | 2008-11-06 | 2014-05-06 | Toshiba Kikai Kabushiki Kaisha | Mold fastening device and method of controlling the mold fastening device |
| JP2017113806A (ja) * | 2016-12-14 | 2017-06-29 | 宇部興産機械株式会社 | トグル式型締機構の型開き動作設定方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3161850B2 (ja) | 2001-04-25 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4108906B2 (ja) | 射出成形機における異常検知方法 | |
| US4710119A (en) | Injection molding machine using servo motor and having mold protecting function | |
| US5772932A (en) | Mold clamping control method for injection molding machine | |
| KR102261446B1 (ko) | 사출성형기 | |
| JP2004066682A (ja) | 干渉回避制御装置 | |
| US5250239A (en) | Process and apparatus for controlling the movements of an injection mold and a handling device | |
| JP2887118B2 (ja) | 射出成形機の型開閉速度制御方法 | |
| JP4027380B2 (ja) | 射出成形機の制御装置 | |
| JP3891325B2 (ja) | 成形機の型開閉装置 | |
| JPH06182836A (ja) | 型開き方法 | |
| EP1790459A2 (en) | Abnormality detecting apparatus for mold clamping device | |
| JP2001150505A (ja) | 射出成形機の型締力制御方法およびその装置 | |
| JP4499256B2 (ja) | 射出成形機の金型保護装置 | |
| US6236011B1 (en) | Method and apparatus for detecting an abnormal load on a servo gun shaft | |
| JP2003039516A (ja) | 成形機 | |
| JP4275894B2 (ja) | 射出成形機の型締制御方法 | |
| JP7363489B2 (ja) | 型締装置の金型開閉制御方法及び制御装置 | |
| JPH0139866B2 (ja) | ||
| JPH0764003B2 (ja) | 射出成形機の射出制御方法 | |
| JP3195633B2 (ja) | 射出成形機の型締制御方法および装置 | |
| JPH06198689A (ja) | モールド装置 | |
| JP4025163B2 (ja) | 成形機の金型保護方法 | |
| JPS63112136A (ja) | 射出成形機の型開閉制御方法及び装置 | |
| JP3524036B2 (ja) | 射出成形機の異物検出方法 | |
| JPS62218113A (ja) | 金型保護装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080223 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090223 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090223 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100223 Year of fee payment: 9 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |