JPH06184064A - 第二級アミンの製造方法及び前記方法に使用する触媒組成物 - Google Patents

第二級アミンの製造方法及び前記方法に使用する触媒組成物

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JPH06184064A
JPH06184064A JP5166892A JP16689293A JPH06184064A JP H06184064 A JPH06184064 A JP H06184064A JP 5166892 A JP5166892 A JP 5166892A JP 16689293 A JP16689293 A JP 16689293A JP H06184064 A JPH06184064 A JP H06184064A
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group
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JP5166892A
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English (en)
Inventor
Boer Henricus Jacobus Robert De
ヘンリクス・ヤコブス・ロベルト・デ・ボエル
Paul David Savage
ポール・デイビツド・サベイジ
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Shell Internationale Research Maatschappij BV
Original Assignee
Shell Internationale Research Maatschappij BV
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ロジウム陽イオン源、ハロゲン化物以外の陰
イオン源及び保持体としてN−複素環式化合物のポリマ
ーを含む触媒組成物の存在下において、アンモニアまた
は第一級アミンを一酸化炭素、水素及びオレフィン化合
物と反応させることを含む第二級アミンの製造方法と、
前記第二級アミンの製造のための使用に適する触媒組成
物とを提供する。 【効果】 高い転化率と選択性をもって第二級アミンを
製造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は第二級アミンの製造方法
及び第二級アミンの製造において使用するのに適する触
媒組成物に関わる。
【0002】
【従来の技術】及び
【発明が解決しようとする課題】第二級アミンを製造す
るために、アンモニアまたは第一級アミンを、ルテニウ
ム及び/またはロジウム触媒のような遷移金属触媒の存
在下において、一酸化炭素、水素及びオレフィン化合物
と反応するアミノメチル化プロセスは、例えば米国特許
第4,503,217 、4,526,936 及び4,832,702 号及びヨーロ
ッパ特許出願公告第457,386 (出願人の参照:T412 E
PC)に記載の技術において既知である。
【0003】アミノメチル化の全プロセスは、形式的に
3つの反応に分けることができる。第一は、アルデヒド
またはアシル金属種(metal acyl species)が形成され
るヒドロホルミル化であり、次にシフ塩基またはエナミ
ンという中間体が生じる縮合が続き、次がそれぞれ所望
の最終生成物アミン(The desired end product amine
)を製造するためにC=N結合またはC=C−N結合
の水素化である。( J.Org. Chem., 1982, 47, No. 3,
pp. 445-447)。
【0004】前記のアミノメチル化プロセスにおいて、
一般的に使用されてきた遷移金属触媒は均一触媒であ
り、反応媒体に溶解するので、連続使用のために回収す
るのがむずかしい。しかし触媒回収は、特にロジウム触
媒を使用する場合、ロジウム金属が高額なことを考慮す
ると重要である。
【0005】一方、反応媒体から容易に回収しうる不均
一触媒は、米国特許第3,636,159 、3,652,676 、4,178,
314 及び4,189,448 号から既知である。これらの特許に
記載された触媒はヒドロホルミル化反応、つまりオレフ
ィンからアルデヒドへの転換の触媒作用の時及び、任意
に水素化反応、例えばアルデヒドからアルコールへの転
換の触媒作用の時に有効であるといわれている。
【0006】さらに詳しくは、米国特許第3,636,159 号
は、コバルト、ロジウム、ルテニウム、白金、及びパラ
ジウムなどの族の金属と伴に、ピリジンの固体ポリマー
を含む不均一ヒドロホルミル化触媒を開示している。実
施例で述べられた触媒はコバルト包含触媒のみである。
【0007】米国特許第3,652,676 は、コバルト、ロジ
ウム、ルテニウム、白金及びパラジウムなどの族の金属
と伴に、ポリビニル芳香族化合物の存在下においてピリ
ジンとスチレンとを重合することによって形成される固
体ポリマーを含む不均一ヒドロホルミル化触媒を開示し
ている。
【0008】実施例で述べられた触媒はすべて、コバル
ト包含触媒である。
【0009】米国特許第3,636,159 号の2欄の1〜7行
目及び米国特許第3,652,676 号の2欄の4〜10行目で
は、「そのため使用されうる金属はコバルト、ロジウ
ム、ルテニウム、白金及び/またはパラジウムであり、
反応条件下において金属カルボニルを構成するような形
態である。一般にコバルトは好ましい金属であり、好都
合にもコバルトヒドロカルボニルまたはジコバルトオク
タカルボニルの形でありうる。」と記載されている。
【0010】これらの2つの米国特許では、カルボニル
またはナフテネート自身以外の金属化合物を含むどのよ
うな触媒も開示していない。
【0011】米国特許第4,178,314 号は、一般式P*
MCl3 [式中、Mはロジウムまたはイリジウムであ
り、P* は複素環式窒素含有ポリマーである]を持つ不
均一ヒドロホルミ化および水素化触媒を開示している。
米国特許第4,178,314 号の実施例、特に実施例7〜9か
ら、前記の触媒はオレフィン供給原料のヒドロホルミル
化及び水素化を同時に促進させるものではないため、ア
ルコールは、第一のヒドロホルミル化工程及び第二の水
素化工程を含む二段法によってのみ、オレフィン供給原
料から得られることが判明した。
【0012】US−A−4,189,448 は、一般式:
【0013】
【化2】
【0014】[式中、nは1〜約3、mは1〜約2、M
はロジウムまたはイリジウムであり、Xは塩素、臭素、
ヨウ素または水素であり、P* は複素環式窒素含有ポリ
マーである。]を持つ不均一ヒドロホルミル化及び水素
化触媒を開示する。これらの触媒は、簡便な、二段法
の、一反応器触媒によるオレフィンからのアルコール合
成を可能にするといわれている。
【0015】
【課題を解決するための手段】驚くべきことに最近、第
二級アミンが、特別な不均一ロジウム触媒を使用する一
段法によって、高い転化率と選択性とを持って生成され
うることが知見された。
【0016】その結果、本発明によってロジウム陽イオ
ン源、ハロゲン化物以外の陰イオン源及び担体としてN
−複素環式化合物を含む触媒組成物の存在下において、
アンモニアあるいは第一級アミンを一酸化炭素、水素及
びオレフィン化合物と反応させることを含む第二級アミ
ンの製造方法が提供される。
【0017】本発明の方法において使用される第一級ア
ミンは、例えばアルキルアミン、シクロアルキルアミン
もしくはアリールアミンのようなモノアミンまたは少な
くとも第一級アミノ基を少なくとも1つ含むポリアミン
でありうる。
【0018】この明細書においては、特記しない限り、
アルキル基またはアルコキシ基中のアルキル部分は直鎖
又は分岐鎖であり得、好ましくは20以下、より好ましく
は10以下、特に好ましくは6以下の炭素原子を含む。シ
クロアルキル基は、3〜8、好ましくは3〜6の炭素原
子を含む。アリール基はどのような芳香族炭化水素基で
もよいが、特にフェニル基、またはナフチル基である。
アルカリール基は少なくとも1つのアルキル基で置換さ
れたアリール基、例えばメチルフェニル基であり得る。
【0019】アルキルアミン、シクロアルキルアミンま
たはアリールアミン中のアルキル基、シクロアルキル基
またはアリール基は、1以上で、例えば6以下、好まし
くは4以下の置換基で置換され得る。
【0020】置換基例はアルコキシ基、アルキル基、シ
クロアルキル基、アリール基及びアルカリール基を含
む。
【0021】モノアミンの例は、メチルアミン、エチル
アミン、プロピルアミン、n−ブチルアミン、s−ブチ
ルアミン、t−ブチルアミン、シクロペンチルアミン、
シクロヘキシルアミン及びアニリンである。
【0022】ポリアミンは、炭素原子、水素原子及び窒
素原子から成るかまたは、さらに酸素原子及び/または
硫黄原子を含み得る。例えばポリアミンは一般式:
【0023】
【化3】
【0024】[式中、各xは1〜3、各yは1〜3、各
Aは独立して−O−または−S−を表わし、mは0、1
または2、nは1〜10であり、そして、mが1のとき、
nが1およびAが−O−もしくは−S−であるかまたは
nが2およびAが−S−であり、mが2のとき、nが1
であり;さらにR1 およびR2 のそれぞれは、独立し
て、水素原子またはアルキル基を表わす。]の化合物で
あり得る。
【0025】上記の化学式Iでは、R1 およびR2 のそ
れぞれが独立して水素原子またはC1 −C6 アルキル
基、特にメチル基であるのが好ましい。化学式Iの特に
好ましいポリアミンは式中、R1 およびR2 のそれぞれ
が独立して、水素原子またはメチル基を表わし、yが2
または3、mが0、nが1〜6であるポリリマミンであ
り、例えば3−ジメチルアミノ−1−プロピルアミン、
エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレ
ンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチ
レンヘキサミン、及びヘキサエチレンヘプタミンであ
る。
【0026】上記化学式Iの化合物は、H. R. Ing 及び
R. H. F. Manske, J. Chem. Soc.,1926, p. 2348 ;D.
S. Tarbell, N. Shakespeare, C. J. Claus及び J. R.
Bunnett, J. Am. Chem. Soc., 1946, 68, p. 1217; R.
C. O′Gee 及びH. M. Woodburn, J. Am. Chem. Soc.,
1951, 73, p. 1370;A. F. Mckay, D. L. Garmaise及び
A. Halsaz, Can. J. Chem., 1956, 34, p. 1567 ;Kirk
-Othmer Encyclopedia of Chemical Technology, Volum
e 7 (Wiley Interscience, New York, 3rd edition, 19
79)pp 580-602;米国特許第 2,318,729号;S. Gabrie
l, Berichte,1891, 24, pp 1110-1121;F. P. J. Dwyer
及び F. Lions, J. Am. Chem. Soc.,1950, 72, pp 1545
-1550;F. P. J. Dwyer, N. S. Gill, E. C. Gyarfas
及びF.Lions, J. Am. Chem. Soc., 1953, 75, pp 1526-
1528 ;および米国特許第3,362,996 号の方法、または
それらと同様の方法によって製造してもよい。
【0027】本発明の方法で使用するオレフィン化合物
は、少なくとも2つの炭素原子を含み、1、2、または
それ以上のオレフィン結合を含み得る。オレフィン性化
合物は、好ましくは2〜7200、より好ましくは2〜100
0、一層好ましくは2〜500 で、特には2〜100 の炭素
原子を含む。
【0028】オレフィン化合物の例は、アルコキシ基、
アルキル基、シクロアルキル基、アリール基およびアル
カリール基から選択された、1以上で、例えば6以下、
好ましくは4以下の置換基と任意に置換される、アルケ
ン、シクロアルケン、アルカジエン並びにシクロアルカ
ジエン及びそれらのオリゴマーとポリマー(以下「ポリ
オレフィン」と呼ぶ)を含む。
【0029】アルケンまたはアルカジエンは末端または
内部オレフィン結合を含み得る。末端オレフィン結合が
好ましい。
【0030】特に好ましいオレフィン化合物は、C2
10のアルケンまたはそのオリゴマーもしくはポリマー
である。
【0031】非置換アルケンの例は、エテン、プロペ
ン、ブテン、イソブテン、ペンテンまたはヘキサンの異
性体、1−オクテン、ジイソブチレンであり、置換アル
ケンの例は、スチレン及びメチルスチレンである。シク
ロアルケンの例は、シクロヘキセン及びノルボルネンで
ある。
【0032】アルカジエンの例は、1,5−ヘキサジエ
ン、1,7−オクタジエン及び1,9−ウンデカジエン
である。シクロアルカジエンの例はノルボルナジエンと
ジシクロペンタジエンである。
【0033】ポリオレフィンは、部分的に水素化されて
もよいが、ポリオレフィン中にいくらかオレフィン性不
飽和が残留していることが重要である。
【0034】ポリオレフィンは、好ましくは 200〜100,
000 、より好ましくは 200〜5000、特に 500〜2500の数
平均分子量(Mn )を持つ。
【0035】ポリオレフィンの例は、EP−A−268 21
4 の比較例1の方法または、より一般的には、EP−A
−69 951に記載の方法と同様の方法によって、都合よく
製造されうるアタクチックポリプロピレン;GB−A−
1 575 507 の実施例1(a) と同様の方法によって都合よ
く製造され、生成したポリマーを実施例1(c) に従っ
て、一部水素化する、一部水素化したポリイソプレン;
ポリイソブチレン;ポリα−オレフィン、つまり、一般
的に6〜12、より一般的には8〜12の炭素原子を含み、
Hydrocarbon Processing, Feb. 1982 page 75 で略述さ
れた方法によって製造されうるα−オレフィンモノマー
の、一部水素化した主としてトリマーとテトラマーとペ
ンタマーよりなるオリゴマー;EP−A−346 999 で述
べられたプラズマ方法によって製造された炭化水素であ
る。
【0036】British Petroleum Company によって商標
「Ultravis」、「Hyvis 」及び「Napvis」として販売さ
れたポリイソブチレンは、本発明の使用には特に好まし
く、例えば「Ultravis 10 」「Ultravis 30 」「Hyvis
10」「Hyvis 30」「Hyvis 150 」及び「Napvis 10 」ポ
リイソブチレンはそれぞれ、数平均分子量(Mn ) 970
* 、1300* 、1025* 、1320、2400及び 971* [式中、星
印をつけたMn 値はゲル浸透クロマトグラフィーによっ
て確定し、無印の値はオゾンとの定量的反応によって確
定した。]を持つ。
【0037】本発明による方法は、60〜200 ℃、好まし
くは 100〜200 ℃、特に 125〜170℃の範囲の温度で実
施するのが好都合である。
【0038】本方法は、室温で(20℃) 200〜25,000kP
a 、好ましくは2,000 〜20,000kPa、更に2,000 〜10,00
0kPa 、特に6,000kPaの全圧で実施するのが好都合であ
る。しかし本方法を一定の温度で回分式に(batchwise
)実施すると、反応の進行中は圧力が下がることを認
識すべてきである。
【0039】ロジウム陽イオン源はロジウム陽イオン種
を発生しうるロジウム含有材料のいかなるものでもよ
い。適切なロジウム源は酸化物のようなロジウム化合
物;硝酸塩、硫酸塩、スルホン酸塩(例えばトリフルオ
ロメタンスルホン酸塩またはp−トルエンスルホン酸
塩)、ホウ酸塩(例えばRh(CO)2 (BF4 )のよ
うなテトラフルオロホウ酸塩)、リン酸塩、ホスホン酸
塩(例えばベンゼンホスホン酸塩)、カルボン酸塩(例
えばアセテート、プロピオン酸塩、または酪酸塩)及び
アセチルアセトネート(例えばRh(CO)2 (aca
c)[式中、acacはアセチルアセトネートの陰イオ
ンを示す])のような塩;及び水素化物(例えばHRh
(CO)(Ph3 P)3 )を含む。
【0040】ハロゲン化物以外の陰イオン源は、塩また
は酸でありうる。また例えばロジウム錯体のような金属
錯体であつてもよい。陰イオンは、好ましくは硝酸塩、
硫酸塩、スルホン酸塩、ホウ酸塩、リン酸塩、ホスホン
酸塩、カルボン酸塩またはアセチルアセトネートの陰イ
オンである。好ましい陰イオン源はロジウムの錯体又は
塩、又は酸である。
【0041】N−複素環式化合物は、アルケニル基、好
ましくはビニル基で置換されたピペリジン、モルホリ
ン、ピペラジン、ピリジン、ビピリジン、ピロリドン、
ピロール、ベンゾピロール、キノリン、インドール、イ
ミダゾール、カルバゾール、フェナントロリン及び4−
メチル−4′−ビニル−2,2′−ビピリジンから選択
されるのが好ましい。
【0042】より好ましくは、N−複素環式化合物は、
2−ビニルピリジン、3−ビニルピリジン、4−ビニル
ピリジン及び4メチル−4′−ビニル−2,2′−ビピ
リジンから選択される。
【0043】N−複素環式化合物のポリマーは、ホモポ
リマーまたはコポリマーであってよい。コポリマーが好
ましい。
【0044】コポリマーの製造に使用できるコモノマー
は、前記のN−複素環式化合物;C1 −C20−、好まし
くはC1 −C10−アルキル(メタ)アクリレート、特に
メチルアクリレート;C2 −C20−、好ましくはC2
10−アルケニル(ジ)−(メタ)アクリレート、特に
エチレンジアクリレート;ジビニルベンゼンを含む。ジ
ビニルベンゼンは特に好ましいコモノマーである。
【0045】好ましいコポリマーは、2−ビニルピリジ
ン/メチルアクリレート/エチレンジアクリレート、2
−ビニルピリジン/ジビニルベンゼン、3−ビニルピリ
ジン/ジビニルベンゼン、4−ビニルピリジン/ジビニ
ルベンゼン及び4−メチル−4′−ビニル−2,2′−
ビピリジン/ジビニルベンゼンコポリマーである。
【0046】N−複素環式化合物のポリマーの製造は、
当業界で既知である。
【0047】前記ポリマーは、例えばHjortkjaer, Chen
及び Heinrich, Applied Catalysis, 1991, 67, pp 269
-278の方法によれば、50〜150 ℃の範囲の温度で、有機
溶剤の中で、アゾイソブチロニトリルのような開始剤の
存在下において任意に1つ以上のコモノマーとともに、
N−複素環式モノマーを加熱することによって簡単に製
造されうる。
【0048】ロジウムの1グラム原子に対する陰イオン
のモル数は、好ましくは少なくとも0.5、さらに好まし
くは1〜50の範囲内、よりさらに好ましくは1〜25、特
には1〜10である。
【0049】ロジウムの1グラム原子に対するポリマー
保持体のモル数は、好ましくは10-8〜10-1、さらに好ま
しくは10-7〜10-3、特に10-6〜10-5である。
【0050】1モルのオレフィン化合物に対して使用さ
れるロジウムのグラム原子数は、臨界的ではない。好ま
しくは、1モルのオレフィン化合物につきロジウムが10
-6〜102 グラム原子である。
【0051】H2 に対するCOの割合は、好ましくは
1:10から10:1であり、より好ましくは1:5から
5:1、特に1:2である。
【0052】本発明の方法は、溶剤の存在下で実施し得
る。典型的な溶剤の例は、ジエチレングリコールジメチ
ルエーテル(ジグリム)、1,4−ジオキサンまたはテ
トラヒドロフランのようなエーテル;ジメチルホルムア
ミドまたはジメチルアセトアミドのようなアミド;ヘキ
サノールまたはテトラエチレンレグリコールのようなア
ルコール;エチルアセテートのようなエステル;及びヘ
キサン、シクロヘキサン、トルエン及びキシレンのよう
な炭化水素である。
【0053】本発明はさらに、ロジウムの陽イオン源、
ハロゲン化物または水素化物以外の陰イオン源及び保持
体としてN−複素環式化合物のポリマーを含む触媒組成
物を提供する。
【0054】
【実施例】以下の実施例に基づき、本発明をよりくわし
く説明する。
【0055】実施例1 ポリ(4−ビニルピリジン/ジビニルベンゼン)−[R
h(CO) 2 ][BF 4 ]不均一触媒の製造 本反応はグローブボックスで実施した。メタノール600m
l 中の2%のジビニルベンゼンで架橋したポリ(4−ビ
ニルピリジン) 10.00g(Aldrich Chemical Company L
td. イギリスから入手可能)の懸濁液に1.849 g(4.75
mmol)の[Rh(CO)2 Cl]2 を加え、反応混合物
を室温(20℃)で48時間撹拌した。続いて、1.044 g
(9.50mmol)のNaBF4 を反応混合物に加え、さらに
36時間撹拌を続けた。
【0056】所望の最終生成物である、固体のポリ(4
−ビニルピリジン/ジビニルベンゼン)−[Rh(C
O)2 ][BF4 ]を濾過し、メタノール及び水で洗浄
し、真空乾燥した。最終生成物は98%の収量で、ICP
−MSによって確定されたように、 7.5%(計算値 7.7
%)のロジウムを含むことが判明した。
【0057】実施例2 第2級アミンの製造 磁石の撹拌棒と加熱用マントルを備えた250ml の金属オ
ートレーブ「Hastelloy C 」(商標)の中に、ポリイソ
ブチレン「Hyvis 10」(商標)77mmol(BP社製、ゲル
浸透クロマトグラフィーによる数平均分子量(Mn )は
1025)と、3−ジメチルアミノ−1−プロピルアミン10
5mmol と、1,4−ジオキサン75mlと実施例1によって
得た不均一触媒 0.3gとを入れた。ガスキャップを排気
する間(12kPa )、オートクレーブの中味を撹拌した。
ガス供給ラインをパージした後、オートクレーブに圧力
2000kPa まで、一酸化炭素ガスによって圧力をかけた。
一酸化炭素の一部が反応混合物に溶解するために、一酸
化炭素の圧力のわずかの低下が知見された。そのため、
一酸化炭素の圧力を所望値2000kPa に再調整した。
【0058】オートクレーブには、さらに室温(20℃)
で全圧6000kPa を示すように、一酸化炭素について述べ
たのと同じ方法に従って水素ガス(4000kPa )によって
圧力をかけた。圧力が安定したら、オートクレーブの中
味は撹拌しながら24時間、 170℃で加熱した。冷却後、
オートクレーブを減圧し、中味を分液漏斗に注入した。
生成物を含む上部層を溶剤を含む下部層と分離し、前者
に50mlのヘキサンを加えた。得られた混合物を50mlの水
で3回洗浄した。回転エバポレータを使って、110℃、
0.3kPaでヘキサンを蒸発させることによって反応生成物
が生じたので、前記生成物の活性物質(つまりポリイソ
ブチレンの転化物)と塩基性−N、第二級−Nと第三級
−Nの含有率とを分析した。
【0059】結果 活性物質(%):60.8(第二級アミン58.6;副産物 2.
2) 塩基性−N(%N):1.330 第二級−N(%N):0.641 第三級−N(%N):0.689 第二級アミンに対する触媒の選択性(%):58.6/60.8
×100 =96実施例3 実施例2で述べた方法をくり返したが、ただし実施例1
で得た不均一触媒 1.0gを使用し、反応温度は 150℃に
下げた。
【0060】結果 活性物質(%):50.6(第二級アミン46.0;副産物 4.
6) 塩基性−N(%N):1.094 第二級−N(%N):0.497 第三級−N(%N):0.597 第二級アミンに対する触媒の選択性(%):46.0/50.6
×100 =91 触媒は回収され、2回再利用され、各回とも、上記に匹
敵する結果を得た。
【0061】実施例4 実施例2で述べた方法をくり返したが、ただし50mmolの
1−オクテンをポリイソブチレン“Hyvis 10”の代わり
に使い、50mlの1,4−ジオキサン及び実施例1で得ら
れた 0.5gの不均一触媒を使用し、反応温度を19時間、
125℃に維持した。反応生成物の分析によって第2級ア
ミン(つまりC9 19−NH−(CH23 −N(CH
3 2 )が98%含まれることが判明した。第二級アミン
に対する触媒の選択性は、99%と計算された。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ポール・デイビツド・サベイジ イギリス国、ケント・エム・イー・10・ 1・エツクス・エイチ、シツテイングボー ン、ウエスターハム・ロード・143

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロジウム陽イオン源、ハロゲン化物以外
    の陰イオン源及び、保持体としてN−複素環式化合物の
    ポリマーを含む触媒組成物の存在下において、アンモニ
    アまたは第一級アミンを一酸化炭素、水素及びオレフィ
    ン化合物と反応させることを含む第二級アミンの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記第一級アミンが一般式: 【化1】 [式中、各xは1〜3、各yは1〜3、各Aは独立して
    −O−または−S−を示し、mは0、1または2、nは
    1〜10の範囲であり、mが1の時はnが1及びAが−O
    −もしくは−S−であるかまたはnが2及びAが−S−
    であり、mが2の時は、nが1であり;各R1 及びR2
    は独立して、水素原子またはアルキル基を示す。]から
    成る化合物である請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記オレフィン化合物が、アルコキシ
    基、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基及びア
    ルカリール基から選択された1以上の置換基によって任
    意に置換されたアルケン、シクロアルケン、アルカジエ
    ンまたはシクロアルカジエンである請求項1または2に
    記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記オレフィン化合物が2〜100 の炭素
    原子を含む請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 実施温度が 125〜170 ℃である請求項1
    〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 2,000〜10,000kPa の全圧で実施される
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記ロジウム陽イオン源が酸化物、塩ま
    たは水素化物である請求項1〜6のいずれか1項に記載
    の方法。
  8. 【請求項8】 前記陰イオンが、硝酸塩、硫酸塩、スル
    ホン酸塩、ホウ酸塩、リン酸塩、ホスホン酸塩、カルボ
    ン酸またはアセチルアセトネートの陰イオンである請求
    項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記N−複素環式化合物が、アルケニル
    基で置換されたピペリジン、モルホリン、ピペラジン、
    ピリジン、ビピリジン、ピロリドン、ピロール、ベンゾ
    ピロール、キノリン、インドール、イミダゾール、カル
    バゾール、フェナントロリン及び4−メチル−4′−ビ
    ニル−2,2′−ビピリジンから選択される請求項1〜
    8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 ロジウム陽イオン源、ハロゲン化物ま
    たは水素化物以外の陰イオン源及び保持体としてN−複
    素環式化合物のポリマーを含む触媒組成物。
JP5166892A 1992-07-08 1993-07-06 第二級アミンの製造方法及び前記方法に使用する触媒組成物 Pending JPH06184064A (ja)

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