JPH06184430A - 高性能難燃性ポリアミド樹脂組成物 - Google Patents

高性能難燃性ポリアミド樹脂組成物

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JPH06184430A
JPH06184430A JP35382292A JP35382292A JPH06184430A JP H06184430 A JPH06184430 A JP H06184430A JP 35382292 A JP35382292 A JP 35382292A JP 35382292 A JP35382292 A JP 35382292A JP H06184430 A JPH06184430 A JP H06184430A
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JP
Japan
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flame
resin composition
weight
flame retardant
parts
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Application number
JP35382292A
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English (en)
Inventor
Akihiro Izumi
昭宏 和泉
Shinichi Kai
伸一 甲斐
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (A)ポリアミド100重量部に対して、
(B)ハロゲン含有率50〜90重量%である有機ハロ
ゲン化合物2〜80重量部、(C)平均粒径0.001
〜1.5μmの難燃助剤であって、酸化アンチモン、ア
ンチモン酸ナトリウム、酸化スズ、酸化鉄、酸化亜鉛、
ホウ酸亜鉛の少なくとも1種の難燃助剤50重量部以
下、(D)充填剤0〜250重量部からなる難燃性ポリ
アミド樹脂組成物。 【効果】 ウエルド特性および寸法性能に卓越し、かつ
難燃性能も優れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、難燃性ポリアミド樹脂
組成物に関する。特に、本発明は、電気・電子分野のコ
ネクター等の部品、自動車分野のコネクター等の電装部
品、その他有用な部品材料に好適に用いられる難燃性ポ
リアミド樹脂組成物に関する。
【0002】とりわけ、本発明は、ウエルド特性および
低ソリ性に卓越した高性能難燃性ポリアミド樹脂組成物
に関する。
【0003】
【従来の技術】ポリアミド樹脂は、機械的特性、成形加
工性、耐薬品性が良好であることを利用して電気・電子
部品、自動車部品、機械部品等の分野で使用されてい
る。
【0004】特に、電気・電子部品用途においては、近
年ますます難燃性に対する要求レベルが高くなり、本来
ポリアミド樹脂の有する自己消火性よりも更に高度な難
燃性が要求され、アンダーライターズ・ラボラトリーの
UL−94規格に基づく難燃性レベルの高度化検討がな
されてきた。
【0005】これに対して、ポリアミド樹脂の難燃化
は、一般にハロゲン系難燃剤を添加することは公知であ
る。
【0006】例えば、ポリアミド樹脂への塩素置換多環
式化合物の添加(特開昭48−29846号公報)や臭
素系難燃剤、たとえば、デカブロモジフェニルエーテル
の添加(特開昭47−7134号公報)、臭素化ポリス
チレンの添加(特開昭51−47044号公報、特開平
4−175371号公報、特開平4−202357号公
報)、臭素化ポリフェニレンエーテルの添加(特開昭5
4−116054号公報)、臭素化架橋芳香族重合体の
添加(特開昭63−317552号公報)、臭素化スチ
レン−無水マレイン酸重合体の添加(特開平3−168
246号公報)等が、酸化アンチモン等の難燃助剤と併
用されて用いられてきた。
【0007】近年、電気・電子部品用途においては、積
層板に搭載されたり接続されたりするコネクターの小型
化にともなって、離型性がよく、かつ寸法収縮性の小さ
な低ソリ化等の信頼性が要求されている。
【0008】特に、それら用途に用いられる材料は薄肉
化されつつある。そのため、ウエルド部外観が目立つ
と、それを用いた材料の品位を低下するとともに、ウエ
ルド部外観の悪化にともない、ウエルド部の機械的特性
の低下を招くことから、特に薄肉部のウエルド特性改善
要求がなされている。
【0009】特に、黒色、青色、赤色、黄色、茶色等の
着色品の成形品では、ウエルド部の色が非ウエルド部の
色調と異なることは、成形品の商品価値を低下すること
になる。
【0010】また、一方では電気・電子部品用途の小型
化や薄肉化にともなって、寸法収縮率の小さな低ソリ材
料が要求されている。
【0011】これまで、公知技術として例えば、ナイロ
ン66にナイロン6成分等を一部導入したコポリマーが
使用されているが、異成分の導入は寸法収縮率を低減す
るためにはよい効果があるものの、強度が低下する等の
問題を招く。
【0012】従来技術としては、ウエルド強度を良好に
する目的で、特開平3−168246号公報には酸無水
基含有ポリフェニレンエーテルを相溶化剤として用いる
ことが開示されている。
【0013】しかし、ウエルド部外観や、寸法収縮性能
を良好にすることの技術開示は無い他、この方法では、
前記相溶化剤を多量用いることにより生産低下を招く。
【0014】特に、ガラス繊維が充填されたものについ
て、UL−94規格の難燃性を満足するために、公知の
ポリアミド樹脂に、前記の臭素系難燃剤および難燃助剤
としてのアンチモン系化合物を用いることは、前記に挙
げた特許の他に、多数の文献に記載があるが、本発明の
技術内容に関する記載についての開示はない。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】難燃性の向上は、上記
のハロゲン系難燃剤や酸化アンチモン等の難燃助剤を増
量することにより達成可能であるが、これらは機械的強
度の低下を招く等の問題がある。
【0016】以上の状況に鑑み、本発明者らは、ハロゲ
ン系難燃剤、難燃助剤および、充填剤を含むポリアミド
樹脂組成物の機械特性や難燃性に優れ、かつウエルド外
観に卓越し、離型性の良好なソリの小さい高性能難燃性
ポリアミド樹脂組成物を得るべく鋭意検討した。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決すべく鋭意検討した結果、特定のハロゲン系難燃剤、
特定の難燃助剤、充填剤および特定のポリアミドを組み
合わせることにより、すべての問題を解決できることを
見いだし、本発明に到達した。
【0018】以下に本発明を詳細に説明する。すなわ
ち、本発明は:
【0019】 (A)ポリアミド100重量部に対
し、(B)ハロゲン含有率が50〜90重量%である有
機ハロゲン化合物2〜80重量部、(C)平均粒径が
0.001〜1.5μmである酸化アンチモン、アンチ
モン酸ナトリウム、酸化スズ、酸化鉄、酸化亜鉛、ホウ
酸亜鉛の中から選ばれた少なくとも1種の難燃助剤50
重量部以下、および(D)充填剤0〜250重量部、か
らなる、高性能難燃性ポリアミド樹脂組成物を提供す
る。また、 有機ハロゲン化合物の平均粒径が0.0
01〜3μmである点にも特徴を有する。
【0020】本発明で用いられる成分(A)はアミド結
合を有するポリマーであり、有機ジアミンと有機ジカル
ボン酸とを重縮合して得られるポリマー、アミノカプロ
ン酸を重縮合して得られるポリマー、ラクタム類を開環
して得られるポリマー等である。
【0021】有機ジアミンの例としては、1,4−ジア
ミノブタン、1,6−ジアミノヘキサン、1,7−テト
ラメチレンジアミン、1,8−ジアミノオクタン、1,
10−ジアミノデカン、1,11−ジアミノウンデカ
ン、1,12−ジアミノドデカン等の脂肪族アルキレン
ジアミンや、芳香環を含むメタキシリレンジアミン等が
挙げられるが、これらに限定されない。
【0022】有機ジカルボン酸としては、コハク酸、ア
ジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン二酸等
の脂肪族ジカルボン酸や、テレフタル酸、イソフタル
酸、ナフタレンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸が
挙げられる。
【0023】アミノカプロン酸としては、ε−アミノカ
プロン酸、11−アミノウンデカン酸、12−アミノド
デカン酸等が挙げられる。
【0024】ラクタム類としては、ε−カプロラクタ
ム、ω−ラウロラクタム等が挙げられるが、これらに限
定されるものではない。
【0025】本発明に用いられるポリアミドはこれらの
単独重合体、共重合体、またはこれらのブレンド物であ
っても良い。
【0026】ポリアミドの数平均分子量は5,000〜
50,000程度が好ましい。上記の具体例としては、
ナイロン66、ナイロン6、ナイロン46、ナイロン6
6/6、ナイロン66/6T、ナイロン66/6I、ナ
イロン6T/6I、ナイロン66/6T/6I、ナイロ
ン66/6T/612、ナイロンMXD6等があり、一
種または多種のポリアミドを用いることができる。
【0027】成分(A)としては、これらに限定はされ
ないが、中でも、特にナイロン66やこれを50重量%
以上含む共重合体あるいはポリマーブレンドが、融点、
熱変形温度が高く、耐ハンダ性を要求される電気・電子
分野や自動車分野の部品材料として好ましい。
【0028】成分(B)のハロゲン含有量としては、5
0〜90重量%であり、好ましくは55〜80重量%で
ある。ハロゲン含有量が所定未満であると難燃効果が充
分でなく、所定量より多いと混練時の高温条件下でハロ
ゲンの脱離が促進され早くなる恐れが生じる。
【0029】また、成分(B)は成分(A)100重量
部に対して、2〜80重量部の範囲で使用され、好まし
くは10〜70重量部の範囲で使用される。
【0030】これは、所定量よりも少ないと難燃効果が
充分でなく、所定量よりも多いと、混練時や成形時にお
いて該成分に含まれる揮発性オリゴマーやその分解成分
により、腐食性ガスを発生したり、成形金型に汚染性物
質が付着するなど生産性の低下を招いたり、成形品の外
観色調を悪化したり異物混入の原因となる。
【0031】成分(B)に用いられる難燃剤としては、
塩素系難燃剤や臭素系難燃剤等が一般に用いられる。
【0032】塩素系難燃剤としては、ドデカクロロペン
タシクロオクタデカ−7,15−ジエン等があり、具体
的には、オキシデンタルケミカル社製デクロランプラス
25<登録商標>がある。
【0033】臭素系難燃剤としては臭素化ポリスチレ
ン、臭素化架橋芳香族重合体、臭素化スチレン無水マレ
イン酸重合体、臭素化ポリフェニレンエーテル、臭素化
エポキシ樹脂、臭素化フェノキシ樹脂等があるがこれら
に限定されない。
【0034】上記の具体例としては、フェロ社製パイロ
チェック68PB<登録商標>、パイロチェック68P
B−LM<登録商標>、グレートレークス社製PDBS
−80<登録商標>、PDBS−10<登録商標>、マ
ナック社製EBR−370FK<登録商標>、グレート
レークス社製PO64P<登録商標>、マクテシム社製
F2400<登録商標>等が挙げられる。
【0035】上記のうち、難燃性、耐熱分解性の点から
臭素系難燃剤が好ましく、なかでも、耐熱性、非ブリー
ドアウト性の点から臭素化ポリスチレン、臭素化ポリフ
ェニレンエーテル、臭素化架橋芳香族重合体が好まし
く、特に臭素化ポリスチレン、臭素化ポリフェニレンエ
ーテルが好ましい。
【0036】さらに、成分(B)は本発明の樹脂組成物
に分散した時の平均粒径が0.001〜3μmであるこ
とが好ましく、さらに好ましくは平均粒径が0.01〜
2.5μm、特に好ましくは0.01〜2μmで分散し
て存在することである。
【0037】これは、平均粒径が所定の平均粒径よりも
大きいと、ウエルド外観が悪化するとともに、燃焼性も
低下する。一方、平均粒径が所定の値よりも小さくする
ことは、難燃剤を粉砕するエネルギーが過大となり、生
産効率が低下する。
【0038】成分(B)は、機械的に所定の平均粒径ま
で粉砕して用いたり、押出機中で微量の相溶化剤等の存
在下または不存在下、機械的に破砕や混練するなどして
所定の平均粒径にまで到達することが好ましい。
【0039】成分(C)は、成分(B)の難燃助剤とし
て用いることができ、三酸化二アンチモン、四酸化二ア
ンチモン、五酸化二アンチモン等の酸化アンチモン類;
アンチモン酸ソーダ、一酸化スズ、二酸化スズ等の酸化
スズ類;酸化第二鉄、γ酸化鉄等の酸化鉄類;酸化亜
鉛、2ZnO・3B2 O・3.5H2 O等で示されるホ
ウ酸亜鉛が挙げられる。
【0040】成分(C)に用いられる酸化アンチモンと
しては、日本精鉱社製のパトックスM<登録商標>、ア
ポックスS<登録商標>、第一工業製薬(株)製ピロガ
ードAN−700およびAN−800<登録商標>、住
友金属鉱山(株)製の酸化アンチモンKUおよびFS<
登録商標>、三国精錬社製酸化アンチモンMSX等が挙
げられる。
【0041】アンチモン酸ナトリウムとしては、日産化
学工業(株)製サンエポックNA−1075<登録商標
>、日本精鉱社製アンチモン酸ソーダ−S等が挙げられ
る。
【0042】酸化亜鉛の具体例としては、堺化学(株)
製ZATEX特号<登録商標>、東邦亜鉛(株)製銀嶺
A<登録商標>等が挙げられる。
【0043】ホウ酸亜鉛の具体例としては、米国ボラッ
クス社製FIREBRAKE290<登録商標>(ホウ
酸亜鉛ZB2335)等が挙げられる。
【0044】さらに、成分(C)は、本発明樹脂組成物
に分散した時の平均粒径が0.001〜1.5μmであ
り、好ましくは、平均粒径が0.001〜1.2μmで
分散して存在することであるが、特に好ましくは、0.
001〜1μmである分散していることである。
【0045】これは、平均粒径が所定の平均粒径よりも
大きいと、寸法収縮率が大きくなるために成形品のソリ
が大きくなるほか、ウエルド外観が悪化するとともに、
燃焼製も低下する。
【0046】一方、平均粒径が所定の値よりも小さくす
ることは、難燃助剤を粉砕するエネルギーが過大とな
り、生産性が著しく低下する。
【0047】成分(C)は、機械的に所定の平均粒径ま
で粉砕して用いたり、押出機中で、機械的に破砕するな
どして所定の平均粒径にまで到達することができるが、
押出での機械的破砕では破砕効果が充分でないため、押
出前に所定の平均粒径にまで到達させておくのが好まし
い。
【0048】成分(C)は、成分(A)100重量部に
対して50重量部以下、好ましくは1〜40重量部使用
することができ、一種単独または二種以上組み合わせて
用いることができる。
【0049】これは、所定量より多いと本発明に係るポ
リアミド樹脂の機械的物性の低下を招くからである。
【0050】成分(D)の充填剤は、成分(A)100
重量部に対して250重量部以下用いることができる。
好ましくは1〜250重量部である。
【0051】成分(D)としては、ガラス繊維、炭素繊
維、芳香族アラミド繊維、チタン酸カリウム繊維、石膏
繊維、黄銅繊維、ステンレス繊維、スチール繊維、セラ
ミクス繊維、ボロンウィスカ繊維、マイカ、タルク、シ
リカ、炭酸カルシウム、ガラスビーズ、ガラスフレー
ク、クレー、ワラストナイト、酸化チタン、ハイドロタ
ルサイト等の繊維状、粉状、あるいは板状の無機物が挙
げられる。
【0052】これら充填剤は、一種もしくは二種以上組
み合わせて用いても良い。特に、上記充填剤中、ガラス
繊維が好ましく使用される。
【0053】ガラス繊維の種類は、一般の樹脂強化用に
用いるものであれば特に限定はなく、短繊維タイプや長
繊維タイプのチョップドストランド、ミルドファイバー
等から選択して用いることができる。
【0054】また、ガラス繊維は、エチレン/酢酸ビニ
ル共重合体や、ウレタン系、アクリル系、エポキシ系、
ポリエステル系等の樹脂で被覆あるいは集束されていて
もよく、またシラン系、チタネート系カップリング剤、
その他の表面処理剤で処理されていても良い。
【0055】色調変化の防止を目的としての添加剤とし
ては、有機リン系化合物等があり、酸化防止剤とともに
用いると相乗効果を示すので好ましい。
【0056】これら成分は、本発明目的を損ねない範囲
で使用できる。一般に、それらは成分(A)100重量
部に対して0.001〜20重量部用いることができ
る。好ましくは、0.01〜5重量部である。
【0057】有機リン系化合物としては、ホスファイト
系化合物が挙げられる。
【0058】上記の具体例としては、例えばビス(2,
6−ジ−t−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジ
ホスファイト、ビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−メ
チルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、
ビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−エチルフェニル)
ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,6−
ジ−t−ブチル−4−イソプロピルフェニル)ペンタエ
リスリトールジホスファイト、ビス(2,6−ジ−t−
ブチル−4−イソプロピルフェニル)ペンタエリスリト
ールジホスファイト、
【0059】ビス(2,4,6−トリ−t−ブチルフェ
ニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス
(2,6−ジ−t−ブチル−4−sec−ブチルフェニ
ル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,
6−ジ−t−ブチル−4−t−オクチルフェニル)ペン
タエリスリトールジホスファイト、ビス(2,6−ジ−
t−ブチル−4−t−ノニルフェニル)ペンタエリスリ
トールジホスファイト等のペンタエリスリトール型ホス
ファイト系化合物が挙げられる。その他、特開昭63−
254157号公報に記載のペンタエリスリトール型ジ
ホスファイト等がある。
【0060】さらに、上記の例として、2,2−アルキ
レンビス(4,6−ジ−アルキルフェニル)アルキルホ
スファイト、2,2−アルキレンビス(4,6−ジ−ア
ルキルフェニル)アルキル置換フェニルホスファイトお
よび2,2−アルキレンビス(4,6−ジ−アルキルフ
ェニル)フェニルホスファイト等がある。
【0061】ここでいうアルキレン基は、エチリデン、
イソプロピリデン等の置換メチレンおよびメチリデン等
が挙げられる。また、ここでいう4,6−ジ−アルキル
基のアルキル基としては炭素数1〜9が好ましい。ま
た、アルキルホスファイトのアルキル基としては炭素数
1〜30が好ましい。
【0062】上記の具体例としては、2,2−メチレン
ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)オクチルホス
ファイト、2,2−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブ
チルフェニル)ステアリルホスファイト、2,2−メチ
レンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)−2,6
−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニルホスファイト等
が挙げられる他、特開平3−97755号公報に記載の
有機環状ホスファイト化合物がある。
【0063】また、上記の酸化防止剤としては、下記に
示すヒンダードフェノール系化合物を代表として次の化
合物等がある。
【0064】例えば、トリエチレングリコール−ビス
〔3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシ
フェニル)プロピオネート〕、1,6−ヘキサンジオー
ル−ビス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロピオネ−ト〕、2,4−ビス−(n
−オクチルチオ)−6−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ
−t−ブチルアニリノ)−1,3,5−トリアジン、ペ
ンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト〕、2,2−チオ−ジエチレンビス〔3−3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト〕、オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、
【0065】2,2−チオビス(4−メチル−6−t−
ブチルフェノール)、N,N′−ヘキサメチレンビス
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシ
ンナマイド)、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シベンジルフォスフォネート−ジエチルエステル、1,
3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、ト
リス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジ
ル)−イソシアヌレート等がある。
【0066】具体的な商品としては、例えば、チバガイ
ギー社製のイルガノックス<登録商標>245,25
9,565,1010,1035,1076,108
1,1098,1222,1330,3114等が挙げ
られる。
【0067】本発明の樹脂組成物には、本発明の目的を
損なわない範囲で、上記の酸化防止剤等の他、光安定
剤、紫外線吸収剤、滑剤、離型剤、染料や顔料等の着色
剤、可塑剤、帯電防止剤など通常の添加剤や、他の熱可
塑性樹脂を添加して所定の特性を付与することができ
る。
【0068】本発明の樹脂組成物の製造方法は特に限定
されない。例えば、ポリアミド樹脂に、特定の難燃剤、
特定の難燃助剤、充填剤の他、必要に応じて相溶化剤、
リン系化合物、金属化合物および上記に示す添加剤等そ
のほかの添加剤の混合物を単軸または多軸の押出機、ニ
ーダー、ミキシングロール、バンバリーミキサー等の公
知の溶融混練機を用いて、200〜400℃の温度で溶
融混練する方法を挙げることができる。特に、押出機を
用いて溶融混練することができる。
【0069】また、本発明の樹脂組成物の一部の成分か
らなる混合物を溶融混練した後、さらに残りの成分を含
む混合物を成形前にブレンドし成形したり、本発明の樹
脂組成物の一部成分を含むポリアミド樹脂からなるマス
ターバッチを作成してから、最終的に本樹脂組成物を作
成しても良い。
【0070】本発明の樹脂組成物の溶融混練やブレンド
してからの成形において、本発明の樹脂組成物の成分の
添加方法、順序等は限定されない。
【0071】特に、ハロゲン系難燃剤および難燃助剤
は、本発明樹脂組成物の中で、それぞれ所定の平均粒径
になるように、予めそれら原料を製造する際に、凝集を
抑制したり、公知の破砕機により、粒子径を調製するこ
とが良い。
【0072】
【実施例】以下実施例で本発明をさらに詳細に説明する
が、本発明はこれら実施例に限定するものではない。
【0073】なお、実施例および比較例に記載した諸特
性は以下の方法により評価した。
【0074】(評価方法)
【0075】 薄肉ウエルド部の外観:図1に示す長
さ127mm(図中a)、幅12.7mm(図中b)、厚み
0.8mmの形状を有し、両端から溶融樹脂が流れ込み中
央部にウエルド部1が形成されるような金型を用いて成
形片を作成した。このウエルド部の外観を目視にて判定
した。ウエルド部のラインが目立つものを不良、目立た
ないものを良好とした。
【0076】 平均粒径:で用いた、試験片の非ウ
エルド部分をX線マイクロアナリシス法により、ハロゲ
ン系難燃剤(臭素元素)の存在する箇所および、難燃助
剤(アンチモン元素)の存在する箇所を決定すると同時
に、それぞれを画像処理にかけ、コンピュータを用い
て、それぞれの数平均粒径を求めた。
【0077】 寸法収縮性能(流れ方向寸法収縮
率):長さ90mm、幅66mm、厚さ3mmの形状を有し、
一方の幅の中央から溶融樹脂が流れ込む平板用金型によ
り、成形品を作成した。成形機は、東芝機械社製IS−
150Eを用い、シリンダー設定温度275℃、金型温
度80℃、射出圧力30kg/cm2 にて成形した。
【0078】 難燃性:米国UNDER WRITE
RS LABORATORIESで定められたUL−9
4の規格に従って測定した。厚みが1/32インチの試
験片で実施した。
【0079】また、以下の実施例および比較例におい
て、用いた難燃剤、難燃助剤等は以下に示す化合物また
は商品を用いた。
【0080】(ポリアミド) ナイロン66(相対粘度2.62)
【0081】(有機ハロゲン化合物) ポリジブロモフェニレンエーテル: グレートレークス社製 PO64P<登録商標>(臭素
含有量62%) 臭素化ポリスチレン: グレートレークス社製 PDBS−80<登録商標>
(臭素含有量59%) グレートレークス社製 PDBS−10<登録商標>
(臭素含有量59%) フェロ社製 パイロチェック68PB−LM<登録商標
>(臭素含有量67%)
【0082】(難燃助剤) 三酸化二アンチモン: 住友金属鉱山社製 酸化アンチモンKF<登録商標> 日本精鉱社精 パトックスM<登録商標> 第一工業製薬社製 ピロガロールAN−700<登録商
標> 第一工業製薬社製 ピロガロールAN−900<登録商
標> 日本精鉱社製 パトックスC<登録商標>
【0083】(充填剤) ガラス繊維(GF): 日本電気硝子社製 ECS03T−289<登録商標> (平均径13μm)
【0084】(実施例1〜19)表1〜4に示す有機ハ
ロゲン化合物および難燃助剤を用いた。難燃助剤のう
ち、一部のパトックスCについては、破砕機にかけ、さ
らに平均粒径を半分にまで調製した。
【0085】表1〜4に示す配合にて、原料を必要量タ
ンブラー型ブレンダーにてブレンドし、これをシリンダ
ー温度280℃に設定した押出機で溶融破砕混合し、ス
トランドとして水冷後、それをカッターで切断し、含有
水分が0.05重量%以下に調製されたペレットを得
た。
【0086】押出機は、45mmφのスクリュー径を有す
る池貝鉄工社製PCM45(同方向回転)を用いて行っ
た。充填剤としてのガラス繊維はサイドフィード方式と
した。
【0087】このようにして得られた組成物ペレットを
射出成形機(日本製鋼社製N−70BII)で成形して
成形品を作成した。
【0088】その評価については、前記の方法に従い、
ウエルド部外観、低ソリ性能(寸法収縮性)、難燃性
(UL−94)について実施した。離型はいづれも良好
であった。その結果を表1〜4に示す。
【0089】(比較例1〜7)表1〜4に示す配合によ
り、実施例1と同様の方法にて、押出し、造粒、ペレッ
ト調製、成形を実施した。その結果を表1〜4に示す。
【0090】
【表1】
【0091】
【表2】
【0092】
【表3】
【0093】
【表4】
【0094】*)寸法性能は、酸化アンチモンとして住
友金属鉱山(株)製「アンチモンKF」を用いた時の収
縮率をX1(a1,b1,c1,d1)とし、未粉砕の日本精鉱
(株)製「パトックスC 」を用いた時の収縮率をX2
(a2,b2,c2,d2)とし、或る組成の収縮率をYとして難燃
剤の種類毎に次式により算出した。 結晶化性能=〔(X2−Y)/(X2−X1)〕×10
0 表1〜4の条件にて、得られた結果を上記表1〜4に示
す。
【0095】
【発明の効果】実施例のウエルド部外観は、比較例のそ
れと比較しいずれも良好であり、また、離型性はいづれ
も良好であり、ウエルド外観、寸法収縮性能および難燃
性能において、卓越した効果を発揮している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に供する試験片作製用金型の平
面図である。
【符号の説明】
1 ウエルド部 2 スプルー 3 ランナー 4 試験片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 7/02 KLC 7242−4J // C08L 25/18 LEK 9166−4J 71/10 LQJ 9167−4J LQK 9167−4J 71/12 LQN 9167−4J LQP 9167−4J

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)ポリアミド100重量部に対し、
    (B)ハロゲン含有率が50〜90重量%である有機ハ
    ロゲン化合物2〜80重量部、(C)平均粒径が0.0
    01〜1.5μmである酸化アンチモン、アンチモン酸
    ナトリウム、酸化スズ、酸化鉄、酸化亜鉛、ホウ酸亜鉛
    の中から選ばれた少なくとも1種の難燃助剤50重量部
    以下、(D)充填剤0〜250重量部、およびからなる
    ことを特徴とする高性能難燃性ポリアミド樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 有機ハロゲン化合物の平均粒径が0.0
    01〜3μmであることを特徴とする、請求項1記載の
    高性能難燃性ポリアミド樹脂組成物。
JP35382292A 1992-12-16 1992-12-16 高性能難燃性ポリアミド樹脂組成物 Pending JPH06184430A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998014510A1 (en) * 1996-09-30 1998-04-09 E.I. Du Pont De Nemours And Company Color stable flame retarded polyamide resin

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WO1998014510A1 (en) * 1996-09-30 1998-04-09 E.I. Du Pont De Nemours And Company Color stable flame retarded polyamide resin

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