JPH06185035A - 水路のライニング構造 - Google Patents

水路のライニング構造

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JPH06185035A
JPH06185035A JP4339996A JP33999692A JPH06185035A JP H06185035 A JPH06185035 A JP H06185035A JP 4339996 A JP4339996 A JP 4339996A JP 33999692 A JP33999692 A JP 33999692A JP H06185035 A JPH06185035 A JP H06185035A
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JP
Japan
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lining
resin plate
water channel
concrete
section
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Application number
JP4339996A
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English (en)
Inventor
Mitsunori Okada
光憲 岡田
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Tsutsunaka Plastic Industry Co Ltd
Original Assignee
Tsutsunaka Plastic Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 水路14の内周面に沿って外側樹脂板30を
配置するとともに、その樹脂板30の内周面側に介挿材
を介在させた状態で内側樹脂板40を配置し、両樹脂板
30、40間に形成された間隙部50にコンクリート8
0を打設する。 【効果】 ライニング部構成体20の表面部が耐腐食性
に優れた樹脂板30、40によって構成されるので、耐
腐食性に優れる。この場合例えば、ライニング部構成体
20のコンクリート80は樹脂板30、40により保護
され、コンクリート腐食を有効に防止できる。また、土
圧によってライニング部構成体20の両側部が内側に押
し込まれて、ライニング部構成体20のコーナー部外側
に引張力が発生しても、外側樹脂板30の弾性変形によ
り、コンクリート80に作用する引張力が緩和され、コ
ンクリート80に亀裂が発生せず亀裂破壊を防止でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば長期使用され
た灌漑用水路や、干拓用水路に適用される水路のライニ
ング構造に関する。
【0002】
【従来の技術】灌漑用水路や、干拓用水路において、地
表に掘設された溝の、その内周面に沿って波型鋼板が敷
設されたものがあるが、このような水路は、長期使用等
によって鋼板に腐食等が発生する。このとき、鋼板をす
べて取り換えて新たに水路を形成しようとすると、多大
な労力を必要とし、膨大なコストが必要となる。
【0003】そこで近年になって、既存の水路の内周面
にライニング部を形成して、水路を更生させる技術が開
発されている。
【0004】例えば図8に示すライニング構造では、地
表(1)に掘設された溝(2)の内周面に波型鋼板
(3)が配置されることにより形成された既存の水路
(4)の、その内周面にライニング部としてコンクリー
ト壁(5)が形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このラ
イニング構造では、コンクリート壁(5)の表面が露出
しているため、コンクリート露出面にごみ等が付着、滞
積すると、これらの付着物、滞積物中に存在する微生物
の働きによって、硫化水素や硫酸が生成し、酸化作用に
よってコンクリートが腐食するという問題があった。
【0006】また水路(4)の両側壁部は、土圧(P)
によって内側に押し込まれ、コンクリート壁(5)のコ
ーナー部外側に引張力が発生する。この引張力によって
コンクリート壁(5)のコーナー部外側に亀裂が生じ
て、亀裂破壊を引き起こす恐れがあった。
【0007】この発明は、上記従来技術の問題を解消
し、亀裂破壊を防止できるとともに、耐腐食性に優れた
水路のライニング構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の水路のライニング構造は、地表に凹設さ
れた水路のその内周面に沿って外側樹脂板が配置される
とともに、前記外側樹脂板の内周面側に内側樹脂板が配
置される一方、前記両樹脂板間に介挿材が介在されて、
前記両樹脂板間に間隙部が形成されるとともに、その間
隙部にコンクリートが打設されている。
【0009】
【作用】この発明における水路のライニング構造によれ
ば、水路の内周面に沿って外側樹脂板を配置するととも
に、その樹脂板の内周面側に、介挿材を介在させた状態
で内側樹脂板を配置し、両樹脂板間に形成された間隙部
にコンクリートを打設している。これにより、ライニン
グ部は耐腐食性に優れた樹脂板により被覆される。ま
た、土圧によってライニング部の両側部が内側に押し込
まれて、ライニング部の外側に引張力が発生しても、外
側樹脂板が弾性変形することにより、ライニング部のコ
ンクリートに作用する引張力が緩和される。
【0010】
【実施例】図1はこの発明の一実施例である水路のライ
ニング構造を示す断面図である。同図に示すように、こ
の構造は、既存の水路(14)に沿って、図2に示すラ
イニング部構成体(20)を多数並べて配設することに
より形成している。
【0011】念のため、まず既存の水路(14)を説明
しておくと、地表(11)に溝(12)掘設されるとと
もに、その溝(12)の内周面に沿って波型鋼板(1
3)が敷設され、これにより既存の水路(14)が形成
されている。
【0012】図1および図2に示すように、ライニング
部構成体(20)は、外側樹脂板(30)と、内側樹脂
板(40)とを有している。外側樹脂板(30)は、水
路(14)の内周形状に倣って断面略U字状に形成され
る。さらに、外側樹脂板(30)には、その内周の底面
および両側面にそれぞれ介挿材(31)が3個ずつ接着
剤を介して取り付けられる。各介挿材(31)には、内
側に向けてそれぞれ突出する立設片(33)が形成され
るとともに、各立設片(33)に複数のボルト挿通孔
(33a)が形成される。
【0013】内側樹脂板(40)は、外側樹脂板(3
0)の内周形状に倣うとともに、外側樹脂板(30)の
内部に収容できるように外側樹脂板(30)よりも一回
り小さい寸法に設定されている。この内側樹脂板(4
0)の両端部および中央部には、前記介挿材(31)に
対応して、介挿材(41a)(41b)が接着剤を介し
て取り付けられる。各介挿材(41a)(41b)は、
それぞれ断面コ字状に形成されて、その両側片により構
成される立設片(43)がそれぞれ外側に突出するよう
に配置される。内側樹脂板(40)の両端部に位置する
介挿材(41a)は、内側樹脂板(40)の一側面から
底面を通って他側面にかけて連続しており、それぞれ2
個の立設片(43)うち一方側に、前記ボルト挿通孔
(33a)にそれぞれ対応してボルト挿通孔(43a)
がそれぞれ形成されるとともに、そのボルト挿通孔(4
3a)に対応して、他方側の立設片(43)に作業孔
(43b)がそれぞれ形成される。また、内側樹脂板
(40)の中央部に位置する介挿材(41b)は、両側
面部と底面部(図示省略)とに分離しており、各立設片
(43)に前記ボルト挿通孔(33a)にそれぞれ対応
してボルト挿通孔(43a)がそれぞれ形成される。
【0014】そして、このように構成された内側樹脂板
(40)が外側樹脂板(30)の内部に収容される。こ
のとき図3に示すように、外側樹脂板(30)側の介挿
材(31)の立設片(33)が、内側樹脂板(40)側
の介挿材(41a)(41b)の立設片(43)に係止
されて、外側および内側樹脂板(30)(40)間の位
置決めが図られるとともに、介挿材(31)の立設片
(33)先端が内側樹脂板(40)の外周面に、および
介挿材(41a)(41b)の立設片(43)先端が外
側樹脂板(30)の内周面にそれぞれ当接して、外側お
よび内側樹脂板(30)(40)間に間隙部(50)が
形成される。また介挿材(31)側のボルト挿通孔(3
3a)のそれぞれが、その挿通孔(33a)にそれぞれ
対応している介挿材(41a)(41b)側のボルト挿
通孔(43a)にそれぞれ臨むように配置される。
【0015】そしてこの状態で、複数の長ボルト(6
0)が、両端側の作業孔(43b)(43b)のうちい
ずれか一方側の作業孔(43b)を介して、各ボルト挿
通孔(33a)(43a)にそれぞれ挿通されるととも
に、それらの長ボルト(60)の挿入先端側にナット
(61)がそれぞれ締結される。こうして外側樹脂板
(30)および内側樹脂板(40)が相互に連結されて
ライニング部構成体(20)が形成される。
【0016】このようなライニング部構成体(20)が
既存の水路(14)に沿って並んで多数配列される。こ
のとき、ライニング部構成体(20)(20)の連結部
において、図4に示すように、ライニング部構成体(2
0)(20)間で対向する内側樹脂板(40)(40)
の端部間に、その端部に沿って連続的にコーキング材
(70)が介在されるとともに、介挿材(41a)(4
1a)間に、その介挿材(41a)に沿って連続的にパ
ッキン(71)が介在される。さらにコ字型連結部材
(72)が、その両側片(72a)(72a)により介
挿材(41a)(41a)の一方側の立設片(43)
(43)を同時に挟み込むように配置され、その状態で
ボルト(73)が、コ字型連結部材(72)の両側片
(72a)(72a)、介挿材(41a)(41a)の
一方側の立設片(43)(43)、およびパッキン(7
1)にそれぞれ貫通されて、そのボルト(73)にナッ
ト(74)が締結される。これによりライニング部構成
体(20)(20)間の連結が図られている。
【0017】一方、ライニング部構成体(20)の間隙
部(50)にはそれぞれコンクリート(80)が打設さ
れる。この場合図5に示すように、コンクリート(8
0)を間隙部(50)内に所定量注入した時点で、すな
わちライニング部構成体(20)の側壁部の高さをHと
したとき、H/3の高さまでコンクリート(80)を注
入した時点で、一旦その注入を停止する。そして、数本
の棒鋼(90)をコンクリート(80)内にそれぞれ差
し込んで立設させた後、コンクリート(80)の注入を
再開して、間隙部(50)内にコンクリート(80)を
充填させ、硬化させる。
【0018】また、このようにコンクリート(80)を
充填した状態で、間隙部(50)の上端開口部に、図1
に示すようにカバー(51)が図示しないボルトによっ
て取り付けられて、間隙部(50)の上端開放部が閉塞
される。
【0019】このように構成されたライニング構造で
は、言うまでもなくライニング部構成体(20)の内側
を、更生水路として使用することとなる。
【0020】なお、このライニング構造の形成手順の一
例としては、ライニング部構成体(20)をあらかじめ
工場側で組み立てておいてから、現場に搬入し、そのラ
イニング部構成体(20)を水路(14)に沿って配置
し、コンクリート(80)を打設するような手順が考え
られる。もっとも、形成手順はこれに限られることな
く、例えば現場でライニング部構成体(20)を組み立
てつつ水路(14)に配置してもよい。
【0021】この実施例のライニング構造によれば、水
路(14)の内周面に沿って外側樹脂板(30)を配置
するとともに、その樹脂板(30)の内側に介挿材(3
1)(41)を介在させた状態で内側樹脂板(40)を
配置し、外側および内側樹脂板(30)(40)間の間
隙部(50)内にコンクリート(80)を打設している
ため、ライニング部構成体(20)の表面が耐腐食性に
優れた樹脂板(30)(40)により構成されので、耐
腐食性に優れる。この場合例えば、ライニング部構成体
(20)のコンクリート(80)は、樹脂板(30)
(40)により保護されて付着物、滞積物に接触せず、
コンクリート(80)の腐食を有効に防止できる。
【0022】また、土圧によってライニング部構成体
(20)の両側部が内側に押し込まれて、ライニング部
構成体(20)のコーナー部外側に引張力が発生して
も、外側樹脂板(30)が弾性変形することにより、コ
ンクリート(80)に作用する引張力が緩和されて、コ
ンクリート(80)に亀裂が発生せず亀裂破壊を防止で
きる。
【0023】また図6に示すように、コンクリート(8
0)が打設される間隙部(50)には、複数の長ボルト
(60)が配置されるとともに、それらの長ボルト(6
0)に交差して複数の棒鋼(90)が配置されるため、
長ボルト(60)および棒鋼(90)により鉄筋構造が
形成されて、コンクリート(80)に高い強度を確保さ
せることができる。
【0024】ところで図7に示すように、既存の水路
(14)を構成する波型鋼板(13)の連結部分では、
鋼板連結用のボルト(15)が内側に突出しているが、
そのボルト(15)の突出部を、ライニング部構成体
(20)における介挿材(41a)の立設片(43)
(43)間に配置させれば、ライニング部構成体(2
0)を支障なく、水路(14)内に配置できる。さらに
同図に示すように、ライニング部構成体(20)と波型
鋼板(13)との間に砂(16)等の充填材を充填すれ
ば、空隙部の形成が防止されて、より高い強度を確保で
きる。
【0025】また、ライニング部構成体(20)間に介
在されるパッキン(71)として、水に接触すると膨張
する水シールパッキンを使用すると、ライニング部構成
体(20)間の水密性が向上する。
【0026】なお、この発明で使用する介挿材(31)
(41a)(41b)の形状は、上記実施例のものだけ
に限定されるものではない。例えばブロック状の介挿材
を使用してもよく、要は外側樹脂板(30)と内側樹脂
板(40)との間に実質的に隙間を形成できるものであ
れば、どのような形状の介挿材を使用してもよい。ま
た、介挿材の樹脂板(30)(40)への固定手段も、
上記実施例のように接着剤だけに限定されることはな
く、例えばビス、ねじ、ボルト等を使用して介挿材を樹
脂板(30)(40)に固定するようにしてもよい。さ
らに介挿材の使用個数も限定されるものではない。
【0027】また、この発明で使用されるコンクリート
としては、セメントコンクリートはもちろんのこと、レ
ジンコンクリート、アスファルトコンクリート等、さら
にはポリマーモルタル等のモルタルも含む広義のコンク
リートを使用できる。
【0028】
【発明の効果】以上のように、この発明の水路のライニ
ング構造によれば、水路の内周面に沿って外側樹脂板を
配置するとともに、その樹脂板の内周面側に介挿材を介
在させた状態で内側樹脂板を配置し、両樹脂板間に形成
された間隙部にコンクリートを打設しているため、ライ
ニング部の表面が耐腐食性に優れた樹脂板によって被覆
されるので、耐腐食性に優れる。この場合例えば、ライ
ニング部のコンクリートは樹脂板により保護され、コン
クリート腐食を有効に防止できる。また、土圧によって
ライニング部の両側部が内側に押し込まれて、ライニン
グ部の外側に引張力が発生しても、外側樹脂板の弾性変
形により、コンクリートに作用する引張力が緩和され、
コンクリートに亀裂が発生せず亀裂破壊を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である水路のライニング構
造を示す断面図である。
【図2】実施例に適用されたライニング部構成体を示す
分解斜視図である。
【図3】上記ライニング部構成体の側壁部を示す平面図
である。
【図4】図3の要部拡大図である。
【図5】実施例のライニング構造におけるコンクリート
注入工程を示す断面図である。
【図6】実施例のライニング構造の鉄筋構造を示す斜視
図である。
【図7】この発明の水路のライニング構造の変形例を示
す要部平面図である。
【図8】従来の水路のライニング構造を示す要部切欠斜
視図である。
【符号の説明】
14…水路 30…外側樹脂板 40…内側樹脂板 31、41a,41b…介挿材 50…間隙部 80…コンクリート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地表に凹設された水路のその内周面に沿
    って外側樹脂板が配置されるとともに、前記外側樹脂板
    の内周面側に内側樹脂板が配置される一方、前記両樹脂
    板間に介挿材が介在されて、前記両樹脂板間に間隙部が
    形成されるとともに、その間隙部にコンクリートが打設
    されたことを特徴とする水路のライニング構造。
JP4339996A 1992-12-21 1992-12-21 水路のライニング構造 Pending JPH06185035A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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