JPH06185959A - ギヤ付きシャフトの矯正装置、及び、ギヤ付きシャフトの製造方法 - Google Patents

ギヤ付きシャフトの矯正装置、及び、ギヤ付きシャフトの製造方法

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JPH06185959A
JPH06185959A JP25891992A JP25891992A JPH06185959A JP H06185959 A JPH06185959 A JP H06185959A JP 25891992 A JP25891992 A JP 25891992A JP 25891992 A JP25891992 A JP 25891992A JP H06185959 A JPH06185959 A JP H06185959A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ギヤ付きシャフトの製造に際して必要となる
設置スペースの省スペース化、及び、設備コストの低廉
化を図る事の出来るギヤ付きシャフトの矯正装置を提供
する事である。 【構成】 この発明に係わるギヤ付きシャフトの矯正装
置は、フレームと、このフレームに取り付けられ、ギヤ
付きシャフトにおけるシャフト部の歪み量及びギヤ部の
偏心量、オーバボールダイヤメータ並びに打痕を測定す
る測定機構と、前記フレームに取り付けられ、前記測定
機構での測定結果の中のシャフト部の歪み量に基づき、
このシャフト部を実質的に真直状に矯正する矯正機構
と、前記測定機構での測定結果中のギヤ部の偏心量及び
オーバボールダイヤメータに基づき、このギヤ付きシャ
フトの廃棄を判断する第1の判断部と、前記測定機構で
の測定結果中のギヤ部の打痕に基づき、このギヤ付きシ
ャフトの歯面の修正の要否を判断する第2の判断手段と
を具備する事を特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ギヤ付きシャフトの
矯正装置、及び、ギヤ付きシャフトの製造方法、特に、
ギヤ付きシャフトを効率的に製造する為の矯正装置、及
び、製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ギヤ付きシャフトを製造する
際においては、その製造工程は図8に示す様に構成され
ている。尚、この図8に示す製造工程においては、本願
発明の特徴部分に対応して、ギヤ付きシャフトのギヤ部
を歯切りする歯切り工程S1から示されている。この歯
切り工程が終了すると、焼き入れ工程S2において、ギ
ヤ付きシャフトの所定部分、例えば、シャフト部の外周
や、ギヤ部全体や、または、両者を同時に焼き入れし、
所定の硬度を有する様にしている。そして、この後、洗
浄工程S3において、ギヤ付きシャフトを全体的に洗浄
し、シャフト歪み測定工程S4において、シャフト部の
偏心量を検出し、この偏心量に基づきシャフト歪みを測
定している。そして、シャフト矯正工程S5において、
上述したシャフト歪み測定工程S4で測定したシャフト
歪みに基づき、シャフト部の歪みを取り除き、シャフト
部の偏心量を所定の許容量以下にしている。
【0003】このようにシャフト歪みを取り除いた後、
シャフト研磨工程S6において、全てのギヤ付きシャフ
トのシャフト部の外周面を研磨し、このギヤ付きシャフ
トを装着した際におけるベアリングによる軸支状態が良
好に達成される様になしている。そして、このシャフト
研磨工程S6の後に、洗浄工程S7においてギヤ付きシ
ャフトを洗浄し、この後、ギヤテスト工程S8におい
て、上述した歯切り工程S1において歯切りされたギヤ
部のピッチ円や偏心量や打痕等を検出し、この検出結果
に基づき、最終判断工程S9において、この様にして製
造されたギヤ付きシャフトの製品としての適否を判断し
ている。
【0004】この最終判断工程S9で、製品として適合
すると判断されたギヤ付きシャフトは、次工程である出
荷工程において、例えば、梱包される事になる。一方、
この最終判断工程S9で、ギヤ部のピッチ円や偏心量が
許容量以上であると判断された場合には、これらは修正
不能であるので製品として不適であると判定され、この
補正不能なギヤ付きシャフトは、廃棄される事になる。
一方、この最終判断工程S8で、ギヤ部の歯面に打痕が
あると判断された場合には、この打痕は修正可能である
ので、手作業によりやすり等を用いて、打痕の修正処理
が実行され、上述した洗浄工程S7に戻され、再び洗浄
された後、ギヤテスト工程S8が再実行される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上述したシャ
フト歪み測定工程S4で測定したシャフト部の歪み量が
矯正範囲を超えて大きい場合には、矯正不可と判断し
て、そのシャフト部を有するギヤ付きシャフトは廃棄処
理される事になる。しかしながら、シャフト歪み工程S
4で測定したシャフト部の歪み量が許容量以下、即ち、
矯正不要と判断された場合、及び、シャフト矯正工程S
5でシャフト部の歪みが許容量以下に矯正された場合に
は、そのシャフト部の外周面が一律に研磨される事にな
る。
【0006】ここで、最終判断工程S9において製品と
して不適であると判断されるギヤ付きシャフトは、確か
に、廃棄されなければならない。しかしながら、それま
でに、この廃棄されるギヤ付きシャフトは、例えば、そ
のシャフト部の外周面をシャフト研磨工程S6において
既に研磨されているものであり、特に、このシャフト研
磨に要する時間が長時間に渡り、また、この研磨に対す
る費用が高いものである。この為、廃棄されるギヤ付き
シャフトのコストは高くついているものであり、廃棄さ
れる事により受ける損失が極めて高くなる問題点が指摘
されており、改善が要望されていた。
【0007】また、シャフト部の歪み量を測定する為の
測定装置と、ギヤ部を測定する為のギヤテスタとが別々
の装置から構成されていた為、設備コストが上昇すると
共に、2台の装置を別々に設置しなければならない為、
設置スペースが広く必要となり、改善が要望されてい
た。
【0008】この発明は、上述した事情に鑑みてなされ
たもので、この発明の目的は、ギヤ付きシャフトの製造
に際して必要となる設置スペースの省スペース化、及
び、設備コストの低廉化を図る事の出来るギヤ付きシャ
フトの矯正装置を提供する事である。また、この発明の
他の目的は、シャフト研磨工程の前の段階で、シャフト
研磨する必要性を事前に判断する事により、本来、廃棄
せざるを得ないと判断されるギヤ付きシャフトへの無用
なシャフト研磨を排除して、作業性を向上させる事、及
び、製造コストの低廉化を達成する事の出来るギヤ付き
シャフトの製造方法を提供する事である。
【0009】
【課題を解決する為の手段】上述した課題を解決し、目
的を達成する為、この発明に係わるギヤ付きシャフトの
矯正装置は、フレームと、このフレームに取り付けら
れ、ギヤ付きシャフトにおけるシャフト部の歪み量及び
ギヤ部の偏心量、オーバボールダイヤメータ並びに打痕
を測定する測定手段と、前記フレームに取り付けられ、
前記測定手段での測定結果の中のシャフト部の歪み量に
基づき、このシャフト部を実質的に真直状に矯正する矯
正手段と、前記測定手段での測定結果中のギヤ部の偏心
量及びオーバボールダイヤメータに基づき、このギヤ付
きシャフトの廃棄を判断する第1の判断手段と、前記測
定手段での測定結果中のギヤ部の打痕に基づき、このギ
ヤ付きシャフトの歯面の修正の要否を判断する第2の判
断手段とを具備する事を特徴としている。
【0010】また、この発明に係わるギヤ付きシャフト
の製造方法は、ギヤ付きシャフトのギヤ部を所定のプロ
フィルに歯切りする歯切り工程と、この歯切り工程の
後、ギヤ付きシャフトの所定部分を焼き入れする焼き入
れ工程と、この焼き入れ工程の後、シャフト部の歪み量
及び歯切りされた前記ギヤ部の少なくともピッチ円及び
打痕を検出する測定工程と、この測定工程での少なくと
もピッチ円の測定結果に基づき、前記ギヤ部のNGを判
断するギヤNG判断工程と、前記測定工程での歪み量の
測定結果に基づき、シャフトの矯正の必要性を判断する
シャフト矯正判断工程と、前記測定工程での打痕の測定
結果に基づき、打痕修正の必要性を判断する打痕判断工
程とを具備する事を特徴としている。
【0011】また、この発明に係わるギヤ付きシャフト
の製造方法は、前記シャフト矯正判断工程で、矯正可能
と判断されるシャフト部を、その歪み量が実質的に解消
される様に矯正する歪み矯正工程を更に具備する事を特
徴としている。
【0012】
【実施例】以下に、この発明に係わるギヤ付きシャフト
の矯正装置、及び、このギヤ付きシャフトの製造方法の
一実施例の構成を添付図面を参照して説明する。先ず、
この一実施例の矯正装置及び製造方法が適用されるギヤ
付きシャフト10は、図1にその完成状態を示す様に、
シャフト本体12と、このシャフト本体12に、これと
同軸に一体的に形成され、軸方向に沿って所定間隔離間
して配設された第1及び第2のギヤ部14,16とから
構成されている。
【0013】次に、図2を参照して、図1に示すギヤ付
きシャフト10の製造方法について説明する。尚、以下
の説明においては、本願発明の要旨となる歯切り工程か
ら最終判断工程までを取り出した状態で説明する。即
ち、図2に示す様に、このギヤ付きシャフト10は、ス
テップS10において、シャフト本体12の外周に一体
的に形成された一対の円板状部材(図示せず)の外周
に、歯切り工程を夫々施す事により、図1に示すような
第1及び第2のギヤ部14,16を備えて形成される事
になる。このステップSにおける歯切り工程の終了後、
ステップS12においてシャフト本体12の図示しない
軸受ベアリングにより軸支される部分の外周を強化する
為、また、形成された第1及び第2のギヤ部14,16
の歯面を強化する為、または、両者を強化する為に、必
要となる部位を焼き入れする為の焼き入れ工程が実施さ
れる。
【0014】この後、ステップS14において、焼き入
れされたギヤ付きシャフト10を全体的に洗浄する洗浄
工程が実施される。即ち、洗浄工程において、ギヤ付き
シャフト10に付着した切りくずや油分を取り除き、こ
のようにして洗浄されたギヤ付きシャフト10は、後に
詳細に説明するが、所謂ギヤテスト機能を有するシャフ
ト矯正装置18に取り付けられる。このシャフト矯正装
置18において、ステップS16として示す様に、歯切
り工程において形成された第1及び第2のギヤ部14,
16の形成状態が測定(検出)されると共に、シャフト
本体12の真直度(即ち、歪み量)が測定される測定工
程が実施される。この測定工程において測定されたギヤ
形成状態を示す情報(具体的には、後述するマスターギ
ヤ20a,20bの夫々の偏位量情報、夫々のマスター
ギヤ20a,20bの回転角度情報、及び、打痕情報)
及びシャフト本体12の歪み量情報は、後述する制御ユ
ニット22に伝達され、ここで情報処理される。
【0015】具体的には、第1及び第2のギヤ部14,
16の夫々オーバボールダイヤメータを演算して、夫々
のオーバボールダイヤメータに基づき対応するギヤ部2
0a,20bのピッチ円が算出され、また、ギヤ付きシ
ャフト10の回転支持軸線(主軸)からの第1及び第2
のギヤ部14,16の夫々の偏心量に基づき、シャフト
本体12の歪み量が算出され、また、第1及び第2のギ
ヤ部14,16の夫々の歯面上の傷(打痕)の発生状態
が測定される。
【0016】一方、この測定工程が実施された後、ステ
ップS18において、測定工程で測定されたギヤ部1
4,16の夫々の形成状態の良否を判断するギヤ良否判
断工程が実行される。このギヤ良否判断工程において
は、第1及び第2のギヤ部14,16の夫々の測定され
たオーバボールダイヤメータ及びピッチ円が、夫々許容
量以上であるか否かが判断される。即ち、このギヤ良否
判断工程においては、各ギヤ部14,16についてオー
バボールダイヤメータ及びピッチ円の少なくとも一方が
許容量以上である場合には、否(NG)と判断し、共に
許容量より小さい場合には、良(OK)と判断する様に
設定されている。ここで、ギヤ良否判断工程において否
(NG)と判断されると、このギヤ部14,16は、シ
ャフト矯正装置18から取り外され、ステップS20に
おいて廃棄処理される事になる。
【0017】一方、ギヤ良否判断工程において良(O
K)と判断されると、引き続くステップS22におい
て、シャフト本体12の歪み量を矯正する必要性を判断
するシャフト矯正判断工程が実行される。即ち、このシ
ャフト矯正判断工程においては、上述した測定結果の中
の歪み量に基づき、これが、図3に示す様に、矯正しな
くとも、換言すれば、このままの状態で所定の許容範囲
(即ち、矯正不要範囲)Aにあるのか、または、矯正す
る事により所定の許容範囲にもたらされる矯正可能範囲
Bにあるか、または、矯正したとしても所定の許容範囲
にもたらされない矯正不能範囲Cにあるのかが、判断さ
れる。
【0018】このシャフト矯正判断工程において、上述
した測定工程で測定された歪み量が、矯正不能範囲Cに
あると判断される場合には、このギヤ付きシャフト10
は、シャフト矯正装置18から取り外されて、上述した
ステップS20において廃棄処理される事になる。ま
た、上述した歪み量が、矯正可能範囲Bにあると判断さ
れる場合には、ステップS24に進み、ここでギヤ付き
シャフト10がシャフト矯正装置シャフト18に取り付
けられたままの状態で、一方向からシャフト本体12を
プレスする事により、シャフト本体12の矯正動作が実
行される。一方、このシャフト矯正判断工程において、
上述した歪み量が、矯正不要範囲Aにあると判断される
場合には、ステップS26に進み、ここで第1及び第2
のギヤ部14,16の夫々の歯面における打痕の形成状
態を判断する打痕判断工程が実施される。
【0019】ここで、このステップS24における歪み
矯正工程の実施の後、上述したステップS16に復帰
し、2回目の測定工程が実施され、矯正動作後のギヤ付
きシャフト10の測定動作が実施される。尚、上述した
1回目の測定結果は、この2回目の測定動作による測定
結果により更新される様になされている。換言すれば、
常に最新の測定結果により更新される様になされてい
る。そして、引き続くステップS18において2回目の
ギヤ良否判断工程が実施されるが、2回目の測定工程に
おいては、1回目の測定工程での測定結果に基づき既に
否(NG)と判断されたギヤ付きシャフト10はステッ
プS20において廃棄処理されているので、この2回目
のギヤ良否判断工程においては、基本的には、良(O
K)と判断される事になる。
【0020】そして、引き続くステップS22において
2回目のシャフト矯正判断工程が実施される。この2回
目のシャフト矯正判断工程において上述した2回目の測
定工程で測定されたシャフト本体12の歪み量が矯正不
要範囲Aにあると判断されると、上述したステップS2
6に進み、打痕判断工程が実施される。一方、上述した
歪み量が矯正不能範囲Cにあると判断される場合には、
このギヤ付きシャフト10は、シャフト矯正装置18か
ら取り外されて、上述したステップS20において廃棄
処理される事になる。また、上述した歪み量が、再び矯
正可能範囲Bにあると判断される場合には、図示しない
警報機が作動され、作業者にギヤ付きシャフト10の取
付角度位置を180度変更させる変更動作を促す。
【0021】この様にして、作業者によりギヤ付きシャ
フト10の取り付け角度位置の180度の変更が実行さ
れると、ステップS24において、2回目の歪み矯正工
程が実施される。この2回目の歪み矯正工程の実施の
後、上述したステップS16に復帰し、3回目の測定工
程が再び実施され、2回目の矯正動作後のギヤ付きシャ
フト10の測定動作が実施される。そして、引き続くス
テップS18において3回目のギヤ良否判断工程が実施
され、基本的には上述した2回目の場合と同様に、良
(OK)と判断される事になる。
【0022】そして、引き続くステップS22において
3回目のシャフト矯正判断工程が実施される。この3回
目のシャフト矯正判断工程において、矯正不要範囲Aに
あると判断されると、上述したステップS26に進み、
打痕判断工程が実施される。一方、この3回目のシャフ
ト矯正判断工程において、矯正不能範囲Cにあると判断
される場合には、このギヤ付きシャフト10は、シャフ
ト矯正装置18から取り外されて、上述したステップS
20において廃棄処理される事になる。また、上述した
歪み量が、再び矯正可能範囲Bにあると判断される場合
には、上述した様に180度だけ取り付け状態を変更し
ても尚、矯正不要範囲Aに収束しないのであるので、図
4に示す様に、歪みの発生状態が2つの変曲点を有する
曲線で表せる状態であると判断される。ここで、この様
に歪みの発生状態が2つの変曲点を有する曲線で表せる
状態であると判断されると、これ以上、矯正動作を何回
も繰り返しても、一方向のみからのプレス動作で、歪み
を矯正する事は不可能であるので、このギヤ付きシャフ
ト10は、シャフト矯正装置18から取り外されて、上
述したステップS20において廃棄処理される事にな
る。
【0023】即ち、この一実施例においては、ステップ
S22におけるシャフト矯正判断工程において、シャフ
ト本体12の歪み量が、矯正不要範囲Aにあると判断さ
れると、初めて、ステップS26における打痕判断工程
に進み、ここで、第1または第2のギヤ部14,16の
各々の歯面に打痕があるか否かが判断される。このステ
ップS26において打痕があると判断される場合には、
このギヤ付きシャフト10は、シャフト矯正装置18か
ら取り外され、ステップS28において、例えば、作業
者の手作業によりやすりがけ等により打痕修正処理が施
され、再び、シャフト矯正装置18に装着され、上述し
たステップS16以下を実行する事により、打痕修正処
理により打痕が実質的に取り除かれた否かを検査する。
【0024】そして、上述したステップS26において
打痕が存在しない、または、実質的に取り除かれたと判
断される程度に打痕修正が行われたと判断される場合に
は、このギヤ付きシャフト10は、シャフト矯正装置1
8から取り外され、図示しないシャフト研磨装置に取り
付けられ、ステップS30において、シャフト本体12
の外周面が研磨される。具体的には、特に、図示しない
軸受ベアリングが取り付けられる部位の外周面を研磨す
る研磨工程が実施される。このステップS30における
シャフト研磨工程が終了した後、このギヤ付きシャフト
10はシャフト矯正装置から取り外され、ステップS3
2において図示しない洗浄装置に取り付けられ、洗浄処
理を施される事になる。
【0025】このステップS32における洗浄工程の終
了後、このギヤ付きシャフト10は図示しないギヤテス
タに取り付けられ、ここで、ステップS34における最
終測定工程を実施され、上述したステップS16におけ
る測定工程と同様にして、第1及び第2のギヤ部14,
16の形成状態が測定(検出)されると共に、シャフト
本体12の真直度(即ち、歪み量)が測定される。この
ステップS34における最終測定工程において測定され
たギヤ形成状態を示す情報、具体的には、第1及び第2
のギヤ部14,16に夫々噛合するマスターギヤの夫々
の偏位量情報、夫々のマスターギヤの回転角度情報、及
び、打痕情報と、シャフト本体12の歪み量情報とは、
上述した制御ユニット22に伝達され、ここで情報処理
される。
【0026】一方、この測定工程が実施された後、ステ
ップS36において、ステップS36での最終測定工程
で測定されたギヤ部14,16の夫々の形成状態、及び
シャフト本体12の歪み量の発生状態の可否を最終的に
判断する最終判断工程が実行される。この最終判断工程
において何れかの判断項目が不可(NG)と判断された
場合には、その不可と判断された項目について矯正また
は修正処理を施すことなく、そのギヤ付きシャフト10
はギヤテスタから取り外され、ステップS20において
廃棄処理される事になる。また、このステップS36で
の最終判断工程において、全ての判断項目が可(OK)
と判断された場合には、そのギヤ付きシャフト10は、
最終製品として出荷され得る状態となり、このギヤテス
タから取り外された後、次工程に運ばれて、例えば梱包
工程が実施される。
【0027】以上詳述した様に、この一実施例の製造方
法においては、ステップS30におけるシャフト研磨工
程を実施する前に、ステップS18におけるギヤ良否判
断工程御呼び捨て覆う22におけるシャフト矯正判断工
程S22を実施し、それまでに形成されたギヤ付きシャ
フト10の形成状態の可否を判断する様に構成されてい
る。換言すれば、このギヤ良否判断工程S18で第1及
び第2のギヤ部14,16のピッチ円及びオーバボール
ダイヤメータが製品として適合する範囲内にないと判断
される場合、または、シャフト矯正判断工程S22でシ
ャフト本体12の歪み量が矯正不能範囲Cにあると判断
される場合、または、シャフト矯正判断工程S22でプ
レス方向を異ならせた状態で2回目の矯正工程を実施し
ても尚、歪み量が矯正可能範囲Bにあると判断される場
合には、打痕判断やシャフト研磨を受けることなく、全
てステップS20で廃棄処理を受ける様に設定されてい
る。換言すれば、ギヤ良否判断工程S18で第1及び第
2のギヤ部14,16の形成状態が良好でありと判断さ
れ、且つ、シャフト矯正判断工程S22において、シャ
フト本体12の歪み量が矯正不要範囲Aにあると判断さ
れる場合にのみ、ステップS26における打痕判断を受
け、ステップ28において必要に応じて打痕修正処理を
受けた上で、ステップS30におけるシャフト研磨処理
を受ける様に設定されている。
【0028】この様にして、ステップS30でのシャフ
ト研磨処理は、予め、第1及び第2のギヤ部14,16
が製品として適合すると判断され、また、予め、シャフ
ト本体10の歪みが矯正され、且つ、予め、第1及び第
2のギヤ部14,16の歯面の打痕を修正されたギヤ付
きシャフト10のみを対象して、実施される様に設定さ
れている。従って、基本的に、シャフト研磨されるギヤ
付きシャフト10は、製品として適合すると予め判断さ
れたものだけとなり、シャフト研磨後ギヤテストを実施
して、ギヤの形成状態の良否22に応じて、廃棄処理を
実施していた従来と比較して、シャフト研磨済のギヤ付
きシャフト10を廃棄しなければならなくなる発生頻度
を効果的に抑制して、シャフト研磨の無駄を極力防止す
ることが出来る事になる。
【0029】特に、この一実施例においては、ステップ
S32における洗浄工程の後に、即ち、ステップS30
におけるシャフト研磨工程を経た後に、製品として適合
するか否かを判断する最終判断工程がステップS36で
実施される様に設定されており、この最終判断工程S3
6で製品として不可であると最終判断されるギヤ付きシ
ャフト10は廃棄処理される事になるが、その廃棄処理
の可能性は、換言すれば、予めシャフト研磨されたギヤ
付きシャフト10の廃棄の発生頻度は、可及的に抑えら
れ、シャフト研磨工程の実施が可及的に無駄にならず
に、作業性が向上し、且つ、生産コストの低廉化を達成
することが出来る事になる。
【0030】また、従来、シャフト矯正の為の歪み量測
定と、最終判断の為のギヤテストとを別々に実施する様
に構成されていたが、この歪み量の測定の為の偏心量の
計測と、ギヤテストにおける各ギヤ部の偏心量の計測と
は、実質的に、同じ計測動作を実行する事により得られ
る値である。即ち、従来においては、同じ偏心量測定を
2回繰り返し実行する無駄があった。しかしながら、こ
の一実施例においては、シャフト矯正工程S24の前に
測定工程S16を実行する様に設定する事により、この
測定工程S16のみで偏心量を測定すれば良く、タクト
タイムの短縮化を図ることが出来、作業性の向上を達成
することが出来る事になる。
【0031】また、第1及び第2のギヤ部14,16の
形成状態の良否判断と、シャフト本体12の歪み量の矯
正判断とが、同一の測定結果を利用して実行しているの
で、測定データの管理が簡単となり、精度の向上を図る
ことが出来る事になる。また、上述した様にステップS
24における歪み矯正工程で矯正したシャフト本体12
を、そのままの状態で、再び、ステップS16の測定工
程で、再測定することが出来る為、矯正動作の信頼性を
向上することが出来る事になる。
【0032】この発明に係わる製造方法は、上述した手
順に限定されることなく、この発明の要旨を逸脱しない
範囲で種々変形可能である事は言うまでも無い。例え
ば、上述した一実施例においては、ステップS34及び
ステップS36において、最終測定工程及び最終判断工
程を順次実行する様に説明したが、この発明は、この様
な手順に限定されることなく、この最終測定工程及び最
終判断工程を実施することなく省略しても、既に、ステ
ップS16乃至ステップS26でシャフト本体12の歪
み量の発生状態、及び、第1及び第2のギヤ部14,1
6乃木や形成状態を測定し、その良否を判断しているも
のである為、実質的に問題のないものである。唯、この
様に、ステップS24及びステップS36を実施する事
により、ステップS30及びステップS32においてシ
ャフト研磨工程及び洗浄工程が実施されている間に発生
した予期せぬ欠陥、例えば、ギヤ付きシャフト10を落
下させる事によるシャフト本体10での新たな歪みの発
生や、第1または第2のギヤ部14,16の歯面への工
具の落下に伴う新たな打痕の発生を、確実に発見し、そ
れらの欠陥を有する事になったギヤ付きシャフト10を
効果的に除外させることが出来る事になる。
【0033】また、上述した一実施例においては、ステ
ップS36における最終判断工程において不可(NG)
と判断されたギヤ付きシャフト10は、廃棄処理される
様に説明したが、再度、矯正処理、または、修正処理を
施す様に構成しても良い事は言うまでも無い。
【0034】また、上述した一実施例においては、ギヤ
付きシャフト10は、第1及び第2のギヤ部14,16
の2枚のギヤを有する様に説明したが、この発明に適用
されるギヤ付きシャフトは、このような構成に限定され
ることなく、1枚のギヤ部を有する構成にも適用され得
るし、要は、任意枚数のギヤ部を有するギヤ付きシャフ
トに適用され得るものである事は言うまでも無い。
【0035】次に、上述した測定工程S16から打痕判
断工程S26まで手順を一括して実行するシャフト矯正
装置18の構成を概略的に説明する。尚、この一実施例
においては、このシャフト矯正装置18は、ギヤ付きシ
ャフト10のシャフト本体12の歪みを測定し、その歪
みを矯正する機能を有する共に、各ギヤ14,16の形
成状態を判断する為のギヤテスト機能を有する状態で構
成されている。
【0036】即ち、図5及び図6に示す様に、このギヤ
テスト機能を有するシャフト矯正装置18は、図示しな
い土台上に据えつけられるフレーム24を備えている。
このフレーム24の両側には、ギヤ付きシャフト10を
主軸回りに回動自在に支持するシャフト支持機構26
a,26bが取り付けられている。また、このフレーム
24には、図5に示す様に、シャフト支持機構26a,
26bに回動自在に支持されたギヤ付きシャフト10の
第1及び第2のギヤ部14,16の形成状態、及び、シ
ャフト本体12の歪み量を測定(ギヤテスト)する為の
ギヤテスト機構28が備えられ、また、図6に示す様
に、このギヤテスト機構28の検出(測定)結果に基づ
き、シャフト支持機構に支持されたギヤ付きシャフト1
0のシャフト本体12の所定部位を一方向からプレスし
て、その歪みを除去して、実質的に真直状態に矯正する
シャフト矯正機構30とが備えられている。
【0037】ここで、このギヤテスト機構28は、図5
に示す様に、第1及び第2のギヤ部14,16に夫々噛
合するマスターギヤ20a,20bと、これらマスター
ギヤ20a,20bを、上述した主軸と平行な回動軸線
回りに夫々回動自在に、且つ、対応する第1及び第2の
ギヤ部14,16に対して進退自在に夫々支持するマス
ターギヤ支持機構32a,32bと、これらマスターギ
ヤ20a,20bを対応する第1及び第2のギヤ部1
4,16に噛合する方向に夫々付勢する第1及び第2の
スプリング34a,34bと、両マスターギヤ支持機構
32a,32bにおけるマスターギヤ20a,20bの
基準位置からの変位量を夫々検出する第1及び第2の検
出器(変位センサ)36a,36bと、第1のマスター
ギヤ20aと同軸に固定された従動ギヤ38と、この従
動ギヤ38に噛合する駆動ギヤ40がモータ軸42aに
固定され、第1のマスターギヤ20aを回転駆動する為
の駆動モータ42と、第1及び第2のマスターギヤ20
a,20bの夫々の回転角度位置を検出する第1及び第
2の回転センサ44a,44bとを概略備えている。
【0038】また、シャフト矯正機構30は、図6に示
す様に、フレーム24の下部上に取り付けられ、ギヤ付
きシャフト10のシャフト本体12の両端を下方から支
持する為の一対の支持台46a,46bと、後述する演
算結果に基づき、シャフト本体12の歪みを解消させる
為にシャフト本体12の所定部位を上方からプレスする
為のプレス部48とを備えている。ここで、両支持台4
6a,46bは、上述したギヤテスト機構28において
測定動作が実行されている場合には、シャフト本体12
から下方に押し下げられている。尚、シャフト矯正動作
に伴い、両支持台46a,46bは上方に持ち上げら
れ、且つ、シャフト支持機構26a,26bはシャフト
本体12の回転支持状態を解除されて、シャフト本体1
2はその両端を支持台46a,46bにより独立した状
態で支持される事になる。また、プレス機構48は、上
述した主軸に平行に移動可能に支持され、図示しない移
動機構により、後述する演算結果に基づき、シャフト本
体12の主軸方向に沿う任意の位置の直上方に移動され
る様になされている。更に、このプレス機構48は、任
意のプレス力でシャフト本体12を押し下げるこことが
出来る様に構成されている。
【0039】一方、このギヤテスト機構28は、上述し
た制御ユニット22に接続され、検出情報をこの制御ユ
ニット22に伝送して、ここで上述した情報処理を受け
る様になされている。即ち、この制御ユニット22は、
図7に示す様に、ギヤテスト機構28から伝送されて来
た第1及び第2のギヤ部14,16の夫々のギヤ形成状
態を示す情報(具体的には、第1及び第2の変位センサ
36a,36bから出力されて来た所の第1及び第2の
マスターギヤ20a,20bの夫々の変位量情報、及
び、第1及び第2の回転センサ44a,44bから出力
されて来た所の第1及び第2のマスターギヤ20a,2
0bの回転角度情報)をアンプ50を介して増幅し、ギ
ヤテスト制御部52とシャフト矯正制御部54とに伝達
する様に構成されている。
【0040】このギヤテスト制御部52においては、こ
こに伝達されて来た検出情報に基づき、第1及び第2の
ギヤ部14,16の夫々のギヤ形成状態を示す情報、即
ち、第1及び第2のギヤ部14,16のオーバボールダ
イヤメータ及び夫々のピッチ円を演算するギヤ情報演算
部52Aと、夫々の歯面上の傷(打痕)の発生状態を検
出する歯面状態検出部52Bとを備えている。また、こ
のギヤテスト制御部52は、基準となるピッチ円の値及
びオーバボールダイヤメータの値を設定する為の基準ギ
ヤ情報設定部52Cと、基準となる歯面状態を設定する
基準歯面状態設定部52Dとを更に備えている。ここ
で、基準ギヤ情報設定部52Cで設定された基準ピッチ
円及び基準オーバボールダイヤメータとギヤ情報演算部
52Aで演算された実際の(即ち、測定された)ピッチ
円及びオーバボールダイヤメータとはギヤ良否判断部5
2Eにおいて比較され、この測定したピッチ円及びオー
バボールダイヤメータが、ギヤ付きシャフト10を製品
として出荷するに適するか否かを判断される様に構成さ
れている。このギヤ良否判断部52Eでの判断情報はギ
ヤ良否信号処理部52Fで信号処理され、このギヤ良否
信号処理部52Fからの信号は、出力部52Gを介して
表示部56に出力されるように構成されている。即ち、
この表示部56では、上述したギヤ良否判断部52Fで
の第1及び第2のギヤ部14,16が製品として適合す
るか否かについての判断結果が表示されると共に、製品
として不適(NG)であると判断された場合に、その演
算結果が表示される様に設定されている。
【0041】一方、このギヤテスト制御部52において
は、基準歯面状態設定部52Dで設定された基準歯面状
態と歯面状態検出部52Bで演算された実際の(即ち、
測定された)歯面状態とは打痕修正判断部52Hにおい
て比較され、この打痕修正判断部52Hは、この測定し
た歯面状態に修正すべき打痕が存在するか否か、また、
存在するならばその存在位置はどこかを判断される様に
構成されている。この打痕修正判断部52Hは、上述し
た表示部56に接続されると共に、その判断情報は打痕
修正信号処理部52Iで信号処理され、この打痕修正信
号処理部52Iからの信号は、出力部52Jを介して上
述した表示部56に出力されるように構成されている。
即ち、この表示部56では、上述した打痕修正判断部5
2Hでの修正すべき打痕の有無に関する判断結果が表示
されると共に、修正すべき打痕が存在すると判断された
場合に、その演算結果(即ち、打痕のサイズ及びその位
置)が表示される様に設定されている。
【0042】一方、上述したシャフト矯正制御部54
は、ここに伝達されて来た検出情報に基づき、シャフト
本体12の主軸からの変位量、最大変位が発生している
軸方向位置、及び、最大変位が発生している中心軸回り
の角度位置を演算するシャフト矯正演算部54Aと、シ
ャフト矯正動作の実行回数(即ち、矯正回数をカウント
する為の矯正回数カウント部54Bとを備えている。ま
た、このシャフト矯正制御部54は、このシャフト矯正
演算部54Aの演算結果から求められたシャフト本体1
2の歪み量と、矯正回数カウンタ54Bでカウントした
矯正回数とに基づき、シャフト本体12の矯正動作の必
要性を判断するシャフト矯正判断部54Cを更に備えて
いる。このシャフト矯正判断部54Cは、上述した表示
部56に接続されると共に、その判断情報はシャフト矯
正信号処理部54Dで信号処理され、このシャフト矯正
信号処理部54Dからの信号は、出力部54Eを介して
上述した表示部56に出力されるように構成されてい
る。即ち、この表示部56では、上述したシャフト矯正
判断部54Cでのシャフト本体12に対する矯正動作の
必要の有無に関する判断結果が表示されると共に、矯正
すべき歪みが存在すると判断された場合に、その演算結
果(即ち、矯正位置、矯正方向、及び矯正の為に必要と
なるプレス力)が表示される様に設定されている。ま
た、この演算結果は、上述したシャフト矯正機構に伝達
され、ここでのシャフト矯正動作の基礎データとして用
いられる様に設定されている。
【0043】この様に構成されたシャフト矯正装置18
において、上述した測定工程S16から打痕判断工程S
26までが実行される事になる。尚、この発明に係わる
ギヤ付きシャフト製造方法は、上述した構成のシャフト
矯正装置18に適用される事に限定されることなく、上
述した測定工程S16から打痕判断工程S26までが実
行されるものであれば、どのような構成にも適用される
事は言うまでも無い。
【0044】
【発明の効果】以上詳述した様に、この発明に係わるギ
ヤ付きシャフトの矯正装置は、フレームと、このフレー
ムに取り付けられ、ギヤ付きシャフトにおけるシャフト
部の歪み量及びギヤ部の偏心量、オーバボールダイヤメ
ータ並びに打痕を測定する測定手段と、前記フレームに
取り付けられ、前記測定手段での測定結果の中のシャフ
ト部の歪み量に基づき、このシャフト部を実質的に真直
状に矯正する矯正手段と、前記測定手段での測定結果中
のギヤ部の偏心量及びオーバボールダイヤメータに基づ
き、このギヤ付きシャフトの廃棄を判断する第1の判断
手段と、前記測定手段での測定結果中のギヤ部の打痕に
基づき、このギヤ付きシャフトの歯面の修正の要否を判
断する第2の判断手段とを具備する事を特徴としてい
る。
【0045】また、この発明に係わるギヤ付きシャフト
の製造方法は、ギヤ付きシャフトのギヤ部を所定のプロ
フィルに歯切りする歯切り工程と、この歯切り工程の
後、ギヤ付きシャフトの所定部分を焼き入れする焼き入
れ工程と、この焼き入れ工程の後、シャフト部の歪み量
及び歯切りされた前記ギヤ部の少なくともピッチ円及び
打痕を検出する測定工程と、この測定工程での少なくと
もピッチ円の測定結果に基づき、前記ギヤ部のNGを判
断するギヤNG判断工程と、前記測定工程での歪み量の
測定結果に基づき、シャフトの矯正の必要性を判断する
シャフト矯正判断工程と、前記測定工程での打痕の測定
結果に基づき、打痕修正の必要性を判断する打痕判断工
程とを具備する事を特徴としている。
【0046】また、この発明に係わるギヤ付きシャフト
の製造方法は、前記シャフト矯正判断工程で、矯正可能
と判断されるシャフト部を、その歪み量が実質的に解消
される様に矯正する歪み矯正工程を更に具備する事を特
徴としている。
【0047】従って、この発明によれば、ギヤ付きシャ
フトの製造に際して必要となる設置スペースの省スペー
ス化、及び、設備コストの低廉化を図る事の出来るギヤ
付きシャフトの矯正装置が提供される事になる。また、
この発明によれば、シャフト研磨工程の前の段階で、シ
ャフト研磨する必要性を事前に判断する事により、本
来、廃棄せざるを得ないと判断されるギヤ付きシャフト
への無用なシャフト研磨を排除して、作業性を向上させ
る事、及び、製造コストの低廉化を達成する事の出来る
ギヤ付きシャフトの製造方法が提供される事になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる製造方法の一実施例が適用さ
れると共に、この発明に係わる矯正装置で矯正されるギ
ヤ付きシャフトの構成を示す斜視図である。
【図2】この発明に係わるギヤ付きシャフトの製造方法
の一実施例の手順を示すフローチャートである。
【図3】研磨判断工程において用いられるピッチ円の値
の許容範囲との関係を示す線図である。
【図4】矯正不能なギヤ付きシャフトのシャフト本体の
歪み発生状態を概略的に示す図である。
【図5】このギヤ付きシャフトの製造方法が適用される
所の、この発明に係わるシャフト矯正装置の構成を概略
的に示す平面図である。
【図6】図5に示すシャフト矯正装置の構成を概略的に
示す立面図である。
【図7】このシャフト矯正装置に接続される制御ユニッ
トの構成を示すブロック図である。
【図8】従来におけるギヤ付きシャフトの製造方法の一
態様を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 ギヤ付きシャフト 12 シャフト本体 14 第1のギヤ部 16 第2のギヤ部 18 シャフト矯正装置 20a;20b マスターギヤ 22 制御ユニット 24 フレーム 26a;26b シャフト支持機構 28 ギヤテスト機構 30 シャフト矯正機構 32a;32b マスターギヤ支持機構 34a;34b スプリング 36a;36b 変位センサ 38 従動ギヤ 40 駆動ギヤ 42 駆動モータ 42a モータ軸 44a;44b 回転センサ 46a;46b 支持台 48 プレス部 50 アンプ 52 ギヤテスト制御部 52A ギヤ情報演算部 52B 歯面状態検出部 52C 基準ギヤ情報設定部 52D 基準歯面状態設定部 52E ギヤ良否判断部 52F ギヤ良否信号処理部 52G 出力部 52H 打痕修正判断部 52I 打痕修正信号処理部 52J 出力部 54 シャフト矯正制御部 54A シャフト矯正演算部 54B 矯正回数カウント部 54C シャフト矯正判断部 54D シャフト矯正信号処理部 54E 出力部 56 表示部である。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレームと、 このフレームに取り付けられ、ギヤ付きシャフトにおけ
    るシャフト部の歪み量及びギヤ部の偏心量、オーバボー
    ルダイヤメータ並びに打痕を測定する測定手段と、 前記フレームに取り付けられ、前記測定手段での測定結
    果の中のシャフト部の歪み量に基づき、このシャフト部
    を実質的に真直状に矯正する矯正手段と、 前記測定手段での測定結果中のギヤ部の偏心量及びオー
    バボールダイヤメータに基づき、このギヤ付きシャフト
    の廃棄を判断する第1の判断手段と、 前記測定手段での測定結果中のギヤ部の打痕に基づき、
    このギヤ付きシャフトの歯面の修正の要否を判断する第
    2の判断手段とを具備する事を特徴とするシャフト矯正
    装置。
  2. 【請求項2】前記測定手段は、 ギヤ付きシャフトのギヤ部に噛合可能に、且つ、このギ
    ヤ部に対して進退自在に設けられたマスターギヤと、 このマスターギヤを前記ギヤ部に噛合する様に付勢する
    付勢手段と、 前記マスターギヤを回転駆動する駆動手段と、 この駆動手段により回転駆動されたマスターギヤの前記
    ギヤ部に対する進退移動量を測定する変位センサーとを
    備える事を特徴とする請求項1に記載のシャフト矯正装
    置。
  3. 【請求項3】前記マスターギヤは、ギヤ付きシャフトに
    備えられたギヤ部の配設数に対応して配設される事を特
    徴とする請求項2に記載のシャフト矯正装置。
  4. 【請求項4】前記駆動手段は、複数配設されたマスター
    ギヤの中の1つのマスターギヤを回転駆動する事を特徴
    とする請求項3に記載のシャフト矯正装置。
  5. 【請求項5】ギヤ付きシャフトのギヤ部を所定のプロフ
    ィルに歯切りする歯切り工程と、 この歯切り工程の後、ギヤ付きシャフトの所定部分を焼
    き入れする焼き入れ工程と、 この焼き入れ工程の後、シャフト部の歪み量及び歯切り
    された前記ギヤ部の少なくともピッチ円及び打痕を検出
    する測定工程と、 この測定工程での少なくともピッチ円の測定結果に基づ
    き、前記ギヤ部のNGを判断するギヤNG判断工程と、 前記測定工程での歪み量の測定結果に基づき、シャフト
    の矯正の必要性を判断するシャフト矯正判断工程と、 前記測定工程での打痕の測定結果に基づき、打痕修正の
    必要性を判断する打痕判断工程とを具備する事を特徴と
    するギヤ付きシャフトの製造方法。
  6. 【請求項6】前記ギヤNG判断工程で、NGと判断され
    たギヤ部を有するギヤ付きシャフトは、廃棄される事を
    特徴とする請求項5に記載のギヤ付きシャフトの製造方
    法。
  7. 【請求項7】前記シャフト矯正判断工程で、矯正不能と
    判断されたシャフト部を有するギヤ付きシャフトは、廃
    棄される事を特徴とする請求項5に記載のギヤ付きシャ
    フトの製造方法。
  8. 【請求項8】前記シャフト矯正判断工程で、矯正可能と
    判断されるシャフト部を、その歪み量が実質的に解消さ
    れる様に矯正する歪み矯正工程を更に具備する事を特徴
    とする請求項5に記載のギヤ付きシャフトの製造方法。
  9. 【請求項9】前記歪み矯正工程の実行された後、前記測
    定工程が再び実行される事を特徴とする請求項8に記載
    のギヤ付きシャフトの製造方法。
  10. 【請求項10】前記打痕判断工程で、打痕があると判断
    されたギヤ部の歯面は、修正処理を施される事を特徴と
    する請求項5に記載のギヤ付きシャフトの製造方法。
  11. 【請求項11】前記シャフト矯正判断工程は、前記ギヤ
    NG判断工程の後に実行される事を特徴とする請求項5
    に記載のギヤ付きシャフトの製造方法。
  12. 【請求項12】前記打痕判断工程は、前記シャフト矯正
    判断工程の後に実行される事を特徴とする請求項5に記
    載のギヤ付きシャフトの製造方法。
  13. 【請求項13】前記測定工程と、 この測定工程と、ギヤNG判断工程と、シャフト矯正判
    断工程と、打痕判断工程とは、同一の矯正装置において
    実行される事を特徴とする請求項5に記載のギヤ付きシ
    ャフトの製造方法。
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