JPH0618598A - プリント配線板の検査治具 - Google Patents

プリント配線板の検査治具

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JPH0618598A
JPH0618598A JP4199142A JP19914292A JPH0618598A JP H0618598 A JPH0618598 A JP H0618598A JP 4199142 A JP4199142 A JP 4199142A JP 19914292 A JP19914292 A JP 19914292A JP H0618598 A JPH0618598 A JP H0618598A
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直哉 小林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プローブの触針の細径化と損傷防止に対応で
き,検査器との接続が容易で,かつプローブ,コンタク
トピンの再利用が可能な,プリント配線板の検査治具を
提供すること。 【構成】 ガイド板8にスライド可能に装着したコンタ
クトピン3と,ピンボード88に挿入したプローブ1を
有する。プローブ1は,弾性的に進退可能に装着した触
針2を有する。触針2は,コンタクトピン3の頭部に当
接させる。検査器18とプローブ1との間にコネクタボ
ード19と端子ボード4とを設ける。端子ボード4を介
してプローブ1に接続したリードワイヤー15と,コネ
クタボード19に接続したリード線16とを,中継コネ
クタ5により接続する。コンタクトピン3を配線回路7
1に当接させて検査する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,プリント配線板の検査
治具,特に高密度配線回路の検査に対して優れた効果を
発揮するプローブ回りの構成,及び検査器との電気的接
続と取外しとを容易にする端子ボード周りの構造に関す
る。
【0002】
【従来技術】プリント配線板における配線回路を,電気
導通の有無により検査する方法,及びその装置として
は,種々のものが提案されている(例えば,特公平2−
44035号公報,特開昭56−110060号公
報)。そして,従来用いられている,プリント配線板の
検査治具としては,図13及び図14に示すごとく,プ
リント配線板7の配線回路75に対して,プローブ9の
触針92を当接させることにより,電気導通の有無を検
査するものである。
【0003】該検査治具は,プローブの先端のガタツキ
を防止するためのガイド板8と,プローブ9を保持する
ためのピンボード88と,両者を貫通させて装着したプ
ローブ9とよりなる。プローブ9は,図14にも示すご
とく,パイプ状のソケット91と触針92とを有する。
ソケット91は,ピンボード88の貫通孔881内に挿
通固定されている。一方,触針92はガイド板8のガイ
ド孔81内に,進退可能に挿通されている。そして,触
針92は,その上部にプランジャー920を有する。該
プランジャー920は,チューブ25の内腔内に,スプ
リングバネ(図示略)を介して,進退可能に装着されて
いる。
【0004】上記プローブ9の上端は,電気導通を検出
するための検査器にリードワイヤーを経由して電気的に
接続されている。この場合,プローブ上端とリードワイ
ヤーとの接続は,半田付によってなされることが多い。
なお,ガイド板8は,ソケット91の下端を配置するた
めの凹部82を有する。また,上記プローブ9は,被検
査体としてのプリント配線板7の配線回路75に対応し
た位置に設けてある。また,ガイド板8とピンボード8
8とは一体的に固定してある。
【0005】そして,配線回路の電気導通の検査に当た
っては,プリント配線板7の上下より,上記ガイド板8
及びピンボード88を下降及び上昇させ,プローブ9の
触針92を配線回路75の触針用パッド(以下省略)に
当接させる。このとき,当該配線回路75が断線又はシ
ョートを生じていない場合には,正常な電気導通が得ら
れる。これにより,各配線回路75の良否が判定でき
る。
【0006】また,上記において触針92の先端921
を配線回路75に当接させた際には,触針92はガイド
板8のガイド孔81に沿ってソケット91側へ後退し,
そのプランジャー920がソケット91内に侵入する。
これは,触針92の先端921を保護するためである。
なお,図13において,符号87,886はノックピン
891の挿入穴,871,885は,位置決めピン89
2の挿入穴である。
【0007】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来の検
査治具には,次の問題がある。即ち,近年は,プリント
配線板における配線回路の高密度化が進み,配線回路の
端部であるパッドのピッチがますます狭くなっている。
例えば,このピッチは,従来は0.65mm程度であっ
たが,高密度配線回路においては0.3mmと狭くなっ
ている。
【0008】そこで,これに対応するため,プローブ9
の配列ピッチを狭くする必要があるため,プローブ自体
の大きさ(直径)も小さくする必要がある。そして,現
在使用されているプローブ9においても,そのソケット
91の外径は約1ミリであり,また触針92の直径は
0.5mmと細径である。
【0009】また,従来の検査治具においては,検査に
当たって,触針92の先端921を直接に配線回路75
に当接させている。また,その当接の際には,上記のご
とく,触針92がガイド板8のガイド穴81内をスライ
ドして後退する。そして,検査後は,触針92は,ソケ
ット91内に設けたスプリングバネによって,再び元の
位置へ突出させられる。そのため,触針92は,検査の
度毎にガイド孔81内を摺動することになる。
【0010】それ故,触針92が摩耗し易い。また,こ
の摩耗を防止するためガイド孔81の径を大きくする
と,触針92との間のクリアランスが大きくなり,触針
92の先端921がガタつき,検査不良を生ずることが
ある。また,触針92は,ピンボード88に固定された
ソケット91内に挿入されている。そのため,ソケット
91と触針92とガイド孔81の軸芯は同一にしなけれ
ばならない。それ故,上記ガイド孔81は,細径の触針
92を円滑にスライドさせるために,上記軸芯が一致す
るように寸法精度良く,穴明けを行う必要がある。
【0011】また,触針92は,ソケット91内とガイ
ド孔81内を,同軸線状にスライドすると共に,その先
端921が配線回路75と直接に当接するため,上記軸
芯ズレと当接による損傷を受け易い。上記のごとく,従
来の検査治具においては,配線回路の高密度化に伴っ
て,特にプローブの触針92の細径化と損傷,ガイド孔
81の穴明精度等に問題がある。
【0012】また,プローブの上端は,リードワイヤー
を経由して検査器に電気的に接続され,検査回路が電気
的に閉路される。そして,従来は,数10〜数1000
本という多大の数のプローブの上端とリードワイヤーと
は半田付により接続されており,リードワイヤーの他端
は検査器に接続されている。
【0013】一方,プリント配線板が変わる毎にプロー
ブの配列パターンが変わるから,プローブ回りのいわゆ
る検出部はプリント配線板毎に交換する必要がある。そ
のため,この交換時には,プローブとリードワイヤーと
の間の多大の数の上記半田付けを外さなければならず,
その取外し作業は大きな工数を必要とする。また,新し
い検査回路に応じて再び多数のリードワイヤーとプロー
ブとの半田付けをしなければならない。
【0014】また,プローブは上記のごとく,細径部品
であるため,高価な精密加工部品である。そのため,被
検査体の配線回路が変わる毎に新しいプローブを使用す
ることはコスト高となる。そのため,プローブが再利用
可能なことも切望されている。本発明はかかる従来の問
題点に鑑み,プローブの触針の細径化と損傷防止に対応
でき,検査器との電気的接続と取外しも容易で,かつプ
ローブの再利用ができるプリント配線板の検査治具を提
供しようとするものである。
【0015】
【課題の解決手段】本発明は,プリント配線板における
配線回路を電気導通の有無により検査する検査治具であ
って,該検査治具は,ガイド板と,ピンボードと,上記
配線回路に当接させるためのコンタクトピンと,該コン
タクトピンに当接させるための触針を内蔵したプローブ
とよりなり,かつ上記コンタクトピンは上記ガイド板に
進退可能に装着され,また上記触針はプローブに弾性的
に進退可能に内蔵されており,検査器に接続されたコネ
クタボードと上記プローブとの間には,端子ボードとリ
ードワイヤーとリード線とを有し,端子ボードはプロー
ブ端子と対向するピン穴を有し,リードワイヤーは,一
端に上記端子ボードのピン穴に装着した端子ピンを有す
ると共に他端には導体露出部を形成しており,リード線
は,一端がコネクタボードに接続されていると共に他端
にはリードワイヤーを着脱することができる中継コネク
タを有することを特徴とするプリント配線板の検査治具
にある。
【0016】本発明において最も注目すべき第1の点
は,上記従来例の前記プローブをいわば2組に分割し,
コンタクトピンとプローブとに構成したこと,該コンタ
クトピンを配線回路に当接させ,一方プローブの触針は
コンタクトピンに当接させるよう構成したことである。
【0017】即ち,プリント配線板と対面するガイド板
には進退可能にコンタクトピンを装着し,上記ガイド板
に面するピンボードにはプローブを固定する。そして,
該プローブには,弾性的に進退可能に触針を内蔵する。
このように,触針を内蔵させる手段としては,触針をチ
ューブ内に弾性的に保持し,これらをソケット内に装着
する手段がある(図4,5参照)。また,プローブ内
に,直接触針を挿入して弾性的に保持させる手段もあ
る。上記弾性的に保持する手段としては,スプリングバ
ネがある。
【0018】また,コンタクトピンはガイド板のガイド
孔に進退可能に装着する。コンタクトピンは,配線回路
に当接させる先端を有すると共に,その反対側に触針を
当接させる当接部を有する。該当接部は,コンタクトピ
ンの本体よりも大きな径を有する頭部を有することが好
ましい。また,該当接部には,触針の当接を確実にする
ために,曲面凹部を設けることが好ましい(図6参
照)。
【0019】また,本発明の検査治具においては,ガイ
ド板及びピンボードに本発明に関する上記構成のコンタ
クトピン及びプローブを設けると共に,プリント配線板
の配線回路が高密度でない部分を検査するために,上記
従来例と同様の比較的大径のプローブピンを併設するこ
ともできる。
【0020】また,本発明において他に注目すべきこと
は,プローブと検査器とを電気的に接続する手段とし
て,検査器に接続されたコネクタボードと上記プローブ
との間に,端子ボードとリードワイヤーとリード線とを
設けて接続するようにしたことであり,またリード線に
は中継コネクタを取付けたことである。
【0021】即ち,ピンボードの外部には,ピンボード
に対して着脱可能な端子ボードを設けている。該端子ボ
ードのピン穴には端子ピンが装着されていて,端子ボー
ドをピンボードに装着したときプローブのプローブ端子
と端子ピンとが当接し,両者が接続されるように形成し
てある。また,リードワイヤーは,その一端が上記端子
ピンに接続されていると共に,他端には導体露出部を形
成している。
【0022】一方,検査器の外部にはコネクタボードを
設けており,検査器の検出信号入力端子にはコネクタボ
ードが接続されている。またリード線は,その一端がコ
ネクタボードに接続されていると共に,他端には,中継
コネクタが取付けられている。上記中継コネクタは,リ
ードワイヤーの導体露出部を着脱することのできる構造
を有している。
【0023】また,中継コネクタには,リード線が接続
されているコネクタボードの端子ナンバー又は端子位置
等を識別するための表示を設けることが好ましい。上記
表示としては,色彩,文字,数字,記号,凹凸模様,更
には中継コネクタ自体の長さ,断面形状などの識別表示
マークがある。これにより,リードワイヤーとリード線
との接続作業が容易となり,また誤接続を防止できる。
【0024】
【作用及び効果】本発明の検査治具においては,ガイド
板にコンタクトピンを,ピンボードにプローブを設け,
コンタクトピンをプリント配線板の配線回路に当接さ
せ,プローブの触針はコンタクトピンに当接させるよう
構成している。即ち,本発明においては,ガイド孔内を
スライドして配線回路に当接する部分(コンタクトピ
ン)と,電気導通の検出端であるプローブとを2つに分
けた構成としている。 そのため,コンタクトピンの進
退と,プローブの触針の進退とは独立した状態にある。
【0025】それ故,ピンボードに固定したプローブ
と,その内部に挿入した触針と,コンタクトピンが進退
するガイド板のガイド孔との3つの軸芯を,高精度で一
致させる必要がない。したがって,ガイド孔の軸芯の孔
明けは,プリント配線板の配線回路に一致させて穿設す
れば良く,従来のごとく高精度が要求されず,穿設容易
である。また,ガイド孔はコンタクトピンのみの円滑ス
ライドを可能とすれば良いので,細径のものを設けるこ
とができ,コンタクトピンのガタつきも小さくすること
ができる。また,コンタクトピンが摩耗した際には,容
易に,しかも安価に交換することができる。
【0026】また,プローブは,直接に配線回路に当接
させないので,従来のごとく損傷を受けることがない。
また,コンタクトピンは,配線回路に直接当接しガイド
孔内をスライドするが,従来のプローブの触針のごと
く,ガイド孔とプローブのソケット内の両方を直線状に
進退することがないので,軸芯ズレ等により損傷を受け
ることがない。
【0027】また,上記のごとく,コンタクトピンとプ
ローブとに分割構成し,検査時における両者の進退に無
理を生じないようにしたので,両者を細径化することも
できる。そのため,高密度配線回路の検査も容易であ
る。また,プローブは,0.1〜0.3mmという細い
内径のソケット内に,弾性的に,進退可能に装着した構
成である。そのため,高価な精密部品であるが,上記の
ごとく損傷がないため,検査治具もコスト安となる。
【0028】また,本発明の検査治具は,検査器とプロ
ーブ回りのいわゆる検出部との電気的接続が容易であ
る。即ち,前記のように,リードワイヤーに取付けた端
子ピンがプローブ端子に接続されており,リード線はコ
ネクタボードを経由して検査器に接続されている。従っ
てリード線を接続した中継コネクタに,リードワイヤー
の導体露出部を着脱することにより,検査器とプローブ
とが容易に,接続又は遮断される。
【0029】また,中継コネクタとリードワイヤーの接
続は,コネクタによる接続であるから,半田付による着
脱に比べて接続作業が極めて容易である。そのため,検
査対象のプリント配線板の変更に伴う検出部の交換が極
めて容易である。また,本発明では,プローブと端子ピ
ンとは圧接して接続され,プローブにはワイヤー等が取
付けられていない。即ち,端子ボードをピンボードから
取外すことにより,プローブの上部は開放され障碍物が
ない。従って,プローブをピンボードから取外すことは
容易である。
【0030】また,前記のようにコンタクトピンの取外
しも容易である。従って精密加工部品であり,高価なプ
ローブ及びコンタクトピンをピンボード及びガイド板よ
り取り外して,他の検出部に取付けて再利用することが
容易である。したがって,本発明によれば,プローブの
触針の細径化と損傷防止に対応でき,また検査器との電
気的接続と取外しが容易で,かつプローブ及びコンタク
トピンの再利用ができる,プリント配線板の検査治具を
提供することができる。
【0031】
【実施例】
実施例1 本発明の実施例にかかる,プリント配線板の検査治具に
つき,図1〜図10を用いて説明する。なお,全体の構
成を,コンタクトピン3をプリント配線板7と当接させ
て,プローブ1の上端に信号を伝える検出部と,プロー
ブ1の上端からリードワイヤー15,中継コネクタ5,
リード線16,コネクタボード19を経由して検査器1
8に至る中継部とに分けて説明する。
【0032】本例の検査治具の検出部は,図1〜図3に
示すごとく,ガイド板8とピンボード88と,配線回路
71と当接させるためのコンタクトピン3と,該コンタ
クトピン3に当接させるための触針2を内蔵したプロー
ブ1とよりなる。また,上記コンタクトピン3は,上記
ガイド板8に進退可能に装着され,また上記触針2はプ
ローブ1のソケット11内に弾性的に進退可能に内蔵さ
れている。
【0033】上記配線回路71は,プリント配線板7に
おいて高密度配置されたものである。上記ガイド板8と
ピンボード88とは,従来と同様にノックピン891に
より,脱着可能に,一体的に結合されている。ガイド板
8は,図1〜3,図7,図8に示すごとく,コンタクト
ピン3を,進退可能に装着するための多数のガイド孔8
5と,開口溝86を有する。また,ピンボード88は,
図2,3に示すごとく,プローブ1のソケット11を挿
通固定するための貫通孔882を有する。
【0034】上記コンタクトピン3は,図2,図3,図
6に示すごとく,配線回路71に当接させるための先端
31と,触針2を当接させるための当接部としての,頭
部32を有する。また,該頭部32は,曲面凹部321
を有する(図6)。また,プローブ1は,図2〜図5に
示すごとく,ソケット11とその中へ進退可能に挿通し
た触針2とからなる。ソケット11は,図4に示すごと
く,中空パイプであり,触針2の挿入側にフランジ11
0を有する。また,プローブ1の上端12は,端子ボー
ド4に装着された端子ピン42と1対1に対向している
(図1)。
【0035】一方,触針2は,図4,図5に示すごと
く,チューブ25内に進退可能に装着されている。即
ち,触針2は,図5に示すごとく,上部に触針2とほぼ
同径のガイド柱22を有し,両者の間には細径の連結部
21を有する。そして,チューブ25の中に,まずスプ
リングバネ23を入れ,次いで上記触針2を挿入した
後,上記触針の連結部21の外側部分において,チュー
ブ25のかしめを行い,かしめ部251を形成する。
【0036】これにより,触針2は,チューブ25内に
おいて,上記スプリングバネ23により弾性的に,進退
可能に装着される。なお,符号252は,チューブ25
の上端部に設けた,スプリングバネ23の上端を当接さ
せるためのかしめ部である。そして,このように構成し
た触針2は,上記図4に示すごとく,ソケット11の中
空部111内へ挿入する。このとき,触針2を保持した
チューブ25の上端は,ソケット11のかしめ部113
に当接する。更に,上記のごとく構成したプローブ1
は,図1〜図3に示すごとく,ピンボード88の貫通孔
882内へ,挿入し,着脱可能に固定する。その他は,
前記従来例と同様である。
【0037】次に,検出部の作用効果につき説明する。
即ち,プリント配線板7における配線回路71の良否を
電気導通により検査するに当たっては,図1〜図3に示
すごとく,各配線回路71に対してガイド板8及びピン
ボード88を,上下方向より接近させ,ガイド板8をプ
リント配線板7に対面させる。
【0038】このとき,両者の当接前においては,コン
タクトピン3は,図2に示すごとく,ガイド板8よりも
突出した状態にある。また,コンタクトピン3の頭部3
2には,プローブ1の触針2の先端21が当接してい
る。そして,ガイド板8がプリント配線板7に当接し,
コンタクトピン3の先端31が配線回路71に当接する
ときには,コンタクトピン3はガイド孔85内をスライ
ド上昇する。そして,図3に示すごとく,コンタクトピ
ンの先端31はガイド板8の下面とほぼ同じ位置に来
る。
【0039】そこで,コンタクトピン3の頭部32は,
触針2をプローブ1の方向に押圧する。そのため,触針
2は,上記スプリングバネ23(図5)の付勢力に抗し
て,チューブ25内に侵入する。このように,コンタク
トピン3の先端31が,配線回路71と当接した後,上
記リードワイヤー15を介して,プローブ1,触針2,
コンタクトピン3に電流を通じ,配線回路71の良否を
従来と同様に判断する(図1)。
【0040】また,検査終了後は,ガイド板8等をプリ
ント配線板7より遠ざける。そのため,コンタクトピン
3は,触針2のスプリングバネ23の付勢力により,図
2に示すごとく突出する。上記のごとく,本例の検査治
具においては,コンタクトピン3をガイド板8に進退可
能に装着し,またプローブ1はピンボード88に固定す
ると共に該プローブ1内に進退可能に触針2を装着して
いる。
【0041】そのため,コンタクトピン3の進退と,触
針の進退とは独立した状態にある。それ故,従来のごと
く,ピンボード88に固定したプローブ1と,その内部
に挿入した触針2と,該触針が進退するガイド板のガイ
ド孔85との3つの軸芯を高精度で一致させる必要がな
い。即ち,本例においては,コンタクトピン3の軸芯と
触針2の軸芯とに位置ずれが生じていても,両者が当接
しておれば支障がない(図2,3)。
【0042】また,そのため,ガイド孔85はプリント
配線板の配線回路に一致させて穿設すれば良い。したが
って,ガイド孔85及びピンボード88の孔の軸芯に関
する穴明け精度は高精度が要求されず,穿設容易であ
る。また,ガイド孔85は,コンタクトピン3のみの円
滑スライドを可能とすれば良いので,細径のものを設け
ることができ,ガタつきもない。
【0043】また,プローブ1は,その触針2を直接に
配線回路71に当接させないので,従来のごとく,損傷
を受けることがない。また,コンタクトピン3は配線回
路71に直接当接し,ガイド孔85内をスライドする
が,従来のプローブの触針のごとく,ガイド孔85内と
プローブのソケット内の両方を直線状に進退することが
ない。そのため,両者間の軸芯ずれ等による損傷を受け
ることもない。
【0044】更に,コンタクトピン3とプローブ1とに
分割構成し,検査時における両者の進退に無理を生じな
いようにしたので,両者をそれぞれ細径化することがで
きる。本例においては,上記コンタクトピン3の直径は
0.27mm,プローブ1のソケットの外径は0.45
mm,内径は0.27mm,触針2の外径は0.15m
mである。また,本例のコンタクトピン3においては,
その頭部32に曲面凹部321を設けたので,該頭部3
2に触針2の先端20を確実に当接させておくことがで
きる。
【0045】次に,本実施例の中継部(プローブの上端
からリードワイヤー,中継コネクタ5,リード線16,
コネクタボード19を経由して検査器に至る部分)を図
1,図9及び図10を用いて説明する。
【0046】本例の中継部は,図1に示すように,検査
器18に接続されたコネクタボード19とプローブ1と
の間に設けた,端子ボード4,リードワイヤー15,中
継コネクタ5,リード線16を有する。リードワイヤー
15は,一端に端子ボード4に装着した端子ピン42を
有すると共に,他端には図9に示すように導体露出部1
50を形成している。この導体露出部150は,リード
ワイヤー15の絶縁被覆を除去することにより形成した
ものである。リード線16は,一端がコネクタボード1
9に接続されていると共に,他端にはリードワイヤー1
5を着脱することができる中継コネクタ5を有してい
る。
【0047】端子ボード4は,図1に示すようにプロー
ブ端子12と1対1の対向関係にあるピン穴41を有し
ている。該ピン穴41は,上部にリードワイヤー15を
引き出すための細孔412を有する。また,端子ピン4
2をその中に収容したとき,端子ピン42がピン穴の下
端411より一部頭出する奥行き深さになっている。
【0048】一方,リード線16は,図9に示すよう
に,検査器18に接続されたコネクタボード19の端子
191に一端が接続されている。リード線16の他端に
は,中継コネクタ5が取付けてある。中継コネクタ5
は,図10に示すように,絶縁被覆55と本体50と,
本体50に嵌入された剛体リング53とで構成されてい
る。中継コネクタ5の本体50の筒状の端末51にはリ
ード線16の線端161が接続されている。
【0049】中継コネクタ5の本体50の他方には,リ
ードワイヤー15を挿入するための,上下2枚に分岐し
た開口部52を形成している。上記本体50内におい
て,上記剛体リング53と端末51との間には,上記導
体露出部150を挟着するためのくびれ部54が形成さ
れている。なお,本体50には,弾力性を有するバネ鋼
材を使用し,絶縁被覆55にはゴム材を使用している。
【0050】上記本体50は開口部52を,押圧して狭
めれば,剛体リング53を支点にして,くびれ部54が
拡大する構造になっている(図10のB)。また,開口
部52を元に戻せば,バネ鋼材の復元力により,図10
(C)に示すように,くびれ部54が復元する。また,
上記くびれ部54のギャップgは,常時はリードワイヤ
ー15の導体露出部150の径Dより小さいが,開口部
52を狭めてくびれを拡大したときは,導体露出部15
0の径Dより大きく拡大するようになっている。
【0051】中継コネクタ5の絶縁被覆55は,図9に
示すように,前記識別表示としての,帯状のカラーリン
グ551が付されている。上記カラーリング551は,
当該中継コネクタ5を取付けたリード線16の接続先で
ある,コネクタボード19の端子191の位置に対応し
て,その色彩とリングの本数を変化させてある。本例で
は,図9に示すように,コネクタボード19の最上段の
端子1911に対するものは,すべて1本のカラーリン
グが付されている。カラーリングの本数と,色彩によっ
て,コネクタボード19上の端子位置を識別できるよう
になっている。
【0052】次に,本例の中継部の作用効果について述
べる。本例では,リード線16の中継コネクタ5に,リ
ードワイヤー15を簡単に着脱することができる。即
ち,この着脱に際しては,図10Bに示すように,中継
コネクタ5の開口部52を押圧する。これにより,53
を支点として中継コネクタ5のくびれ部54が拡大し,
リードワイヤー15が挿通可能となる(図10B)。
【0053】そこで,開口部52により本体50内部の
くびれ部54の奥方までリードワイヤー15の導体露出
部150を挿入する。次いで,開口部52の押圧を解除
する。これにより,開口部52が元に復元され,くびれ
部54のくびれが再び復元して,リードワイヤー15が
挟持される(図10C)。リードワイヤー15を中継コ
ネクタ5から取外す場合は,逆の操作(図10のCから
Bへの操作)を行なう。
【0054】また,中継コネクタ5の絶縁被覆55に
は,前記のようにカラーリング551を付して,リード
線16とリードワイヤー15の接続対応関係を識別し易
くしている。従って,リードワイヤー15の接続作業が
一段と効率化され,また誤接続が防止できる。また,プ
ローブ1とリードワイヤー15との接続は,端子ボード
4をピンボード88に圧接すれば,プローブ端子12が
端子ピン42に当接して,電気的に接続される(図1参
照)。
【0055】上記のように,本例によれば,検査器18
と検出部との接続と切り離しが極めて容易である。それ
故,検査対象のプリント配線板7の変更に伴う検出部の
交換が極めて容易である。また,本例では,図1に示す
ように,プローブ端子12には,リードワイヤー15が
半田付けされていない。従って,プローブ1をピンボー
ド88から取外すことが容易である。また,コンタクト
ピン3はピンボート88を取外せば,ガイド板8から取
外しが容易である。従って,プローブ1及びコンタクト
ピン3をピンーボード88及びガイド板8から取外し
て,他のプリント配線板用の検出部に再利用することも
容易である。
【0056】このように,本実施例によれば,高密度配
線回路に対しても,プローブ触針の細径化と損傷防止に
対応でき,かつガイド孔の穿設が容易であり,かつ検査
器との電気的接続と取外しが容易な,更にプローブ及び
コンタクトピンの再利用が可能なプリント配線板の検査
治具が提供できる。
【0057】実施例2 本例は,実施例1において中継コネクタ5の,絶縁被覆
55の識別表示の方法を変更したものである。実施例1
では,図9に示すように,色彩を施した帯状のカラーリ
ング551を用いたが,本例では,図11に示すよう
に,色分けした筒状の3色帯の組合せからなる筒状識別
コード552を設けている。これにより,当該リード線
16が接続されている。コネクタボード19の端子19
1の位置を容易に識別できる。その他は実施例1と同様
である。
【0058】また,上記識別表示の方法は,図12に示
すように,軸方向に延びた帯状の縞模様553とするこ
ともできる。また記号やマークを併用すれば一層識別力
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における,検査治具の全体説明図。
【図2】実施例1における,検査前の状態の,コンタク
トピン及びプリント配線板周りの断面図。
【図3】実施例1における,検査時点のコンタクトピン
及びプリント配線板周りの断面図。
【図4】実施例1のプローブにおける,ソケット及び触
針の展開正面図。
【図5】実施例1における,プローブの先端部分の断面
図。
【図6】実施例1における,コンタクトピンの正面図。
【図7】実施例1における,ガイド板の平面図。
【図8】図7のA−A線矢視断面図。
【図9】実施例1における,リード線及び中継コネクタ
まわりの接続関係を示す説明図。
【図10】実施例1における,中継コネクタ及びその作
用を示す断面説明図。
【図11】実施例2における,中継コネクタの斜視図。
【図12】実施例2における,他の中継コネクタの斜視
図。
【図13】従来例における,検査治具の全体説明図。
【図14】従来例における検査治具のプローブ周りの説
明図。
【符号の説明】
1...プローブ, 11...ソケット, 15...リードワイヤー, 150...導体露出部, 16...リード線, 18...検査器, 19...コネクタボード, 2...触針, 25...チューブ, 3...コンタクトピン, 31...先端, 4...端子ボード, 41...ピン穴, 42...端子ピン, 5...中継コネクタ, 7...プリント配線板, 71...高密度ピッチの配線回路, 8...ガイド板, 85...ガイド孔, 88...ピンボード,

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント配線板における配線回路を電気
    導通の有無により検査する検査治具であって,該検査治
    具は,ガイド板と,ピンボードと,上記配線回路に当接
    させるためのコンタクトピンと,該コンタクトピンに当
    接させるための触針を内蔵したプローブとよりなり,か
    つ上記コンタクトピンは上記ガイド板に進退可能に装着
    され,また上記触針はプローブに弾性的に進退可能に内
    蔵されており,検査器に接続されたコネクタボードと上
    記プローブとの間には,端子ボードとリードワイヤーと
    リード線とを有し,端子ボードはプローブ端子と対向す
    るピン穴を有し,リードワイヤーは,一端に上記端子ボ
    ードのピン穴に装着した端子ピンを有すると共に他端に
    は導体露出部を形成しており,リード線は,一端がコネ
    クタボードに接続されていると共に他端にはリードワイ
    ヤーを着脱することができる中継コネクタを有すること
    を特徴とするプリント配線板の検査治具。
  2. 【請求項2】 請求項1において,中継コネクタは,上
    記コネクタボードにおけるコネクタ端子の位置を識別す
    るための表示を有することを特徴とするプリント配線板
    の検査治具。
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