JPH0618730U - 転がり軸受 - Google Patents
転がり軸受Info
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- JPH0618730U JPH0618730U JP5794492U JP5794492U JPH0618730U JP H0618730 U JPH0618730 U JP H0618730U JP 5794492 U JP5794492 U JP 5794492U JP 5794492 U JP5794492 U JP 5794492U JP H0618730 U JPH0618730 U JP H0618730U
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- Lubricants (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ポリゴンスキャナモータ用軸受等の低トル
ク、低トルク変動の軸受特性が要求される転がり軸受に
おいて、グリース潤滑に伴う不具合を解消することであ
る。 【構成】 軸受の回転と共に回転する潤滑部材6を、い
わゆるプラスチックグリースにより構成し、当該部材6
の高速回転と振動等によりプラスチックグリースから油
分を滲出させ、その油分により潤滑するようにした。
ク、低トルク変動の軸受特性が要求される転がり軸受に
おいて、グリース潤滑に伴う不具合を解消することであ
る。 【構成】 軸受の回転と共に回転する潤滑部材6を、い
わゆるプラスチックグリースにより構成し、当該部材6
の高速回転と振動等によりプラスチックグリースから油
分を滲出させ、その油分により潤滑するようにした。
Description
【0001】
この考案は転がり軸受に関し、主としてレーザプリンタやレーザビームファッ クス等に使用されるポリゴンスキャナモータ用の球軸受に関するものである。
【0002】
ポリゴンスキャナモータ用軸受には低トルク、低トルク変動等の特性が要求さ れる。このため、従来のグリース封入型球軸受においては基油粘度を下げたり、 グリース量を少なくするなどの方法により対応してしている。
【0003】
しかしながら、グリース潤滑によるとグリースの攪拌抵抗によりトルクが増大 し、或いはトルク変動が増大することが避けられず、要求特性の向上に対し十分 な対応が困難となっている。一方、上記軸受の長寿命化の要求を満足するために は、基油粘度を上げ、グリース量を多くする必要があるので、上記の方法とは相 反することとなる。このように、軸受の高速、高温化が進む中、グリースによる 潤滑には解決し難い問題がある。
【0004】 そこで、この考案はグリース潤滑に代わる方法により、これらの問題を解決す ることを課題とする。
【0005】
上記の課題を解決するために、この考案は内輪及び外輪の間に、リテナーによ り一定の間隔に保持された転動体を介在してなる転がり軸受において、上記内輪 の外径面又は外輪の内径面に環状の潤滑部材を嵌着し、上記潤滑部材を超高分子 量ポリエチレン又は超高分子量ポリオレフィンと潤滑グリースの混合物からなる 固形潤滑組成物(以下、プラスチックグリースと称する。)により形成した構成 としたものである。
【0006】 なお、上記の潤滑部材を省略して、リテナー自体をプラスチックグリースによ り構成することもできる。
【0007】 また、リテナーの転動体保持部相互間の柱部分にプラスチックグリースでなる 潤滑部材を嵌着した構成とすることもできる。
【0008】
上記の転がり軸受は、その使用によりプラスチックグリースでなる潤滑部材又 はプラスチックグリース自体で形成されたリテナーが高速回転すると、プラスチ ックグリースから油分が滲出し、その油分により軸受の潤滑が行われる。
【0009】
図1に示す第1実施例の球軸受は、内輪1及び外輪2の間に、リテナー3によ り一定間隔に保持された転動体4を介在し、外輪2の内径面の両端部にシールド 板5、5が装着されたものであり、内輪1が軸と共に回転し、外輪2が軸受ハウ ジングに一体化される。
【0010】 上記の内輪1の外径面には、転動体4と一方のシールド板5との間において環 状の潤滑部材6が嵌着される。この潤滑部材6の外径面と、外輪2の内径面との 間には若干の間隙がある。
【0011】 上記の潤滑部材6はプラスチックグリースにより形成されたものである。この プラスチックグリースは、平均分子量約1×106 〜5×106 の超高分子量ポ リエチレン95〜1wt%と、その超高分子量ポリエチレンのゲル化温度より高 い滴点を有する潤滑グリース5〜99wt%とからなる混合物を所定の成形型に 充填したのち、上記超高分子量ポリエチレンのゲル化温度以上に加熱し、その後 冷却固化せしめ、脱型したものである。
【0012】 プラスチックグリースのその他の例として、平均分子量約1×106 5×106 の超高分子量ポリオレフィンのゲル化点より高い滴点を有する潤滑グリース5 〜99wt%に粒径1〜100μmの前記超高分子量ポリオレフィン粉末95〜 1wt%を混合して前記ゲル化点以上の温度で分散保持させたものでもよい。
【0013】 上記いずれの場合も、固体ワックス等の油の滲み出し抑制添加物を加えること がある。
【0014】 なお、上記潤滑部材6の転動体4に面した側に、図2に示すような凹所7を形 成すると、該潤滑部材6をできるだけ軸受の内側へ配置することができる。
【0015】 図3に示す第2の実施例は、外輪2が回転する形式のものであり、潤滑部材6 が外輪2の内径面に嵌着される。その他の構成は第1実施例のものと同様である 。
【0016】 図4に示した第3実施例の球軸受は、構成上は従来のものと変わらないが、リ テナー3が前述のプラスチックグリースにより形成される点が相違する。
【0017】 図5及び図6に示した第4実施例の球軸受は、リテナー3の転動体保持部8相 互間の柱部9に潤滑部材6’を嵌着したものである。
【0018】 この潤滑部材6’は上記の柱部9の周りに嵌着するための孔10を有し、その 孔10の一部に狭い開口11を設け、その開口11の対向面をテーパ面12に形 成したものであり、柱部9にもテーパ面13を形成している。潤滑部材6’のテ ーパ面12を柱部9のテーパ面13に押し当てて強く押込むと、開口11が拡開 し、孔10内に柱部19が嵌まる。そうすると、潤滑部材6’自体の弾性により 、開口11が元の状態に戻り、潤滑部材6’の抜け出しを防止する。上記の潤滑 部材6’もプラスチックグリースによる形成される。
【0019】 以上の各実施例の球軸受を、例えばポリゴンスキャナモータ用軸受として使用 した場合、第1実施例の場合は、内輪1と共に潤滑部材6が高速回転し、第2実 施例の場合は外輪2と共に潤滑部材9が高速回転する。そうすると潤滑部材6を 構成するプラスチックグリースは遠心力及び振動の影響を受けて油分が滲出し、 その油分が転動面を潤滑する。
【0020】 また、第3実施例の場合はリテナー3自体がプラスチックグリースで形成され ており、また第4実施例の場合にリテナー3に嵌着された潤滑部材6’がプラス チックグリースで形成されているので、リテナー3の高速回転に伴い、この場合 も油分が滲出し、転動面を潤滑する。
【0021】
以上のように、この考案は軸受の回転と共に回転する潤滑部材又はリテナーを プラスチックグリースにより形成したので、従来グリース潤滑の場合に問題とな っていたグリースによる攪拌抵抗がなく、またグリース封入時の細かい管理が不 要となり、更に軸受の高速回転時にグリース飛散の心配がないという便利さがあ る。
【0022】 また、モータとしては初期エージング(安定化運転)が不要となり、転動体と 軌道面内にはプラスチックグリースから滲出した油分が存在するだけであり、ト ルク変動が非常に小さい。またトルク変動のおそれがないので、プラスチックグ リースの種類を適宜選定できる便利さがある。
【提出日】平成5年10月26日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
上記の課題を解決するために、この考案は内輪及び外輪の間に、リテナーによ り一定の間隔に保持された転動体を介在してなる転がり軸受において、上記内輪 の外径面又は外輪の内径面に環状の潤滑部材を嵌着し、上記潤滑部材を超高分子 量ポリオレフィンと潤滑グリースの混合物からなる固形潤滑組成物(以下、プラ スチックグリースと称する。)により形成した構成としたものである。
【図1】第1実施例の一部省略断面図
【図2】同上の潤滑部材の変形例の一部省略断面図
【図3】第2実施例の一部省略断面図
【図4】第3実施例の一部省略断面図
【図5】第4実施例の一部省略正面図
【図6】第4実施例の一部分解断面図
1 内輪 2 外輪 3 リテナー 4 転動体 5 シールド板 6、6’ 潤滑部材 7 凹所 8 転動体保持部 9 柱部 10 孔 11 開口 12 テーパ面 13 テーパ面
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10N 40:02 50:08 50:10
Claims (3)
- 【請求項1】 内輪及び外輪の間に、リテナーにより一
定の間隔に保持された転動体を介在してなる転がり軸受
において、上記内輪の外径面又は外輪の内径面に環状の
潤滑部材を嵌着し、上記潤滑部材を超高分子量ポリエチ
レン又は超高分子量ポリオレフィンと潤滑グリースの混
合物からなる固形潤滑組成物により形成したことを特徴
とする転がり軸受。 - 【請求項2】 内輪及び外輪の間に、リテナーにより一
定の間隔に保持された転動体を介在してなる転がり軸受
において、上記リテナーを請求項1に記載の固形潤滑組
成物により形成したことを特徴とする転がり用軸受。 - 【請求項3】 内輪及び外輪の間に、リテナーにより一
定の間隔に保持された転動体を介在してなる転がり軸受
において、上記リテナーの転動体保持部相互間の柱部分
に潤滑部材を嵌着し、上記潤滑部材を請求項1に記載の
固形潤滑組成物により形成したことを特徴とする転がり
軸受。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992057944U JP2585135Y2 (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | 転がり軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992057944U JP2585135Y2 (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | 転がり軸受 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0618730U true JPH0618730U (ja) | 1994-03-11 |
| JP2585135Y2 JP2585135Y2 (ja) | 1998-11-11 |
Family
ID=13070149
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992057944U Expired - Fee Related JP2585135Y2 (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | 転がり軸受 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2585135Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020162222A1 (ja) * | 2019-02-07 | 2020-08-13 | Ntn株式会社 | 固体潤滑転がり軸受 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS622024A (ja) * | 1985-06-28 | 1987-01-08 | Hitachi Medical Corp | 固体潤滑転がり軸受 |
| JPS62270826A (ja) * | 1986-01-09 | 1987-11-25 | Nippon Seiko Kk | 転がり軸受 |
| JPS6323239A (ja) * | 1986-07-16 | 1988-01-30 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 情報記録媒体の製造法 |
-
1992
- 1992-08-18 JP JP1992057944U patent/JP2585135Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS622024A (ja) * | 1985-06-28 | 1987-01-08 | Hitachi Medical Corp | 固体潤滑転がり軸受 |
| JPS62270826A (ja) * | 1986-01-09 | 1987-11-25 | Nippon Seiko Kk | 転がり軸受 |
| JPS6323239A (ja) * | 1986-07-16 | 1988-01-30 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 情報記録媒体の製造法 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020162222A1 (ja) * | 2019-02-07 | 2020-08-13 | Ntn株式会社 | 固体潤滑転がり軸受 |
| JP2020128757A (ja) * | 2019-02-07 | 2020-08-27 | Ntn株式会社 | 固体潤滑転がり軸受 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2585135Y2 (ja) | 1998-11-11 |
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Legal Events
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