JPH0618751Y2 - 機械の摺動面荷重補償装置 - Google Patents

機械の摺動面荷重補償装置

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JPH0618751Y2
JPH0618751Y2 JP1586187U JP1586187U JPH0618751Y2 JP H0618751 Y2 JPH0618751 Y2 JP H0618751Y2 JP 1586187 U JP1586187 U JP 1586187U JP 1586187 U JP1586187 U JP 1586187U JP H0618751 Y2 JPH0618751 Y2 JP H0618751Y2
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栄一 黒川
一弘 斉藤
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、移動体を摺動可能に支持する摺動面を有する
機械、例えば工作機械や各種測定機において、移動体に
作用する荷重にかかわらず摺動面にかかる荷重を一定に
補償する摺動面荷重補償装置に関する。
〔背景技術とその問題点〕
機械の基台等に対してテーブル等の移動体を円滑に摺動
させる方式として、いわゆる静圧摺動方式と動圧摺動方
式とが知られている。
前者の静圧摺動方式は、基台と移動体とのすべり面間に
流体、例えば圧力空気を供給し、この圧力空気によって
移動体およびその移動体に作用する全荷重を支持し、移
動体を基台のすべり面から完全に浮上させた状態で摺動
させる方式であるため、摺動抵抗を著しく軽減させるこ
とができる反面、移動体に衝撃が加わったとき等の剛性
がきわめて低いという欠点がある。
後者の動圧摺動方式は、基台と移動体とのすべり面を潤
滑油を介して直接的に接触させながら摺動させる方式で
あるため、すべり面の剛性が高いという利点がある反
面、移動体に作用する荷重の増加によって摺動抵抗が増
大するという欠点がある。
そこで、上述した両方式の欠点を解消するものとして、
特公昭61−16575号公報や特公昭61−3252
5号公報が提案されている。これは、基台と移動体との
すべり面間に圧力空気を供給し、移動体の重量と移動体
に作用する荷重の一部を前記圧力空気の浮上力によって
支持するとともに、残りを基台と移動体との直接的な接
触によって支持し、かつ、すべり面における背圧に応じ
てすべり面に供給する圧力空気圧を自動調圧弁によって
調節し、移動体に作用する荷重変動に対して移動体の摺
動抵抗を一定に保持するようにしたものである。
しかし、この方式に用いられる自動調圧弁は、背圧と圧
縮ばねまたは調圧された空気圧とによりダイヤフラムを
中立位置にバランスさせ、背圧の増減に伴うダイヤフラ
ムの変位によってすべり面へ供給する圧力空気圧を絞る
ように構成したものであるから、微少な背圧変化に対す
る応答感度が悪い。従って、移動体に作用する荷重が大
きい場合には効果があるものの、軽負荷の場合には効果
が小さいという欠点があった。
〔考案の目的〕
ここに、本考案の目的は、このような欠点を解消し、負
荷荷重にかからわず、剛性を保持しつつ、すべり面にか
かる荷重を一定に補償し、摺動抵抗を一定に維持させる
機械の摺動面荷重補償装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
そのため、本考案の構成は、機械の摺動面に対して移動
体を移動自在に設け、この摺動面と移動体とのすべり面
間に圧力空気を供給し、前記移動体の重量と移動体に作
用する荷重の一部を前記圧力空気によって支持するとと
もに、残りを摺動面と移動体との直接的な接触によって
支持するようにした機械の摺動面荷重補償装置におい
て、前記摺動面と移動体とのいずれか一方のすべり面に
設けられた背圧検出溝および圧力空気供給溝と、圧力空
気供給源と、前記圧力空気によって移動体を浮上させる
力が移動体の重量より小さい値になるような圧力空気圧
を前記圧力空気供給源から前記背圧検出溝に供給する背
圧検出用空気供給手段と、前記背圧検出溝の背圧を電気
信号として検出する圧力センサを含む背圧検出手段と、
この背圧検出手段で検出された信号を指令信号とし、そ
の指令信号の増減に応じて前記圧力空気供給源から前記
圧力空気供給溝へ供給する圧力空気圧を調節する圧力空
気調圧手段と、を備え、前記圧力空気調圧手段は、基体
と、この基体に開口されかつ弁座を介して互いに連通す
る給気口および排気口と、前記給気口に連通する背圧室
と大気に連通する大気連通室とを互いに隔壁するダイヤ
フラムと、このダイヤフラムの変位に連動して前記弁座
を開閉するバルブと、前記背圧室の圧力空気を大気へ放
出するノズルと、このノズルを開閉する方向へ変位可能
に設けられたフラッパと、前記排気口からの圧力空気圧
を電気信号に変換する圧力センサと、この圧力センサか
らの検出信号と前記背圧検出手段からの指令信号とを比
較し、前記圧力空気供給溝へ供給される圧力空気圧が前
記指令信号に見合うように前記フラッパを変位させるコ
ントローラとを含む、ことを特徴とする。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は工作機械のベッドとテーブルとの摺動部に適用
した実施例を示している。同図において、ベッド11の
摺動面に対して摺動するテーブル12には、前記ベッド
11の摺動面と接するように複数のアエーパッド13
A,13Bが埋設されている。各エアーパッド13A,
13Bには、圧力空気供給溝14と背圧検出溝15とが
それぞれ設けられている。
各背圧検出溝15には、圧力空気供給源21からの圧力
空気が配管22および分配器23を介して供給されてい
る。配管22の途中には絞り弁24と圧力計25とが取
り付けられ、この絞り弁24によって背圧検出溝15に
供給される圧力空気圧が調整される。ここでは、配管2
2、分配器23、絞り弁24および圧力計25により、
背圧検出用空気供給手段26が構成されている。
各背圧検出溝15の背圧は、圧力センサ31で電気信号
として検出された後、圧力/電圧変換器32へ与えられ
る。ここでは、圧力センサ31および圧力/電圧変換器
32により、背圧検出手段35が構成されている。圧力
/電圧変換器32は、第2図に示す如く、前記圧力セン
サ31からの信号を増幅するセンサアンプ33と、この
センサアンプ33からの出力信号を圧力空気調圧手段と
しての電圧/圧力変換器41へ出力する出力アンプ34
とから構成されている。なお、34Aはゼロ調整つま
み、34Bはスパン調整つまみである。
電圧/圧力変換器41は、第3図に示す如く、内部に弁
機構を有する基体42を備える。基体42には、弁座4
3を介して互いに連通する給気口44と排気口45とが
それぞれ開口されているとともに、その上方に前記給気
口44に通路46を介して連通する背圧室47と通路4
8を介して大気と連通する大気連通室49とを互いに隔
壁する2枚のダイヤフラム50,51が変位可能に支持
されている。給気口44は前記圧力空気供給源21に、
排気口45は各圧力空気供給溝14に、それぞれ接続さ
れている。また、ダイヤフラム50,51の中心には弁
棒52が一体的に取り付けられている。この弁棒52が
図中下方へ変位すると、前記弁座43を開閉スルバルブ
54が圧縮ばね53に抗して下方へ変位するので、弁座
43が開かれる。
また、背圧室47には、前記給気口44から通路46を
通って背圧室47内に導入された圧力空気を大気へ放出
するノズル55が設けられている。ノズル55に対して
は、一端が固定され、かつコントローラ59からの信号
によってそのノズル55を開閉する方向へ変位する圧電
素子からなるフラッパ56の他端が臨ませられている。
また排気口45側には、配管57を介して圧力センサ5
8が設けられている。圧力センサ58は、排気口45の
出力圧力を電気信号として検出し、前記コントローラ5
9へ与える。コントローラ59は、圧力センサ58から
の検出信号と前記圧力/電圧変換器32からの指令信号
とを比較し、前記圧力空気供給溝14へ供給される圧力
空気圧が前記指令信号に見合うように前記フラッパ56
を変位させる。
第4図に前記コントローラ59の回路構成を示す。同回
路59は、前記圧力センサ58からの信号を増幅するセ
ンサアンプ62と、このセンサアンプ62からの信号と
前記圧力/電圧変換器32からの指令信号との差を求め
る加算器63と、この加算器63の出力端に互いに並列
に接続された特性補償アンプ64およびプリアンプ65
と、これらアンプ64,65からの出力の差を求める加
算器66と、この加算器66の出力を前記フラッパ56
へ与える出力アンプ67とから構成されている。なお、
68はゼロ調整つまみ、69はスパン調整つまみであ
る。
次に、本実施例の作用を説明する。
まず、ベッド11とテーブル12とのすべり面間に供給
される圧力空気によってテーブル12を浮上させる力が
テーブル12の重量より小さい値になるような圧力空
気、例えばテーブル12の重量の60〜80%に相当す
る圧力空気圧を背圧検出溝15へ供給する。このときの
空気圧つまりイニシャルエアー圧をPとすると、そのエ
アー圧Pは圧力センサ31によって電気信号として検出
され、続いて圧力/電圧変換器32で増幅された後、電
圧/圧力変換器41へ与えられる。これにより、電圧/
圧力変換器41は、圧力/電圧変換器32からの電圧に
対応した圧力空気を圧力空気供給溝14へ供給する。
従って、テーブル12の重量の60〜80%は圧力空気
によって支持され、残りはベッド11によって直接的に
支持されるので、剛性を保持でき、かつ摺動抵抗も軽減
させることができる。
ところで、テーブル12に負荷が作用すると、それによ
ってベッド11とテーブル12とのクリアランスが減少
するので、背圧検出溝15の背圧が負荷相当の面圧分Δ
P上昇する。この上昇分ΔPはイニシャルエアー圧Pに
付加され、センサ31および圧力/電圧変換器32を介
して電圧に変換された後、指令信号として電圧/圧力変
換器41のコントローラ59へ与えられる。
いま、コントローラ59への指令信号が増大すると、加
算器63の出力が減少する。すると、フラッパ56がノ
ズル55を閉じる方向へたわむ結果、背圧室47の圧力
が上昇する。この圧力は、ダイヤフラム50の上面に作
用し、弁棒52を押し下げる。すると、これと連動した
バルブ54が圧縮ばね53に抗して下方へ押し下げられ
るので、弁座43が開く。その結果、排気口45の圧力
が上昇する。この出力圧力は、圧力センサ58で電気信
号に変換された後、コントローラ59へフィードバック
される。コントローラ59は、これと指令信号とを比較
し、指令信号と見合った出力圧力が得られるまで訂正動
作を行う。
そこで、実際に試験を行ったときの具体例を挙げて説明
する。ここでは、次の仕様の圧力/電圧変換器32およ
び電圧/圧力変換器41を用いた。
圧力/電圧変換器32(圧力センサ31を含む) 入力空気圧;0〜10kgf/cm2, 出力電圧;DC0〜5V, 電圧/圧力変換器41 入力電圧;DC0〜5V, 出力空気圧;0〜5kgf/cm2, センサアンプ62の出力電圧;DC5〜6.2V また、テーブル12の重量は2500kgである。
このような条件において、背圧検出溝15に1kgf/cm2
の空気圧を供給したとき、圧力/電圧変換器32から
0.5Vの出力電圧が得られた。このとき、電圧/圧力
変換器41から1.3kgf/cm2の出力空気圧が圧力空気
供給溝14に供給され、平衡した状態が得られた。これ
は、圧力空気供給溝14の有効受圧面積Aを1500cm
2とすると、テーブル12の重量の78%を圧力空気供
給溝14に供給される空気圧の浮上力によって支持し、
残りをベッド11との直接的な接触によって支持した状
態である(1500cm2×1.3kgf/cm2=2500kgf
×78%)。ちなみに、このときのセンサアンプ62の
出力電圧は5.3V、加算器63の出力電圧は4.8V
(=5.3−0.5)であった。
この状態において、テーブル12に3000kgfの負荷
を乗せたとき、圧力/電圧変換器32の出力電圧は1.
8Vに増加した。ちなみに、圧力/電圧変換器32のゲ
インは(出力電圧の変化分/負荷変動分)であるから、
約0.43である。その結果、センサアンプ62からの
出力電圧が5.5Vまで増大し、電圧/圧力変換器41
から3.3kgf/cm2の出力空気圧が圧力空気供給溝14
に供給されたところで平衡状態が得られた。つまり、負
荷変動分(3000kgf)が、圧力空気供給溝14に供
給される空気圧の圧力増加分(3.3kgf/cm2−1.3k
gf/cm2=2kgf/cm2)と有効受圧面積Aとの積(150
0cm2×2kgf/cm2=3000kgf)に基づく静圧力によ
って補償され、ベッド11との直接な接触による支持荷
重が一定に維持される。
これは、コントローラ59への指令信号の増大(0.5
V→1.8V)による加算器63の出力電圧の減少によ
って、フラッパ56がノズル55を閉じる方向へ撓み、
排気口45の圧力が上昇したためである。このとき、加
算器63の出力電圧は3.9Vであった。これは、排気
口45の圧力上昇によって背圧検出溝15の背圧も低下
し、最終的に指令信号が平衡状態において1.6Vにな
り、加算器63の出力電圧が5.5V−1.6V=3.
9Vになったものと考えられる。従って、背圧検出溝1
5で検出された背圧の増大、つまり、指令信号の増大
(0.5V→1.6V)に応じて、加算器63の出力電
圧が減少(4.8V→3.9V)し、圧力空気供給溝1
5へ供給される圧力空気圧が増大(1.3kgf/cm2
3.3kgf/cm2)することが判る。このようにして、指
令信号に見合った出力圧力になるように訂正動作され
る。
従って、本実施例によれば、負荷荷重が変動しても、ベ
ース11のすべり面にかかる荷重を一定に補償できるの
で、摺動抵抗を常に一定に維持させることができる。し
かも、背圧を電気信号として検出するとともに、電圧/
圧力変換器41からの出力圧力つまり圧力空気供給溝1
4への供給空気圧を圧力センサ58によって電気信号に
変換し、この両信号を比較して圧力空気供給溝14への
供給空気圧を調整するので、応答感度に優れ、軽負荷で
もベース11のすべり面にかかる荷重を常に一定に補償
できる。
また、テーブル12の重量の60〜80%は圧力空気に
よって支持され、残りはベッド11によって直接的に支
持されるので、剛性を保持でき、かつ摺動抵抗も軽減さ
せることができる。よって、位置決め精度および輪郭加
工精度の向上も期待できる。
なお、上記実施例では、ベッド11とテーブル12との
すべり面のうち、テーブル12側に圧力空気供給溝14
および背圧検出溝15を設けたが、逆に、これらの溝を
ベッド11側に設けるようにしてもよい。
また、本考案は、上記実施例で述べた工作機械に限ら
ず、移動体を摺動可能に支持する摺動面を有する機械一
般に適用することができる。
〔考案の効果〕
以上の通り、本考案によれば、負荷荷重にかかわらず、
剛性を保持しつつ、すべり面にかかる荷重を一定に補償
し、摺動抵抗を常に一定に維持させることができる機械
の摺動面荷重補償装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すもので、第1図は全体構成
を示す図、第2図は圧力/電圧変換器を示す回路図、第
3図は電圧/圧力変換器を示す図、第4図はコントロー
ラを示す回路図である。 11……ベッド、12……テーブル、14……圧力空気
供給溝、15……背圧検出溝、21……圧力空気供給
源、26……背圧検出用空気供給手段、31……圧力セ
ンサ、35……背圧検出手段、41……電圧/圧力変換
器、42……基体、43……弁座、44……給気口、4
5……排気口、47……背圧室、49……大気連通室、
50,51……ダイヤフラム、54……バルブ、56…
…フラッパ、58……圧力センサ、59……コントロー
ラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機械の摺動面に対して移動体を移動自在に
    設け、この摺動面と移動体とのすべり面間に圧力空気を
    供給し、前記移動体の重量と移動体に作用する荷重の一
    部を前記圧力空気によって支持するとともに、残りを摺
    動面と移動体との直接的な接触によって支持するように
    した機械の摺動面荷重補償装置において、 前記摺動面と移動体とのいずれか一方のすべり面に設け
    られた背圧検出溝および圧力空気供給溝と、 圧力空気供給源と、 前記圧力空気によって移動体を浮上させる力が移動体の
    重量より小さい値になるような圧力空気圧を前記圧力空
    気供給源から前記背圧検出溝に供給する背圧検出用空気
    供給手段と、 前記背圧検出溝の背圧を電気信号として検出する圧力セ
    ンサを含む背圧検出手段と、 この背圧検出手段で検出された信号を指令信号とし、そ
    の指令信号の増減に応じて前記圧力空気供給源から前記
    圧力空気供給溝へ供給する圧力空気圧を加減調節する圧
    力空気調圧手段と、を備え、 前記圧力空気調圧手段は、基体と、この基体に開口され
    かつ弁座を介して互いに連通する給気口および排気口
    と、前記給気口に連通する背圧室と大気に連通する大気
    連通室とを互いに隔壁するダイヤフラムと、このダイヤ
    フラムの変位に連動して前記弁座を開閉するバルブと、
    前記背圧室の圧力空気を大気へ放出するノズルと、この
    ノズルを開閉する方向へ変位可能に設けられたフラッパ
    と、前記排気口からの圧力空気圧を電気信号に変換する
    圧力センサと、この圧力センサからの検出信号と前記背
    圧検出手段からの指令信号とを比較し、前記圧力空気供
    給溝へ供給される圧力空気圧が前記指令信号に見合うよ
    うに前記フラッパを変位させるコントローラとを含む、 ことを特徴とする機械の摺動面荷重補償装置。
JP1586187U 1987-02-05 1987-02-05 機械の摺動面荷重補償装置 Expired - Lifetime JPH0618751Y2 (ja)

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JP6132525B2 (ja) 2012-11-30 2017-05-24 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置およびその製造方法

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