JPH06187537A - 硬貨処理機の硬貨通路装置 - Google Patents

硬貨処理機の硬貨通路装置

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JPH06187537A
JPH06187537A JP4340631A JP34063192A JPH06187537A JP H06187537 A JPH06187537 A JP H06187537A JP 4340631 A JP4340631 A JP 4340631A JP 34063192 A JP34063192 A JP 34063192A JP H06187537 A JPH06187537 A JP H06187537A
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Hiroyuki Tanaka
裕之 田中
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Glory Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 硬貨通路12の入口部12a での硬貨詰まりを防
止し、回転円盤1上の硬貨を硬貨通路12に対して確実に
1枚ずつ送り込む。 【構成】 硬貨通路12の入口部12a に、基準通路壁15か
ら最小硬貨径寸法より小なる幅寸法で、回転円盤1の上
面高さ位置から上昇傾斜する硬貨導入面部23を設ける。
硬貨導入面部23の側部を始端とし、硬貨導入面部23を通
じて硬貨通路12へ送り込まれる硬貨以外の硬貨を規制し
て回転円盤1へ戻す規制壁部24を設ける。回転円盤1の
上面に臨む位置を始端位置とし、硬貨を硬貨導入面部23
を通じて硬貨通路12へ移送する硬貨移送ベルト41を張設
する。 【効果】 硬貨通路12には、硬貨導入面部23を通じて硬
貨移送ベルト41で移送される硬貨のみを確実に1枚ずつ
送り込める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、硬貨計数機、硬貨包装
機、硬貨分類機等の硬貨処理機の硬貨通路装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、硬貨処理機の硬貨通路装置におい
ては、回転円盤を備え、この回転円盤の周縁域に入口部
が臨む硬貨通路が外方へ向けて形成され、回転円盤の上
面に臨んで硬貨通路の入口部へ移動する硬貨の厚みを規
制する厚み規制部材が配設され、硬貨通路の入口部から
硬貨通路上方にかけて硬貨移送ベルトが張設されてい
る。
【0003】そして、硬貨が供給された回転円盤が回転
されると、硬貨は遠心力にて回転円盤の周縁へ移動さ
れ、厚み規制部材の下を通じて厚み方向1枚状態(処理
対象硬貨の厚み差が2倍以内で、厚み規制部材が硬貨厚
み1枚のみ通過可能とする高さに配設されている場合)
とされて、硬貨通路の入口部へ送り込まれる。硬貨通路
の入口部に送り込まれる硬貨は、硬貨移送ベルトにくわ
え込まれて硬貨通路内に取り込まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の硬貨通
路装置では、硬貨通路の入口部に通路幅方向に硬貨が2
枚隣接状態で進入した場合、硬貨通路の入口部で硬貨詰
まりが生じやすい。
【0005】また、処理対象硬貨の厚み差が2倍以上の
場合、厚み規制部材は最大厚み硬貨よりやや大なる高さ
位置に配設されるので、最小厚み硬貨が2枚重なり状態
で厚み規制部材の下を通過して硬貨通路に送り込まれて
しまう問題がある。
【0006】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、硬貨通路の入口部での硬貨詰まりを防止し、回
転円盤上の硬貨を硬貨通路に対して確実に1枚ずつ送り
込むことができる硬貨処理機の硬貨通路装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
硬貨を遠心力にてその周縁へ移動させる回転円盤1と、
この回転円盤1の周縁域に入口部が臨み外方へ向けて形
成された硬貨通路12とを有する硬貨処理機において、前
記硬貨通路12の入口部に設けられ、通路幅方向一側の基
準通路壁15から処理する最小硬貨径寸法より小なる幅寸
法を有し、前記回転円盤1の上面高さ位置から上昇傾斜
する硬貨導入面部23と、この硬貨導入面部23の側部位置
を始端として設けられ、硬貨導入面部23を通じて硬貨通
路12へ送り込まれる硬貨を除く前記回転円盤1で硬貨通
路12の入口部に移動される硬貨の進入を規制して前記回
転円盤1側へ戻す規制壁部24と、前記回転円盤1の上面
に臨む位置を始端位置とし、硬貨を前記硬貨導入面部23
を通じて前記硬貨通路12へ移送する硬貨移送ベルト41と
を具備したものである。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、硬貨移送ベルト41は、硬貨通路12の基準通
路壁15から最小硬貨径寸法より小なる位置でかつ規制壁
部24の上方位置に張設し、かつ、規制壁部24の上方位置
において係合する上下動可能な複数個の規制ローラ48に
より硬貨が硬貨導入面部23を通じて硬貨通路12へ送り込
まれる際の硬貨移送ベルト面の浮上を規制するものであ
る。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、回転円盤1の上面に臨んで硬貨通路12の入
口部へ移動する硬貨の厚みを規制する厚み規制部材5を
備え、この厚み規制部材5は、処理対象硬貨の厚み範囲
を最大厚みが最小厚みの2倍よりやや大なる厚みまでと
すべく回転円盤1の上面に対して最大厚み硬貨の厚み寸
法よりやや大なる高さ位置に設け、硬貨移送ベルト41
は、回転円盤1の上面に対して最小厚み硬貨の厚みより
小なる高さ位置に設け、かつ、2枚重なり硬貨が硬貨移
送ベルト41下へ進入してきたときに、回転円盤1の回転
方向への移動および規制壁部24により規制される重なり
状態の下側硬貨に対して、重なり状態の上側硬貨を硬貨
通路12へ移送すべく2枚重なり硬貨高さまで上昇可能に
設けたものである。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明では、回転円盤1が回転さ
れると、遠心力にて回転円盤1上の硬貨が周縁へ移動さ
れて硬貨通路12の入口部へ送り込まれる。回転円盤1か
ら硬貨通路12の入口部に送り込まれる硬貨は、その入口
部近傍の回転円盤1上で硬貨移送ベルト41にくわえ込ま
れて、硬貨通路12に向けて移送される。そして、硬貨移
送ベルト41で硬貨通路12の入口部に移送される硬貨のう
ち、基準通路壁15に沿って移動する硬貨は、硬貨導入面
部23に載り上げて硬貨通路12内へ取り込まれ、また、基
準通路壁15に沿って移動する硬貨に通路幅方向に隣合う
硬貨等の硬貨導入面部23に載り上げない硬貨は、規制壁
部24によって規制されて回転円盤1上に戻される。した
がって、硬貨通路12には、硬貨導入面部23を通じて硬貨
移送ベルト41で移送される硬貨のみが1枚ずつ送り込ま
れる。
【0011】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、規制壁部24の上方位置における硬貨移送
ベルト41の浮上を規制し、硬貨が硬貨導入面部23を通じ
て硬貨通路12へ送り込まれる際に、硬貨移送ベルト41が
浮上することでその他の硬貨が硬貨通路12に進入するの
を規制する。したがって、硬貨通路12には、硬貨導入面
部23を通じて硬貨移送ベルト41で移送される硬貨のみが
1枚ずつ送り込まれる。
【0012】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
発明において、処理対象硬貨の厚み差が2倍以上の場
合、厚み規制部材5の下を最小厚み硬貨が2枚重なり状
態で通過して硬貨移送ベルト41の下にくわえ込まれる
と、重なり状態の上側硬貨は硬貨移送ベルト41によって
硬貨通路12の方向へ移動されるのに対して、重なり状態
の下側の硬貨は回転円盤1に接して摩擦が生じているこ
とから回転方向へ移動される。そのため、重なり状態の
上側の硬貨と下側の硬貨とに重なり位置ずれが生じ、上
側の硬貨は硬貨導入面部23に載り上げて硬貨通路12に取
り込まれるが、下側の硬貨は規制壁部24に規制されて回
転円盤1に戻される。したがって、硬貨通路12には、重
なり状態の上側硬貨のみが1枚ずつ送り込まれる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の硬貨通路装置の一実施例を図
面を参照して説明する。
【0014】図において、1は回転円盤で、この回転円
盤1は、回転軸2を中心として図示しないモータにより
図中矢印方向に回転駆動される。回転円盤1の周囲には
周壁3が配設されている。そして、回転円盤1上に供給
された硬貨は、回転円盤1の回転による遠心力により、
回転円盤1の周縁に移動し、周壁3の内面に沿って移動
する。
【0015】周壁3の一部には切欠部4が形成され、こ
の切欠部4を覆って回転円盤1の上方に厚み規制部材5
が配設されている。この厚み規制部材5は、処理対象硬
貨の厚み範囲を最大厚みが最小厚みの2倍よりやや大な
る厚みまでとすべく、回転円盤1の上面に対して最大厚
み硬貨の厚み寸法よりやや大なる高さ位置H1 に位置さ
れている。したがって、厚み規制部材5の下側の通過可
能とする硬貨を、最小厚み硬貨の2枚重なり状態までに
規制する。
【0016】回転円盤1の外側にはベース板11が配設さ
れており、このベース板11の上面は回転円盤1の上面と
同一高さ面に形成されている。
【0017】ベース板11上には、入口部12a が切欠部4
を通じて回転円盤1の周縁部に臨み、回転円盤1の回転
方向に対応する接線方向に沿って硬貨通路12が延設され
ている。
【0018】硬貨通路12の両側には、硬貨通路12内を搬
送される硬貨の周縁部を案内する通路側板13,14がそれ
ぞれ配設されている。この通路側板13,14の対向間隔
は、幅方向に最大径寸法硬貨が1枚状態で通過可能とす
る対向間隔で通路側板13,14がそれぞれ配設されてい
る。
【0019】一側の通路側板13の通路内方に臨む縁部に
は、硬貨通路12内を搬送される硬貨の基準通路壁15が形
成されている。この基準通路壁15は、始端側から、通路
方向に略平行な第1の壁部15a 、通路内方に彎曲突出す
る第2の壁部15b 、通路方向に略平行な第3の壁部15c
が形成され、さらに、壁部15d ,15e ,15f ,15g が順
に形成されている。また、他側の通路側板14の通路内方
に臨む縁部には、基準通路壁15に対して略同一通路幅を
構成するように、基準通路壁15の形状に略対応して通路
壁16が形成されている。
【0020】一側の通路側板13の始端部と周壁3の切欠
部4に臨む端部との間にはガイド板17が配設されてい
る。このガイド板17は、回転円盤1の内方に臨む縁部に
基準通路壁15に連続するガイド壁18が彎曲形成されてお
り、このガイド壁18は回転円盤1の上方に突出配置され
ている。
【0021】硬貨通路12の底面には、硬貨通路12内を搬
送される硬貨の下面が摺動する通路底板21,22が配設さ
れている。この通路底板21,22は、ベース板11の上面と
各通路側板13,14の下面との間に固定され、それぞれ厚
みTを有している。
【0022】始端側の通路底板21の回転円盤1に臨む縁
部には、硬貨導入面部23および規制壁部24が形成されて
いる。この硬貨導入面部23は、基準通路壁15から通路内
方に突出する幅が処理する最小硬貨径寸法より小なる寸
法とされ、回転円盤1の上面高さ位置から上昇傾斜する
ように形成されている。一方、規制壁部24は、硬貨導入
面部23の側部位置を始端としてベース板11の回転円盤1
に臨む一部が露出するように彎曲状に形成されており、
硬貨導入面部23を通じて硬貨通路12へ送り込まれる硬貨
を除く、回転円盤1で硬貨通路12の入口部12a に移動さ
れる硬貨の進入を規制して回転円盤1側へ戻すようにな
っている。
【0023】また、通路底板21上には硬貨の金種、真偽
等を識別する識別部31が設けられており、この識別部31
は、基準通路壁15側に配設されたイメージセンサ32、通
路底板22に埋設された磁気センサ33からなる。さらに、
通路底板21およびベース板11には、硬貨通路12内を搬送
される硬貨を停止させるストッパ34が昇降する通孔35が
形成されている。一方、通路底板22およびベース板11に
は、図示しないシャッタで開閉される選別孔36が形成さ
れている。
【0024】硬貨通路12の入口部12a の一側上方には、
硬貨を硬貨導入面部23を通じて硬貨通路12へ移送する硬
貨移送ベルト41が張設されている。この硬貨移送ベルト
41は、外周面が平らな無端状のベルトからなり、回転円
盤1の上方の回転自在の支軸42に軸支されたプーリ43
と、通路底板22の上方の回転自在の支軸44に軸支された
プーリ45との間に張設されている。この硬貨移送ベルト
41の張設位置は、基準通路壁15から処理する最小硬貨径
寸法より小なる位置で、かつ、規制壁部24の上方を通る
位置とされている。また、硬貨移送ベルト41の硬貨通路
12面に臨むベルト部位は、回転自在の支軸46に軸支され
た複数個のローラ47により下方に付勢されている。な
お、プーリ43,45およびローラ47は、硬貨が硬貨導入面
部23を通じて硬貨通路12へ送り込まれる際の硬貨移送ベ
ルト面の浮上を規制する規制ローラ48として構成されて
いる。
【0025】そして、硬貨移送ベルト41は、プーリ43,
45およびローラ47を下方に付勢する図示しない付勢手段
により、通常は、回転円盤1および通路底板21の各上面
に対して最小厚み硬貨の厚みより小なる高さ位置H2 お
よびH3 にそれぞれ付勢支持され、また、2枚重なり硬
貨が硬貨移送ベルト41の下へ進入してきたときには、回
転円盤1の回転方向への移動および規制壁部24により規
制される重なり状態の下側硬貨に対して、重なり状態の
上側硬貨を硬貨通路12へ移送すべく、回転円盤1の上面
に対して2枚重なり硬貨高さまで上昇可能とされてい
る。
【0026】また、硬貨通路12の入口部12a の他側上方
には、硬貨移送ベルト51が張設されている。この硬貨移
送ベルト51は、無端状の丸ベルトからなり、回転円盤1
の上方の回転自在の支軸52に軸支されたプーリ53と前記
支軸44に軸支されたプーリ54との間に張設されている。
そして、硬貨移送ベルト51は、始端側のプーリ53に係合
する硬貨移送ベルト51の下面が回転円盤1の上方に位置
されており、プーリ53,54を下方へ付勢する図示しない
付勢手段により、通常は、通路底板21の上面に対して最
小厚み硬貨の厚みより小なる高さ位置H4 に付勢支持さ
れ、また、硬貨が硬貨導入面部23を通じて硬貨通路12に
送り込まれたときには、1枚の硬貨厚さに対応した高さ
まで上昇可能とされている。
【0027】さらに、硬貨通路12の上方には、硬貨搬送
ベルト61が張設されている。この硬貨搬送ベルト61は、
外周面が平らな無端状のベルトからなり、支軸44に支持
されたプーリ62と硬貨通路12の後流側の図示しないプー
リとの間に張設され、硬貨通路12面に臨むベルト部位が
回転自在の支軸63に軸支された複数個のローラ64により
下方に付勢されている。そして、硬貨搬送ベルト61は、
プーリ62およびローラ64を下方へ付勢する図示しない付
勢手段により、通常は、通路底板22の上面に対して最小
厚み硬貨の厚みより小なる高さ位置に付勢支持され、ま
た、硬貨が硬貨通路12内を搬送されるときには、1枚の
硬貨厚さに対応した高さまで上昇可能に支持されてい
る。
【0028】なお、各ベルト41,51,61は下流側が通路
側板13に近付く方向にわずかに傾斜されている。
【0029】そして、支軸44が図示しないモータで回転
駆動され、各ベルト41,51,61がそれぞれ回転駆動され
るようになっている。
【0030】次に、本実施例の作用を説明する。
【0031】なお、処理対象硬貨と各部位との寸法関係
の一例をあげると、処理対象硬貨の厚みは1.3 〜2.8 m
m、径は18〜31mm、高さH1 は3mm、H2 は0.8 mm、H3
は0.1 mm、H4 は0.2 mm、通路底板21,22の厚さTは
0.7 mm程度とする。
【0032】回転円盤1が図中矢印方向に回転駆動され
ると、回転円盤1上に供給された硬貨は、回転円盤1と
ともに回転し、かつ、この回転円盤1の回転による遠心
力の作用により回転円盤1の周縁に移動し、周壁3の内
面に沿って移動する。
【0033】回転円盤1上の一部の硬貨(回転円盤1上
に接する硬貨や2枚重なり状態の最小厚み硬貨)は厚み
規制部材5の下を通過し、硬貨通路12の方向へ移動す
る。
【0034】そして、厚み規制部材5の下を厚み方向1
枚状態で通過した硬貨は、ガイド板17のガイド壁18に沿
って移動して、回転駆動されている硬貨移送ベルト41の
下にくわえ込まれると、硬貨移送ベルト41によって硬貨
通路12の方向に向けて強制的に移送される。そのため、
硬貨は、ガイド板17のガイド壁18から通路側板13の基準
通路壁15に移って移動するとともに、硬貨の一側縁部が
硬貨導入面部23に載り上げ、さらに、硬貨全体が通路底
板21上に載り上げる。
【0035】通路底板21上に載り上げた硬貨は、硬貨移
送ベルト41および硬貨移送ベルト51の下側にくわえ込ま
れた状態で基準通路壁15に沿って移動して、識別部31で
識別され、さらに、硬貨搬送ベルト61の下側にくわえ込
まれて硬貨通路12内を搬送される。
【0036】なお、例えば、識別部31で偽貨等の排除す
べき硬貨を識別した場合には、該当する硬貨の次の硬貨
をストッパ34で係止するとともに、選別孔36のシャッタ
を開放して該当硬貨を選別孔36に排除するようにする。
【0037】また、厚み規制部材5の下を厚み方向1枚
状態で通過した硬貨のうち、硬貨一側縁部が硬貨導入面
部23に載り上げなかった硬貨は、規制壁部24に当接して
硬貨通路12への進入が規制され、回転円盤1の回転力に
より規制壁部24に沿って回転円盤1上に戻される。
【0038】また、厚み規制部材5の下を最小厚み硬貨
が2枚重なり状態で通過して硬貨移送ベルト41の下にく
わえ込まれた場合、重なり状態の上側硬貨は硬貨移送ベ
ルト41によって硬貨通路12の方向へ移動されるのに対し
て、重なり状態の下側の硬貨は回転円盤1に接して摩擦
が生じていることから回転方向へ移動される。そのた
め、重なり状態の上側の硬貨と下側の硬貨とに重なり位
置ずれが生じ、上側の硬貨は硬貨導入面部23に載り上げ
るが、下側の硬貨は規制壁部24に当接規制されて回転円
盤1に戻される。したがって、重なり状態の上側硬貨の
みが硬貨通路12に送り込まれる。
【0039】なお、規制壁部24の上方位置における硬貨
移送ベルト41の浮上を最小限に規制しているため、硬貨
が硬貨導入面部23を通じて硬貨通路12へ送り込まれる際
に、硬貨移送ベルト41が浮上することで他の硬貨が硬貨
通路12に進入するようなことを規制することができる。
【0040】また、硬貨移送ベルト51の始端側のプーリ
53に係合する下面は回転円盤1の上方に位置されている
ため、回転円盤1上で硬貨が跳ね上がって規制壁部24を
載り越えて硬貨通路12に進入するようなことを防止する
ことができる。
【0041】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、硬貨移送
ベルトで硬貨通路の入口部に移送される硬貨のうち、基
準通路壁に沿って移動する硬貨は、硬貨導入面部を通じ
て硬貨通路内へ取り込み、また、基準通路壁に沿って移
動する硬貨に通路幅方向に隣合う硬貨等の硬貨導入面部
に載り上げない硬貨は、規制壁部によって規制されて回
転円盤上に戻すことができる。したがって、硬貨通路の
入口部での硬貨詰まりを防止でき、硬貨通路には硬貨導
入面部を通じて硬貨移送ベルトで移送される硬貨のみを
確実に1枚ずつ送り込むことができる。
【0042】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明において、規制壁部の上方位置における硬貨移
送ベルトの浮上を規制し、硬貨が硬貨導入面部を通じて
硬貨通路へ送り込まれる際に、硬貨移送ベルトが浮上す
ることで他の硬貨が硬貨通路に進入するようなことを規
制することができる。したがって、硬貨通路には、硬貨
導入面部を通じて硬貨移送ベルトで移送される硬貨のみ
をより確実に1枚ずつ送り込むことができる。
【0043】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の発明において、処理対象硬貨の厚み差が2倍以上の
場合でも、厚み規制部材の下を最小厚み硬貨が2枚重な
り状態で通過して硬貨移送ベルトの下にくわえ込まれれ
ば、重なり状態の上側硬貨は硬貨移送ベルトによって硬
貨通路の方向へ移動されるのに対して、重なり状態の下
側の硬貨は回転円盤に接して摩擦が生じていることから
回転方向へ移動されるため、重なり状態の上側の硬貨と
下側の硬貨とに重なり位置ずれが生じ、上側の硬貨は硬
貨導入面部を通じて硬貨通路に取り込まれるが、下側の
硬貨は規制壁部で規制して回転円盤に戻すことができ
る。したがって、硬貨通路には、重なり状態の上側の硬
貨のみを確実に1枚ずつ送り込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の硬貨処理機の硬貨通路装置の一実施例
を示す平面図である。
【図2】同上実施例の図1のA−A矢視図である。
【図3】同上実施例の図1のB−B矢視図である。
【図4】同上実施例の一部の斜視図である。
【符号の説明】
1 回転円盤 5 厚み規制部材 12 硬貨通路 15 基準通路壁 23 硬貨導入面部 24 規制壁部 41 硬貨移送ベルト 48 規制ローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬貨を遠心力にてその周縁へ移動させる
    回転円盤と、この回転円盤の周縁域に入口部が臨み外方
    へ向けて形成された硬貨通路とを有する硬貨処理機にお
    いて、 前記硬貨通路の入口部に設けられ、通路幅方向一側の基
    準通路壁から処理する最小硬貨径寸法より小なる幅寸法
    を有し、前記回転円盤の上面高さ位置から上昇傾斜する
    硬貨導入面部と、 この硬貨導入面部の側部位置を始端として設けられ、硬
    貨導入面部を通じて硬貨通路へ送り込まれる硬貨を除く
    前記回転円盤で硬貨通路の入口部に移動される硬貨の進
    入を規制して前記回転円盤側へ戻す規制壁部と、 前記回転円盤の上面に臨む位置を始端位置とし、硬貨を
    前記硬貨導入面部を通じて前記硬貨通路へ移送する硬貨
    移送ベルトとを具備したことを特徴とする硬貨処理機の
    硬貨通路装置。
  2. 【請求項2】 硬貨移送ベルトは、硬貨通路の基準通路
    壁から最小硬貨径寸法より小なる位置でかつ規制壁部の
    上方位置に張設し、かつ、規制壁部の上方位置において
    係合する上下動可能な複数個の規制ローラにより硬貨が
    硬貨導入面部を通じて硬貨通路へ送り込まれる際の硬貨
    移送ベルト面の浮上を規制することを特徴とする請求項
    1記載の硬貨処理機の硬貨通路装置。
  3. 【請求項3】 回転円盤の上面に臨んで硬貨通路の入口
    部へ移動する硬貨の厚みを規制する厚み規制部材を備
    え、この厚み規制部材は、処理対象硬貨の厚み範囲を最
    大厚みが最小厚みの2倍よりやや大なる厚みまでとすべ
    く回転円盤の上面に対して最大厚み硬貨の厚み寸法より
    やや大なる高さ位置に設け、 硬貨移送ベルトは、回転円盤の上面に対して最小厚み硬
    貨の厚みより小なる高さ位置に設け、かつ、2枚重なり
    硬貨が硬貨移送ベルト下へ進入してきたときに、回転円
    盤の回転方向への移動および規制壁部により規制される
    重なり状態の下側硬貨に対して、重なり状態の上側硬貨
    を硬貨通路へ移送すべく2枚重なり硬貨高さまで上昇可
    能に設けたことを特徴とする請求項1記載の硬貨処理機
    の硬貨通路装置。
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