JPH0618793A - 可変光減衰装置 - Google Patents

可変光減衰装置

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JPH0618793A
JPH0618793A JP5072156A JP7215693A JPH0618793A JP H0618793 A JPH0618793 A JP H0618793A JP 5072156 A JP5072156 A JP 5072156A JP 7215693 A JP7215693 A JP 7215693A JP H0618793 A JPH0618793 A JP H0618793A
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    • G02B6/24Coupling light guides
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    • G02B6/264Optical coupling means with optical elements between opposed fibre ends which perform a function other than beam splitting
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Abstract

(57)【要約】 【目的】連続的に減衰度が制御可能な小型かつ安価な可
変光減衰装置を提供する。 【構成】シングルモードの光ファイバ区分25を略円形
の支持部20に巻つける。この光ファイバ区分25をプ
ランジャ22で非円形に変形して、光ファイバ24の光
ファイバ区分25を伝達する光信号の一部を外部へ漏洩
させて光減衰度を変える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバ通信システ
ムに用いられる可変光減衰装置に関する。
【0002】
【従来の技術】信号通信システムにおいて光ファイバが
使用されており、この光ファイバを伝達する光信号は、
光信号受信器に入力され信号処理される。この光信号受
信器は、受信する光信号の出力レベルが高すぎると信号
処理ができない。このため、光信号受信器へ入力される
高出力送信信号をこの受信器で処理できるようにする可
変光減衰装置が多く使用されている。また、処理可能な
最大信号レベルは光信号受信器の特性で定まっており、
光信号受信器のダイナミックレンジの上限として知られ
ている。光ファイバを伝達する光信号の光強度は変化す
ることがあるため、光信号受信器に送られる光信号の光
強度の修正を可能にする手段が必要である。可変光減衰
装置は、光信号の光強度を減衰する装置であり、減衰す
る光強度を調整できる。
【0003】従来の可変光減衰装置には、例えばレンズ
及び可変中性密度光学フィルタを使用するタイプ(例え
ば、米国特許第4,989,938号参照)、二つの光
ファイバの両端の位置を相対的に変えるタイプ(例え
ば、米国特許第4,645,294号、第4,519,
671号参照)、反射面を移動させることにより、二つ
の光ファイバの結合を効果的に変動させるタイプ(例え
ば、米国特許第4,516,827号参照)などがあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の可変光減衰
装置は、特にシングルモードの光ファイバに適用する場
合、減衰量が最小になるように調整されていると、光強
度の減衰量を確実に少なくするためには、二つの光ファ
イバの極めて精密な整合が必要になるという問題があ
る。さらに、レンズやフィルタのように費用のかかる光
学部品が、現在入手可能な大多数の可変光減衰装置に用
いられており、このため、一般に従来の可変光減衰装置
の多くは、高価であり、構造が複雑であり、制御が不正
確であり、しかも外部の衝撃や振動の影響を受けやすい
という問題がある。
【0005】本発明は、連続的に光強度の減衰量を制御
できる小型かつ安価な可変光減衰装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の可変光減衰装置は、 (1)ハウジング (2)光入射端及び光出射端を有する光ファイバ (3)前記ハウジング内に配置された、前記光ファイバ
を略円形に支持する支持部材 (4)前記光ファイバを前記略円形の状態から非円形に
変形することにより、前記光ファイバを通過する光の減
衰量を制御する制御手段 を備えたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明による可変光減衰装置では、支持部材に
より略円形に支持された光ファイバが、制御手段により
この略円形の状態から非円形に変形される。これによ
り、この変形された部分において光ファイバを伝達する
光が減衰する。また、本発明の可変光減衰装置によれ
ば、略円形に曲げられた状態で支持された光ファイバの
曲げ半径が予め定められた限界値より小さくなるように
精密に制御して、光ファイバを変形するため、光ファイ
バまたは光ファイバを通る信号をいささかも破損又は変
質することなく、ファイバコアの光を外部にリークさせ
て光ファイバを伝達する光を減衰することができる。
【0008】本発明の好適な実施例によれば、支持部材
は、非円形に変形された状態の光ファイバを支持するた
めに、変形する可撓性の鋼製ばねまたはゴム状弾性体の
ような可撓性の材料で構成される。略円形に支持された
光ファイバは、好ましくは支持部材に一巻以上巻かれ、
この支持部材には、好ましくは光ファイバを変形する際
にこの光ファイバがずれたり移動したりしないように、
鋼製ばねまたはゴム状弾性体の回りに巻かれた、光ファ
イバを接着する鋼製テープなどが備えられている。
【0009】制御手段は好ましくは、可撓性の支持部材
から離れた後退位置とこの支持部材を変形させて光ファ
イバを変形させるために支持部材を押し付ける押付位置
との間を移動可能なプランジャで構成される。プランジ
ャには、好ましくは光ファイバの非円形に湾曲して変形
した部分の長さのみによって減衰量が変化するように、
変形した部分の曲率半径を一定に保つための端部が形成
されており、この端部の形状は、光ファイバを三か所で
湾曲させるために全体として丸みを帯びた形状になって
いる。これにより、湾曲に変形した部分の曲率半径が変
化することにより生じる好ましくない光学的影響が防止
される。また、制御手段には、上記プランジャを所望の
押付位置に固定するための固定手段も設けられている。
【0010】本発明の可変光減衰装置は、構造が簡単で
あり、製造のコスト効率がよく、また減衰量の精密な制
御ができる。本発明の利点と詳細を、以下の実施例の説
明から明らかにする。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を、図面を参照して説明す
る。図1〜図4は、本発明の好適な一実施例である連続
可変型の可変光減衰装置を示す。この可変光減衰装置1
0には、ハウジング本体12及び蓋部13を有する全体
として長方形のハウジング11が備えられている。ハウ
ジング本体12は、金属、プラスティック及びセラミッ
クスなどの適切な材料で製造することができる。ハウジ
ング本体12は一体型で構成され、このハウジング本体
12には、光ファイバ24が収納されるほぼ長方形の中
空部14が形成されている。この中空部14には、減衰
される光が伝達するシングルモード光ファイバのような
光ファイバ区分25を支持する支持部材20が設けられ
ている。この支持部材20は、薄い鋼製テープ23と、
この鋼製テープ23が外面に取り付けられたほぼ馬蹄型
のばね15で構成されており、可撓性になっている。
【0012】ばね15は、幅約3.2mm、厚さ約0.
5mmの可撓性ステンレス鋼製ばねで構成され、半径約
18mmの湾曲形をなしている。このばね15には、ば
ね15を中空部14に固定するために下方に延びた2つ
の突起部16が形成されており、この突起部16が、ハ
ウジング本体12の中空部14の基部にある2つの溝1
7にそれぞれ挿入されることにより、ばね15は位置決
めされる。上方に延びた2つの突起部18は、図4に示
されるように、蓋部13がハウジング本体12に取り付
けられる際に、蓋部13の一組の溝19にそれぞれ挿入
されて位置決めされる。ばね15の両端部は一定の半径
で内側に湾曲され、両端部の間は、空間または間隙21
を形成するために互いに離れている。例えば0.025
mmの鋼シム体の薄い鋼製テープ23は、ばね15の外
面に巻かれ突起部23aをばね15に巻き付けることに
よりばね15に機械的に取り付けられ、さらに適切な接
着剤でばね15の外面に接着されている。図2及び図3
に最も良く示されているように、鋼製テープ23は、ば
ね15の両端部の間に形成された間隙を越えて延びてい
る。
【0013】可変光減衰装置10は、光ファイバケーブ
ルの光ファイバ24を伝達する光を減衰するよう設計さ
れており、この光ファイバケーブルには、光ファイバジ
ャケット24aで囲まれたバッファコートが備えられて
いる。ここでは、用語「光ファイバ24」は、バッファ
コートを含んだものを意味する。減衰される光が伝達す
る光ファイバ区分25は、鋼製テープ23の外面の回り
に一巻以上巻かれている(図4には、三巻されて3つの
ループが形成された状態が示されている。)。光ファイ
バ区分25の各ループは、シリコンまたはアクリレート
などの接着剤により鋼製テープ23の外面に接着され、
光ファイバ区分25が支持部材20の周りを移動しない
ようにされている。
【0014】光をバッファコート外へ伝達可能にするた
めに、バッファコートは好ましくはそれに接して例えば
ゲルなどの接着剤またはその他の材料の屈折マッチング
剤が被着形成される。ハウジング本体12には、その端
部に一対の開口部26,27が形成されており、この開
口部26、27は、光ファイバ24の入出力開口部にな
る。光ファイバジャケット24aは、ひずみ取り部材2
8,29内を通って開口部26,27まで延びている。
また、開口部26,27は、蓋部13がハウジング本体
12に取り付けられた状態で、ひずみ取り部材28,2
9をこの開口部26,27に安定させるようになってい
る。ひずみ取り部材28,29は、光ファイバケーブル
をハウジング本体12から取り出す際に、光ファイバケ
ーブルが鋭角的に曲げられることを防止している。
【0015】プランジャ22もハウジング本体12内に
支持され、溝32内に配置されている。プランジャ22
は、内側に雌ねじが形成された開口部35をハウジング
本体12の端部側から貫通しているねじ33の先端部に
取り付けられている。プランジャ22の端部34は丸み
を帯びており、このプランジャ22はねじ33を操作す
ることにより、ばね15の間隙21を越えて支持部材2
0の中に挿入され、また支持部材20から離れることが
できるように、ねじ30の長さ方向に移動可能になって
いる。図2は支持部材20から離れた後退位置にあるプ
ランジャ22を示し、図3は支持部材20を押し付ける
押付位置にあるプランジャ22を示す。図3に示される
ように、プランジャ22が押付位置に移動すると、この
プランジャ22は間隙を越えて鋼製テープ23の一部を
押える。プランジャ22の押圧力により可撓性のばね1
5が変形し、このばね15に接着された鋼製テープ23
及び光ファイバ区分25のループが間隙の内側に向けて
曲げられる。この結果、プランジャ22の丸みを帯びた
端部34により、図3に示されるように、光ファイバ区
分25が三か所の位置36,37,38で曲げられ、こ
れらの位置36,37,38において、一定の方法で光
ファイバの光伝達率が減少して光を外部にリーク(漏
洩)できるようになり、光ファイバ区分25を伝達する
光が減衰される。
【0016】光ファイバ区分25は、曲げられた部分の
半径が光ファイバのパラメータ及び伝達される光の波長
によって決まる限界半径より大きい限り、伝達する光を
減衰せずに曲げられることができる。一方、光ファイバ
区分25がこの限界半径より小さい半径で曲げられる
と、光ファイバの光伝達率が減少し伝達する光が減衰さ
れる。
【0017】減衰される光の量は、曲げられた部分の半
径の単調関数にはならない。減衰量と可変光減衰装置の
作動量の関係が単調関数になることが重要であるため、
限界半径より小さく曲げられた全て部分の半径は、可変
光減衰装置10が作動している間は一定に保たれている
必要がある。このためには、ばね15の位置36,38
と同様に、プランジャ22の端部34が一定の半径で湾
曲していることが必要になる。減衰量は、この半径に沿
って曲げられる光ファイバの長さによって決まる。これ
により、減衰量と可変光減衰装置の作動量の関係が単調
関数になる。
【0018】図4に最も良く示されるように、プランジ
ャ22の端部34はU字形であり、プランジャ22の押
圧力が、主として光ファイバ区分25の両側にある鋼製
テープ23に加えられ、光ファイバ区分25に直接加え
られないようになっている。好ましくは、プランジャ2
2の端部34の凹部は、プランジャ22が押された状態
で、この凹部が光ファイバ区分25に軽く接触するよう
にごく浅く形成されている。従って、プランジャ22
が、光ファイバ区分25を曲げる正しい位置まで押され
ることにより所望の減衰量が得られ、プランジャ22
は、図1〜図3に示されるように、プランジャ固定機構
41により適正な位置に固定される。プランジャ固定機
構41は、開口部35に平行な開口部44に位置決めさ
れる固定ねじ42と、側方溝46内に配置される固定シ
リンダ43で構成されている。図2及び図3に示されて
いるように、プランジャ22を適正な位置に固定させる
ための固定ねじ42をハウジング本体12にねじ込むこ
とにより、固定シリンダ43は、固定ねじ42のテーパ
状端部によりプランジャ22の横方向からこのプランジ
ャ22に押しつけられる。また、その他のプランジャ固
定機構を必要に応じて使用することもできる。
【0019】ハウジング本体12に支持された光ファイ
バ区分25のループが正しく位置決めされて組み立てが
適切に行われた後、蓋部13に形成された穴52とハウ
ジング本体12の基部に形成された整合穴53を整合さ
せ、ねじ51で蓋部13をハウジング本体12にねじ止
めし取り付ける。図1〜図4に示されるように、蓋部1
3が正しい位置にある場合は、溝19には馬蹄型のばね
15の突起部18が挿入されてばねが正しい位置に保持
され、ひずみ取り部材28,29をそれぞれ開口部2
6,27の正しい位置に固定する助けになっている。
【0020】本発明の可変光減衰装置10では、ひとつ
以上のループで構成される光ファイバ区分25は、この
光ファイバ区分25がプランジャ22により規定通りに
曲げられた場合に、ずれたり移動したりしないように支
持されている。これにより可変光減衰装置10を用い
て、簡単にかつ効率の良く光の減衰量の精密な制御が可
能になる。
【0021】ここで、ばね15の外周に巻かれた光ファ
イバ区分25のループの曲率半径は、減衰量が光ファイ
バ区分25をプランジャ22で曲げるだけで制御できる
ように、光ファイバ区分25を通る光の減衰を起こさせ
るには不十分な曲率半径になっていることに注意しなけ
ればならない。次に、本発明の第2実施例を説明する。
【0022】図5及び図6は、本発明の第2実施例の可
変光減衰装置60(蓋部は図示せず)を示す。可変光減
衰装置60は、多くの点で図1〜図4に示される可変光
減衰装置10と同様であり、同じ要素は同一の符号で示
す。可変光減衰装置60の光ファイバ支持部61は、複
数の支持ピン62と一対のベアリング支持体63で構成
されており、この点で図1〜図4に示される可変光減衰
装置10と異なる。光ファイバ区分25が、図6に示さ
れるように、支持ピン62及びベアリング63の回りに
巻かれ、光ファイバ区分25のループが、第1実施例と
同様に、プランジャ22で規定量曲げられる。プランジ
ャ22の両側のベアリング63は、光ファイバ区分25
のループがプランジャ22で曲げられる際のずれや移動
を防ぐ助けになっている。
【0023】ベアリング63は、曲げられた光ファイバ
区分25を支持する際には、この光ファイバ区分25が
例えばばね部材などに対して移動可能になるように、ハ
ウジング本体12内で支持することができる。また、図
5及び図6には示されていないが、第1の実施例と同様
に、曲げられる光ファイバ区分25を支持するために、
ピン62とベアリング63を囲っている1ループの鋼製
テープに光ファイバ区分25を接着してもよい。
【0024】次に、本発明の第3実施例を説明する。図
7及び図8は、本発明の第3実施例の連続可変光減衰装
置を示す。図7及び図8に示される連続可変光減衰装置
の支持部材70は、外周に鋼製テープ72が取り付けら
れた変形可能な円盤状のゴム状弾性体71で構成されて
おり、光ファイバ区分25は図1〜図4の実施例の場合
と同様に鋼製テープ72の外面に接着されている。ゴム
状弾性体71は、図7及び図8に示されるように、適切
な取付部材74でハウジング本体12内の適正な位置に
固定されている。図7及び図8に示される連続可変光減
衰装置では、プランジャ22が光ファイバ区分25を押
し付ける押付位置に移動すると、図8に示されるよう
に、ゴム状弾性体71が変形し、光ファイバ区分25も
曲がってその曲がった部分を通る光が減衰される一方、
この光ファイバ区分25は継続して効果的にゴム性弾性
体71に支持される。
【0025】この実施例では、光ファイバ区分25が曲
げられている間、光ファイバ区分25とこの光ファイバ
区分25を支持する支持部材70により減衰量の「クリ
ープ」変化が生じていることが実験により判明してい
る。次に本発明の第4実施例を説明する。図9〜図12
は、本発明の第4実施例の連続可変光減衰装置を示す。
【0026】この実施例は、「クリープ」を低減し、ば
ねの端部において光ファイバを一定半径で確実に曲げる
ための変更点を除いて、図1〜図4に開示された実施例
と同じである。可変光減衰装置110には、ハウジング
本体112と蓋部113を有するほぼ長方形のハウジン
グ111が備えられている。ハウジング111は金属、
プラスティック、及びセラミックスなどの適切な材料か
ら製造することができる。ハウジング本体112は一体
型で構成され、このハウジング本体112には、減衰さ
れる光が伝達する光ファイバ区分125が収容されるほ
ぼ長方形の中空部114が形成されている。
【0027】この中空部114には、光ファイバ区分1
25を支持する支持部材120が設けられている。この
支持部材120は、変形可能なほぼ馬蹄型のばね115
で構成されている。ばね115の両端部は、これら両端
部の間に間隙121が形成されるように離れて配置され
ており、両端部それぞれは、支持体149,150に直
角に取り付けられている。支持体149,150は、ハ
ウジング内のばね115の両端部において浮動状態であ
り、光ファイバ区分125の上記した限界値より小さい
半径を有する。
【0028】上記した他の実施例においては、内方に曲
げられるばね15(図2参照)の端部15aは、ばねと
して用いられる材料に一定半径の湾曲部を形成すること
が困難なため、一定の半径を持っていない。一定半径で
ない結果、減衰量と作動量(プランジャが押し込まれる
深さ)の関係を表す曲線が非単調性になっている。本実
施例の支持体149、150にはこの問題はない。
【0029】本実施例の可変光減衰装置に備えられたば
ね115は、第1実施例で説明したものと同様の可撓性
ステンレス鋼製ばねである。略円形のばね115の半径
は、光ファイバをばね115の周りに巻き付けても減衰
が起こらないように、光ファイバの限界半径より大きく
なっている。ばね115には、ばね115を中空部11
4に固定させるために、下方に延びた2つの突起部11
6が形成されており、ハウジング本体112の中空部1
14の基部に形成された2つの溝117に突起部116
がそれぞれ挿入されることによりばね114は位置決め
される。上方に延びる2つの突起部118は、図12に
示されるように、蓋部113をハウジング本体112に
取り付けた際に、蓋部113に形成された2つの溝11
9にそれぞれ挿入されて位置決めされる。ばね115の
端部は、はんだ付け、エポキシ樹脂または数多くある取
付方法のひとつによって支持体149,150に取り付
けられている。支持体が端部に形成されたばねを、熱安
定型樹脂から成型することも考えられる。
【0030】可変光減衰装置110は、光ファイバケー
ブルの光ファイバ区分125を伝わる光信号を減衰する
よう設計されており、この光ファイバケーブルには、光
ファイバジャケット124aに囲まれたバッファコート
が備えられている。ここでは、用語「光ファイバ12
4」は、バッファコートを含んだものを意味する。減衰
される光が伝達する光ファイバ区分125は、支持体1
49,150の間の間隙121を越えてばね115の外
面に一巻以上巻かれている。
【0031】実験結果によると、クリープは、ばね11
5に巻かれた光ファイバ区分125の一部から生じてい
ることが判明した。バッファコートは光ファイバよりか
なり柔らかいため、光ファイバがバッファコート内にあ
る間、バッファコート内の光ファイバは湾曲部の内側に
向かって移動する。光ファイバが移動して半径が変化し
ている間、クリープが誘発される。
【0032】現在好ましいケーブルは、米国マサチュセ
ッツ州、ストルールブリッジのスペクトラン コーポレ
ーションが製造し、部品名SH108Hとして販売され
ているハーメチックシングルモード型光ファイバであ
る。このケーブルは、4.5ミクロン半径のコアを有
し、58ミクロンのクラッドで囲まれ、さらに約1ミク
ロンのハーメチック塗膜で囲まれ、155ミクロン直径
のポリアミド緩衝材に納められている。このケーブルの
使用により、ばねの周りの鋼製テープに光ファイバを接
着することを省略できる。
【0033】ハウジング本体112の端部には、一対の
開口部126,127が形成されており、この開口部1
26,127は、光ファイバの入力及び出力開口部にな
っている。光ファイバジャケット124aは、ひずみ除
去部材128,129内を通って開口部126,127
まで延びており、この開口部126,127は、蓋部1
13がハウジング本体112に取り付けられた状態で、
ひずみ除去部材128,129を固定するようになって
いる。ひずみ除去部材128,129は、光ファイバケ
ーブルをハウジング本体112から取り出す際に、光フ
ァイバケーブルが鋭角的に曲げられることを防止してい
る。
【0034】プランジャ122はハウジング本体112
内に支持され、溝132内に配置されている。また、こ
のプランジャ122は、内側に雌ねじが形成された開口
部135をハウジング本体112の端部側から貫通して
いるねじ133の先端部に取り付けられている。プラン
ジャ122の端部134は、光ファイバの限界半径より
小さい半径を有するほぼ円形状の丸みを帯びた形になっ
ており、馬蹄型ばね115の両端部に取りつけられた支
持体149,150の間の間隙121と互いに向き合っ
ている。
【0035】図10には、光ファイバ区分125から離
れた後退位置にあるプランジャ122が示され、図11
には、支持体149,150の間の間隙を越えて光ファ
イバ区分125を押し付ける押付位置にあるプランジャ
122が示されている。プランジャ122が光ファイバ
区分125を押圧することにより、光ファイバ区分12
5は二つの支持体149,150の周りでばね115の
内方に曲げられ、光ファイバ区分125を支持するばね
115が変形する。この結果、プランジャ122の丸み
を帯びた端部134により、光ファイバ区分125が、
図11に示されるように、プランジャの端部134の位
置137、二つの支持体149,150のそれぞれ位置
136,138で曲げられる。従って、これら三か所の
位置136,137,138では、一定の方法で光ファ
イバ区分125の光伝達率が減少して光を外部にリーク
できるようになり、光ファイバ区分125を伝達する光
が減衰される。
【0036】所望の減衰量が達成されるように、プラン
ジャ122が押されると、図9〜図11に示されるよう
に、プランジャ固定機構141によって適正な位置にプ
ランジャ122を固定することができる。ハウジング本
体112に形成されたねじ穴144に固定ねじ142を
ねじ込むことにより、固定シリンダ143がプランジャ
122の横方向からこのプランジャ122に押圧されて
プランジャ122は適所に安定して固定される。また、
その他の固定機構を利用することができ、固定機構を使
用しないことも考えられる。
【0037】ハウジング本体112内の支持部材120
の周りに光ファイバのループを正しく位置決めし、ハウ
ジング本体112のねじ穴153と蓋部113に形成さ
れた穴152を整合させ、ねじ151で蓋部113をハ
ウジング本体112に取り付けて組み立てた後、所定の
減衰量が達成されるまでプランジャ122が押される。
プランジャ122が押されるに伴って、ループ状の光フ
ァイバ区分125は支持体149,150及びプランジ
ャ122の端部134の周りで曲げられる。支持体14
9,150とプランジャ122の端部134は、それぞ
れ光ファイバの限界半径より小さい一定の半径を持ち、
これにより構造が簡単でかつ効率の良い方法で減衰量の
精密な制御を行えるようになっている。
【0038】以上、本発明の好ましい実施例を説明して
きたが、本発明がその他の数多くの態様を取ることがで
きることを認識すべきである。従って、本発明は請求範
囲で要求される限りにおいてのみ限定されることを理解
しなければならない。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明の可変光減衰
装置は、支持部材に略円形に支持された光ファイバを制
御手段で非円形に変形させることにより減衰量を制御す
るようになっているため、簡単な構造でコスト効率が高
く、しかも減衰量の正確な制御ができる。また、光ファ
イバ及びこの光ファイバを通過する信号を破損又は変質
することなく、光ファイバを通過する光を減衰すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の可変光減衰装置の分解斜
視図である。
【図2】光ファイバが変形されていない状態を示す、図
1の可変光減衰装置の上面図である。
【図3】光ファイバが変形された状態を示す、図1の可
変光減衰装置の上面図である。
【図4】図1の可変光減衰装置の縦断面図である。
【図5】本発明の第2実施例の可変光減衰装置の斜視図
である。
【図6】図5の可変光減衰装置の上面図である。
【図7】本発明の第3実施例の可変光減衰装置の斜視図
である。
【図8】図7の可変光減衰装置の上面図である。
【図9】本発明の第4実施例の可変光減衰装置の分解斜
視図である。
【図10】光ファイバが変形されていない状態を示す、
図9の可変光減衰装置の上面図である。
【図11】光ファイバが変形された状態を示す、図9の
可変光減衰装置の上面図である。
【図12】図9の可変光減衰装置の縦断面図である。
【符号の説明】
10,60,110 可変光減衰装置 11,111 ハウジング 20,70,120 支持部材 22 プランジャ 24,124 光ファイバ 25,125 光ファイバ区分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウォーレン ヘイル ルイス アメリカ合衆国 ペンシルバニア州 17022 エリザベスタウン ウエスト リ ッジ ロード 225 (72)発明者 グレゴリー ブレント パワーズ アメリカ合衆国 ペンシルバニア州 17090 シャーマンデール チャーチ ロ ード 513 ロードナンバ 1 (72)発明者 ジョン ケーリー ホッファー アメリカ合衆国 ペンシルバニア州 17109 ハリスバーグ ノース サーティ シックスス ストリート 507

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、 光入射端及び光出射端を有する光ファイバと、 前記ハウジング内に配置された、前記光ファイバを略円
    形に支持する支持部材と、 前記光ファイバを前記略円形の状態から非円形に変形す
    ることにより、前記光ファイバを通過する光の減衰量を
    制御する制御手段とを備えたことを特徴とする可変光減
    衰装置。
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