JPH06189785A - 抗d(+)−6−エリスロ−ネオプテリンモノクローナル抗体の製造方法 - Google Patents
抗d(+)−6−エリスロ−ネオプテリンモノクローナル抗体の製造方法Info
- Publication number
- JPH06189785A JPH06189785A JP4296464A JP29646492A JPH06189785A JP H06189785 A JPH06189785 A JP H06189785A JP 4296464 A JP4296464 A JP 4296464A JP 29646492 A JP29646492 A JP 29646492A JP H06189785 A JPH06189785 A JP H06189785A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- neopterin
- erythro
- monoclonal antibody
- antibody
- protein
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 煩雑な化学合成によるD(+)−6−エリス
ロ−ネオプテリン誘導体を経ずに、しかも容易な手法で
抗体の吸収操作の不要なD(+)−6−エリスロ−ネオ
プテリンのモノクローナル抗体を製造する方法を提供す
ること。 【構成】 D(+)−6−エリスロ−ネオプテリンを免
疫賦活タンパク質又は含硫タンパク質と架橋したものを
免疫原として動物を免疫し、該動物から抗D(+)−6
−エリスロ−ネオプテリンモノクローナル抗体を誘導す
ることから成る、抗D(+)−6−エリスロ−ネオプテ
リンモノクローナル抗体の製造方法を提供した。
ロ−ネオプテリン誘導体を経ずに、しかも容易な手法で
抗体の吸収操作の不要なD(+)−6−エリスロ−ネオ
プテリンのモノクローナル抗体を製造する方法を提供す
ること。 【構成】 D(+)−6−エリスロ−ネオプテリンを免
疫賦活タンパク質又は含硫タンパク質と架橋したものを
免疫原として動物を免疫し、該動物から抗D(+)−6
−エリスロ−ネオプテリンモノクローナル抗体を誘導す
ることから成る、抗D(+)−6−エリスロ−ネオプテ
リンモノクローナル抗体の製造方法を提供した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抗D(+)−6−エリ
スロ−ネオプテリンモノクローナル抗体の製造方法及び
該モノクローナル抗体を用いる免疫測定方法に関する。
スロ−ネオプテリンモノクローナル抗体の製造方法及び
該モノクローナル抗体を用いる免疫測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】D(+)-6-エリスロ- ネオプテリンは活性
化マクロファージから放出され, 細胞性免疫亢進の指標
として臨床的にも, ウイルスや細菌による感染症, 癌及
び臓器移植の診断及び臨床的指標として注目されてい
る。
化マクロファージから放出され, 細胞性免疫亢進の指標
として臨床的にも, ウイルスや細菌による感染症, 癌及
び臓器移植の診断及び臨床的指標として注目されてい
る。
【0003】D(+)−6−エリスロ−ネオプテリンに
対する抗体を得る目的で、D(+)−6−エリスロ−ネ
オプテリンをそのまま免疫しても、D(+)−6−エリ
スロ−ネオプテリンの分子量が小さいために抗体を得る
ことができないことは公知である。このため、D(+)
−6−エリスロ−ネオプテリンにスペーサーを結合して
成る誘導体を化学合成して、グルタルアルデヒド等でウ
シ血清アルブミン等に結合したものを抗原としてウサギ
等に免疫して抗血清を得る方法が開発された(特公平2
−55434号)。
対する抗体を得る目的で、D(+)−6−エリスロ−ネ
オプテリンをそのまま免疫しても、D(+)−6−エリ
スロ−ネオプテリンの分子量が小さいために抗体を得る
ことができないことは公知である。このため、D(+)
−6−エリスロ−ネオプテリンにスペーサーを結合して
成る誘導体を化学合成して、グルタルアルデヒド等でウ
シ血清アルブミン等に結合したものを抗原としてウサギ
等に免疫して抗血清を得る方法が開発された(特公平2
−55434号)。
【0004】しかし、この方法で化学合成した免疫原を
得るには煩雑な操作と熟練が必要で、一般的に利用する
ことは困難であるばかりでなく、得られた抗血清からD
(+)−6−エリスロ−ネオプテリンに対する抗体を得
るには、非特異成分を煩雑な吸収操作で除く必要があ
る。
得るには煩雑な操作と熟練が必要で、一般的に利用する
ことは困難であるばかりでなく、得られた抗血清からD
(+)−6−エリスロ−ネオプテリンに対する抗体を得
るには、非特異成分を煩雑な吸収操作で除く必要があ
る。
【0005】さらに、Weyrerらはこの方法で化学
合成した抗原を用いてモノクローナル抗体の作出を試み
たが、実用に供し得るモノクローナル抗体は得られなか
った(HYBRIDOMA,9,71,1990)。
合成した抗原を用いてモノクローナル抗体の作出を試み
たが、実用に供し得るモノクローナル抗体は得られなか
った(HYBRIDOMA,9,71,1990)。
【0006】また従来、D(+)−6−エリスロ−ネオ
プテリンの検出には、上記のごとく熟練を要する化学合
成による免疫原を用い、煩雑な吸収操作でウサギ等の抗
血清から精製した抗体を用いており、いまだ実用可能な
モノクローナル抗体の製造方法とその利用方法は得られ
ていない。
プテリンの検出には、上記のごとく熟練を要する化学合
成による免疫原を用い、煩雑な吸収操作でウサギ等の抗
血清から精製した抗体を用いており、いまだ実用可能な
モノクローナル抗体の製造方法とその利用方法は得られ
ていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来、
D(+)−6−エリスロ−ネオプテリンに対する抗体を
得るには特公平2−55434号に開示されているよう
に、D(+)−6−エリスロ−ネオプテリンの誘導体の
化学合成から始め、しかる後、ウシ血清アルブミンに結
合したものを用いなければならなかった。しかしその方
法は煩雑な手順を要するとともに、その免疫原からいま
だ実用に供するモノクローナル抗体を得ることはできな
かった。さらにウサギ等から得られた抗血清からD
(+)−6−エリスロ−ネオプテリンに特異的な抗体を
得るには、煩雑な吸収操作を必要とする。
D(+)−6−エリスロ−ネオプテリンに対する抗体を
得るには特公平2−55434号に開示されているよう
に、D(+)−6−エリスロ−ネオプテリンの誘導体の
化学合成から始め、しかる後、ウシ血清アルブミンに結
合したものを用いなければならなかった。しかしその方
法は煩雑な手順を要するとともに、その免疫原からいま
だ実用に供するモノクローナル抗体を得ることはできな
かった。さらにウサギ等から得られた抗血清からD
(+)−6−エリスロ−ネオプテリンに特異的な抗体を
得るには、煩雑な吸収操作を必要とする。
【0008】従って、本発明の目的は、これら煩雑な化
学合成によるD(+)−6−エリスロ−ネオプテリン誘
導体を経ずに、しかも容易な手法で抗体の吸収操作の不
要なD(+)−6−エリスロ−ネオプテリンのモノクロ
ーナル抗体を製造する方法を提供することである。ま
た、本発明の目的は、この方法により製造されたモノク
ローナル抗体を用いた免疫測定方法を提供することであ
る。
学合成によるD(+)−6−エリスロ−ネオプテリン誘
導体を経ずに、しかも容易な手法で抗体の吸収操作の不
要なD(+)−6−エリスロ−ネオプテリンのモノクロ
ーナル抗体を製造する方法を提供することである。ま
た、本発明の目的は、この方法により製造されたモノク
ローナル抗体を用いた免疫測定方法を提供することであ
る。
【0009】本願発明者らは、鋭意研究の結果、D
(+)−6−エリスロ−ネオプテリンをそのまま免疫賦
活タンパク質又は含硫タンパク質に結合したものを免疫
原として用いることにより、簡単な操作で高い親和性を
有する抗D(+)−6−エリスロ−ネオプテリンモノク
ローナル抗体を得ることができることを見出し本発明を
完成した。
(+)−6−エリスロ−ネオプテリンをそのまま免疫賦
活タンパク質又は含硫タンパク質に結合したものを免疫
原として用いることにより、簡単な操作で高い親和性を
有する抗D(+)−6−エリスロ−ネオプテリンモノク
ローナル抗体を得ることができることを見出し本発明を
完成した。
【0010】すなわち、本発明は、D(+)−6−エリ
スロ−ネオプテリンを免疫賦活タンパク質又は含硫タン
パク質と架橋したものを免疫原として動物を免疫し、該
動物から抗D(+)−6−エリスロ−ネオプテリンモノ
クローナル抗体を誘導することから成る、抗D(+)−
6−エリスロ−ネオプテリンモノクローナル抗体の製造
方法を提供する。また、本発明は、上記本発明の方法に
より製造された抗D(+)−6−エリスロ−ネオプテリ
ンモノクローナル抗体とD(+)−6−エリスロ−ネオ
プテリンとの特異的反応性を利用してD(+)−6−エ
リスロ−ネオプテリンを検出又は測定することから成る
免疫測定方法を提供する。
スロ−ネオプテリンを免疫賦活タンパク質又は含硫タン
パク質と架橋したものを免疫原として動物を免疫し、該
動物から抗D(+)−6−エリスロ−ネオプテリンモノ
クローナル抗体を誘導することから成る、抗D(+)−
6−エリスロ−ネオプテリンモノクローナル抗体の製造
方法を提供する。また、本発明は、上記本発明の方法に
より製造された抗D(+)−6−エリスロ−ネオプテリ
ンモノクローナル抗体とD(+)−6−エリスロ−ネオ
プテリンとの特異的反応性を利用してD(+)−6−エ
リスロ−ネオプテリンを検出又は測定することから成る
免疫測定方法を提供する。
【0011】以下、本発明をさらに詳細に説明する。
【0012】本発明において、「免疫賦活タンパク質」
とは抗体産生を増進させるタンパク質であり、その例と
してムラミルジペプタイド、結核菌、百日咳菌等を挙げ
ることができる。また、含硫タンパク質とは、イオウを
含むタンパク質であり、その好ましい例として、γ- グ
ロブリン、マクログロブリン、チログロブリン、メルカ
プトアルブミン、アルブミン、フィブリノーゲン等を挙
げることができる。
とは抗体産生を増進させるタンパク質であり、その例と
してムラミルジペプタイド、結核菌、百日咳菌等を挙げ
ることができる。また、含硫タンパク質とは、イオウを
含むタンパク質であり、その好ましい例として、γ- グ
ロブリン、マクログロブリン、チログロブリン、メルカ
プトアルブミン、アルブミン、フィブリノーゲン等を挙
げることができる。
【0013】免疫賦活タンパク質又は含硫タンパク質と
D(+)−6−エリスロ−ネオプテリンとの架橋は、こ
れらを架橋剤と反応させることにより行うことができ
る。免疫賦活タンパク質を用いる場合には、架橋剤とし
てはグルタルアルデヒドやカルボジイミド等を用いるこ
とができる。この場合、免疫賦活タンパク質、D(+)
−6−エリスロ−ネオプテリン及び架橋剤の混合比率
は、特に限定されないが、1:10:10ないし1:1
02 :103 程度が好ましく、反応は好ましくは12℃
〜37℃で1〜20時間程度行われる。また、含硫タン
パク質を用いる場合には、架橋剤としてはサクシンイミ
ドやマレイミド等を用いることができる。この場合、免
疫賦活タンパク質、D(+)−6−エリスロ−ネオプテ
リン及び架橋剤の混合比率は、特に限定されないが、
1:102 :102 ないし1:103 :103 程度が好
ましく、反応は好ましくは12℃〜37℃で1〜20時
間程度行われる。
D(+)−6−エリスロ−ネオプテリンとの架橋は、こ
れらを架橋剤と反応させることにより行うことができ
る。免疫賦活タンパク質を用いる場合には、架橋剤とし
てはグルタルアルデヒドやカルボジイミド等を用いるこ
とができる。この場合、免疫賦活タンパク質、D(+)
−6−エリスロ−ネオプテリン及び架橋剤の混合比率
は、特に限定されないが、1:10:10ないし1:1
02 :103 程度が好ましく、反応は好ましくは12℃
〜37℃で1〜20時間程度行われる。また、含硫タン
パク質を用いる場合には、架橋剤としてはサクシンイミ
ドやマレイミド等を用いることができる。この場合、免
疫賦活タンパク質、D(+)−6−エリスロ−ネオプテ
リン及び架橋剤の混合比率は、特に限定されないが、
1:102 :102 ないし1:103 :103 程度が好
ましく、反応は好ましくは12℃〜37℃で1〜20時
間程度行われる。
【0014】次に、上記のようにしてタンパク質と架橋
されたD(+)−6−エリスロ−ネオプテリンを免疫原
として用い、動物を免疫する。免疫の方法は常法により
行うことができる。例えば、アジュバントとともに、マ
ウス、ウサギ、ラット、ヤギ等の動物に2〜3週間毎に
数回繰り返して接種することにより免疫することができ
る。
されたD(+)−6−エリスロ−ネオプテリンを免疫原
として用い、動物を免疫する。免疫の方法は常法により
行うことができる。例えば、アジュバントとともに、マ
ウス、ウサギ、ラット、ヤギ等の動物に2〜3週間毎に
数回繰り返して接種することにより免疫することができ
る。
【0015】次いで、免疫した動物からモノクローナル
抗体を誘導する。これは、この分野において周知の常法
により行うことができる。すなわち、免疫した動物から
脾細胞やリンパ球のような抗体産生細胞を採取し、これ
と腫瘍細胞株と融合させる。腫瘍細胞株としては、ヒポ
キサンチン- グアニン- ホスホリポジルトランスフェラ
ーゼ欠損あるいはチミジンキナーゼ欠損等の適切な選択
マーカーを持ったミエローマ細胞等を用いることができ
る。細胞融合は, 例えばKohler,G. and Milstein,C.
(Nature 256,495,1975 )の方法またはこれに準ずる方
法によって行われる。細胞融合によって得られた細胞は
その培養上清中の抗体価を, 例えば酵素免疫測定法等に
よって測定し, 抗D(+)−6−エリスロ−ネオプテリ
ン抗体を産生するハイブリドーマを選択する。選択され
たハイブリドーマはさらに例えば限界希釈法によってク
ローニングを行ってクローンを得る。このクローンは,
例えばあらかじめプリスタンを投与したBALB/cマウス腹
腔へ移植し, 7〜14日後にモノクローナル抗体を高濃度
に含む腹水を採取することができる。
抗体を誘導する。これは、この分野において周知の常法
により行うことができる。すなわち、免疫した動物から
脾細胞やリンパ球のような抗体産生細胞を採取し、これ
と腫瘍細胞株と融合させる。腫瘍細胞株としては、ヒポ
キサンチン- グアニン- ホスホリポジルトランスフェラ
ーゼ欠損あるいはチミジンキナーゼ欠損等の適切な選択
マーカーを持ったミエローマ細胞等を用いることができ
る。細胞融合は, 例えばKohler,G. and Milstein,C.
(Nature 256,495,1975 )の方法またはこれに準ずる方
法によって行われる。細胞融合によって得られた細胞は
その培養上清中の抗体価を, 例えば酵素免疫測定法等に
よって測定し, 抗D(+)−6−エリスロ−ネオプテリ
ン抗体を産生するハイブリドーマを選択する。選択され
たハイブリドーマはさらに例えば限界希釈法によってク
ローニングを行ってクローンを得る。このクローンは,
例えばあらかじめプリスタンを投与したBALB/cマウス腹
腔へ移植し, 7〜14日後にモノクローナル抗体を高濃度
に含む腹水を採取することができる。
【0016】なお, 抗体価を測定するための酵素免疫測
定法は, 例えば次のようにして実施することができる。
すなわち, 前記のネオプテリン架橋物をコートしたマイ
クロプレートに検体を加え, 一定時間反応の後洗浄後,
ペルオキシダーゼ標識抗マウス免疫グロブリンを加え,
さらに一定時間反応させる。未反応の標識抗体を洗浄
後, 過酸化水素を含むO-フェニレンジアミン液を加え一
定時間反応させた後, 硫酸を加えて反応を止め, 490nm
の吸光度を測定する。
定法は, 例えば次のようにして実施することができる。
すなわち, 前記のネオプテリン架橋物をコートしたマイ
クロプレートに検体を加え, 一定時間反応の後洗浄後,
ペルオキシダーゼ標識抗マウス免疫グロブリンを加え,
さらに一定時間反応させる。未反応の標識抗体を洗浄
後, 過酸化水素を含むO-フェニレンジアミン液を加え一
定時間反応させた後, 硫酸を加えて反応を止め, 490nm
の吸光度を測定する。
【0017】本発明の方法により、D(+)−6−エリ
スロ−ネオプテリンに対して高い特異性を有するモノク
ローナル抗体を得ることができる。このモノクローナル
抗体は、D(+)−6−エリスロ−ネオプテリンの検出
のための免疫測定方法に利用することができる。免疫測
定方法自体はこの分野において周知であり、いかなる免
疫測定方法にも上記モノクローナル抗体を適用すること
ができる。すなわち、標識剤に基づいて分類すれば、酵
素免疫測定法、蛍光免疫測定法、放射免疫測定法、ビオ
チンを用いる免疫測定法等に適用することが可能である
し、測定様式に基づいて分類すれば、サンドイッチ法、
凝集法、競合法等に適用することが可能である。本発明
の免疫測定方法によれば、抗D(+)−6−エリスロ−
ネオプテリンモノクローナル抗体のD(+)−6−エリ
スロ−ネオプテリンに対する特異性及び親和性が高いの
で、D(+)−6−エリスロ−ネオプテリンを高感度に
検出又は測定することができる。
スロ−ネオプテリンに対して高い特異性を有するモノク
ローナル抗体を得ることができる。このモノクローナル
抗体は、D(+)−6−エリスロ−ネオプテリンの検出
のための免疫測定方法に利用することができる。免疫測
定方法自体はこの分野において周知であり、いかなる免
疫測定方法にも上記モノクローナル抗体を適用すること
ができる。すなわち、標識剤に基づいて分類すれば、酵
素免疫測定法、蛍光免疫測定法、放射免疫測定法、ビオ
チンを用いる免疫測定法等に適用することが可能である
し、測定様式に基づいて分類すれば、サンドイッチ法、
凝集法、競合法等に適用することが可能である。本発明
の免疫測定方法によれば、抗D(+)−6−エリスロ−
ネオプテリンモノクローナル抗体のD(+)−6−エリ
スロ−ネオプテリンに対する特異性及び親和性が高いの
で、D(+)−6−エリスロ−ネオプテリンを高感度に
検出又は測定することができる。
【0018】以下、本発明を実施例に基づきさらに具体
的に説明する。もっとも、本発明は、下記実施例に限定
されるものではない。
的に説明する。もっとも、本発明は、下記実施例に限定
されるものではない。
【0019】
【実施例】実施例1 結核菌を5mg/mlとなるようにPBSに浮遊し, さ
らに108 個の百日咳菌を懸濁した後, 2×10-2Mの
D(+)-6-エリスロ- ネオプテリンを200 μl加えた。そ
こへ25%グルタルアルデヒドを150 μl加え, 37℃にて
3時間反応させた。その反応液をPBSにて透析した。
らに108 個の百日咳菌を懸濁した後, 2×10-2Mの
D(+)-6-エリスロ- ネオプテリンを200 μl加えた。そ
こへ25%グルタルアルデヒドを150 μl加え, 37℃にて
3時間反応させた。その反応液をPBSにて透析した。
【0020】その1容量と完全アジュバント1容量とを
混和して, BALB/cマウスへ2週間間隔で100 μlづつ4
回免疫した。最終免疫より4日後にマウス脾臓を取り出
し,その脾細胞とマウスミエローマP3X63.Ag8.653 と1
0:1 の割合で混合し, Kohlerらの方法(Nature 256,49
5,1975 )に準じて細胞融合並びにHAT選択を実施し
た。
混和して, BALB/cマウスへ2週間間隔で100 μlづつ4
回免疫した。最終免疫より4日後にマウス脾臓を取り出
し,その脾細胞とマウスミエローマP3X63.Ag8.653 と1
0:1 の割合で混合し, Kohlerらの方法(Nature 256,49
5,1975 )に準じて細胞融合並びにHAT選択を実施し
た。
【0021】増殖の見られたウエルの培養上清中の抗体
価は酵素免疫測定法により測定し,さらに限界希釈法に
よりクローニングを行った。酵素免疫測定法はγ- グロ
ブリンを5mg/mlとなるようにPBSに溶かし, 2-
メルカプトエタノール5μlを加え, 2×10-2MのD
(+)-6-エリスロ- ネオプテリンを200 μl加え, さらに
2×10-2Mのm-マレイミドベンゾイル−N−ヒドロキ
シスクシンイミドエステルを200 μl加えて37℃にて3
時間反応させたものをPBSにて透析し, それをネオプ
テリン架橋物としてマイクロプレートに吸着させた。ウ
エルの培養上清を加え, 37℃で1時間反応の後洗浄し,
ペルオキシダーゼ標識抗マウス免疫グロブリンを加え,
さらに37℃で1時間反応させた。未反応の標識抗体を洗
浄後, 0.002 %過酸化水素を含む3mg/mlのO-フェ
ニレンジアミン液を加え室温で30分間反応させた後, 1N
硫酸を加えて反応を止め, 490nm の吸光度を測定した。
価は酵素免疫測定法により測定し,さらに限界希釈法に
よりクローニングを行った。酵素免疫測定法はγ- グロ
ブリンを5mg/mlとなるようにPBSに溶かし, 2-
メルカプトエタノール5μlを加え, 2×10-2MのD
(+)-6-エリスロ- ネオプテリンを200 μl加え, さらに
2×10-2Mのm-マレイミドベンゾイル−N−ヒドロキ
シスクシンイミドエステルを200 μl加えて37℃にて3
時間反応させたものをPBSにて透析し, それをネオプ
テリン架橋物としてマイクロプレートに吸着させた。ウ
エルの培養上清を加え, 37℃で1時間反応の後洗浄し,
ペルオキシダーゼ標識抗マウス免疫グロブリンを加え,
さらに37℃で1時間反応させた。未反応の標識抗体を洗
浄後, 0.002 %過酸化水素を含む3mg/mlのO-フェ
ニレンジアミン液を加え室温で30分間反応させた後, 1N
硫酸を加えて反応を止め, 490nm の吸光度を測定した。
【0022】得られたクローン(10E- 4- 5と名付
ける)はあらかじめ0.5 mlのプリスタンを投与したBA
LB/cマウス腹腔へ移植し, 7〜14日後にモノクローナル
抗体を高濃度に含む腹水を採取した。これらの腹水は硫
安分画法(45%飽和)の後,イオン交換クロマトグラフ
ィーにてIgG に精製した。
ける)はあらかじめ0.5 mlのプリスタンを投与したBA
LB/cマウス腹腔へ移植し, 7〜14日後にモノクローナル
抗体を高濃度に含む腹水を採取した。これらの腹水は硫
安分画法(45%飽和)の後,イオン交換クロマトグラフ
ィーにてIgG に精製した。
【0023】実施例2 チログロブリンを5mg/mlとなるようにPBSに溶
かし, 2-メルカプトエタノール5μlを加え, さらに2
×10-2MのD(+)-6-エリスロ- ネオプテリンを200 μ
l加えた。そこへ2×10-2Mのスクシンイミジル−4
−(N−マレイミドエチル)シクロヘキサン−1−カル
ボキシレートを200 μl加え, 37℃にて3時間反応させ
た。その反応液をPBSにて透析した。
かし, 2-メルカプトエタノール5μlを加え, さらに2
×10-2MのD(+)-6-エリスロ- ネオプテリンを200 μ
l加えた。そこへ2×10-2Mのスクシンイミジル−4
−(N−マレイミドエチル)シクロヘキサン−1−カル
ボキシレートを200 μl加え, 37℃にて3時間反応させ
た。その反応液をPBSにて透析した。
【0024】その1容量と完全アジュバント1容量とを
混和して, 以下実施例1と同様な方法にて細胞融合を行
い, クローン(12A- 3- 4と名付ける)を得た。得
られたクローンは実施例1と同様な方法で腹水を採取の
後, IgG に精製した。
混和して, 以下実施例1と同様な方法にて細胞融合を行
い, クローン(12A- 3- 4と名付ける)を得た。得
られたクローンは実施例1と同様な方法で腹水を採取の
後, IgG に精製した。
【0025】実施例3 得られた2種類のモノクローナル抗体をPBSにて希釈
し, ネオプテリンを測定する既存の外国製RIA試薬
(IMMUtest Neopterin;HENNING BERLIN GMBH )を使用
して抗体の力価を比較した結果を図1に示した。得られ
たモノクローナル抗体は高い力価を示した。
し, ネオプテリンを測定する既存の外国製RIA試薬
(IMMUtest Neopterin;HENNING BERLIN GMBH )を使用
して抗体の力価を比較した結果を図1に示した。得られ
たモノクローナル抗体は高い力価を示した。
【0026】実施例4 得られた2種類のモノクローナル抗体につき実施例1の
酵素免疫測定法を実施するとき, 予め2×10-4MのD
(+)-6-エリスロ- ネオプテリン, 2×10-4MのD(+)-
6-エリスロ- ビオプテリンあるいは2×10-4Mのキサ
ントプテリンと37℃で1時間反応させてから実施させ
て, モノクローナル抗体の特異性を検討した結果を表1
に示した。得られたモノクローナル抗体はD(+)-6-エリ
スロ- ネオプテリンに高い特異性を示した。
酵素免疫測定法を実施するとき, 予め2×10-4MのD
(+)-6-エリスロ- ネオプテリン, 2×10-4MのD(+)-
6-エリスロ- ビオプテリンあるいは2×10-4Mのキサ
ントプテリンと37℃で1時間反応させてから実施させ
て, モノクローナル抗体の特異性を検討した結果を表1
に示した。得られたモノクローナル抗体はD(+)-6-エリ
スロ- ネオプテリンに高い特異性を示した。
【0027】
【表1】
【0028】実施例5 D(+)-6-エリスロ- ネオプテリンを検出する目的で, 得
られた2種類のモノクローナル抗体につき実施例1の酵
素免疫測定法を実施するとき, 予め種々の濃度に希釈さ
れたD(+)-6-エリスロ- ネオプテリンと37℃で1時間反
応させてから実施させ, 検出可能なネオプテリン濃度を
検討した結果を図2に示した。なお、図2中、B/B0
は反応を指数で表したものであり、B0 とは100%反
応が起こった状態、Bとはネオプテリンが作用し反応に
変化が起こった状態を示す。得られたモノクローナル抗
体はD(+)-6-エリスロ- ネオプテリンを16nmol/Lまで
高感度に測定できた。
られた2種類のモノクローナル抗体につき実施例1の酵
素免疫測定法を実施するとき, 予め種々の濃度に希釈さ
れたD(+)-6-エリスロ- ネオプテリンと37℃で1時間反
応させてから実施させ, 検出可能なネオプテリン濃度を
検討した結果を図2に示した。なお、図2中、B/B0
は反応を指数で表したものであり、B0 とは100%反
応が起こった状態、Bとはネオプテリンが作用し反応に
変化が起こった状態を示す。得られたモノクローナル抗
体はD(+)-6-エリスロ- ネオプテリンを16nmol/Lまで
高感度に測定できた。
【0029】実施例6 D(+)-6-エリスロ- ネオプテリンを検出する目的で, 得
られた2種類のモノクローナル抗体をヒト組織切片と37
℃で1時間反応させた後, 洗浄し, ペルオキシダーゼ標
識抗マウス免疫グロブリンを加え, さらに37℃で1時間
反応させた。未反応の標識抗体を洗浄後, 0.002 %過酸
化水素を含む0.5 mg/mlのジアミノベンチジン液を
加え室温で5分間反応させた後, 精製水で洗浄して反応
を止め,顕微鏡下で茶褐色の染色を観察した.得られた
モノクローナル抗体は特有な染色像を示した。
られた2種類のモノクローナル抗体をヒト組織切片と37
℃で1時間反応させた後, 洗浄し, ペルオキシダーゼ標
識抗マウス免疫グロブリンを加え, さらに37℃で1時間
反応させた。未反応の標識抗体を洗浄後, 0.002 %過酸
化水素を含む0.5 mg/mlのジアミノベンチジン液を
加え室温で5分間反応させた後, 精製水で洗浄して反応
を止め,顕微鏡下で茶褐色の染色を観察した.得られた
モノクローナル抗体は特有な染色像を示した。
【0030】
【発明の効果】本発明により、煩雑な化学合成によるD
(+)−6−エリスロ−ネオプテリン誘導体を経ずに、
しかも容易な手法で抗体の吸収操作の不要なD(+)−
6−エリスロ−ネオプテリンのモノクローナル抗体を製
造する方法が提供された。本発明の方法により製造され
るモノクローナル抗体はD(+)−6−エリスロ−ネオ
プテリンに対する特異性及び親和性が高いので、これを
用いる免疫測定方法により、D(+)−6−エリスロ−
ネオプテリンを高感度に検出又は測定することが可能に
なった。
(+)−6−エリスロ−ネオプテリン誘導体を経ずに、
しかも容易な手法で抗体の吸収操作の不要なD(+)−
6−エリスロ−ネオプテリンのモノクローナル抗体を製
造する方法が提供された。本発明の方法により製造され
るモノクローナル抗体はD(+)−6−エリスロ−ネオ
プテリンに対する特異性及び親和性が高いので、これを
用いる免疫測定方法により、D(+)−6−エリスロ−
ネオプテリンを高感度に検出又は測定することが可能に
なった。
【図1】本発明の方法により製造されたモノクローナル
抗体及び比較のため、市販のRIA測定キット中の抗体
の力価を比較した図である。
抗体及び比較のため、市販のRIA測定キット中の抗体
の力価を比較した図である。
【図2】本発明の方法により製造されたモノクローナル
抗体によるD(+)−6−エリスロ−ネオプテリンの検
出可能なネオプテリン濃度を検討した結果を示す図であ
る。
抗体によるD(+)−6−エリスロ−ネオプテリンの検
出可能なネオプテリン濃度を検討した結果を示す図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 33/53 S 8310−2J 33/577 B 9015−2J //(C12P 21/08 C12R 1:91) (72)発明者 津末 玄夫 東京都世田谷区松原2番地23−2
Claims (2)
- 【請求項1】 D(+)−6−エリスロ−ネオプテリン
を免疫賦活タンパク質又は含硫タンパク質と架橋したも
のを免疫原として動物を免疫し、該動物から抗D(+)
−6−エリスロ−ネオプテリンモノクローナル抗体を誘
導することから成る、抗D(+)−6−エリスロ−ネオ
プテリンモノクローナル抗体の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1の方法により製造された抗D
(+)−6−エリスロ−ネオプテリンモノクローナル抗
体とD(+)−6−エリスロ−ネオプテリンとの特異的
反応性を利用してD(+)−6−エリスロ−ネオプテリ
ンを検出又は測定することから成る免疫測定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4296464A JPH06189785A (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | 抗d(+)−6−エリスロ−ネオプテリンモノクローナル抗体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4296464A JPH06189785A (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | 抗d(+)−6−エリスロ−ネオプテリンモノクローナル抗体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06189785A true JPH06189785A (ja) | 1994-07-12 |
Family
ID=17833897
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4296464A Pending JPH06189785A (ja) | 1992-10-08 | 1992-10-08 | 抗d(+)−6−エリスロ−ネオプテリンモノクローナル抗体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06189785A (ja) |
-
1992
- 1992-10-08 JP JP4296464A patent/JPH06189785A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4536479A (en) | Use of anti-idiotype antibodies in immunoassays | |
| JP2758394B2 (ja) | ヒト腫瘍壊死因子に対するモノクロナール抗体 | |
| CA1253816A (en) | Monoclonal antibodies against alveolar surfactant protein | |
| CA1171780A (en) | Method for the determination of an antigen in solution | |
| US4513088A (en) | Assay for monoclonal antibody against surface Ig of a human B cell tumor | |
| JPH0819160B2 (ja) | ジゴキシンに対し高い親和性を有するモノクローナル抗体を産生するハイブリッドセルライン及びその製造法 | |
| JP3363466B2 (ja) | 酵素結合体を安定化する方法 | |
| JP2988635B2 (ja) | ヒトIgEに対するモノクローナル抗体 | |
| GB2098730A (en) | Immunolocalisation | |
| EP0363041A1 (en) | Monoclonal antibody to morphine, preparation of monoclonal antibody, assaying kit and assaying method of morphine | |
| EP0194158A2 (en) | Anti-nicotine and anti-cotinine antibodies (monoclonal and other), and their uses in nicotine and cotinine assays | |
| EP0163141A2 (en) | Monoclonal anti-human IgG antibody and process for preparing the same | |
| JP2622260B2 (ja) | Ifn−オメガに対する新規モノクローナル抗体、その製造方法、及びifn−オメガの精製及び検出におけるその使用 | |
| JP4183777B2 (ja) | インドキシル硫酸誘導体、抗原、抗体及びそれを用いるインドキシル硫酸の検出方法 | |
| JPH04507285A (ja) | 抗イディオトープ免疫検定法 | |
| JPH06189785A (ja) | 抗d(+)−6−エリスロ−ネオプテリンモノクローナル抗体の製造方法 | |
| US5650284A (en) | Enhancing the sensitivity of immunoassay procedures by use of antibodies directed to the product of a reaction between probe labels and assay substrates | |
| JPH08211054A (ja) | 抗体、抗体作製方法及び免疫学的測定方法 | |
| JP2712018B2 (ja) | モノクローナル抗体 | |
| JPWO1991006005A1 (ja) | D型バニリルマンデル酸の測定法およびそれに使用する試薬およびキット | |
| JP4221119B2 (ja) | ドウモイ酸に対する特異的抗体及びドウモイ酸の免疫学的分析方法 | |
| JP4664340B2 (ja) | モノクローナル抗体、細胞株及びn1,n12−ジアセチルスペルミンの測定法 | |
| JP2868808B2 (ja) | 活性化血小板抗原測定試薬 | |
| JP3292937B2 (ja) | 残留農薬分析法 | |
| JP2003004748A (ja) | 膵臓癌診断用試薬 |