JPH06190179A - ミシン制御装置 - Google Patents

ミシン制御装置

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Publication number
JPH06190179A
JPH06190179A JP10689193A JP10689193A JPH06190179A JP H06190179 A JPH06190179 A JP H06190179A JP 10689193 A JP10689193 A JP 10689193A JP 10689193 A JP10689193 A JP 10689193A JP H06190179 A JPH06190179 A JP H06190179A
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JP
Japan
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sewing machine
setting
output
machine operation
model
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Application number
JP10689193A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yamada
弘 山田
Hisaaki Tsukahara
寿明 塚原
Satomi Yamauchi
聡見 山内
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ミシンの機種変更に伴うミシンの各状態にお
ける回転数や機能を一括して容易に設定することができ
るミシン制御装置を提供するものである。 【構成】 ミシン動作を制御する制御手段16と、ミシ
ン動作の為の設定値を設定する押しボタンスイッチ2
と、ミシン動作の為の機種ごとの機能あるいは回転速度
のデータの設定値を記憶する記憶手段4と、ミシン動作
の為の設定値を表示する表示手段3とを備え、上記押し
ボタンスイッチ2と表示手段3により、上記記憶手段4
に記憶されたミシン5の機種ごとの機能あるいは回転速
度のデータを読み出してミシン5の動作を制御するもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はミシン制御装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図35は、従来のミシン制御装置の構成
を示すものである。図35において5はミシン、6はミ
シンプーリ、7はミシンプーリ6の軸に取り付けられ、
1回転に1パルスの針位置信号を3種類(針上位置信号
UP、針下位置信号DN、糸切り位置信号TM)発生す
る針位置検出機構、8はミシン駆動用モータ、9はモー
タプーリ、10はミシン駆動用モータ8の回転数を検出
するモータ速度検出器、11はベルトであり、ミシン駆
動用モータ8の回転力はこのモータプーリ9、ベルト1
1を介してミシンプーリ6よりミシン5に伝達される。
1はミシン動作の制御を行うマイクロコンピュータ、1
2は可変速運転を行うためのペダルで、踏み込みと浅蹴
り返しと更に深蹴り返しの操作がある。14は糸切り、
糸緩め、糸払い、返し縫いなどの動作をさせるためにミ
シン5に取り付けたソレノイドの駆動装置、13はミシ
ンの抑えをソレノイドやエアー等を使って自動的に上げ
るための押え上げ装置である。18はミシン動作の設定
をするスイッチ、17はミシンの最高回転数、最低回転
数、糸切り回転数などを設定するボリュームである。図
36は従来のミシン制御装置におけるミシン動作の設定
をするスイッチの詳細図である。図37は従来のミシン
制御装置におけるスイッチP、K、S、BRの組み合わ
せによるタイミングの詳細図である。
【0003】次に動作について説明する。縫製を始める
時、縫い始め点においてペダル12を最大に踏み込む
と、マイクロコンピュータ1によりミシン駆動用モータ
8が回転し、モータプーリ9とベルト11とミシンプー
リ6を介してミシン5がボリューム17で設定された最
高回転数で運転され、縫目を形成する。縫い終わり点に
おいて、ペダル12を中立にしてミシン5を停止させ
る。縫目の方向を変える場合は、ペダル12の浅蹴り返
し操作によりミシン5の押えを上げて、布の方向を変え
る。ペダル12を中立に戻して押えを下げた後に、再び
ペダル12の踏み込み操作によりミシン5の運転を行
う。糸切りを行う場合は、ペダル12の深蹴り返し操作
により、ミシン5に取り付けた糸切り、糸緩め、糸払い
ソレノイドをソレノイド駆動装置14によって駆動する
とともに、ミシン5をボリューム17で設定された糸切
り回転数で運転することによって、糸を切断する。これ
らの一連の動作の制御は、マイクロコンピュータ1が針
位置検出機構7及びペダル12からの信号を入力とし、
ミシン駆動用モータ8、ソレノイド駆動装置14、押え
上げ装置13を制御することによって行われている。
【0004】前記の動作の中で、糸切り動作の時のミシ
ン駆動用モータ8及びソレノイド駆動装置14などの動
作の詳細は、ミシンの種類によって異なっている。その
ため、従来のミシン制御装置は、図36に示すように、
スイッチ18の設定によって、動作を設定している。例
えば、糸切り、糸緩め、糸払いソレノイドは、スイッチ
18のP、K、S、BRの組み合わせにより、図37で
示すようなタイミングで駆動される。以下に、P、K、
S、BRの組み合わせによるタイミングの詳細を示す。
【0005】スイッチ18のP、K、S、BRを全てo
ffにして、針位置検出機構7からの針下位置信号DN
がローレベルのときに、ペダル12の深蹴り返し操作に
より、糸切り信号S2をマイクロコンピュータ1に加え
ると糸切りタイミングチャート図37のaに従い、マイ
クロコンピュータ1は、次のように、各ソレノイド駆動
装置に出力する。糸切り信号S2を加えた時点から、糸
切りソレノイド駆動出力Tと糸緩めソレノイド駆動出力
Lの出力が開始される。ミシンの主軸が回転し、ミシン
の主軸の角度が針上位置になり、針位置検出機構7から
の針上位置信号UPがローレベルになると、ミシンの主
軸の回転は停止し、糸切りソレノイド駆動出力Tと糸緩
めソレノイド駆動出力Lの出力が終了する。ミシンの主
軸の回転が停止してから、tm1時間後に糸払いソレノ
イド駆動出力Wの出力が開始し、出力が開始してからt
m2時間出力を継続したのちに出力を終了する。ミシン
の主軸の回転が停止してからtm3時間後にまだ糸切り
信号S2が加わっているときは、押え上げソレノイドF
Uの出力が開始し、糸切り信号S2が無くなるまで出力
を続ける。なお、上記tm1、tm2、tm3は設定の
スイッチを少なくするために固定値としている。
【0006】スイッチ18のPをon、スイッチ18の
P、K、S、BRをoffにして、針位置検出機構7か
らの針下位置信号DNがローレベルのときに、ペダル1
2の深蹴り返し操作により、糸切り信号S2をマイクロ
コンピュータ1に加えると糸切りタイミングチャート図
37のbに従い、マイクロコンピュータ1は、次のよう
に、各ソレノイド駆動出力に出力する。糸切り信号S2
を加えた時点から、糸切りソレノイド駆動出力Tと糸緩
めソレノイド駆動出力Lの出力が開始される。糸切りソ
レノイド駆動出力Tは、出力開始してから、tp1時間
出力を継続した後に出力を終了する。ミシンの主軸が回
転し、ミシンの主軸の角度が針上位置になり、針位置検
出機構7からの針上位置信号UPがローレベルになる
と、ミシンの主軸の回転は停止し、糸緩めソレノイド駆
動出力Lの出力が終了する。ミシン主軸の回転が停止し
てから、tp2時間後に糸払いソレノイド駆動出力Wの
出力が開始し、出力が開始してからtp3時間出力を継
続したのちに出力を終了する。ミシンの主軸の回転が停
止してからtp4時間後にまだ糸切り信号S2が加わっ
ているときは、押え上げソレノイドFUの出力が開始
し、糸切り信号S2か無くなるまで出力を続ける。な
お、上記tp1、tp2、tp3、tp4は設定のスイ
ッチを少なくするために固定値としている。
【0007】スイッチ18のKをon、スイッチ18の
P、S、BRをoffにして、針位置検出機構7からの
針下位置信号DNがローレベルのときに、ペダル12の
深蹴り返し操作により、糸切り信号S2をマイクロコン
ピュータ1に加えると糸切りタイミングチャート図37
のcに従い、マイクロコンピュータ1は、次のように、
各ソレノイド駆動出力に出力する。
【0008】糸切り信号S2を加ると、ミシンの主軸が
回転し、ミシンの主軸の角度が針上位置になり、針位置
検出機構7からの針上位置信号UPがローレベルになる
と、ミシンの主軸の回転は停止する。ミシンの主軸の回
転が停止してから、tk1時間後に糸切りソレノイド駆
動出力Tの出力が開始し、出力が開始してからtk2時
間出力を継続したのちに出力を終了する。ミシンの主軸
の回転が停止してから、tk3時間後に糸緩めソレノイ
ド駆動出力Lの出力が開始し、出力が開始してからtk
4時間出力を継続したのちに出力を終了する。ミシンの
主軸の回転が停止してから、tk5時間後に糸払いソレ
ノイド駆動出力Wの出力が開始し、出力が開始してから
tk6時間出力を継続したのちに出力を終了する。ミシ
ンの主軸の回転が停止してからtk7時間後にまだ糸切
り信号S2が加わっているときは、押え上げソレノイド
FUの出力が開始し、糸切り信号S2が無くなるまで出
力を続ける。なお、上記tk1、tk2、tk3、tk
4、tk5、tk6、tk7は設定のスイッチを少なく
するために固定値としている。
【0009】スイッチ18のSをon、スイッチ18の
P、K、BRをoffにして、針位置検出機構7からの
針下位置信号DNがローレベルのときに、ヘダル12の
深蹴り返し操作により、糸切り信号S2をマイクロコン
ピュータ1に加えると糸切りタイミングチャート図37
のdに従い、マイクロコンピュータ1は、次のように、
各ソレノイド駆動出力に出力する。糸切り信号S2を加
えた時点から、糸緩めソレノイド駆動出力Lの出力が開
始される。ミシンの主軸が回転し、ミシンの主軸の角度
が糸切り位置になり、針位置検出機構9からの糸切り位
置信号TMがローレベルになると、糸切りソレノイド駆
動出力Tの出力が開始される。さらにミシンの主軸が回
転し、ミシンの主軸の角度が糸切り位置をはずれ、針位
置検出機構7からの糸切り位置信号TMがハイレベルに
なると、糸切りソレノイド駆動出力Tの出力が終了す
る。さらにミシンの主軸が回転し、ミシンの主軸の角度
が針上位置になり、針位置検出機構7からの針上位置信
号UPがローレベルになると、ミシンの主軸の回転は停
止し、糸緩めソレノイド駆動出力Lの出力が終了する。
ミシンの主軸の回転が停止してから、ts1時間後に糸
払いソレノイド駆動出力Wの出力が開始し、出力が開始
してからts2時間出力を継続したのちに出力を終了す
る。ミシンの主軸の回転が停止してからts3時間後に
まだ糸切り信号S2が加わっているときは、押え上げソ
レノイドFUの出力が開始し、糸切り信号S2か無くな
るまで出力を続ける。なお、上記ts1、ts2、ts
3は設定のスイッチを少なくするために固定値としてい
る。
【0010】スイッチ18のBRをon、スイッチ18
のP、K、Sをoffにして、針位置検出機構7からの
針下位置信号DNがローレベルのときに、ペダル12の
深蹴り返し操作により、糸切り信号S2をマイクロコン
ピュータ1に加えると糸切りタイミングチャート図37
のeに従い、マイクロコンピュータ1は、次のように、
各ソレノイド駆動出力に出力する。糸切り信号S2を加
えると、ミシンの主軸が回転し、ミシンの主軸の角度が
糸切り位置になり、針位置検出機構7からの糸切り位置
信号TMがローレベルになると、糸切りソレノイド駆動
出力Tと糸緩めソレノイド駆動出力Lの出力が開始され
る。さらにミシンの主軸が回転し、ミシンの主軸の角度
が糸切り位置をはずれ、針位置検出機構7からの糸切り
位置信号TMがハイレベルになると、糸切りソレノイド
駆動出力Tの出力が終了する。さらにミシンの主軸が回
転し、ミシンの主軸の角度が針上位置になり、針位置検
出機構7からの針上位置信号UPがローレベルになる
と、ミシンの主軸の回転は停止し、糸緩めソレノイド駆
動出力Lの出力が終了する。ミシン主軸の回転が停止し
てから、tbr1時間後に糸払いソレノイド駆動出力W
の出力が開始し、出力が開始してからtbr2時間出力
を継続したのちに出力を終了する。ミシンの主軸の回転
が停止してからtbr3時間後にまだ糸切り信号S2が
加わっているときは、押え上げソレノイドFUの出力が
開始し、糸切り信号S2か無くなるまで出力を続ける。
なお、上記tbr1、tbr2、tbr3は設定のスイ
ッチを少なくするために固定値としている。
【0011】スイッチ18のP、K、S、BR以外のス
イッチも、ミシン制御装置の詳細な動作を設定するよう
になっているが、ここでは、説明を省略する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の制
御装置は構成されているので、設定をするためのボリュ
ーム及びスイッチが大変多く必要になり、設定を変更す
る場合、間違った設定を行ったとき変更前の設定値にも
どす為に、変更前の設定値を記録用紙などに記録せねば
ならず、また、間違った設定を行ってしまった場合、元
に戻すためには、多数のボリューム及びスイッチを操作
しなければならないという問題があった。また、複数台
のミシン制御装置に同じ設定を行う場合、多数のボリュ
ーム及びスイッチを台数分だけ操作する必要があり、設
定に時間がかかるという問題があった。また、異なった
機種のミシンにミシン制御装置を付け替えた場合、その
ミシン機種に対応した設定を行うために、多数のボリュ
ーム及びスイッチを操作する必要があり、設定に時間が
かかり、設定も複雑になり間違いやすいという問題があ
った。
【0013】さらに、ミシン制御装置を取り付けるミシ
ン本体側において、ミシンを動作させるための数々の入
力及び出力用の接続コネクタの端子配列がミシンの機種
ごとに固定されるため、設定用スイッチで設定しきれな
い機種においては、取り付けるミシン専用の制御装置を
設ける必要があり、制御装置の機種も非常に多くなると
いう問題があった。また、あらためて言うまでもなく、
あるミシン機種に専用の制御装置の場合、他の異なった
機種のミシンに付け替えることは困難となる。
【0014】この発明は、上記のような従来のものの問
題を解決するためになされたもので、ミシンの機種を選
択、設定することにより、選択されたミシンの機種に必
要な出力及び入力の機能を一括して容易に設定できるミ
シン制御装置を提供するものである。
【0015】また、ミシンの機種の選択、設定を行う場
合、ミシンの機種設定モード以外の設定モードにおいて
設定がなされていると、設定したミシン機種の機種デー
タ以外の設定が設定されたままになり、ミシンが誤動作
するという問題が新たに発生する。
【0016】この発明は、新たに発生する上記の問題に
ついても解決するためになされたものでもあり、ミシン
の機種設定が行われた場合に、すでに設定されている設
定データをすべてクリアした後に、選択された機種に対
応した設定データを読み出し、ミシンの動作を制御する
ミシン制御装置を提供するものである。
【0017】また、ミシンの機種の選択、設定におい
て、間違ったミシン機種を選択した場合、ミシンが誤動
作したり、そのミシンに適応しない出力を出してしま
い、ミシンを壊わしてしまうなどの問題が新たに発生す
る。
【0018】この発明は、新たに発生する上記の問題に
ついても解決するためになされたものでもあり、ミシン
本体とミシン制御装置を接続すると自動的に接続された
ミシンの機種に対応した設定が行われるミシン制御装置
を提供するものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】第1の発明では、ミシン
動作の為の設定値を設定する設定装置と設定値を表示す
る表示装置とにより選択、設定されたミシンの機種に対
応して、選択されたミシンの機種に必要な出力及び入力
の設定データを記憶手段より読み出し、制御手段におけ
るマイクロコンピュータの出力ポート及び入力ポートの
各ポートの機能を一括して設定できるようにしたもので
ある。
【0020】第2の発明では、ミシン動作の為の設定値
を設定する設定装置と設定値を表示する表示装置とによ
りミシンの機種設定が行われるとすでに設定されている
設定データをすべてクリアした後に、選択された機種に
対応した設定データを読み出すようにしたものである。
【0021】第3の発明では、ミシン本体とミシン制御
装置を接続すると自動的に接続されたミシンの機種に対
応した設定データが設定されるようにミシン機種に対応
した設定データを記憶した記憶手段をミシン本体側に備
えたものである。
【0022】第4の発明に係るミシン制御装置は、ミシ
ン動作の為の設定値を記憶する記憶手段に、ミシンの機
種に応じた回転数あるいは機能のデータを記憶させてお
き、ミシン動作の為の設定値を設定する設定手段と、設
定値を表示する表示手段とにより設定されたミシンの機
種に対応して、上記記憶手段に記憶されたミシンの機種
ごとの回転数及び機能のデータを読み出してミシンの動
作を制御するようにしたものである。
【0023】第5の発明に係るミシン制御装置は、ミシ
ン動作の為の設定値を設定する設定手段と、設定値を表
示する表示手段により設定されるミシンの各状態の回転
速度の設定に対して、その設定範囲を設定できるように
したものである。
【0024】第6の発明に係るミシン制御装置は、ミシ
ン動作の為の設定値を設定する設定手段の操作に応じ
て、ミシン動作の為の入力手段により入力された入力信
号の有無を、設定値を表示する表示手段に表示できるよ
うにしたものである。
【0025】第7の発明に係るミシン制御装置は、ミシ
ン動作の為の設定値を設定する設定手段の操作に応じ
て、ミシン制御装置よりミシン動作の為の出力手段に出
力される出力信号の有無を、設定値を表示する表示手段
に表示できるようにしたものである。
【0026】第8の発明に係るミシン制御装置は、ミシ
ン動作の為の設定値を設定する設定手段と、設定値を表
示する表示手段により設定される各種の設定モードに対
して、その設定モードへの移行を禁止するかしないかの
設定をできるようにしたものである。
【0027】
【作用】第1の発明においては、ミシン動作の為の設定
値を設定する設定装置と設定値を表示する表示装置とに
より選択、設定されたミシンの機種に対応して、選択さ
れたミシンの機種に必要な出力及び入力の設定データを
ミシンの機種ごとの設定データを記憶する為の記憶手段
より読み出し、ミシン制御装置におけるマイクロコンピ
ュータの出力ポート及び入力ポートの各ポートの機能を
一括して設定する。
【0028】第2の発明においては、ミシン動作の為の
設定値を設定する設定装置と設定値を表示する表示装置
とにより、ミシンの機種選択操作が行われると、ミシン
の機種設定モード以外のモードにおいて設定されている
設定データをすべてクリアした後に、選択された機種に
対応した設定データを記憶手段より読み出しミシンの動
作を制御する。
【0029】第3の発明においては、ミシンの機種に対
応した設定データを記憶した記憶手段を備えたミシン本
体とミシン制御装置を接続すると自動的に接続されたミ
シンの機種に対応した設定データを記憶手段より読み出
しミシンの動作を制御する。
【0030】第4の発明に係るミシン制御装置において
は、ミシン動作の為の設定値を記憶する記憶手段に、ミ
シンの機種に応じた回転数及び機能のデータを記憶させ
ておき、ミシン動作の為の設定値を設定する設定手段
と、設定値を表示する表示手段とにより設定されたミシ
ンの機種に対応して、上記記憶手段に記憶されたミシン
の機種ごとの回転数及び機能のデータを読み出してミシ
ンの動作を制御する。
【0031】第5の発明に係るミシン制御装置において
は、ミシン動作の為の設定値を設定する設定手段と、設
定値を表示する表示手段により設定されるミシンの各状
態の回転速度の設定に対して、その設定範囲を自由に設
定する。
【0032】第6の発明に係るミシン制御装置において
は、ミシン動作の為の設定値を設定する設定手段の操作
に応じて、ミシン動作の為の入力手段により入力された
入力信号の有無を、設定値を表示する表示手段に表示す
る。
【0033】第7の発明に係るミシン制御装置において
は、ミシン動作の為の設定値を設定する設定手段の操作
に応じて、ミシン制御装置よりミシン動作の為の出力手
段に出力される出力信号の有無を、設定値を表示する表
示手段に表示する。
【0034】第8の発明に係るミシン制御装置において
は、ミシン動作の為の設定値を設定する設定手段と、設
定値を表示する表示手段により設定される各種の設定モ
ードに対して、その設定モードへの移行を禁止するかし
ないかの設定を行う。
【0035】
【実施例】
実施例1.第1の発明の実施例について説明する。図1
は本発明の実施例の構成を示すブロック図である。図1
において、1はマイクロコンピュータで、CPU1a、
RAM1b、ROM1c、出力ポート1d、入力ポート
1eを中心に構成されている。2はミシン動作の為の設
定値を設定する設定装置、3はミシン動作の為の設定値
を表示する表示装置、4は記憶手段を示している。図2
は出力ポート1dの出力設定例及び、入力ポート1eの
入力設定例を示した図である。また、図3はミシン全体
の構成を示した図、図4はミシン制御装置15に内蔵さ
れたミシン動作の為の設定値を設定する押しボタンスイ
ッチ2及びミシン動作の為の設定値を表示するための表
示装置3を詳細に示した図である。また、図5は各設定
モードの移行状態を示した図であり、図6は実施例1の
フローチャート図、図7は表示装置3の表示例を示した
図である。
【0036】上記のように構成されたミシンの制御装置
において、データの設定はミシン制御装置15に内蔵さ
れた押しボタンスイッチ2及び表示装置3によって行な
う。図6のフローチャートで示されるように、例えば押
しボタンスイッチ2のg、a、bを同時に数秒間押し続
けると、図5の各設定モードの移行状態図にあるよう
に、マイクロコンピュータ1はミシン5の機種設定モー
ドであると判断する(S600)。このモードでは、マ
イクロコンピュータ1は使用者が操作する(S601)
押しボタンスイッチ2に従い、表示装置3にミシン5の
各機種に対応する表示を行なわせる(S602)。この
状態で使用者は押しボタンスイッチ2のf、gを操作し
て設定したいミシン5の機種を表示装置3を見ながら選
択、設定する(S603)。
【0037】このように選択、設定されたミシン機種に
従って、マイクロコンピュータ1は、あらかじめ記憶手
段4あるいはROM1cに記憶された出力ポート1dの
各ポートの出力設定、及び入力ポート1eの各ポートの
入力設定を読み出して、出力ポート1d、及び入力ポー
ト1eの各ポートの機能を設定する(S604)。
【0038】例えば、図1においては、出力ポート1d
のポート1からは糸切ソレノイド出力T1、ポート2か
らは押え上げ出力FU1、ポート3からは糸ゆるめソレ
ノイドL1、ポート4からは糸払ソレノイド出力W1を
出力するように設定している。また、入力ポート1eの
ポート1は運転信号S1、ポート2は糸切り信号S2、
ポート3は押え上げ信号S3を設定している。そして、
この場合の各出力の出力タイミングを示した図が図8の
aである。針位置検出機構7からの針下信号DNがロー
レベルのときに、ペダル装置12の深蹴り返し操作によ
り、糸切り信号S2をマイクロコンピュータ1に加える
と糸切りタイミングチャート図8のaに従い、マイクロ
コンピュータ1は、次のように各ソレノイド駆動出力を
各ポートより出力する。
【0039】糸切り信号S2を加えた時点から、糸切り
ソレノイド駆動出力T1が出力ポートのポート1から、
糸緩めソレノイド駆動出力L1が出力ポートのポート3
から出力開始される。ミシンの主軸が回転し、ミシンの
主軸の角度が針上位置になり、針位置検出機構7からの
針上位置信号UPがローレベルになると、ミシンの主軸
の回転は停止し、糸切りソレノイド駆動出力T1と糸緩
めソレノイド駆動出力Lの出力が終了する。ミシン主軸
の回転が停止してから、tm1時間後に糸払いソレノイ
ド駆動出力W1が出力ポートのポート4から出力開始
し、出力が開始してから、tm2時間出力を継続したの
ちに出力を終了する。ミシンの主軸の回転が停止してか
らtm3時間後にまだ糸切り信号S2が加わっていると
きは、押え上げソレノイド出力FU1が出力ポートのポ
ート2から出力開始し、糸切り信号S2が無くなるまで
出力を続ける。
【0040】また、図2は出力ポート及び、入力ポート
に別の機能が設定された場合のブロック図である。図2
に示すように、ミシンの機種によっては、ブロアー出力
(糸切り信号S2がONの間、出力が0N)やプーラ出
力(押え上げ動作期間中、出力がON)などが必要な場
合や、入力として運転信号S1、針上げ信号S2、半針
動作信号UDが設定される。
【0041】以上のように、設定装置2及び表示装置3
により選択、設定されたミシン機種に従って、その設定
されたミシン機種に必要な出力、及び、入力が出力ポー
トの各ポート、及び、入力ポートの各ポートに設定され
る。
【0042】表1は、ミシンの機種に対応した出力ポー
ト、及び、入力ポートの各ポートの出力、及び、入力の
設定例を示した一覧表である。この表で示されるよう
に、ミシンA0001という機種のミシンを設定する場
合、上記で説明したように、押しボタンスイッチ2を操
作してミシン5の機種設定モードにする。そして、表示
手段3に押しボタンスイッチ2のf,gを用いて、上記
ミシン機種に対応する表示、例えば図7aで示すように
「A0001」と表示させ、設定したいミシン5の機種
を設定する。このように選択、設定されたミシン機種に
従って、マイクロコンピュータ1は、あらかじめ記憶手
段4あるいはROM1cに記憶された各入出力ポートの
設定データを読み出し、ミシン機種A0001の場合、
表1にあるように、入力ポートのポート1は運転信号S
1、ポート2は糸切り信号S2、ポート3は押え上げ信
号S3、出力ポートのポート1は糸切りソレノイド出力
T1、ポート2は押え上げ出力FU1、ポート3は糸緩
めソレノイド出力L1、ポート4は糸払いソレノイド出
力W1に設定される。
【0043】
【表1】
【0044】実施例2.次に、第2の発明の実施例につ
いて説明する。図9は、第2の発明の実施例を示したフ
ローチャート図である。図9に示されるように、ミシン
制御装置15に内蔵された設定装置2が操作され、機種
設定モードに移行すると(S900)、マイクロコンピ
ュータ1は、表示装置3にミシン5の各機種に対応した
表示を行なう(S901)。表示された機種名により、
ミシン5の機種が選択、設定されると(S902)、機
種設定モード以外のモードで設定されるデータ、例え
ば、図5の各設定モードの移行状態図におけるプログラ
ムモードP(基本機能設定モード)で設定される、糸切
り動作解除機能(機能名S2L)がONという設定デー
タ(糸切り動作解除機能がONに設定されると、ペダル
装置12による深蹴り返し、又は、外部糸切り信号S2
による糸切り動作が禁止される。)などの全ての設定デ
ータがクリアされる(S903)。そして、その後に、
設定装置2及び表示装置3により選択、設定されたミシ
ン機種に対応した機種データを記憶手段4、あるいは、
ROM1cより読み出し(S904)、ミシンの動作の
制御を行うことにより、例えば、ミシンの機種として、
糸切りミシンの機種を機種設定モードで設定したのに上
記の例のように、他のモードで糸切り動作解除機能(S
2L)をONに設定していて、その設定が残ってしま
い、糸切りミシンの機種を選択、設定したのに糸切りを
しないという誤動作が防止できる。
【0045】実施例3.次に、第3の発明の実施例につ
いて説明する。図10は第3の発明の実施例の構成を示
したブロック図である。図10に示されるように、ミシ
ン5に、そのミシン機種に対応した設定データを記憶し
た記憶手段、例えば、図10に示したようにE2PRO
M16を設け、ミシン制御装置15とミシン5を接続す
ると、自動的にE2PROM16内に記憶された設定デ
ータがミシン制御装置15内のマイクロコンピュータ1
に読み出され、その設定データに従って、マイクロコン
ピュータ1はミシンの動作の制御を行う。
【0046】実施例4.図11は第4の発明の一実施例
の構成を示すブロック図である。図11において、20
はマイクロコンピュータ、21はミシン動作の為の設定
値を設定するための設定手段、例えば押しボタンスイッ
チ、22はミシン動作の為の設定値を表示するための表
示手段、23は設定値を記憶するための記憶手段、24
は記憶手段23に記憶されたミシンの機種に対応した回
転数及び機能の設定データ、25はミシン制御装置、2
6はペダル装置を示している。図12はミシン制御装置
25に内蔵されたミシン動作の為の設定値を設定するた
めの押しボタンスイッチ21及びミシン動作の為の設定
値を表示するための表示手段22を詳細に示した図であ
る。
【0047】図11、図12によりミシンの機種を設定
する方法について説明する。データの設定はミシン制御
装置25に内蔵された押しボタンスイッチ21及び表示
手段22によって行う。例えば、押しボタンスイッチ2
1のg、a,bを同時に数秒間押し続けると、マイクロ
コンピュータ20はミシン5の機種設定モードであると
判断する。このモードでは、マイクロコンピュータ20
は、使用者が操作する押しボタンスイッチ21に従い、
表示手段22にミシン5の各機種に対応する表示を行な
わせる。この状態で使用者は押しボタンスイッチ21の
f、gを操作して設定したいミシン5の機種を表示手段
22を見ながら選択する。例えば、表2はミシンの各機
種に対応した回転数及び機能の設定一覧表である。
【0048】
【表2】
【0049】この中で、例えばミシン5の機種がミシン
A0001という機種の設定をする場合は、まず、上記
で説明したように、押しボタンスイッチ21を操作して
ミシン5の機種設定モードにする。そして、表示手段2
2に押しボタンスイッチ21のf,gを用いて、上記ミ
シン機種に対応する表示、例えば図13で示すように
「A0001」と表示させ、設定したいミシン5の機種
を設定する。このように選択、設定されたミシン機種に
従って、マイクロコンピュータ20は表2にあるよう
に、記憶手段23に記憶されたミシン5の機種に応じた
回転速度(高速4000s/min,低速250s/m
inなど)の各データ24を読み出して、ミシン5の回
転速度を制御する。さらに、回転数以外のミシン5の動
作を規定する機能及び、設定値、例えばミシンの運転開
始時に数針縫製する間、ミシン5の回転速度を低速回転
で運転するスロースタート機能や、糸切り、糸緩め、糸
払い、押さえ上げソレノイドなどの各ソレノイド駆動タ
イミングの設定値など、ミシン5の動作を規定する機能
及び、設定値を記憶手段23に記憶させておき、ミシン
5の機種設定に従って各機能及び、各設定値のデータを
読み出してミシン5の動作を制御することもできる。
【0050】実施例5.次に、第5の発明の一実施例に
ついて説明する。ミシン5の各状態の回転速度の設定に
対して、その設定範囲を設定する方法について説明す
る。ミシン5の各回転速度の設定は、図12のミシン制
御装置25に内蔵された設定手段、例えば押しボタンス
イッチ21及び表示手段22によって行う。例えば、押
しボタンスイッチ21のf,gを同時に数秒間押し続け
ると、マイクロコンピュータ20はミシン5の回転数設
定モードであると判断する。このモードでは、マイクロ
コンピュータ20は、使用者が操作する押しボタンスイ
ッチ21に従い、表示手段22にミシン5の各設定項目
を表示させる。この状態で使用者は押しボタンスイッチ
21のf、gを操作して設定したいミシン5の状態の回
転数の項目を表示手段22を見ながら選択し、押しボタ
ンスイッチ21のa、b、c、dを操作して設定したい
数値にする。例えば、ミシン5の高速時の回転数を40
00s/minに設定する場合は、上記で説明したよう
に押しボタンスイッチ21を操作してミシンの回転数設
定モードにする。そして、5桁の表示手段22の上位1
桁にスイッチf,gを用いて図14のように「H.」と
表示させた状態で、スイッチa、b、c、dを操作して
表示手段22の下位4桁に図15のように「4000」
と表示させる。このように設定されたミシン5の回転数
に従って、マイクロコンピュータ20はミシンの回転速
度を制御する。さらに、上記で説明したミシン5の各状
態の回転速度の設定に対して、その設定範囲を限定する
設定(回転数リミッタ)をするには、上記回転数の設定
と同様に図12の押しボタンスイッチ21及び表示手段
22によって行う。例えば、押しボタンスイッチ21の
f,g、dを同時に数秒間押し続けると、マイクロコン
ピュータ20はミシン5の回転数リミッタ設定モードで
あると判断する。このモードでは、マイクロコンピュー
タ20は、使用者が操作する押しボタンスイッチ21に
従い、表示手段22にミシン5の各設定項目を表示させ
る。この状態で使用者は押しボタンスイッチ21のf、
gを操作して設定したいミシン5の状態の回転数リミッ
タの項目を表示手段22を見ながら選択し、押しボタン
スイッチ21のc、dを操作して設定したい数値にす
る。例えばミシン5の高速時の回転数の設定範囲の最大
値(上限)を2000s/min、最小値(下限)を1
00s/minに設定する場合は、まず上記で説明した
ように押しボタンスイッチ21を操作してミシン5の回
転数リミッタ設定モードにする。そして、5桁の表示手
段22の上位3桁にスイッチf,gを用いて図16のよ
うに「LHH.」と表示させ、高速時の回転数リミッタ
最大値の設定項目を選択する。この状態で、スイッチ
c、dを操作して表示手段22の下位2桁に図17のよ
うに「20」(表示の単位は100s/min)と表示
させ、上限を2000s/minに設定する。回転数の
設定範囲の最小値(下限)についても同様に、スイッチ
f,gを用いて図18のように「LHL.」と表示させ
て最小値の設定項目を選択し、スイッチc,dを操作し
て図19のように「01」(表示の単位は100s/m
in)と表示させて下限を100s/minに設定す
る。図20は上記のように高速時の回転数リミッタを設
定した場合の回転数設定の設定範囲を示したブロック図
で、回転数リミッタ上限を2000s/min、下限を
100s/minに設定することにより、ミシン5の高
速時の回転数が100〜2000s/minの範囲で設
定できることを示している。また、上記では高速時の回
転数の場合について説明したが、低速、糸切り時などの
ミシン5の各状態の回転数の設定に対しても同様に、そ
の設定範囲の上限、下限を自由に設定できる。
【0051】図21は回転数リミッタ設定モードにより
回転数設定範囲の上限、下限を設定した場合のフローチ
ャート図である。図21で示されるように、回転数リミ
ッタ設定モードにより設定された回転数設定範囲の上限
値(MAX)及び下限値(MIN)と回転数設定モード
において設定された今回の設定値との比較をそれぞれ行
い、今回の設定値が上限値(MAX)と下限値(MI
N)の間にある場合は今回の設定値がそのまま有効とな
り、上限値(MAX)よりも大きく下限値(MIN)よ
りも小さい場合は今回の設定値に下限値(MIN)が代
入される。このように回転数リミッタ処理が行われるこ
とにより、回転数リミッタ設定モードにより設定された
回転数設定範囲の上限以上、下限以下の回転数の設定を
行えないようにしている。また、図21では、今回の設
定値が上限値(MAX)よりも大きい場合は、下限値
(MIN)へ戻るような構成を示したが、図22のよう
に今回の設定値が上限値(MAX)よりも大きい場合、
今回の設定値に上限値(MAX)を代入して上限値以上
の設定を行えないようにしてもよい。
【0052】実施例6.次に第6の発明の一実施例につ
いて説明する。データの設定は、図12のミシン制御装
置25に内蔵された設定手段、例えば押しボタンスイッ
チ21及び表示手段22によって行う。例えば、押しボ
タンスイッチ21のf,g、aを同時に数秒間押し続け
ると、マイクロコンピュータ20はミシン制御装置の入
出力チェックモード(故障診断モード)であると判断す
る。このモードでは、マイクロコンピュータ20は、ペ
ダル装置26の踏み込み操作に相当するS1信号、ペダ
ル装置26の深蹴り返し操作に相当するS2信号、ペダ
ル装置26の浅蹴り返しに相当するS3信号、針位置検
出機構7の針上位置信号UP、針位置検出機構7の針下
位置信号DN、ミシン駆動用モータ8の速度検出器10
の速度検出信号などの入力信号が、マイクロコンピュー
タ20の各入力ポートに入力されているかどうかを判定
し、その入力状態を表示手段22に表示させる。例え
ば、針位置検出機構7が正常に動作しているか、正常に
接続されているかを診断するために、針位置検出機構7
の針上位置信号UPが正常に入力されているかを確認し
たいとする。その場合のフローチャートを図23に示
す。図23のフローチャートで示されるように、まず、
押しボタンスイッチ21を操作してミシン制御装置の入
出力チェックモードにする。そして、5桁の表示手段2
2の上位3桁にスイッチf、gを用いて図24のように
「UP .」と表示させ、チェックしたい入力の項目を
選択する。この状態において、ミシンの針位置が上位置
に来た場合、針位置検出機構7により検出される針上位
置信号UPが正常にミシン制御装置に入力されているな
らば、5桁の表示手段22の下位2桁に図25のように
「ON」と表示され、入力信号が入力されていなければ
図26のように「OF」と表示される。また、ペダル装
置12の踏み込み操作に相当するS1信号、ペダル装置
26の深蹴り返し操作に相当するS2信号、ペダル装置
26の浅蹴り返しに相当するS3信号、ミシン駆動用モ
ータ8の速度検出器10の速度検出信号などの入力信号
についても、その入力状態を上記と同様に、各入力信号
がミシン制御装置に入力されているかどうかを、表示手
段22にそれぞれ表示させることにより確認できる。
【0053】実施例7.次に第7の発明の一実施例につ
いて説明する。データの設定は、図12のミシン制御装
置25に内蔵された設定手段、例えば押しボタンスイッ
チ21及び表示手段23によって行う。例えば、押しボ
タンスイッチ21のf,g、aを同時に数秒間押し続け
ると、マイクロコンピュータ20はミシン制御装置の入
出力チェックモード(故障診断モード)であると判断す
る。このモードでは、マイクロコンピュータ20は、ミ
シン制御装置に接続され、糸切り、糸緩め、糸払い、返
し縫いなどの動作をさせるためのソレノイド駆動装置1
4や、ミシン5の押えを自動的に上げるための押え上げ
装置13などの各出力装置に出力される出力信号が、マ
イクロコンピュータ20の各出力ポートから出力されて
いるかどうかを判定し、その出力状態を表示手段22に
表示させる。例えば、上記押え上げ装置13が正常に動
作しているか、正常に接続されているかを診断するため
に、押え上げ装置13に出力信号が正常に出力されてい
るかを確認したいとする。その場合のフローチャートを
図27に示す。図27のフローチャートで示されるよう
に、まず、押しボタンスイッチ21を操作してミシン制
御装置の入出力チェックモードにする。そして、5桁の
表示手段22の上位3桁に、スイッチf、gを用いて図
28のように「FU.」と表示させ、チェックしたい出
力の項目を選択する。この状態において、ミシン制御装
置より押え上げ装置13に出力信号が正常に出力されて
いるならば、5桁の表示手段22の下位2桁に図29の
ように「ON」と表示され、出力信号が出力されていな
ければ図30のように「OF」と表示される。また、糸
切り、糸緩め、糸払い、返し縫いなどの動作をさせるた
めのソレノイド駆動装置14などの出力信号について
も、その出力状態を上記と同様に、各出力信号がミシン
制御装置より出力されているかどうかを、表示手段22
にそれぞれ表示させることにより確認することができ
る。
【0054】実施例8.次に第8の発明の一実施例であ
る設定モード移行禁止設定について説明する。設定は、
図12のミシン制御装置25に内蔵された設定手段、例
えば押しボタンスイッチ21及び表示手段22によって
行う。例えば、押しボタンスイッチ21のf,g、a、
bを同時に数秒間押し続けると、マイクロコンピュータ
20はミシン制御装置の設定モード移行禁止モードであ
ると判断する。このモードでは、マイクロコンピュータ
20は、使用者が操作する押しボタンスイッチ21に従
い、表示手段22に移行を禁止したい設定モードの項目
を表示させる。この状態で使用者は押しボタンスイッチ
21のf、gを操作して移行を禁止したい設定モードの
項目を表示手段22を見ながら選択し、押しボタンスイ
ッチ21のdを操作して移行を禁止するかしないかの設
定を行う。例えば、押しボタンスイッチ21のg,aを
同時に数秒間押し続けると、設定モードAに移行すると
する。この設定モードAへの移行を禁止したい場合は、
上記で説明したようにまず、押しボタンスイッチ21を
操作して設定モード移行禁止モードにする。そして、5
桁の表示手段22の上位1桁にスイッチf,gを用いて
図31のように「A .」と表示させ、移行を禁止した
い設定モードの項目を選択する。この状態において、移
行を禁止する場合は押しボタンスイッチ21のdを操作
して、5桁の表示装置22の下位2桁に図32のように
「ON」と表示させ、移行を禁止しない場合は図33の
ように「OF」と表示させ、モードの移行を禁止するか
しないかの設定を行う。このようにしてモードの移行を
禁止するかしないかの設定を行った場合の設定モードの
移行についてのフローチャートを図34に示す。図34
に示されるように押しボタンスイッチ21の操作によっ
て設定モードへの移行を行うが、押しボタンスイッチ2
1の操作が行われた時点で、モード移行禁止の設定がさ
れているかどうかの判定を行い、禁止の設定がされてい
る場合は押しボタンスイッチ21の操作が行われても設
定モードへは移行せず、禁止の設定がされていない場合
は設定モードへの移行が行われる。
【0055】実施例9.また、第1〜8の発明における
ミシン制御装置の各実施例の説明において、ミシン動作
の為の設定値を設定する設定手段と設定値を表示する表
示手段の実施例として、図4あるいは図12に示すよう
にミシン制御装置に内蔵された構成例を示したが、ミシ
ン制御装置に接続される設定表示器として外部へ設けた
構成としてもよい。
【0056】
【発明の効果】以上のように、第1の発明のミシン制御
装置によれば、ミシン本体の機種を変更した場合や、異
なった機種のミシンにミシン制御装置を付け替えた場合
など、ミシンの機種に適した出力、及び、入力の機能の
設定が多数のスイッチを専用に設け、それらの複雑な設
定をする必要もなく、簡単にしかも一括して設定するこ
とができる。
【0057】また、第2の発明のミシン制御装置によれ
ば、ミシンの機種設定が行われた場合に、すでに設定さ
れている設定データをクリアした後に、選択された機種
に対応した設定データを読み出し、ミシンの動作を制御
する構成としたので、設定したミシン機種の機種データ
以外の設定が残ってしまい、ミシンが誤動作するといっ
た問題を防止できる。
【0058】また、第3の発明のミシン制御装置によれ
ば、ミシン本体とミシン制御装置を接続すると自動的に
接続されたミシンの機種に対応した設定データが設定さ
れるようにミシン機種に対応した設定データを記憶した
記憶手段をミシン本体側に備えた構成としたので、ミシ
ンの機種の設定操作をする必要もなく、ミシン本体とミ
シン制御装置を接続するだけで接続されたミシンの機種
に対応した設定データが自動的に設定できる。
【0059】また、第4の発明のミシン制御装置によれ
ば、ミシン本体の機種を変更した場合や、異なった機種
のミシンにミシン制御装置を付け変えた場合など、従来
のようにミシンの機種が機種選択手段として設けたスイ
ッチによって限定されることなく、さらにミシンの機種
選択手段として16進セレクトスイッチや各機種に対応
したスイッチを専用に設ける必要もなく、そのミシンに
適した回転数や機能、及び様々な設定値を一括して容易
に設定することができる。
【0060】また、第5の発明のミシン制御装置によれ
ば、ミシンの各状態の回転速度の設定に対して、従来の
制御装置のようにその設定範囲があらかじめ決められて
しまうことなく、その設定範囲の上限、下限を自由に設
定することができ、さらに、その回転数の設定範囲の上
限以上、下限以下の回転数の設定が行えないような構成
としたので、使用者が誤ってミシンの保証回転数以上の
回転数を設定してしまいミシンを壊してしまう、あるい
は低すぎる回転数を設定してしまい縫製がうまく行えな
いといった問題を防止できる。
【0061】また、第6の発明のミシン制御装置によれ
ば、ミシン制御装置に入力される各入力信号の入力状態
を表示装置に表示することができるので、従来のように
テスタ等の測定器を用いて各入力信号の入力状態を調べ
ることなく、ミシン制御装置に接続されるミシンの針位
置検出器やモータの速度検出器、可変速ペダルなどの各
入力装置が正常に動作しているか、あるいは正常に接続
されているかどうかの確認を容易に行うことができる。
【0062】また、第7の発明のミシン制御装置によれ
ば、ミシン制御装置より出力される各出力信号の出力状
態を表示装置に表示することができるので、従来のよう
にテスタ等の測定器を用いて各出力信号の出力状態を調
べることなく、ミシン制御装置に接続され、糸切り、糸
緩め、糸払い、返し縫いなどの動作をさせるためのソレ
ノイドの駆動装置や、ミシンの押さえを自動的に上げる
ための押さえ上げ装置などの各出力装置が正常に動作し
ているか、あるいは正常に接続されているかどうかの確
認を容易に行うことができる。
【0063】また、第8の発明のミシン制御装置によれ
ば、ミシンの動作を規定する各種設定を行う設定モード
への移行を禁止する設定を行うことができるので、使用
者が誤ったスイッチ操作を行い、使用者に解放していな
い設定モードへ移行してしまうのを防止することができ
る。また、設定モードへの移行を禁止するかしないかの
設定を自由に行うことができるので、各種の設定モード
に対して、個々の設定モードを使用者に解放するかどう
かを容易に設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の一実施例の構成を示すブロック構
成図である。
【図2】第1の発明の一実施例による出力ポート、入力
ポートの機能設定例を示すブロック図である。
【図3】第1の発明の一実施例によるミシン制御装置の
構成を示すブロック図である。
【図4】第1の発明の一実施例によるミシン制御装置に
内蔵される設定装置及び表示装置を詳細に示した図であ
る。
【図5】第1の発明の一実施例によるミシン制御装置の
各設定モードの移行状態を示した図である。
【図6】第1の発明の実施例1のフローチャートを示し
た図である。
【図7】第1の発明の一実施例によるミシン制御装置の
表示装置の表示例を示した図である。
【図8】第1の発明の一実施例によるミシン制御装置に
おける出力ポートの出力タイミングを示した図である。
【図9】第2の発明の一実施例のフローチャートを示し
た図である。
【図10】第3の発明の一実施例のミシン制御装置の構
成を示したブロック図である。
【図11】第4の発明の一実施例によるミシン制御装置
の構成を示すブロック図である。
【図12】第4の発明の一実施例によるミシン制御装置
に内蔵される押しボタンスイッチ及び表示手段を詳細に
示した図である。
【図13】第4の発明の一実施例によるミシン制御装置
の表示手段における表示例を示した図である。
【図14】第4の発明の一実施例によるミシン制御装置
の表示手段における表示例を示した図である。
【図15】第4の発明の一実施例によるミシン制御装置
の表示手段における表示例を示した図である。
【図16】第4の発明の一実施例によるミシン制御装置
の表示手段における表示例を示した図である。
【図17】第4の発明の一実施例によるミシン制御装置
の表示手段における表示例を示した図である。
【図18】第4の発明の一実施例によるミシン制御装置
の表示手段における表示例を示した図である。
【図19】第4の発明の一実施例によるミシン制御装置
の表示手段における表示例を示した図である。
【図20】第5の発明の一実施例を示したブロック図で
ある。
【図21】第5の発明の一実施例のフローチャートを示
した図である。
【図22】第5の発明の一実施例のフローチャートを示
した図である。
【図23】第6の発明の一実施例のフローチャートを示
した図である。
【図24】第6の発明の一実施例によるミシン制御装置
の表示手段における表示例を示した図である。
【図25】第6の発明の一実施例によるミシン制御装置
の表示手段における表示例を示した図である。
【図26】第6の発明の一実施例によるミシン制御装置
の表示手段における表示例を示した図である。
【図27】第7の発明の一実施例のフローチャートを示
した図である。
【図28】第7の発明の一実施例によるミシン制御装置
の表示手段における表示例を示した図である。
【図29】第7の発明の一実施例によるミシン制御装置
の表示手段における表示例を示した図である。
【図30】第7の発明の一実施例によるミシン制御装置
の表示手段における表示例を示した図である。
【図31】第8の発明の一実施例によるミシン制御装置
の表示手段における表示例を示した図である。
【図32】第8の発明の一実施例によるミシン制御装置
の表示手段における表示例を示した図である。
【図33】第8の発明の一実施例によるミシン制御装置
の表示手段における表示例を示した図である。
【図34】第8の発明の一実施例のフローチャートを示
した図である。
【図35】従来のミシン制御装置の構成を示すブロック
図である。
【図36】従来のミシン制御装置におけるミシン動作の
設定をするスイッチ及びボリュームの詳細図である。
【図37】従来のミシン制御装置におけるスイッチの組
み合わせによる出力タイミングの詳細図である。
【符号の説明】
1、20 マイクロコンピュータ 2 設定装置 3、22 表示装置 4、23 記憶手段 5 ミシン 6 ミシンプーリ 7 針位置検出機構 8 ミシン駆動用モータ 9 モータプーリ 10 モータ速度検出器 11 ベルト 12 ペダル装置 13 押え上げ装置 14 ソレノイド駆動装置 15、25 ミシン制御装置 16 E2PROM 17 ボリューム 18 スイッチ 21 押しボタンスイッチ 24 ミシンの機種に対応した回転数、機能の設定デー
タ 26 ペダル装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミシン動作を制御する制御手段と、ミシ
    ン動作の為の設定値を設定する設定手段と、ミシン動作
    の為の設定値を表示する表示手段と、ミシンの機種ごと
    の設定データを記憶する記憶手段とを備え、上記設定手
    段と表示手段により選択、設定されたミシンの機種に対
    応して、選択されたミシンの機種に必要な出力及び入力
    の設定データを上記記憶手段より読み出し、上記制御手
    段におけるマイクロコンピュータの出力ポート及び入力
    ポートの各ポートの機能を一括して設定し、ミシンの動
    作を制御することを特徴とするミシン制御装置。
  2. 【請求項2】 ミシン動作を制御する制御手段と、ミシ
    ン動作の為の設定値を設定する設定手段と、ミシン動作
    の為の設定値を表示する表示手段と、ミシンの機種ごと
    の設定データを記憶する記憶手段とを備え、上記設定手
    段と表示手段によりミシンの機種選択操作が行われる
    と、ミシンの機種設定モード以外のモードにおいて設定
    された設定データをすべてクリアし、選択された機種に
    対応した設定データを上記記憶手段より読み出し、ミシ
    ンの動作を制御することを特徴とするミシン制御装置。
  3. 【請求項3】 ミシン動作を制御する制御手段と、ミシ
    ン動作の為の設定値を設定する設定手段と、ミシン動作
    の為の設定値を表示する表示手段を備えたミシン制御装
    置において、ミシン本体とミシン制御装置を接続すると
    自動的に接続されたミシンの機種に対応した設定データ
    を記憶手段より読み出し、ミシンの動作を制御するよう
    にミシン本体側にミシンの機種に対応した設定データを
    記憶した記憶手段を備えたことを特徴とするミシン制御
    装置。
  4. 【請求項4】 ミシン動作を制御する制御手段と、ミシ
    ン動作の為の設定値を設定する設定手段と、ミシン動作
    の為の機種ごとの機能あるいは回転速度のデータの設定
    値を記憶する記憶手段と、ミシン動作の為の設定値を表
    示する表示手段とを備え、上記設定手段と表示手段によ
    り、上記記憶手段に記憶されたミシンの機種ごとの機能
    あるいは回転速度のデータを読み出してミシンの動作を
    制御することを特徴とするミシン制御装置。
  5. 【請求項5】 ミシン動作を制御する制御手段と、ミシ
    ン動作の為の設定値を設定する設定手段と、ミシン動作
    の為の機種ごとの機能あるいは回転速度のデータの設定
    値を記憶する記憶手段と、ミシン動作の為の設定値を表
    示する表示手段とを備え、上記設定手段と表示手段によ
    り設定されるミシンの回転数に対して、その回転数の設
    定範囲を限定する設定を行なうことを特徴とするミシン
    制御装置。
  6. 【請求項6】 ミシン動作を制御する制御手段と、ミシ
    ン動作の為の入力手段と、ミシン動作の為の設定値を設
    定する設定手段と、ミシン動作の為の設定値を記憶する
    記憶手段と、ミシン動作の為の設定値を表示する表示手
    段とを備え、上記設定手段の操作に応じて、ミシン動作
    の為の入力手段により入力された入力信号の有無を上記
    表示手段に表示することを特徴とするミシン制御装置。
  7. 【請求項7】 ミシン動作を制御する制御手段と、ミシ
    ン動作の為の出力手段と、ミシン動作の為の設定値を設
    定する設定手段と、ミシン動作の為の設定値を記憶する
    記憶手段と、ミシン動作の為の設定値を表示する表示手
    段とを備え、上記設定手段の操作に応じて、ミシン動作
    を制御する制御手段よりミシン動作の為の出力手段に出
    力される出力信号の有無を上記表示手段に表示すること
    を特徴とするミシン制御装置。
  8. 【請求項8】 ミシン動作を制御する制御手段と、ミシ
    ン動作の為の設定値を設定する設定手段と、ミシン動作
    の為の設定値を記憶する記憶手段と、ミシン動作の為の
    設定値を表示する表示手段とを備え、上記設定手段と表
    示手段により設定される各種の設定モードに対して、使
    用者に解放しない設定モードへの移行を禁止できる設定
    を設けたことを特徴とするミシン制御装置。
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