JPH06190263A - 粉末状原料物質の配合装置 - Google Patents

粉末状原料物質の配合装置

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JPH06190263A
JPH06190263A JP4357289A JP35728992A JPH06190263A JP H06190263 A JPH06190263 A JP H06190263A JP 4357289 A JP4357289 A JP 4357289A JP 35728992 A JP35728992 A JP 35728992A JP H06190263 A JPH06190263 A JP H06190263A
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Hidetsugu Kurosu
秀継 黒須
Mitsuo Hosono
三津男 細野
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Tsukishima Kikai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 両側に複数台対称に配設した保管装置間を移
動可能とした移動装置の配合用容器に、各保管装置から
多種類の原料物質を配合するものである。 【構成】 基台3上に設置し、原料物質を収納可能な収
納容器4の下部内にスクリューコンベア式搬送体5を設
けるとともに搬送体5の上方にはブリッジブレーカー6
を設置し、搬送体5とブリッジブレーカー6の作動機構
を有する保管装置1を直列方向に複数台設置するととも
に両側に対称に設置し、保管装置1の駆動機構29と計
量可能な配合用容器31を設置し、両側の保管装置1間
を移動可能な移動装置2とから成る粉末状原料物質の配
合装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内容成分を異にする多
数の粉末状原料物質を所定量ずつに配合する装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】医薬品、食料品その他の産業分野では、
多種類の内容成分を異にする粉末からなる原料物質を、
各物質の測定計量範囲内で配合し、混合することが行わ
れている。このような多種類の原料物質を、各物質の測
定計量範囲内で計量し、配合する装置としては、それぞ
れ内容成分を異にする物質を収容した多数の原料物質の
保管装置のうち、選択した保管装置から適量の物質を取
り出して一台の配合用の容器に供給し、同様にして複数
の保管装置から配合用容器に各粉末を供給して混合する
ものがある。
【0003】しかし、各原料物質の保管装置には原料を
排出するための駆動機構をそれぞれ設置しておく必要が
あった。このため保管装置の数が多い場合、各保管装置
ごとに駆動機構を設置するために多大の設備費用が必要
となっていた。更に、いずれかの駆動機構が故障するこ
とによって配合装置全体を停止しなければならず、故障
を防止するための保守、点検に要する労力は大きなもの
であった。また、配合装置全体を自動制御により駆動す
る場合、多数の駆動機構を制御するためのシステムが複
雑なものとなっていた。
【0004】本願出願人は上記する従来の配合装置の種
々の問題点に鑑みて、平成2年(1990年)2月23
日に平成2年特許願第42797号として改良した配合
装置を提供している。この出願は平成3年(1991
年)11月1日に平成3年特許出願公開第245830
号として出願公開されている。
【0005】この配合装置は、図15に示すように、保
管装置Aと移動装置Bとからなっている。保管装置A
は、基台a上に、原料となる粉末物質(ここでいう粉末
は、厳密な意味での粉末だけではなく粒状の物質も含ま
れるものであり、以下においては原料物質と称する)の
収納容器bとスクリューコンベア式搬送体cとを基本構
造としており、同じ構造の保管装置Aが複数台直列状に
設置されている。
【0006】この保管装置Aの配列方向にそって移動装
置Bが設置してある。この移動装置Bは、レールd上を
移動可能な台車eに、保管装置Aの駆動機構fを設置す
るとともに駆動機構fの上方位置に計量器gで計量可能
とした配合用の容器hを設置したものである。駆動機構
fは、モータiと継手jとからなり、モータiおよびこ
れに連結する継手jとはシリンダーkによって保管装置
A方向に往復移動できるようになっている。
【0007】移動装置Bは、レールdの長さ範囲内で往
復移動可能であるとともに複数台の保管装置Aの中で選
択された保管装置Aの前で停止可能であり、この停止位
置でモータiが前進すると先端の継手jが保管装置A側
の継手lに接続され、スプロケットm、nおよびチェー
ンoからなる作動機構を介して前記搬送体cを回転、駆
動する。
【0008】搬送体cは回転することによりスクリュー
羽根が収納容器b内の粉末を切り出し、出口pから配合
用容器h内に供給する。供給量は計量器gによって計量
されており、所定量に達するとモータiは停止し、定位
置に後退することによって継手j、lが離れ、搬送体c
の回転が止まり、粉末の供給を停止する。
【0009】移動装置Bは次の選択された保管装置Aに
移動、停止し、上記と同じ原料物質の供給作業が行われ
る。複数台の各保管装置A内にはそれぞれ異なる内容成
分の粉末状の原料物質が収容されており、配合用容器h
には異なった粉末が所定量ずつ供給され、これらは混合
され、製品の製造工程に送られる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記の原料物質の配合
装置では、一台の移動装置Bを保管装置Aにそって移動
させ、選択した保管装置A位置で停止させることにより
多種類の内容を異にする原料物質を配合用容器hに供給
でき、個々の保管装置Aに搬送体cの駆動機構を設ける
必要がない利点を有している。
【0011】しかし、保管装置Aは、直列方向にのみ配
列されているので、多種類の原料物質を配合しようとす
る場合、各物質ごとの保管装置Aが必要となり、直列方
向での保管装置Aの台数がきわめて多くなって長大な設
置面積を必要とするものであった。これに従って、配合
用容器hを有する移動装置Bを案内するためのレールd
も長大なものを必要としていた。
【0012】また、収納容器b内の原料物質は、スクリ
ューコンベア式搬送体cの回転によって切り出され、出
口pから排出されるものである。しかし、この搬送体c
による排出量は、スクリュー羽根の径およびピッチが同
じであるため、搬送体cの回転による切り出し開始時か
ら搬送体cの停止による切り出し終了時まで経時的に同
じであり、排出量の微調整をすることができない。
【0013】従って、配合用容器h内に供給される原料
物質の量は計量器で常に計量しているとしても、供給量
が所定量に達してモータiによる駆動を停止した場合で
も、搬送体cの回転惰性によって出口p近くの原料物質
が排出され、その結果、必要以上の粉末が供給されるこ
とになる。このように、供給される原料物質の量が異な
ることはできあがった製品に不良品を生ずることにな
る。
【0014】本発明は上記する改良された原料物質の配
合装置に鑑み、保管装置を移動装置の両側に複数台対称
に配設し、配合用容器を有する移動装置は両側の保管装
置間を通って往復移動できるようにし、限られた設置面
積の範囲内で広範囲のかつ多種類の原料物質の配合を可
能とすることを目的とするものである。
【0015】また、本発明における収納容器内の原料物
質の搬送体として大容量搬送体と小容量搬送体とを設
け、排出量を微調整可能とすることにより、常にきめら
れた一定量の原料物質の供給を可能とすることを目的と
するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明配合装置は、異なる粉末状の原料物質を保管
した複数台の保管装置と、保管装置間を移動可能な移動
装置からなり、選択した保管装置から原料物質を供給す
るようにした粉末状原料物質の配合装置において、基台
3上に設置し、原料物質を収納可能な収納容器4の下部
内にはスクリューコンベア式搬送体5を設けるとともに
搬送体5の上方にはブリッジブレーカー6を設置し、搬
送体5とブリッジブレーカー6の作動機構を有する保管
装置1を直列方向に複数台設置するとともに両側に対称
に設置し、保管装置1の駆動機構29と計量可能な配合
用容器31を設置し、両側の保管装置1間を移動可能な
移動装置2とから成っている。
【0017】搬送体5は、径およびピッチを大きくした
スクリュー羽根を回転軸7に設けた大容量用の搬送体5
aと、径およびピッチを小さくしたスクリュー羽根を回
転軸8に設けた小容量用の搬送体5bからなる一対のス
クリューコンベアであり、一対の搬送体5a、5bの回
転軸7、8は収納容器4外に突出させ、この突出部にお
いて各軸7、8はカムクラッチ9、10とその周囲に設
けたギアー11、12を有し、ギアー11、12は相互
に連結するとともにカムクラッチ9、10は逆の一方向
回転としてある。
【0018】また、搬送体5とブリッジブレーカー6の
作動機構は、二本の回転軸19、20の一端に継手2
1、22を設けるとともに他端にはスプロケット23、
24を取り付け、スプロケット23は搬送体5の回転軸
7あるいは8に設けたスプロケット13に連結し、スプ
ロケット24はブリッジブレーカー6の回転軸15に設
けたスプロケット17に連結してある。
【0019】更に、駆動機構29は、台車28内に設置
して台車28の走行方向とは直交方向に往復移動可能な
案内体41上に設置した一対のモータ32、33と一対
の回転駆動体34、35とからなり、各回転駆動体3
4、35は回転軸の両端にそれぞれ継手38、39を有
し、回転駆動体34は逆回転可能なモータ32により、
回転駆動体35はモータ33により駆動可能としてあ
る。また、回転駆動体34の継手38は前記作動機構の
継手21と、回転駆動体35の継手39は作動機構の継
手22とそれぞれ接合可能としてある。
【0020】
【実施例】以下、図面に従って、本発明の一実施例を詳
細に説明する。図1は本発明配合装置の全体を示し、同
図において符号1は原料となる粉末物質(以下、原料物
質という)を保管し、かつ一定量ずつを供給するための
保管装置、2は、保管装置1から原料物質の供給を受け
るための移動装置である。
【0021】保管装置1は、図2および図3に詳細を示
すように、基台3の上部に原料物質の収納容器4を設置
し、この収納容器4の下部内にはスクリューコンベア式
搬送体5を設けるとともに搬送体5の上方位置にはブリ
ッジブレーカー6を設けたものである。
【0022】搬送体5は図4に示す如く、スクリュー羽
根の径およびピッチを異にし、排出容量を異にする一対
のスクリューコンベアからなる搬送体5a、5bとした
ことを特徴としている。羽根の径およびピッチを大きく
した一方の搬送体5aは大容量の排出用、羽根の径およ
びピッチが小さい他方の搬送体5bは小容量の排出用で
ある。
【0023】各搬送体5a、5bの回転軸7、8の一端
は収納容器1から外部に突出させ、この突出部において
各回転軸7、8にはカムクラッチ9、10とその周囲に
設けたギアー11、12が連結してあり、両ギアー1
1、12は回転を伝えるように連結してある。また、片
側のギアー、例えば搬送体5a側のギアー11には、ギ
アー11と同心状にスプロケット13が固定してある。
【0024】搬送体5a、5bは、回転することによっ
てスクリュー羽根が収納容器4内の原料物質を切り出
し、供給口14から外部に排出するものであるが、両搬
送体5a、5bは同時に回転することはなく、切り換え
て交互に回転するようになっている。
【0025】ブリッジブレーカー6は、図2および図5
に示すように、水平な回転軸15に一対の棒状回転体1
6を水平状態で連結、固定したものであり、回転体16
は回転軸15の回転に従って周方向に回転するようにし
てある。回転軸15の一端は収納容器4から外部に突出
させ、その先端にはスプロケット17が固定してある。
【0026】尚、ブリッジブレーカー6は、回転軸15
に、回転軸15とは直交する方向に複数本の棒体を突設
し、回転軸15によって棒体を回転するようにしてもよ
い。結局、収納容器4内の原料物質を攪拌し、原料物質
が収納容器4の内壁面に付着するブリッジ現象を起こさ
ない構造であればよい。
【0027】保管装置1には、搬送体5およびブリッジ
ブレーカー6を回転するための作動機構が付設してあ
る。この作動機構は、基台3に軸受18を介して水平状
態で平行に設置した二本の回転軸19、20のそれぞれ
の一端に継手21、22を設け、他端にはスプロケット
23、24を取り付けたものであり(図7参照)、また
図6に示す如く、スプロケット23は前記のスプロケッ
ト13と、またスプロケット24は前記のスプロケット
17とそれぞれチェーン25、26で連結されている。
【0028】後記する駆動機構により継手21、22を
回転させれば、搬送体5はスプロケット23─チェーン
25─スプロケット13を介して回転する。また、ブリ
ッジブレーカー6は、スプロケット24─チェーン26
─スプロケット17を介して回転する。
【0029】両搬送体5a、5bの回転軸7、8に取り
付けたカムクラッチ9、10は逆の一方向のみに回転す
るものである。従って、スプロケット13を介して回転
軸7を右回転(時計方向回転)させた時、他の回転軸8
のカムクラッチ10は空転し、ギアー11の回転力はギ
アー12を通して回転軸8に伝わることはない。
【0030】継手21を逆回転させると回転軸7側のカ
ムクラッチ9は空転し、ギアー11を通してギアー12
が回転するので、回転軸7は回転せず、搬送体5bの回
転軸8のみが回転することになる。
【0031】移動装置2は、レール27上を移動可能な
台車28に設置した保管装置1の駆動機構29と、この
駆動機構29の上方において、例えば電子天秤のような
計量器30上に計量可能に設置した原料物質の配合用容
器31とで構成されている。
【0032】駆動機構29は、図7および図8に示すよ
うに、一対のモータ32、33と一対の回転駆動体3
4、35を基本構成としている。一方のモータ32は、
前記の搬送体5を駆動するものであり、回転用チェーン
36を介して回転駆動体34を駆動可能となっている。
また、他方のモータ33は、前記のブリッジブレーカー
6を駆動するものであり、チェーン37を介して回転駆
動体35を駆動可能となっている。尚、図8において符
号Mは、台車28をレール27にそって走行させるため
の駆動用モータである。
【0033】回転駆動体34、35は、回転軸の両端に
継手38、39をそれぞれ有しており、逆回転可能なモ
ータ32によって継手38は左右逆方向への回転が可能
となっている。回転駆動体34の継手38は、保管装置
1側の継手21と、また、回転駆動体35の継手39は
保管装置1側の継手22と相対している。
【0034】一対のモータ32、33および一対の回転
駆動体34、35は台車28内において移動体40上に
固定してあり、移動体40は、台車28の走行方向とは
直交する左右方向へ往復移動可能となっている。
【0035】台車28内で案内台41上に乗っている移
動体40の往復移動は一対のシリンダー42、43によ
って行われる。一対のシリンダー42、43は、図8、
図9および図10に示すように移動体40の下部内に設
置してある。一方のシリンダー42の基部は台車28に
固定するとともにそのロッド44の先端は連結体45を
介して他方のシリンダー43に固定する。また、シリン
ダー43のロッド46の先端は連結体47を介して移動
体40に固定してある。連結体45の一端はシリンダー
43に固定してあるが、その他端は移動体40に固定す
ることなくスライド可能に設置してある。
【0036】次に各シリンダー42、43の作動状態を
図10、図11および図12に従って説明する。図10
は各シリンダー42、43が中立位置にあり、移動体4
0は台車28のほぼ中央に定置され、回転駆動体34、
35側の継手38、39と保管装置1側の継手21、2
2とは離れて相対した状態となっている。この位置状態
で、図11のようにシリンダー42のロッド44を引け
ば、連結体45、シリンダー43、ロッド46および連
結体47を介して移動体40は案内台41上を右側へ移
行することになる。移動体40が右側へ移行することに
より継手38、39は台車28の外へ突出することにな
る。ロッド44を延ばせば移動体40は定位置に復帰す
る。
【0037】また、図10の中立位置においてシリンダ
ー43のロッド46を延ばせば、これに連結している移
動体40は図12のように左側へ移行する。これによ
り、図7において左側にある継手38、39が台車28
の外部に突出することになる。このように両シリンダー
42、43を交互に作動させることにより、移動体40
を台車28の走行方向とは直交する方向へ往復移動させ
ることができる。
【0038】前記のように連結体45の他端に設けたス
ライドガイド48はシリンダー42の先端部およびシリ
ンダー43の後端部の荷重を支持するとともに移動体4
0の左右方向への移動を容易にするものである。尚、シ
リンダー42、43は二台使用した場合について説明し
たが、これに限定されるものではなく、一台のシリンダ
ーでロッドの伸縮によって移動体40を往復移動させる
ようにしてもよい。
【0039】保管装置1および移動装置2の構成は上記
の通りであり、次に、配合装置としての作動について説
明する。図13に示すように、同じ構造の保管装置1
は、直列方向に複数台が設置され、かつ両側に対称に設
置され、各保管装置1の収納容器4内には、内容成分を
異にする粉末状の原料物質が収納されている。
【0040】移動装置2は両側の保管装置1間において
レール27上を往復移動し、両側の複数台の保管装置1
の中から選択された保管装置1の前で自動的に停止可能
となっている。移動装置2の移動および所定位置での停
止等はコンピューター制御によって行われる。
【0041】図2は、移動装置2が右側列の保管装置1
の中で選択された保管装置1の前で停止した状態を示し
ている。前記の如く、シリンダー42操作によって移動
体40が右方向へ移行すると、継手38、39は台車2
8の外部に突出し、継手38と継手21および継手39
と継手22とが接合される。モータ32、33を駆動さ
せれば回転駆動体34、35の回転軸が回転し、その回
転力は継手38、39を介してそれぞれ継手21、22
に伝えられる。次に、継手21、22と同軸にあるスプ
ロケット23、24が同時に回転するのでチェーン2
5、26を介してスプロケット13、17も同時回転す
ることになる。
【0042】この状態では大容量用の搬送体5aが駆動
され、収納容器4内の原料物質はスクリュー羽根によっ
て前進し、供給口14から排出され、配合用容器31に
供給される。この時、ブリッジブレーカー6も同時に回
転を続けている。
【0043】モータ32の駆動を停止し、かつ逆回転さ
せればスプロケット38およびスプロケット21は、前
記とは逆方向への回転となり、ギヤー11によってギヤ
ー12が駆動され、小容量用の搬送体5bが回転し、供
給口14から少量ずつの原料物質が容器31に供給され
ることになる。
【0044】選択したある保管装置1から設定量の原料
物質を配合用容器31に供給した後、移動装置2は次の
選択された保管装置1まで移行し、前記と同じ作業を繰
り返して行うことにより複数台の保管装置1からそれぞ
れ異なる内容成分の原料物質が容器31に供給されるこ
とになる。
【0045】複数台の保管装置1から必要な保管装置1
を選択する作業、移動装置2の走行と停止、駆動機構2
9による搬送体5やブリッジブレーカー6等の回転駆
動、計量器30による投入量の計量等は全てコンピュー
ター制御によって自動処理が行われる。
【0046】以上の説明は、装置全体の右側列に配置し
た多数の保管装置1から選択した保管装置1より原料物
質を供給、排出した場合であるが、左側列の保管装置1
から原料物質を排出する場合も全く同じ作業を行う。こ
のため駆動機構29の回転駆動体34、35には両端に
継手38、39が対称に設けてある。
【0047】次に、大容量用搬送体5aと小容量用搬送
体5bの関係および制御方法について説明する。ある保
管装置1の収納容器4からの原料物質の供給量が、例え
ば5kgと設定されている場合、まず搬送体5aによっ
て4kgの物質を排出する。次に、小容量用の搬送体5
bで残り1kgの物質を排出する。
【0048】搬送体5bのスクリュー羽根によって排出
される量は、その最小回転R1と最大回転R2の間では
図14のラインL1のように回転数の増加とともに直線
状にD1からD2に増大する。一方、搬送体5aによっ
て排出される量は、最小回転R1における排出量D2
が、搬送体5bでの最大排出量と同一程度かやや小さい
程度にスクリュー羽根の径およびピッチが決められてい
る。従って、搬送体5aで排出される最大量は、最大回
転R2におけるD3となる。このように大容量用の搬送
体5aと小容量用の搬送体5bとを各別に駆動すること
により、D1からD3までの広い範囲内での任意の量の
排出が可能となる。
【0049】収納容器4からの排出(切出)量(2kg
〜20kg)において、精度±1%を一定時間(例え
ば、60秒程度)で実現するためには両搬送体5a、5
bの組み合わせを次のようにする。搬送体5aにより1
00〜2RPMにて誤差3σ(σ:標準偏差)を含めた
範囲が設定値(例えば5kg)の90%になるよう排出
し、残りの10%を搬送体5bにより100〜2RPM
にて排出し、その精度は3σに入るようにする。
【0050】例えば、搬送体5aのスクリュー羽根を1
00φ、搬送体5bのスクリュー羽根を32φとする
と、搬送体5aでは42kg/分、搬送体5bでは10
kg/分(粉体の見掛け比重を0.5とした場合)程度
である。例えば、原料物質5kgを誤差±1%(50
g)、10秒位で切り出す場合、搬送体5aで4.5k
gまで切り出すのは6.4秒、残量分の0.5kgを搬
送体5bで切り出すのは3秒であり、合計9.4秒で切
り出しが可能である。
【0051】また、精度については、搬送体5bの最小
回転数2R/Mでは、20cc(搬送体5bの単位回転
当たりの切り出し量)×2R/M)=40cc=20g
となる。従って、50gを保つためには5R/M程度で
よい。このように大容量用の搬送体5aでは原料物質の
切り出し量を多くし、小容量用の搬送体5bでは切り出
し量を少なくし、かつ微調整しつつ切り出しが可能であ
る。
【0052】図3および図8において符号49は集粉フ
ードである。収納容器4の供給口14から原料物質が供
給された時、粉の一部は空中に浮遊し、これらは容器3
1の外部にもれることになる。このような粉は回収する
ことができないので不経済であり、また、移動装置2や
その周辺を汚すことになる。
【0053】集粉フード49は、原料物質の供給時に容
器31の開口部周りに位置し、空気の吸引によって浮遊
状態の粉を吸引し、フイルターで捕集して粉を回収する
ものである。フード49はシリンダー50で上下動可能
であり、複数の保管装置1から異なる原料物質の供給を
終了して容器31を計量器30から取り出す時、フード
49は容器31より上方に上げられている。
【0054】
【発明の効果】以上、説明した本発明によればそれぞれ
異なる原料物質を有する複数台の保管装置1から必要な
原料物質を、必要量、配合用容器31に供給することが
できる。特に、本発明では保管装置1は直列方向だけで
はなく、両側に対称に複数台設置したことにより、限ら
れた面積の中で多数の保管装置1の設置が可能であるか
ら、多種類の原料物質を広範囲で選択可能であり、原料
物質の配合を能率よく行うことができる。
【0055】収納容器4内の原料物質を切り出すための
搬送体5は、スクリュー羽根の径とピッチを異にし、切
り出し量を異にする一対の搬送体5a、5bとしたの
で、切り出すべき量の範囲内で大部分の量を大容量用の
搬送体5aで大量に切り出し、次に、小容量用の搬送体
5bで残量の原料物質の微調整排出を可能としたので、
原料物質の設定値投入量をきわめて高い精度で計量可能
である。従って、搬送体5の回転惰性による設定値以上
の原料物質の排出を行うことはない。また、搬送体5を
大容量用の搬送体5aと小容量用の搬送体5bとしたこ
とにより短時間で精度の高い供給を可能としている。
【0056】原料物質の粉末の場合、この粉末は収納容
器4の内壁面に付着してブリッジ現象を生じ、搬送体5
による排出量を均一に行うことができない場合がある。
しかし、本発明の場合、収納容器4内にブリッジブレー
カー6を設け、必要に応じてブリッジブレーカー6を回
転させることにようにしたのでブリッジ現象をなくし、
常に均一なる排出量を確保できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明配合装置全体の正面図である。
【図2】多数の保管装置から選択された保管装置と移動
装置とを示す正面図である。
【図3】多数の保管装置から選択された保管装置と移動
装置とを示す斜視図である。
【図4】保管装置の収納容器を横断面とした搬送体の平
面図である。
【図5】保管装置の収納容器を縦断面図である。
【図6】搬送体とブリッジブレーカーの作動機構を示す
側面図である。
【図7】搬送体とブリッジブレーカーの駆動機構を示す
平面図である。
【図8】台車を内側から見た側面図である。
【図9】台車の底面図である。
【図10】台車と移動体の概略を示す平面図である。
【図11】台車に対して移動体を右側に移行した状態の
平面図である。
【図12】台車に対して移動体を左側に移行した状態の
平面図である。
【図13】配合装置全体の概略平面図である。
【図14】搬送体の回転数と排出量との関係を示すグラ
フ図である。
【図15】従来の配合装置の正面図である。
【符号の説明】
1 保管装置 2 移動装置 3 基台 4 収納容器 5 搬送体 6 ブリッジブレーカー 7 回転軸 8 回転軸 9 カムクラッチ 10 カムクラッチ 11 ギアー 12 ギアー 13 スプロケット 14 供給口 15 回転軸 16 回転体 17 スプロケット 18 軸受 19 回転軸 20 回転軸 21 継手 22 継手 23 スプロケット 24 スプロケット 25 チェーン 26 チェーン 27 レール 28 台車 29 駆動機構 30 計量器 31 配合用容器 32 モータ 33 モータ 34 回転駆動体 35 回転駆動体 36 チェーン 37 チェーン 38 継手 39 継手 40 移動体 41 案内台 42 シリンダー 43 シリンダー 44 ロッド 45 連結体 46 ロッド 47 連結体 48 スライドガイド 49 集粉フード 50 シリンダー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる粉末状の原料物質を保管した複数
    台の保管装置と、保管装置間を移動可能な移動装置から
    なり、選択した保管装置から原料物質を供給するように
    した粉末状原料物質の配合装置において、基台3上に設
    置し、原料物質を収納可能な収納容器4の下部内にはス
    クリューコンベア式搬送体5を設けるとともに搬送体5
    の上方にはブリッジブレーカー6を設置し、搬送体5と
    ブリッジブレーカー6の作動機構を有する保管装置1を
    直列方向に複数台設置するとともに両側に対称に設置
    し、保管装置1の駆動機構29と計量可能な配合用容器
    31を設置し、両側の保管装置1間を移動可能な移動装
    置2とから成ることを特徴とする粉末状原料物質の配合
    装置。
  2. 【請求項2】 搬送体5は、径およびピッチを大きくし
    たスクリュー羽根を回転軸7に設けた大容量用の搬送体
    5aと、径およびピッチを小さくしたスクリュー羽根を
    回転軸8に設けた小容量用の搬送体5bからなる一対の
    スクリューコンベアである請求項1に記載する粉末状原
    料物質の配合装置。
  3. 【請求項3】 一対の搬送体5a、5bの回転軸7、8
    は収納容器4外に突出させ、この突出部において各軸
    7、8はカムクラッチ9、10とその周囲に設けたギア
    ー11、12を有し、ギアー11、12は相互に連結す
    るとともにカムクラッチ9、10は逆の一方向回転とし
    た請求項1、2に記載する粉末状原料物質の配合装置。
  4. 【請求項4】 搬送体5とブリッジブレーカー6の作動
    機構は、二本の回転軸19、20の一端に継手21、2
    2を設けるとともに他端にはスプロケット23、24を
    取り付け、スプロケット23は搬送体5の回転軸7ある
    いは8に設けたスプロケット13に連結し、スプロケッ
    ト24はブリッジブレーカー6の回転軸15に設けたス
    プロケット17に連結した請求項1、2および3に記載
    する粉末状原料物質の配合装置。
  5. 【請求項5】 駆動機構29は、台車28内に設置して
    台車28の走行方向とは直交方向に往復移動可能な案内
    体41上に設置した一対のモータ32、33と一対の回
    転駆動体34、35とからなり、各回転駆動体34、3
    5は回転軸の両端にそれぞれ継手38、39を有し、回
    転駆動体34は逆回転可能なモータ32により、回転駆
    動体35はモータ33により駆動可能とした請求項1、
    2、3および4に記載する粉末状原料物質の配合装置。
  6. 【請求項6】 回転駆動体34の継手38は前記作動機
    構の継手21と、回転駆動体35の継手39は作動機構
    の継手22とそれぞれ接合可能とした請求項1、2、
    3、4および5に記載する粉末原料物質の配合装置。
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