JPH06190775A - 回転丸刃工具 - Google Patents
回転丸刃工具Info
- Publication number
- JPH06190775A JPH06190775A JP34492992A JP34492992A JPH06190775A JP H06190775 A JPH06190775 A JP H06190775A JP 34492992 A JP34492992 A JP 34492992A JP 34492992 A JP34492992 A JP 34492992A JP H06190775 A JPH06190775 A JP H06190775A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- upper blade
- cutting
- rotary round
- tool
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Nonmetal Cutting Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 切れ味が良く、かつ切刃の再研磨が容易な回
転丸刃工具を得る。 【構成】 円環板状をなす上刃20の内周側には上刃2
0の軸線と垂直な第一の面22が形成され、第一の面2
2の外周側には、一定の角度βで上刃20の軸線方向に
漸次拡径されてなる第二の面23が形成され、更に、第
二の面23の外周縁には、長尺シートを切断するための
切刃24が設けられている。その結果、上刃20をスリ
ッタ装置に装着し、切刃24を下刃と互いに対向させ、
かつ所定の接触圧で接触させた場合、両者は確実に切刃
24上の二点のみで接触する。一方、切刃24の再研磨
を、上刃20を前記スリッタ装置に装着したまま行うこ
とも可能である
転丸刃工具を得る。 【構成】 円環板状をなす上刃20の内周側には上刃2
0の軸線と垂直な第一の面22が形成され、第一の面2
2の外周側には、一定の角度βで上刃20の軸線方向に
漸次拡径されてなる第二の面23が形成され、更に、第
二の面23の外周縁には、長尺シートを切断するための
切刃24が設けられている。その結果、上刃20をスリ
ッタ装置に装着し、切刃24を下刃と互いに対向させ、
かつ所定の接触圧で接触させた場合、両者は確実に切刃
24上の二点のみで接触する。一方、切刃24の再研磨
を、上刃20を前記スリッタ装置に装着したまま行うこ
とも可能である
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチックフィルム
や紙を始めとする長尺シートの切断加工に適用されるス
リッタナイフ等の回転丸刃工具に関する。
や紙を始めとする長尺シートの切断加工に適用されるス
リッタナイフ等の回転丸刃工具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、幅広の長尺シートをその長手方
向に沿って所定の幅に切断するには、接触して回転する
一対の丸刃工具が前記長尺シートの幅方向に多数配設さ
れたスリッタ装置が使用される。
向に沿って所定の幅に切断するには、接触して回転する
一対の丸刃工具が前記長尺シートの幅方向に多数配設さ
れたスリッタ装置が使用される。
【0003】図5は、前記スリッタ装置の構造の例を示
すものである。符号1は環状をなすホルダで、ホルダ1
の一端側には大径部1aが、他端側には小径部1bが形
成されている。ホルダ1は複数個重ねられた状態でその
軸線を貫通するシャフト2により回転可能に支持され、
かつ各ホルダ1の小径部1bには、円環板状をなす上刃
3がその外周縁に形成された切刃3bをホルダ1の径方
向外方に突出させた状態でシャフト2と同軸をなすよう
に環装され、同じく小径部1bに環装された皿ばね4に
より、隣接するホルダ1の大径部1aの端面に押圧固定
されている。なお、ホルダ1の軸線方向の幅Dは、前記
長尺シートの切断幅に対応している。
すものである。符号1は環状をなすホルダで、ホルダ1
の一端側には大径部1aが、他端側には小径部1bが形
成されている。ホルダ1は複数個重ねられた状態でその
軸線を貫通するシャフト2により回転可能に支持され、
かつ各ホルダ1の小径部1bには、円環板状をなす上刃
3がその外周縁に形成された切刃3bをホルダ1の径方
向外方に突出させた状態でシャフト2と同軸をなすよう
に環装され、同じく小径部1bに環装された皿ばね4に
より、隣接するホルダ1の大径部1aの端面に押圧固定
されている。なお、ホルダ1の軸線方向の幅Dは、前記
長尺シートの切断幅に対応している。
【0004】一方、符号8は下刃である。この下刃8は
ホルダ1と同様その一端側に大径部8aが、他端側に小
径部8bが形成された環状をなし、複数個重ねられた状
態でその軸線を貫通するシャフト7に回転可能に支持さ
れている。また、上刃3と下刃8の大径部8aとは外周
部で重ね合わされ、前記皿ばね4の作用により、対向す
る端面3a,8cにおいて所定の接触圧で接触してい
る。
ホルダ1と同様その一端側に大径部8aが、他端側に小
径部8bが形成された環状をなし、複数個重ねられた状
態でその軸線を貫通するシャフト7に回転可能に支持さ
れている。また、上刃3と下刃8の大径部8aとは外周
部で重ね合わされ、前記皿ばね4の作用により、対向す
る端面3a,8cにおいて所定の接触圧で接触してい
る。
【0005】そして、シャフト2,7を回転させること
により、端面3a,8cが所定の接触圧で接触しつつ回
転し、その状態で上刃3と下刃8との間に前記長尺シー
トをその長手方向に沿って挿通させると、前記長尺シー
トが一定の幅Dで前記長手方向に沿って連続的に切断さ
れる。このスリッタ装置の場合、上刃3と下刃8間にお
ける接触圧が比較的小さくて済むため切刃3bの寿命が
長いという利点がある。
により、端面3a,8cが所定の接触圧で接触しつつ回
転し、その状態で上刃3と下刃8との間に前記長尺シー
トをその長手方向に沿って挿通させると、前記長尺シー
トが一定の幅Dで前記長手方向に沿って連続的に切断さ
れる。このスリッタ装置の場合、上刃3と下刃8間にお
ける接触圧が比較的小さくて済むため切刃3bの寿命が
長いという利点がある。
【0006】前記スリッタ装置としては、他にも例えば
図6および図7に示す構造のものが知られている。図6
に示す装置は、シャフト2に環状のスペーサー9を環装
するとともに、シャフト2にシャフト2と同軸をなすよ
うに環装された上刃3をこのスペーサー9間に挟むこと
により、上刃3をシャフト2に固定したものである。ま
た、下刃8間にも環状のスペーサー10が環装され、こ
のスペーサー10により隣接する下刃8間に形成された
隙間において、上刃3の端面3aと下刃8の端面8cと
が、互いに対向して接触している。このスリッタ装置の
場合、摩耗した切刃3bをスリッタ装置に装着したまま
再研磨することができるため、再研磨が容易であるとい
う利点がある。
図6および図7に示す構造のものが知られている。図6
に示す装置は、シャフト2に環状のスペーサー9を環装
するとともに、シャフト2にシャフト2と同軸をなすよ
うに環装された上刃3をこのスペーサー9間に挟むこと
により、上刃3をシャフト2に固定したものである。ま
た、下刃8間にも環状のスペーサー10が環装され、こ
のスペーサー10により隣接する下刃8間に形成された
隙間において、上刃3の端面3aと下刃8の端面8cと
が、互いに対向して接触している。このスリッタ装置の
場合、摩耗した切刃3bをスリッタ装置に装着したまま
再研磨することができるため、再研磨が容易であるとい
う利点がある。
【0007】一方、図7に示す装置は、上刃3をその軸
に沿って漸次拡径した傘状とすることにより、上刃3
に、その径方向に対して2°〜5°の角度をなす刃先角
γを設けたもので、上刃3は、径方向外方からホルダ1
の小径部1bに環装された環状のばね4aにより、隣接
するホルダ1の大径部1aの端面に押圧固定されてい
る。また、上刃3は、その外周縁に形成された切刃3b
において下刃8の端面8cと接触している。
に沿って漸次拡径した傘状とすることにより、上刃3
に、その径方向に対して2°〜5°の角度をなす刃先角
γを設けたもので、上刃3は、径方向外方からホルダ1
の小径部1bに環装された環状のばね4aにより、隣接
するホルダ1の大径部1aの端面に押圧固定されてい
る。また、上刃3は、その外周縁に形成された切刃3b
において下刃8の端面8cと接触している。
【0008】このスリッタ装置では、前記の通り上刃3
に刃先角γを設けたため、上刃3と下刃8とは、図8に
示すように切刃3b上の2点P1,P2で接触し、しかも
この傾向は、前記接触圧をかけるためにホルダ1を図7
中矢印O方向に移動(オフセット)しても変わらない。
従って、このスリッタ装置では、前記長尺シートは常に
上記の2点P1,P2で安定的に支持されつつ点P1にお
いて切断されるため、切断時の切れ味が良いという利点
がある。
に刃先角γを設けたため、上刃3と下刃8とは、図8に
示すように切刃3b上の2点P1,P2で接触し、しかも
この傾向は、前記接触圧をかけるためにホルダ1を図7
中矢印O方向に移動(オフセット)しても変わらない。
従って、このスリッタ装置では、前記長尺シートは常に
上記の2点P1,P2で安定的に支持されつつ点P1にお
いて切断されるため、切断時の切れ味が良いという利点
がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5お
よび図6に示すスリッタ装置の場合、上刃3の端面3a
がシャフト2と垂直とされているため、ホルダ1をオフ
セットすると、図9および図10にそれぞれ示すように
上刃1がオフセットの方向と逆方向に屈曲することがあ
った。その結果、切断中、上刃3と下刃8が図11に示
すように上刃3の端面3a上の1点P3のみで接触する
とともに、実際に前記長尺シートの切断を行う切刃3b
と端面8cとの間には、それぞれ図9および図10に示
すような隙間Sが形成され、それとともに、ハイエッジ
(微小なバリ)や粉落ち等の欠陥が生じ易くなり、切断
時の切れ味が低下するという問題があった。近年では、
テープの薄肉化および硬質化に伴い、上記問題が更に顕
著となっていた。
よび図6に示すスリッタ装置の場合、上刃3の端面3a
がシャフト2と垂直とされているため、ホルダ1をオフ
セットすると、図9および図10にそれぞれ示すように
上刃1がオフセットの方向と逆方向に屈曲することがあ
った。その結果、切断中、上刃3と下刃8が図11に示
すように上刃3の端面3a上の1点P3のみで接触する
とともに、実際に前記長尺シートの切断を行う切刃3b
と端面8cとの間には、それぞれ図9および図10に示
すような隙間Sが形成され、それとともに、ハイエッジ
(微小なバリ)や粉落ち等の欠陥が生じ易くなり、切断
時の切れ味が低下するという問題があった。近年では、
テープの薄肉化および硬質化に伴い、上記問題が更に顕
著となっていた。
【0010】更に、図5に示すスリッタ装置の場合に
は、摩耗した切刃3bを再研磨する際には上刃3をスリ
ッタ装置から取り外す必要があり、再研磨が面倒である
という問題があった。また、図6に示すスリッタ装置の
場合には、接触圧が比較的大きいため切刃3bが摩耗し
やすく、切刃3bの寿命が短いという問題があった。
は、摩耗した切刃3bを再研磨する際には上刃3をスリ
ッタ装置から取り外す必要があり、再研磨が面倒である
という問題があった。また、図6に示すスリッタ装置の
場合には、接触圧が比較的大きいため切刃3bが摩耗し
やすく、切刃3bの寿命が短いという問題があった。
【0011】一方、上記図7で示すスリッタ装置では、
刃先角γが3°〜4°と大きいためチッピングや摩耗等
が発生し易く、上刃3の寿命が短いという問題があっ
た。また、このスリッタ装置においても、切刃3bを再
研磨する際には上刃3をスリッタ装置から取り外す必要
があった。
刃先角γが3°〜4°と大きいためチッピングや摩耗等
が発生し易く、上刃3の寿命が短いという問題があっ
た。また、このスリッタ装置においても、切刃3bを再
研磨する際には上刃3をスリッタ装置から取り外す必要
があった。
【0012】更に、上刃3を製造する場合、円環平板状
をなす丸刃工具11を予め製造した後、図12に示すよ
うに、この丸刃工具11をプレス加工等の方法で軸方向
に沿って角度γだけ屈曲させることにより刃先角γをつ
けていたが、屈曲に伴い、丸刃工具11の内周面11a
が図中符号Aで示すように径方向内方に突出するので、
上刃3をシャフト2に環装可能とするためには、シャフ
ト2の軸線と平行となるまで前記内周面11aを再研磨
する必要があった。
をなす丸刃工具11を予め製造した後、図12に示すよ
うに、この丸刃工具11をプレス加工等の方法で軸方向
に沿って角度γだけ屈曲させることにより刃先角γをつ
けていたが、屈曲に伴い、丸刃工具11の内周面11a
が図中符号Aで示すように径方向内方に突出するので、
上刃3をシャフト2に環装可能とするためには、シャフ
ト2の軸線と平行となるまで前記内周面11aを再研磨
する必要があった。
【0013】しかも、刃先角γが上刃の全域にわたり形
成されているので、切断中上刃3にかかる力が直接上刃
3の内周面に集中し、その結果、上刃3の内周面におけ
る応力集中により上刃3が歪んだり、上刃3にクラック
が生じたりする恐れがあった。
成されているので、切断中上刃3にかかる力が直接上刃
3の内周面に集中し、その結果、上刃3の内周面におけ
る応力集中により上刃3が歪んだり、上刃3にクラック
が生じたりする恐れがあった。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記事情に鑑
みてなされたもので、円環板状をなす一対の刃体を平行
な2軸にそれぞれ固定し、互いに対向する面の外周縁を
接触させつつ前記軸を中心として回転させ、前記一対の
刃体の間に挿通されたシート状物品の切断を行う回転丸
刃工具において、前記一対の刃体のうち少なくとも一方
の端面が、前記軸と垂直な第一の面と、この第一の面の
外周部を、対向する刃体の側に漸次傾斜させてなる第二
の面とを有し、かつ前記第二の面の外周縁に切刃が設け
られているものである。
みてなされたもので、円環板状をなす一対の刃体を平行
な2軸にそれぞれ固定し、互いに対向する面の外周縁を
接触させつつ前記軸を中心として回転させ、前記一対の
刃体の間に挿通されたシート状物品の切断を行う回転丸
刃工具において、前記一対の刃体のうち少なくとも一方
の端面が、前記軸と垂直な第一の面と、この第一の面の
外周部を、対向する刃体の側に漸次傾斜させてなる第二
の面とを有し、かつ前記第二の面の外周縁に切刃が設け
られているものである。
【0015】
【作用】本発明の回転丸刃工具においては、切断中、前
記刃体のうち一方の外周端が相対的に前記刃体のうち他
方の外周端と離間する方向に傾いた場合でも、その傾斜
が第一の面に対する第二の面の傾斜にて相殺されるた
め、前記一対の刃体が、確実に前記外周上の二点のみで
接触する。また、前記刃体の切刃が摩耗した場合、前記
刃体をスリッタ装置に装着したまま前記切刃の再研磨を
行うことができる。
記刃体のうち一方の外周端が相対的に前記刃体のうち他
方の外周端と離間する方向に傾いた場合でも、その傾斜
が第一の面に対する第二の面の傾斜にて相殺されるた
め、前記一対の刃体が、確実に前記外周上の二点のみで
接触する。また、前記刃体の切刃が摩耗した場合、前記
刃体をスリッタ装置に装着したまま前記切刃の再研磨を
行うことができる。
【0016】
【実施例】以下、図面に基づき、本発明の実施例につい
て更に詳しく説明する。図1および図2に、本発明に係
る回転丸刃工具の上刃(刃体)20を示す。この上刃2
0は、超硬合金、硬質焼結体、または工具鋼等の材料を
円環板状に成形してなり、その中心部には上刃20の軸
線を中心として上刃20を貫通する取付孔21が設けら
れている。また、取付孔21の外周側には上刃20の軸
線と垂直な第一の面22が形成され、更に、第一の面2
2の外周側は、一定の角度βで上刃20の軸線方向に傾
斜され、第二の面23とされている。また、第二の面2
3の突出側の外周縁には、長尺シートを切断するための
切刃24が設けられている。
て更に詳しく説明する。図1および図2に、本発明に係
る回転丸刃工具の上刃(刃体)20を示す。この上刃2
0は、超硬合金、硬質焼結体、または工具鋼等の材料を
円環板状に成形してなり、その中心部には上刃20の軸
線を中心として上刃20を貫通する取付孔21が設けら
れている。また、取付孔21の外周側には上刃20の軸
線と垂直な第一の面22が形成され、更に、第一の面2
2の外周側は、一定の角度βで上刃20の軸線方向に傾
斜され、第二の面23とされている。また、第二の面2
3の突出側の外周縁には、長尺シートを切断するための
切刃24が設けられている。
【0017】ここで、角度βは、15´〜1゜30´の
範囲内とすることが望ましい。なお、角度βの下限を1
5´とした理由は、工具の加工精度および使用状況を加
味した場合、角度βを15´未満とすると、上記図5お
よび図6に示した従来例同様、切刃24と対向する下刃
の端面との間に隙間が形成される可能性があるためであ
る。一方、角度βの上限を1°30´とした理由は、角
度βが1°30´以上だと、上記図7に示した従来例同
様、切刃24がチッピングを起こす恐れがあるためであ
る。本実施例の場合、角度βは30´ないし1°とし
た。
範囲内とすることが望ましい。なお、角度βの下限を1
5´とした理由は、工具の加工精度および使用状況を加
味した場合、角度βを15´未満とすると、上記図5お
よび図6に示した従来例同様、切刃24と対向する下刃
の端面との間に隙間が形成される可能性があるためであ
る。一方、角度βの上限を1°30´とした理由は、角
度βが1°30´以上だと、上記図7に示した従来例同
様、切刃24がチッピングを起こす恐れがあるためであ
る。本実施例の場合、角度βは30´ないし1°とし
た。
【0018】次に、この上刃20を用いた長尺シートの
切断について以下に述べる。なお、上記従来例と同様の
構成を有する部分については同一の符号を付してその説
明を省略する。
切断について以下に述べる。なお、上記従来例と同様の
構成を有する部分については同一の符号を付してその説
明を省略する。
【0019】図3は、上刃20を用いた長尺シートの切
断状況の例を示すものである。上刃20は、取付孔21
を介してシャフト2に環装され、スペーサー9間に挟ま
れてシャフト2に固定されている。また、上刃20の向
きは、第二の面23が下刃8と対向する側に傾斜するよ
う定められ、その結果、切刃24と下刃8の端面8cと
はスペーサー10により隣接する下刃8間に形成された
隙間にて互いに対向し、更に、スペーサー9のオフセッ
トにより所定の接触圧で接触している。
断状況の例を示すものである。上刃20は、取付孔21
を介してシャフト2に環装され、スペーサー9間に挟ま
れてシャフト2に固定されている。また、上刃20の向
きは、第二の面23が下刃8と対向する側に傾斜するよ
う定められ、その結果、切刃24と下刃8の端面8cと
はスペーサー10により隣接する下刃8間に形成された
隙間にて互いに対向し、更に、スペーサー9のオフセッ
トにより所定の接触圧で接触している。
【0020】そして、上刃20と下刃8を回転させると
ともに、上刃20と下刃8との間に前記長尺シートをそ
の長手方向に沿って挿通させると、切刃24と下刃8の
端面8cとが接触しつつ回転し、上刃20と下刃8との
間に挟まれた前記長尺シートが切刃24の作用により前
記長手方向に沿って連続的に切断される。
ともに、上刃20と下刃8との間に前記長尺シートをそ
の長手方向に沿って挿通させると、切刃24と下刃8の
端面8cとが接触しつつ回転し、上刃20と下刃8との
間に挟まれた前記長尺シートが切刃24の作用により前
記長手方向に沿って連続的に切断される。
【0021】ここで、上記の通り、第二の面23は下刃
8と対向する側に一定の角度βで傾斜している。そのた
め、上刃20と下刃8を接触させた場合、上刃20と下
刃8は図4に示すように切刃24上の二点P1,P2で接
触し、切断の際には前記長尺シートがこの2点P1,P2
で安定的に支持されつつ点P1において切断されるた
め、高い切断能力が得られる。
8と対向する側に一定の角度βで傾斜している。そのた
め、上刃20と下刃8を接触させた場合、上刃20と下
刃8は図4に示すように切刃24上の二点P1,P2で接
触し、切断の際には前記長尺シートがこの2点P1,P2
で安定的に支持されつつ点P1において切断されるた
め、高い切断能力が得られる。
【0022】しかも、前記オフセットにより上刃20が
対向する下刃8と離間する方向に押圧された場合でも、
押圧による上刃20の変形が第二の面23の存在により
防止され、その結果、下刃8の端面8cと上刃20は、
常時切刃24上の二点P1,P2で接触する。従って、切
刃24と下刃8の端面8cとが一点で接触することはな
く、それに伴う切れ味の低下もない。しかも、切刃24
上における二点P1,P2の位置が不変なため、二点
P1,P2の位置変化に伴い前記長尺シートを切断して得
られたテープの幅が変動することもなく、幅精度の高い
テープが得られる。
対向する下刃8と離間する方向に押圧された場合でも、
押圧による上刃20の変形が第二の面23の存在により
防止され、その結果、下刃8の端面8cと上刃20は、
常時切刃24上の二点P1,P2で接触する。従って、切
刃24と下刃8の端面8cとが一点で接触することはな
く、それに伴う切れ味の低下もない。しかも、切刃24
上における二点P1,P2の位置が不変なため、二点
P1,P2の位置変化に伴い前記長尺シートを切断して得
られたテープの幅が変動することもなく、幅精度の高い
テープが得られる。
【0023】また、第一の面22に対する第二の面23
の角度βが1゜30´以下と比較的小さいので、切刃2
4におけるチッピングや摩耗等が発生しにくく、上刃2
0の寿命が延びるという効果もある。更に、切刃24が
摩耗した場合でも、上刃20をシャフト2に固定したま
まシャフト2を回転させつつ切刃24の再研磨を行うこ
とができるため、切刃24の再研磨も容易である。
の角度βが1゜30´以下と比較的小さいので、切刃2
4におけるチッピングや摩耗等が発生しにくく、上刃2
0の寿命が延びるという効果もある。更に、切刃24が
摩耗した場合でも、上刃20をシャフト2に固定したま
まシャフト2を回転させつつ切刃24の再研磨を行うこ
とができるため、切刃24の再研磨も容易である。
【0024】しかも、上刃20が第一の面22と第二の
面23とから形成されているので、切断中上刃20にか
かる力が、第一の面22と第二の面23との間の屈曲部
Bと、上刃20の内周面との二箇所に分散される。その
結果、上刃20の内周面における応力集中とそれに伴う
上刃20の歪みやクラックの発生が防止される。
面23とから形成されているので、切断中上刃20にか
かる力が、第一の面22と第二の面23との間の屈曲部
Bと、上刃20の内周面との二箇所に分散される。その
結果、上刃20の内周面における応力集中とそれに伴う
上刃20の歪みやクラックの発生が防止される。
【0025】一方、上刃20に第二の面23を形成させ
る加工は、プレス加工等により容易に実施できるため、
本考案の回転丸刃工具では、大量生産による低コスト化
が可能となっている。しかも、第二の面23と上刃20
の内周面との間に第一の面22が介在しているので、上
記図12で示した従来例のように、第二の面23の形成
に伴い上刃20の内周部が径方向内方に突出することも
ない。従って、上刃20の内周面を再研磨せずとも、上
刃20をシャフト2に環装することができる。
る加工は、プレス加工等により容易に実施できるため、
本考案の回転丸刃工具では、大量生産による低コスト化
が可能となっている。しかも、第二の面23と上刃20
の内周面との間に第一の面22が介在しているので、上
記図12で示した従来例のように、第二の面23の形成
に伴い上刃20の内周部が径方向内方に突出することも
ない。従って、上刃20の内周面を再研磨せずとも、上
刃20をシャフト2に環装することができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の回転丸刃工
具においては、長尺シートを切断する際の切れ味が向上
するとともに、切刃の再研磨が容易に行われる。
具においては、長尺シートを切断する際の切れ味が向上
するとともに、切刃の再研磨が容易に行われる。
【図1】本発明の回転丸刃工具における上刃のI方向か
らの矢視図である。
らの矢視図である。
【図2】本発明の回転丸刃工具における上刃のII−I
I線に沿った断面図である。
I線に沿った断面図である。
【図3】本発明の回転丸刃工具を用いたスリッタ装置の
例を示す断面図である。
例を示す断面図である。
【図4】本発明の回転丸刃工具における上刃と下刃との
位置関係の例を示す図である。
位置関係の例を示す図である。
【図5】従来の回転丸刃工具を用いたスリッタ装置の例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図6】従来の回転丸刃工具を用いたスリッタ装置の例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図7】従来の回転丸刃工具を用いたスリッタ装置の例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図8】従来の回転丸刃工具における上刃と下刃との位
置関係の例を示す図である。
置関係の例を示す図である。
【図9】従来の回転丸刃工具における上刃の変形例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図10】従来の回転丸刃工具における上刃の変形例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図11】従来の回転丸刃工具における上刃と下刃との
位置関係の例を示す図である。
位置関係の例を示す図である。
【図12】従来の回転丸刃工具における上刃の製造中の
状況の例を示す図である。
状況の例を示す図である。
1 ホルダ 1a,8a 大径部 1b,8b 小径部 2,7 シャフト 3,20 上刃 3a 上刃の端面 3b,24 切刃 4 皿ばね 4a ばね 8 下刃 8c 下刃の端面 9,10 スペーサ 11 丸刃工具 11a 屈曲後の丸刃工具の内周面 21 取付孔 22 第一の面 23 第二の面 A 丸刃工具の内周面からの突出量 B 第一の面と第二の面のなす屈曲部 D ホルダの軸線方向の幅 O オフセットの方向 P1,P2,P3 上刃と下刃との接点 S 上刃と下刃間の隙間 β 第一の面に対する第二の面の角度 γ 刃先角
フロントページの続き (72)発明者 矢嶋 孝男 岐阜県安八郡神戸町大字横井字中新田1528 番地 三菱マテリアル株式会社岐阜製作所 内 (72)発明者 金山 利彦 岐阜県安八郡神戸町大字横井字中新田1528 番地 三菱マテリアル株式会社岐阜製作所 内
Claims (2)
- 【請求項1】 円環板状をなす一対の刃体を平行な2軸
にそれぞれ固定し、互いに対向する面の外周縁を接触さ
せつつ前記軸を中心として回転させ、前記一対の刃体の
間に挿通されたシート状物品の切断を行う回転丸刃工具
において、 前記一対の刃体のうち少なくとも一方の端面が、前記軸
と垂直な第一の面と、この第一の面の外周部を、対向す
る刃体の側に漸次傾斜させてなる第二の面とを有し、か
つ前記第二の面の外周縁に切刃が設けられていることを
特徴とする回転丸刃工具。 - 【請求項2】 前記第二の面が、前記第一の面に対し、
15´〜1゜30´の角度で漸次傾斜していることを特
徴とする請求項1記載の回転丸刃工具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34492992A JPH06190775A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 回転丸刃工具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34492992A JPH06190775A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 回転丸刃工具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06190775A true JPH06190775A (ja) | 1994-07-12 |
Family
ID=18373104
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34492992A Pending JPH06190775A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 回転丸刃工具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06190775A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5937723A (en) * | 1996-05-31 | 1999-08-17 | Nec Corporation | Mechanism for cutting a sheet |
| JP2007237372A (ja) * | 2006-03-13 | 2007-09-20 | Hitachi Maxell Ltd | 裁断装置および磁気記録テープの製造方法 |
-
1992
- 1992-12-24 JP JP34492992A patent/JPH06190775A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5937723A (en) * | 1996-05-31 | 1999-08-17 | Nec Corporation | Mechanism for cutting a sheet |
| JP2007237372A (ja) * | 2006-03-13 | 2007-09-20 | Hitachi Maxell Ltd | 裁断装置および磁気記録テープの製造方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US20030054746A1 (en) | Grinding wheel | |
| US4972750A (en) | Blade construction for use in slicing material webs | |
| TW201134627A (en) | Cutter | |
| JP2007152936A (ja) | 脆性材料用のホイールカッター | |
| JP4226336B2 (ja) | 一対のソーブレード | |
| JPH06190775A (ja) | 回転丸刃工具 | |
| JP3164365B2 (ja) | ショルダナイフ及び切断装置 | |
| JP3147671B2 (ja) | ロータリーダイカッター | |
| JP2000141279A (ja) | スリッタ刃 | |
| JPS62158129A (ja) | ガラス切断用ホイ−ルカツタ | |
| JPH11347999A (ja) | ダイカット装置 | |
| JPH10225818A (ja) | スリッターカッター部の材料押さえ方法及び材料押さえ装置 | |
| JP2603668Y2 (ja) | シート状物のスリッター | |
| JPH0636797U (ja) | 回転丸刃工具 | |
| US6170728B1 (en) | Drive wheels for an apparatus performing a work operation on strip material | |
| JPH0685791U (ja) | 回転丸刃工具 | |
| JP3195597B1 (ja) | スリッティング用丸刃を用いたスリッティング方法 | |
| JPH08108393A (ja) | 丸刃スリッターの皿ばね及びその切断方法 | |
| JPH065890U (ja) | 回転丸刃工具 | |
| JP4368009B2 (ja) | 丸刃切断装置及び丸刃切断装置用丸刃の刃先加工方法 | |
| TWI730103B (zh) | 劃線輪及其製造方法 | |
| JP2001246616A (ja) | ローラカッタ | |
| JP4098978B2 (ja) | スリッタ用丸刃およびそれを用いたスリッティング方法 | |
| JP2755832B2 (ja) | バリ除去装置 | |
| CN109574488B (zh) | 一种刀轮 |