JPH06191227A - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- JPH06191227A JPH06191227A JP4359442A JP35944292A JPH06191227A JP H06191227 A JPH06191227 A JP H06191227A JP 4359442 A JP4359442 A JP 4359442A JP 35944292 A JP35944292 A JP 35944292A JP H06191227 A JPH06191227 A JP H06191227A
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- tire
- vertical groove
- width
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ドライクリップ、ウエットグリップ性能を維持
しつつ、タイヤの騒音を低減する。 【構成】トレッド部Tの中央部にタイヤ周方向に連続す
る一本の縦溝7を設けるとともに、正規リムにリム組し
かつ規格上充填しうる最大空気圧の70%の空気圧を充
填するとともに最大荷重の88%を負荷した基準状態に
おいて、前記縦溝7のタイヤ軸方向の巾Wgと接地面の
タイヤ軸方向最大長さである接地巾Swとの溝接地巾比
Wg/Swが0.20以上かつ0.35以下しかも接地
面Sにおける陸部面積SLと溝部面積Ssとの海陸比S
s/SLが0.30以上かつ0.50以下とする。
しつつ、タイヤの騒音を低減する。 【構成】トレッド部Tの中央部にタイヤ周方向に連続す
る一本の縦溝7を設けるとともに、正規リムにリム組し
かつ規格上充填しうる最大空気圧の70%の空気圧を充
填するとともに最大荷重の88%を負荷した基準状態に
おいて、前記縦溝7のタイヤ軸方向の巾Wgと接地面の
タイヤ軸方向最大長さである接地巾Swとの溝接地巾比
Wg/Swが0.20以上かつ0.35以下しかも接地
面Sにおける陸部面積SLと溝部面積Ssとの海陸比S
s/SLが0.30以上かつ0.50以下とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気入りタイヤ、特に
ドライグリップ、ウエットグリップ性能を維持しつつ、
タイヤの騒音を低減し乗用車用タイヤとして好適に採用
しうる空気入りタイヤに関する。
ドライグリップ、ウエットグリップ性能を維持しつつ、
タイヤの騒音を低減し乗用車用タイヤとして好適に採用
しうる空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】近年の自動車技術の発展に伴う車両の高
速化とともに、自動車騒音も増し、その低下が望まれて
いる。
速化とともに、自動車騒音も増し、その低下が望まれて
いる。
【0003】自動車騒音におけるタイヤ騒音の寄与率
(車両全体の騒音エネルギーに占めるタイヤ騒音エネル
ギーの比率)は、車両の騒音対策(駆動系、排気系、吸
気系等の静粛化)の進歩により定常走行時で60〜70
%、加速走行時でも10〜30%とその値が近年増加し
つつあり、特に加速走行時においては車両全体の騒音エ
ネルギーが大であるため、タイヤの低騒音化が必要とな
る。
(車両全体の騒音エネルギーに占めるタイヤ騒音エネル
ギーの比率)は、車両の騒音対策(駆動系、排気系、吸
気系等の静粛化)の進歩により定常走行時で60〜70
%、加速走行時でも10〜30%とその値が近年増加し
つつあり、特に加速走行時においては車両全体の騒音エ
ネルギーが大であるため、タイヤの低騒音化が必要とな
る。
【0004】タイヤのトレッドには、タイヤ周方向に連
続する巾が10〜20mm程度の縦溝を複数本配置して、
雨天走行時のトレッド表面と路面との間の水を排除する
ことによりウエットグリップ性能を維持している。しか
しこの縦溝は、排水性を向上させる一方で、タイヤ騒音
の原因となる。
続する巾が10〜20mm程度の縦溝を複数本配置して、
雨天走行時のトレッド表面と路面との間の水を排除する
ことによりウエットグリップ性能を維持している。しか
しこの縦溝は、排水性を向上させる一方で、タイヤ騒音
の原因となる。
【0005】縦溝が発生する騒音の一つに、気柱共鳴に
よるものがある。この気柱共鳴は、タイヤ接地面におい
て、縦溝と路面との間で形成される気柱内の空気が、タ
イヤ転動中におけるタイヤパターンによる加振力、路面
からの入力により共振し、特定波長、すなわち気柱の長
さの約2倍の波長の音が発生する。
よるものがある。この気柱共鳴は、タイヤ接地面におい
て、縦溝と路面との間で形成される気柱内の空気が、タ
イヤ転動中におけるタイヤパターンによる加振力、路面
からの入力により共振し、特定波長、すなわち気柱の長
さの約2倍の波長の音が発生する。
【0006】この現象は気柱共鳴と呼ばれ、乗用車用タ
イヤの場合、耳障りな800Hz〜1kHzの騒音の主たる
音源となる。この気柱共鳴音の波長は、タイヤの速度に
よらずほぼ一定周波数となり、車内音及び車外音を増加
させる。
イヤの場合、耳障りな800Hz〜1kHzの騒音の主たる
音源となる。この気柱共鳴音の波長は、タイヤの速度に
よらずほぼ一定周波数となり、車内音及び車外音を増加
させる。
【0007】この気柱共鳴を防止する手段としては、縦
溝の本数、容積を減らすことが知られているが、これは
ウエットグリップ性能、特にウエット路面を高速走行す
る際に発生するハイドロプレーニング現象を防止する性
能の低下を招来する。
溝の本数、容積を減らすことが知られているが、これは
ウエットグリップ性能、特にウエット路面を高速走行す
る際に発生するハイドロプレーニング現象を防止する性
能の低下を招来する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】一方ウエットグリップ
性能を向上させるためには、逆に縦溝の本数、容積を増
加させればよいが、これは前記のように、タイヤ騒音の
増加を招くと考えられていた。又それらの増加は接地面
積の減少によるドライグリップ性能の低下、トレッドパ
ターンの剛性低下による操縦安定性能の低下を招くと考
えられてきた。
性能を向上させるためには、逆に縦溝の本数、容積を増
加させればよいが、これは前記のように、タイヤ騒音の
増加を招くと考えられていた。又それらの増加は接地面
積の減少によるドライグリップ性能の低下、トレッドパ
ターンの剛性低下による操縦安定性能の低下を招くと考
えられてきた。
【0009】したがって、従来、このような相反する性
能を、そのタイヤに要求されている性能に応じて調整し
ていた。
能を、そのタイヤに要求されている性能に応じて調整し
ていた。
【0010】なおウエットグリップ性能を向上させるこ
とを意図して、特開昭63−34204は、トレッドの
中央部に窪みを作り、その両側のトレッド表面を小さな
半径の円弧で形成する技術を提案している。これは、2
つの小さな半径の円弧により、それぞれの両側に水を排
出してウエットグリップ性能を向上させるものである
が、トレッド全体の接地面積が減少するため、ドライグ
リップ性能や操縦安定性能の低下を引き起こしやすく、
又大して低騒音化をなしえない。
とを意図して、特開昭63−34204は、トレッドの
中央部に窪みを作り、その両側のトレッド表面を小さな
半径の円弧で形成する技術を提案している。これは、2
つの小さな半径の円弧により、それぞれの両側に水を排
出してウエットグリップ性能を向上させるものである
が、トレッド全体の接地面積が減少するため、ドライグ
リップ性能や操縦安定性能の低下を引き起こしやすく、
又大して低騒音化をなしえない。
【0011】またヨーロッパ特許公報EP50340
4、EP503405、EP503406、EP503
407には、トレッド中央部にタイヤ周方向に延びる直
線状の凹みまたは溝を有するタイヤが開示されている。
しかし、これらの縦溝は、溝巾が比較的小さく、気柱共
鳴によるタイヤ騒音の低減には不十分であると考えられ
る。
4、EP503405、EP503406、EP503
407には、トレッド中央部にタイヤ周方向に延びる直
線状の凹みまたは溝を有するタイヤが開示されている。
しかし、これらの縦溝は、溝巾が比較的小さく、気柱共
鳴によるタイヤ騒音の低減には不十分であると考えられ
る。
【0012】本発明は、従来タイヤに比して広い巾の縦
溝を配置し、あわせて陸部面積と海部面積の比率を特定
することによって、ウエットグリップ性能、ドライグリ
ップ性能を維持しつつ、タイヤ騒音を低減しうる空気入
りタイヤの提供を目的としている。
溝を配置し、あわせて陸部面積と海部面積の比率を特定
することによって、ウエットグリップ性能、ドライグリ
ップ性能を維持しつつ、タイヤ騒音を低減しうる空気入
りタイヤの提供を目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、トレッドの中
央部に、タイヤ周方向に連続する一本の縦溝を設けると
ともに、正規リムにリム組しかつ規定上充填しうる最大
空気圧の70%の空気圧を充填するとともに最大荷重の
88%を負荷した基準状態における接地面Sのタイヤ軸
方向最大長さである接地巾と前記縦溝のタイヤ軸方向の
巾Wgとの溝接地巾比Wg/Swが0.20以上かつ
0.35以下、しかも前記接地面Sにおける陸部面積S
rと海部面積Ssとの海陸比Ss/Srを、0.30以
上かつ0.50以下とした空気入りタイヤである。
央部に、タイヤ周方向に連続する一本の縦溝を設けると
ともに、正規リムにリム組しかつ規定上充填しうる最大
空気圧の70%の空気圧を充填するとともに最大荷重の
88%を負荷した基準状態における接地面Sのタイヤ軸
方向最大長さである接地巾と前記縦溝のタイヤ軸方向の
巾Wgとの溝接地巾比Wg/Swが0.20以上かつ
0.35以下、しかも前記接地面Sにおける陸部面積S
rと海部面積Ssとの海陸比Ss/Srを、0.30以
上かつ0.50以下とした空気入りタイヤである。
【0014】
【作用】トレッド中央部にタイヤ周方向に連続する縦溝
の巾Wgと、基準状態下での接地巾Swとの溝接地巾比
LWg/Swを0.20以上かつ0.35以下とするこ
とにより、縦溝と路面とで囲まれた気柱内の振動に基づ
く気柱共鳴を防止することができる。これは図3に本発
明のタイヤの基準条件下での接地面Sの形状を示しかつ
図4に接地中心線A−Aの断面を示すごとく、基準状態
下の実線で示す縦溝7の溝底8は、破線で示す無負荷状
態の溝底8nに比して、赤道面CO上で1〜1.5mm半
径方向外側に湾曲する。その結果、縦溝7と路面とで形
成される気柱は、そのタイヤ軸方向両端が広がりかつ中
心がくびれた、いわばオリフィス形状となり、空気流れ
を阻害して気柱共鳴を減じるものと推察される。
の巾Wgと、基準状態下での接地巾Swとの溝接地巾比
LWg/Swを0.20以上かつ0.35以下とするこ
とにより、縦溝と路面とで囲まれた気柱内の振動に基づ
く気柱共鳴を防止することができる。これは図3に本発
明のタイヤの基準条件下での接地面Sの形状を示しかつ
図4に接地中心線A−Aの断面を示すごとく、基準状態
下の実線で示す縦溝7の溝底8は、破線で示す無負荷状
態の溝底8nに比して、赤道面CO上で1〜1.5mm半
径方向外側に湾曲する。その結果、縦溝7と路面とで形
成される気柱は、そのタイヤ軸方向両端が広がりかつ中
心がくびれた、いわばオリフィス形状となり、空気流れ
を阻害して気柱共鳴を減じるものと推察される。
【0015】さらに基準状態下での接地面Sにおける陸
部面積Srと、溝部面積Ssとの溝陸比Ss/Srを、
0.30≦Ss/Sr≦0.50とすることにより、ウ
エットグリップ性能、ドライグリップ性能を維持しつつ
騒音を抑制するのに役立たせうる。
部面積Srと、溝部面積Ssとの溝陸比Ss/Srを、
0.30≦Ss/Sr≦0.50とすることにより、ウ
エットグリップ性能、ドライグリップ性能を維持しつつ
騒音を抑制するのに役立たせうる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて詳述
する。図1は、本発明のタイヤを正規リムRに装着し、
かつ規定上充填しうる最大空気圧の70%の内圧を充填
したときのタイヤ形状を示し、さらに図3は最大荷重の
88%を負荷した基準状態における接地面の形状を示し
ている。
する。図1は、本発明のタイヤを正規リムRに装着し、
かつ規定上充填しうる最大空気圧の70%の内圧を充填
したときのタイヤ形状を示し、さらに図3は最大荷重の
88%を負荷した基準状態における接地面の形状を示し
ている。
【0017】本明細書において、前記基準状態で用いる
正規リムとは、JATMA規格における標準リム、TR
A規格、ETRTO規格における測定リム(Mesuring R
im)をいい、かつ最大空気圧、最大荷重とは各規格にお
いて最大空気圧、最大荷重として規定される空気圧、荷
重であると定義する。
正規リムとは、JATMA規格における標準リム、TR
A規格、ETRTO規格における測定リム(Mesuring R
im)をいい、かつ最大空気圧、最大荷重とは各規格にお
いて最大空気圧、最大荷重として規定される空気圧、荷
重であると定義する。
【0018】空気入りタイヤ(以下タイヤという)1
は、トレッド部Tからサイドウォール部Sをへてビード
部Bのビードコア2の回りをタイヤ軸方向内側から外側
に巻き上げられて係止されるラジアル配列のカーカス3
と、トレッド部Tの内方かつカーカス3外側のベルト層
4とを具え、かつカーカス本体部と巻返し部との間に
は、ビードコア2からタイヤ半径方向外側にのびるビー
ドエーペックス6が配置され、ビード部の形状及び剛性
を保持している。
は、トレッド部Tからサイドウォール部Sをへてビード
部Bのビードコア2の回りをタイヤ軸方向内側から外側
に巻き上げられて係止されるラジアル配列のカーカス3
と、トレッド部Tの内方かつカーカス3外側のベルト層
4とを具え、かつカーカス本体部と巻返し部との間に
は、ビードコア2からタイヤ半径方向外側にのびるビー
ドエーペックス6が配置され、ビード部の形状及び剛性
を保持している。
【0019】又トレッド部Tの表面は、単一の曲率半径
の円弧、もしくは複数の曲率半径の円弧を滑らかに連ね
た半径方向外方に単調に凸となる曲面からなり、本例で
はトレッド中央部をなす曲率半径R1の中央の円弧面
と、この中央の円弧面に内接しかつ曲率半径R1よりも
小な曲率半径R2であってトレッド両側部をなす外の円
弧面とを用いて形成される。
の円弧、もしくは複数の曲率半径の円弧を滑らかに連ね
た半径方向外方に単調に凸となる曲面からなり、本例で
はトレッド中央部をなす曲率半径R1の中央の円弧面
と、この中央の円弧面に内接しかつ曲率半径R1よりも
小な曲率半径R2であってトレッド両側部をなす外の円
弧面とを用いて形成される。
【0020】なおタイヤ1は、タイヤ断面高さ/タイヤ
巾である偏平率が0.4〜0.6程度の相対的に排水性
に劣る広巾の偏平タイヤ、特に乗用車用のラジアルタイ
ヤとして形成される。
巾である偏平率が0.4〜0.6程度の相対的に排水性
に劣る広巾の偏平タイヤ、特に乗用車用のラジアルタイ
ヤとして形成される。
【0021】前記ベルト層4は、スチール、芳香族ポリ
アミドなどの引張剛性の高いコードを用いた複数のプラ
イを、各プライ間でコードが交差するように、タイヤ周
方向に対し、15〜30°の比較的小さい角度で配列す
ることにより形成されている。又カーカス3は、乗用車
用タイヤであるとき、通常ナイロン、レーヨン、ポリエ
ステルなどの有機繊維コードを用いうる。
アミドなどの引張剛性の高いコードを用いた複数のプラ
イを、各プライ間でコードが交差するように、タイヤ周
方向に対し、15〜30°の比較的小さい角度で配列す
ることにより形成されている。又カーカス3は、乗用車
用タイヤであるとき、通常ナイロン、レーヨン、ポリエ
ステルなどの有機繊維コードを用いうる。
【0022】トレッド部Tには、本例では、タイヤ赤道
COを中心としてタイヤ周方向に連続してのびる広巾の
縦溝7を設け、これによって、該縦溝7の軸方向両側に
は路面と接地するためのトレッド側部9、9が形成され
る。
COを中心としてタイヤ周方向に連続してのびる広巾の
縦溝7を設け、これによって、該縦溝7の軸方向両側に
は路面と接地するためのトレッド側部9、9が形成され
る。
【0023】前記縦溝7は、前記基準状態における接地
面Sを図3に示すごとく、この縦溝7のタイヤ軸方向の
巾Wgと、前記接地面Sのタイヤ軸方向最大巾Swとの
溝接地巾比Wg/Swを0.20以上かつ0.35以下
としている。
面Sを図3に示すごとく、この縦溝7のタイヤ軸方向の
巾Wgと、前記接地面Sのタイヤ軸方向最大巾Swとの
溝接地巾比Wg/Swを0.20以上かつ0.35以下
としている。
【0024】この比率範囲は、JISD4202に乗用
車用ラジアルタイヤとして規定される呼び寸法が155
/〜225/のタイヤ、それに相当するタイヤに適用で
き、かつ前記サイズのタイヤにおいて、前記溝接地巾比
Wg/Swは、縦溝7の巾を30〜70mmの範囲とする
ことに相当している。
車用ラジアルタイヤとして規定される呼び寸法が155
/〜225/のタイヤ、それに相当するタイヤに適用で
き、かつ前記サイズのタイヤにおいて、前記溝接地巾比
Wg/Swは、縦溝7の巾を30〜70mmの範囲とする
ことに相当している。
【0025】この溝接地巾比Wg/Swと騒音との関係
は、縦溝7の溝深さDを一定として、溝巾Wgを変化さ
せた8種類のタイヤを手彫りにより製作して室内台上試
験機で測定した結果による。タイヤサイズは205/5
5 R15であり、その結果を縦軸を800Hzの音圧レ
ベルdB(L)として図5に示している。
は、縦溝7の溝深さDを一定として、溝巾Wgを変化さ
せた8種類のタイヤを手彫りにより製作して室内台上試
験機で測定した結果による。タイヤサイズは205/5
5 R15であり、その結果を縦軸を800Hzの音圧レ
ベルdB(L)として図5に示している。
【0026】又測定は時速50、60、70kmに相当す
る回転数で測定し、各溝接地巾比Wg/Swについてそ
の平均値で示している。溝接地巾比Wg/Swが0.2
未満では騒音が増大するのがわかる。0.2以上とする
ことにより、図3、4を用いて前記したように、タイヤ
中央にくびれを生じて空気流れを阻害するとともに、溝
内の空気が圧縮されにくくなることによって、気柱共鳴
を減じうるものと考えられる。
る回転数で測定し、各溝接地巾比Wg/Swについてそ
の平均値で示している。溝接地巾比Wg/Swが0.2
未満では騒音が増大するのがわかる。0.2以上とする
ことにより、図3、4を用いて前記したように、タイヤ
中央にくびれを生じて空気流れを阻害するとともに、溝
内の空気が圧縮されにくくなることによって、気柱共鳴
を減じうるものと考えられる。
【0027】このように0.20未満では、気柱共鳴に
よるタイヤ騒音の低下が望めず、又ハイドロプレーニン
グ現象が発生しやすくなる。0.35を越えても騒音低
減効果が小である反面接地面積が現象し、操縦安定性に
必要なコーナリングフォースが不足し、ドライグリップ
性能を低下する。このため溝接地巾比Wg/Swを前記
範囲としている。
よるタイヤ騒音の低下が望めず、又ハイドロプレーニン
グ現象が発生しやすくなる。0.35を越えても騒音低
減効果が小である反面接地面積が現象し、操縦安定性に
必要なコーナリングフォースが不足し、ドライグリップ
性能を低下する。このため溝接地巾比Wg/Swを前記
範囲としている。
【0028】又本発明の空気入りタイヤにおいては、気
柱共鳴の発生原因を増やさないことから、前記縦溝7以
外に、実質的に溝巾を有しない例えばサイピングを除い
て周方向に連続する有巾の縦溝を設けないのがよい。
柱共鳴の発生原因を増やさないことから、前記縦溝7以
外に、実質的に溝巾を有しない例えばサイピングを除い
て周方向に連続する有巾の縦溝を設けないのがよい。
【0029】さらに縦溝7は、タイヤ赤道COを中心
に、前記最大接地巾Swの70%の領域に配置される。
該縦溝7がこの領域からはみ出るとベルトの振動モード
がむしろ気柱共鳴音を増加するようになり好ましくな
い。
に、前記最大接地巾Swの70%の領域に配置される。
該縦溝7がこの領域からはみ出るとベルトの振動モード
がむしろ気柱共鳴音を増加するようになり好ましくな
い。
【0030】前記縦溝7の両側の前記トレッド側部9に
は、図2に例示するごとく実質的に軸方向に延びて接地
面Sの周縁で開口する横溝10を配置することができ
る。
は、図2に例示するごとく実質的に軸方向に延びて接地
面Sの周縁で開口する横溝10を配置することができ
る。
【0031】横溝10の溝巾wは、図2に示すごとく比
較的小巾、即ち縦溝7の溝巾Wgの5〜15%程度であ
って、前記縦溝7からタイヤ軸方向外側に離れた位置を
起点12としてタイヤ軸方向外側に延在し、これによっ
て接地部の剛性の低下を減じつつ操縦安定性能を確保す
る。又横溝10は接地面Sの外端線Yをこえてトレッド
端13まで延在する。
較的小巾、即ち縦溝7の溝巾Wgの5〜15%程度であ
って、前記縦溝7からタイヤ軸方向外側に離れた位置を
起点12としてタイヤ軸方向外側に延在し、これによっ
て接地部の剛性の低下を減じつつ操縦安定性能を確保す
る。又横溝10は接地面Sの外端線Yをこえてトレッド
端13まで延在する。
【0032】外端線Yとは基準状態における接地面Sの
タイヤ軸方向外端を結ぶ周方向線をいい、横溝10が接
地面Sの周縁まで延在することにより縦溝7及びその周
囲以外の接地領域におけるトレッド表面と路面間の水を
効果的に接地領域外へ排除して、ウエットグリップ性能
を確保する。横溝10の溝底10cは、縦溝7の溝底8
と同様に、ベルト層4の最外層プライにほぼ平行に形成
される。
タイヤ軸方向外端を結ぶ周方向線をいい、横溝10が接
地面Sの周縁まで延在することにより縦溝7及びその周
囲以外の接地領域におけるトレッド表面と路面間の水を
効果的に接地領域外へ排除して、ウエットグリップ性能
を確保する。横溝10の溝底10cは、縦溝7の溝底8
と同様に、ベルト層4の最外層プライにほぼ平行に形成
される。
【0033】さらに横溝10は、本例ではタイヤ周方向
となす角度βを、該横溝10の軸方向最内端の起点12
で最小(β1)であり、軸方向外方となるに従って大き
く設定し外端線Yではβ2を90°とすることにより外
端線Yの位置で凸部10aを有して湾曲している。なお
タイヤ赤道CO両側の横溝10、10は湾曲の向きを逆
としている。なおタイヤ周方向となす角度βとは起点1
2において鋭角となる側の横溝10の溝壁縁での接線と
なす角度とする。
となす角度βを、該横溝10の軸方向最内端の起点12
で最小(β1)であり、軸方向外方となるに従って大き
く設定し外端線Yではβ2を90°とすることにより外
端線Yの位置で凸部10aを有して湾曲している。なお
タイヤ赤道CO両側の横溝10、10は湾曲の向きを逆
としている。なおタイヤ周方向となす角度βとは起点1
2において鋭角となる側の横溝10の溝壁縁での接線と
なす角度とする。
【0034】さらに横溝10はトレッド端13に向かっ
て溝巾を漸増させるのもよい。これによって、トレッド
中央部からトレッド端への排水効果を高められる。なお
図2に示す例では、横溝10の起点12でのタイヤ周方
向に対する角度β1はほぼ60°としている。
て溝巾を漸増させるのもよい。これによって、トレッド
中央部からトレッド端への排水効果を高められる。なお
図2に示す例では、横溝10の起点12でのタイヤ周方
向に対する角度β1はほぼ60°としている。
【0035】このように傾きが変化することによって、
横溝10の有効長さをトレッド横剛性を低下することな
く増加させることができ、他の縦溝をショルダー部に用
いることなく、ウエットグリップ性能を維持・向上させ
ることができる。
横溝10の有効長さをトレッド横剛性を低下することな
く増加させることができ、他の縦溝をショルダー部に用
いることなく、ウエットグリップ性能を維持・向上させ
ることができる。
【0036】また横溝10が、縦溝7に連結しないこと
により、横溝10によって、周方向に形成されるトレッ
ド側部9の剛性を高めて操縦安定性能を向上させること
ができる。
により、横溝10によって、周方向に形成されるトレッ
ド側部9の剛性を高めて操縦安定性能を向上させること
ができる。
【0037】タイヤの前記接地面S内において、縦溝7
の両側には、それぞれ各2本以上、4本以下の横溝が含
まれていることが好ましい。2本未満では、横溝の排水
効果が不足しがちであり、4本をこえるとトレッド剛性
が不足し操縦安定性を損なう。
の両側には、それぞれ各2本以上、4本以下の横溝が含
まれていることが好ましい。2本未満では、横溝の排水
効果が不足しがちであり、4本をこえるとトレッド剛性
が不足し操縦安定性を損なう。
【0038】さらに前記基準状態での前記接地面Sにお
ける陸部面積Srと、海部面積Ssとの海陸比Ss/S
rは、 0.30≦Ss/Sr≦0.50 とする。0.30未満では、ウエットグリップ性能、特
にコーナリング時の排水性が不足し、0.50をこえる
と接地面積が減少し、操縦安定性に必要なコーナリング
フォースが不足する。
ける陸部面積Srと、海部面積Ssとの海陸比Ss/S
rは、 0.30≦Ss/Sr≦0.50 とする。0.30未満では、ウエットグリップ性能、特
にコーナリング時の排水性が不足し、0.50をこえる
と接地面積が減少し、操縦安定性に必要なコーナリング
フォースが不足する。
【0039】ここで陸部面積Srとは、接地面Sにおい
て路面と実際に接地している部分の合計面積をいい、海
部面積Ssとは溝によって接地しない部分の合計面積を
いう。
て路面と実際に接地している部分の合計面積をいい、海
部面積Ssとは溝によって接地しない部分の合計面積を
いう。
【0040】前記縦溝7の深さDは、5mm以上かつ10
mm以下に設定される。5mm未満では排水性及び耐摩耗性
に劣り、10mmを越えると、トレッドのゴム厚さを増や
すことになり、タイヤ重量が増加し、特に乗用車用タイ
ヤでは不適当である。好ましくは、タイヤの縦溝巾Wg
の10〜20%に設定される。
mm以下に設定される。5mm未満では排水性及び耐摩耗性
に劣り、10mmを越えると、トレッドのゴム厚さを増や
すことになり、タイヤ重量が増加し、特に乗用車用タイ
ヤでは不適当である。好ましくは、タイヤの縦溝巾Wg
の10〜20%に設定される。
【0041】さらに縦溝7の溝壁7A、7Bは、図4に
示すごとく、タイヤ半径線Xとなす角度αを0〜30
°、好ましくは5〜20°程度に比較的急峻かつ非円弧
の例えば直線とすることによって、路面とのエッジ効果
を発揮させ、横方向力を向上しコーナリングパワを高め
てドライグリップ性を維持するのに役立つ。なお溝底8
と溝壁7A、7Bとは、溝深さDの0.1〜0.5倍程
度の曲率半径rの円弧でつなぎ、これにより縦溝7はそ
の断面形状を矩形又は外広がりの台形とする。
示すごとく、タイヤ半径線Xとなす角度αを0〜30
°、好ましくは5〜20°程度に比較的急峻かつ非円弧
の例えば直線とすることによって、路面とのエッジ効果
を発揮させ、横方向力を向上しコーナリングパワを高め
てドライグリップ性を維持するのに役立つ。なお溝底8
と溝壁7A、7Bとは、溝深さDの0.1〜0.5倍程
度の曲率半径rの円弧でつなぎ、これにより縦溝7はそ
の断面形状を矩形又は外広がりの台形とする。
【0042】図6は、本発明の他の実施例のトレッドパ
ターンを示す。本実施例では、縦溝7の溝壁7A、7B
は赤道面COを中心にジグザグ形状をなしてタイヤ周方
向へ連続して延びる。このとき縦溝7の溝巾Wgは、各
溝壁7A、7Bのジグザグの中間を通る中間線C、Cの
平均値として定義する。
ターンを示す。本実施例では、縦溝7の溝壁7A、7B
は赤道面COを中心にジグザグ形状をなしてタイヤ周方
向へ連続して延びる。このとき縦溝7の溝巾Wgは、各
溝壁7A、7Bのジグザグの中間を通る中間線C、Cの
平均値として定義する。
【0043】又縦溝7の各溝壁7A、7Bが、トレッド
面と交わる各稜線7a、7bは、前記中間線Cから等し
い長さの振れD1、D1でタイヤ軸方向に逆に変位する
タイヤ周方向にのびる直線部分7s1、7s2と、前記
振れD1よりも大きい振れD2で逆に変位する直線部分
7s3、7s4の繰り返しであって、それらの間を、斜
め部分7i1、7i2、7i3、7i4により連結して
いる。
面と交わる各稜線7a、7bは、前記中間線Cから等し
い長さの振れD1、D1でタイヤ軸方向に逆に変位する
タイヤ周方向にのびる直線部分7s1、7s2と、前記
振れD1よりも大きい振れD2で逆に変位する直線部分
7s3、7s4の繰り返しであって、それらの間を、斜
め部分7i1、7i2、7i3、7i4により連結して
いる。
【0044】又本例では直線部分7s1〜7s4、斜め
部分7i1〜7i4の周方向長さLはともに略同一であ
って接地面内に少なくとも各1つの直線部分7s1、7
s2、直線部分7s3、7s4が現れる長さとする。か
かる直線部分7s1〜7s4、斜め部分7i1〜7i4
をくり返すことにより稜線7a、7bを形成している。
部分7i1〜7i4の周方向長さLはともに略同一であ
って接地面内に少なくとも各1つの直線部分7s1、7
s2、直線部分7s3、7s4が現れる長さとする。か
かる直線部分7s1〜7s4、斜め部分7i1〜7i4
をくり返すことにより稜線7a、7bを形成している。
【0045】本例では振れの種類は2種類で、1周期毎
に繰り返すジグザグ形状を有しているが、1種類とする
ことも、より以上の種類数であってもよい。又長さLを
互いに変化させることもでき、さらに繰り返しのサイク
ルを変化させることもできる。
に繰り返すジグザグ形状を有しているが、1種類とする
ことも、より以上の種類数であってもよい。又長さLを
互いに変化させることもでき、さらに繰り返しのサイク
ルを変化させることもできる。
【0046】又タイヤ赤道COに対して、最も遠い直線
部分(本例では直線部分7s4)と、最も近い直線部分
(本例では直線部分7s3)のタイヤ軸方向の最大、最
小長さの差であるジグザグ最大変動巾DM(本例ではD
2の2倍長さ)と、前記接地巾Swとの変動巾比DM/
Swは20%以下とする。20%を越えると縦溝の排水
性に悪影響を及ぼす。又前記気柱共鳴の抑制、及び周波
数の分散効果が十分でなく、さらにリブの剛性が低下
し、操縦安定性、耐偏摩耗性に悪影響を与えやすい。
部分(本例では直線部分7s4)と、最も近い直線部分
(本例では直線部分7s3)のタイヤ軸方向の最大、最
小長さの差であるジグザグ最大変動巾DM(本例ではD
2の2倍長さ)と、前記接地巾Swとの変動巾比DM/
Swは20%以下とする。20%を越えると縦溝の排水
性に悪影響を及ぼす。又前記気柱共鳴の抑制、及び周波
数の分散効果が十分でなく、さらにリブの剛性が低下
し、操縦安定性、耐偏摩耗性に悪影響を与えやすい。
【0047】又ジグザグ形状にすることにより縦溝のエ
ッジ部が、ウエット路面を走行するとき、路面とトレッ
ド表面との間の水を掻き出す、いわゆるワイピング効果
が生じ、ウエットグリップ性能を高め、かつ気柱共鳴を
防止する効果が生じる。
ッジ部が、ウエット路面を走行するとき、路面とトレッ
ド表面との間の水を掻き出す、いわゆるワイピング効果
が生じ、ウエットグリップ性能を高め、かつ気柱共鳴を
防止する効果が生じる。
【0048】なお本例では、各溝壁7A、7Bの直線部
分7s1〜7s4、斜め部分7i1〜7i4は互いに向
き合うが、周方向に位置ずれさせてもよい。
分7s1〜7s4、斜め部分7i1〜7i4は互いに向
き合うが、周方向に位置ずれさせてもよい。
【0049】又直線部分7s1〜7s4の長さを変化さ
せることによって気柱共鳴エネルギーを分散し、特定の
周波数への集中を避け、いわゆるホワイトノイズ化して
耳障り音の発生を防止する効果もある。
せることによって気柱共鳴エネルギーを分散し、特定の
周波数への集中を避け、いわゆるホワイトノイズ化して
耳障り音の発生を防止する効果もある。
【0050】本実施例にあっては、縦溝7は十分な溝巾
の縦溝による排水効果と、ジグザグ状に形成されること
によって形成されるエッジ部によるワイピング効果(水
を掻き出し排除する効果)とを具えることとなる。
の縦溝による排水効果と、ジグザグ状に形成されること
によって形成されるエッジ部によるワイピング効果(水
を掻き出し排除する効果)とを具えることとなる。
【0051】図7は、非対称パターンとした他の実施例
を示す。縦溝7は、その縦溝中心線C1を、赤道面CO
から距離dだけ離れさせ、赤道面COに対し、非対称と
なっている。このタイヤを、縦溝7から遠いトレッド端
13aを車両外側に、縦溝7から近いトレッド端13b
を車両内側にくるように装着することによって、コーナ
リング時に荷重を受ける車両外側のトレッド領域の剛性
を高め、コーナリング性能を向上させることができる。
を示す。縦溝7は、その縦溝中心線C1を、赤道面CO
から距離dだけ離れさせ、赤道面COに対し、非対称と
なっている。このタイヤを、縦溝7から遠いトレッド端
13aを車両外側に、縦溝7から近いトレッド端13b
を車両内側にくるように装着することによって、コーナ
リング時に荷重を受ける車両外側のトレッド領域の剛性
を高め、コーナリング性能を向上させることができる。
【0052】前記縦溝中心線C1と赤道面COの距離d
は、接地巾Swの20%以内であることが望ましい。2
0%を越えると、トレッド端13b側の接地面積が不足
する。又本例では、横溝10を、トレッド端13b側
と、トレッド端13a側とで異なり非対称性を高めてい
る。
は、接地巾Swの20%以内であることが望ましい。2
0%を越えると、トレッド端13b側の接地面積が不足
する。又本例では、横溝10を、トレッド端13b側
と、トレッド端13a側とで異なり非対称性を高めてい
る。
【0053】又横溝10は、図8に示すごとく、その軸
方向長さを縦溝7の振れに合わせて変化させることもで
きる。
方向長さを縦溝7の振れに合わせて変化させることもで
きる。
【0054】本例では横溝10は、軸方向長さK1の横
溝10aと、より短い軸方向長さK2の横溝10bとか
らなり、縦溝7の稜線7a、7bの振れに合わせ、稜線
7a、7bが赤道面COに近い位置にある場所では、長
い横溝10aを配置している。これにより、トレッドの
周方向の剛性変化が少なくなり、安定した走行が可能と
なるとともに、偏摩耗を防止することができる。
溝10aと、より短い軸方向長さK2の横溝10bとか
らなり、縦溝7の稜線7a、7bの振れに合わせ、稜線
7a、7bが赤道面COに近い位置にある場所では、長
い横溝10aを配置している。これにより、トレッドの
周方向の剛性変化が少なくなり、安定した走行が可能と
なるとともに、偏摩耗を防止することができる。
【0055】図9〜図12は、サイピング12を配置し
た本発明のさらに他の実施例を示す。サイピング12と
は、巾が0.2〜0.7mmの範囲にあって、接地面では
完全に閉じて、接地面積に影響を与えないいわゆる切り
込みをいい、サイピング12は、直線形状のもの、屈曲
したものを採用しうる。またサイピング12は横溝10
の間に配置され、ウエットグリップ性能を向上させる。
サイピング12は、図10に示すように、縦溝7に連結
しないものの他、図9、図12に示すように縦溝7に連
結し、サイピング12と縦溝7の連結部でのワイピング
効果を向上することもできる。さらには図11のよう
に、縦溝7に連結するサイピング、連結しないサイピン
グ12を混在させることもできる。さらに横溝10も縦
溝7に連結することもできる。
た本発明のさらに他の実施例を示す。サイピング12と
は、巾が0.2〜0.7mmの範囲にあって、接地面では
完全に閉じて、接地面積に影響を与えないいわゆる切り
込みをいい、サイピング12は、直線形状のもの、屈曲
したものを採用しうる。またサイピング12は横溝10
の間に配置され、ウエットグリップ性能を向上させる。
サイピング12は、図10に示すように、縦溝7に連結
しないものの他、図9、図12に示すように縦溝7に連
結し、サイピング12と縦溝7の連結部でのワイピング
効果を向上することもできる。さらには図11のよう
に、縦溝7に連結するサイピング、連結しないサイピン
グ12を混在させることもできる。さらに横溝10も縦
溝7に連結することもできる。
【0056】さらに図13に示すように、縦溝7内に突
起14を設け、従来より広い縦溝を有することによるト
レッド及びベルト層の破傷を防止することもできる。こ
のとき突起14の高さは、縦溝深さDの50%以下かつ
15%以上であることが好ましい。50%を越えると、
前記負荷時における溝底の変形による気柱共鳴効果が少
なくなるとともに排水性能も低下する。同様の理由によ
り、突起14は、連続状とすることもできるがタイヤ周
方向に間隙を設けてブロック状とするのが騒音対策上好
ましく、かつ接地面S内に少なくとも2つを存在させる
のがよい。
起14を設け、従来より広い縦溝を有することによるト
レッド及びベルト層の破傷を防止することもできる。こ
のとき突起14の高さは、縦溝深さDの50%以下かつ
15%以上であることが好ましい。50%を越えると、
前記負荷時における溝底の変形による気柱共鳴効果が少
なくなるとともに排水性能も低下する。同様の理由によ
り、突起14は、連続状とすることもできるがタイヤ周
方向に間隙を設けてブロック状とするのが騒音対策上好
ましく、かつ接地面S内に少なくとも2つを存在させる
のがよい。
【0057】(具体例)図1、図2に示すタイヤをサイ
ズ205/55R15で試作し、同サイズの図15に示
す従来品のタイヤとともに実車での通過騒音を測定し
た。
ズ205/55R15で試作し、同サイズの図15に示
す従来品のタイヤとともに実車での通過騒音を測定し
た。
【0058】図14はそれら2種類のタイヤを排気量2
000ccの国産乗用車に装着し、JASO規格に基づ
いて通過騒音を測定し、それを周波数分析した結果であ
る。実線は従来品のタイヤの結果であり、一点鎖線は本
発明品のタイヤの結果を示す。本発明品は、従来品に比
べ、1kHz付近のレベルが5〜7dB(A)低減してい
ることがわかる。これは、気柱共鳴の減少の結果であ
る。
000ccの国産乗用車に装着し、JASO規格に基づ
いて通過騒音を測定し、それを周波数分析した結果であ
る。実線は従来品のタイヤの結果であり、一点鎖線は本
発明品のタイヤの結果を示す。本発明品は、従来品に比
べ、1kHz付近のレベルが5〜7dB(A)低減してい
ることがわかる。これは、気柱共鳴の減少の結果であ
る。
【0059】なお従来のタイヤは、タイヤ赤道COに対
して対称に縦溝7Aが4本配置され、かつ縦溝7Aに交
わり軸方向に延びる横溝10Aがタイヤ周方向に複数配
置される。
して対称に縦溝7Aが4本配置され、かつ縦溝7Aに交
わり軸方向に延びる横溝10Aがタイヤ周方向に複数配
置される。
【0060】また実車でのウエットグリップ試験、ドラ
イグリップ試験を行った結果、実施例品は比較例品と同
様のレベルとなった。なおドライグリップ性として、各
タイヤを正規リムに装着し、前記基準状態において、室
内台上ドラム試験機でコーナリングフォースを測定し
た。又ウエットグリップ性として、ハイドロプレーニン
グ現象が発生した速度を測定した。
イグリップ試験を行った結果、実施例品は比較例品と同
様のレベルとなった。なおドライグリップ性として、各
タイヤを正規リムに装着し、前記基準状態において、室
内台上ドラム試験機でコーナリングフォースを測定し
た。又ウエットグリップ性として、ハイドロプレーニン
グ現象が発生した速度を測定した。
【0061】
【発明の効果】この発明によれば、ドライグリップ性
能、ウエットグリップ性能を維持しつつ、タイヤの騒音
の低減を図りうる。
能、ウエットグリップ性能を維持しつつ、タイヤの騒音
の低減を図りうる。
【図1】第1の本発明のタイヤの一実施例を示す断面図
である。
である。
【図2】そのトレッドパターンを例示する平面図であ
る。
る。
【図3】接地面Sを例示する平面図である。
【図4】縦溝の断面を例示する断面図である。
【図5】騒音の測定結果を示す線図である。
【図6】他の実施例のトレッドパターンを示す平面図で
ある。
ある。
【図7】他の実施例のトレッドパターンを示す平面図で
ある。
ある。
【図8】他の実施例を示す平面図である。
【図9】他の実施例を示す平面図である。
【図10】他の実施例を示す平面図である。
【図11】他の実施例を示す平面図である。
【図12】他の実施例を示す平面図である。
【図13】他の実施例を示す平面図である。
【図14】騒音レベルを試験した結果を示す線図であ
る。
る。
【図15】従来タイヤのトレッドパターンを例示する平
面図である。
面図である。
2 ビードコア 3 カーカス 4 ベルト層 6 ビードエーペックス 7 縦溝 10 横溝
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
Claims (6)
- 【請求項1】トレッドの中央部に、タイヤ周方向に連続
する一本の縦溝を設けるとともに、正規リムにリム組し
かつ規格上充填しうる最大空気圧の70%の空気圧を充
填するとともに最大荷重の88%を負荷した基準状態に
おける接地面Sのタイヤ軸方向最大長さである接地巾と
前記縦溝のタイヤ軸方向の巾Wgとの溝接地巾比Wg/
Swが0.20以上かつ0.35以下、しかも前記接地
面Sにおける陸部面積Srと海部面積Ssとの海陸比S
s/Srを、0.30以上かつ0.50以下とした空気
入りタイヤ。 - 【請求項2】前記トレッドは、前記縦溝の他に、実質的
に溝巾を有しタイヤ周方向に連続する有巾の縦溝を具え
ないことを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項3】前記トレッドは、縦溝両側に、この縦溝と
は交差する向きにのびかつ前記接地面Sの外周縁にのび
横溝を具えることを特徴とする請求項1記載の空気入り
タイヤ。 - 【請求項4】前記横溝は、縦溝からタイヤ軸方向に離れ
た位置を起点として接地面Sの外周縁にのびることを特
徴とする請求項3記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項5】前記接地面Sは、前記縦溝の両側に夫々2
本以上の前記横溝を常に含むことを特徴とする請求項3
又は4記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項6】前記横溝は、その溝壁の少なくとも一方が
ジグザグをなしてタイヤ周方向にのびるとともに、該溝
壁とトレッド面とが交わる稜線から、タイヤ赤道に至る
タイヤ軸方向の最大長さと最小長さとの差であるジグザ
グ最大変動巾DMに対する前記接地巾Swの変動巾比D
M/Swを20%以下としたことを特徴とする請求項1
記載の空気入りタイヤ。
Priority Applications (9)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4359442A JP2742363B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 空気入りタイヤ |
| DE69325397T DE69325397T2 (de) | 1992-11-13 | 1993-11-12 | Luftreifen |
| DE69326026T DE69326026T2 (de) | 1992-11-13 | 1993-11-12 | Luftreifen |
| EP96201665A EP0733497B1 (en) | 1992-11-13 | 1993-11-12 | Pneumatic tyre |
| DE69311504T DE69311504T2 (de) | 1992-11-13 | 1993-11-12 | Luftreifen |
| EP96201666A EP0733498B1 (en) | 1992-11-13 | 1993-11-12 | Pneumatic tyre |
| EP93309072A EP0598568B1 (en) | 1992-11-13 | 1993-11-12 | Pneumatic tyre |
| US08/583,844 US6026874A (en) | 1992-11-13 | 1996-01-11 | Pneumatic tire having circumferential groove |
| US08/596,915 US5830294A (en) | 1992-11-13 | 1996-03-13 | Pneumatic tire including circumferential groove |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4359442A JP2742363B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 空気入りタイヤ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06191227A true JPH06191227A (ja) | 1994-07-12 |
| JP2742363B2 JP2742363B2 (ja) | 1998-04-22 |
Family
ID=18464524
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4359442A Expired - Fee Related JP2742363B2 (ja) | 1992-11-13 | 1992-12-25 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2742363B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6302174B1 (en) | 1998-04-17 | 2001-10-16 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Pneumatic tire |
| EP1270271A1 (en) * | 2001-06-29 | 2003-01-02 | Sumitomo Rubber Industries Ltd. | Studless tire |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62214004A (ja) * | 1986-03-14 | 1987-09-19 | Bridgestone Corp | 高速用空気入りラジアルタイヤ |
| JPH03139402A (ja) * | 1989-10-24 | 1991-06-13 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 空気入りタイヤ |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP4359442A patent/JP2742363B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62214004A (ja) * | 1986-03-14 | 1987-09-19 | Bridgestone Corp | 高速用空気入りラジアルタイヤ |
| JPH03139402A (ja) * | 1989-10-24 | 1991-06-13 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 空気入りタイヤ |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6302174B1 (en) | 1998-04-17 | 2001-10-16 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Pneumatic tire |
| EP1270271A1 (en) * | 2001-06-29 | 2003-01-02 | Sumitomo Rubber Industries Ltd. | Studless tire |
| US7204281B2 (en) | 2001-06-29 | 2007-04-17 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Studless tire with tread having circumferential portions, blocks and V shaped sipes |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2742363B2 (ja) | 1998-04-22 |
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