JPH0619212A - 電子写真用キャリヤ - Google Patents

電子写真用キャリヤ

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JPH0619212A
JPH0619212A JP4194670A JP19467092A JPH0619212A JP H0619212 A JPH0619212 A JP H0619212A JP 4194670 A JP4194670 A JP 4194670A JP 19467092 A JP19467092 A JP 19467092A JP H0619212 A JPH0619212 A JP H0619212A
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JP
Japan
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carrier
toner
resin
weight
copolymer
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JP4194670A
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Inventor
Yoshihiro Sato
祐弘 佐藤
Yasuko Amano
靖子 天野
Takeshi Ikeda
武志 池田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表面を樹脂によって被覆されたキャリアにお
いて、耐久性及び耐トナースペント性に優れつつ、長期
に渡って安定してトナーに良好なる帯電量を付与し高精
細な画像を形成せしめることが可能な電子写真用キャリ
アを提供すること。 【構成】 コア材表面が絶縁性樹脂によって被覆されて
なる電子写真用キャリアにおいて、該コア材はストロン
チウム、バリウム又は鉛を含有するフェライト粒子であ
り、且つ該フェライト粒子の保持力が磁場10Kエルス
テッドのもとで300Gauss以上であり、且つ該コ
ア材表面を被覆する樹脂が、スチレン−アクリル系共重
合体を有し、該共重合体におけるアクリル成分のモノマ
ー比率が30〜90重量%であり、該共重合体の重量平
均分子量が約30,000〜70,000であり、重量
平均分子量/個数平均分子量が2〜10であることを特
徴とする電子写真用キャリア。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トナーと混合して静電
荷像現像剤を達成する電子写真用キャリアに関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真法として米国特許第2,29
7,691号明細書、特公昭42−23910号公報及
び特公昭43−24748号公報等に種々の方法が記載
されているが、これらの方法は、いずれも光導電層に原
稿に応じた光像を照射することにより静電潜像を形成
し、次いで該静電潜像上にこれとは反対の極性を有する
トナーと呼ばれる着色微粉体を付着させて該静電潜像を
現像し、必要に応じて紙等の転写材にトナー画像を転写
した後、熱、圧力或いは溶剤蒸気等により定着し複写物
を得るものである。
【0003】該静電潜像を現像する工程は、潜像とは反
対の極性に帯電せしめたトナー粒子を静電引力により吸
引せしめて静電潜像上に付着させるものであるが(反転
現像の場合は、潜像の電荷と同極性の摩擦電荷を有する
トナーを使用する)、一般にかかる静電潜像をトナーを
用いて現像する方法としては、大別してトナーをキャリ
アと呼ばれる媒体に少量分散させたいわゆる二成分系現
像剤を用いる方法と、キャリアを用いることなくトナー
単独使用のいわゆる一成分系現像剤を用いる方法とがあ
る。一般にかかる二成分系現像剤を構成するキャリアは
導電性キャリアと絶縁性キャリアとに大別される。
【0004】導電性キャリアとしては、通常酸化又は未
酸化の鉄粉が用いられているが、この鉄粉キャリアを成
分とする現像剤においては、トナーに対する摩擦帯電性
が不安定であり、又、現像剤により形成される可視像に
カブリが発生するという問題点がある。即ち、現像剤の
使用に伴い、鉄粉キャリア粒子の表面にトナー粒子が付
着する為、キャリア粒子の電気抵抗が増大してバイアス
電流が低下し、しかも摩擦帯電性が不安定となり、この
結果形成される可視像の画像濃度が低下しカブリが増大
する。
【0005】又、絶縁性キャリアとしては、一般に鉄、
ニッケル、フェライト等の強磁性体よりなるキャリア芯
材の表面を、絶縁性樹脂により均一に被覆したキャリア
が代表的なものである。このキャリアを用いた現像剤に
おいては、キャリア表面にトナー粒子が融着すること
が、導電性キャリアの場合に比べて著しく少なく、耐久
性に優れ、使用寿命が長い点で特に高速の電子複写機に
好適であるという利点がある。
【0006】しかしながら、この絶縁性キャリアにおい
ては、キャリア芯材の表面を被覆する被覆層が、十分な
耐摩耗性及び芯材との強力な接着性、キャリア表面にト
ナーが融着する、いわゆるトナースペントが発生しない
こと、キャリアと共に用いられる特定のトナーに対して
所望の十分な摩擦帯電量を付与することが要求される。
即ち、キャリアは現像器内において他のキャリア粒子及
びトナー粒子と摩擦されるが、キャリア被覆層が十分な
膜強度並びに芯材との密着性を有してないと、被膜が芯
材から剥離或いは欠落し、トナーへの帯電付与能の低下
を来たしてしまう。又、キャリア表面にトナースペント
が起った場合にも、キャリア被覆層本来の摩擦帯電付与
能が発揮出来なくなり、帯電特性が不安定なものとなっ
てしまう。
【0007】従来かかる欠点を解決する技術として、絶
縁性樹脂を被覆しないキャリアにおいては、特開平1−
180563号公報の様に、キャリア芯材表面に脂肪酸
金属塩の薄膜を形成させ、耐トナースペント性を上げ、
且つ帯電付与性を向上させる試みがなされている。しか
しながら、このキャリアを用いた現像剤を長期間高温高
湿下に放置すると、キャリア芯材表面の脂肪酸金属塩が
親和性の高いトナー樹脂層へ移行し、その結果、トナー
の帯電が不安定となり、カブリ、飛散等の画像劣化を生
じてしまうという問題点がある。更に、絶縁性の樹脂に
よりある程度被覆しないと、酸化鉄粉は勿論フェライト
粒子といえども、バイアス電圧を印加する様な現像系に
は電流のリーク或いはキャリアの感光体上への付着等で
不適である。
【0008】又、絶縁性の樹脂で被覆されたキャリアと
しては、含弗素ポリマーで被覆した被覆キャリアが、米
国特許第3,922,382号明細書に提案されている
が、上記従来技術においては含弗素ポリマーのみで被覆
したキャリアは成膜性が悪く、部分的にしかキャリア表
面を被覆することが出来ず、帯電特性が不安定となって
しまう。又、含弗素ポリマーの成膜性を改良する為、成
膜性の比較的良好なポリマーと混合して被覆する方法
も、米国特許第4,297,427号明細書及び特開昭
54−110839号公報に提案されている。しかしな
がら、いずれも帯電特性的にネガ性が強い弗素ポリマー
を構成成分とする為に、ポジトナーに対しては有利に用
いることが可能と考えられるが、ネガトナーに対しては
所望の適度の大きさの帯電量を得ることが難しいと予想
され、且つ仮に帯電量の大きさとしては十分な値が得ら
れたとしても、帯電の立上り速度が遅く、安定した帯電
性を維持するのは困難と考えられる。
【0009】一方、高品質画像を形成する為に、特開平
2−88429号公報においては、ハードな磁性フェラ
イト材料を用い、キャリアにより磁気ブラシの特性コン
トロールが試みられている。しかしながら、該キャリア
においては、導電性をコントロールすることが重要であ
り、且つ仮に樹脂被覆を行った場合も適度なる導電性を
保持する様に十分薄くしなければならず、被覆の強度に
おいて十分な耐久性を得ることが難しいと予想される。
【0010】更に、又、一般にハードフェライト材料を
用いて微小粒子を得る場合、磁気特性的に高い保持力を
有する様に製造する工程においては、焼結温度を十分高
くすることが出来ず、従って得られた粒子の表面が凹凸
の著しい形状となってしまう。それ故に、この様な表面
形状の粒子に、従来の樹脂では均一に樹脂被覆すること
は困難であり、又、仮に塗布出来たとしても現像剤とし
て使用する上で、被覆の剥離及び欠落がなく耐久性を有
し、且つトナーに長期に渡って安定に適正なる帯電量を
付与することが可能な樹脂被覆キャリアを得ることは困
難であった。
【0011】
【発明が解決しようとしている問題点】従って本発明の
主な目的は、前述の如き表面を樹脂によって被覆された
キャリアにおいて、耐久性及び耐トナースペント性に優
れつつ、長期に渡って安定してトナーに良好なる帯電量
を付与し、且つスリーブ上において単位面積当たりの磁
気ブラシの「穂立ち」の密度が大きく、高精細な画像を
形成せしめることが可能な電子写真用キャリアを提供す
ることにある。更に本発明の目的は、適度な抵抗を有
し、バイアス電圧の印加に対しても、電流のリーク或い
は感光体上への付着の少ないキャリアを提供することに
ある。
【0012】
【問題点を解決する為の手段】上記目的は以下の本発明
によって達成される。即ち、本発明は、コア材表面が絶
縁性樹脂によって被覆されてなる電子写真用キャリアに
おいて、該コア材はストロンチウム、バリウム又は鉛を
含有するフェライト粒子であり、且つ該フェライト粒子
の保持力が磁場10Kエルステッドのもとで300Ga
uss以上であり、且つ該コア材表面を被覆する樹脂
が、スチレン−アクリル系共重合体を有し、該共重合体
におけるアクリル成分のモノマー比率が30〜90重量
%であり、該共重合体の重量平均分子量が約30,00
0〜70,000であり、重量平均分子量/個数平均分
子量が2〜10であることを特徴とする電子写真用キャ
リアである。
【0013】
【作用】本発明のキャリアが、従来の樹脂被覆のキャリ
アの持つ諸欠点を改善し、耐久性、長期に渡るトナーへ
の帯電付与安定性において優れ、且つそれにより本発明
のキャリアが格段に優れた現像性を示し、更に高精細画
像を得ることが出来るのは、詳細は不明であるが以下の
理由によるものと考えられている。即ち、本発明のキャ
リアを走査型電子顕微鏡により表面観察を行ったとこ
ろ、本発明に用いた上記樹脂は、コア材表面の凹凸の凹
の部分に浸み込む様な状態で被覆層を形成し、更にコア
材の凸部分が微細に露出する状態が観察された。従っ
て、上記樹脂被覆性が本発明のキャリアにバイアス印加
においてリークがない適正なる比抵抗とトナーへの帯電
付与安定性を保有せしめ、更に耐久性を向上せしめてい
ると考えられる。更に、又、キャリアコア材を構成する
フェライト粒子が、特定の磁気特性を示すことで、スリ
ーブ上の現像剤が微密にして柔らかな磁気ブラシを形成
する結果、高精細画像が得られるものと推察している。
【0014】
【好ましい実施態様】次に好ましい実施態様を挙げて本
発明を更に詳しく説明する。本発明のキャリアコア材の
被覆樹脂に用いることの出来るステアリン−アクリル系
共重合体としては、スチレン誘導体とアクリル酸エステ
ル類との共重合体及びスチレン誘導体とメタクリル酸エ
ステル類との共重合体を指す。これらスチレン−アクリ
ル系共重合体を構成するモノマーの具体例として以下の
化合物を挙げることが出来る。即ち、スチレン誘導体と
しては、スチレン、ο−メチルスチレン、m−メチルス
チレン、p−メチルスチレン、p−フェニルスチレン、
p−エチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、p−
n−ブチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、
p−n−ヘキシルスチレン、p−n−オクチルスチレ
ン、p−n−ノニルスチレン、p−n−デシルスチレ
ン、p−n−ドデシルスチレン、p−メトキシスチレ
ン、p−クロルスチレン、3,4−ジクロルスチレン、
m−ニトロスチレン、ο−ニトロスチレン、p−ニトロ
スチレン等が挙げられる。
【0015】又、アクリル酸エステル類としては、例え
ば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸
−n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸プロ
ピル、アクリル酸−n−オクチル、アクリル酸ドデシ
ル、アクリル酸−2−エチルヘキシル、アクリル酸ステ
アリル、アクリル酸−2−クロルエチル、アクリル酸フ
ェニル等が挙げられる。
【0016】更に、メタクリル酸エステル類としては、
例えば、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メ
タクリル酸プロピル、メタクリル酸−n−ブチル、メタ
クリル酸イソブチル、メタクリル酸−n−オクチル、メ
タクリル酸ドデシル、メタクリル酸−2−エチルヘキシ
ル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸フェニル、
メタクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸ジエ
チルアミノエチル等が挙げられる。
【0017】又、本発明で用いられるキャリアコア材の
被覆樹脂とは、スチレン−アクリル共重合体中における
アクリル成分のモノマー比率が30〜90重量%である
ことが好ましい。30重量%未満であると本発明に寄与
するだけの被覆均一性が得られず、トナーの帯電安定性
に欠ける。又、90重量%より多くなると均一な被覆性
は得られるものの耐衝撃性に対する強度が不足する。
【0018】更に、本発明のキャリアコア材の被覆樹脂
に用いることが出来る上記共重合体の重量平均分子量
は、30,000〜70,000が必須であり、且つ重
量平均分子量/個数平均分子量が2〜10であることが
必須である。重量平均分子量が30,000未満である
と、キャリアの耐衝撃性に対する強度が得られず、7
0,000より大きくなるとキャリアコアに対する被覆
性が悪くなり、キャリアの強度、更に帯電安定性に欠け
る様になる。更に重要なことは、このとき、重量平均分
子量がこの範囲内に入っていても、重量平均分子量/個
数平均分子量が2〜10の範囲に入っていなければ本発
明の効果は得られない。重量平均分子量/個数平均分子
量が2より小さければ、被覆樹脂は均一に被覆される
が、耐衝撃性に劣る。重量平均分子量/個数平均分子量
が10より大きければ、キャリアコアに対する被覆の均
一性が悪くなり、キャリアの強度及び所望の帯電安定性
が得られない。
【0019】尚、本発明において、キャリアコア材の被
覆樹脂に用いることが出来る該被覆樹脂の分子量及び分
子量分布及び含弗素樹脂の分子量は、GPC(ゲルパー
ミエーションクロマトグラフィー)により、単分散の標
準ポリスチレンを使用して得られた検量線に照らして求
めた値をいう。以下に、測定条件を示す。 装 置:GPC−150C(ヲーターズ社) カラム:ショーデラックスKF 7連(昭和電工社) 温 度:40℃ 溶 媒:THF(テトラヒドロフラン) 流 速:1.0ml/min 試 料:0.15%の試料を0.4ml注入
【0020】本発明におけるキャリアコア材に用いられ
る磁性材料としては、Srフェライト、Baフェライ
ト、Pbフェライトのいずれか一種を以上含むことが必
須であるが、他の成分として周期律表III A、IVA、V
A、VIA、IB、IIB、VIB、VB、VIB、VIIB及びV
III族の元素を含んでもよいが、他の元素は1重量%未
満であることが好ましい。これは、先述した様に、スリ
ーブ上の磁気ブラシの「穂立ち」の密度を高くし、且つ
樹脂被覆後においてバイアス電圧のリーク及びキャリア
付着の生じない抵抗を最適値にコントロールする為に重
要である。同様の理由で、本発明のキャリアの磁場10
Kエルステッドにおける保持力は300Gauss以
上、好ましくは500Gauss以上である。又、磁場
1Kエルステッドにおける磁気力は、5emu/g〜5
9emu/gが好ましく、より好ましくは10〜19e
mu/gである。尚、後述の磁気特性は東英工業社製の
VSMにより測定した値である。
【0021】本発明のキャリア粒子の平均粒径は10〜
60μmの範囲で好ましく用いることが出来る。10μ
mより小さいと感光体へのキャリア付着が生じ易く、
又、60μmを超えると、現像器内において現像剤にか
かるシェアが大となり、現像剤の劣化、特にトナー粒子
の外添剤の剥離や形状変化を引き起こし、画像劣化の原
因となる。更に、又、粒径が大きいと比表面積的に小さ
くなる為、現像剤として構成する上で保持出来るトナー
量が少なくなり、精細性を欠いた画像となってしまう。
尚、本発明のキャリアコアの粒径は、光学顕微鏡又は走
査型電子顕微鏡により、ランダムに500個以上抽出
し、水平方向最大弦長をもってキャリア粒径として測定
した。
【0022】本発明のキャリアの比抵抗は108 〜10
14Ωcmの範囲が適宜である。108 Ω・cm未満で
は、バイアス電圧を印加する現像方法では現像領域にお
いてスリーブから感光体表面へと電流がリークし、良好
な画像が得られない。又、1014Ω・cmを超えると、
低湿の如き条件下でチャージアップ現象を引き起こし、
濃度ウス、転写不良、カブリ等の画像劣化の原因とな
る。尚、本発明のキャリアの比抵抗は、図1に示すセル
を用いて測定した。即ち、セルAにキャリアを充填し、
該充填キャリアに接する様に電極1及び2を配し、該電
極間に電圧を印加し、その時流れる電流を測定すること
により比抵抗を求めた。その測定条件は、充填キャリア
のセルとの接触面積S=約2.3cm2 、厚みd=約1
mm、上部電極の荷重275g及び印加電圧100Vで
ある。ここで、キャリアは粉体である為、充填率により
比抵抗は変化する場合があり注意を要する。本発明にお
いてキャリアコア材表面を樹脂被覆層で被覆する方法と
しては、前記の樹脂材料をトルエン、キシレン、アセト
ンの如き有機溶剤中に溶解若しくは懸濁せしめ、本発明
によるキャリア被覆溶液を作製し、スプレー法や流動床
法等の一般的な塗布装置によってキャリアコア材に塗布
することが出来る。
【0023】本発明のキャリヤを用いる静電荷像現像用
二成分系現像剤は、前記の樹脂被覆キャリアをトナー1
0重量部に対して、10〜1000重量部、好ましくは
30〜500重量部混合させて用いるのが良い。又、本
発明のキャリヤと共に用いるトナーとしては、重量平均
粒径1〜20μm、好ましくは4〜13μm、より好ま
しくは4〜10μmが良い。更に上記トナーは、現像性
及びトナー消費量の点においては、トナー粒度分布が、
次の範囲内であることが好ましい。即ち、5μm以下の
粒径のトナー粒子が全粒子の17〜60個数%であり、
8〜12.7μmの範囲の粒径のトナー粒子が、全粒子
数の1〜30個数%であり、16μm以上の粒径の範囲
の粒子が全粒子数の2.0体積%未満であることが好ま
しい。
【0024】トナーの重量平均粒径及び粒度分布は種々
の方法によって測定することが出来るが、本発明におい
ては、コールターカウンターを用いて行った。測定装置
としてはコールターカウンターTA−II型(コースター
社製)を用い、個数分布及び体積分布を出力するインタ
ーフェイス(日科機製)及びCX−1パーソナルコンピ
ュータ(キヤノン製)を接続し、電解液としては、1級
塩化ナトリウムを用いて約1%塩化ナトリウム水溶液を
調製する。測定法としては、前記電解水溶液100〜1
50ml中に分散剤として界面活性剤、好ましくはアル
キルベンゼンスルホン酸塩を0.1〜5ml加え、更
に、測定試料を2〜20mg加える。試料を懸濁した電
解液は、超音波分散器で約1〜3分間分散処理を行い、
上記のコールターカウンターTA−II型により、アパチ
ャーとして100μmのアパーチャーを用いて、個数を
基準として2〜40μmの粒子の粒度分布を測定して、
それから本発明に係るところの値を求めた。
【0025】本発明のキャリヤと共に用いるトナーに使
用される結着樹脂としては、オイル塗布する装置を有す
る加熱加圧ローラー定着装置を使用する場合には、下記
トナー用結着樹脂の使用が可能である。例えば、ポリス
チレン、ポリ−p−クロルスチレン、ポリビニルトルエ
ン等のスチレン及びその置換体の単独重合体;スチレン
−p−クロルスチレン共重合体、スチレンン−ビニルト
ルエン共重合体、スチレン−ビニルナフタリン共重合
体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、スチレン
−メタクリル酸エステル共重合体、スチレン−α−クロ
ルメタクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニ
トリル共重合体、スチレン−ビニルメチルエーテル共重
合体、スチレン−ビニルエチルエーテル共重合体、スチ
レン−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン−ブタジ
エン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、スチレ
ン−アクリロニトリル−インデン共重合体等のスチレン
系共重合体;ポリ塩化ビニル、フェノール樹脂、天然樹
脂変性フェノール樹脂、天然樹脂変性マレイン酸樹脂、
アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリ酢酸ビニル、シリ
コーン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポ
リアミド樹脂、フラン樹脂、エポキシ樹脂、キシレン樹
脂、ポリビニルブチラール樹脂、テルペン樹脂、クマロ
ンインデン樹脂、石油系樹脂等が使用出来る。
【0026】オイルを殆ど塗布しない加熱加圧ローラ定
着方式においては、トナー像支持体部材上のトナー像の
一部がローラに転移するオフセット現像及びトナー像支
持部材に対するトナーの密着性が重要な問題である。よ
り少ない熱エネルギーで定着するトナーは、通常保存中
若しくは現像器中でブロッキング若しくはケーキングし
易い性質があるので、同時にこれらの問題も考慮しなけ
ればならない。それゆえ、本発明においてオイルを殆ど
塗布しない加熱加圧ローラ定着方式を用いる時には、結
着樹脂の選択がより重要である。好ましい結着樹脂とし
ては、架橋されたスチレン系共重合体若しくは架橋され
たポリエステル樹脂がある。
【0027】スチレン系共重合体のスチレンモノマーに
対するコモノマーとしては、例えば、アクリル酸、アク
リル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、
アクリル酸ドデシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸
−2−エチルヘキシル、アクリル酸フェニル、メタクリ
ル酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタ
クリル酸ブチル、メタクリル酸オクチル、アクリロニト
リル、メタクリロニトリル、アクリルアミド等の様な二
重結合を有するモノカルボン酸若しくはその置換体;マ
レイン酸、マレイン酸ブチル、マレイン酸メチル、マレ
イン酸ジメチル等の様な二重結合を有するジカルボン酸
及びその置換体;塩化ビニル、酢酸ビニル、安息香酸ビ
ニル等の様なビニルエステル類;例えば、エチレン、プ
ロピレン、ブチレン等の様なエチレン系オレフィン類;
例えば、ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケトン等
の様なビニルケトン類;例えば、ビニルメチルエーテ
ル、ビニルエチルエーテル、ビニルイソブチルエーテル
等の様なビニルエーテル類;等のビニル単量体が単独若
しくは2種以上用いられる。
【0028】ここで架橋剤としては、主として2個以上
の重合可能な二重結合を有する化合物が用いられ、例え
ば、ジビニルベンゼン、ジビニルナフタレン等の様な芳
香族ジビニル化合物;エチレングリコールジアクリレー
ト、エチレングリコールジメタクリレート、1,3−ブ
タンジオールジメタクリレート等の様な二重結合を2個
有するカルボン酸エステル;ジビニルアニリン、ジビニ
ルエーテル、ジビニルスルフィド、ジビニルスルホン等
のジビニル化合物;及び3個以上のビニル基を有する化
合物;が単独若しくは混合物として用いられる。架橋剤
は、結着樹脂を基準にした場合、0.01〜10重量%
(好ましくは0.05〜5重量%)を結着樹脂を合成時
に使用することが耐オフセット性及び定着性の点で好ま
しい。又、定着に加圧定着方式を用いる場合には、圧力
定着トナー用結着樹脂の使用が可能であり、例えば、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリメチレン、ポリウレ
タンエラストマー、エチレン−エチルアクリレート共重
合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹
脂、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプ
レン共重合体、線状飽和ポリエステル樹脂及びパラフィ
ン等が挙げられる
【0029】本発明のキャリヤと共に用いるトナーに
は、荷電制御剤をトナー粒子に配合(内添)又はトナー
粒子と混合(外添)して用いることが好ましい。荷電制
御剤によって、現像システムに応じた最適の荷電量コン
トロールが可能となり、特に本発明では粒度分布と荷電
とのバランスを更に安定したものとすることが可能であ
り、荷電制御剤を用いることで先に述べたところの粒径
範囲毎による高画質化の為の機能分離及び相互補完性を
より明確にすることが出来る。正荷電制御剤としては、
ニグロシン及び脂肪酸金属塩による変性物;トリブチル
ベンジルアンモニウム−1−ヒドロキシ−4−ナフトス
ルフォン酸塩、テトラブチルアンモニウムテトラフルオ
ロボレートの如き四級アンモニウム塩;ジブチルスズオ
キサイド;ジオクチルスズオキサイド、ジシクロヘキシ
ルスズオキサイドの如きジオルガノスズオキサイド;ジ
ブチルスズボレート、ジオクチルスズボレート、ジシク
ロヘキシルスズボレートを単独で或いは2種類以上組み
合わせて用いることが出来る。これらの中でもニグロシ
ン系や四級アンモニウム塩の如き荷電制御剤が特に好ま
しく用いられる。
【0030】一般式
【化1】 〔式中、RはH又はCHを示し、R及びRは、
置換又は未置換のアルキル基(好ましくはC1〜C4)を
示す。〕で表わされるモノマーの単重合体又は前述した
様なスチレン、アクリル酸エステル、メタクリル酸エス
テルの如き重合性モノマーとの共重合体を正荷電性制御
剤として用いることが出来る。この場合これらの荷電制
御剤は、結着樹脂(の全体又は一部)としての作用をも
有する。本発明に用いることの出来る負荷電性制御剤と
しては、例えば、有機金属錯体及びキレート化合物が有
効であり、その例としては、アルミニウムアセチルアセ
トナート、鉄(II)アセチルアセトナート、3,5−ジ
−tert−ブチルサリチル酸クロムが挙げられる。特
にアセチルアセトン金属錯体(モノアルキル置換体及び
ジアルキル置換体を包含する)、サリチル酸系金属錯体
(モノアルキル置換体及びジアルキル置換体を包含す
る)又は塩が好ましく、特にサリチル酸系金属錯体又は
サリチル酸系金属塩が好ましい。
【0031】上述した荷電制御剤(結着樹脂としての作
用を有しないもの)は、微粒子状として用いることが好
ましい。この場合、この荷電制御剤の個数平均粒径は、
具体的には4μm以下(更には3μm以下)が好まし
い。この様な荷電制御剤は、トナーに内添する際、トナ
ーの結着樹脂100重量部に対して0.1〜20重量部
(更には0.2〜10重量部)用いることが好ましい。
本発明のキャリヤと共に用いるトナーにはシリカ微粉体
を添加することが好ましい。トナーとシリカ微粉体を組
み合わせると、トナー粒子とキャリア又はスリーブ表面
の間にシリカ微粉体が介在することで摩耗は著しく軽減
される。これによって、トナー及びキャリア又は/及び
スリーブの長寿命化がはかれると共に、安定した帯電性
も維持することが出来、長期の使用にもより優れたトナ
ー及びキャリアを有する二成分系現像剤とすることが可
能である。
【0032】特に重量平均粒径が10μm以下のトナー
の場合には、比表面積が、重量平均粒径が10μmより
大きいトナーに比べて大きくなり、摩擦帯電の為にトナ
ー粒子とキャリアを接触せしめた場合、重量平均粒径が
10μmより大きいトナーよりトナー粒子表面とキャリ
アとの接触回数が増大し、トナー粒子の摩耗やキャリア
の汚染が発生し易くなるが、この様な場合においても前
記の如くシリカ微粉体の添加により良好な二成分系現像
剤とすることが可能となる。
【0033】シリカ微粉体としては、乾式法及び湿式法
で製造したシリカ微粉体がいずれも使用することが出来
るが、耐フィルミング性や耐久性の点からは乾式法によ
るシリカ微粉体を用いることが好ましい。ここで云う乾
式法とは、例えば、ケイ素ハロゲン化合物の蒸気相酸化
により生成するシリカ微粉体の製造法である。一方、本
発明に用いられるシリカ微粉体を湿式法で製造する方法
は、従来公知である種々の方法を適用することが出来
る。ここでいうシリカ微粉体には、無水二酸化珪素(コ
ロイダルシリカ)、その他、硅酸アルミニウム、硅酸ナ
トリウム、硅酸カリウム、硅酸マグネシウム、硅酸亜鉛
等の硅酸塩がいずれも使用出来る。上記シリカ微粉体の
うちで、BET法で測定した窒素吸着による比表面積が
30m2/g以上(特に50〜400m2/g)の範囲内
のものが良好な結果を与える。トナー100重量部に対
してシリカ微粉体0.01〜8重量部、好ましくは0.
1〜5重量部使用するのがよい。
【0034】本発明のキャリヤと共に用いるトナーを正
荷電性トナーとして用いる場合には、トナーの摩耗防
止、キャリア及びスリーブ表面の汚損防止の為に添加す
るシリカ微粉体としても、負荷電性であるよりは、正荷
電性シリカ微粉体を用いた方が帯電安定性を損なうこと
もないので好ましく、又、負荷電性トナーとして用いる
場合には、同様の理由により、負荷電性のシリカ微粉体
を用いることが好ましい。シリカ微粉体は一般的には負
荷電性であるので、正荷電性シリカ微粉体を得る方法と
しては、上述した未処理のシリカ微粉体を、側鎖に窒素
原子を少なくとも1つ以上有するオルガノ基を有するシ
リコンオイルで処理する方法、或は窒素含有のシランカ
ップリング剤で処理する方法、又はこの両者で処理する
方法が挙げられる。本発明において正荷電性シリカと
は、ブローオフ法で測定した時に、鉄粉キャリアに対し
プラスのトリボ電荷を有するものを云う。
【0035】シリカ微粉体の処理に用いる、側鎖に窒素
原子を有するシリコンオイルとしては、少なくとも下記
式で表される部分構造を具備するシリコンオイルが使用
出来る。
【0036】
【化2】 (式中、Rは水素原子、アルキル基、アリール基又は
アルコキシ基を示し、Rはアルキレン基又はフェニレ
ン基を示し、R及びRは水素原子、アルキル基又は
アリール基を示し、Rは含窒素複素環基を示す)。
【0037】上記式中において、アルキル基、アリール
基、アルキレン基又はフェニレン基は、窒素原子を有す
るオルガノ基を有していてもよいし、又、帯電性を損な
わない範囲で、ハロゲン等の置換基を有していてもよ
い。上記シリコーンオイルは、シリカ微粉体を基準にし
て1〜50重量%、好ましくは5〜30重量%を使用す
るのが良い。又、本発明で用いる含窒素シランカップリ
ング剤は、一般に下記式で示される構造を有する。 R−Si−Y (Rは、アルコキシ基又はハロゲンを示し、Yはアミノ
基又は窒素原子を少なくとも1つ以上有するオルガノ基
を示し、m及びnは1〜3の整数であってm+n=4で
ある。)
【0038】窒素原子を少なくとも1つ以上有するオル
ガノ基としては、有機基を置換基として有するアミノ
基、含窒素複素環基又は含窒素複素環基を有する基が例
示される。含窒素複素環基としては、不飽和複素環基又
は飽和複素環基があり、夫々公知のものが使用可能であ
る。不飽和複素環基としては、例えば、下記のものが例
示される。
【0039】
【化3】
【0040】飽和複素環基としては、例えば下記のもの
が例示される。
【化4】
【0041】上記の複素環基としては、安定性を考慮す
ると五員環又は六員環のものがよい。その様な処理剤の
例としては、アミノプロピルトリメトキシシラン、アミ
ノプロピルトリエトキシシラン、ジメチルアミノプロピ
ルトリメトキシシラン、ジエチルアミノプロピルトリメ
トキシシラン、ジプロピルアミノプロピルトリメトキシ
シラン、ジブチルアミノプロピルトリメトキシシラン、
モノブチルアミノプロピルトリメトキシシラン、ジオク
チルアミノプロピルトリメトキシシラン、ジブチルアミ
ノプロピルジメトキシシラン、ジブチルアミノプロピル
モノメトキシシラン、ジメチルアミノフェニルトリエト
キシシラン、トリメトキシシリル−γ−プロピルフェニ
ルアミン、トリメトキシシリル−γ−プロピルベンジル
アミン等があり、更に含窒素複素環としては前述の構造
のものが使用出来、その様な化合物の例としては、トリ
メトキシシリル−γ−プロピルピペリジン、トリメトキ
シシリル−γ−プロピルモノホリン、トリメトキシシリ
ル−γ−プロピルイミダゾール等がある。上記シランカ
ップリング剤は、シリカ微粉体を基準にして1〜50重
量%、好ましくは5〜30重量%を使用する。
【0042】これらの処理された正又は負のシリカ微粉
体の適用量は、トナー100重量部に対して、0.01
〜8重量部のときに効果を発揮し、特に好ましくは0.
1〜5重量部添加した時に優れた安定性を有する正又は
負の帯電性を示す。添加形態については好ましい態様を
述べれば、トナー100重量部に対して、0.1〜3重
量部の処理されたシリカ微粉体がトナー粒子表面に付着
している状態にあるのが良い。前述した未処理のシリカ
微粉体も、これと同様の適用量で用いることが出来る。
【0043】又、前記で用いられるシリカ微粉体は、必
要に応じてシランカップリング剤、疎水化の目的で有機
珪素化合物等の処理剤でされていてもよく、シリカ微粉
体と反応又は物理吸着する処理剤或はこれ等の種々の処
理剤を併用して処理されていてもよい。この様な処理剤
としては、例えば、ヘキサメチルジシラザン、トリメチ
ルシラン、トリメチルクロルシラン、トリメチルエトキ
シシラン、ジメチルジクロルシラン、メチルトリクロル
シラン、アリルジメチルクロルシラン、アリルフェニル
ジクロルシラン、ベンジルジメチルクロルシラン、ブロ
ムメチルジメチルクロルシラン、α−クロルエチルトリ
クロルシラン、β−クロルエチルトリクロルシラン、ク
ロルメチルジメチルクロルシラン、トリオルガノシリル
メルカプタン、トリメチルシリルメルカプタン、トリオ
ルガノシリルアクリレート、ビニルジメチルアセトキシ
シラン、ジメチルエトキシシラン、ジメチルジメトキシ
シラン、ジフェニルジエトキシシラン、ヘキサメチルジ
シロキサン、1,3−ジビニルテトラメチルジシロキサ
ン、1,3−ジフェニルテトラメチルジシロキサン及び
1分子当り2〜12個のシロキサン単位を有し、末端に
位置する単位に夫々1個当りのSiに結合した水酸基を
含有するジメチルポリシロキサン等がある。これらは1
種或は2種以上の混合物で用いられる。上記処理剤は、
シリカ微粉体を基準にして1〜40重量%を使用するの
が好ましい。
【0044】シリカ微粉体の代わりにBET比表面積5
0〜400m/gの酸化チタン微粉体(TiO)を
用いてもよい。更にシリカ微粉体と酸化チタン微粉体の
混合粉体を用いてもよい。又、前記トナーは、弗素含有
重合体の微粉体を内添或いは外添混合してもよい。弗素
含有重合体粉末としては、例えば、ポリテトラフルオロ
エチレン、ポリビニリデンフルオライド等及びテトラフ
ルオロエチレン−ビニリデンフルオライド共重合体の微
粉体を添加することは好ましい。特に、ポリビニリデン
フルオライド微粉体が流動性及び研磨性の点で好まし
い。トナーに対する添加量は0.01〜2.0重量%、
特に0.02〜1.0重量%が好ましい。
【0045】着色剤としては従来より知られている染料
及び/又は顔料が使用可能である。例えば、カーボンブ
ラック、フタロシアニンブルー、ピーコックブルー、パ
ーマネントレッド、レーキレッド、ローダミンレーキ、
ハンザイエロー、パーマネントイエロー、ベンジジンイ
エロー等を使用することが出来る。その含有量として、
トナーの結着樹脂100重量部に対して0.1〜20重
量部、好ましくは0.5〜20重量部、更にトナー像を
定着したOHPフィルムの透過性を良くする為には12
重量部以下が好ましく、更に好ましくは0.5〜9重量
部が良い。本発明のキャリヤと共に用いるトナーには、
熱ロール定着時の離型性を良くする目的で低分子量ポリ
エチレン、低分子量ポリプロピレン、マイクロクリスタ
リンワックス、カルナバワックス、サゾールワックス、
パラフィンワックスの如きワックス状物質を0.5〜5
重量%加えることも本発明の好ましい形態の1つであ
る。上記トナーには、更に必要に応じてその他の添加剤
を使用しても良い。
【0046】本発明のキャリヤと共に用いるトナーを作
製するには、ビニル系、非ビニル系の熱可塑性樹脂、必
要に応じて着色剤としての顔料又は染料、荷電制御剤、
その他の添加剤をボールミルの如き混合機により充分混
合してから加熱ロール、ニーダー、エクストルーダーの
如き熱混練機を用いて溶融、捏和及び練肉して樹脂類を
互いに相溶せしめた中に顔料又は染料を分散又は溶解せ
しめ、冷却固化後粉砕及び厳密な分級を行ってトナー粒
子を得ることが出来る。該トナー粒子をそのままトナー
として用いることも出来るが、更に得られたトナー粒子
に必要に応じてシリカ微粉体の如き外添剤を加え、ヘン
シェルミキサーの如き混合機を用いてトナー粒子と外添
剤とを混合することによりトナーを得ることが出来る。
【0047】本発明におけるキャリアに対するトナーの
摩擦帯電量の測定法を図2に用いて詳述する。図2が摩
擦帯電量測定装置の説明図である。底に400メッシュ
(キャリア粒子の通過しない大きさに適宜変更可能)の
導電性スクリーン71のある金属製の測定容器72に摩
擦帯電量を測定しようとする現像剤担持体上の磁気ブラ
シ(トナーと本発明のキャリアの混合物)を入れ金属製
のフタ73をする。このときの測定容器72全体の重量
を秤りW(g)とする。次に吸引機74(測定容器7
2と接する部分は少なくとも絶縁体)において、吸引口
75から吸引し風量調節弁76を調製して真空計77の
圧力を70mmHgとする。この状態で充分(約1分
間)吸引を行いトナーを吸引除去する。このときの電位
計78の電位をV(ボルト)とする。79はコンデンサ
ーであり容量をC(μF)とする。又、吸引後の測定容
器全体の重量を秤りW(g)とする。この摩擦帯電量
Q(μC/g)は下式の如く計算される。 Q(μC/g)=C×V/(W−W) 但し、測定条件は温度/湿度が23℃/65%RHとす
る。
【0048】
【実施例】以下に実施例及び図面を持って本発明を説明
するが、これらは本発明を何ら限定するものではない。
尚、以下の配合における%及び部は、特に断りのない限
り全て重量%及び重量部を示す。 実施例1 コア材としてSrフェライト(モル%;Fe23 =8
7%、SrO=13%、Hc=1,700Gauss、
10Kエルステッド、磁気力19emu/g:1Kエル
ステッド)を用い、この表面をスチレン−メタクリル酸
2−エチルヘキシル共重合体(モノマー組成重量比=4
0:60、Mw=42,000,Mw/Mn=2.9)
で被覆した。上記スチレン系共重合体を被覆樹脂量がコ
ア材に対し0.8%になるようトルエン中に10%濃度
に溶解し、キャリア被覆溶液を作製した。このキャリア
被覆溶液を塗布機(岡田精工社製:スピラコーター)に
より、塗布しながら乾燥させつつ上記コア材に塗布し
た。得られた塗布後の樹脂被覆キャリアを温度80℃で
30分間乾燥して溶剤を除去後、温度140℃で2時間
加熱してコア材表面を樹脂被覆層で被覆した本発明の樹
脂被覆キャリアを得た。得られた樹脂被覆キャリアを電
子顕微鏡による観察を行ったところ、コア材の凹凸に樹
脂がしみ込む様な状態で表面が均一に被覆されているこ
とが確認された。得られたキャリアの物性を表1にまと
めて示す。
【0049】一方、 プロポキシ化ビスフェノールとフマル酸とを縮合して得られたポリエステル 樹脂 100部 フタロシアニン顔料 5部 ジ−tert−ブチルサリチル酸のクロム錯塩 4部 上記材料をヘンシェルミキサーにより十分予備混合を行
った後、3本ロールミルで3回溶融混練し、冷却後ハン
マーミルを用いて粒径約1〜2mm程度に粗粉砕した。
次いでエアージェット方式による微粉砕機で微粉砕し
た。更に、得られた微粉砕物を分級して重量平均径が
8.8μmである負帯電性のシアン色の粉体(トナー)
を得た。
【0050】上記シアントナー100部と、ヘキサメチ
ルジシラザンで疎水化処理したシリカ微粉体0.4部と
をヘンシェルミキサーにより混合して、トナー粒子表面
にシリカ微粉体を有するシアントナーを調製した。この
シアントナーと上記樹脂キャリアを温度/湿度がN/N
(23℃/60%RH)環境下でトナー濃度5%となる
様に混合して現像剤を得た。得られた現像剤100gを
250ccポリ瓶に入れ、タンブラミキサーによる振と
うを1時間行った。その後に現像剤を取り出し、電子顕
微鏡で現像剤の観察を行った。この結果は表2に示す様
に、キャリアから被覆材の剥れ、トナーによるフィルミ
ング等が認められなかった。
【0051】又、シアントナーと上記樹脂被覆キャリア
を温度/湿度がN/N(23℃/60%RH)環境下で
トナー濃度5%となる様に混合し現像剤を得た。これを
用いて同環境下でキヤノン製フルカラーレーザー複写機
CLC−500改造機を用いて現像コントラスト350
Vとして画像出し耐久試験を行った。この結果は、表2
に示す様に初期においてはベタ画像の反射濃度1.55
と十分であり、又、ハーフトーン部や細線部の再現性も
良好で、キャリア付着のない高精細画像が得られた。
又、耐久試験1万枚後に得られた画像についても耐久試
験初期と同様に良好な画質であった。又、耐久試験初期
及び1万枚後の現像剤のトナートリボを測定したとこ
ろ、それぞれ−30.5(μc/g)、−29.4(μ
c/g)と殆ど変動していなかった。
【0052】実施例2 コア材としてBa−フェライト(モル%;Fe23
BaO=85:15、保持力1300Gauss;10
Kエルステッド、磁気力18emu/g:1Kエルステ
ッド)を用い、この表面をスチレン−メタクリル酸メチ
ル−アクリル酸ブチル共重合体(モノマー組成重量比=
50:30:20、Mw/Mn=4.5,Mw=56,
000)により被覆した。この樹脂をコア材に対し1.
0%になる様にして10%キシレン溶液として被覆溶液
を作製した。このキャリア被覆溶液を塗布機(岡田精工
社製:スピラコーター)により、上記コア材に塗布し
た。得られた塗布後のキャリアを温度80℃で1時間加
熱した後、140℃で2時間乾燥してキャリアコア材表
面を被覆樹脂で被覆した本発明のキャリアを得た。得ら
れたキャリアの物性を表1に示す。又、実施例1と同様
なテストを行ったところ、実施例1と同様に良好な結果
が得られた。
【0053】比較例1 コア材として球型鉄粉(平均粒径52μm,保持力2.
1Gauss;10Kエルステッド)を用い、この表面
を実施例1と同様にして樹脂被覆層を形成した。得られ
た樹脂被覆キャリアの表面を走査型電子顕微鏡により観
察したところ、被覆にコートムラが認められた。次にこ
のキャリアを用いて実施例1と同様にして、タンブラミ
キサーによる振とう試験を行ったところ、一部被膜が剥
離していることが分かった。更に、又、実施例1と同様
にしてCLC−500改造機を用いて画出し耐久試験を
行った。耐久試験初期においては、ベタ画像は反射画像
濃度1.53と十分な濃度であったが、ハーフトーン画
像はがさついており、細線再現性も不十分であった。
又、耐久試験1万枚後においては、反射画像濃度1.2
7と濃度低下が生じており、ハーフトーン画像において
はバイアス電圧のリークによる乱れを生じた。
【0054】比較例2 実施例2で用いたのと同様のコア材を用いて、スチレン
−メタクリル酸メチル−メタクリル酸共重合体(モノマ
ー組成比=80:15:5,Mw/Mn=25、Mw=
380,000)より被覆処理を行った。この樹脂をコ
ア材に対して被覆樹脂量が1.0%となる様にトルエン
中に10%溶解したキャリア被覆溶液を用いて、実施例
1とと同様にして樹脂被覆キャリアを得た。得られたキ
ャリア表面を走査型電子顕微鏡により観察したところ、
表面の被覆にムラがあった。又、実施例1と同様にし
て、タンブラミキサーによる振とう試験を行ったとこ
ろ、被覆樹脂の剥離が顕著であった。 又、CLC−5
00改造機による画出し耐久試験を行ったところ、耐久
試験初期からバイアス電圧のリークによる乱れを生じ
た。
【0055】実施例3 コア材として実施例1と同様のものを用い、スチレン−
メタクリル酸メチル−アクリル酸2−エチルヘキシル共
重合体(モノマー組成比=40:40:20、Mw/M
n=12、Mw=66,000)により被覆処理した。
上記樹脂をコア材に対して0.7%となる様にして10
%のメチルエチルケトン溶液としてキャリア被覆溶液を
作製した。次に実施例1と同様の方法により本発明の樹
脂被覆キャリアを得た。得られたキャリア表面を走査型
電子顕微鏡により観察したところ、均一なる被覆層が認
められた。
【0056】又、トナーとして、 スチレン−アクリル酸2−エチルヘキシル−メタクリル酸ジメチルアミノエ チル共重合体(モノマー組成重量比=80/15/5) 100部 銅フタロシアニン 4部 低分子ポリプロピレン 5部 上記材料を実施例1と同様にして重量平均径9.2μm
の青色粒子を得た。この粒子100部に対してアミノ変
性シリコーンオイルで処理された正帯電性コロイダルシ
リカ0.6部をヘンシェルミキサーにより混合して、正
帯電性シアントナーを得た。次に、上記トナーと前記キ
ャリアとを温度/湿度がN/N(23℃/60%RH)
環境下でトナー濃度5%となる様に混合し現像剤を得
た。得られた現像剤100gを250ccポリ瓶に入
れ、タンブラミキサーによる振とうを1時間行った。そ
の後に現像剤を取り出し、電子顕微鏡で現像剤の観察を
行った。この結果、キャリアからの被覆剤は剥れ及びト
ナーによるフィルミング等は認められなかった。
【0057】次に上記トナーとキャリアとを温度/湿度
がN/N(23℃、60%/RH)環境下でトナー濃度
5%となる様に混合し現像剤を得た。これを同環境下で
キヤノン製複写機NP−4835改造機を用い、1万枚
の画像出し耐久試験を行った。この結果、耐久試験初期
から1万枚の画出し後においても、ベタ画像の濃度も十
分であり、又、ハーフトーン部の再現性もライン画像の
鮮明度も良好であった。
【0058】
【表1】
【0059】
【表2】
【表3】
【0060】
【効果】以上の説明の様に、本発明のキャリアは、従来
の樹脂被覆のキャリアの持つ諸欠点を改善し、耐久性、
長期に渡るトナーへの帯電付与安定性において優れ、且
つそれにより本発明のキャリアが格段に優れた現像性を
示し、更に高精細画像を得ることが出来る。更に、又、
キャリアコア材を構成するフェライト粒子が、特定の磁
気特性を示すことで、スリーブ上の現像剤が微密にして
柔らかな磁気ブラシを形成する結果、高精細画像が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャリアの比抵抗を測定する図。
【図2】摩擦帯電量測定装置の説明図。
【符号の説明】
A:セル 1,2:電極 71:導電性スクリーン71 72:測定容器 73:フタ 4:吸引機 75:吸引口 76:風量調節弁 77:真空計 78:電位計 79:コンデンサー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コア材表面が絶縁性樹脂によって被覆さ
    れてなる電子写真用キャリアにおいて、該コア材はスト
    ロンチウム、バリウム又は鉛を含有するフェライト粒子
    であり、且つ該フェライト粒子の保持力が磁場10Kエ
    ルステッドのもとで300Gauss以上であり、且つ
    該コア材表面を被覆する樹脂が、スチレン−アクリル系
    共重合体を有し、該共重合体におけるアクリル成分のモ
    ノマー比率が30〜90重量%であり、該共重合体の重
    量平均分子量が約30,000〜70,000であり、
    重量平均分子量/個数平均分子量が2〜10であること
    を特徴とする電子写真用キャリア。
  2. 【請求項2】 フェライト粒子が周期律表IA、IIA、
    III A、IVA、VA、VIA、IB、IIB、IVB、VB、
    VIB、VIIB及びVIII族の中から選ばれる元素を少なく
    とも1種以上含有しており、且つその他の元素の含有量
    が1重量%未満である請求項1記載の電子写真用キャリ
    ア。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1267214A1 (en) * 2001-06-13 2002-12-18 Heidelberger Druckmaschinen Aktiengesellschaft Electrophotographic toner and development process with improved charge to mass stability

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