JPH06192994A - 製紙用サイズ剤組成物 - Google Patents
製紙用サイズ剤組成物Info
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- JPH06192994A JPH06192994A JP5214398A JP21439893A JPH06192994A JP H06192994 A JPH06192994 A JP H06192994A JP 5214398 A JP5214398 A JP 5214398A JP 21439893 A JP21439893 A JP 21439893A JP H06192994 A JPH06192994 A JP H06192994A
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- Japan
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- carbon atoms
- group
- alkyl group
- monomer
- papermaking
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- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 (A) 下記一般式 (1)〜(3) で表わされるモノ
マーの少なくとも1種、(B)共重合可能で長鎖アルキル
基を有しないカチオン性ビニルモノマー及び(C)共重合
可能で、長鎖アルキル基、イオン性基の何れをも有しな
い非イオン性モノマーを、特定割合で共重した水溶性共
重合物とケテン二量体を含有し、ゼータ電位が特定範囲
の製紙用サイズ剤組成物。 【化1】 (式中、R1は水素原子又はメチル基を表わし、R2及びR3
は炭素数1〜3の低級アルキル基を表わし、R4は炭素数
4〜28のアルキル基を表わし、 Yは酸素原子又は-NH-を
表わし、 Z及びZ'は炭素数1〜4のアルキレン基又は炭
素数2〜4のヒドロキシアルキレン基を表わし、Xはハ
ロゲン原子又は酸残基を表わす。) 【効果】 サイズ性能の立ち上がりが良く、優れたサイ
ズ性能効果を示す。
マーの少なくとも1種、(B)共重合可能で長鎖アルキル
基を有しないカチオン性ビニルモノマー及び(C)共重合
可能で、長鎖アルキル基、イオン性基の何れをも有しな
い非イオン性モノマーを、特定割合で共重した水溶性共
重合物とケテン二量体を含有し、ゼータ電位が特定範囲
の製紙用サイズ剤組成物。 【化1】 (式中、R1は水素原子又はメチル基を表わし、R2及びR3
は炭素数1〜3の低級アルキル基を表わし、R4は炭素数
4〜28のアルキル基を表わし、 Yは酸素原子又は-NH-を
表わし、 Z及びZ'は炭素数1〜4のアルキレン基又は炭
素数2〜4のヒドロキシアルキレン基を表わし、Xはハ
ロゲン原子又は酸残基を表わす。) 【効果】 サイズ性能の立ち上がりが良く、優れたサイ
ズ性能効果を示す。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は製紙用サイズ剤組成物に
関する。更に詳しくは、特定の水溶性ポリマーを使用
し、ケテン二量体を安定に分散させた中性抄紙用サイズ
剤に関する。
関する。更に詳しくは、特定の水溶性ポリマーを使用
し、ケテン二量体を安定に分散させた中性抄紙用サイズ
剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より製紙用サイズ剤としてロジンも
しくは強化ロジン(マレイン化ロジン)が広く利用され
ている。しかしながら、このロジン系サイズ剤は硫酸ア
ルミニウムによる定着を必要とする為、多くの問題を有
している。即ち、硫酸アルミニウムによる定着は、抄造
時の抄造水のpHが低い(酸性)為、抄紙機械の損傷が大
きく紙の印刷適性を悪くし、更に紙の長期保存による変
色の虞れがある等の欠点が指摘されてきた。又、填料と
して炭酸カルシウムを使用した時、炭酸カルシウムが酸
性溶液中で分解する為、ロジン系サイズ剤は使用出来な
い。炭酸カルシウムは安価であり、白色度も高い為、紙
の填料として使用すれば、有効であることは判っている
ものの上記の理由によりその使用が極めて制限されてい
るのが現状である。この為、上記欠点を克服した、紙質
を劣化させず、炭酸カルシウムの使用可能な中性サイズ
剤の開発が望まれていた。
しくは強化ロジン(マレイン化ロジン)が広く利用され
ている。しかしながら、このロジン系サイズ剤は硫酸ア
ルミニウムによる定着を必要とする為、多くの問題を有
している。即ち、硫酸アルミニウムによる定着は、抄造
時の抄造水のpHが低い(酸性)為、抄紙機械の損傷が大
きく紙の印刷適性を悪くし、更に紙の長期保存による変
色の虞れがある等の欠点が指摘されてきた。又、填料と
して炭酸カルシウムを使用した時、炭酸カルシウムが酸
性溶液中で分解する為、ロジン系サイズ剤は使用出来な
い。炭酸カルシウムは安価であり、白色度も高い為、紙
の填料として使用すれば、有効であることは判っている
ものの上記の理由によりその使用が極めて制限されてい
るのが現状である。この為、上記欠点を克服した、紙質
を劣化させず、炭酸カルシウムの使用可能な中性サイズ
剤の開発が望まれていた。
【0003】近年この目的を達成すべく、種々の中性サ
イズ剤が提案されているが、中でもケテン二量体を水に
コロイド状に分散したサイズ剤が最も有望であると考え
られており、数多くの特許が出願されている。
イズ剤が提案されているが、中でもケテン二量体を水に
コロイド状に分散したサイズ剤が最も有望であると考え
られており、数多くの特許が出願されている。
【0004】ケテン二量体用の分散剤(保護コロイド
剤)としては、陽イオン性分散剤が多く使用されてお
り、例えば、カチオン化澱粉やポリアルキレンポリアミ
ドのエピハロヒドリン変性物(特開昭48-48702号公
報)、ポリエチレンイミン、ポリビニルピリジン、カチ
オン性ポリウレタン樹脂等(特開昭55-132799 号公報)
等を挙げることが出来る。
剤)としては、陽イオン性分散剤が多く使用されてお
り、例えば、カチオン化澱粉やポリアルキレンポリアミ
ドのエピハロヒドリン変性物(特開昭48-48702号公
報)、ポリエチレンイミン、ポリビニルピリジン、カチ
オン性ポリウレタン樹脂等(特開昭55-132799 号公報)
等を挙げることが出来る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
多くの研究努力にもかかわらず、ケテン二量体系サイズ
剤はサイズ効果の発現に時間がかかるという欠点を有し
ていたり、特開昭61−204034号公報に示されるように、
1価のカチオン性モノマーを使用して高カチオン電位の
サイズ剤を製造しようとすると、水溶性ポリマー中のカ
チオン性モノマー構成割合を多くしなければならない。
このことによって、ポリマーの疎水/親水バランスが崩
れ、本来ポリマーの要求機能である分散能が低下し、更
にサイズ剤とした場合にはケテン二量体の加水分解が進
み、貯蔵安定性が悪くなるといった欠点がある。
多くの研究努力にもかかわらず、ケテン二量体系サイズ
剤はサイズ効果の発現に時間がかかるという欠点を有し
ていたり、特開昭61−204034号公報に示されるように、
1価のカチオン性モノマーを使用して高カチオン電位の
サイズ剤を製造しようとすると、水溶性ポリマー中のカ
チオン性モノマー構成割合を多くしなければならない。
このことによって、ポリマーの疎水/親水バランスが崩
れ、本来ポリマーの要求機能である分散能が低下し、更
にサイズ剤とした場合にはケテン二量体の加水分解が進
み、貯蔵安定性が悪くなるといった欠点がある。
【0006】一般にケテン二量体系サイズ剤を使用した
場合、抄造直後のサイズ性能が悪く、使用したサイズ剤
の量に比べて充分なサイズ性能を得るには経時が必要で
あると言われている。この問題は一般にはサイズ効果の
立ち上がりが悪いという表現で指摘されているが、この
立ち上がりの悪さは特に次の様な欠点につながることは
容易に想像される。即ち、塗工紙の場合、塗工の工程に
おける吸液量を制御するために内添サイズ剤が使用され
ている。現在、塗工は、抄紙から連続的に行われること
が多く、この場合には、湿紙が乾燥された直後(抄造直
後)にサイズ効果が発現しないと全く役に立たない。ケ
テン二量体系サイズ剤には、中性領域で使用できる、低
添加量でサイズ効果が出る、高サイズ紙が得られる等の
優れた性能があるにもかかわらず、上記の理由によりそ
の使用が制限されているのが現状である。
場合、抄造直後のサイズ性能が悪く、使用したサイズ剤
の量に比べて充分なサイズ性能を得るには経時が必要で
あると言われている。この問題は一般にはサイズ効果の
立ち上がりが悪いという表現で指摘されているが、この
立ち上がりの悪さは特に次の様な欠点につながることは
容易に想像される。即ち、塗工紙の場合、塗工の工程に
おける吸液量を制御するために内添サイズ剤が使用され
ている。現在、塗工は、抄紙から連続的に行われること
が多く、この場合には、湿紙が乾燥された直後(抄造直
後)にサイズ効果が発現しないと全く役に立たない。ケ
テン二量体系サイズ剤には、中性領域で使用できる、低
添加量でサイズ効果が出る、高サイズ紙が得られる等の
優れた性能があるにもかかわらず、上記の理由によりそ
の使用が制限されているのが現状である。
【0007】従って、製紙業界ではサイズ性能の立ち上
がりが良く、優れたサイズ性能効果を持つサイズ剤の開
発が望まれている。
がりが良く、優れたサイズ性能効果を持つサイズ剤の開
発が望まれている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の様な状況に鑑み、
本発明者らは、サイズ性能の立ち上がりが良く、優れた
サイズ性能効果を持つ、ケテン二量体系製紙用サイズ剤
組成物を見出すべく鋭意研究の結果、ある特定の化合物
から構成された水溶性共重合物をケテン二量体と共に水
中に配合するとサイズ性能の立ち上がりが良く、優れた
サイズ性能効果を持つサイズ剤組成物が得られることを
見出し、本発明を完成させた。
本発明者らは、サイズ性能の立ち上がりが良く、優れた
サイズ性能効果を持つ、ケテン二量体系製紙用サイズ剤
組成物を見出すべく鋭意研究の結果、ある特定の化合物
から構成された水溶性共重合物をケテン二量体と共に水
中に配合するとサイズ性能の立ち上がりが良く、優れた
サイズ性能効果を持つサイズ剤組成物が得られることを
見出し、本発明を完成させた。
【0009】即ち、本発明は、(A) 下記一般式(1) ,
(2) ,(3) で表わされ、炭素数4〜28のアルキル基と重
合可能な官能基とを有する長鎖アルキル基含有モノマー
の1種又は2種以上 3〜15モル%、(B) 共重合可能
で、炭素数4〜28のアルキル基を有さず、カチオン性窒
素を2個又は3個有するカチオン性ビニルモノマー 15
〜50モル%、及び(C) 共重合可能で、炭素数4〜28のア
ルキル基、イオン性基の何れをも有しない非イオン性モ
ノマー 35〜82モル%とからなる水溶性共重合物及びケ
テン二量体を含有しゼータ電位が+50mV〜+150mV であ
る製紙用サイズ剤組成物を提供するものである。
(2) ,(3) で表わされ、炭素数4〜28のアルキル基と重
合可能な官能基とを有する長鎖アルキル基含有モノマー
の1種又は2種以上 3〜15モル%、(B) 共重合可能
で、炭素数4〜28のアルキル基を有さず、カチオン性窒
素を2個又は3個有するカチオン性ビニルモノマー 15
〜50モル%、及び(C) 共重合可能で、炭素数4〜28のア
ルキル基、イオン性基の何れをも有しない非イオン性モ
ノマー 35〜82モル%とからなる水溶性共重合物及びケ
テン二量体を含有しゼータ電位が+50mV〜+150mV であ
る製紙用サイズ剤組成物を提供するものである。
【0010】
【化3】
【0011】(式中、R1は水素原子又はメチル基を表わ
し、R2及びR3は炭素数1〜3の低級アルキル基を表わ
し、R4は炭素数4〜28のアルキル基を表わし、 Yは酸素
原子又は-NH-を表わし、Z 及びZ'は炭素数1〜4のアル
キレン基又は炭素数2〜4のヒドロキシアルキレン基を
表わし、X はハロゲン原子又は酸残基を表わす。)。
し、R2及びR3は炭素数1〜3の低級アルキル基を表わ
し、R4は炭素数4〜28のアルキル基を表わし、 Yは酸素
原子又は-NH-を表わし、Z 及びZ'は炭素数1〜4のアル
キレン基又は炭素数2〜4のヒドロキシアルキレン基を
表わし、X はハロゲン原子又は酸残基を表わす。)。
【0012】本発明を構成する必須成分の一つである水
溶性共重合物(以下水溶性ポリマーと記す)は、炭素数
4〜28のアルキル基と重合可能な官能基とを有する上記
一般式(1) ,(2) ,(3) で表わされる長鎖アルキル基含
有モノマー(A) が共重合された水溶性ポリマーであっ
て、共重合可能で、炭素数4〜28のアルキル基を有しな
いカチオン性ビニルモノマー(B) 及び共重合可能で、炭
素数4〜28のアルキル基、イオン性基の何れも有しない
非イオン性モノマー(C) とを共重合して得られる。
溶性共重合物(以下水溶性ポリマーと記す)は、炭素数
4〜28のアルキル基と重合可能な官能基とを有する上記
一般式(1) ,(2) ,(3) で表わされる長鎖アルキル基含
有モノマー(A) が共重合された水溶性ポリマーであっ
て、共重合可能で、炭素数4〜28のアルキル基を有しな
いカチオン性ビニルモノマー(B) 及び共重合可能で、炭
素数4〜28のアルキル基、イオン性基の何れも有しない
非イオン性モノマー(C) とを共重合して得られる。
【0013】該水溶性ポリマー中の各モノマーの成分の
比率も重要であり、(A) は3〜15モル%、(B) は15〜50
モル%、(C) は35〜82モル%であるのが好適である。各
モノマーの成分比率が上記範囲の水溶性ポリマーを含有
する製紙用サイズ剤組成物の中でζ−電位が+50mV〜+
150mV であるものは優れたサイズ性能効果を持つ。即ち
サイズ性能の立ち上がりが良い。またさらに本発明の製
紙用サイズ剤組成物は分散安定性、貯蔵安定性、機械的
安定性も良好である。
比率も重要であり、(A) は3〜15モル%、(B) は15〜50
モル%、(C) は35〜82モル%であるのが好適である。各
モノマーの成分比率が上記範囲の水溶性ポリマーを含有
する製紙用サイズ剤組成物の中でζ−電位が+50mV〜+
150mV であるものは優れたサイズ性能効果を持つ。即ち
サイズ性能の立ち上がりが良い。またさらに本発明の製
紙用サイズ剤組成物は分散安定性、貯蔵安定性、機械的
安定性も良好である。
【0014】本発明の作用についてはまだ明らかではな
いが以下の様に推定される。即ち、サイズ効果はサイズ
剤の表面電位(ここでは特にζ−電位)と密接に関与し
ており、サイズ剤のζ−電位が高いとヘテロ凝集理論に
よりパルプ中のマイナスイオンであるカルボキシル基、
水酸基又は填料等にサイズ剤が吸着しやすくなり、その
結果サイズ性能の立ち上がりが良く、優れたサイズ性能
効果を持つと考えられる。本発明のサイズ剤は2乃至3
価のカチオン性モノマーを水溶性ポリマーの中に組み入
れることにより、ζ−電位が+50mV〜+150mV のサイズ
剤が得られるため、上記の様な理由から非常に高いサイ
ズ性能が得られる。一方、サイズ剤組成物の分散安定性
は、特開昭61−204034号公報に開示されているような1
価のカチオン性モノマーを使用して高カチオン電位のサ
イズ剤を製造しようとすると、水溶性ポリマー中のカチ
オン性モノマーの構成割合が多くなり、このことによっ
てポリマーの疎水/親水バランスが崩れ、本来ポリマー
の機能である分散能が低下し分散安定性は悪くなると考
えられる。本発明では2価乃至3価のカチオン性モノマ
ーを水溶性ポリマーの構成成分にすることで、そのポリ
マーの疎水/親水バランスが保たれるため、サイズ剤の
ζ−電位が高電位であるにも係わらず非常に分散安定性
の高いサイズ剤が得られる。
いが以下の様に推定される。即ち、サイズ効果はサイズ
剤の表面電位(ここでは特にζ−電位)と密接に関与し
ており、サイズ剤のζ−電位が高いとヘテロ凝集理論に
よりパルプ中のマイナスイオンであるカルボキシル基、
水酸基又は填料等にサイズ剤が吸着しやすくなり、その
結果サイズ性能の立ち上がりが良く、優れたサイズ性能
効果を持つと考えられる。本発明のサイズ剤は2乃至3
価のカチオン性モノマーを水溶性ポリマーの中に組み入
れることにより、ζ−電位が+50mV〜+150mV のサイズ
剤が得られるため、上記の様な理由から非常に高いサイ
ズ性能が得られる。一方、サイズ剤組成物の分散安定性
は、特開昭61−204034号公報に開示されているような1
価のカチオン性モノマーを使用して高カチオン電位のサ
イズ剤を製造しようとすると、水溶性ポリマー中のカチ
オン性モノマーの構成割合が多くなり、このことによっ
てポリマーの疎水/親水バランスが崩れ、本来ポリマー
の機能である分散能が低下し分散安定性は悪くなると考
えられる。本発明では2価乃至3価のカチオン性モノマ
ーを水溶性ポリマーの構成成分にすることで、そのポリ
マーの疎水/親水バランスが保たれるため、サイズ剤の
ζ−電位が高電位であるにも係わらず非常に分散安定性
の高いサイズ剤が得られる。
【0015】本発明に係わるケテン二量体としては、特
開昭48−48702 号公報、特開昭52−110906号公報、特開
昭52−118010号公報、特開昭55−98997 号公報、特開昭
55−116898号公報等に開示されている公知のケテン二量
体をいずれも使用できる。
開昭48−48702 号公報、特開昭52−110906号公報、特開
昭52−118010号公報、特開昭55−98997 号公報、特開昭
55−116898号公報等に開示されている公知のケテン二量
体をいずれも使用できる。
【0016】該ケテン二量体は次の一般式で表わされ
る。
る。
【0017】
【化4】
【0018】上式中、R 及びR'は各々炭素数8〜24、好
ましくは12〜22の炭化水素基を示す。これら炭化水素基
としては、例えばオクチル、デシル、ドデシル、テトラ
デシル、ヘキサデシル、オクタデシル、エイコシル基等
のアルキル基、オクテニル、デセニル、ドデセニル、テ
トラデセニル、ヘキサデセニル、オクタデセニル、エイ
コセニル基等のアルケニル基、オクタフェニル、ノニル
フェニル、ドデシルフェニル基等のアルカリール基等が
例示でき、これらのうちアルキル基が好ましい。上記ケ
テン二量体は1種単独でもまた2種以上混合しても使用
できる。
ましくは12〜22の炭化水素基を示す。これら炭化水素基
としては、例えばオクチル、デシル、ドデシル、テトラ
デシル、ヘキサデシル、オクタデシル、エイコシル基等
のアルキル基、オクテニル、デセニル、ドデセニル、テ
トラデセニル、ヘキサデセニル、オクタデセニル、エイ
コセニル基等のアルケニル基、オクタフェニル、ノニル
フェニル、ドデシルフェニル基等のアルカリール基等が
例示でき、これらのうちアルキル基が好ましい。上記ケ
テン二量体は1種単独でもまた2種以上混合しても使用
できる。
【0019】本発明に係わる炭素数4〜28のアルキル基
と重合可能な官能基とを有する長鎖アルキル基含有モノ
マー(A) としては、下記一般式(1) ,(2) ,(3) で表わ
される炭素数4〜28のアルキル基を持つ四級アンモニウ
ム塩でアクリル酸又はメタクリル酸、好ましくはメタク
リル酸系の重合性の良い長鎖アルキル基含有モノマーが
例示される。
と重合可能な官能基とを有する長鎖アルキル基含有モノ
マー(A) としては、下記一般式(1) ,(2) ,(3) で表わ
される炭素数4〜28のアルキル基を持つ四級アンモニウ
ム塩でアクリル酸又はメタクリル酸、好ましくはメタク
リル酸系の重合性の良い長鎖アルキル基含有モノマーが
例示される。
【0020】
【化5】
【0021】(式中、R1は水素原子又はメチル基を表わ
し、R2及びR3は炭素数1〜3の低級アルキル基を表わ
し、R4は炭素数4〜28のアルキル基を表わし、 Yは酸素
原子又は-NH-を表わし、Z 及びZ'は炭素数1〜4のアル
キレン基又は炭素数2〜4のヒドロキシアルキレン基を
表わし、Xはハロゲン原子又は酸残基を表わす。)一般式
(1) ,(2) 又は(3) で表わされる化合物としては2−ヒ
ドロキシ−3−メタクリロイルオキシプロピル−N,N,N
−ジメチルアルキル (C4〜C28)アンモニウム塩、2'−メ
タクリロイルオキシエチル−N,N −ジメチル−2−ヒド
ロキシ−3−アルキル (C4〜C28)プロピルアンモニウム
塩、2'−ヒドロキシ−3'−メタクリロイルオキシプロピ
ル−N,N −ジメチル−3−アルキル (C4〜C28)オキシプ
ロピルアンモニウム塩等を挙げることができる。
し、R2及びR3は炭素数1〜3の低級アルキル基を表わ
し、R4は炭素数4〜28のアルキル基を表わし、 Yは酸素
原子又は-NH-を表わし、Z 及びZ'は炭素数1〜4のアル
キレン基又は炭素数2〜4のヒドロキシアルキレン基を
表わし、Xはハロゲン原子又は酸残基を表わす。)一般式
(1) ,(2) 又は(3) で表わされる化合物としては2−ヒ
ドロキシ−3−メタクリロイルオキシプロピル−N,N,N
−ジメチルアルキル (C4〜C28)アンモニウム塩、2'−メ
タクリロイルオキシエチル−N,N −ジメチル−2−ヒド
ロキシ−3−アルキル (C4〜C28)プロピルアンモニウム
塩、2'−ヒドロキシ−3'−メタクリロイルオキシプロピ
ル−N,N −ジメチル−3−アルキル (C4〜C28)オキシプ
ロピルアンモニウム塩等を挙げることができる。
【0022】本発明に係わるカチオン性ビニルモノマー
(B) としては、下記一般式(4), (5)で表わされる(メ
タ)アクリルアミド又は(メタ)アクリレート系カチオ
ン性モノマーが好ましい。
(B) としては、下記一般式(4), (5)で表わされる(メ
タ)アクリルアミド又は(メタ)アクリレート系カチオ
ン性モノマーが好ましい。
【0023】
【化6】
【0024】(式中、R1は水素原子又はメチル基を表わ
し、R2,R3,R2',R3',R2''及びR3''は炭素数1〜3のアル
キル基を表わし、R5は水素原子、炭素数1〜3のアルキ
ル基又は炭素数2〜4のヒドロキシアルキル基を表わ
し、Y は酸素原子又は-NH-を表わし、Z, Z', Z''及び
Z'''は炭素数1〜4のアルキレン基又は炭素数2〜4の
ヒドロキシアルキレン基を表わし、nは0又は1、 Xは
ハロゲン原子又は酸残基を表わす。)前記一般式(4) で
表わされる化合物はビス第四アンモニウム塩モノマーで
あり、この化合物は重合性官能基を有するアミンモノマ
ー、たとえば N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アク
リレート、 N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリ
レート、 N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリ
レート、 N,N−ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリ
レート、 N,N−ジメチルアミノ−2−ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレート、 N,N−ジエチルアミノ−2−
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等の(メタ)
アクリル酸エステル類、 N,N−ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリルアミド、 N,N−ジメチルアミノプロピ
ル(メタ)アクリルアミド、N,N −ジエチルアミノエチ
ル(メタ)アクリルアミド、 N,N−ジエチルアミノプロ
ピル(メタ)アクリルアミド等の置換(メタ)アクリル
アミド類をジメチルアミノエチルクロライド塩酸塩、ジ
エチルアミノエチルクロライド塩酸塩、ジエチルアミノ
プロピルクロライド塩酸塩等により四級化して得られ
る。
し、R2,R3,R2',R3',R2''及びR3''は炭素数1〜3のアル
キル基を表わし、R5は水素原子、炭素数1〜3のアルキ
ル基又は炭素数2〜4のヒドロキシアルキル基を表わ
し、Y は酸素原子又は-NH-を表わし、Z, Z', Z''及び
Z'''は炭素数1〜4のアルキレン基又は炭素数2〜4の
ヒドロキシアルキレン基を表わし、nは0又は1、 Xは
ハロゲン原子又は酸残基を表わす。)前記一般式(4) で
表わされる化合物はビス第四アンモニウム塩モノマーで
あり、この化合物は重合性官能基を有するアミンモノマ
ー、たとえば N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アク
リレート、 N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリ
レート、 N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリ
レート、 N,N−ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリ
レート、 N,N−ジメチルアミノ−2−ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレート、 N,N−ジエチルアミノ−2−
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等の(メタ)
アクリル酸エステル類、 N,N−ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリルアミド、 N,N−ジメチルアミノプロピ
ル(メタ)アクリルアミド、N,N −ジエチルアミノエチ
ル(メタ)アクリルアミド、 N,N−ジエチルアミノプロ
ピル(メタ)アクリルアミド等の置換(メタ)アクリル
アミド類をジメチルアミノエチルクロライド塩酸塩、ジ
エチルアミノエチルクロライド塩酸塩、ジエチルアミノ
プロピルクロライド塩酸塩等により四級化して得られ
る。
【0025】前記一般式(5) で表わされる化合物はトリ
ス第四アンモニウム塩モノマーであり、このトリス体は
上記ビス第四アンモニウム塩モノマーを、例えば N−
(3−クロロ−2−ヒドロキシエチル)トリメチルアン
モニウムクロライド、 N−(3−クロロ−2−ヒドロキ
シプロピル)トリメチルアンモニウムクロライド、 N−
(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル)トリエチルア
ンモニウムクロライド等により四級化して得られる。
ス第四アンモニウム塩モノマーであり、このトリス体は
上記ビス第四アンモニウム塩モノマーを、例えば N−
(3−クロロ−2−ヒドロキシエチル)トリメチルアン
モニウムクロライド、 N−(3−クロロ−2−ヒドロキ
シプロピル)トリメチルアンモニウムクロライド、 N−
(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル)トリエチルア
ンモニウムクロライド等により四級化して得られる。
【0026】本発明に係わる非イオン性モノマー(C) と
してはアクリルアミド、メタクリルアミド、 N−ビニル
−2−ピロリドン、2−ヒドロキシエチルメタクリー
ト、2−ヒドロキシエチルアクリレート、ポリエチレン
グリコールモノメタクリレート、メトキシポリエチレン
グリコールメタクリレート、ジアセトンアクリルアミ
ド、N,N −ジメチルアクリルアミド、アクリロニトリル
及びメタクリロニトリル等を挙げることができる。
してはアクリルアミド、メタクリルアミド、 N−ビニル
−2−ピロリドン、2−ヒドロキシエチルメタクリー
ト、2−ヒドロキシエチルアクリレート、ポリエチレン
グリコールモノメタクリレート、メトキシポリエチレン
グリコールメタクリレート、ジアセトンアクリルアミ
ド、N,N −ジメチルアクリルアミド、アクリロニトリル
及びメタクリロニトリル等を挙げることができる。
【0027】本発明に係わる水溶性ポリマーは前記モノ
マー(A) 及び(B) 及び(C) の混合物を溶媒中ラジカル開
始剤の存在下で重合せしめることによって得ることがで
きる。溶媒としてはメタノール、エタノール、イソプロ
パノール、ブタノール、メチルエチルケトン、トルエ
ン、水等及びこれらの混合溶媒が使用できる。ラジカル
重合開始剤としては用いた溶媒に可溶なものを選択すれ
ば良い。例えば2,2'−アゾビスイソブチルニトリル、2,
2'−アゾビス−(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2'
−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩等が使用で
きる。重合温度はラジカル開始剤の分解温度により設定
される。
マー(A) 及び(B) 及び(C) の混合物を溶媒中ラジカル開
始剤の存在下で重合せしめることによって得ることがで
きる。溶媒としてはメタノール、エタノール、イソプロ
パノール、ブタノール、メチルエチルケトン、トルエ
ン、水等及びこれらの混合溶媒が使用できる。ラジカル
重合開始剤としては用いた溶媒に可溶なものを選択すれ
ば良い。例えば2,2'−アゾビスイソブチルニトリル、2,
2'−アゾビス−(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2'
−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩等が使用で
きる。重合温度はラジカル開始剤の分解温度により設定
される。
【0028】本発明の製紙用サイズ剤組成物を得るに
は、まず上記の水溶性ポリマーを1〜30重量%、好まし
くは2〜10重量%水中に溶解し昇温する。昇温されたポ
リマー水溶液中に溶解したケテン二量体を5〜35重量
%、好ましくは10〜30重量%混合分散する。この分散時
の温度は100 ℃以下、好ましくは80℃以下であることが
望ましい。あまり高温であるとケテン二量体は水と反応
してサイズ効果を有しない反応生成物を与える恐れがあ
る。又本発明のサイズ剤組成物のサイズ性能、分散安定
性、貯蔵安定性、機械的安定性を損なわない範囲におい
て、他の分散剤あるいは乳化剤を添加することは何ら差
支えない。
は、まず上記の水溶性ポリマーを1〜30重量%、好まし
くは2〜10重量%水中に溶解し昇温する。昇温されたポ
リマー水溶液中に溶解したケテン二量体を5〜35重量
%、好ましくは10〜30重量%混合分散する。この分散時
の温度は100 ℃以下、好ましくは80℃以下であることが
望ましい。あまり高温であるとケテン二量体は水と反応
してサイズ効果を有しない反応生成物を与える恐れがあ
る。又本発明のサイズ剤組成物のサイズ性能、分散安定
性、貯蔵安定性、機械的安定性を損なわない範囲におい
て、他の分散剤あるいは乳化剤を添加することは何ら差
支えない。
【0029】本発明のサイズ剤組成物分散液中に分散さ
れたケテン二量体の粒径は一般に5ミクロン以下が望ま
しい。例えば本発明になるサイズ剤組成物は水に分散さ
れた状態で用いられるが、水中に分散されたサイズ剤粒
子の粒径は5ミクロン以下、好ましくは1ミクロン以下
であることが望ましい。粒径が5ミクロンより大きい場
合には分散液の安定性が損なわれたり、サイズ効果が劣
ったりする恐れがある。サイズ剤粒子の分散にはホモミ
キサー、超音波乳化機、高圧吐出型ホモジナイザー等が
使用できる。
れたケテン二量体の粒径は一般に5ミクロン以下が望ま
しい。例えば本発明になるサイズ剤組成物は水に分散さ
れた状態で用いられるが、水中に分散されたサイズ剤粒
子の粒径は5ミクロン以下、好ましくは1ミクロン以下
であることが望ましい。粒径が5ミクロンより大きい場
合には分散液の安定性が損なわれたり、サイズ効果が劣
ったりする恐れがある。サイズ剤粒子の分散にはホモミ
キサー、超音波乳化機、高圧吐出型ホモジナイザー等が
使用できる。
【0030】本発明のサイズ剤を歩留りよく使用するた
めに、定着剤の使用が有効であるが、その定着剤として
はカチオン性ポリマーが好ましい。定着剤として使用さ
れるカチオン性ポリマーの好ましい例としては、カチオ
ン化澱粉、カチオン化セルロース、ポリアミド−エピハ
ロヒドリン系ポリマー、ポリエチレンイミン、ポリビニ
ルピリジン及びその四級化物、ポリジメチルアミノエチ
ルメタクリレート及びその四級化物、ポリジエチルアミ
ノエチルメタクリレート及びその四級化物、またこれら
カチオン性モノマーとアクリルアミドとの共重合物等を
挙げることができる。
めに、定着剤の使用が有効であるが、その定着剤として
はカチオン性ポリマーが好ましい。定着剤として使用さ
れるカチオン性ポリマーの好ましい例としては、カチオ
ン化澱粉、カチオン化セルロース、ポリアミド−エピハ
ロヒドリン系ポリマー、ポリエチレンイミン、ポリビニ
ルピリジン及びその四級化物、ポリジメチルアミノエチ
ルメタクリレート及びその四級化物、ポリジエチルアミ
ノエチルメタクリレート及びその四級化物、またこれら
カチオン性モノマーとアクリルアミドとの共重合物等を
挙げることができる。
【0031】本発明の実施にあたって、本発明のサイズ
剤組成物はパルプ重量に対する固型分として0.01〜2重
量%、好ましくは0.05〜1重量%添加される。これらの
サイズ剤の添加水準は目的とする紙に要求されるサイズ
度に応じて加減されることは言うまでもない。
剤組成物はパルプ重量に対する固型分として0.01〜2重
量%、好ましくは0.05〜1重量%添加される。これらの
サイズ剤の添加水準は目的とする紙に要求されるサイズ
度に応じて加減されることは言うまでもない。
【0032】
【発明の効果】本発明に係わる製紙用サイズ剤組成物は
サイズ性能の立ち上がりが良く、優れたサイズ性能効果
を持つものである。
サイズ性能の立ち上がりが良く、優れたサイズ性能効果
を持つものである。
【0033】
【実施例】以下に本発明をモノマー製造例、ポリマー製
造例及び実施例をもって詳細に説明するが、本発明はこ
れら実施例等に制約されるものではない。尚、例中の部
は重量基準である。
造例及び実施例をもって詳細に説明するが、本発明はこ
れら実施例等に制約されるものではない。尚、例中の部
は重量基準である。
【0034】(カチオンモノマー(B) 製造例) モノマー製造例1 ジメチルアミノプロピルアクリルアミド250 部に水89.1
部を加え、70℃まで昇温した後、ジメチルアミノエチル
クロリド酸塩酸 232.8部を水 232.8部で溶解させた溶液
を5分で滴下した。この溶液を70℃で5時間反応させた
後、冷却し、反応終了品を得た。この反応終了品の一部
を凍結乾燥により、水を除去し、下記の式で表わされる
カチオンモノマー1を得た。
部を加え、70℃まで昇温した後、ジメチルアミノエチル
クロリド酸塩酸 232.8部を水 232.8部で溶解させた溶液
を5分で滴下した。この溶液を70℃で5時間反応させた
後、冷却し、反応終了品を得た。この反応終了品の一部
を凍結乾燥により、水を除去し、下記の式で表わされる
カチオンモノマー1を得た。
【0035】
【化7】
【0036】モノマー製造例2 モノマー製造例1で得られた反応終了品190 部を70℃に
昇温した後、グリシジルトリメチルアンモニウムクロリ
ド60部を水25.7部で溶解させた溶液を5分で滴下した。
この溶液を70℃で12時間反応させた後、冷却し、凍結乾
燥することにより、下記の式で表わされるカチオンモノ
マー2を得た。
昇温した後、グリシジルトリメチルアンモニウムクロリ
ド60部を水25.7部で溶解させた溶液を5分で滴下した。
この溶液を70℃で12時間反応させた後、冷却し、凍結乾
燥することにより、下記の式で表わされるカチオンモノ
マー2を得た。
【0037】
【化8】
【0038】モノマー製造例3 ジメチルアミノエチルメタクリレート 250部に水75.4部
を加え、70℃まで昇温した後、ジエチルアミノエチルク
ロリド塩酸塩 273.7部を水273.7 部に溶解させた溶液を
5分で滴下した。この溶液を70℃で5時間反応させた
後、冷却し、反応終了品を得た。この反応終了品の一部
を凍結乾燥により水を除去し、下記の式で表わされるカ
チオンモノマー3を得た。
を加え、70℃まで昇温した後、ジエチルアミノエチルク
ロリド塩酸塩 273.7部を水273.7 部に溶解させた溶液を
5分で滴下した。この溶液を70℃で5時間反応させた
後、冷却し、反応終了品を得た。この反応終了品の一部
を凍結乾燥により水を除去し、下記の式で表わされるカ
チオンモノマー3を得た。
【0039】
【化9】
【0040】モノマー製造例4 モノマー製造例3で得られた反応終了品190 部を70℃に
昇温した後、グリシジルトリエチルアンモニウムクロリ
ド52.5部を水35部で溶解させた溶液を5分で滴下した。
この溶液を70℃で12時間反応させた後、冷却し、凍結乾
燥することにより、下記の式で表わされるカチオンモノ
マー4を得た。
昇温した後、グリシジルトリエチルアンモニウムクロリ
ド52.5部を水35部で溶解させた溶液を5分で滴下した。
この溶液を70℃で12時間反応させた後、冷却し、凍結乾
燥することにより、下記の式で表わされるカチオンモノ
マー4を得た。
【0041】
【化10】
【0042】(水溶性ポリマーの合成) 製造例1 予め加熱還流させておいたイソプロピルアルコール70部
に2−ヒドロキシ−3−メタクリロイルオキシプロピルジ
メチルステアリルアンモニウムクロライド 4.7部、カチ
オンモノマー(1) 17.8部、アクリルアミド 9.1部及び2
−2'−アゾビスイソブチロニトリル 0.5部を含むイソプ
ロピルアルコール溶液56.4部を2時間かけて滴下した。
滴下後3時間反応液を加熱還流した後、水200gを加えて
稀釈し、イソプロピルアルコールを留去し、濃度調節し
固型分20.0%の水溶液を得た。
に2−ヒドロキシ−3−メタクリロイルオキシプロピルジ
メチルステアリルアンモニウムクロライド 4.7部、カチ
オンモノマー(1) 17.8部、アクリルアミド 9.1部及び2
−2'−アゾビスイソブチロニトリル 0.5部を含むイソプ
ロピルアルコール溶液56.4部を2時間かけて滴下した。
滴下後3時間反応液を加熱還流した後、水200gを加えて
稀釈し、イソプロピルアルコールを留去し、濃度調節し
固型分20.0%の水溶液を得た。
【0043】製造例2〜4及び比較製造例1〜5 全仕込み量に対しモノマー量を20重量%として仕込み、
モノマー組成を表1,2に示すように変化させ、製造例
1と同様の方法で各種ポリマーを得た。なお、表1,2
中の( )内の数字は各モノマーの仕込みモル%を表わ
す。
モノマー組成を表1,2に示すように変化させ、製造例
1と同様の方法で各種ポリマーを得た。なお、表1,2
中の( )内の数字は各モノマーの仕込みモル%を表わ
す。
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】
【0046】(サイズ剤組成物の調整) 実施例1〜7、比較例1〜5 製造例1〜4及び比較製造例1〜5で製造された水溶性
ポリマー、カチオン澱粉を水に溶解し、加温後これに表
3で示されるケテン二量体を加えて70℃で融解し、高圧
吐出型ホモジナイザーで圧力200kg/cm2 にて乳化し、更
に冷却してサイズ剤組成物を得た。得られたサイズ剤組
成物の組成を表4に示す。
ポリマー、カチオン澱粉を水に溶解し、加温後これに表
3で示されるケテン二量体を加えて70℃で融解し、高圧
吐出型ホモジナイザーで圧力200kg/cm2 にて乳化し、更
に冷却してサイズ剤組成物を得た。得られたサイズ剤組
成物の組成を表4に示す。
【0047】
【表3】
【0048】(サイズ剤粒子のζ−電位の測定)サイズ
剤粒子のζ−電位は電気泳動法にて測定した。サイズ剤
をイオン交換水で40ppm に調整し、これをゼーターメー
ター(ランクブラザーズ社製、英国)、印加電圧40V で
泳動速度を測定してこれよりζ−電位を算出した。得ら
れたサイズ剤粒子のζ−電位を表4に示す。
剤粒子のζ−電位は電気泳動法にて測定した。サイズ剤
をイオン交換水で40ppm に調整し、これをゼーターメー
ター(ランクブラザーズ社製、英国)、印加電圧40V で
泳動速度を測定してこれよりζ−電位を算出した。得ら
れたサイズ剤粒子のζ−電位を表4に示す。
【0049】(サイズ剤の貯蔵安定性の評価)得られた
サイズ剤を40℃で20日間保存し、その後のサイズ剤の様
子を以下の基準により評価した。その結果を表4に示
す。 ○:分散安定性が良好である。 △:増粘したり、凝集物が発生する。 ×:分層が生じる。
サイズ剤を40℃で20日間保存し、その後のサイズ剤の様
子を以下の基準により評価した。その結果を表4に示
す。 ○:分散安定性が良好である。 △:増粘したり、凝集物が発生する。 ×:分層が生じる。
【0050】
【表4】
【0051】(注) * サイズ剤粒子のζ−電位は、電気泳動法にて測定し
た。 測定機器:ゼーターメーター(ランクブラザーズ社製,
英国) 稀釈液:イオン交換水 濃 度:40ppm 印加電圧:40V (サイズ性能比較) ・抄紙条件 本試験に用いた成紙は以下に示す通りの条件下で製造し
た。 パルプ:LBKP(カナディアンスタンダードフリーネス 4
00ml) サイズ剤添加量:0.1 %(パルプ重量に対する固型分) 定着剤:0.5 %(パルプ重量に対する固型分)カチオン
化澱粉(市販品) 填 料:12%(紙中目標)重質炭酸カルシウム(市販
品) 歩留向上剤:0.02%(パルプ重量に対する固型分)カチ
オン性ポリアクリルアミド系高分子(市販品) 定着時pH:8.0 添加順序:パルプ−定着剤−サイズ剤−填料−歩留向上
剤 抄 造:タッピー角型手抄き機 プレス:3.5kgw/cm2×2分間 乾 燥:回転式ドラムドライヤー、80℃×40秒間 秤 量:70g/m2 ・サイズ性能試験 サイズ性能試験は次に示す方法にて行った。 サイズ性能試験:ステッキヒト法(JIS P-8122)に準拠。 試験紙の四方を上方に折り曲げて舟型にし、2%NH4SCN
水溶液上に浮かべる。浮かべると同時に上方より1%Fe
Cl3 水溶液を一滴試験紙上に落とし、両水溶液が紙に浸
透して接しチオシアン酸鉄の赤い斑点が3つ出現するま
での時間(秒)を測定した。上記の条件にて抄造した紙
のサイズ度を抄造直後、1日調湿(20℃, 60%RH)後に
測定した試験結果を表5に示す。抄造直後のサイズ度
は、サイズ効果の立ち上がりの良否を示し、数値の高い
もの程良である。
た。 測定機器:ゼーターメーター(ランクブラザーズ社製,
英国) 稀釈液:イオン交換水 濃 度:40ppm 印加電圧:40V (サイズ性能比較) ・抄紙条件 本試験に用いた成紙は以下に示す通りの条件下で製造し
た。 パルプ:LBKP(カナディアンスタンダードフリーネス 4
00ml) サイズ剤添加量:0.1 %(パルプ重量に対する固型分) 定着剤:0.5 %(パルプ重量に対する固型分)カチオン
化澱粉(市販品) 填 料:12%(紙中目標)重質炭酸カルシウム(市販
品) 歩留向上剤:0.02%(パルプ重量に対する固型分)カチ
オン性ポリアクリルアミド系高分子(市販品) 定着時pH:8.0 添加順序:パルプ−定着剤−サイズ剤−填料−歩留向上
剤 抄 造:タッピー角型手抄き機 プレス:3.5kgw/cm2×2分間 乾 燥:回転式ドラムドライヤー、80℃×40秒間 秤 量:70g/m2 ・サイズ性能試験 サイズ性能試験は次に示す方法にて行った。 サイズ性能試験:ステッキヒト法(JIS P-8122)に準拠。 試験紙の四方を上方に折り曲げて舟型にし、2%NH4SCN
水溶液上に浮かべる。浮かべると同時に上方より1%Fe
Cl3 水溶液を一滴試験紙上に落とし、両水溶液が紙に浸
透して接しチオシアン酸鉄の赤い斑点が3つ出現するま
での時間(秒)を測定した。上記の条件にて抄造した紙
のサイズ度を抄造直後、1日調湿(20℃, 60%RH)後に
測定した試験結果を表5に示す。抄造直後のサイズ度
は、サイズ効果の立ち上がりの良否を示し、数値の高い
もの程良である。
【0052】
【表5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 33/14 LHW 7921−4J 33/26 LJV 7921−4J 57/04 LMK 7242−4J
Claims (3)
- 【請求項1】 (A) 下記一般式(1) ,(2) ,(3) で表わ
され、炭素数4〜28のアルキル基と重合可能な官能基と
を有する長鎖アルキル基含有モノマーの1種又は2種以
上 3〜15モル%、(B) 共重合可能で、炭素数4〜28の
アルキル基を有さず、カチオン性窒素を2個又は3個有
するカチオン性ビニルモノマー 15〜50モル%、及び
(C) 共重合可能で、炭素数4〜28のアルキル基、イオン
性基の何れをも有しない非イオン性モノマー 35〜82モ
ル%とからなる水溶性共重合物及びケテン二量体を含有
しゼータ電位が+50mV〜+150mV である製紙用サイズ剤
組成物。 【化1】 (式中、R1は水素原子又はメチル基を表わし、R2及びR3
は炭素数1〜3の低級アルキル基を表わし、R4は炭素数
4〜28のアルキル基を表わし、 Yは酸素原子又は-NH-を
表わし、Z 及びZ'は炭素数1〜4のアルキレン基又は炭
素数2〜4のヒドロキシアルキレン基を表わし、Xはハ
ロゲン原子又は酸残基を表わす。) - 【請求項2】 カチオン性ビニルモノマー(B) が下記一
般式 (4),(5) で表わされる化合物である請求項1記載
の製紙用サイズ剤組成物。 【化2】 (式中、R1は水素原子又はメチル基を表わし、R2,R3,
R2',R3',R2''及びR3''は炭素数1〜3のアルキル基を表
わし、R5は水素原子、炭素数1〜3のアルキル基又は炭
素数2〜4のヒドロキシアルキル基を表わし、Y は酸素
原子又は-NH-を表わし、Z, Z', Z''及びZ'''は炭素数1
〜4のアルキレン基又は炭素数2〜4のヒドロキシアル
キレン基を表わし、nは0又は1、 Xはハロゲン原子又
は酸残基を表わす。) - 【請求項3】 非イオン性モノマー(C) がアクリルアミ
ド、メタクリルアミド、 N−ビニル−2−ピロリドン、
2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシ
エチルアクリレート、ポリエチレングリコールモノメタ
クリレート、メトキシポリエチレングリコールメタクリ
レート、N,N −ジメチルアクリルアミド、ジアセトンア
クリルアミド、アクリロニトリル及びメタクリロニトリ
ルより成る群から選ばれた1種又は2種以上の化合物で
ある請求項1又は2記載の製紙用サイズ剤組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5214398A JPH06192994A (ja) | 1987-10-21 | 1993-08-30 | 製紙用サイズ剤組成物 |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26585787A JPH01111094A (ja) | 1987-10-21 | 1987-10-21 | 製紙用サイズ剤組成物 |
| JP5214398A JPH06192994A (ja) | 1987-10-21 | 1993-08-30 | 製紙用サイズ剤組成物 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26585787A Division JPH01111094A (ja) | 1987-10-21 | 1987-10-21 | 製紙用サイズ剤組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06192994A true JPH06192994A (ja) | 1994-07-12 |
Family
ID=26520303
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5214398A Pending JPH06192994A (ja) | 1987-10-21 | 1993-08-30 | 製紙用サイズ剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06192994A (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0156646A1 (en) * | 1984-03-28 | 1985-10-02 | HI-TEK POLYMERS, INC. (a Georgia corporation) | High charge density, cationic methacrylamide based monomers and their polymers |
| JPS61204034A (ja) * | 1985-03-08 | 1986-09-10 | Kao Corp | 水性分散液 |
-
1993
- 1993-08-30 JP JP5214398A patent/JPH06192994A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0156646A1 (en) * | 1984-03-28 | 1985-10-02 | HI-TEK POLYMERS, INC. (a Georgia corporation) | High charge density, cationic methacrylamide based monomers and their polymers |
| JPS61204034A (ja) * | 1985-03-08 | 1986-09-10 | Kao Corp | 水性分散液 |
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