JPH0619303Y2 - 大推力ボイスコイルモータ - Google Patents

大推力ボイスコイルモータ

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JPH0619303Y2
JPH0619303Y2 JP1988089878U JP8987888U JPH0619303Y2 JP H0619303 Y2 JPH0619303 Y2 JP H0619303Y2 JP 1988089878 U JP1988089878 U JP 1988089878U JP 8987888 U JP8987888 U JP 8987888U JP H0619303 Y2 JPH0619303 Y2 JP H0619303Y2
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JP
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yoke
magnets
voice coil
center pole
coil motor
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JP1988089878U
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高橋  保
志朗 長谷川
毅 森山
桂二 佐藤
治 麻生
照文 増村
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昭和電線電纜株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、ボイスコイルモータに関するものであり、特
に大推力を有したボイスコイルモータに関するものであ
る。
従来の技術 近年、例えば600Nといった大推力で且つ比較的スト
ロークの長いボイスコイルモータが、例えばポンプのピ
ストン駆動装置、工作機械の工具駆動装置等、種々の技
術分野にて広く要求されつつある。
従来のボイスコイルモータの一例が第4図及び第5図に
図示される。該ボイスコイルモータ1は、上ヨーク2、
下ヨーク3、上ヨーク及び下ヨークの間に位置したセン
ターポール4、並びに該上ヨーク、下ヨーク及びセンタ
ーポールを一端にて接続する連結部材5を有する。上ヨ
ーク、下ヨーク、センターポール及び連結部材は断面が
矩形の板状とされ、磁性材料にて形成される。
本例では、上ヨークの内側面には離隔して二つのマグネ
ット6a、6bが、例えば接着剤等により固着される。
隣接するマグネットは互いに極性が異なるように設けら
れる。同じように、下ヨークの内側面にも、上ヨークの
マグネットと対向する位置にマグネット7a、7bが配
置され、接着剤等にて下ヨークに固着される。上ヨーク
と対向する下ヨークのマグネットは上ヨークの対向する
マグネットと同じ極性となるように配置されるので、上
ヨーク、下ヨーク、上ヨーク及び下ヨークの間に位置し
たセンターポールとの間には、図示するような閉ループ
の磁気回路M1、M2が形成される。
センターポール4には往復動自在にコイル組立体8が配
置される。本例にてコイル組立体8は、断面が矩形とさ
れる中空のコイルボビン9に対をなす2つのコイル10
a、10bを軸線方向に離隔し、環状巻にして形成され
ている。該2つのコイルはその巻線方向が互いに逆とな
るように構成される。
一般に、大推力のボイスコイルモータは、マグネットが
大きくなり、又ヨーク自体も磁気飽和の問題のために必
然的に大きくなった。これに対し、上記構成のボイスコ
イルモータは、磁気回路M1、M2を通過する磁束量を
相当(50%程度)低減せしめることができ、それによ
って上及び下ヨーク並びにマグネットの巨大化を最小限
度とすることができ、又、センターポールと各マグネッ
ト間の磁束密度を均一とし、そのために比較的低い磁束
密度にて、ストロークが大で且つ大推力のボイスコイル
モータを得ることができるという特長を有する。
考案が解決しようとする課題 本考案者等の研究実験の結果によると、上記構成のボイ
スコイルモータのコイル組立体の構成と、更には上及び
下ヨークとマグネットとの構成を改良することにより、
より高性能の大推力用ボイスコイルモータを得ることが
できることを見出した。
つまり、従来の大推力ボイスコイルモータのコイル組立
体は、剛性を大とするためにそのコイルボビン9が第4
図及び第5図に図示されるように、上板11、下板1
2、両側板13、14から成る断面が矩形の中空形状と
されアルミニウム管にて一体に成形されたものであっ
た。
本考案者等は、このようなボビンを使用して形成された
コイルを使用した場合には、マグネットに対面したボビ
ンの上板11及び下板12には渦電流が発生し、逆方向
の推力が生じ、所期の推力が得られないことを見出し
た。
又、本考案者等の研究実験の結果によると、コイルに大
電流を流した場合に、コイル励磁による磁束は逆磁界を
形成し、推力に悪影響を与えるが、マグネットを取付け
る上及び下ヨークを特異な構成とすることにより逆磁界
成分の磁束はマグネット部を通過することなく磁気回路
を形成し、大電流でも推力と電流の関係を線形に近づけ
ることができ、大推力を得ることができることを見出し
た。
本考案は斯る新規な知見に基づきなされたものである。
従って、本考案の目的は、コイルボビンに生じる渦電流
による推力抵抗をなくし、大推力のボイスコイルモータ
を提供することである。
本考案の他の目的は、コイル励磁による逆磁界成分の発
生を減少し、コイルに大電流を流した場合にも推力と電
流の関係を線形に極めて近いものとし、大推力を得るこ
とのできるボイスコイルモータを提供することである。
課題を解決するための手段 上記諸目的は本考案に係るボイスコイルモータにて達成
される。要約すれば本考案は、平行に配置された上ヨー
ク及び下ヨークと、前記上ヨーク及び下ヨークの間に配
置されたセンターポールと、前記上ヨーク、下ヨーク及
びセンターポールを一端にて接続する連結部材と、前記
上ヨーク及び下ヨークの対向する内側面に各々対向して
固着されたマグネットと、前記マグネットとセンターポ
ールとの間に位置し、該センターポールに往復動自在に
嵌挿されたコイル組立体とを備えたボイスコイルモータ
において、前記上ヨーク及び下ヨークのマグネットは、
それぞれ互いに近接して配置された少なくとも2個以上
のマグネットから構成され、且つ隣接するマグネットの
極性は異なるように配設されており、又、コイル組立体
は、断面が矩形とされる中空のコイルボビンと、該コイ
ルボビンに軸線方向に沿って互いに近接して配置された
複数個のコイルとを有し、そして隣接するコイルの巻き
線方向は互いに逆となるようにし、前記コイルボビンの
前記マグネットに対面する領域は絶縁材料にて形成し、
前記マグネットに対面しない領域は軽合金材料にて形成
されており、更に、前記各マグネットは上及び下ヨーク
に形成された溝内に配置されることを特徴とする大推力
用ボイスコイルモータである。
実施例 次に、本考案に係るボイスコイルモータを図面に即して
更に詳しく説明する。
第1図及び第2図に本考案に係るボイスコイルモータの
一実施例が図示される。本実施例にてボイスコイルモー
タ20は、上ヨーク21、下ヨーク22、上ヨーク21
及び下ヨーク22の間に位置したセンターポール23、
並びに該上ヨーク21、下ヨーーク22及びセンターポ
ール23を一端にて螺子又は接着剤等にて一体に接続す
る連結部材24を有する。上ヨーク21、下ヨーク2
2、センターポール23及び連結部材断面24は矩形の
板状とされ、磁性材料にて形成される。
本実施例では、上ヨーク21の内側面には離隔して二つ
の溝21a、21bが形成され、該溝21a、21bに
マグネット25(25a、25b)が、例えば接着剤等
により固着される。隣接するマグネット25a、25b
は互いに極性が異なるように配置される。同じように、
下ヨーク22の内側面にも互いに離隔して二つの溝22
a、22bが形成され、該溝22a、22bにマグネッ
ト26a、26bが、例えば接着剤等により固着され
る。下ヨーク22のマグネット26a、26bは上ヨー
ク21のマグネット25a、25bにそれぞれと対向す
るように配置され、又、下ヨークのマグネット26a、
26bは上ヨークの対向するマグネット25a、25b
と同じ極性となるように配置される。これにより、上ヨ
ーク、下ヨーク、上ヨーク及び下ヨークの間に位置した
センターポールとの間には、図示するような閉ループの
磁気回路M1、M2が形成される。
センターポール23には往復動自在にコイル組立体30
が配置される。本実施例によると、第3図をも併せて参
照するに、コイル組立体30は、断面が矩形とされる中
空のボビン31に対をなす2つのコイル32、33が軸
線方向に離隔し、環状巻にして形成される。該2つのコ
イル32、33はその巻線方向が互いに逆とされ、励磁
されると、相互の磁束が相殺されるように構成される。
更に説明すると、本実施例では、コイルボビン31は、
上板34、下板35、両側板36、37から成る断面が
矩形の中空管にて一体に成形され、2つのコイルを環状
巻きに巻付けるのを容易とするためにボビンの外周囲に
2つの環状溝38、39が形成される。
本考案によれば、コイルボビン31の上板34及び下板
35は、繊維強化複合樹脂、例えばガラスエポキシ樹脂
板のようなガラス繊維強化樹脂板にて形成され、両側板
36、37はアルミニウム合金等の軽合金材料にて形成
される。このように、上板34及び下板35が絶縁体で
形成されるために、コイル32、33が励磁されたと
き、双方のコイルに発生する磁束が上板34及び下板3
5と鎖交することとなるが、上板34、下板35に渦電
流が生じることはない。従って、渦電流による逆方向の
推力が発生することがなく、大推力化を図ることができ
る。又、両側板36、37はアルミニウム合金等の軽合
金材料にて形成され、繊維強化複合樹脂製の上板、下板
に一体的に接合されるために、コイルボビン31は大推
力のボイスコイルモータに必要とされる剛性をも十分に
有することができる。
上述のように本考案によれば、渦電流を防止し得ること
により、上述のように、渦電流による逆方向の力が発生
することがなく、大推力を達成することが可能となる。
又コイル組立体の剛性を大とすることができることによ
り大推力下での高精度の運転及び制御が可能となる。
本実施例によれば、モータの起動時の推力の低下を防止
するためにセンターポール23の外周囲にはショートコ
イル(銅管)27が螺子或いは接着剤にて取付けられ
る。
更に、本考案によれば、上及び下ヨークのマグネット
は、第1図にて理解されるように、深さ(h)だけヨー
クに埋設するような態様で各ヨークに取付けられる。こ
のために、本考案によれば、コイル励磁によって発生し
た磁束は、磁気抵抗の差によって、磁気回路M1、M2
を通過するのではなく、大半の磁束が隣接するマグネッ
トの側部に位置した磁性材料領域を経由した磁気回路m
1、m2を通過する。従って逆磁界成分の磁束が大幅に
低減され、実質的に零となり、その結果、大電流をコイ
ルに流した場合にも電流と推力との関係は線形に極めて
近いものとなり、大推力を得ることが可能である。上記
深さ(h)はボイスコイルモータの特性により種々に設
計し得る。
上記実施例では、各ヨークには2つのマグネットが設け
られたが、3つ以上のマグネットを配置することもでき
る。この場合には当然にコイル組立体のコイルも対応し
て3つ以上設けられる。
考案の効果 本考案に係る大推力ボイスコイルモータは、特に、コイ
ルボビンのマグネットに対面する領域は絶縁材料にて形
成し、マグネットに対面しない領域は軽合金材料にて形
成されるので、コイルボビンに生じる渦電流による推力
抵抗をなくし、大推力を得ることができる。又、本考案
のボイスコイルモータは、各マグネットを上及び下ヨー
クに形成された溝内に配置することにより、コイル励磁
による逆磁界成分の発生を減少し、コイルに大電流を流
した場合にも推力と電流の関係を線形に極めて近いもの
とし、大推力を得ることができるという特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る大推力ボイスコイルモータの縦
断面図である。 第2図は、第1図の線II−IIにとった断面図である。 第3図は、コイルボビンの斜視図である。 第4図は、従来の大推力ボイスコイルモータの一例の縦
断面図である。 第5図は、第4図の線V−Vにとった断面図である。 21:上ヨーク 22:下ヨーク 23:センターポール 24:連結部材 25、26:マグネット 27:ショートコイル(銅管) 30:コイル組立体 31:コイルボビン 32、33:環状溝 34:上板 35:下板 36、37:両側板
フロントページの続き (72)考案者 佐藤 桂二 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)考案者 麻生 治 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)考案者 増村 照文 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−139158(JP,A) 実開 昭59−23286(JP,U) 実開 昭53−160613(JP,U) 実開 昭61−27452(JP,U) 実開 昭57−201078(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】平行に配置された上ヨーク及び下ヨーク
    と、前記上ヨーク及び下ヨークの間に配置されたセンタ
    ーポールと、前記上ヨーク、下ヨーク及びセンターポー
    ルを一端にて接続する連結部材と、前記上ヨーク及び下
    ヨークの対向する内側面に各々対向して固着されたマグ
    ネットと、前記マグネットとセンターポールとの間に位
    置し、該センターポールに往復動自在に嵌挿されたコイ
    ル組立体とを備えたボイスコイルモータにおいて、前記
    上ヨーク及び下ヨークのマグネットは、それぞれ互いに
    近接して配置された少なくとも2個以上のマグネットか
    ら構成され、且つ隣接するマグネットの極性は異なるよ
    うに配設されており、又、コイル組立体は、断面が矩形
    とされる中空のコイルボビンと、該コイルボビンに軸線
    方向に沿って互いに近接して配置された複数個のコイル
    とを有し、そして隣接するコイルの巻き線方向は互いに
    逆となるようにし、前記コイルボビンの前記マグネット
    に対面する領域は絶縁材料にて形成し、前記マグネット
    に対面しない領域は軽合金材料にて形成されており、更
    に、前記各マグネットは上及び下ヨークに形成された溝
    内に配置されることを特徴とする大推力用ボイスコイル
    モータ。
JP1988089878U 1988-07-06 1988-07-06 大推力ボイスコイルモータ Expired - Lifetime JPH0619303Y2 (ja)

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JPH0214284U JPH0214284U (ja) 1990-01-29
JPH0619303Y2 true JPH0619303Y2 (ja) 1994-05-18

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DE19839464C2 (de) * 1998-08-29 2001-07-05 Contitech Formteile Gmbh Elektrodynamischer Aktuator mit schwingendem Feder-Masse-System
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