JPH06193198A - 繊維強化材製pc用緊張材の定着具 - Google Patents

繊維強化材製pc用緊張材の定着具

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JPH06193198A
JPH06193198A JP35934792A JP35934792A JPH06193198A JP H06193198 A JPH06193198 A JP H06193198A JP 35934792 A JP35934792 A JP 35934792A JP 35934792 A JP35934792 A JP 35934792A JP H06193198 A JPH06193198 A JP H06193198A
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JP
Japan
Prior art keywords
wedge
tension member
tension
fiber reinforced
coating layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP35934792A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsunao Okita
克尚 沖田
Taiji Mikami
泰治 三上
Toshiki Honma
捷幾 本間
Etsuji Ishibashi
悦治 石橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 繊維強化材製PC用緊張材の定着具において
緊張材の破断や抜けが効果的に防止する。 【構成】 複数に分割できる楔1で緊張材4を保持し、
この楔1を楔受け2に挿入して緊張材4を定着する繊維
強化材製PC用緊張材の定着具であって、保持溝3の表
面に樹脂被覆層5を施した。樹脂被覆層5により緊張材
4にかかるせん断力を緩和し、その抜けを防ぐための摩
擦力を確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維強化材製のPC
(プレストレストコンクリート)用緊張材に用いる定着
具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、PC用緊張材は、主に鋼線、鋼よ
り線等が用いられ、その定着具は図5に示すように、複
数(この場合2つ)に分割できる楔1と、これが嵌合で
きる楔受け2から構成されている。ここで、楔1の内面
には緊張材4の保持溝3が形成され、さらに緊張材4の
抜けを防止するため、保持溝表面の軸方向に凹凸3aが形
成されている。定着時、楔1は保持溝3で緊張材4を挟
持して円錐状に組み合わされ、これを楔受け2に挿入
し、緊張材4に張力が付加されることで定着が行われ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年特に厳
しい腐食環境に曝される海洋構造物、港湾構造物等に
は、耐食性に優れたFRP等の繊維強化材料を使用する
ケースが増えてきている。しかし、FRP製の緊張材
に、前記のような保持溝にねじ加工された楔を用いる
と、FRPは一方向性(軸方向)強化材でせん断力に弱
いため、楔先端で低荷重にて破断してしまう。一方、図
6に示すように、保持溝3が平滑な楔を用いた場合、緊
張材の抜けを防止するため、楔と緊張材との接触長を長
くとる必要があり、楔自体が長いものとなってしまう。
又、この場合でも、最も支圧応力が高くなる楔先端で破
断が起こるといった問題があった。
【0004】従って、本発明は繊維強化材製緊張材の破
断や抜けが効果的に防止できるPC用定着具を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明定着具は、複数に分割できる楔で緊張材を
保持し、この楔を楔受けに挿入して前記緊張材を定着す
る繊維強化材製PC用緊張材の定着具であって、前記楔
の緊張材との接触面は平滑で、かつ樹脂被覆層が形成さ
れてなることを特徴とするものである。
【0006】具体例を説明すると、図1に示すように、
本発明定着具は、複数に分割できる楔1と、これが嵌合
できる楔受け2から構成される。ここで、楔の内面に
は、表面が平滑で緊張材4を保持する保持溝3が形成さ
れ、その表面には樹脂被覆層5が形成されている。この
樹脂被覆層5には、例えば、エポキシ樹脂などの熱硬化
性樹脂を用いることが好ましい。
【0007】一方、楔受け2は前記楔1が嵌合できる漏
斗状のもので、先細り状の先端部2aに至るまで一様な厚
みで構成されている。楔受けが図5に示すように先端部
2aに向かうに従い肉厚に構成される場合、楔先端部1aに
極端に支圧力が集中する。しかし、本例のように先端部
2aまで一様な厚みで構成すれば、緊張時、先端部2aが僅
かに弾性変形することができ、支圧力の集中を緩和する
ことができる。
【0008】そして、楔の保持溝3で緊張材4を挟持し
て円錐状に組み合わせ、これを楔受けに挿入し、緊張材
4に張力を付加して定着を行う。
【0009】
【作用】上記のように、楔と緊張材との接触面である保
持溝に樹脂被覆層を形成することで、楔のせん断力から
緊張材を保護し、これが破断することを防止することが
できる。又、樹脂被覆層により緊張材との摩擦を確保
し、その抜けを防止することができる。
【0010】
【実施例】以下、図に基づいて本発明の一実施例を説明
する。図2は、本発明実施例を示す断面図で、図3はそ
の正面図である。本例の構成も基本的には図1で示した
ものと同様であるため主に相違点について説明する。図
示のように、複数に分割できる楔1と、これが嵌合でき
る楔受け2から構成され、楔の内面には、表面が平滑で
緊張材4を保持する保持溝3が形成されている。本例で
は、粉体塗装により楔の内面全面にエポキシ樹脂の被覆
層5を形成した。
【0011】又、楔の先端部1aで、保持溝3の径が先端
部1aに向かって拡がった逃げ部6を形成し、楔受け2に
楔1を挿入した際、この逃げ部6が楔受け2よりも突出
するよう構成した。これにより、先端部1aでの支圧力集
中を緩和する。
【0012】尚、樹脂被覆を施す範囲は、基本的に緊張
材との接触面に及べば十分である。但し、図3に示すよ
うに、保持溝と楔内平面で構成される角部7にまで被覆
層が形成されれば、緊張材4が前記角部7との接触で損
傷することを防止でき、より好ましい。本例では被覆作
業の便宜上、楔の内面全面に被覆層を形成した。
【0013】
【試験例】上記構成の定着具にて、被覆層の厚みを変え
て実際に定着を行い、その定着効率を試験した。その試
験結果を図4のグラフに示す。図示のように、膜厚50
〜100μmでは、無塗装(膜厚0μm)の場合と同等
で低荷重で破断し、逆に膜厚600μm以上では緊張材
の抜けが発生した。以上のことからも、膜厚は150〜
500μmが望ましい。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明定着具によ
れば、楔と緊張材との接触面に樹脂被覆を形成すること
で、緊張材にかかるせん断力を緩和し、その破断を防止
できる。従って、より高荷重による定着が可能となる。
又、前記樹脂被覆層により、緊張材との摩擦も確保でき
るため、その抜けを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明定着具の断面図である。
【図2】図1と異なる態様の本発明定着具の断面図であ
る。
【図3】図2記載定着具の正面図である。
【図4】本発明定着具の定着効率を示すグラフである。
【図5】従来の定着具を示す断面図である。
【図6】従来の定着具を示す断面図である。
【符号の説明】
1 楔 1a 先端部 2 楔受け 2a 先端部 3 保持溝 3a 凹凸 4 緊張材 5 被覆層 6 逃げ部 7 角部
フロントページの続き (72)発明者 石橋 悦治 兵庫県伊丹市昆陽北一丁目1番1号 住友 電気工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数に分割できる楔で緊張材を保持し、
    この楔を楔受けに挿入して前記緊張材を定着する繊維強
    化材製PC用緊張材の定着具であって、前記楔の緊張材
    との接触面は平滑で、かつ樹脂被覆層が形成されてなる
    ことを特徴とする繊維強化材製PC用緊張材の定着具。
JP35934792A 1992-12-26 1992-12-26 繊維強化材製pc用緊張材の定着具 Pending JPH06193198A (ja)

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JP35934792A JPH06193198A (ja) 1992-12-26 1992-12-26 繊維強化材製pc用緊張材の定着具

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Cited By (6)

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JP2023137878A (ja) * 2022-03-18 2023-09-29 住友電気工業株式会社 定着具設置治具、定着具設置方法
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