JPH0619388A - 演奏練習装置 - Google Patents

演奏練習装置

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JPH0619388A
JPH0619388A JP4196557A JP19655792A JPH0619388A JP H0619388 A JPH0619388 A JP H0619388A JP 4196557 A JP4196557 A JP 4196557A JP 19655792 A JP19655792 A JP 19655792A JP H0619388 A JPH0619388 A JP H0619388A
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JP
Japan
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performance
musical tone
tone information
musical
information
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JP4196557A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Dejima
達也 出嶌
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手本となる演奏と演奏練習による演奏との誤
差を求め、演奏技術の向上に必要な情報を提供する演奏
練習装置を提供することを目的とする。 【構成】 演奏練習に伴って、プロフェッショナルの演
奏による楽音情報と演奏者の演奏による楽音情報との差
を各楽音情報毎に求めてRAMのCエリアに格納し、1
曲分の演奏練習が完了すると、評価対象SWで指定され
た評価対象の楽音情報をその絶対値の大きい順に並べて
Cエリアに格納する(ステップS31〜S33、S4
5、S55)。この絶対値の大きい順に順次小節No. 、
小節内の位置及び音高を表示し、その差の符号に基づい
て演奏の修正方向を+、−で表示する(ステップS33
〜S38、S46〜S50、S56〜S60)。また、
その演奏の修正量をパーセントで算出して表示し、デー
タの最後になると、差が所定値より大きいものの数から
得点を算出して表示する(ステップS39〜S42、S
51〜S54、S61〜S64)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、演奏練習装置に関
し、詳しくは、鍵盤等から外部操作で入力された楽音情
報と予め記憶された一連の楽音情報との誤差を表示出力
する演奏練習装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の演奏練習装置としては、例えば、
演奏ミスのあった小節を、繰り返し自動演奏して、その
小節を繰り返し演奏練習させるものがある。このような
演奏練習装置に適用される発明としては、例えば、特開
昭58−35598号公報に記載されている電子楽器が
ある。この電子楽器は、楽曲中のリピート指定された所
望箇所を繰り返し自動演奏する。したがって、演奏ミス
のあった小節をリピート指定し、演奏ミスのあった小節
を繰り返し自動演奏して、演奏練習させることができ
る。
【0003】また、従来の演奏練習装置としては、特開
昭58−132797号公報に記載された音列パターン
抽出方法及びこれを使用した演奏結果表示装置・演奏結
果採点装置がある。これは、演奏練習において演奏ミス
したが、正しく演奏し直されなかった箇所のみを演奏ミ
スのあった箇所として取り扱い、その演奏ミスのあった
箇所を表示し、また、演奏練習の採点を行なって、その
採点結果を出力する。
【0004】さらに、従来の演奏練習装置としては、演
奏練習においてその練習者が所定の基準に達すると、テ
ンポを上げたり、予め準備されている次の練習曲に移る
ことにより、演奏練習に対する練習者の関心と意欲の向
上を図るものがある(実開平4−48553号公報参
照)。
【0005】これら各従来の演奏練習装置においては、
いずれも演奏練習において、予めメモリに記憶されてい
る演奏情報と演奏練習で演奏された演奏情報を比較し、
演奏練習による演奏情報がメモリに記憶されている演奏
情報に対して予め設定された範囲内にあるかどうかによ
り、演奏結果にミスがあったかどうかを判断している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の演奏練習装置にあっては、演奏ミスを少なく
するという効果はあるが、演奏技術をさらに向上させる
うえで、なお不十分であった。
【0007】すなわち、従来の演奏練習装置にあって
は、いずれも、予めメモリに記憶されている演奏情報と
演奏練習で演奏された演奏情報を比較して、演奏練習に
よる演奏情報がメモリに記憶されている演奏情報に対し
て予め設定された範囲内にあるかどうかにより、その演
奏結果にミスがあったかどうかを判断し、その判断結果
により、演奏ミスのあった小節を繰り返し自動演奏し
て、演奏練習させ、また、演奏ミスの回数の表示や練習
者のレベル判定を行ない、さらには、練習者が所定の基
準に達すると、テンポを上げたり、予め準備されている
次の練習曲に移ったりしていたため、予めメモリに記憶
されている演奏情報に基づく演奏と演奏練習による演奏
情報との細かなずれが分らず、手本となる演奏と練習者
の演奏との微妙な違いが分らない。その結果、演奏技術
をさらに向上させ、プロフェッショナルのような演奏技
術を身につけるうえで、なお不十分であるという問題が
あった。
【0008】そこで、本発明は、手本となる演奏と演奏
練習による演奏との誤差が分るようにし、演奏技術をさ
らに高度なものに向上させる上で必要な情報を提供する
ことのできる演奏練習装置を提供することを目的として
いる。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
曲を構成する一連の楽音情報を記憶する記憶手段と、外
部操作可能な演奏操作子と、前記演奏操作子の操作に対
応して順次楽音情報を出力する楽音情報出力手段と、前
記楽音情報出力手段から出力された各楽音情報と前記記
憶手段に記憶された該楽音情報に対応する楽音情報とを
比較し、その誤差に対応する値を出力する比較手段と、
前記比較手段からの誤差に対応する値を表示する表示手
段と、を備えたことを特徴としている。
【0010】この場合、前記各楽音情報は、例えば、請
求項2に記載されているように、前記演奏操作子の操作
形態によって決定される複数種の楽音情報からなってい
てもよく、また、このとき、前記比較手段が、例えば、
請求項3に記載されているように、前記楽音情報を構成
する複数種の楽音情報のうちいずれか一つを選択する選
択手段を有し、該選択手段により選択された楽音情報を
比較してその誤差に対応する値を出力するものであって
もよい。さらに、この選択手段が、請求項4に記載する
ように、外部操作により前記選択する楽音情報を切り換
えるものであってもよい。
【0011】また、前記表示手段は、例えば、請求項5
に記載するように、前記誤差に対応する値とともに、前
記楽音情報に含まれる他の楽音情報を表示してもよい。
【0012】さらに、前記比較手段は、例えば、請求項
6に記載するように、前記出力する誤差に対応する値の
うち、所定以上の値の数をカウントするカウント手段を
有し、前記表示手段が、該カウント手段のカウント値に
対応する値を表示するものであってもよい。
【0013】また、前記複数種の楽音情報は、例えば、
請求項7に記載するように、楽音の発生タイミング、音
高、音符長およびベロシティ情報からなるものであって
もよい。
【0014】
【作用】本発明によれば、演奏操作子により外部操作が
行なわれると、その操作に対応して、楽音情報出力手段
が、順次楽音情報を出力し、この楽音情報出力手段の出
力する楽音情報と、曲を構成する一連の楽音情報を記憶
する記憶手段に記憶された該楽音情報に対応する楽音情
報とを、比較手段が比較して、その誤差に対応する値を
出力する。この比較手段の出力する誤差に対応する値
を、表示手段が表示する。
【0015】したがって、予め記憶されている楽音情報
と、演奏操作子で演奏した楽音情報との誤差を表示によ
り知ることができ、予めプロフェッショナルの演奏家の
演奏した楽音情報を記憶しておくことにより、そのプロ
フェッショナルの演奏家の演奏と演奏操作子で演奏した
練習者の演奏との違いを知ることができる。その結果、
その表示される演奏の違いに基づいて容易にプロフェッ
ショナルの演奏家の演奏技術を身に付けることができ
る。
【0016】この場合、前記各楽音情報が、前記演奏操
作子の操作形態によって決定される複数種の楽音情報か
ら構成されるようにすることにより、種々の楽音情報の
演奏に対して、演奏力を適切に向上させることができ
る。
【0017】また、前記楽音情報を構成する複数種の楽
音情報のうちいずれか一つを選択可能とし、該選択され
た楽音情報に対して、上記誤差に対応する値を出力する
ようにすることにより、複数種の楽音情報から適宜選択
して練習することができ、より一層緻密に演奏練習を行
なうことができる。
【0018】さらに、前記表示手段が、前記誤差に対応
する値とともに、前記楽音情報に含まれる他の楽音情報
を表示するようにすることにより、より詳しい情報に基
づいた演奏練習を行なうことができ、より一層効率的に
演奏練習を行なうことができる。
【0019】また、前記誤差に対応する値のうち、所定
以上の値の数をカウントして、そのカウント値を表示す
るようにすることにより、演奏レベルを知ることがで
き、より一層効率的に演奏練習を行なうことができる。
【0020】
【実施例】以下、実施例に基づいて具体的に説明する。
【0021】図1〜図9は、本願発明の演奏練習装置の
一実施例を示す図である。
【0022】図1は、演奏練習装置を備えた電子楽器1
のブロック図であり、電子楽器1は、CPU(Central
Processing Unit)2、ROM(Read Only Memory)
3、ワーキングRAM(Random Access Memory)4、楽
音メモリ(記憶手段)5、鍵盤部6、スイッチ部7、タ
イマー8、表示装置9、楽音生成部10、D/A変換器
11、アンプ12及びスピーカ13等を備えている。
【0023】ROM3には、電子楽器1の制御に必要な
各種プログラムやデータ、特に、演奏練習装置としての
プログラムが記憶される。
【0024】楽音メモリ5は、RAM等が使用されてお
り、手本となるプロフェッショナル等の演奏家の演奏し
た曲を構成する一連の楽音情報が複数曲分記憶される。
【0025】ワーキングRAM4は、主にワークメモリ
として利用され、特に、後述するように、演奏練習処理
を行なう際に、楽音メモリ5の演奏情報と鍵盤部6の鍵
操作に基づく演奏情報等を記憶する。すなわち、ワーキ
ングRAM4は、後述するように、Aエリア、Bエリア
及びCエリアが設けられており、Aエリアは、楽音メモ
リ5に記憶されているプロフェッショナルの楽音情報用
のワーク領域として、Bエリアは、演奏練習者の鍵操作
に対応する楽音情報用のワーク領域として、また、Cエ
リアは、AエリアとBエリアの楽音情報の誤差を演算し
て表示装置9に表示するためのワーク領域として、利用
される。そして、ワーキングRAM4のAエリア及びB
エリアには、図2に示すように、1音符毎に、ONタイ
ミング、音高、音符長、ベロシティで構成される楽音情
報が書き込まれ、また、曲の最後には、曲の終了を示す
ENDデータ(1音符分のデータが全て「0」のデー
タ)が書き込まれる。なお、この楽音情報は、本実施例
では、1小節当り480の分解能を有して、1拍を12
0として記憶されている。また、図2に示す楽音情報
は、プロフェッショナルの演奏家の演奏した楽音情報で
あり、楽譜通りの一般的なONタイミングや音符長等で
はない。
【0026】CPU2は、ROM3内のプログラムに従
って電子楽器1の各部を制御し、電子楽器1としての処
理、特に、後述するように演奏練習装置としての処理を
実行する。
【0027】鍵盤部6は、複数の鍵盤(演奏操作子)を
備え、演奏する曲の音符情報を入力するものである。
【0028】スイッチ部7は、各種スイッチで構成さ
れ、特に、演奏練習するためのモード選択スイッチ、演
奏練習する曲を指定する曲指定SW、複数種の楽音情報
のうち演奏練習する楽音情報を選択する評価対象SW及
び練習の開始を指定するスタートSW等を備えている。
【0029】タイマー8は、発振器や分周器等を備え、
練習者が鍵盤部6の鍵盤を押鍵するときのタイミングや
音符長及び小節等の各種時間を計時するのに使用され
る。
【0030】表示装置(表示手段)8は、例えば、液晶
を使用した液晶表示装置が使用され、電子楽器1から使
用者に知らせるための各種情報、特に、演奏練習の結果
に関する情報を表示する。
【0031】楽音生成部10は、CPU2から転送され
てくる楽音データに基づいて、楽音信号を生成して、D
/A変換器11に出力する。D/A変換器11は、入力
されるディジタルの楽音信号をアナログの楽音信号に変
換し、アンプ12に出力する。アンプ12は、D/A変
換器11から入力されるアナログの楽音信号を増幅し
て、スピーカ13に出力し、スピーカ13は、入力され
る楽音信号に基づいて楽音として放音する。
【0032】次に、作用を説明する。
【0033】電子楽器1は、スイッチ部7で練習モード
に設定することにより、演奏練習を行なうことができ、
この演奏練習の手本となるプロフェッショナルの楽音情
報は、楽音メモリ5に予め記憶されている。このプロフ
ェッショナルの楽音情報は、ONタイミング、音高、音
符長及びベロシティ等で構成され、演奏練習で演奏した
楽音情報と比較して、その誤差を表示装置9に表示出力
する。この場合、その誤差を表示出力させる楽音情報
は、スイッチ部7の評価対象SWの操作で選択する。
【0034】以下、この演奏練習処理について、図3〜
図9に基づいて説明する。
【0035】いま、スイッチ部7で練習モードが選択さ
れ、曲指定SWが操作されると、図3に示すように、C
PU2は、スイッチ部7の曲指定SWを走査し(ステッ
プS1)、曲指定SWに対応した楽音メモリ5内の曲デ
ータを指定して、楽音メモリ5から指定された曲の先頭
アドレスの楽音情報を読み出す(ステップS2)。その
後、スイッチ部7のスタートSWがONされるのを待っ
て(ステップS3)、タイマー8を使用したタイマーT
をスタートさせる(ステップS4)。すなわち、スター
トSWがONされたときを、演奏開始時として、タイマ
ーTにより以下のタイミングの計時を行なう。
【0036】次に、NOTE ONかどうかチェックし
(ステップS5)、NOTE ONのときには、楽音メ
モリ5から読み出した楽音情報のONタイミング、音高
及びベロシティをワーキングRAM4のAエリアに書き
込む(ステップS6)。ステップS5でNOTE ON
でないときには、ステップS7に移行する。
【0037】ステップS7で、NOTE OFFかどう
かチェックし、NOTE OFFのときには、現タイミ
ングからONタイミングを減算した減算結果(現タイミ
ング−ONタイミング)から、音長(音符長)を求め
て、ワーキングRAM4のAエリアに書き込む(ステッ
プS8)。
【0038】その後、鍵盤部6の鍵状態の走査を行ない
(ステップS9)、鍵状態を判別する(ステップS1
0)。鍵状態が、ONに変化したときには、その鍵操作
に対応する楽音データを楽音生成部10に出力するとと
もに、発音指示を行ない(ステップS11)、鍵操作に
対応する楽音をスピーカ13から放音させる。次に、こ
の鍵操作に対応するONタイミング、音高及びベロシテ
ィをワーキングRAM4のBエリアに書き込む(ステッ
プS12)。また、ステップS10で、鍵状態が、OF
Fに変化したときには、該OFFに変化した楽音の消音
指示を楽音生成部10に出力して、該鍵操作に対応する
楽音のスピーカ13からの放音を停止させ(ステップS
13)、次いで、この鍵操作に応じて、現タイミングか
らONタイミングを減算した減算結果(現タイミング−
ONタイミング)から、音長を求めて、ワーキングRA
M4のBエリアに書き込む(ステップS14)。さら
に、ステップS10で、鍵状態に変化が無いときには、
ワーキングRAM4への書き込みを行なわずに、ステッ
プS15に移行して、タイマーがカウントアップしたか
どうかチェックし、カウントアップしたときには、タイ
マーTをインクリメントして(ステップS16)、曲の
終了かどうかチェックする(ステップS17)。ステッ
プS15でタイマーがカウントアップしないときには、
そのままステップS17に移行して、曲の終了かどうか
チェックする。
【0039】ステップS17で曲の終了でないときに
は、ステップS5に戻って、同様の処理を繰り返す。
【0040】このように、スタートSWが投入される
と、タイマー8により時間を計測して、楽音メモリ5か
らプロフェッショナルの楽音情報を取得して、ワーキン
グRAM4のAエリアに書き込み、また、鍵盤部6の鍵
状態の走査により演奏練習者の演奏情報を取得して、ワ
ーキングRAM4のBエリアに書き込む。この処理を順
次繰り返し行なうことにより、ワーキングRAM4に1
曲分のプロフェッショナルによる楽音情報と、演奏練習
者が鍵盤部6で演奏操作した楽音情報とが書き込まれ
る。
【0041】そして、ステップS17で、曲の終了を検
出すると、ワーキングRAM4のAエリアにENDデー
タを書き込み(ステップS18)、音符番号を示すレジ
スタIに「1」をセットする(ステップS19)。この
音符レジスタのセットを行なうと、次に、演奏練習の評
価の処理を開始する。
【0042】まず、ワーキングRAM14のAエリアの
第I番目の音符の楽音情報、すなわち、ワーキングRA
M14のプロフェッショナルの最初の楽音情報を読み出
し(ステップS20)、終了データかどうかをチェック
する(ステップS21)。終了データでないときには、
図5に示すように、BエリアにONタイミングがある
か、またONタイミングがあるときには、音高が同一か
どうかをチェックし(ステップS22、S23)、Bエ
リアにONタイミングが書き込まれていないか、Bエリ
アにONタイミングが書き込まれていても音高が異なる
と、練習者の演奏に初歩的なミスがあったとして、再度
の演奏を促すメッセージ、例えば、「もう一度やり直
し」等を表示装置9に表示出力する(ステップS2
4)。
【0043】初歩的なミスが無いときには、ONタイミ
ングT、音長L、ベロシティV及び第I番目のONタイ
ミングの小節数Sを計算し(ステップS25〜ステップ
S28)、ワーキングRAM4のCエリアに書き込む
(ステップS29)。このONタイミングT、音長L及
びベロシティVの計算は、それぞれAエリアの対応する
値からBエリアの対応する値を減算することにより行な
い、この減算値は、プロフェッショナルの楽音情報の値
と、練習者の楽音情報の値との差、すなわち誤差を表わ
している。また、小節数Sは、上述のように、1小節を
480の分解能としてタイマーTにより時間計測を行な
うことにより算出しており、図6に示すようになる。
【0044】上記演算結果をワーキングRAM4のCエ
リアに書き込むと、レジスタIを「1」だけインクリメ
ントし(ステップS30)、図4のステップS20に戻
って、同様に、第I番目の音符データをワーキングRA
M4のAエリアから読み出す。上記演算処理を同様に繰
り返し行ない、ステップS21で、終了データになる
と、図7に示すように、スイッチ部7の評価対象SWを
走査して(ステップS31)、評価対象SWが、ONタ
イミング、音長あるいはベロシティのいずれに設定され
ているかをチェックする(ステップS32)。
【0045】評価対象SWがONタイミングに設定され
ているときには、ワーキングRAM4のCエリア内のO
NタイミングTについて、その絶対値の大きい順に並び
変え(ステップS33)、レジスタIを「1」にセット
して(ステップS34)、第I番目に大きいONタイミ
ングT、すなわち、まず、その絶対値の最も大きいON
タイミングTを指定する(ステップS35)。次に、そ
の指定したONタイミングTに対応する小節No. を表示
装置9に表示出力し(ステップS36)、その小節内の
位置及び音高を表示出力する(ステップS37)。そし
て、ONタイミングTの符号により、「+」なら「H」
を、「−」なら「L」を表示装置9に表示出力する(ス
テップS38)。すなわち、図5のステップS25で分
るように、演奏練習者の演奏が、プロフェッショナルの
演奏よりONタイミングTが小さく、遅いときには、演
奏を早めることを示す「H」を、演奏練習者の演奏が、
プロフェッショナルの演奏よりONタイミングTが大き
く、速いときには、演奏を遅くすることを示す「L」
を、表示装置9に表示出力する。
【0046】次に、ONタイミングTの絶対値を基本音
長で除算して、100を乗算し、その乗算結果[(|T
|/基本音長)×100]を表示装置9に表示出力する
(ステップS39)。すなわち、基本音長に対してどの
程度の割合で、演奏を早めるか、あるいは演奏を遅くす
るかを演算して、表示出力している。
【0047】次に、レジスタIを「1」だけインクリメ
ントして(ステップS40)、ワーキングRAM4のデ
ータが終了かどうかチェックし(ステップS41)、デ
ータの終了でないときには、ステップS35に戻って、
インクリメントした第I番目に大きいONタイミングT
を指定して、同様に、その小節No. 、小節内の位置及び
音高を表示出力するとともに、演奏を早めるか、遅くす
るかの表示及びそのパーセントの表示を行なう(ステッ
プS36〜ステップS39)。そして、レジスタIをイ
ンクリメントして、データの終了かどうかをチェックし
(ステップS41)、データの終了でないときには、ス
テップS35に戻って同様の処理を繰り返す。
【0048】ステップS41で、データが終了のときに
は、ONタイミングTの大きさが所定値以上の数をHレ
ジスタにストアし(ステップS42)、次式により点数
を算出して、算出した点数を表示装置9に表示出力する
(ステップS43)。
【0049】 点数=80+20/(1+Hレジスタの値)・・・・(1) したがって、評価対象SWでONタイミングが選択され
ると、図9に示すように、表示装置9には、ONタイミ
ングのずれの大きいものから、その小節位置、音符位
置、音程、音長及びベロシティが表示されるとともに、
そのONタイミングの修正が前のりなのか、後のりなの
かを示す「H」、「L」及びその修正量をパーセントで
表示出力し、かつ、総合の点数を得点として表示出力す
る。なお、この点数は、演奏練習者に初歩的なミスが無
いことを前提としているので、(1)式からも分るよう
に、80点を最低点としている。
【0050】このようにして、評価対象SWで選択され
た選択項目についての評価と、その表示出力が完了する
と、スタートSWがONかどうかチェックし(ステップ
S44)、スタートSWがONでないときには、他の項
目についての評価を求めているものと判断して、ステッ
プS32に戻って、評価対象SWの設定をチェックす
る。
【0051】評価対象SWが音長のときには、ONタイ
ミングの場合と同様に、ワーキングRAM4のCエリア
内の音長Lについて、その絶対値の大きい順に並び変え
(ステップS45)、レジスタIを「1」にセットして
(ステップS46)、第I番目に大きい音長L、すなわ
ち、その絶対値の最も大きい音長Lを指定する(ステッ
プS47)。次に、その指定した音長Lに対応する小節
No. その小節内の位置及び音高を表示出力し(ステップ
S48、S49)、音長Lの符号により、「+」なら
「H」を、「−」なら「L」を表示装置9に表示出力す
る(ステップS50)。すなわち、図5のステップS2
6で分るように、演奏練習者の演奏が、プロフェッショ
ナルの演奏より音長Lが短いときには、音長Lを長くす
ることを示す「H」を、演奏練習者の演奏が、プロフェ
ッショナルの演奏より音長Lが長いときには、音長を短
くすることを示す「L」を、表示装置9に表示出力す
る。
【0052】次に、ワーキングRAM4のAエリアの音
長LからBエリアの音長Lを減算した結果をAエリアの
音長Lで除算して、100を乗算し、その乗算結果
[{(AエリアのL−BエリアのL)/(Aエリアの
L)}×100]を表示装置9に表示出力する(ステッ
プS51)。すなわち、プロフェッショナルの演奏によ
る音長に対してどの程度の割合で、音長を調整するかを
演算して、表示出力している。
【0053】次に、レジスタIを「1」だけインクリメ
ントして(ステップS52)、ワーキングRAM4のデ
ータが終了かどうかチェックし(ステップS53)、デ
ータの終了でないときには、ステップS47に戻って、
インクリメントした第I番目に大きい音長Lを指定し
て、同様に、その小節No. 、小節内の位置及び音高を表
示出力するとともに、音長をどの様に調整するかの表示
及びそのパーセントの表示を行なう(ステップS48〜
ステップS51)。そして、レジスタIをインクリメン
トして、データの終了かどうかをチェックし(ステップ
S53)、データの終了でないときには、ステップS4
7に戻って同様の処理を繰り返す。
【0054】ステップS53で、データが終了のときに
は、音長Lの大きさが所定値以上の数をHレジスタにス
トアし(ステップS54)、(1)式により点数を算出
して、算出した点数を表示装置9に表示出力する(ステ
ップS43)。
【0055】したがって、評価対象SWで音長が選択さ
れると、表示装置9への表示を、図9に示した表示を音
長についての修正量や修正方向を中心として表示し、ま
た、総合の点数を得点として表示出力する。
【0056】このようにして、評価対象SWで選択され
た音長についての評価と、その表示出力が完了すると、
スタートSWがONかどうかチェックし(ステップS4
4)、スタートSWがONでないときには、他の項目に
ついての評価を求めているものと判断して、ステップS
31に戻って、評価対象SWを走査して、評価対象SW
の設定をチェックする(ステップS32)。
【0057】ステップS32で、評価対象SWがベロシ
ティに設定されているときには、ワーキングRAM4の
Cエリア内のベロシティVについて絶対値の大きい順に
並び変え(ステップS55)、レジスタIを「1」にセ
ットして(ステップS56)、第I番目に大きいベロシ
ティV、すなわち、その絶対値の最も大きいベロシティ
Vを指定する(ステップS57)。次に、その指定した
ベロシティVに対応する小節No. その小節内の位置及び
音高を表示出力し(ステップS58、S59)、ベロシ
ティVの符号により、「+」なら「H」を、「−」なら
「L」を表示装置9に表示出力する(ステップS6
0)。すなわち、図5のステップS27で分るように、
演奏練習者の演奏が、プロフェッショナルの演奏よりベ
ロシティVが大きいときには、ベロシティを大きくする
ことを示す「H」を、演奏練習者の演奏が、プロフェッ
ショナルの演奏よりベロシティVが小さいときには、ベ
ロシティを小さくすることを示す「L」を、表示装置9
に表示出力する。
【0058】次に、ベロシティVの絶対値を128で除
算して、100を乗算し、その乗算結果[(|V|/1
28)×100]を表示装置9に表示出力する(ステッ
プS61)。すなわち、基本ベロシティに対してどの程
度の割合で、演奏を強めるか、あるいは演奏を弱めるか
を演算して、表示出力している。
【0059】次に、レジスタIを「1」だけインクリメ
ントして(ステップS62)、ワーキングRAM4のデ
ータが終了かどうかチェックし(ステップS63)、デ
ータの終了でないときには、ステップS57に戻って、
インクリメントした第I番目に大きいベロシティVを指
定して、同様に、その小節No. 、小節内の位置及び音高
を表示出力するとともに、ベロシティVをどの様に調整
するかの表示及びそのパーセントの表示を行なう(ステ
ップS58〜ステップS61)。そして、レジスタIを
インクリメントして、データの終了かどうかをチェック
し(ステップS63)、データの終了でないときには、
ステップS57に戻って同様の処理を繰り返す。
【0060】ステップS63で、データが終了のときに
は、ベロシティVの大きさが所定値以上の数をHレジス
タにストアし(ステップS64)、(1)式により点数
を算出して、算出した点数を表示装置9に表示出力する
(ステップS43)。
【0061】したがって、評価対象SWでベロシティが
選択されると、表示装置9への表示を、図9に示した表
示をベロシティについての修正量や修正方向を中心とし
て表示し、また、総合の点数を得点として表示出力す
る。
【0062】ステップS44で、スタートSWがONで
あると、ステップS1に戻って、同様に、曲指定SWの
走査から処理を開始する。
【0063】以上説明したように、予め楽音メモリ5に
記憶されている楽音情報と、演奏操作子である鍵盤部6
の鍵盤で演奏した楽音情報との誤差を表示装置9に表示
し、この表示される誤差により、そのプロフェッショナ
ルの演奏家の演奏と演奏練習者の演奏との違いを知るこ
とができる。その結果、その表示される演奏の違いに基
づいて容易にプロフェッショナルの演奏家の演奏技術を
身に付けることができる。
【0064】また、楽音情報が、鍵盤部6の鍵操作によ
って決定されるONタイミング、音符長及びベロシティ
等の複数種の楽音情報から構成されているので、種々の
楽音情報の演奏に対して、演奏力を適切に向上させるこ
とができる。
【0065】さらに、これら複数種の楽音情報のうちい
ずれか一つを評価対象SWで選択可能とし、該選択され
た楽音情報に対して、上記誤差に対応する値を出力する
ようにしているので、複数種の楽音情報から適宜選択し
て練習することができ、より一層緻密に演奏練習を行な
うことができる。
【0066】また、表示装置9が、評価対象の楽音情報
についての誤差をその誤差の方向とパーセントを表示す
るとともに、その楽音情報に含まれる他の楽音情報を表
示しているので、より詳しい情報に基づいた演奏練習を
行なうことができ、より一層効率的に演奏練習を行なう
ことができる。
【0067】なお、上記実施例においては、楽音情報と
して、ベロシティ、音符長及びONタイミングを採用し
ているが、これらに限るものでないことは、言うまでも
ない。
【0068】また、上記実施例においては、複数の楽音
情報のうち評価選択SWで選択された1種類の楽音情報
についてその誤差を表示するようにしているが、1種類
の楽音情報についてのみ誤差を表示するものに限るもの
ではない。
【0069】さらに、上記実施例においては、一つの楽
音情報についてその誤差の大きい順に並べているが、こ
れに限るものではなく、複数種類の楽音情報を混合して
誤差の大きい順に表示出力してもよい。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、予め記憶されている楽
音情報と、演奏操作子で演奏した楽音情報との誤差を表
示し、この表示される誤差により、プロフェッショナル
の演奏家の演奏と演奏練習者の演奏との違いを知ること
ができる。その結果、その表示される演奏の違いに基づ
いて容易にプロフェッショナルの演奏家の演奏技術を身
に付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る演奏練習装置を適用した電子楽
器のブロック図。
【図2】図1のワークRAMに形成されるメモリマップ
を示す図。
【図3】演奏練習処理を示すフローチャート。
【図4】図3の演奏練習処理の続きの処理を示すフロー
チャート。
【図5】図4の演奏練習処理の続きの処理を示すフロー
チャート。
【図6】表示装置への表示内容の説明図。
【図7】図5の演奏練習処理の続きの処理を示すフロー
チャート。
【図8】図7演奏練習処理の続きの処理を示すフローチ
ャート。
【図9】表示装置の表示内容を示す図。
【符号の説明】
1 電子楽器 2 CPU 3 ROM 4 ワーキングRAM 5 楽音メモリ 6 鍵盤部 7 スイッチ部 8 タイマー 9 表示装置 10 楽音生成部 11 D/A変換器 12 アンプ 13 スピーカ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 曲を構成する一連の楽音情報を記憶する
    記憶手段と、 外部操作可能な演奏操作子と、 前記演奏操作子の操作に対応して順次楽音情報を出力す
    る楽音情報出力手段と、 前記楽音情報出力手段から出力された各楽音情報と前記
    記憶手段に記憶された該楽音情報に対応する楽音情報と
    を比較し、その誤差に対応する値を出力する比較手段
    と、 前記比較手段からの誤差に対応する値を表示する表示手
    段と、 を備えたことを特徴とする演奏練習装置。
  2. 【請求項2】 前記各楽音情報が、前記演奏操作子の操
    作形態によって決定される複数種の楽音情報からなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の演奏練習装置。
  3. 【請求項3】 前記比較手段が、前記楽音情報を構成す
    る複数種の楽音情報のうちいずれか一つを選択する選択
    手段を有し、該選択手段により選択された楽音情報を比
    較してその誤差に対応する値を出力することを特徴とす
    る請求項2記載の演奏練習装置。
  4. 【請求項4】 前記選択手段が、外部操作により前記選
    択する楽音情報を切り換えることを特徴とする請求項3
    記載の演奏練習装置。
  5. 【請求項5】 前記表示手段が、さらに前記誤差に対応
    する値とともに、前記楽音情報に含まれる他の楽音情報
    を表示することを特徴とする請求項2から請求項4のい
    ずれかに記載の演奏練習装置。
  6. 【請求項6】 前記比較手段が、前記出力する誤差に対
    応する値のうち所定以上の値の数をカウントするカウン
    ト手段を有し、前記表示手段が、該カウント手段のカウ
    ント値に対応する値を表示することを特徴とする請求項
    1から請求項5のいずれかに記載の演奏練習装置。
  7. 【請求項7】 前記複数種の楽音情報は、楽音の発生タ
    イミング、音高、音符長およびベロシティ情報からなる
    ことを特徴とする請求項2から請求項6のいずれかに記
    載の演奏練習装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002202776A (ja) * 2000-12-28 2002-07-19 Yamaha Corp 演奏教示装置および演奏教示方法
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