JPH06194444A - 水中探知装置 - Google Patents

水中探知装置

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JPH06194444A
JPH06194444A JP34689392A JP34689392A JPH06194444A JP H06194444 A JPH06194444 A JP H06194444A JP 34689392 A JP34689392 A JP 34689392A JP 34689392 A JP34689392 A JP 34689392A JP H06194444 A JPH06194444 A JP H06194444A
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Tatsuo Hayashi
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 比較的簡単な回路構成で、ドップラー情報を
正確に識別でき、かつ、聴音より、物標の差異を推定で
きる水中探知装置を提供する。 【構成】 受信キャリア周波数検出回路50と;キャリ
ア周波数fの平均値を求める平均処理回路52と;前
記fおよびから分散σを求める分散検出回路53と;
方位別に出力される前記キャリア周波数fの信号および
分散σから所望の方位に対するものを取り出すラッチ手
段55と;ラッチ手段55より取り出されたキャリア周
波数f(又はfs)の大きさに対応する周波数による第1
の音色信号を発生する手段56,57と;この第1の音
色信号とは別の第2の音色信号を発生する手段59と;
第1の音色信号にミックスされる第2の音色信号のミッ
クス率を、前記分散σの大きさに応じて変える手段61
と;ミックスされた音色信号を聴音として出力するスピ
ーカ63と;を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、魚群などの水中物体を
探知する水中探知装置に関し、特に水中探知結果を聴音
にて出力するようにした装置に関する。
【0002】
【従来の技術】水中探知装置において、魚群よりのエコ
ーである受信信号を聴音として出力すれば、その聴音に
はドップラー情報が含まれており、その聴音の周波数変
化から魚群が遠ざかっているのか近付いているのかを知
ることができて便利であるために、映像表示に併せて聴
音出力する機能が付加されているものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、水中探知装
置においては、所望の方位を探査するために、振動子ア
レイもしくはリング状アレイから前記方位に関係する一
つまたは数個の振動子よりの受信信号が走査により選出
されており、その選出された受信信号を検波して聴音に
供した場合、広範囲にわたって魚群がある場合には連続
的に聴音が出力されるため、その聴音がどの方位に対す
るものか識別できない。そこで、従来のこの種の装置で
は、指定した方位のみの聴音を得るようにしており、そ
のためには複数の振動子から所望の方位に係わる振動子
よりの受信信号を取り出すための複数回路切換え用のア
ナログスイッチが必要となり、回路構成が複雑化する。
【0004】又、受信信号から聴音を得るために超音波
周波数から可聴周波数に周波数変換を行っているが、受
信信号のゆらぎやノイズのために聴音信号の周波数帯域
が広がり、そのため、聴音の高音、低音の区別が不明瞭
となり、従ってドップラー情報の正確な識別が困難とな
る。更には、従来のシステムでは受信信号を単に聴音に
変換しているのみなので、聴音より、物標の性状(魚群
の群れ状態や、海底の起伏状況等)を知ることはできな
かった。本発明は、上述した課題を解決するためになさ
れたものであり、比較的簡単な回路構成で、ドップラー
情報を正確に識別でき、かつ、聴音より、物標の性状を
推定できる水中探知装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の水中探知装置
は、広範囲方向への超音波信号の送信により得られる超
音波エコー信号を受信し、受信した超音波エコー信号に
おけるキャリア周波数f(又はキャリア角周波数ω)を検
出するキャリア周波数検出回路と;前記キャリア周波数
f(又は該周波数fから送信時の元のキャリア周波数f0
を減じて得たドップラー周波数偏移fs)の平均値(又
fs)を求める平均処理回路(52)と;前記キャリア周
波数f(又はfs)および(又はfs)からその分散σを求
める分散検出回路(53)と;方位別に出力される前記キ
ャリア周波数f(又はfs)の信号および分散σから所望
の方位に対するものを取り出すラッチ手段(55)と;ラ
ッチ手段(55)より取り出されたキャリア周波数f(又
はfs)の大きさに対応する周波数による第1の音色信号
を発生する第1の音色信号発生手段(56,57)と;前
記手段(56,57)で読み出された第1の音色信号とは
別の周波数による第2の音色信号を発生する第2の音色
信号発生手段(59)と;第1の音色信号にミックスされ
る第2の音色信号のミックス率を、前記分散σの大きさ
に応じて変える手段(61)と;ミックスされた音色信号
を聴音として出力するスピーカ(63)と;を備えたこと
を特徴とする。
【0006】
【作用】この発明の水中探知装置では、請求項1の前半
にあるように、広範囲方向への超音波信号の送信により
得られる超音波エコー信号を受信し、受信した超音波エ
コー信号のキャリア周波数f(又はω)を検出するキャリ
ア周波数検出回路(50)により、受信した超音波エコー
信号のキャリア周波数fを検出し、その周波数fに基づ
き、聴音を得ており、そこでまず、キャリア周波数の検
出原理を図1を用いて説明する。図1において、2つの
超音波振動子1p、1q相互が、常に一定の角度θの大
きさの方位差を保ちながら、Oを中心とした円周上を定
速度で回転している。P,Qは、これらの超音波振動子
1p,1qでそれぞれ形成された超音波受信ビームを示
しており、図1の上方より到来する超音波エコー信号に
対しては、図2で示すように、超音波振動子1pで得ら
れる受信信号p(t)に対して、超音波振動子1qで得ら
れる受信信号1qの受信タイミングは、前記方位差θに
対応する時間差τだけ遅れており、また、各超音波受信
ビームP、Qを形成している超音波受波器1p、1q自身
が所定の速度で回転しているため、物標により到来する
超音波信号にドップラー効果が生じる。
【0007】従って、超音波受信ビームQよりも時間的
にτだけ先行する一つの超音波受信ビームPに着目した
場合、この超音波受信ビームPで得られる超音波信号p
(t)は、次式で記述される。
【0008】
【数1】p(t)=S(t)・cos{ωt+α+m(t)+β} ここに、S(t)は、超音波受信ビームの指向特性と水平
方向に走査する走査速度とで決まる振幅項、cos{ }は
位相項で、ωは物標から到来する超音波信号のキャリア
角周波数、αは到来する超音波信号の初期位相、βは受
信系で発生する位相ずれ、m(t)は各超音波受信ビーム
を旋回走査しながら物標から到来する超音波信号を受信
することにより生じるドップラー効果による変調項(従
って各超音波受波ビームP、Qが停止あるいは超音波信
号の到来方向であるy方向に直交するx方向に移動する
場合はm(t)=0となる)である。故に、上記の(1)式に
おいて、ωt+αは到来する超音波信号の位相を、m(t)
+βは超音波受信ビームPの旋回走査に起因する位相変
化分をそれぞれ表している。
【0009】次に、他方の超音波受信ビームQで得られ
る受信信号をq(t)とすると、到来する超音波信号の位
相は、他方の超音波受信ビームPで得られる受信信号の
場合と同じでωt+αであるが、超音波受信ビームQの
旋回走査に起因する位相変化はm(t−τ)+βとなる。
従って、この超音波受信ビームQの受信信号q(t)は、
次式で記述される。
【0010】
【数2】 q(t)=S(t−τ)・cos{ωt+α+m(t−τ)+β} 二つの超音波受信ビームP、Qの旋回走査による時間差
τの影響をなくすために、(1)式の信号p(t)を時間差
τだけ遅延させると(図2の(c)参照)、その受信信号p
τ(t)は、
【数3】pτ(t)=S(t−τ)・cos{ω(t−τ)+α+
m(t−τ)+β} =S(t−τ)・cos{ωt+α+m(t−τ)+β−ω
τ} となる。
【0011】(2),(3)式の受信信号q(t)、pτ(t)
の位相差をΔψとすると、上記の両式を比較すると明ら
かなように、Δψ=ωτ=2πfτであり、よって、キ
ャリア周波数fは、
【数4】f=Δψ/(2πτ) となり、位相差Δψは物標から到来する超音波信号のキ
ャリア周波数fに起因することになる。ここに、時間差
τは既知であるから、pτ(t)とq(t)の両信号の位相
差Δψを検出することができれば、(4)式に基づいて超
音波信号のキャリア周波数fを決定することができる。
尚、位相差Δψは2πの範囲でしか検出できないので、
ωτが[−π,π]を越える場合は次式によりキャリア
周波数fを算出する。 ω=g(Δψ−g(ωtx・τ))/τ+ωtx ここで、gは、[−π,π]を越える角度を[−π,π]
の範囲にもってくる関数、ωtxは、送信角周波数であ
る。
【0012】以上の構成は、請求項2に記載したキャリ
ア周波数検出回路(50)に基づくものであるが、請求項
3で記載したように、例えば複数個の超音波振動子を用
いて、広範囲の各方向に超音波受信ビームを予め形成し
ておき、それらの各超音波受信ビームからそのキャリア
周波数f(又はω)を検出してもよい。
【0013】このようにして求められた超音波エコー信
号のキャリア周波数fは、平均処理回路52によってそ
の平均値が求められ、そのおよびfから分散検出回
路53により、分散σが求められる。このように求めら
れた分散σが方位毎に得られており、ラッチ手段(55)
では、聴音出力したい所望の方位に対する、キャリア周
波数fもしくはドップラー周波数偏移fsおよび分散σ
が取り出される。ラッチ手段(55)より取り出されたキ
ャリア周波数fの大きさ対応する周波数の第1の音色信
号が手段(56,57)から読み出され、これとは別に第
2の音色信号発生手段(59)から第2の音色信号が読み
出されており、第1の音色信号にミックスされる第2の
音色信号のミックス率が、手段(61)によって、前記分
散σが大きくなるに従って大きくなるように変えられる
ため、スピーカ(63)から出力される音色は純音から濁
音に変化する。そのスピーカ(63)より出力される聴音
は、キャリア周波数fが、平均処理回路(52)にて平均
化されるために、ゆらぎが低減される。又、所望の方位
に対するfおよびσの信号を取り出すラッチ手段(55)
は1チャンネルのスイッチ手段でよいので回路構成が簡
単になる。
【0014】
【実施例】上述したキャリア周波数検出の原理に基づく
キャリア周波数検出回路の1実施例を図3に示してい
る。尚、この図3および上記の図1、図2は、本願出願
人が先に出願した「水中探知装置」(特願平4−210
87号)に開示したものであるので詳しい説明について
は省略している。図3において、超音波受波器1'は、
例えば120個の超音波振動子sを円周上に等間隔に配
列している。このリング状に配列された120個の超音
波振動子sから切換回路7pによって、隣接する30個
の超音波振動子(s1とする)が選出され、かつ、選出さ
れる30個の超音波振動子s1が、円周上を順次シフト
するように選出される。又、切換回路7qによっても3
0個の超音波振動子(s2とする)が同じようにして選出
されるが、s1とは、前記方位差θに相当する時間差τ
の遅れを伴って選出される。これらの切換回路7p,7
qでそれぞれ選出された30個の超音波振動子s1,s2
による受波信号は、それぞれ位相合成回路9p,9qに
て位相合成されることで、受信信号p(t)と、この受信
信号p(t)より位相差θだけずれた受信信号q(t)とが
得られる。これにより、図1で示した、両超音波振動子
1p,1qを方位差θを保ちながら回転させた時に得ら
れたのと同じ信号が得られたことになる。受信信号q
(t)に対し、時間差でτだけ先行している受信信号p
(t)は、遅延回路3においてτの時間差分だけ遅延さ
れ、信号q(t)と時間差無しのpτ(t)となる。
【0015】5は、これらの受信信号pτ(t)およびq
(t)をそれぞれ直交成分別に検波(直交検波)する直交検
波回路であり、互いに位相が90°ずれた参照信号を発
生する2つの参照信号発生器4c、4sと、両参照信号
発生器4c、4sからの参照信号を前記受信信号に対し
て掛け算する4つの掛算器6p1、6p2、6q1、6q
2と、各掛算器6p1、6p2、6q1、6q2で得られた検波
信号に含まれる高調波成分を除く4つのローパスフィル
タ8p1、8p2、8q1、8q2とからなる。
【0016】12は、直交検波回路5を通った各受信信
号について、物標からの超音波エコーのドップラー効果
に起因する、両検波信号間の位相差を検出するための位
相差検出回路であり、直交検波で得られた各検波信号p
τc(t)'、pτs(t)'、qc(t)'、qs(t)'の内一方の演算器
13でtan-1{pτs(t)'/pτc(t)'}を算出して一方の受
信信号p(t)の位相角を決定し、また、他方の演算器1
4でtan-1{qs(t)'/qc(t)'}を算出して他方の受信信号
q(t)の位相角を決定し、そして、減算器15で両受信
信号の位相差Δψを算出する。18は、後述するよう
に、位相差検出回路12で検出された各受信信号の位相
差に基づいてキャリア周波数を算出する算出回路であ
る。
【0017】次に、上記図3の動作について説明する。
遅延回路3を介した位相合成回路9pよりの受信信号p
τ(t)、および位相合成回路9qよりの受信信号q(t)
は、直交検波回路5の各掛算器6p1、6p2、6q1、6q
2にそれぞれ入力される。直交検波器回路5の各参照信
号発生器4c、4sからは、中心周波数が超音波の送信
周波数と同じで位相が互いに90°異なる参照信号cos
ω0t、sinω0tがそれぞれ出力され、この一方の参照信号
cosω0tが2つの各掛算器6p1、6q1に、他方の参照信
号sinω0tが残りの2つの掛算器6p2、6q2にそれぞれ
与えられる。従って、各掛算器6p1、6p2、6q1、6q
2の出力は、次のようになる。
【0018】
【数5】pτc(t)=pτ(t)・cosω0t ={S(t−τ)/2}[cos{ω(t−τ)+α+m(t−τ)+β+
ω0t}+cos{ω・(t−τ)+α+m(t−τ)+β−ω0t}]
【数6】pτs(t)=pτ(t)・sinω0t ={S(t−τ)/2}[sin{ω(t−τ)+α+m(t−τ)+β
+ω0t}−sin{ω・(t−τ)+α+m(t−τ)+β−ω0t}]
【数7】qc(t)=q(t)・cosω0t ={S(t−τ)/2}[cos{ωt+α+m(t−τ)+β+ω
0t}+cos{ωt+α+m・(t−τ)+β−ω0t}]
【数8】qs(t)=q(t)・sinω0t ={S(t−τ)/2}[sin{ωt+α+m(t−τ)+β+
ω0t}−sin{ωt+α+ m・(t−τ)+β−ω0t}]
【0019】これらの信号は次段のロ−パスフィルタ8
1、8p2、8q1、8q2によって高調波成分が除かれる
ことにより、次のようになる。
【数9】pτc(t)'={S(t−τ)/2}・cos{(ω−ω0)
t+α+m(t−τ)+β−ωτ}
【数10】pτs(t)'={S(t−τ)/2}・sin{(ω−
ω0)t+α+m(t−τ)+β−ωτ}
【数11】qc(t)'={S(t−τ)/2}・cos{(ω−ω0)
t+α+m(t−τ)+β}
【数12】qs(t)'={S(t−τ)/2}・sin{(ω−ω0)
t+α+m(t−τ)+β}
【0020】そして、直交検波して得られた各信号 p
τc(t)'、pτs(t)'、qc(t)'、qs(t)'がそれぞれ位相差
検出回路12に与えられている。位相差検出回路12に
おいて、一方の演算器13によるtan-1{pτs(t)'/pτ
c(t)'}の演算により、一方の受信信号p(t)の位相角が
求められ、また、他方の演算器14によるtan-1{qs
(t)'/qc(t)'}の演算により、他方の受信信号q(t)の位
相角が求められ、そして、減算器15にて両受信信号の
位相角の減算により、両受信信号の位相差Δψが算出さ
れる。
【0021】そして、この位相差Δψの値が算出回路1
8に送出されるので、算出回路18は、前述の(4)式
に基づいてキャリア周波数fが算出される。又、直交検
波回路5よりの出力信号qc(t)'=Cとqs(t)'=Dとが
振幅検出回路111に供給され、(C2+D2)1/2により
振幅a1が求められ、直交検波回路5よりの別の出力信
号qτc(t)'とqτs(t)'とが振幅検出回路112へ供給
され同様に振幅a2が求められる。
【0022】図4は、図3のキャリア周波数検出回路5
0より得られるキャリア周波数fの信号および振幅信号
を受ける信号処理回路100を示している。図4におい
て、51は、キャリア周波数検出回路50よりのキャリ
ア周波数fから、超音波送波時の元のキャリア周波数f
0を減じてドップラー周波数偏移fsを算出する減算回路
である。52は、検出されたドップラー周波数偏移fs
の平均値を求める平均処理回路であり、ある周波数fs
の平均としては、該周波数fsを中心とする所定領域で
得られた周波数の平均値である。53は、ドップラー周
波数偏移fsおよびその平均fsからその分散σを検出す
る分散検出回路である。54は、振幅信号、ドップラー
周波数偏移fsおよび分散σを用いてCRTで表示する
所定の映像信号を作成する映像処理回路であるが、この
部分の回路構成は、聴音の出力を主眼としている本発明
とは直接関係しないので省略するが詳しくは先に紹介し
た特願平4−21087に開示してある。
【0023】55は、信号ラッチ回路であり、指定され
た方位に対するドップラー周波数偏移fsおよび分散σ
を取り込んでその出力部に出力する。さて、ドップラー
角周波数偏移をωs(=2π・fs)、クロック周期をΔt
とすると、 θk=ωs・Δt+θk-1 Δtが聴音周波数に比べて十分高ければ、下式で位相θ
の情報が得られる。
【0024】
【数13】
【0025】nは、ドップラー周波数偏移fsの幅を聴
音周波数帯(例えば300ないし1000Hz)に圧縮す
るための係数である。この(13)式の演算を行うのが位
相演算回路56である。57は、位相演算回路56より
出力される位相θに対してsinθの音色信号を発生す
る純音信号発生器であり、58は、その純音信号sin
θをデジタルからアナログ信号に変換するD/A変換器
である。59は、純音信号発生器57より出力される純
音の周波数を逓倍する逓倍回路である。60は、逓倍回
路59より出力される信号(sin2θ)をデジタルから
アナログ信号に変換するD/A変換器である。61は、
D/A変換器60より出力される信号を増幅する電圧増
幅器であり、信号ラッチ回路55より出力される分散σ
の大小に応じてそのゲインが増減する。62は、D/A
変換器578り出力される純音信号(sinθ)に電圧増
幅器61より出力される倍音の信号(sin2θ)をミッ
クスしてデュアルトーンとした信号を増幅する電力増幅
器であり、そのゲインは、振幅a1,a2の大きさに応じ
て可変する。63は、電力増幅器62の出力で駆動され
るスピーカである。
【0026】上記回路構成よりなる装置の動作を以下に
述べる。図3のキャリア周波数検出回路50で得られ
た、各方位毎のキャリア周波数fは、減算回路51での
元のキャリア周波数f0との減算により、ドップラー周
波数偏移fsが求められ、このドップラー周波数偏移fs
の信号は、平均処理回路52にてその平均値fsが求め
られ、この平均ドップラー周波数偏移fsの信号は映像
処理回路53に供給され、分散検出回路53にはこの平
均ドップラー周波数偏移fsとドップラー周波数偏移fs
とが供給されることにより、その信号の分散σが演算さ
れ、この分散σと前記ドップラー周波数偏移fsとは信
号ラッチ回路55に供給される。この信号ラッチ回路5
5には、聴音出力したい方位信号が入力されており、そ
の方位に対する入力信号(σおよびfs)のみが信号ラッ
チ回路55でラッチされ、その出力部にそのまま出力さ
れる。
【0027】出力されたドップラー周波数偏移fsの信
号は位相演算回路56にて上述した式に従って位相θが
演算され、純音信号発生器57によって純音信号sin
θが作成され、そしてD/A変換器58によってアナロ
グ信号に変換される。又、前記純音信号sinθは、逓
倍回路59によって周波数が2倍の信号sin2θに逓
倍され、その倍音信号はD/A変換器60にてアナログ
信号に変換された後、電圧増幅器61によって電圧増幅
されるが、信号ラッチ回路55より出力された分散σの
大きい時には電圧増幅器61でのゲインが大きくなる。
前記のD/A変換器58より出力される純音信号sin
θに、電圧増幅器61より出力される倍音信号sin2
θがミックスされ、デュアルトーンとなり、そのデュア
ルトーンは電力増幅器62で電力増幅されるが、この電
力増幅器62でのゲインは、振幅a1,a2が大きい時に
大きくなる。
【0028】従ってスピーカ63より出力される聴音
は、分散σが大きい時には(規模の大きい魚群や起伏の
激しい海底よりのエコー検出)、倍音信号sin2θの
ミックス率が高くなるために濁音となり、分散σが小さ
い時には(規模の小さい魚群やフラットな海底よりのエ
コー検出)澄んだ純音となり、又、これらの音は、振幅
1,a2が大きい程、大きい音として出力される。これ
により、出力された聴音における濁音の程度に応じて分
散σの大小を知ることができ、よって探査物体の性状
(魚群の群れ状態や海底の起伏状況)の推定が可能とな
る。
【0029】上記実施例では、デュアルトーンとして2
倍音をミックスしたが、3倍音であってもよく、あるい
は高調波信号やホワイトノイズ等をミックスしてもよ
い。
【0030】又、減算回路51にてドップラー偏移周波
数fsを求めたが、図3よりのキャリア周波数fから分
散散σを求め、又、位相演算回路56においては、元の
キャリア周波数f0が既知なので、そのf0の値をしきい
値とすることにより、直接位相θの情報を読み出すこと
も可能である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、検出し
たキャリア周波数の平均値をとり、その平均値の周波数
の大きさに対応する周波数による第1の音色を発生する
と共に、この第1の音色と異なる周波数の第2の音色を
発生させ、一方、前記のキャリア周波数およびその平均
から分散を求め、その分散の大きさに応じて、第1の音
色にミックスする第2の音色のミックス率を変えるよう
にしたので、出力される聴音は、分散が大きくなるにつ
れて例えば純音から濁音に変化し、よってその聴音の音
色から魚群の群れ状態や海底の起伏状況等を推定するこ
とができる。その聴音は、キャリア周波数が平均化され
るためにゆらぎが低減され、又、所望の方位に対する信
号を取り出すラッチ手段は1チャンネルのスイッチ手段
でよいので回路構成が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 キャリア周波数の検出原理を説明するために
用いた図
【図2】 図1における超音波振動子における受信信号
を示したタイムチャート
【図3】 図1のキャリア周波数の検出原理に基づくキ
ャリア周波数検出回路の1実施例を示したブロック図
【図4】 聴音出力を得る本発明の1実施例を示した制
御ブロック図
【符号の説明】
1' 超音波受波器 3 遅延回路 7 切換回路 5 直交検波回路 9 位相合成回路 12 位相差検出回路 18 キャリア周波数算出回路 50 キャリア周波数検出回路 51 減算回路 52 平均処理回路 53 分散検出回路 54 映像処理回路 55 信号ラッチ回路 56 位相演算回路 57 純音信号発生器 58 D/A変換器 59 逓倍回路 60 D/A変換器 61 電圧増幅器 62 電力増幅器 63 スピーカ 111 振幅検出回路 112 振幅検出回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 広範囲方向への超音波信号の送信により
    得られる超音波エコー信号を受信し、受信した超音波エ
    コー信号におけるキャリア周波数f(又はキャリア角周
    波数ω)を検出するキャリア周波数検出回路(50)と;
    前記キャリア周波数f(又は該周波数fから送信時の元
    のキャリア周波数f0を減じて得たドップラー周波数偏
    移fs)の平均値(又はfs)を求める平均処理回路(5
    2)と;前記キャリア周波数f(又はfs)および(又は
    fs)からその分散σを求める分散検出回路(53)と;方
    位別に出力される前記キャリア周波数f(又はfs)の信
    号および分散σから所望の方位に対するものを取り出す
    ラッチ手段(55)と;ラッチ手段(55)より取り出され
    たキャリア周波数f(又はfs)の大きさに対応する周波
    数による第1の音色信号を発生する第1の音色信号発生
    手段(56,57)と;前記手段(56,57)で読み出さ
    れた第1の音色信号とは別の周波数による第2の音色信
    号を発生する第2の音色信号発生手段(59)と;第1の
    音色信号にミックスされる第2の音色信号のミックス率
    を、前記分散σの大きさに応じて変える手段(61)と;
    ミックスされた音色信号を聴音として出力するスピーカ
    (63)と;を備えたことを特徴とする水中探知装置。
  2. 【請求項2】 上記キャリア周波数検出回路(50)は、
    広範囲から到来する超音波エコー信号を受信すべく、第
    1の超音波受信ビームが旋回走査すると共に、前記第1
    の超音波受信ビームに対して常に一定の方位差の遅れを
    伴って第2の超音波受信ビームが旋回走査する超音波受
    波手段と、前記超音波受波手段で形成された2本の超音
    波受信ビームに基づく受信信号をそれぞれ検波する検波
    手段と、超音波受信ビームによる受信信号もしくは検波
    手段より得られる検波信号に対して、前記方位差θによ
    り時間的にτだけ先行している、第1の超音波受信ビー
    ムよりの信号に対してτだけ遅延させるための遅延手段
    と、両検波信号間の位相差を検出する位相差検出手段
    と、前記位相差検出手段で検出された位相差Δψに基づ
    き、f=Δψ/(2πτ)の式により、受信した超音波エ
    コー信号のキャリア周波数fを算出する算出手段とを具
    備する請求項1記載の水中探知装置。
  3. 【請求項3】 上記キャリア周波数検出回路(50)は、
    広範囲の各方向に超音波受信ビームを形成する超音波受
    信ビーム形成手段と、前記超音波受信ビームによる受信
    信号のキャリア周波数f(又はω)を検出するキャリア周
    波数検出手段とを具備する請求項1記載の水中探知装
    置。
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