JPH0619513U - 防水靴用胛被材 - Google Patents

防水靴用胛被材

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JPH0619513U
JPH0619513U JP3129292U JP3129292U JPH0619513U JP H0619513 U JPH0619513 U JP H0619513U JP 3129292 U JP3129292 U JP 3129292U JP 3129292 U JP3129292 U JP 3129292U JP H0619513 U JPH0619513 U JP H0619513U
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邦彦 原田
勝昭 橋田
弘明 江森
龍成 房内
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Achilles Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 靴内部への浸水を生じさせないだけでなく、
防水機能の耐久性にも優れ、保温性の高い防水靴用胛被
材を得る 【構成】 スエード層12と基布13とからなるスエー
ド調合成皮革11の裏面にウレタン樹脂層14を積層し
た表胛被部10と、軟質ウレタンフォーム21の表面側
にナイロントリコット22を、裏面側に綿パイル23を
それぞれ貼り合わせてなる裏胛被部20とを、各々別々
に防水性または撥水性の縫い糸40で縫製したのち、縫
い目15にホットメルトテープ50を溶着した表胛被部
10と裏胛被部20との間に空隙部30を設けてそれぞ
れの周縁を重ね合わせ縫い糸40でまとめ縫いして形成
した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、一般に用いられる防水靴に適用される防水靴用胛被材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、防水靴としては、長靴(総ゴム靴、スラッシュブーツ、インジェクショ ンブーツなど)があったが、胛被に相当する部分は、ゴムや塩化ビニル樹脂で構 成されているため、足への適合性や足ざわり、保温性が悪いので厚手の靴下を必 要とするなど履き心地に不満があった。特に近年、道路事情が改善され雨の日の 多い日本では、一般に使用されている靴における防水性の向上が強く要望される ようになった。そこで、防水靴用胛被材としては、織布、ビニルレザー、合成皮 革、あるいは天然皮革を使用し、ミシン縫製によって仕上げており、縫い目から の浸水に対しては撥水処理を施した糸を用いたり、胛被材の縫製部分の表面また は裏面に防水テープを熱溶着させるなどの手段を講じている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、縫製仕上げによる従来の一般の防水靴においては、胛被材の表面に 防水テープを施した場合、使用回数の増加に伴い摩耗したり剥離したりして防水 機能が低下するだけでなく、見栄えも悪くなるおそれがある。 また、胛被材の裏面の縫製部分に防水テープを溶着した場合も、ミシンの縫い 目と撥水性糸との隙間を伝って浸入した水は、基布に拡散して靴の内部を濡らし 不愉快な履き心地にするという不具合を生ずる。
【0004】 本考案は、このような従来技術を背景になされたもので、靴内部への浸水を生 じさせないだけでなく、防水機能の耐久性にも優れ、保温性の高い防水靴用胛被 材を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案は、スエード調合成皮革と、その裏面に積層されるウレタン樹脂層とか ら構成し、縫い目の裏側から防水テープを溶融圧着して防水構造とした表胛被部 と、軟質ウレタンフォームの片面または両面に布帛を貼り合わせた材料で構成し た裏胛被部とを、各々別々に防水性または撥水性の縫い糸で縫製したのち、表胛 被部と裏胛被部との間に空隙部を設けてそれぞれの周縁を重ね合わせ前記縫い糸 でまとめ縫いして形成したことを特徴とする防水靴用胛被材を提供するものであ る。
【0006】
【作用】
本考案の防水靴用胛被材においては、防水構造とした表胛被部と保温性のある 軟質ウレタンフォームを主材とした裏胛被部との間に空隙部を設けて周縁をまと め縫いしたので、その空隙部により保温性をさらに高めることができ、かつ防水 テープは裏胛被部により被覆保護される形となるので、防水靴の使用に伴う剥離 や摩耗も防止され耐久性が向上する。 また、表胛被部の防水構造は、スエード調合成皮革の裏面にウレタン樹脂層を 積層するとともに、縫い目の裏側に防水テープを溶着したので空隙部へ浸水する ことはないが、もし水分があっても裏胛被部はその主材を軟質ウレタンフォーム としたため防水靴内部にまで水濡れの波及することは防止される。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例の防水靴用胛被材を図面を参照して説明する。 この実施例の防水靴用胛被材01は、図1に示すように、表胛被部10と裏胛 被部20とを各々別々に防水性または撥水性の縫い糸40で縫製したのち、前記 両胛被部10、20それぞれの周縁を重ね合わせ空隙部30を設けてまとめ縫い し形成したものである。
【0008】 表胛被部10は、その表面としたスエード調合成皮革11と、その裏面にウレ タン樹脂層14を配置し撥水性または防水性の縫い糸40で縫着して積層したの ち、その縫い目15を塞ぐように、裏面に防水テープとしてホットメルトテープ 50を溶融圧着したものである。
【0009】 なお、スエード調合成皮革11は、その表面となるスエード層12と基布(例 えば、レーヨン、ポリエステルの混紡生地)13とからなるが、その表面を防水 または撥水加工すればさらに高い防水性が得られる。また、このスエード調合成 皮革11は、例えば基布13にウレタン樹脂溶液をコーティングし、湿式凝固さ せて合成皮革を作製したのち、これをバッフィングすることによってスエード層 12を形成させることによって得られる。 さらに、スエード調合成皮革11とウレタン樹脂層14との積層は、例えば図 示しない離型紙上にウレタン樹脂溶液をコーティングし、半乾燥あるいは乾燥さ せたのちその表面に接着剤をコーティングし、この接着剤層とスエード調合成皮 革11の基布13とをラミネートすればよい。 さらに、縫い糸40は、防水または撥水加工を施した繊維糸、あるいは防水性 を有するモノフィラメントを用いればよい。
【0010】 次に、裏胛被部20は、軟質ウレタンフォーム21の表面側に布帛としてナイ ロントリコット22を、裏面側に布帛として綿パイル23をそれぞれ貼り合わせ 、撥水性または防水性の縫い糸により補強縫着したものである。 なお、布帛は、軟質ウレタンフォーム21の表面側、裏面側のいずれか一方に 貼付するようにしても差し支えない。
【0011】 以上の構成となっているので、図2に示すように、防水靴用胛被材01を胛被 Bに形成し、まとめ縫いした部分を上縁で被覆する靴底Cを装着して一般の防水 靴Aに仕上げて使用した場合、表胛被部10と裏胛被部20との間に介在する空 隙部30により空気層ができるので防水靴A全体の保温性がさらに高められる。 また、靴表面の水は、表胛被部10を形成するウレタン樹脂層14で防ぎ、縫い 目15を伝って浸入する水はウレタン樹脂層14とホットメルトテープ50とに より阻止するため、表胛被部10の裏面に水を現出させることはない。しかし、 もし空隙部30に水分が発生することがあったとしても、裏胛被部20がさらに 内部への水分の浸入を防ぐので、胛被Bの内面が濡れることはない。 また、ホットメルトテープ50は、裏胛被部20により被覆保護されるので、 摩耗したり剥離したりせず、そのため防水機能や耐久性の低下を招くことはない 。
【0012】 以上、本考案の実施例を説明したが、具体的な構成はこの実施例に限られるも のではなく、本考案の要旨を変更しない範囲での設計変更などがあっても本考案 に含まれる。
【0013】
【考案の効果】
本考案の防水靴用胛被材は、防水靴に仕上げて使用した場合、表胛被部と裏胛 被部との間に介在する空隙部により保温性が高められるだけでなく撥水性または 防水性の縫い糸と防水テープとにより前記空隙部への浸水は防止される。なお、 裏胛被部は、空隙部にもし水分があったとしても防水性を備えているので、これ を阻止するため防水靴の内部を濡らすようなことはなく、また防水テープを被覆 保護するのでその防水機能や耐久性は維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る実施例の防水靴用胛被材の一部を
断面して示す拡大図である。
【図2】本考案の実施例の防水靴用胛被材による胛被を
用いた防水靴の斜視図である。
【符号の説明】
01 防水靴用胛被材 10 表胛被部 11 スエード調合成皮革 14 ウレタン樹脂層 15 縫い目 20 裏胛被部 21 軟質ウレタンフォーム 22 ナイロントリコット 23 綿パイル 30 空隙部 40 縫い糸 50 ホットメルトテープ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スエード調合成皮革と、その裏面に積層
    されるウレタン樹脂層とから構成し、縫い目の裏側から
    防水テープを溶融圧着して防水構造とした表胛被部と、
    軟質ウレタンフォームの片面または両面に布帛を貼り合
    わせた材料で構成した裏胛被部とを、各々別々に防水性
    または撥水性の縫い糸で縫製したのち、表胛被部と裏胛
    被部との間に空隙部を設けてそれぞれの周縁を重ね合わ
    せ、前記縫い糸でまとめ縫いして形成したことを特徴と
    する防水靴用胛被材。
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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6222603A (ja) * 1985-07-22 1987-01-30 有限会社 シツク 耐水靴及びその製法
JPS6421602U (ja) * 1987-07-31 1989-02-03
JPH0159404U (ja) * 1987-10-09 1989-04-14
JPH026510U (ja) * 1988-06-29 1990-01-17
JPH0496702U (ja) * 1991-01-31 1992-08-21

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