JPH06195719A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JPH06195719A
JPH06195719A JP5262167A JP26216793A JPH06195719A JP H06195719 A JPH06195719 A JP H06195719A JP 5262167 A JP5262167 A JP 5262167A JP 26216793 A JP26216793 A JP 26216793A JP H06195719 A JPH06195719 A JP H06195719A
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signal
error signal
photodetector
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JP5262167A
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English (en)
Inventor
Masami Sueki
匡臣 末岐
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ピックアップを移動させた後の目標位置で
トラッキング制御をかけ、情報の記録再生を可能とする
光ディスク装置を提供する。 【構成】 情報トラックの幅がトラックピッチの1/2
以下の領域5aと、情報トラックの幅がトラックピッチ
の1/2以上の領域5bを持つ光ディスク5を備えた光
ディスク装置で、プッシュプルトラッキングエラー信号
111の極性と、3ビームトラッキングエラー信号10
8の極性が同じか異なるかを検出する乗算器12によっ
て乗算信号112を得る。ビームスポットの位置が領域
5aにある場合と領域5bにある場合とで、プッシュプ
ルトラッキングエラー信号111の極性は変化しない
が、3ビームトラッキングエラー信号108の極性は反
転する。したがって、乗算信号112の極性を判断する
ことによりビームスポットが領域5aまたは領域5bの
どちらにあるかを判別することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ディスク装置に関する
ものであり、特に情報トラックの幅がトラックピッチの
1/2以下の領域1と、情報トラックの幅がトラックピ
ッチの1/2以上の領域2を持つ光ディスクを備えた光
ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光ディスクを用いた情報記録再生
装置として、ビデオディスクやオーディオディスクやデ
ータファイルが製品化されつつあるが、最近1枚のディ
スクに再生専用領域と記録可能領域とを併せ持つ、いわ
ゆるハイブリッドディスクが実用化段階にはいってい
る。
【0003】図10はハイブリッドディスクの例であ
る。図10において、(a)はハイブリッドディスクの
構成を示す図、(b)は再生専用領域の情報トラックの
構成を示す拡大図、(c)は記録可能領域の情報トラッ
クの構成を示す拡大図である。図10において、5はハ
イブリッドディスク、5aはハイブリッドディスク5の
内周にある再生専用領域、5bはハイブリッドディスク
5の外周にある記録可能領域、201は保護材、202
は再生専用領域5aの保護材201に付けられた記録
材、203は記録材202に形成された凸型の記録ピッ
ト、204は記録可能領域5bの保護材201に付けら
れた記録材、205は記録材204に形成された凸型の
案内溝グルーブ、206は情報記録マーク、207はト
ラックピッチ、208は情報トラックの中心線、209
は案内溝205の間の凹型のランドである。再生専用領
域5aでは、再生専用情報がその幅がトラックピッチ2
07の1/2以下のピット203によって記録されてい
る。記録可能領域5bでは、その幅がトラックピッチ2
07の1/2以上のグルーブ205に、光ビームスポッ
トをあてて情報記録マーク206を記録する。
【0004】従来、民生用光ディスクのトラッキング誤
差検出方法として、一般に3ビーム法が用いられてい
る。これは誤差信号が独立しているため電気回路が単純
になることや、また、ピットやグルーブの形状によりオ
フセットを生じにくい利点がある。
【0005】ここで、ハイブリッドディスク5の情報ト
ラックを3ビーム法でトラッキング誤差検出した場合に
ついて図11,図12,図13を用いて説明する。
【0006】図11は3ビーム法によるトラッキング誤
差検出の原理を示す図である。構成を説明する。図11
において、5はハイブリッドディスク、208は情報ト
ラックの中心線であり、以上は図10を用いて説明した
のと同一の構成要素であるので、同一符号を付して詳細
な説明は省略する。1はレーザダイオード、2はレーザ
ダイオード1の光路上に固定されコリメータレンズと回
折格子を併せ持つ光学素子、3はレーザダイオード1と
光学素子2の光路上に固定されたビームスプリッタ、4
はレーザダイオード1と光学素子2とビームスプリッタ
3の光路上にディスクの半径方向に可動に取り付けられ
た対物レンズ、6はハイブリッドディスク5で反射され
た光がさらにビームスプリッタ3により反射された光の
光路上に固定されたレンズ、7はレンズ6の焦点に固定
された光検出装置、7aは光検出装置7の中にハイブリ
ッドディスク5のトラック方向に分割されて取り付けら
れた光検出器、7bは光検出装置7の中にハイブリッド
ディスク5のトラック方向に分割され取り付けられた光
検出器、8は光検出器7aの電気出力が非反転入力に光
検出器7bの電気出力が反転入力に入力され出力信号1
08を出力する差動増幅器、401はレーザダイオード
1から出力される光ビーム、402aは光ビーム401
が光学素子2によって分けられたビーム、402bは光
ビーム401が光学素子2によって分けられたビーム、
402cは光ビーム401が光学素子2によって分けら
れたビーム、403aはビーム402aがハイブリッド
ディスク5に達した時のビームスポット、403bはビ
ーム402bがハイブリッドディスク5に達した時のビ
ームスポット、403cはビーム402bがハイブリッ
ドディスク5に達した時のビームスポット、404はハ
イブリッドディスク5の回転方向である。ここで、図1
1はハイブリッドディスク5の径方向の断面図で示され
ている。
【0007】図11を用いて3ビーム法によるトラッキ
ング誤差検出の動作を説明する。光学素子2はレーザダ
イオード1に面した部分はコリメータレンズが形成さ
れ、一方、ビームスプリッタ3に面した部分は回折格子
が形成されている。レーザダイオード1の出力レーザ光
は光学素子2に入射し、コリメータレンズで平行光にな
り、さらに回折格子で副ビーム402aと副ビーム40
2bと主ビーム402cに分割される。副ビーム402
aと副ビーム402bと主ビーム402cは、ビームス
プリッタ3、対物レンズ4を通りディスク5に達し、副
ビームスポット403aと副ビームスポット403bと
主ビームスポット403cを形成する。副ビームスポッ
ト403aは主ビームスポット403cよりもトラック
ピッチ207の1/4の距離だけディスクの回転方向4
04に対して左に位置している。一方、副ビームスポッ
ト403bは主ビームスポット403cよりもトラック
ピッチ207の1/4の距離だけディスクの回転方向4
04に対して右に位置している。かつこれらのビームス
ポットは互いに重ならないようディスクの回転方向にも
ずれて位置している。ディスク5で反射された副ビーム
402aと副ビーム402bと主ビーム402cは、対
物レンズ4、ビームスプリッタ3を通り光検出装置7に
達する。光検出器7aは副ビーム402aの反射光の強
度に応じて検出信号を差動増幅器8に出力し、また、光
検出器7bは副ビーム402bの反射光の強度に応じて
検出信号を差動増幅器8に出力する。差動増幅器8は、
光検出器7aの出力と光検出器7bの出力の差、すなわ
ち3ビームトラッキング信号108を出力する。
【0008】この様な3ビームトラッキングエラー検出
法を前述のようなハイブリッドディスク5に用いた場
合、再生専用領域5aと記録可能領域5bとでトラッキ
ングエラー信号の極性が反転することが知られている。
以下、これについて説明する。
【0009】まず、再生専用領域5aにビームスポット
がある場合の動作について図12を用いて説明する。図
12の(a),(b),(c)はピットとビームスポッ
トとの位置を示した図で、図12の(d)はトラックず
れ量dに対する3ビームトラッキングエラー信号108
の特性図である。なお、図12は図10および図11で
説明した同一の構成部分には同一符号を付して詳細な説
明は省略する。5aはハイブリッドディスク5の再生専
用領域、208は情報トラックの中心線、403aは副
ビームスポット、403bは副ビームスポット、403
cは主ビームスポット、404は回転方向、108は3
ビームトラッキングエラー信号である。
【0010】図12の(b)は主ビームスポット403
cが情報トラックの中心線208の真上にある場合であ
る。副ビームスポット403aと副ビームスポット40
3bはわずかにピット203にかかっているだけであと
はピットのない鏡面部にあり、反射して光検出器7aと
光検出器7bに達する。したがって、副ビームスポット
403aと副ビームスポット403bからは同じ光量が
検出されるため、3ビームトラッキングエラー信号10
8は図12の(d)のB点に示すように0電位となる。
【0011】図12の(a)は主ビームスポット403
cが情報トラックの中心線208よりディスク5の回転
方向404に対してトラックピッチ207の1/4の距
離dだけ左にある場合である。副ビームスポット403
aは、わずかにピット203にかかっているだけであと
はピットのない鏡面部にあり、図12の(b)の場合に
対してさらに回折の影響が少ないので反射光量は増え
る。副ビーム402aは反射して光検出器7aに達す
る。副ビームスポット403bは、ほとんど情報トラッ
クの中心線208上にあり、ピット203により回折が
起こり反射光量は図12の(b)の場合に対して減る。
この副ビーム402bの反射光は光検出器7bに達す
る。したがって、副ビームスポット403aからの反射
光量は副ビームスポット403bからの反射光量に比べ
て大きいため、3ビームトラッキングエラー信号108
は図12の(d)のA点に示すように正の信号となる。
【0012】同様に、図12の(c)は主ビームスポッ
ト403cが情報トラックの中心線208よりディスク
5の回転方向404に対してトラックピッチ207の1
/4の距離dだけ右にある場合である。この場合は図1
2の(a)の場合とは逆に、副ビームスポット403a
からの反射光量は副ビームスポット403bからの反射
光量に比べて小さいため、3ビームトラッキングエラー
信号108は図12の(d)のC点に示すように負の信
号となる。
【0013】一方、記録可能領域5bにビームスポット
がある場合の動作について図13を用いて説明する。図
13において、(a),(b),(c)はグルーブとビ
ームスポットとの位置を示した図で、(d)はトラック
ずれ量dに対する3ビームトラッキングエラー信号10
8の特性図である。なお、図13において図10,図1
1および図12で説明した同一の構成部分には同一符号
を付して詳細な説明は省略する。5bはハイブリッドデ
ィスク5の記録可能領域、208は情報トラックの中心
線、403aは副ビームスポット、403bは副ビーム
スポット、403cは主ビームスポット、404は回転
方向、108は3ビームトラッキングエラー信号、であ
る。
【0014】図13の(b)は主ビームスポット403
cが情報トラックの中心線208の真上にある場合であ
る。副ビームスポット403aと副ビームスポット40
3bはわずかにランド209にかかっているだけであと
はグルーブ205の鏡面部にあり、反射して光検出器7
aと光検出器7bに達する。このとき、副ビームスポッ
ト403aと副ビームスポット403bからは同じ光量
が検出されるため、3ビームトラッキングエラー信号1
08は図13の(d)のB点に示すように0電位とな
る。
【0015】図13の(a)は主ビームスポット403
cが情報トラックの中心線208よりディスク5の回転
方向404に対してトラックピッチ207の1/4の距
離dだけ左にある場合である。副ビームスポット403
aは、ランド209にかかっており、ランド209によ
り回折が起こり反射光量は図13の(b)の場合に対し
て減る。この反射光は光検出器7aに達する。副ビーム
スポット403bは、ほとんど情報トラックの中心線2
08上グルーブ205の鏡面部にあるので、図13の
(b)の場合に対して回折の影響が少ないので反射光量
は増える。この反射光は光検出器7bに達する。したが
って、副ビームスポット403bからの反射光量は副ビ
ームスポット403aからの反射光量に比べて大きいた
め、3ビームトラッキングエラー信号108は図13の
(d)のA点に示すように負の信号となる。
【0016】同様に、図13の(c)は主ビームスポッ
ト403cが情報トラックの中心線208よりディスク
5の回転方向404に対してトラックピッチ207の1
/4の距離dだけ右にある場合である。この場合、図1
3の(a)の場合とは逆に、副ビームスポット403a
からの反射光量は副ビームスポット403bからの反射
光量に比べて大きいため、3ビームトラッキングエラー
信号108は図13の(d)のC点に示すように正の信
号となる。
【0017】以上の様に、図12および図13を用いて
説明したように光ピックアップが再生専用領域5aにあ
るか記録可能領域5bにあるかによって3ビームトラッ
キングエラー信号108の極性は反転する。
【0018】次に、従来の技術の光ディスク装置につい
て説明する。図14は従来の技術による光ディスク装置
のブロック図である。構成の説明を行う。図14におい
て、1はレーザダイオード、2は光学素子、3はビーム
スプリッタ、4は対物レンズ、6はレンズ、7は光検出
装置、7aは光検出器、7bは光検出器、8は差動増幅
器であり、以上は図10,図11,図12および図13
を用いて説明した構成と同一部分であるので、同一符号
を付して詳細な説明は省略する。光ディスク23はディ
スクモータ22の回転軸に取り付けられている。13は
差動増幅器8の出力と0電位と後に説明する指令装置の
出力が入力された第1のスイッチ、14は第1のスイッ
チ13の出力が入力されたトラッキングアクチュエータ
制御回路、15はトラッキングアクチュエータ制御回路
の出力が入力され対物レンズ4とともに光ディスク23
の半径方向に可動に取り付けられたトラッキングアクチ
ュエータ、16は差動増幅器8の出力108と指令装置
24の2つの出力が入力された第2のスイッチ、17は
第2のスイッチ16の出力が入力されたシークモータ制
御回路、18はシークモータ制御回路17の出力が入力
されたシークモータ、19はシークモータ18の回転軸
に取り付けられたシークギア、20はレーザダイオード
1,光学素子2,ビームスプリッタ3,対物レンズ4,
トラッキングアクチュエータ15,レンズ6および光検
出装置7を備え光ディスク23の半径方向に移動可能な
ようにシークギア19に取り付けられた光ピックアッ
プ、23は光ディスク、24は第1のスイッチ13およ
び第2のスイッチ16に制御信号101を出力しかつ第
2のスイッチ16に制御信号102を出力する指令装置
である。
【0019】以上のように構成された従来の光ディスク
について動作を説明する。レーザダイオード1より出力
されるレーザ光は、光学素子2を通り、ビームスプリッ
タ3および対物レンズ4を通り、光ディスク23に達す
る。光ディスク23で反射された光ビームは、対物レン
ズ4、ビームスプリッタ3およびレンズ6を通り光検出
器7に入射し光検出器7から電気信号が出力される。光
検出器7aの出力は差動増幅器8の正入力に入力され、
光検出器7bの出力は差動増幅器8の負入力に入力さ
れ、差動増幅器8は3ビームトラッキングエラー信号1
08を出力する。第1のスイッチ13には3ビームトラ
ッキングエラー信号108と0電位が入力されている。
第1のスイッチ13の出力は制御回路14に入力され、
制御回路14はトラッキングアクチュエータ15を駆動
する。また、第2のスイッチ16には差動増幅器8の出
力と指令装置24からの制御信号102が入力されてい
る。第2のスイッチ16の出力は制御回路17に入力さ
れ、制御回路17はモータ18を駆動する。モータ18
はシークギア19を回転し、シークギア19の回転に伴
い光ピックアップ20はディスク23の半径方向に移動
する。
【0020】まず、通常記録再生する場合について説明
する。指令装置24は制御信号101により第1のスイ
ッチ13を切替え、3ビームトラッキングエラー信号1
08を制御回路14に加える。制御回路14は3ビーム
トラッキングエラー信号108に応じた駆動信号をアク
チュエータ15に加え対物レンズ4を移動し情報トラッ
クに追従する。また、指令装置24は切替え信号101
により第2のスイッチ16を切替え、3ビームトラッキ
ングエラー信号108を制御回路17に加える。制御回
路17は3ビームトラッキングエラー信号108の低域
成分に応じた駆動信号をモータ18に加え光ピックアッ
プ20を移動し情報トラックに追従する。
【0021】一方、シーク動作する場合は、指令装置2
4は切替え信号101により第1のスイッチ13を切替
え、0電位を制御回路14に加える。制御回路14は0
電位に応じた駆動信号をアクチュエータ15に加え、対
物レンズ4を光ピックアップ20との相対位置を一定に
保つ。また、指令装置24は切替え信号101により第
2のスイッチ16を切替え、シークモータ制御信号10
2を制御回路17に加える。制御回路17は目標アドレ
スまで光ピックアップ20を移動させるのに対応した駆
動信号をモータ18に加え光ピックアップ20をディス
ク23の半径方向に移動する。
【0022】ところで、図12および図13を用いて説
明したように光ピックアップ20が再生専用領域5aに
あるか記録可能領域5bにあるかによって3ビームトラ
ッキングエラー信号108の極性は反転する。したがっ
て、トラッキング誤差検出法としてオフセットに強い3
ビーム法を用いる場合、あらかじめ各領域のアドレス情
報を記憶装置に記憶し、領域の境界付近の位置で現在ビ
ームスポットが位置している領域が、再生専用領域か記
録可能領域かを判断し順次再生することによりトラッキ
ングエラー制御信号の極性を切り換えることが考えられ
る。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】ところが、シーク動作
中のようにアドレス情報が読み取れない場合、現在ビー
ムスポットが位置している領域が、再生専用領域か記録
可能領域か分からない。そのため、トラッキングエラー
信号の極性を決定することができず、移動後の目標位置
でトラッキング制御をかけることができないという問題
があった。
【0024】本発明は上記従来の問題を解決するための
もので、光ピックアップが再生専用領域の様な情報トラ
ックの幅がトラックピッチの1/2以下の領域と、記録
可能領域の様な情報トラックの幅がトラックピッチの1
/2以上の領域のどちらにあるかを判別できるととも
に、移動後の目標位置でトラッキング制御をかけ、情報
の記録再生を可能とする光ディスク装置を提供すること
を目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明の光ディスク装置は、情報トラックの幅がトラ
ックピッチの1/2以下の領域1と、情報トラックの幅
がトラックピッチの1/2以上の領域2を持つ光ディス
クを備えた光ディスク装置であって、プッシュプルトラ
ッキングエラー検出手段と、3ビームトラッキングエラ
ー検出手段と、プッシュプルトラッキングエラー検出手
段から出力されるプッシュプルトラッキングエラー信号
の極性と、3ビームトラッキングエラー検出手段から出
力される3ビームトラッキングエラー信号の極性が同じ
か異なるかを検出する極性検出手段を有し、極性検出手
段から出力される検出信号によりビームスポットが領域
1または領域2のどちらにあるかを判別することができ
る構成を有している。
【0026】
【作用】上述した構成により、プッシュプルトラッキン
グエラー信号の極性と、3ビームトラッキングエラー信
号の極性が同じか異なるかを極性検出手段が検出し、こ
の検出信号に基づいてビームスポットが領域1または領
域2のどちらにあるかを光ビームが移動中にも判別す
る。
【0027】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0028】図1は本発明の実施例における光ディスク
装置の構成を示すブロック図である。以下、同図にした
がって本実施例の光ディスク装置の構成の説明を行う。
図1において、1はレーザダイオード、2は光学素子、
3はビームスプリッタ、4は対物レンズ、5はハイブリ
ッドディスク、6はレンズ、7は光検出装置、7a,7
bは光検出器、8は差動増幅器、13は第1のスイッ
チ、14はトラッキングアクチュエータ制御回路、15
はトラッキングアクチュエータ、16は第2のスイッ
チ、17はシークモータ制御回路、18はシークモー
タ、19はシークギア、20は光ピックアップ、22は
ディスクモータ、101は切替え信号、102はシーク
モータ制御信号、108は3ビームトラッキングエラー
信号であり、以上は図10,図11,図12,図13お
よび図14を用いて説明した従来例の構成要素と基本的
に同じであるので、同一部分には同一符号を付して詳細
な説明は省略する。
【0029】光検出装置7の中で主ビーム402cを受
光する部分はハイブリッドディスク5の半径方向に分割
されている。7cはその内周側に取り付けられた光検出
器、7dはその外周側に取り付けられた光検出器であ
る。9は光検出器7aの電気出力が反転入力に、光検出
器7bの電気出力が非反転入力に入力され出力信号10
9を出力する差動増幅器である。10は差動増幅器8の
出力と差動増幅器9の出力と、指令装置21の出力信号
103が入力された第3のスイッチである。11は光検
出器7cの電気出力が非反転入力に光検出器7dの電気
出力が反転入力に入力され出力信号111を乗算器12
に出力する差動増幅器、12は差動増幅器8の出力信号
108と差動増幅器11の出力信号111とが入力され
出力信号112を指令装置21に出力する乗算器、21
は第1のスイッチ13および第2のスイッチ16に制御
信号101を出力し、且つ第2のスイッチ16に制御信
号102を出力し、且つ第3のスイッチ10に制御信号
103を出力する指令装置である。
【0030】以上のように構成された光ディスク装置に
ついて以下その動作を説明する。差動増幅器8は従来例
と同様に3ビームトラッキングエラー信号108を生成
し、第3のスイッチ10と乗算器12に出力する。ま
た、光検出器7aの出力は差動増幅器9の負入力に入力
され、光検出器7bの出力は差動増幅器9の非反転入力
に入力され、差動増幅器9は3ビームトラッキングエラ
ー信号108に対して反転した反転3ビームトラッキン
グエラー信号109をスイッチ10に出力する。また、
光検出器7cの出力は差動増幅器11の非反転入力に入
力され、光検出器7dの出力は差動増幅器11の反転入
力に入力され、差動増幅器11はプッシュプルトラッキ
ングエラー信号111を乗算器12に出力する。
【0031】ここで、図2を用いてプッシュプルトラッ
キングエラー検出法について説明する。図2において、
6は対物レンズ、7cは光検出器、7dは光検出器、5
はハイブリッドディスク、11は差動増幅器、111は
プッシュプルトラッキングエラー信号、以上は図1に示
した実施例の構成と同一の構成部分であり、同一符号を
付してある。402cは主ビームであり、図10,図1
1,図12および図13で示した従来例の構成と同一の
構成部分であり、同一符号を付してある。701はディ
スク5によって反射された反射光の強度分布を示す曲線
である。曲線は強度が大きいほど、高く現されている。
図2の構成図はハイブリッドディスク5の半径方向の断
面図である。ハイブリッドディスク5によって反射され
た主ビーム402cはファーフィールド強度分布701
を持ち、光検出器7cと光検出器7dに入射する。光検
出器7cと光検出器7dの強度分布701に応じた出力
は差動増幅器11に入力され、差動増幅器11は光検出
器7cの出力と光検出器7dの出力の差すなわちプッシ
ュプルトラッキング信号111を出力する。
【0032】この様なプッシュプルトラッキングエラー
検出法を前述のようなハイブリッドディスク5に用いた
場合、再生専用領域5aと記録可能領域5bとでプッシ
ュプルトラッキングエラー信号の極性は反転しないこと
が知られている。以下、これについて説明する。
【0033】まず、再生専用領域に主ビーム402cが
ある場合について図3を用いて説明する。図3の
(a),(b),(c)はピットとビームとの位置を示
した図で、図3の(d)はトラックずれ量dに対するプ
ッシュプルトラッキングエラー信号111の特性図であ
る。5aは再生専用領域、203はピットであり、図1
0を用いて説明した構成と同じであるので、同一符号を
付してある。6は対物レンズ、7cは光検出器、7dは
光検出器、402cは主ビーム、111はプッシュプル
トラッキングエラー信号、以上は図2で示した構成と同
じであり、同一構成部分については同一符号を付してあ
る。702,703,704は強度分布を示す曲線であ
る。曲線は強度が大きいほど、高く現されている。
【0034】図3の(b)は情報トラックの中心線20
8の真上に、主ビーム402cの光軸がある場合であ
る。この場合、反射光におけるピットの影響は左右対称
であり、光検出器7c、光検出器7dの出力に差はな
く、プッシュプルトラッキングエラー信号111は図3
の(d)のB点に示すように0電位になる。
【0035】図3の(a)はディスクの回転方向404
に対してトラックピッチ207の1/4の距離dだけ左
に主ビーム402cがある場合である。この場合、反射
光は主ビーム402cの光軸に対して左側が右側よりも
大きくなり、光強度分布は702のようになり、光検出
器7cの出力は、光検出器7dの出力よりも大きくなり
プッシュプルトラッキングエラー信号111は図3の
(d)のA点に示すように正の信号になる。
【0036】図3の(c)はディスクの回転方向404
に対してトラックピッチ207の1/4の距離だけ右
に、主ビーム402cの光軸がある場合である。この場
合、反射光は主ビーム402cの光軸に対して右側が左
側よりも大きくなり、光強度分布は704のようにな
り、光検出器7dの出力は、光検出器7cの出力よりも
大きくなりプッシュプルトラッキングエラー信号111
は図3の(d)のC点に示すように負の信号になる。
【0037】一方、記録可能領域に主ビーム402cが
ある場合について図4を用いて説明する。図4の
(a),(b),(c)はグルーブと主ビームの位置を
示す図、(d)はトラックずれ量dに対するプッシュプ
ルトラッキングエラー信号111の特性図である。5b
は記録可能領域、205はグルーブ、209はランドで
あり、図10を用いて説明した構成と同じであるので、
同一符号を付してある。6は対物レンズ、7cは光検出
器、7dは光検出器、402cは主ビーム、111はプ
ッシュプルトラッキングエラー信号、以上は図2で示し
た構成と同じであり、同一構成部分については同一符号
を付してある。705,706,707は反射光の強度
分布を示す曲線である。曲線は強度が大きいほど、高く
現されている。
【0038】図4の(b)は情報トラックの中心線20
8の真上に、主ビーム402cがある場合である。この
場合、反射光におけるグルーブの影響は左右対称であ
り、光検出器7c、光検出器7dの出力に差はなく、プ
ッシュプルトラッキングエラー信号111は図4の
(d)のB点に示すように0電位になる。
【0039】図4の(a)はディスクの回転方向404
に対して左に、主ビーム402cがある場合である。こ
の場合、反射光は主ビーム402cの光軸に対して左側
が右側よりも大きくなり、光強度分布は705のように
なり、光検出器7cの出力は、光検出器7dの出力より
も大きくなりプッシュプルトラッキングエラー信号11
1は図4の(d)のA点に示すように正の信号になる。
【0040】図4の(c)はディスクの回転方向404
に対してトラックピッチ207の1/4の距離dだけ右
に、主ビーム402cがある場合である。この場合、反
射光は主ビーム402cの光軸に対して右側が左側より
も大きくなり、光強度分布は707のようになり、光検
出器7dの出力は、光検出器7cの出力よりも大きくな
りプッシュプルトラッキングエラー信号111は図4の
(d)のC点に示すように負の信号になる。
【0041】したがって、光ピックアップが再生専用領
域5aにあるか記録可能領域にあるかにかかわらず、プ
ッシュプルトラッキングエラー信号111の極性は変化
しない。
【0042】図1に戻って実施例の動作の説明を続け
る。乗算器12は3ビームトラッキングエラー信号10
8とプッシュプルトラッキングエラー信号111を乗算
し、乗算結果を出力信号として乗算信号112を指令装
置21に出力する。
【0043】乗算信号112が再生専用領域5aで正の
信号になり、記録可能領域5bで負の信号になることを
説明する。
【0044】まず、再生専用領域5aに光ビームスポッ
トがある場合について図5を用いて説明する。図3を用
いて説明したように、プッシュプルトラッキングエラー
信号111は、情報トラックの中心線208に対してビ
ームスポットが左にずれた場合正の信号、右にずれた場
合は負の信号となり、トラックずれ量dに対するプッシ
ュプルトラッキングエラー信号111の特性は、図5の
(a)に示す特性となる。図12を用いて説明したよう
に、3ビームトラッキングエラー信号108は、情報ト
ラックの中心線208に対してビームスポットが左にず
れた場合は正の信号、右にずれた場合は負の信号とな
り、トラックずれ量dに対する3ビームトラッキングエ
ラー信号108の特性は、図5の(b)に示す特性とな
る。これらを乗算器12により乗算することにより、情
報トラックの中心線208に対してビームスポットが左
にずれた場合にも、右にずれた場合にも、図5の(c)
に示すように、正の乗算信号112が得られる。
【0045】一方、記録可能領域5bに光ビームスポッ
トがある場合について図6を用いて説明する。図4を用
いて説明したように、プッシュプルトラッキングエラー
信号111は、情報トラックの中心線208に対してビ
ームスポットが左にずれた場合は正の信号、右にずれた
場合は負の信号となり、トラックずれ量dに対するプッ
シュプルトラッキングエラー信号111の特性は、図6
の(a)に示す特性となる。図13を用いて説明したよ
うに、3ビームトラッキングエラー信号108は、情報
トラックの中心線208に対してビームスポットが左に
ずれた場合は負の信号、右にずれた場合は正の信号とな
り、トラックずれ量dに対する3ビームトラッキングエ
ラー信号108の特性は、図6の(b)に示す特性とな
る。これらを乗算器12により乗算することにより、情
報トラックの中心線208に対してビームスポットが左
にずれた場合でも、右にずれた場合でも、図6の(c)
に示すように、負の乗算信号112が得られる。したが
って、乗算信号112の正負によりビームスポットが再
生専用領域5aと、記録可能領域5bとのどちらにある
か判別することができる。
【0046】通常記録再生時には、指令装置21はあら
かじめ各領域のアドレス情報を記憶装置に記憶し再生し
たアドレス情報から現在ビームスポットが位置している
領域が、再生専用領域5aか記録可能領域5bかを判断
し、第3のスイッチ10に制御信号103によって一定
の極性のトラッキングエラー信号を第1のスイッチ13
および第2のスイッチ16に出力する。
【0047】一方、シーク動作時、指令装置21は乗算
信号112の入力の極性を判断する。乗算信号112が
正のときにはビームスポットが再生専用領域5aにある
と判断し、第3のスイッチ10に制御信号103によっ
て3ビームトラッキングエラー信号108を第1のスイ
ッチ13および第2のスイッチ16に出力する。乗算信
号112が負のときにはビームスポットが記録可能領域
5bにあると判断し、第3のスイッチ10に制御信号1
03によって反転3ビームトラッキングエラー信号10
9を第1のスイッチ13および第2のスイッチ16に出
力する。
【0048】これにより2つのトラッキングエラー信号
は常に検出できるので、シーク動作中でも、ビームスポ
ットが再生専用領域にあるか記録可能領域にあるかを判
別することができ、どちらの領域においてもシーク動作
の目標位置でトラッキング制御をかけることができ、情
報の記録再生をすることができる。通常記録再生時にお
いてはアドレス情報を読み取ることができるので、あら
かじめ記憶装置に記憶されたアドレス情報にしたがっ
て、トラッキング制御をかけることができ、情報の記録
再生をすることができる。
【0049】以上のように本実施例によれば、シーク動
作中でも、プッシュプルトラッキングエラー信号111
と、3ビームトラッキングエラー信号108とを入力
し、これらの信号を乗算し乗算信号112を出力する乗
算器12を設けることにより、乗算信号112の正負に
よってビームスポットが再生専用領域にあるか記録可能
領域にあるかを判別することができ、どちらの領域にお
いてもトラッキング制御をかけることができ、情報の記
録再生をすることができる。
【0050】さらに、シーク動作終了直後にトラッキン
グ制御が可能となるのでシーク時間の短縮化を図ること
ができる。
【0051】さらに、ディスクの形状だけに基づいて判
別を行っているので、再生専用領域5aの記録材202
と記録可能領域5bの記録材204はどの様なものでも
領域を判別することができる。
【0052】以下、本発明の第2の実施例について図面
を参照しながら説明する。図7において、1はレーザダ
イオード、2は光学素子、3はビームスプリッタ、4は
対物レンズ、5はハイブリッドディスク、6はレンズ、
7は光検出装置、7a,7bは光検出器、7cは光検出
器、7dは光検出器、8は差動増幅器、9は差動増幅
器、10は第3のスイッチ、11は差動増幅器、12は
乗算器、14はトラッキングアクチュエータ制御回路、
15はトラッキングアクチュエータ、16は第2のスイ
ッチ、17はシークモータ制御回路、18はシークモー
タ、19はシークギア、20は光ピックアップ、22は
ディスクモータ、101は切替え信号、102はシーク
モータ制御信号、108は3ビームトラッキングエラー
信号であり、以上は図1で説明した第1の実施例の構成
要素と基本的に同じであるので、同一部分には同一符号
を付して詳細な説明は省略する。
【0053】25は第4のスイッチ30および第2のス
イッチ16に制御信号101を出力し、且つ第2のスイ
ッチ16に制御信号102を出力し、第3のスイッチ1
0に制御信号103を出力し、かつ往復制御手段31に
制御信号104を出力する指令装置である。
【0054】30はスイッチ10の出力信号と、往復制
御手段31から出力された制御信号と、指令装置25か
ら出力される制御信号101が入力され、かつ制御回路
14に信号を出力する第4のスイッチである。
【0055】31は指令装置25の制御信号104が入
力されスイッチ30に信号を出力する往復制御手段であ
る。
【0056】以上のように構成された本実施例の光ディ
スク装置について、以下その動作を説明する。
【0057】シークする場合、指令装置25は制御信号
104によって往復制御手段31を制御し、往復制御手
段31は0電位を出力し、制御信号101により第4の
スイッチ30を切り換え、制御回路14に0電位を出力
する。この場合、図1を用いて第1の実施例について説
明したのと同様の動作であるので詳しい説明は省略す
る。
【0058】通常記録再生時、指令装置25は制御信号
101により、第4のスイッチ30を切り換え、スイッ
チ10の出力のトラッキングエラー信号を制御回路14
に出力する。この場合、図1を用いて第1の実施例に付
いて説明したのと同様な動作であるので詳しい説明は省
略する。
【0059】通常記録再生中にトラッキング制御がはず
れて、ビームスポットの位置が判らなくなった場合に付
いて説明する。
【0060】指令装置25は、制御信号101により第
4のスイッチ30を切り換え、往復制御手段31の制御
信号を制御回路14に加え、制御信号104により往復
制御手段31の動作を切り換える。往復制御手段31は
回転周期すなわち偏心周期よりも十分短い周期でアクチ
ュエータ15をトラッキング方向に複数のトラックを横
断するように微動させるための周期信号を制御回路14
に出力する。
【0061】制御回路14は制御信号104にしたがっ
てアクチュエータ15を駆動し、ビームスポットはトラ
ッキング方向に周期的にトラックを横断する。この場
合、ビームスポットとトラックのずれ量に対して出力さ
れるプッシュプルトラッキングエラー信号111および
3ビームトラッキングエラー信号108は、第1の実施
例でシーク動作させた場合と同様の関係にある。
【0062】これにより、乗算信号112は図5および
図6を用いて説明したのと同様、再生専用領域5aにビ
ームスポットがある場合は正の信号、記録可能領域5b
にある場合は負の信号が得られる。したがって、乗算信
号112の正負によりビームスポットが再生専用領域5
aと、記録可能領域5bとのどちらにあるか判別するこ
とができる。
【0063】以上のように本実施例によれば、往復制御
手段31を設けることにより、通常記録再生中にトラッ
キング制御がはずれた場合に、ビームスポットの位置が
判らなくなった場合にも、プッシュプルトラッキングエ
ラー信号111と、3ビームトラッキングエラー信号1
08とを入力し、これらの信号を乗算し乗算信号112
を出力する乗算器12を設けることにより、乗算信号1
12の正負によってビームスポットが再生専用領域にあ
るか記録可能領域にあるかを判別することができ、どち
らの領域においてもトラッキング制御をかけることがで
き、情報の記録再生をすることができる。
【0064】さらに、トラッキング制御がはずれた場
合、直ちにトラッキング制御が可能となるので記録再生
動作の開始までの時間の短縮化を図ることができる。
【0065】さらに、ディスクの形状だけに基づいて判
別を行っているので、再生専用領域5aの記録材202
と記録可能領域5bの記録材204はどの様なものでも
領域を判別することができる。
【0066】なお、第1および第2の実施例ではビーム
スポットがトラックが横断するようにビームスポットを
移動させたが、通常の記録再生のままで判別することも
可能である。例えば、トラックが周期的にトラッキング
方向に蛇行して形成されアドレス情報などが変調されて
記録されたような光ディスクでは、トラッキングエラー
が蛇行に従って周期的に変化するので通常の記録再生時
にも判別可能である。また、蛇行がない場合でもアクチ
ュエータ15をトラッキング制御がはずれない程度にト
ラッキング方向に運動するよう制御することによって、
トラッキングエラーが蛇行に従って周期的に変化するの
で通常の記録再生時にも判別可能である。
【0067】また、第1および第2の実施例ではビーム
スポットがトラックを横断するようにビームスポットを
移動させたが、アクチュエータ15の位置を制御しない
か、所定の位置に固定し、ビームスポットのトラック横
断があると判断される場合に領域を判別することも可能
である。例えば、トラッキングエラー信号が周期的に変
化していることや、再生信号が断続になることや、再生
信号の低域成分またはビームスポットの全反射光量が周
期的に変化していることや、フォーカスエラー信号が周
期的に変化することや、通常記録再生時にトラッキング
エラー信号などから偏心があることを判断することなど
により、ビームスポットのトラック横断があると判断す
ることができる。
【0068】また、第1の実施例では比較的長距離のシ
ーク動作をさせたが、比較的短距離トラックジャンプ動
作をさせることにより、判別することも可能である。こ
の場合でも十分に領域間を移動することが有り得るの
で、領域判別できることは有用である。
【0069】また、同様に渦巻状のトラックを持つ光デ
ィスクにおいて1本トラックジャンプして1トラック繰
り返し再生する場合にも判別可能なことはいうまでもな
い。
【0070】また、第2の実施例では偏心周期よりも十
分短い周期で、アクチュエータ15を移動させたが、偏
心周期よりも十分長い周期でアクチュエータ15を移動
させても良い。
【0071】また、アクチュエータ15を駆動しビーム
スポットを偏心周期で移動させ、その移動方向を偏心に
よるビームスポットのハイブリッドディスク5に対する
相対的な移動方向と同じ方向で移動させても良い。この
場合、偏心によるビームスポットとハイブリッドディス
ク5の相対的な移動量を利用できるので、相対的な移動
量が第2の実施例と同じであれば駆動のための電力が少
なくてすむ。
【0072】なお、第1および第2の実施例において、
ハイブリッドディスク5は図10に示すように、情報ト
ラックの幅がトラックピッチの1/2以下のピット20
3による再生専用領域5aと、情報トラックの幅が1/
2以上のワイドグルーブ205に情報記録マーク206
を持つ構成であった。実施例で詳しく述べたように情報
の記録方法によらずディスクのトラックの径方向の幅と
凹凸だけに基づいて判別を行っている。
【0073】したがって、再生専用領域5aの代わりに
図8の(a),(b)および(c)に示すような記録方
式の領域でも判別可能である。
【0074】図8の(a)は光ビームが照射される側に
対して凹で、トラックピッチの1/2以上の幅を持つピ
ット210を記録した例である。
【0075】図8の(b)は光ビームが照射される側に
対して凸で、トラックピッチの1/2以下の幅を持つグ
ルーブに情報信号マーク206を記録した例である。情
報記録マーク206の代わりに凹や凸のピットを用いて
もよい。
【0076】図8の(c)は光ビームが照射される側に
対して凹で、トラックピッチの1/2以上の幅を持つラ
ンドに情報信号マーク206を記録した例である。情報
記録マーク206の代わりに凹や凸のピットを用いても
よい。
【0077】これらの領域において、実施例で説明した
再生専用領域5aと同様の位相のプッシュプルトラッキ
ングエラー信号および3ビームトラッキングエラー信号
が得られる。
【0078】また、記録可能領域5bの代わりに図9の
(a),(b)および(c)に示すような記録方式の領
域でも判別可能である。
【0079】図9の(a)は光ビームが照射される側に
対して凹で、トラックピッチの1/2以下の幅を持つラ
ンドに情報信号マーク206を記録した例である。情報
記録マーク206の代わりに凹や凸のピットを用いても
よい。
【0080】図9の(b)は光ビームが照射される側に
対して凸で、トラックピッチの1/2以上の幅を持つピ
ット211を記録した例である。
【0081】図9の(c)は光ビームが照射される側に
対して凹で、トラックピッチの1/2以下の幅を持つピ
ット212を記録した例である。
【0082】これらの領域において、実施例で説明した
記録可能領域5bと同様の位相のプッシュプルトラッキ
ングエラー信号および3ビームトラッキングエラー信号
が得られる。図10の(c)において、情報記録マーク
206の代わりに凹や凸のピットを用いてもよい。
【0083】また、第1および第2の実施例において、
位相比較手段として乗算器12を用いたが、プッシュプ
ルトラッキングエラー信号を電圧比較器によって極性を
検出し、3ビームトラッキングエラー信号を電圧比較器
によって極性を検出し、これら検出信号を論理回路によ
って判断することができる。この場合、乗算器を用いな
いので回路の規模を小さくすることができる利点があ
る。
【0084】また、第1および第2の実施例において、
指令装置21および指令装置25は乗算信号の振幅があ
る一定値以上の時の極性を判断するなどの対策をするこ
とによって、ノイズやトラッキングエラー信号の検出誤
差があっても乗算信号の極性を安定に判断することがで
きる。
【0085】また、第1および第2の実施例において、
トラッキングエラー信号がある一定値以下の時に極性を
判断した結果を保持し変化させないようにラッチ回路な
どを設けることによって、ノイズやトラッキングエラー
信号の検出誤差があっても乗算信号の極性を安定に判断
することができる。
【0086】また、第1および第2の実施例において、
トラッキングエラー信号を微分する手段を設け、その出
力のトラッキングエラー信号の傾きを示す信号がある一
定値以下のときに極性を判断した結果を保持し変化させ
ないようにラッチ回路などを設けることによって、ノイ
ズやトラッキングエラー信号の検出誤差があっても乗算
信号の極性を安定に判断することができる。
【0087】また、第2の実施例では通常記録再生時に
トラッキング制御がはずれる場合について述べたが、同
様の構成及び動作で、シーク動作やトラックジャンプ動
作の後でトラッキング制御をかける前に領域判別するこ
とも可能である。この場合、アドレス情報から領域を判
別する処理を行わなくてすむので、通常記録再生の動作
開始までの時間を短縮することができる。
【0088】また、第2の実施例では通常記録再生時に
トラッキング制御がはずれる場合について述べたが、同
様の構成及び動作で、電源投入後はじめて通常記録再生
するときや、低消費電力下のための機能停止による待機
動作などで、はじめてトラッキング制御をかける前に領
域判別することも可能である。この場合、アドレス情報
を読みとりアドレス情報を保存し情報から領域を判別す
る処理を行わなくてすむので、通常記録再生の動作開始
までの時間を短縮することができかつ記憶装置を設けな
くてすむ。
【0089】
【発明の効果】以上のように本発明は、プッシュプルト
ラッキングエラー信号の極性と、3ビームトラッキング
エラー信号の極性が同じか異なるかによって検出信号を
出力する極性検出手段を設けることにより、検出信号に
よってビームスポットが情報トラックの幅がトラックピ
ッチの1/2以下の領域1と、情報トラックの幅がトラ
ックピッチの1/2以上の領域2のどちらにあるかを判
別することができる優れた光ディスク装置を実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における光ディスク装置
の構成を示すブロック図
【図2】同第1の実施例におけるプッシュプルトラッキ
ングエラー検出法の原理を説明するための説明図
【図3】(a)はピットとビームスポットの相対位置と
反射光の強度を示す説明図 (b)はピットとビームスポットの相対位置と反射光の
強度を示す説明図 (c)はピットとビームスポットの相対位置と反射光の
強度を示す説明図 (d)はピットとビームスポットのトラックずれ量dと
プッシュプルトラッキングエラー信号の関係を示す特性
【図4】(a)はグルーブとビームスポットの相対位置
と反射光の強度を示す説明図 (b)はグルーブとビームスポットの相対位置と反射光
の強度を示す説明図 (c)はグルーブとビームスポットの相対位置と反射光
の強度を示す説明図 (d)はグルーブとビームスポットのトラックずれ量d
とプッシュプルトラッキングエラー信号の関係を示す特
性図
【図5】同第1の実施例における再生専用領域での乗算
信号の特性図
【図6】同第1の実施例における記録可能領域での乗算
信号の特性図
【図7】本発明の第2の実施例における光ディスク装置
の構成を示すブロック図
【図8】(a)はハイブリッドディスクの領域1の一例
を示す拡大斜視図 (b)はハイブリッドディスクの領域1の一例を示す拡
大斜視図 (c)はハイブリッドディスクの領域1の一例を示す拡
大斜視図
【図9】(a)はハイブリッドディスクの領域2の一例
を示す拡大斜視図 (b)はハイブリッドディスクの領域2の一例を示す拡
大斜視図 (c)はハイブリッドディスクの領域2の一例を示す拡
大斜視図
【図10】(a)はハイブリッドディスクの構成を示す
平面図 (b)はハイブリッドディスクの領域1の一例を示す拡
大斜視図 (c)はハイブリッドディスクの領域2の一例を示す拡
大斜視図
【図11】3ビームトラッキングエラー検出法の原理を
説明するための説明図
【図12】(a)はピットと3ビームスポットの相対位
置と反射光強度を示す説明図 (b)はピットと3ビームスポットの相対位置と反射光
強度を示す説明図 (c)はピットと3ビームスポットの相対位置と反射光
強度を示す説明図 (d)はピットと3ビームスポットのトラックずれ量d
と3ビームトラッキングエラー信号の関係を示す特性図
【図13】(a)はグルーブと3ビームスポットの相対
位置と反射光強度を示す説明図 (b)はグルーブと3ビームスポットの相対位置と反射
光強度を示す説明図 (c)はグルーブと3ビームスポットの相対位置と反射
光強度を示す説明図 (d)はグルーブと3ビームスポットのトラックずれ量
dと3ビームトラッキングエラー信号の関係を示す特性
【図14】従来の技術における光ディスク装置の構成を
示すブロック図
【符号の説明】
7 光検出装置 7a 光検出器 7b 光検出器 7c 光検出器 7d 光検出器 8 差動増幅器 9 差動増幅器 10 スイッチ 11 差動増幅器 12 乗算器 13 スイッチ 14 トラッキングアクチュエータ制御回路 15 トラッキングアクチュエータ 16 スイッチ 17 シークモータ制御回路 18 シークモータ 19 シークギア 20 光ピックアップ 21 指令装置 22 ディスクモータ 108 3ビームトラッキングエラー信号 111 プッシュプルトラッキング信号 112 乗算信号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報トラックの幅がトラックピッチの1
    /2以下の領域1と、情報トラックの幅がトラックピッ
    チの1/2以上の領域2を持つ光ディスクをそなえた光
    ディスク装置であって、 前記光ディスクに照射した光ビームの反射光を受光しプ
    ッシュプル法によりトラッキングエラーを検出するよう
    に分割され配置された第1の光検出器と、 前記第1の光検出器の出力する信号が入力されプッシュ
    プル法によるトラッキングエラー信号を検出する第1の
    検出手段と、 前記第1の光検出器と兼用または独立に前記反射光を受
    光し3ビーム法によりトラッキングエラーを検出するよ
    うに分割され配置された第2の光検出器と、 前記第2の光検出器の出力する信号が入力され3ビーム
    法によるトラッキングエラー信号を出力する第2の検出
    手段と、 前記第1の検出手段から出力されるプッシュプルによる
    トラッキングエラー信号の極性と、 前記第2の検出手段から出力される3ビームによるトラ
    ッキングエラー信号の極性が同じか異なるかによって検
    出信号を出力する極性検出手段とを備え、 前記検出信号によって光ビームの照射される位置が前記
    領域1または前記領域2のどちらにあるかを判別するこ
    とを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 光ビームの照射される位置を光ディスク
    の径方向に所定の周期で往復させる往復制御手段を備え
    たことを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
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