JPH061975A - 土質改良用水硬性組成物 - Google Patents
土質改良用水硬性組成物Info
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- JPH061975A JPH061975A JP4162649A JP16264992A JPH061975A JP H061975 A JPH061975 A JP H061975A JP 4162649 A JP4162649 A JP 4162649A JP 16264992 A JP16264992 A JP 16264992A JP H061975 A JPH061975 A JP H061975A
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- Japan
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- slag
- ferronickel slag
- ferronickel
- hydraulic composition
- slaked lime
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- Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)
- Fertilizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 フェロニッケルスラグを有効利用し、土質改
良剤としての適用を可能にする水硬性組成物を開発する
こと。 【構成】 焼成炉中でFe,Ni 含有酸化物鉱石を半溶融還
元処理してフェロニッケルを回収する際に副生する,そ
の主要成分がSiO2:40〜60%,CaO :3〜15%,MgO:2
0〜40%および Al2O3:1〜5%からなり、残部が未還
元FeO と不可避不純物であるフェロニッケルスラグに対
し、内枠量で5〜20wt%に当る量の消石灰を添加含有さ
せてなる土質改良用水硬性組成物である。
良剤としての適用を可能にする水硬性組成物を開発する
こと。 【構成】 焼成炉中でFe,Ni 含有酸化物鉱石を半溶融還
元処理してフェロニッケルを回収する際に副生する,そ
の主要成分がSiO2:40〜60%,CaO :3〜15%,MgO:2
0〜40%および Al2O3:1〜5%からなり、残部が未還
元FeO と不可避不純物であるフェロニッケルスラグに対
し、内枠量で5〜20wt%に当る量の消石灰を添加含有さ
せてなる土質改良用水硬性組成物である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、軟弱土に混合して用
いられる水硬性組成物に関し、特に、フェロニッケルス
ラグを用いた土質改良用水硬性組成物についての提案で
ある。
いられる水硬性組成物に関し、特に、フェロニッケルス
ラグを用いた土質改良用水硬性組成物についての提案で
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に軟弱な地盤というのは、粘土やシ
ルトの微粒子を含む柔らかい土や、間隙の大きい有機質
土などによって構成されている。このような軟弱地盤を
改良する方法としては、従来、良質土による盛土工法や
置換工法、安定化処理工法、サンドイッチ工法などが知
られている。例えば、安定化処理工法は、軟弱な路床土
の表面にセメントや石灰などの添加剤を散布し、これら
添加剤を路床土と混合することにより、路床土支持力の
改善を図る方法である。
ルトの微粒子を含む柔らかい土や、間隙の大きい有機質
土などによって構成されている。このような軟弱地盤を
改良する方法としては、従来、良質土による盛土工法や
置換工法、安定化処理工法、サンドイッチ工法などが知
られている。例えば、安定化処理工法は、軟弱な路床土
の表面にセメントや石灰などの添加剤を散布し、これら
添加剤を路床土と混合することにより、路床土支持力の
改善を図る方法である。
【0003】ところで、上述した地盤改良には、各種の
材料が利用されているが、なかでも製鉄工場で生成する
鉄鋼スラグ(高炉スラグ,転炉スラグあるいは電気炉ス
ラグ等)は有効であることが知られている。なお、この
鉄鋼スラグは、かような軟弱地盤を改良する水硬性材料
として用いられる他に、セメント添加材料、あるいはコ
ンクリート用骨材などとしても利用されている。
材料が利用されているが、なかでも製鉄工場で生成する
鉄鋼スラグ(高炉スラグ,転炉スラグあるいは電気炉ス
ラグ等)は有効であることが知られている。なお、この
鉄鋼スラグは、かような軟弱地盤を改良する水硬性材料
として用いられる他に、セメント添加材料、あるいはコ
ンクリート用骨材などとしても利用されている。
【0004】かかる鉄鋼スラグ,例えば製鋼スラグを軟
弱地盤の改良材として用いるには、水硬特性が必要であ
る。この水硬特性は、塩基度と強い相関関係があり、こ
の塩基度が高いとその特性も大きくなることが知られて
いる。一般的には、優れた水硬特性を示す製鋼スラグと
いうのは、塩基度が3以上を示すものであるとされてい
る。
弱地盤の改良材として用いるには、水硬特性が必要であ
る。この水硬特性は、塩基度と強い相関関係があり、こ
の塩基度が高いとその特性も大きくなることが知られて
いる。一般的には、優れた水硬特性を示す製鋼スラグと
いうのは、塩基度が3以上を示すものであるとされてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】さて、出願人はニッケ
ル製錬設備を有し、この製錬設備から副生する製錬スラ
グの使途について長い間研究を重ねてきた。もちろん、
この製錬スラグを上述した路盤材や土質改良材としての
適用に関しても研究し、特に、上記土質改良材として使
用するときの適性について研究したところ、次のような
事実が判った。
ル製錬設備を有し、この製錬設備から副生する製錬スラ
グの使途について長い間研究を重ねてきた。もちろん、
この製錬スラグを上述した路盤材や土質改良材としての
適用に関しても研究し、特に、上記土質改良材として使
用するときの適性について研究したところ、次のような
事実が判った。
【0006】すなわち、フェロニッケルを還元製錬する
際に副生するフェロニッケルスラグは、そのままの成分
組成では、塩基度((CaO+MgO)/SiO2)が0.6 程度にし
かならず、上述したように、これでは、このスラグに水
硬性を発現させることができないということである。
際に副生するフェロニッケルスラグは、そのままの成分
組成では、塩基度((CaO+MgO)/SiO2)が0.6 程度にし
かならず、上述したように、これでは、このスラグに水
硬性を発現させることができないということである。
【0007】従来、このフェロニッケルスラグは、これ
を粗粒と細粒とに破砕分級して、そのうちの粗粒分につ
いては、砂の代替材料として、セメントコンクリートの
骨材に利用し、一方、残りの大部分を占める微粒スラグ
については、リサイクル利用されないままに廃棄されて
いたのが実情である。このことは、省資源,省エネルギ
ーの観点に立つとき、資源の乏しい我国にとっては重大
な問題であり、フェロニッケルスラグの広範な利用法の
開発が切望されていた。
を粗粒と細粒とに破砕分級して、そのうちの粗粒分につ
いては、砂の代替材料として、セメントコンクリートの
骨材に利用し、一方、残りの大部分を占める微粒スラグ
については、リサイクル利用されないままに廃棄されて
いたのが実情である。このことは、省資源,省エネルギ
ーの観点に立つとき、資源の乏しい我国にとっては重大
な問題であり、フェロニッケルスラグの広範な利用法の
開発が切望されていた。
【0008】本発明の目的は、フェロニッケルスラグ,
とりわけ微粒スラグについての有効利用技術を確立する
こと、すなわち、土質改良材としての適用を可能にする
水硬性組成物を開発することにある。
とりわけ微粒スラグについての有効利用技術を確立する
こと、すなわち、土質改良材としての適用を可能にする
水硬性組成物を開発することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】フェロニッケルスラグを
土質改良材として有効利用するには、上述した過去の研
究成果から、CaO などを添加してスラグの塩基度を高め
ることが必要である。このことから、本発明者らは、フ
ェロニッケルスラグの塩基度を上げる技術について種々
検討を重ねた。その結果、フェロニッケルスラグに消石
灰を添加することにより得られる水硬性組成物を用いる
と、従来の安定化処理工法による成果と同等かもしくは
それ以上に土質改良ができることを知り、本発明に想到
した。
土質改良材として有効利用するには、上述した過去の研
究成果から、CaO などを添加してスラグの塩基度を高め
ることが必要である。このことから、本発明者らは、フ
ェロニッケルスラグの塩基度を上げる技術について種々
検討を重ねた。その結果、フェロニッケルスラグに消石
灰を添加することにより得られる水硬性組成物を用いる
と、従来の安定化処理工法による成果と同等かもしくは
それ以上に土質改良ができることを知り、本発明に想到
した。
【0010】すなわち、本発明は、焼成炉中で Fe,Ni含
有酸化物鉱石を半溶融還元処理してフェロニッケル粒を
回収する際に副生するフェロニッケルスラグ95〜80wt%
と消石灰5〜20wt%からなる土質改良用水硬性組成物で
ある。また、上記のフェロニッケルスラグとしては、そ
の主要成分が、SiO2:40〜60%,CaO:3〜15%,MgO:20
〜40%およびAl2O3:1〜5%からなり、残部が未還元Fe
O と不可避不純物であることが好ましいものである。
有酸化物鉱石を半溶融還元処理してフェロニッケル粒を
回収する際に副生するフェロニッケルスラグ95〜80wt%
と消石灰5〜20wt%からなる土質改良用水硬性組成物で
ある。また、上記のフェロニッケルスラグとしては、そ
の主要成分が、SiO2:40〜60%,CaO:3〜15%,MgO:20
〜40%およびAl2O3:1〜5%からなり、残部が未還元Fe
O と不可避不純物であることが好ましいものである。
【0011】
【作用】フェロニッケルスラグ,とくにその微粒スラグ
の成分は、SiO2,CaO,MgO,Al2O3からなり、その他の残部
成分として、微量の未還元のFeO および不可避不純物を
含むものとからなるものである。ここで主成分であるSi
O2,CaO,MgO,Al2O3の含有量は、各々、 SiO2: 40〜60%, CaO : 3〜15% MgO : 20〜40%, Al2O3: 1〜5% である。この主要成分組成の範囲は、ニッケル製錬条件
に依存して必然的に決定されるが、この組成について
は、製錬用原料の配合調整により、常にこの範囲内に収
まるようにコントロールされている。従って、この成分
組成はフェロニッケルスラグとしての変わらない組成と
いうことができる。
の成分は、SiO2,CaO,MgO,Al2O3からなり、その他の残部
成分として、微量の未還元のFeO および不可避不純物を
含むものとからなるものである。ここで主成分であるSi
O2,CaO,MgO,Al2O3の含有量は、各々、 SiO2: 40〜60%, CaO : 3〜15% MgO : 20〜40%, Al2O3: 1〜5% である。この主要成分組成の範囲は、ニッケル製錬条件
に依存して必然的に決定されるが、この組成について
は、製錬用原料の配合調整により、常にこの範囲内に収
まるようにコントロールされている。従って、この成分
組成はフェロニッケルスラグとしての変わらない組成と
いうことができる。
【0012】上述したフェロニッケルスラグの成分で
は、水硬性発現のための指標となる塩基度((CaO+MgO)
/SiO2)は、せいぜい0.6 どまりであり、土質改良材と
しての要求性能に達しない。そこで、本発明において
は、この塩基度を上げるために、以下に説明するような
Caを主成分とする添加剤を加えて、塩基度調整を図るこ
とにしたのである。
は、水硬性発現のための指標となる塩基度((CaO+MgO)
/SiO2)は、せいぜい0.6 どまりであり、土質改良材と
しての要求性能に達しない。そこで、本発明において
は、この塩基度を上げるために、以下に説明するような
Caを主成分とする添加剤を加えて、塩基度調整を図るこ
とにしたのである。
【0013】本発明において用いられるフェロニッケル
スラグは、ロータリーキルンなどの焼成炉内に酸化Ni
鉱石とともに還元剤(無煙炭等)を装入し、これを燃焼
気流中で転動造粒して半溶融還元することにより、鉱石
中の酸化Ni,酸化Fe分を還元し、その後、炉外に排
出して水砕してから比重選鉱や磁力選鉱を重ねることに
よって、フェロニッケルとは別に回収されるものであ
る。なお、このフェロニッケルスラグについては、上述
したように排出時に水冷破砕を受けるので、その水冷の
熱衝撃による粉砕が自然に起こるので処理が容易であ
る。
スラグは、ロータリーキルンなどの焼成炉内に酸化Ni
鉱石とともに還元剤(無煙炭等)を装入し、これを燃焼
気流中で転動造粒して半溶融還元することにより、鉱石
中の酸化Ni,酸化Fe分を還元し、その後、炉外に排
出して水砕してから比重選鉱や磁力選鉱を重ねることに
よって、フェロニッケルとは別に回収されるものであ
る。なお、このフェロニッケルスラグについては、上述
したように排出時に水冷破砕を受けるので、その水冷の
熱衝撃による粉砕が自然に起こるので処理が容易であ
る。
【0014】さて、本発明者らは、水硬性付与のために
用いる塩基度調整剤について検討した。その結果、カル
シウムを主成分とする添加剤として、消石灰(Ca(O
H)2 ),石膏(Ca2SO4・2H2O)あるいは電気炉還元スラ
グ(CaO が50%以上を占める)などが考えられたが、以
下に説明するように、なかでも消石灰(Ca(OH)2 )が有
効であることが判った。
用いる塩基度調整剤について検討した。その結果、カル
シウムを主成分とする添加剤として、消石灰(Ca(O
H)2 ),石膏(Ca2SO4・2H2O)あるいは電気炉還元スラ
グ(CaO が50%以上を占める)などが考えられたが、以
下に説明するように、なかでも消石灰(Ca(OH)2 )が有
効であることが判った。
【0015】すなわち、本発明者らの研究成果によれ
ば、上記のもののうち、石膏および電気炉還元スラグ
は、フェロニッケルスラグの塩基度を向上させることは
できるものの、フェロニッケルスラグに土質改良材とし
ての適用を可能にするのに十分な水硬性を発現させるこ
とができないことが判った。これに対し、消石灰は、フ
ェロニッケルスラグの塩基度を向上させることができる
と共に、組成物の水硬性を著しく促進させることができ
る。
ば、上記のもののうち、石膏および電気炉還元スラグ
は、フェロニッケルスラグの塩基度を向上させることは
できるものの、フェロニッケルスラグに土質改良材とし
ての適用を可能にするのに十分な水硬性を発現させるこ
とができないことが判った。これに対し、消石灰は、フ
ェロニッケルスラグの塩基度を向上させることができる
と共に、組成物の水硬性を著しく促進させることができ
る。
【0016】消石灰の水硬性作用は、この消石灰をフェ
ロニッケルスラグに添加することにより、 CaOおよびSi
O2の複合鉱物相,いわゆるカルシウム−シリケート(Ca
SiO3)の水和反応が促進されることに由来する。ところ
が、前記石膏および電気炉還元スラグでは、このような
スラグの鉱物相を変化させるような水和反応が起こら
ず、従って、優れた水硬性を発現させることができない
と推定される。
ロニッケルスラグに添加することにより、 CaOおよびSi
O2の複合鉱物相,いわゆるカルシウム−シリケート(Ca
SiO3)の水和反応が促進されることに由来する。ところ
が、前記石膏および電気炉還元スラグでは、このような
スラグの鉱物相を変化させるような水和反応が起こら
ず、従って、優れた水硬性を発現させることができない
と推定される。
【0017】また、Al2O3 はフェロニッケルスラグのみ
ではX線回析で同定されないが、水硬性の発現によって
同定されるようになる。これは、消石灰の添加によって
Al2O3・SiO2などの鉱物相から分離したものと思われ、
これも水硬性の促進に寄与していると考えられる。
ではX線回析で同定されないが、水硬性の発現によって
同定されるようになる。これは、消石灰の添加によって
Al2O3・SiO2などの鉱物相から分離したものと思われ、
これも水硬性の促進に寄与していると考えられる。
【0018】このように本発明においては、フェロニッ
ケルスラグに消石灰を添加することにより、土質改良材
としての適用を可能にする水硬性組成物を得ることがで
きるのである。
ケルスラグに消石灰を添加することにより、土質改良材
としての適用を可能にする水硬性組成物を得ることがで
きるのである。
【0019】この消石灰の添加量は、フェロニッケルス
ラグに対し、内枠量で5〜20wt%とする。この理由は、
5%未満では、得られる水硬性組成物が土質改良材とし
ての適用を可能にするのに十分な水硬性を発現せず、一
方、20%を超えると、未反応の消石灰が水硬性組成物中
に残存し、却って水硬性を低下させる作用を生じさせる
からである。
ラグに対し、内枠量で5〜20wt%とする。この理由は、
5%未満では、得られる水硬性組成物が土質改良材とし
ての適用を可能にするのに十分な水硬性を発現せず、一
方、20%を超えると、未反応の消石灰が水硬性組成物中
に残存し、却って水硬性を低下させる作用を生じさせる
からである。
【0020】なお、フェロニッケルスラグの粒度分布
は、特に限定されるものではないが、フェロニッケルス
ラグの結合を促進するためには、より高い表面エネルギ
ーを有する微細粒が多い方が好ましく、例えば、0.105m
m ふるい百分率が90%以上であることが好ましい。
は、特に限定されるものではないが、フェロニッケルス
ラグの結合を促進するためには、より高い表面エネルギ
ーを有する微細粒が多い方が好ましく、例えば、0.105m
m ふるい百分率が90%以上であることが好ましい。
【0021】
【実施例】ロータリーキルン内に、酸化Ni鉱石1000kg
および還元剤として無煙炭135kgを装入し、このロータ
リーキルン内の最高温度1360℃の条件下で、酸化Ni鉱
石を還元し、その後、水冷破砕し選鉱を重ねて、フェロ
ニッケルスラグを副生させた。この副生されたフェロニ
ッケルスラグの化学成分を表1に示す。また、このスラ
グの粒度分布を表2に示す。
および還元剤として無煙炭135kgを装入し、このロータ
リーキルン内の最高温度1360℃の条件下で、酸化Ni鉱
石を還元し、その後、水冷破砕し選鉱を重ねて、フェロ
ニッケルスラグを副生させた。この副生されたフェロニ
ッケルスラグの化学成分を表1に示す。また、このスラ
グの粒度分布を表2に示す。
【0022】次に、このフェロニッケルスラグに対し
て、消石灰を種々の割合で添加し、得られた水硬性組成
物の水硬性を以下に示す試験方法にて評価した。 (1) この試験は、まず、フェロニッケルスラグおよび消
石灰がそのままの状態でフロー値 150〜200mm となるよ
うに蒸留水を加えて練り混ぜ、次いで、この混練物を直
径25mm, 高さ50mmのポリ塩化ビニル製のモールド内に気
泡を巻き込まないように充填して固め、その後、20℃,
湿度95%以上の飽和湿潤状態である養生箱内で24時間養
生してから、端面を整形し脱型して、供試体を作成し、
(2) 得られた供試体の脱型直後の直径と高さを測定し、
その後、20℃, 飽和湿潤状態にて、所定期間養生し、
(3) そして、この養生後に、供試体の一軸圧縮強度およ
び体積変化率を測定した。なお、一軸圧縮試験は、JIS
A1216 に準拠して実施し、体積変化率は供試体作成時の
体積に対する変化率であり、プラスの値が膨張, マイナ
スの値が収縮を示す。
て、消石灰を種々の割合で添加し、得られた水硬性組成
物の水硬性を以下に示す試験方法にて評価した。 (1) この試験は、まず、フェロニッケルスラグおよび消
石灰がそのままの状態でフロー値 150〜200mm となるよ
うに蒸留水を加えて練り混ぜ、次いで、この混練物を直
径25mm, 高さ50mmのポリ塩化ビニル製のモールド内に気
泡を巻き込まないように充填して固め、その後、20℃,
湿度95%以上の飽和湿潤状態である養生箱内で24時間養
生してから、端面を整形し脱型して、供試体を作成し、
(2) 得られた供試体の脱型直後の直径と高さを測定し、
その後、20℃, 飽和湿潤状態にて、所定期間養生し、
(3) そして、この養生後に、供試体の一軸圧縮強度およ
び体積変化率を測定した。なお、一軸圧縮試験は、JIS
A1216 に準拠して実施し、体積変化率は供試体作成時の
体積に対する変化率であり、プラスの値が膨張, マイナ
スの値が収縮を示す。
【0023】かかる測定結果を図1,図2に示す。図1
に示す結果から明らかなように、供試体の一軸圧縮強度
は、養生日数の増加に伴い増加し、内枠量で15wt%に当
る量の消石灰を添加含有させ、かつ91日間養生した場合
に最大値となり、この値は、無添加の場合に比べて20倍
の強度を示した。なお、消石灰の含有量が20wt%を超え
ると、未反応の消石灰(Ca(OH)2 )が同定されるように
なり逆に供試体の強度が低下した。また、図2に示す結
果から明らかなように、供試体の体積変化率は、いずれ
の含有量,養生日数においても、ほとんど変化無く良好
な結果となった。
に示す結果から明らかなように、供試体の一軸圧縮強度
は、養生日数の増加に伴い増加し、内枠量で15wt%に当
る量の消石灰を添加含有させ、かつ91日間養生した場合
に最大値となり、この値は、無添加の場合に比べて20倍
の強度を示した。なお、消石灰の含有量が20wt%を超え
ると、未反応の消石灰(Ca(OH)2 )が同定されるように
なり逆に供試体の強度が低下した。また、図2に示す結
果から明らかなように、供試体の体積変化率は、いずれ
の含有量,養生日数においても、ほとんど変化無く良好
な結果となった。
【0024】以上の結果より、フェロニッケルスラグに
対して、内枠量で5〜20wt%に当る量の消石灰を添加含
有させることにより、水硬性に優れ、かつ体積変化率も
無い良好な水硬性組成物を得ることができることが確認
できた。
対して、内枠量で5〜20wt%に当る量の消石灰を添加含
有させることにより、水硬性に優れ、かつ体積変化率も
無い良好な水硬性組成物を得ることができることが確認
できた。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明方法によれ
ば、従来、埋立廃棄処分されていたフェロニッケルスラ
グを有効利用することができ、これに、消石灰を添加し
た水硬性組成物は、廃棄物となっている建設残土を良質
土に改良して埋戻しに利用することが可能となる。
ば、従来、埋立廃棄処分されていたフェロニッケルスラ
グを有効利用することができ、これに、消石灰を添加し
た水硬性組成物は、廃棄物となっている建設残土を良質
土に改良して埋戻しに利用することが可能となる。
【図1】消石灰含有量と一軸圧縮強度の関係を示すグラ
フである。
フである。
【図2】消石灰含有量と体積変化率の関係を示すグラフ
である。
である。
フロントページの続き (72)発明者 内山 恭輔 京都府宮津市字須津413 日本冶金工業株 式会社大江山製造所内 (72)発明者 新居 治男 京都府与謝郡加悦町字加悦204−2 カヤ 興産株式会社内 (72)発明者 松森 豊己 京都府宮津市字須津413 日本冶金工業株 式会社大江山製造所内
Claims (2)
- 【請求項1】 焼成炉中で Fe,Ni含有酸化物鉱石を半溶
融還元処理してフェロニッケルを回収する際に副生する
フェロニッケルスラグ95〜80wt%と消石灰5〜20wt%か
らなる土質改良用水硬性組成物。 - 【請求項2】 フェロニッケルスラグは、その主要成分
が、SiO2:40〜60%,CaO:3〜15%,MgO:20〜40%およ
びAl2O3:1〜5%からなり、残部が未還元FeO と不可避
不純物である請求項1に記載の土質改良用水硬性組成
物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4162649A JPH061975A (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 土質改良用水硬性組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4162649A JPH061975A (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 土質改良用水硬性組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH061975A true JPH061975A (ja) | 1994-01-11 |
Family
ID=15758640
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4162649A Pending JPH061975A (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 土質改良用水硬性組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH061975A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07228869A (ja) * | 1994-02-16 | 1995-08-29 | Nippon Yakin Kogyo Co Ltd | 軟弱土強度改善添加材及び軟弱土の強度改善方法 |
| JP2008073575A (ja) * | 2006-09-19 | 2008-04-03 | Jdc Corp | 廃棄物埋立構造および廃棄物埋立構造の細粒層用スラグ砂ならびにその製造方法 |
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| JP2019531253A (ja) * | 2016-10-04 | 2019-10-31 | リサーチ インスティチュート オブ インダストリアル サイエンス アンド テクノロジー | 製鉄工程の副産物を用いた無機繊維及びその製造方法 |
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