JPH0619868Y2 - 平ベルト - Google Patents
平ベルトInfo
- Publication number
- JPH0619868Y2 JPH0619868Y2 JP5418289U JP5418289U JPH0619868Y2 JP H0619868 Y2 JPH0619868 Y2 JP H0619868Y2 JP 5418289 U JP5418289 U JP 5418289U JP 5418289 U JP5418289 U JP 5418289U JP H0619868 Y2 JPH0619868 Y2 JP H0619868Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- belt
- rubber layer
- flat belt
- core wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、高負荷伝動用の平ベルトに関するものであ
る。
る。
(従来の技術) 従来、平ベルトは、ベルト基帯の外被全体若しくはプー
リ接触面に糊引きした帆布を張り合わせた構造又は心線
に単一ゴムを貼った構造で、軽負荷伝動用に用いられて
いる(例えば実公昭50−43634号公報参照)。
リ接触面に糊引きした帆布を張り合わせた構造又は心線
に単一ゴムを貼った構造で、軽負荷伝動用に用いられて
いる(例えば実公昭50−43634号公報参照)。
(考案が解決しようとする課題) そのため、高負荷条件下での使用では、心線が沈み込
み、また、剪断力に対する変形が大きく、高負荷伝動が
できないのが現状である。
み、また、剪断力に対する変形が大きく、高負荷伝動が
できないのが現状である。
即ち、心線層の下側に弾性が低いゴム層のみがある場合
には、高負荷伝動を行うと、第9図及び第10図に示す
ように、心線aとプーリbとの間に圧縮力が作用し、圧
縮ゴム層cが大きく変形し、心線aが大きく沈み込むこ
ととなり(第9図鎖線参照)、また、ベルト長手方向に
は、剪断応力τにより大きな剪断歪γを発生するため
に、伝動能力が低くなり、また、発熱が大きくなり、ベ
ルト寿命が低下する。
には、高負荷伝動を行うと、第9図及び第10図に示す
ように、心線aとプーリbとの間に圧縮力が作用し、圧
縮ゴム層cが大きく変形し、心線aが大きく沈み込むこ
ととなり(第9図鎖線参照)、また、ベルト長手方向に
は、剪断応力τにより大きな剪断歪γを発生するため
に、伝動能力が低くなり、また、発熱が大きくなり、ベ
ルト寿命が低下する。
また、心線aとプーリbとの間の圧縮力により圧縮ゴム
層cに発生する面圧Pがベルト幅方向で均一とならず、
各心線aごとに大きな面圧Pmaxが発生し、圧縮ゴム層
cとプーリbとの間のすべりで部分的に摩耗を早める。
層cに発生する面圧Pがベルト幅方向で均一とならず、
各心線aごとに大きな面圧Pmaxが発生し、圧縮ゴム層
cとプーリbとの間のすべりで部分的に摩耗を早める。
一方、圧縮ゴム層を、短繊維が混合された高弾性のゴム
で形成すると、摩擦係数が低いので、伝動能力が低くな
る。
で形成すると、摩擦係数が低いので、伝動能力が低くな
る。
本考案はかかる点に鑑みてなされたもので、高負荷伝動
を可能とした平ベルトを提供することを目的とする。
を可能とした平ベルトを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、ベルト基帯にエンドレスの心線が螺旋状に埋
設された心線層を有する平ベルトを前提とするもので、
上記ベルト基帯のプーリに接触する下面側に高摩擦係数
を有する表面ゴム層を、上面側にスダレコードがベルト
幅方向に配列されたスダレ帆布層をそれぞれ有し、上記
心線層と表面ゴム層との間に短繊維混合の高弾性ゴムか
らなる圧縮ゴム層が介設されている構成とする。
設された心線層を有する平ベルトを前提とするもので、
上記ベルト基帯のプーリに接触する下面側に高摩擦係数
を有する表面ゴム層を、上面側にスダレコードがベルト
幅方向に配列されたスダレ帆布層をそれぞれ有し、上記
心線層と表面ゴム層との間に短繊維混合の高弾性ゴムか
らなる圧縮ゴム層が介設されている構成とする。
(作用) 心線からの圧縮力を受けても、その下側の圧縮ゴム層は
短繊維混合の高弾性ゴムからなるので、あまり変形せ
ず、心線は沈み込まず、また、プーリより表面ゴム層に
作用する圧縮力は、スダレ帆布層によって剛性が高めら
れると共に表面ゴム層が高摩擦係数を有することから、
ほぼ均一となり、剪断応力による変形が小さくなる。
短繊維混合の高弾性ゴムからなるので、あまり変形せ
ず、心線は沈み込まず、また、プーリより表面ゴム層に
作用する圧縮力は、スダレ帆布層によって剛性が高めら
れると共に表面ゴム層が高摩擦係数を有することから、
ほぼ均一となり、剪断応力による変形が小さくなる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に沿って詳細に説明する。
平ベルトの全体構成を示す第1図において、1は平ベル
トで、接着ゴム2内部に心線3が螺旋状に埋設されてな
る心線層4を有し、該心線層4の上面側にスダレコード
5がベルト幅方向に配列されたスダレ帆布層6が積層さ
れ、下面側に、短繊維混合の高弾性ゴムからなる圧縮ゴ
ム層7(E=430×106dyn/cm2、μ=0.5)及
び高摩擦係数を有する表面ゴム層8(E=310×10
6dyn/cm2、μ=0.9)とが上側から順に積層されて
なる。
トで、接着ゴム2内部に心線3が螺旋状に埋設されてな
る心線層4を有し、該心線層4の上面側にスダレコード
5がベルト幅方向に配列されたスダレ帆布層6が積層さ
れ、下面側に、短繊維混合の高弾性ゴムからなる圧縮ゴ
ム層7(E=430×106dyn/cm2、μ=0.5)及
び高摩擦係数を有する表面ゴム層8(E=310×10
6dyn/cm2、μ=0.9)とが上側から順に積層されて
なる。
このように構成すれば、心線層4下側の圧縮ゴム層7
は、短繊維混合の高弾性ゴムからなるので、第2図及び
第3図に示すように、心線からの圧縮ゴム層力を受けて
も、あまり変形せず、心線3は沈み込まず、また、プー
リ9より表面ゴム層8に作用する圧縮力(面圧P)は、
スダレ帆布層6によって剛性が高められると共に表面ゴ
ム層8が高摩擦係数を有することから、ほぼ均一とな
り、剪断応力γによる変形が小さくなる。よって、高負
荷伝動が可能となる。
は、短繊維混合の高弾性ゴムからなるので、第2図及び
第3図に示すように、心線からの圧縮ゴム層力を受けて
も、あまり変形せず、心線3は沈み込まず、また、プー
リ9より表面ゴム層8に作用する圧縮力(面圧P)は、
スダレ帆布層6によって剛性が高められると共に表面ゴ
ム層8が高摩擦係数を有することから、ほぼ均一とな
り、剪断応力γによる変形が小さくなる。よって、高負
荷伝動が可能となる。
ここで、心線層4の下側を全て高弾性ゴムからなる圧縮
ゴム層としていないのは、そのようにすると、心線から
圧縮力を受けても変形はないが、摩擦係数が低くなるた
め、早期にスベリ伝動能力がアップしないからである。
そのため、心線層4の下側に圧縮ゴム層7と表面ゴム層
8とを積層するようにしているのである。
ゴム層としていないのは、そのようにすると、心線から
圧縮力を受けても変形はないが、摩擦係数が低くなるた
め、早期にスベリ伝動能力がアップしないからである。
そのため、心線層4の下側に圧縮ゴム層7と表面ゴム層
8とを積層するようにしているのである。
続いて、上記平ベルト1について行った試験結果につい
て説明する。
て説明する。
(1)スリップ試験 〈試験ベルト〉 第1図に示す本考案例平ベルト1、心線層22の下
側の圧縮ゴム層23(E=250×106dyn/cm2、μ
=0.8)がゴムのみからなる比較例Aとしての平ベル
ト21(第4図参照)、心線層32の下側の圧縮ゴム
層33(E=430×106dyn/cm2、μ=0.5)が
短繊維混合ゴムからなる比較例Bとしての平ベルト31
(第5図参照)とについて行った。尚、ベルト寸法は、
全て、ベルト幅25.4mm、ベルト厚さ3.56mm、周
回凹溝の幅1mmである。
側の圧縮ゴム層23(E=250×106dyn/cm2、μ
=0.8)がゴムのみからなる比較例Aとしての平ベル
ト21(第4図参照)、心線層32の下側の圧縮ゴム
層33(E=430×106dyn/cm2、μ=0.5)が
短繊維混合ゴムからなる比較例Bとしての平ベルト31
(第5図参照)とについて行った。尚、ベルト寸法は、
全て、ベルト幅25.4mm、ベルト厚さ3.56mm、周
回凹溝の幅1mmである。
〈試験装置〉 第6図に示すように、駆動側プーリ41(直径100m
m、OPS)と、従動側プーリ42(直径100mm、2
600rpm)とに試験ベルト43を巻回し、従動側プー
リ42にW=450kgfの軸荷重を加えつつ走行試験を
行い、伝動能力の変化によるスリップ率の変化を測定し
た。
m、OPS)と、従動側プーリ42(直径100mm、2
600rpm)とに試験ベルト43を巻回し、従動側プー
リ42にW=450kgfの軸荷重を加えつつ走行試験を
行い、伝動能力の変化によるスリップ率の変化を測定し
た。
〈試験結果〉 試験結果は第7図に示す通りである。従って、本考案例
は、伝動能力を高めても、比較例A,B(平ベルト2
1,31)に比べで、スリップ率が小さく、高負荷伝動
に適していることが判る。
は、伝動能力を高めても、比較例A,B(平ベルト2
1,31)に比べで、スリップ率が小さく、高負荷伝動
に適していることが判る。
(2)摩擦係数測定試験 〈試験ベルト〉 スリップ試験と同じである。
〈試験装置〉 第8図に示すように、試験ベルト51をプーリ52(直
径60mm、回転数45rpm)に巻回し、一端にロードセ
ル53を連結する一方、他端に荷重DWを加え、次の式
に基づき摩擦係数μを求めた。
径60mm、回転数45rpm)に巻回し、一端にロードセ
ル53を連結する一方、他端に荷重DWを加え、次の式
に基づき摩擦係数μを求めた。
μ=[2×Ln(ロードセル荷重/DW)]/π (考案の効果) 本考案は、上記のように、心線層の上側にスダレ帆布層
を、下側に高弾性の圧縮ゴム層及び高摩擦係数の表面ゴ
ム層を積層するようにしたから、心線からの圧縮力を受
けても、その下側の圧縮ゴム層はあまり変形せず、心線
は沈み込まず、また、プーリより表面ゴム層に作用する
圧縮力は、スダレ帆布層によって剛性が高められると共
に表面ゴム層が高摩擦係数を有することから、ほぼ均一
となり、剪断応力による変形が小さくなり、高負荷伝動
が可能となる。
を、下側に高弾性の圧縮ゴム層及び高摩擦係数の表面ゴ
ム層を積層するようにしたから、心線からの圧縮力を受
けても、その下側の圧縮ゴム層はあまり変形せず、心線
は沈み込まず、また、プーリより表面ゴム層に作用する
圧縮力は、スダレ帆布層によって剛性が高められると共
に表面ゴム層が高摩擦係数を有することから、ほぼ均一
となり、剪断応力による変形が小さくなり、高負荷伝動
が可能となる。
第1図〜第8図は本考案の実施例を示し、第1図は平ベ
ルトの断面図、第2図及び第3図は作用の説明図、第4
図及び第5図は比較例の試験ベルトの断面図、第6図は
試験装置の説明図、第7図は試験結果を示す図、第8図
は摩擦係数の測定方法の説明図である。 第9図及び第10図は従来の平ベルトの作用の説明図で
ある。 1,61,71……平ベルト、2……接着ゴム、3……
心線、4……心線層、5……スダレコード、6……スダ
レ帆布層、7……圧縮ゴム層、8……表面ゴム層
ルトの断面図、第2図及び第3図は作用の説明図、第4
図及び第5図は比較例の試験ベルトの断面図、第6図は
試験装置の説明図、第7図は試験結果を示す図、第8図
は摩擦係数の測定方法の説明図である。 第9図及び第10図は従来の平ベルトの作用の説明図で
ある。 1,61,71……平ベルト、2……接着ゴム、3……
心線、4……心線層、5……スダレコード、6……スダ
レ帆布層、7……圧縮ゴム層、8……表面ゴム層
Claims (1)
- 【請求項1】ベルト基帯にエンドレスの心線が螺旋状に
埋設された心線層を有する平ベルトにおいて、 上記ベルト基帯のプーリに接触する下面側に高摩擦係数
を有する表面ゴム層を、上面側にスダレコードがベルト
幅方向に配列されたスダレ帆布層をそれぞれ有し、上記
心線層と表面ゴム層との間に短繊維混合の高弾性ゴムか
らなる圧縮ゴム層が介設されていることを特徴とする平
ベルト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5418289U JPH0619868Y2 (ja) | 1989-05-10 | 1989-05-10 | 平ベルト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5418289U JPH0619868Y2 (ja) | 1989-05-10 | 1989-05-10 | 平ベルト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02143543U JPH02143543U (ja) | 1990-12-05 |
| JPH0619868Y2 true JPH0619868Y2 (ja) | 1994-05-25 |
Family
ID=31576019
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5418289U Expired - Lifetime JPH0619868Y2 (ja) | 1989-05-10 | 1989-05-10 | 平ベルト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0619868Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-05-10 JP JP5418289U patent/JPH0619868Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02143543U (ja) | 1990-12-05 |
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