JPH06198902A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH06198902A
JPH06198902A JP5015982A JP1598293A JPH06198902A JP H06198902 A JPH06198902 A JP H06198902A JP 5015982 A JP5015982 A JP 5015982A JP 1598293 A JP1598293 A JP 1598293A JP H06198902 A JPH06198902 A JP H06198902A
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tube
drive shaft
pressure roller
ink
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Shuzo Matsumoto
修三 松本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易な構成で、しかも、耐久性に富み、信頼
性のあるインクジェット記録装置用のチューブポンプを
提供する。 【構成】 ポンプ駆動軸30により回転されるスライド
ガイド板40は、α〜β間では軸30と同軸に、β〜γ
内では軸30方向に向うガイド穴41を有する。このガ
イド穴41内に加圧ローラ20の軸21が挿入されてい
る。従って、チューブポンプの非使用時は(図
(b))、ポンプ動作時(図(c))のポンプ駆動軸3
0の回転方向Aに対し、該ポンプ駆動軸30が逆方向B
に回転し、前記チューブ2の弾性力によって前記加圧ロ
ーラ20の回転軸21が前記ポンプ駆動軸30の軸心方
向に移動して(図(b)の状態となり)前記チューブ2
の押圧状態を解除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録装
置、より詳細には、インクジェット記録装置のインク供
給系中に配設されてインクジェットヘッドに対してイン
クを加圧供給し、該インクジェットヘッドにインクを充
填し、或いは、インクジェットヘッド内の気泡を排出
し、或いは、インクジェットヘッドのノズルの目詰りを
除去するためのチューブポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】オンデマンド方式のインクジェット記録
においては、インク噴射ヘッド内への気泡の混入やノズ
ルの目詰りが原因となって印字品質が劣化し、或いは、
印字不能となることがあり、この解消が大きな課題の一
つである。
【0003】上記の課題を解決するための手段の1つと
して、従来、インクジェットヘッドにインクを供給する
インク供給系内にポンプを設け、インクジェットヘッド
にインクを充填するに際し、該ポンプによりインクを加
圧供給してインクジェットヘッド内に充填するようにし
ていた。
【0004】図5は、インクジェットヘッドにインクを
充填する際の従来技術の例を説明するための図で、図
中、1はインクタンク、2はインク供給チューブ、3は
ポンプ、4はインクジェットヘッド、5はキャップ、6
は廃インクタンクで、図5(a)の例は、前述のよう
に、インクジェットヘッド4にインクを供給するインク
供給系路2中にポンプ3を設け、該ポンプ3にてインク
を加圧してインクジェットヘッド4に供給して、該イン
クジェットヘッド4にインクを充填し、該インクジェッ
トヘッド4内の気泡を排出し、更には、該インクジェッ
トヘッド4のノズルの目詰りを取り除くものである。こ
の時、インクジェットヘッド4には、キャップ5を被せ
ておき、インクジェットヘッド4から流出するインクを
該キャップ5を通して廃インクタンク6に排出するよう
にし、もって、インクの流出による汚れを防止してい
る。なお、印字中は、ポンプ3は作動せず、インクタン
ク1とインクジェットヘッド4とはポンプ3によって閉
塞されることなく連通している。
【0005】図5(b)の例は、ポンプ3をキャップ5
側に設け、該ポンプ3にてインクジェットヘッド4内の
インクを吸引するようにし、もって、インクジェットヘ
ッド4にインクを充填し、更には、インクジェットヘッ
ド4内の気泡を排出し、或いは、ノズルの目詰りを取り
除くようにしたものである。この場合、当然のことなが
ら、印字中、キャップ5はインクジェットヘッド4から
取り外されており、インクジェットヘッド4へのインク
の供給にポンプ3は作用しない。
【0006】図6は、前記ポンプ3として、チューブポ
ンプを使用した場合の例を説明するための図で、この場
合、チューブポンプ3は、ポンプケース10の内周面を
4分割するように4本の弾性チューブ21,22,23
4を収容し、加圧ローラ20は8個設置してある(円
周を8等分した位置)。このチューブポンプ3のポンプ
動作時は、ポンプ駆動軸30をA方向に回転すると、ポ
ンプ駆動軸30とともに回転移動するガイド板(図示せ
ず)にガイドされて、加圧ローラ20はその側面とポン
プケース10の内周面とによって、弾性チューブ21
4を加圧変形させ、押しつぶしながら回転移動する。
このとき、弾性チューブのI側は圧力が低下して負圧と
なり、O側は圧力が上昇して正圧状態となる。
【0007】而して、図5(a)に示したように、ポン
プ動作によってインク噴射ヘッド側に加圧インクを供給
する場合は、インク噴射ヘッド側をO、インクタンク側
をIとしてインク供給系を接続し、図5(b)に示した
ように、ポンプ動作によってインク噴射ヘッド側のイン
クを負圧吸引する場合は、インク噴射ヘッド側をI、廃
インクタンク側をOとなるように供給系を接続する。な
お、弾性チューブの配置は必ずしも等分割である必要は
なく、要求機能に合わせて設計してよい。特に、負圧発
生の場合は、分割の割合、加圧ローラの配置は重要であ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、チュー
ブポンプはインクジェット記録装置に最適なインク供給
系を提供するが、構造上、次のような欠点を有する。チ
ューブポンプ3内のチューブ2は、加圧ローラ20の外
周とポンプケース10の内壁との間で常に押圧され、お
しつぶされている。この状態で長期間放置されると、チ
ューブ2は弾性復元力が弱まり、次のポンプ駆動時に十
分な性能を発揮しないばかりか、高温放置の場合、全く
復元しなくなったり、亀裂を生じたり、著しい場合は、
チューブが固着してしまうことがある。すなわち、チュ
ーブポンプは、印字開始前とか目づまり解除時に単時間
作動させるのみで目的を達成できるため、休止時間が長
くポンプの長時間駆動によるチューブの劣化は発生しに
くいものの、休止時に常に押しつぶしていることによる
弾性変形により上述のようなクリープ劣化が起る。
【0009】上述のごとき問題を解決する対策として、
例えば、特開昭57−123066号公報にチューブポ
ンプの非使用時に、チューブの押圧を解除することが提
案されており、その手段として、ポンプケース10を移
動させる方法、或いは、加圧ローラを移動する方法が提
案されているが、いずれも、これらを移動させるための
別の駆動源及び駆動機構を必要とし、構造が複雑となる
ばかりでなく、構造改善のためのスペースが増大し、更
には、コストアップとなる。
【0010】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなさ
れたもので、特に、簡易な構成で、しかも、耐久性に富
み、信頼性のあるインクジェット記録装置用のチューブ
ポンプを提供することを目的としてなされたものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、(1)インク噴射ヘッドと、該インク噴
射ヘッドにインクを供給するインク供給系と、該インク
供給系の経路中に配置され、前記インク噴射ヘッドにイ
ンクを充填するチューブポンプを有し、該チューブポン
プは、ポンプケースの内周面を分割するようにして配置
された複数の弾性チューブと、ポンプ駆動軸と、前記弾
性チューブの本数以上の個数で前記ポンプ駆動軸を中心
として円周上に配置された加圧ローラと、該加圧ローラ
の回転軸をガイドし、前記ポンプ駆動軸と一体で移動す
るガイド板と、前記加圧ローラの外周面と協働して前記
弾性チューブを加圧変形させるポンプケースとにより構
成され、前記ポンプ駆動軸の駆動により、前記加圧ロー
ラを前記チューブに押圧するように回転移動させてポン
プ動作をするチューブポンプを有するインクジェットヘ
ッド記録装置において、前記チューブポンプの非使用時
は、ポンプ動作時のポンプ駆動軸の回転方向に対し、該
ポンプ駆動軸が逆回転し、前記チューブの弾性力によっ
て前記加圧ローラの回転軸が前記ポンプ駆動軸の軸心方
向に移動して前記チューブの押圧状態を解除することを
特徴としたものであり、更には、前記(1)において、
(2)前記ガイド板に、前記加圧ローラの回転軸が前記
チューブを押圧状態とするのと同一周上に移動可能な自
由度をもつ領域があるガイドを有すること、或いは、
(3)前記ガイド板は、ガイドが異なる方向に加圧ロー
ラの回転軸に自由度を与える2つの部材により構成され
ること、或いは、(4)前記ポンプとインク噴射ヘッド
とを接続するインク供給系中に、該インク供給系を開閉
可能なバルブを有し、該バルブが閉動作をした後に前記
ポンプ駆動軸が逆回転して前記チューブの押圧状態を解
除することを特徴としたものであり、更には、(5)イ
ンク噴射ヘッドと、該インク噴射ヘッドにインクを供給
するインク供給系と、該インク供給系の経路中に配置さ
れ、該インク噴射ヘッドにインクを充填するチューブポ
ンプを有し、該チューブポンプは、ポンプケースの内周
面を等分割するようにして配置された複数(N)本の弾
性チューブと、ポンプ駆動軸と、該ポンプ駆動軸を中心
として円周上を等分割するように配置された(N+1)
個の加圧ローラと、該加圧ローラの回転軸をガイドし、
かつ、前記ポンプ駆動軸と一体で移動するガイド板と、
前記加圧ローラの外周面と協働して前記弾性チューブを
加圧変形させる前記ポンプケースとにより構成され、前
記ポンプ駆動軸の駆動により、前記加圧ローラを前記チ
ューブに押圧するように回転移動させてポンプ動作をさ
せること、又は、(6)インク噴射ヘッドと、該インク
噴射ヘッドにインクを供給するインク供給系と、該イン
ク供給系の経路中に配置され、該インク噴射ヘッドにイ
ンクを充填するチューブポンプを有し、該チューブポン
プは、ポンプケースの内周面を分割するようにして配置
された複数の弾性チューブと、ポンプ駆動軸と、前記弾
性チューブの本数以下の個数で前記ポンプ駆動軸を中心
として円周上に配置された加圧ローラと、該加圧ローラ
の回転軸をガイドし、かつ、前記ポンプ駆動軸と一体で
移動するガイド板と、前記加圧ローラの外周面と協働し
て前記弾性チューブを加圧変形させる前記ポンプケース
とにより構成され、前記ポンプ駆動軸の駆動により、前
記加圧ローラをチューブに押圧するように回転移動させ
てポンプ動作をし、ポンプ動作休止時に、前記チューブ
ポンプのチューブ導入部であって、かつ、前記チューブ
の圧接位置から外れた位置に前記加圧ローラが移動し
て、前記チューブに対する押圧を解除することを特徴と
したものである。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を説明するための
図で、図(a)は、弾性チューブの押圧状態を解除する
機能を有するガイド板40の部分図で、該ガイド板40
には、加圧ローラの回転軸を移動自由に支持する長穴状
のガイド穴41が設けられている。なお、このガイド穴
41は、加圧ローラ20に1対1で対応するため、加圧
ローラの個数分必要であるが、ここでは、説明を簡明に
するために、1個分のみを示してある。
【0013】上記ガイド穴41は、図1(b),(c)
に示すように、該ガイド41内に加圧ローラ20の回転
軸21が挿通されるものであるため、該回転軸21の軸
径以上の幅を有し、加圧ローラ20の回転軸21は、該
ガイド穴41にて移動自由に支持されている。
【0014】図1(b)はポンプ非使用時、図1(c)
はポンプ使用時の状態を示す図で、図1(b)の状態の
時は、加圧ローラ20は、チューブ2を押圧しておら
ず、図1(c)の状態の時は、加圧ローラ20は、チュ
ーブ2を押圧している。加圧ローラ20がポンプケース
10と協働して弾性チューブ2を加圧変形し、該弾性チ
ューブ2を押しつぶし内径部を閉塞できる位置は、ガイ
ド穴41のα〜β部に加圧ローラ20が位置したとき
で、このα〜β間は、ガイド穴41の溝中心が、Rの同
一周上の溝となっている(加圧ローラがチューブを押圧
する同一周上に自由度をもつ)。また、β〜γ間は、ガ
イド穴41の溝中心がβでのRの位置から滑らかにポン
プ駆動軸30の方向に形成されており、加圧ローラ軸2
1がγの位置にある時は、弾性チューブ2は、これら加
圧ローラ20とポンプケース10とによって押圧されな
い。
【0015】ポンプ動作時は、図1(c)に示すよう
に、ポンプ駆動軸30がAの方向に回転し、加圧ローラ
20は弾性チューブ自体の弾性力によって、ガイド穴4
1内をD方向にスライドし、まず、β点まで達し、ここ
でポンプ動作を行い(実際には、β点では十分なマージ
ンを見込んでいるため、β〜γ間でポンプ動作が開始さ
れる)、さらに、スライドして、α点まで移動する。こ
のα〜β間の移動によって、弾性チューブ2の負荷変動
や、加圧ローラ20に与えられる弾性力の変動があって
も、加圧ローラ20がβ〜γ間にまで移動してチューブ
の閉塞状態が得られなくなるという状態を防止すること
ができる。すなわち、上述の変動によって加圧ローラ2
0が突発的にα位置からβ位置へ移動するようなことが
あっても、A方向へのポンプ駆動軸の回転が続けばαの
位置に直ちに復帰することができ、このα〜β間の移動
で、上記の変動を吸収することができる。
【0016】上述のようにして加圧ローラ20はガイド
穴内をαまで移動した後、さらに、ポンプ駆動軸の回転
が終了するまで、α点においてチューブを押しつぶしな
がらポンプ軸とともにA方向に回転しながらポンプ動作
を続ける。
【0017】ポンプ動作が終了すると、非使用時の状態
にするため、チューブの押圧を解除するが、これは図1
(b)に示すように、ポンプ駆動軸30をB方向に逆回
転することによって実行する。このとき、加圧ローラ2
0は弾性チューブ自体の弾性力によってガイド穴41内
をC方向にスライドし、γ点まで至る。γ点では弾性チ
ューブをわずかにつぶしている程度、換言すれば、加圧
ローラと弾性チューブが接触する程度とする。そのた
め、非常に少量の変形を与えているだけなので、チュー
ブ自体に劣化等の損傷を与えることはない。ポンプを再
び作動させるときは、図1(c)のD方向に加圧ローラ
20をスライドさせる力を与える。
【0018】本発明によるチューブポンプは、上述のご
とき動作をしてインクジェットヘッド内の気泡を排出
し、或いは、ノズルの目詰りを取り除くものであるが、
上述のごとき、動作をおこなうと、ポンプ駆動軸の逆回
転動作のときに、インクが供給系内を逆流するおそれが
ある。これを防止するためには、インク供給系中にバル
ブ機構を配設し、ポンプ駆動軸の逆回転動作をバルブ動
作と連動しておこなうとよい。
【0019】具体的には、例えば、図5(a)のような
系の場合は、インク噴射ヘッド4とポンプ3の間の径路
中に、図5(b)のような系の場合は、キャップ5とポ
ンプ3の間の径路中にバルブ動作を設ける。図5(a)
の場合、通常はバルブは開いているが、チューブの押圧
を解除するため、ポンプ駆動軸を逆回転させる場合は、
その前にバルブを閉じ、押圧解除が終了した後、バルブ
を開とする。図5(b)の場合も同様にするが、この場
合は、キャップ部に開放バルブを設けたり、あるいは、
キャップを離間させたりして、実質的に、ポンプ側の供
給系を、インク噴射ヘッドから分離した後に、ポンプ駆
動軸を逆回転させて押圧解除を実行してもよい。なお、
バルブ動作は、チューブポンプの弾性チューブ2を加圧
ローラの押圧位置から引き出した位置において押しつぶ
すことによって容易に実行できる。このときの押しつぶ
し動作は、ポンプ駆動軸の逆回転動作と連動するように
して行えばより簡易になる。
【0020】図2は、本発明によるチューブポンプの一
実施例を説明するための分解斜視図で、図中、図1に示
した実施例と同様の作用をする部分には、図1の場合と
同一の参照番号が付してある。
【0021】図2において、ポンプ駆動軸30はポンプ
ケース10を回転自由に貫通し、後述するスライドガイ
ド板40A,40Bとピン、キー等により固定され、そ
の回転に伴い、スライドガイド板40A,40Bを回転
させる。ポンプケース10内には、前述のように、弾性
チューブ2(図示例の場合、8本)が配置される。加圧
ローラ20(ここでは1個のみ示す)は、ポンプ駆動軸
方向に自由度をもつガイド溝51を有するラジアルガイ
ド板50によって、その回転軸21が両側より案内さ
れ、円周方向に保持され、ポンプ駆動軸方向にのみスラ
イドできるようになっている。
【0022】さらに、このラジアルガイド板50の両側
から、図1で説明したようなガイド穴41を形成したス
ライドガイド板40A,40Bが装着され、これらガイ
ド穴41が加圧ローラ20の回転軸21を前述のように
保持する。これにより、加圧ローラ20の回転軸21
は、ガイドの異なる方向に自由度をもっている2枚のガ
イド板40A,40Bにより保持される。すなわち、こ
こでは、ガイドが異なる自由度をもっている2つの部材
40A,40Bによりガイド板40が構成されているこ
とになる。
【0023】上述のように、スライドガイド板40A,
40Bは、ポンプ駆動軸30に固定され、該駆動軸30
と共に回転する。これに対し、ラジアルガイド板50
は、駆動軸30、スライドガイド板40A,40Bに対
しては、スライドガイド板40Aの軸43に中心穴53
がはめあわされることにより自由に回転する。ただし、
スライドガイド40A,40Bのストップガイド42、
ラジアルガイド50のストッパ52により回転方向での
自由領域が規性される。すなわち、スライドガイド50
は加圧ローラ20を単に円周方向にガイドするためのも
のである。
【0024】つまり、図1で説明したようなガイドを単
一のガイド板で構成すると、弾性チューブの変形による
負荷、及びその変動等に対し、加圧ローラの回転軸の保
持が不安定となるが、図2の構成は、加圧ローラを異な
る2方向により支持することでスライドの動きを防げる
ことなく、回転軸が傾斜せず、スムーズに加圧ローラが
スライドでき、大変好適となっている。なお、ここでの
ガイド自体の働きは、図1で説明したのと同じである。
【0025】図3は、本発明の他の実施例を説明するた
めの図で、この実施例は、チューブポンプ3は複数本
(ここでは4本)の弾性チューブ2と、弾性チューブの
本数より1個多い(ここでは5個)の加圧ローラ20を
配置したものである。加圧ローラ20の個数は多くなる
ほど脈動を防止することができ、また、ポンプ能力も向
上する(加圧力、吸引力が同じポンプ駆動軸回転数では
アップする)が、逆に弾性チューブをつぶす箇所が多く
なるため、弾性チューブの劣化が発生しやすくなり、耐
久性で不利となったり、負荷が増大するため、駆動軸に
与えるトルクがより必要となってくる。
【0026】今、1本の弾性チューブ2について、連続
したポンプ動作を考えると、ある加圧ローラがそのチュ
ーブを押しつぶしながら移動し、そのチューブを押しつ
ぶす位置からはずれたときに、すでに次の加圧ローラが
そのチューブを押しつぶす位置に達していればよい。こ
れを考えると、ポンプケース10の内周面を分割するよ
うにして配置された複数の弾性チューブを有する図示の
ようなポンプでは、弾性チューブの本数より1個多い加
圧ローラを配置すれば、ポンプ駆動軸の回転を続ける限
り、連続してポンプ動作をすることとなる。このこと
は、特に、圧力値を増大させる必要がある場合に有効で
あり、バルブ機構(図示せず)との組合せにより、より
効果を発揮できる。なお、加圧力が必要な場合は、図の
O側に、負圧力が必要な場合は、図のI側にバルブを配
置し、バルブを閉じてからポンプを連続動作させ、その
後、バルブを開いて供給系に差圧を与える。このとき、
弾性チューブ、および、加圧ローラの配置は円周を等分
割として配置することが望ましい。これにより、必要最
小限の加圧ローラの配置で連続したポンプ動作が可能と
なり、弾性チューブの負荷をおさえることができ、ま
た、チューブの劣化を抑制することともなるため、ポン
プの寿命が伸びる。
【0027】図4は、本発明の他の実施例を説明するた
めの図で、この実施例において、チューブポンプ3は、
複数本(ここでは4本)の弾性チューブ2と、弾性チュ
ーブの本数と同数の加圧ローラ(ここでは4個)を円周
を等分割するような配置してある。而して、この実施例
では、ポンプ駆動軸を連続駆動しても弾性チューブを加
圧ローラが押しつぶしていない状態が発生(図示のタイ
ミング)するため、ポンプ動作を連続しておこなうこと
ができない。たとえば、バルブ動作と組み合わせても図
示のタイミングで圧力が元の状態に戻ってしまう。しか
し、圧力値を増大させる必要がなく、単に流量のみ得ら
れればよい場合は、ポンプ駆動軸を十分回数回転駆動さ
せることにより得ることができる。この場合は、ポンプ
動作の終了時に、図示のような位置に加圧ローラを移動
させることで、加圧ローラを軸方向に移動することな
く、弾性チューブの押圧状態を解除することができる。
【0028】なお、上記構成以外でも、例えば、弾性チ
ューブと加圧ローラの配置が円周を等分割しなくてもそ
れぞれの分割角度が一致していればよいし、加圧ローラ
の個数が弾性チューブよりも少なくてもよい。いずれに
しても弾性チューブのポンプからの引き出し位置を利用
し、ポンプ休止時にその位置に対応する箇所に加圧ロー
ラが移動することができるようになっていればよい。
【0029】また、以上の説明では、チューブポンプの
弾性チューブの設置溝として、ポンプケースの内周面を
分割するようにして、1つの面上に複数の弾性チューブ
を設置するようにしたが、これを2枚、3枚重ね等複数
の面上に同様に配置することにより、更に多数の弾性チ
ューブを設置することも可能である。なお、弾性チュー
ブの材質としては、シリコンゴム、フッ素ゴム等のゴム
チューブや弾性樹脂チューブが使用できる。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、簡易な構成で、スペース、コストを増大する
ことなく、チューブポンプのポンプ動作休止時に加圧ロ
ーラが弾性チューブを押圧する状態を解除できるように
なり、チューブポンプの耐久性、信頼性を向上させるこ
とができる。加圧ローラの弾性チューブを押圧する位置
にマージンを設けたので、弾性チューブの負荷変動や、
加圧ローラに与えられる弾性力変動があっても安定した
押圧状態を確保できる。ガイドを2つの部材により異な
る2方向より支持するようにしたので、加圧ローラの回
転軸が安定してスライドできる。ポンプ駆動軸の逆回転
動作をバルブ動作と連動しておこなうようにしたので、
インクが供給系内を逆流することがない。必要最小限の
加圧ローラの配置で連続したポンプ動作が可能となり、
弾性チューブの負荷をおさえることができ、また、チュ
ーブの劣化を抑制することができる。チューブポンプの
弾性チューブの引き出し位置を利用してポンプ休止時に
その位置に対応するように加圧ローラを移動したので、
機構を追加することなく弾性チューブの押圧状態を解除
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるインクジェット記録装置に使用
して好適なチューブポンプの一実施例を説明するための
要部構成図である。
【図2】 本発明によるチューブポンプの他の実施例を
説明するための分解斜視図である。
【図3】 本発明によるチューブポンプの他の実施例を
説明するための図である。
【図4】 本発明によるチューブポンプの他の実施例を
説明するための図である。
【図5】 インクジェット記録装置に使用されるポンプ
の使用例を説明するための図である。
【図6】 従来のチューブポンプの例を説明するための
図である。
【符号の説明】
1…インクタンク、2…インク供給チューブ、3…ポン
プ、4…インクジェット噴射ヘッド、5…キャップ、6
…廃インクタンク、10…ポンプケース、20…加圧ロ
ーラ、21…加圧ローラ軸、30…ポンプ駆動軸、4
0,40A,40B…スライドガイド板、41…ガイド
穴、50…ラジアルガイド板。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク噴射ヘッドと、該インク噴射ヘッ
    ドにインクを供給するインク供給系と、該インク供給系
    の経路中に配置され、前記インク噴射ヘッドにインクを
    充填するチューブポンプを有し、該チューブポンプは、
    ポンプケースの内周面を分割するようにして配置された
    複数の弾性チューブと、ポンプ駆動軸と、前記弾性チュ
    ーブの本数以上の個数で前記ポンプ駆動軸を中心として
    円周上に配置された加圧ローラと、該加圧ローラの回転
    軸をガイドし、前記ポンプ駆動軸と一体で移動するガイ
    ド板と、前記加圧ローラの外周面と協働して前記弾性チ
    ューブを加圧変形させるポンプケースとにより構成さ
    れ、前記ポンプ駆動軸の駆動により、前記加圧ローラを
    前記チューブに押圧するように回転移動させてポンプ動
    作をするチューブポンプを有するインクジェットヘッド
    記録装置において、前記チューブポンプの非使用時は、
    ポンプ動作時のポンプ駆動軸の回転方向に対し、該ポン
    プ駆動軸が逆回転し、前記チューブの弾性力によって前
    記加圧ローラの回転軸が前記ポンプ駆動軸の軸心方向に
    移動して前記チューブの押圧状態を解除することを特徴
    とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイド板に、前記加圧ローラの回転
    軸が前記チューブを押圧状態とするのと同一周上に移動
    可能な自由度をもつ領域があるガイドを有することを特
    徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイド板は、ガイドが異なる方向に
    加圧ローラの回転軸に自由度を与える2つの部材により
    構成されることを特徴とする請求項1に記載のインクジ
    ェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記ポンプとインク噴射ヘッドとを接続
    するインク供給系中に、該インク供給系を開閉可能なバ
    ルブを有し、該バルブが閉動作をした後に前記ポンプ駆
    動軸が逆回転して前記チューブの押圧状態を解除するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装
    置。
  5. 【請求項5】 インク噴射ヘッドと、該インク噴射ヘッ
    ドにインクを供給するインク供給系と、該インク供給系
    の経路中に配置され、該インク噴射ヘッドにインクを充
    填するチューブポンプを有し、該チューブポンプは、ポ
    ンプケースの内周面を等分割するようにして配置された
    複数(N)本の弾性チューブと、ポンプ駆動軸と、該ポ
    ンプ駆動軸を中心として円周上を等分割するように配置
    された(N+1)個の加圧ローラと、該加圧ローラの回
    転軸をガイドし、かつ、前記ポンプ駆動軸と一体で移動
    するガイド板と、前記加圧ローラの外周面と協働して前
    記弾性チューブを加圧変形させる前記ポンプケースとに
    より構成され、前記ポンプ駆動軸の駆動により、前記加
    圧ローラを前記チューブに押圧するように回転移動させ
    てポンプ動作をさせることを特徴とするインクジェット
    記録装置。
  6. 【請求項6】 インク噴射ヘッドと、該インク噴射ヘッ
    ドにインクを供給するインク供給系と、該インク供給系
    の経路中に配置され、該インク噴射ヘッドにインクを充
    填するチューブポンプを有し、該チューブポンプは、ポ
    ンプケースの内周面を分割するようにして配置された複
    数の弾性チューブと、ポンプ駆動軸と、前記弾性チュー
    ブの本数以下の個数で前記ポンプ駆動軸を中心として円
    周上に配置された加圧ローラと、該加圧ローラの回転軸
    をガイドし、かつ、前記ポンプ駆動軸と一体で移動する
    ガイド板と、前記加圧ローラの外周面と協働して前記弾
    性チューブを加圧変形させる前記ポンプケースとにより
    構成され、前記ポンプ駆動軸の駆動により、前記加圧ロ
    ーラをチューブに押圧するように回転移動させてポンプ
    動作をし、ポンプ動作休止時に、前記チューブポンプの
    チューブ導入部であって、かつ、前記チューブの圧接位
    置から外れた位置に前記加圧ローラが移動して、前記チ
    ューブに対する押圧を解除することを特徴とするインク
    ジェット記録装置。
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