JPH06199045A - 光記録媒体 - Google Patents

光記録媒体

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Publication number
JPH06199045A
JPH06199045A JP5002139A JP213993A JPH06199045A JP H06199045 A JPH06199045 A JP H06199045A JP 5002139 A JP5002139 A JP 5002139A JP 213993 A JP213993 A JP 213993A JP H06199045 A JPH06199045 A JP H06199045A
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JP
Japan
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group
recording medium
optical recording
recording film
chemical
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Pending
Application number
JP5002139A
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English (en)
Inventor
Atsushi Yoshizawa
淳志 吉澤
Yasushi Araki
泰志 荒木
Fumio Matsui
文雄 松井
Yoshie Yokoyama
善恵 横山
Akira Jinpo
昭 神宝
Yasuki Okazaki
庸樹 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kanko Shikiso Kenkyusho KK
Pioneer Corp
Original Assignee
Nippon Kanko Shikiso Kenkyusho KK
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Kanko Shikiso Kenkyusho KK, Pioneer Electronic Corp filed Critical Nippon Kanko Shikiso Kenkyusho KK
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  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 短波長のレーザに対して充分な感度および反
射率を有し、高密度記録に適した光記録媒体を提供す
る。 【構成】 基板上に記録膜を備える光記録媒体であっ
て、記録膜は例えば次の一般式(1); [ただし、式(1)において、R1 およびR2 はそれぞ
れアルキル基、アリール基およびアルコキシ基のいずれ
かを表し、W1 およびW2 はそれぞれハロゲン原子、水
素原子またはアルキル基、アルコキシ基、アリール基、
アルコキシカルボニル基、スルホニルアルキル基、シア
ノ基等の置換基を表し、Yはハロゲン原子、水素原子ま
たはアルキル基等の置換基を表し、 等の対イオンを表す。また、nは0、1および2のいず
れかである。]で表されるシアニンを含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光記録媒体、特に有機色
素を含有する記録膜を有するいわゆる書込み可能な追記
型の光記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】光記録媒体は、一般に記憶容量が大き
く、しかも書込みまたは読み出しが非接触で行われる
等、優れた特徴を有することから広く普及するに至って
いる。
【0003】このような光記録媒体の一例として、例え
ばいわゆる書込み可能な追記型(WORM:Write Once
Read Multiple)の光ディスクがあり、このものは、記
録膜の微小面積にレーザービームを集光させ、それを熱
エネルギーに変換し、記録膜の性状を変えて(ピット形
成)記録し、未記録部分との反射光量の違いによって再
生を行なうようにしている。
【0004】そして、この追記型の光記録媒体の記録膜
に有機色素が用いられていることは一般に良く知られて
おり、この記録膜の性状変化を円滑に行なうために媒体
の構成は基板上に記録膜を設けたものを2枚用意し、記
録膜を対向させて配置したいわゆるエアーサンドイッチ
構造とされることが一般的である。
【0005】ここで、そのような媒体の記録膜に含有さ
れる有機色素としては、たとえば次の一般式;
【0006】
【化7】 [ただし、式(5)中、R1 およびR2 はそれぞれアル
キル基、アリール基およびアルコキシ基のいずれかを表
し、Yはハロゲン原子、水素原子またはアルキル基等の
置換基を表し、W1 およびW2 はハロゲン原子、水素原
子またはアルキル基、アルコキシ基、アリール基、アル
コキシスルホニル基、スルホニルアルキル基、シアノ基
等の置換基を表し、Z1 およびZ2 はそれぞれイオウ原
子、酸素原子、セレン原子またはエチレン等の置換基を
表し、
【0007】
【化8】 はカウンターイオンを表す。また、mおよびnはそれぞ
れ0または正の整数を表す。]で表されるインドリン型
シアニン色素に代表されるシアニン色素が用いられてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
半導体レーザの波長を現行よりも短くし(680n
m)、高密度記録を行なう試みがなされるに至り、従来
より追記型の光記録媒体に用いられているシアニン色素
では充分な感度が得られないという問題が生じている。
【0009】すなわち、従来より追記型の光記録媒体に
用いられているシアニン色素は、薄膜化した場合に現行
の高出力レーザの波長(780〜830nm)付近に充
分な反射率と最大吸収をもち、それゆえ安定的な再生と
記録に際しては記録膜上に集光された半導体レーザビー
ムが効率良く吸収されて熱エネルギーに変換されるとい
う利点を有する一方、高密度記録に用いられるレーザの
波長である680nmの付近には充分な反射率と最大吸
収波長をもつものではないからである。
【0010】そこで、本発明者が鋭意検討を重ねた結
果、溶液中で570〜670nmに吸収をもつ特定のシ
アニン色素は薄膜にすると高密度記録に用いられるレー
ザの波長である680nm付近に充分な反射率と最大吸
収をもち、高密度記録に適した光記録媒体の記録膜を形
成し得るとの知見を得るに至った。
【0011】本発明はかかる知見に基づいてなされたも
のであり、本発明の目的は短波長の半導体レーザを用い
た高密度記録に適した光記録媒体を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の構成は、光透過性の基板と、該基板上に形成
された記録膜とを有する光記録媒体において、前記記録
膜が次の一般式(1);
【0013】
【化9】 [ただし、式(1)において、R1 およびR2 はそれぞ
れアルキル基、アリール基およびアルコキシ基のいずれ
かを表し、W1 およびW2 はそれぞれハロゲン原子、水
素原子またはアルキル基、アルコキシ基、アリール基、
アルコキシカルボニル基、スルホニルアルキル基、シア
ノ基等の置換基を表し、Yはハロゲン原子、水素原子ま
たはアルキル基等の置換基を表し、
【0014】
【化10】 等の対イオンを表す。また、nは0、1および2のいず
れかである。]で表されるシアニンを含有することを特
徴とする光記録媒体であり、光透過性の基板と、該基板
上に形成された記録膜とを有する光記録媒体において、
前記記録膜が次の一般式(2);
【0015】
【化11】 [ただし、式(2)において、R1 およびR2 はそれぞ
れアルキル基、アリール基およびアルコキシ基のいずれ
かを表し、
【0016】
【化12】 等の対イオンを表す。また、nは0、1および2のいず
れかである。]で表されるシアニンを含有することを特
徴とする光記録媒体であり、光透過性の基板と、該基板
上に形成された記録膜とを有する光記録媒体において、
前記記録膜が次の一般式(3);
【0017】
【化13】 [ただし、式(3)において、R1 およびR2 はそれぞ
れアルキル基、アリール基およびアルコキシ基のいずれ
かを表し、W1 およびW2 はそれぞれハロゲン原子、水
素原子またはアルキル基、アルコキシ基、アリール基、
アルコキシカルボニル基、スルホニルアルキル基、シア
ノ基等の置換基を表す。また、nは0、1および2のい
ずれかである。]で表されるシアニンを含有することを
特徴とする光記録媒体であり、光透過性の基板と、該基
板上に形成された記録膜とを有する光記録媒体におい
て、前記記録膜が次の一般式(4);
【0018】
【化14】 [ただし、式(4)において、R1 およびR2 はそれぞ
れアルキル基、アリール基およびアルコキシ基のいずれ
かを表す。]で表されるシアニンを含有することを特徴
とする光記録媒体である。
【0019】
【実施例】次に本発明の実施例を示し、本発明の光記録
媒体についてさらに具体的に説明する。
【0020】図1は本発明の光記録媒体の一例を示す部
分断面図である。図1に示すように、この光記録媒体は
光透過性の基板1上に記録膜2が形成された2枚の記録
膜付き基板を記録膜2同士が対向する状態で配設したい
わゆるエアーサンドイッチ構造とされている。ここで、
図1において、5はスペーサである。
【0021】光透過性の基板1は、ディスク形状をな
し、基板1の片側平面には、通常、トラッキング用のプ
リピットまたはプリグルーブが、同心円状にまたはスパ
イラル状に形成されている。このようなプリピットまた
はプリグルーブを有する基板1は、生産性向上の観点か
ら、いわゆる一体的に形成された射出成形樹脂基板であ
ることが好ましく、このものは、例えば、ポリカーボネ
ート樹脂(PC)、ポリメタクリル酸メチル樹脂(PM
MA)、アモルファスポリオレフィン樹脂(APO)等
の透明材料から形成される。また、一体的に形成された
射出成形樹脂基板に限らず、いわゆる2P(photo-poly
mer )法で形成した基板であってもよい。このような基
板1の厚さは1.0〜1.5mm程度である。
【0022】この基板1の上に形成されている記録膜2
には、次の一般式(1)〜(4)のいずれかで表わされ
るシアニンが含有される。
【0023】
【化15】 [ただし、式(1)において、R1 およびR2 はそれぞ
れアルキル基、アリール基およびアルコキシ基のいずれ
かを表し、W1 およびW2 はそれぞれハロゲン原子、水
素原子またはアルキル基、アルコキシ基、アリール基、
アルコキシカルボニル基、スルホニルアルキル基、シア
ノ基等の置換基を表し、Yはハロゲン原子、水素原子ま
たはアルキル基等の置換基を表し、
【0024】
【化16】 等の対イオンを表す。また、nは0、1および2のいず
れかである。]
【0025】
【化17】 [ただし、式(2)において、R1 およびR2 はそれぞ
れアルキル基、アリール基およびアルコキシ基のいずれ
かを表し、
【0026】
【化18】 等の対イオンを表す。また、nは0、1および2のいず
れかである。]
【0027】
【化19】 [ただし、式(3)において、R1 およびR2 はそれぞ
れアルキル基、アリール基およびアルコキシ基のいずれ
かを表し、W1 およびW2 はそれぞれハロゲン原子、水
素原子またはアルキル基、アルコキシ基、アリール基、
アルコキシカルボニル基、スルホニルアルキル基、シア
ノ基等の置換基を表す。また、nは0、1および2のい
ずれかである。]
【0028】
【化20】 [ただし、式(4)において、R1 およびR2 はそれぞ
れアルキル基、アリール基およびアルコキシ基のいずれ
かを表す。]これらのシアニンは、いずれも薄膜化した
ときに680nmの付近に最大吸収波長を有し、波長6
80nm付近の光に対して充分な感度と反射率を有する
とともに、良好な保存安定性を示すものである。
【0029】このようなシアニンとして、さらに具体的
には、たとえば以下に示す化合物が挙げられる。
【0030】
【化21】
【0031】
【化22】
【0032】
【化23】
【0033】
【化24】
【0034】
【化25】
【0035】
【化26】
【0036】
【化27】
【0037】
【化28】
【0038】
【化29】
【0039】
【化30】
【0040】
【化31】
【0041】
【化32】
【0042】
【化33】
【0043】
【化34】
【0044】
【化35】
【0045】
【化36】
【0046】
【化37】
【0047】
【化38】
【0048】
【化39】
【0049】
【化40】
【0050】
【化41】
【0051】
【化42】
【0052】
【化43】
【0053】
【化44】
【0054】
【化45】
【0055】
【化46】
【0056】
【化47】
【0057】
【化48】
【0058】
【化49】
【0059】
【化50】
【0060】
【化51】
【0061】
【化52】
【0062】
【化53】 たとえばこれらのシアニン色素は、通常は1種単独で用
いられるが、必要に応じて2種以上のものを組合せて用
いてもよい。
【0063】記録膜2は、このようなシアニン色素とと
もに、クエンチャを含有していてもよい。このクエンチ
ャは、シアニン色素を主成分として含有する記録膜2の
光安定性を向上させ、特に読み出し光による脱色(再生
劣化)を防止するために用いられる。
【0064】前記のシアニン色素とともに好適に用いら
れるクエンチャの具体例としては、たとえば以下の構造
式で示されるものが挙げられる
【0065】
【化54】
【0066】
【化55】
【0067】
【化56】
【0068】
【化57】 前記のシアニンを主成分として含有する記録膜2は、例
えばスピンコート法等の常用手段により基板1上に塗設
される。
【0069】記録膜2の厚さは、10〜1000nm程
度、好ましくは、100〜700nm程度である。この
値が10nm未満であると、記録感度および反射率が不
足し、理想的な記録ができなくなることがある。一方、
この値が700nmを超えると、記録感度が不足すると
いう不都合が生じることがある。
【0070】なお、塗布に用いられる溶媒としては、公
知の種々のものが用いられ、例えばジアセトンアルコー
ル、エチルセロソルブ、メチルセロソルブ、イソホロ
ン、メタノール、テトラフルオロプロパノール、シクロ
ヘキサノン、1,2−ジクロロエタン等が挙げられる。
【0071】図1に示すように、この光記録媒体は、基
板1上に記録膜2が形成された記録膜付き基板を2枚用
意し、記録膜2同士を対向させて配置したいわゆるエア
ーサンドイッチ構造であってもよいし、あるいは例えば
図2に示すように、基板1上に、記録膜2、光反射膜
3、保護膜4を基板1側からこの順に有する構造であっ
てもよい。
【0072】記録膜2の上に設けられることのある光反
射膜3はAu、Al、Ag、Cu等の金属から構成さ
れ、このものは真空蒸着、スパッタリング、イオンプレ
ーティング等で成膜される。このような光反射膜3の厚
さは、0.02〜2.0μm程度である。
【0073】光反射膜3の上に設けられることのある保
護膜4は、一般に、紫外線硬化性樹脂をスピンコート法
により塗設した後、紫外線を照射し、塗膜を硬化させて
形成されるものである。その他、エポキシ樹脂、アクリ
ル樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂等も保護膜4の
形成材料に用いられる。このような保護膜4の厚さは、
通常、0.01〜100μm程度である。
【0074】なお、基板1における記録膜2の形成方向
とは反対方向の面の上には有機材料からなる反射率調整
用のトップコート膜が設けられていても良く、また、基
板1と記録膜2との間には、基板1を溶媒から保護する
ための中間層が設けられていても良い。
【0075】この光記録媒体に好適に適用されるレーザ
ー光の波長は680nm程度である。本発明の光記録媒
体は、上記のような短波長のレーザ(従来の半導体レー
ザの波長は780〜830nm)に対して充分な感度お
よび反射率を有し、これにより高密度記録が達成され
る。 (実験例)以下、実験例を示して本発明をさらに詳細に
説明する。試料の作成 下記の表1に示す色素およびクエンチャの組み合わせの
それぞれについて、ジアセトンアルコール溶媒中に溶解
し、スピンコート法により直径130mmのポリカーボ
ネート(PC)基板1上に約500nmの厚さに塗布
し、記録膜2を形成した。
【0076】そして、基板1上に記録膜2を設けた記録
膜付き基板2枚を記録膜2同士を対向させて配設するこ
とによりエアーサンドイッチ構造の光記録媒体を作成し
た。このようにして13種類の光記録媒体を作成し、試
料1〜13とした。
【0077】
【表1】 実験例1 試料(1)〜試料(4)および試料(5)〜試料(7)
のそれぞれについて、70℃−90%RHの条件で耐環
境試験を行ない、色素の吸光度変化を測定した。
【0078】結果を図3に示す。図3から明らかなよう
に、前記式(1)〜(4)のいずれかで表されるシアニ
ンを含有する記録膜を備える試料(1)〜試料(4)
は、前記式(1)〜(4)のいずれかで表されるシアニ
ン以外の色素を含有する記録膜を備える試料(5)〜試
料(7)に比較して吸光度変化が小さく、耐環境性に優
れていることが確認された。実験例2 試料8および試料9のそれぞれについて、ISO130
mmWO光ディスクサンプルドサーボフォーマットに準
拠して戻り光による4種類の再生信号出力を測定した。
結果を図4〜図7に示す。ここで、図4はウォブルピッ
トでの再生信号出力を示し、図5は同期ピットでの再生
信号出力を示す。また、図6および図7はそれぞれ情報
を実際に記録した後の1T信号、3T信号の再生信号出
力を示す。
【0079】これらの結果から、前記式(1)〜(4)
のいずれかで示されるシアニンを含有する記録膜を備え
る試料8および試料9(いずれも本発明品)は、再生信
号出力の劣化が小さいことが確認された。実験例3 試料10および試料11のそれぞれについて、前記実験
例2と同様にして戻り光による4種類の再生信号出力を
測定した。結果を図8〜図11に示す。ここで、図8は
ウォブルピットでの再生信号出力を示し、図9は同期ピ
ットでの再生信号出力を示す。また、図10および図1
1はそれぞれ情報を実際に記録した後の1T信号、3T
信号の再生信号出力を示す。
【0080】これらの結果から、前記式(1)〜(4)
のいずれかで示されるシアニンを含有する記録膜を備え
る試料10および試料11(いずれも本発明品)は、再
生信号出力の劣化が小さいことが確認された。実験例4 試料12について、前記実験例2と同様にして戻り光に
よる4種類の再生信号出力を測定した。結果を図12〜
図17に示す。ここで、図12〜図15はそれぞれウォ
ブルピットでの再生信号出力、同期ピットでの再生信号
出力、初期記録部(情報を実際に記録した部分)につい
ての1T信号、3T信号の再生信号出力を示し、図16
および図17はそれぞれ再記録部(情報を再度、記録し
た部分)についての1T信号、3T信号の再生信号出力
を示す。
【0081】これらの結果から、前記式(1)〜(4)
のいずれかで示されるシアニンを含有する記録膜を備え
る試料12(本発明品)は、初期記録部および再記録部
のいずれにおいても再生信号出力の劣化が小さいことが
確認された。実験例5 試料13について、前記実験例2と同様にして戻り光に
よる4種類の再生信号出力を測定した。結果を図18〜
図23に示す。ここで、図18〜図21はそれぞれウォ
ブルピットでの再生信号出力、同期ピットでの再生信号
出力、初期記録部(情報を実際に記録した部分)につい
ての1T信号、3T信号の再生信号出力を示し、図22
および図23はそれぞれ再記録部(情報を再度、記録し
た部分)についての1T信号、3T信号の再生信号出力
を示す。
【0082】これらの結果から、前記式(1)〜(4)
のいずれかで示されるシアニンを含有する記録膜を備え
る試料13(本発明品)は、初期記録部および再記録部
のいずれにおいても再生信号出力の劣化が小さいことが
確認された。実験例6 試料8〜試料13のそれぞれについて、70℃−90%
RHの条件でバイトエラーレートの推移を測定した。
【0083】結果を表2に示す。なお、表2中、カッコ
内は再記録の値である。この結果から、前記式(1)〜
(4)のいずれかで示されるシアニンを含有する記録膜
を備える試料8〜試料13(いずれも本発明品)は、い
ずれもバイトエラーレートの増加が極めて小さく安定し
た特性を有していることが確認された。
【0084】
【表2】
【0085】
【発明の効果】本発明の光記録媒体は、特定の構造のシ
アニン色素を含有する特定の記録膜を基板上に備える構
成としたので、本発明によれば、短波長(680nm程
度)のレーザに対して充分な感度および反射率を有して
いるとともに耐環境性に優れ、しかも再生劣化が小さく
て安定した特性を有し、高密度記録に好適に用いられる
光記録媒体が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光記録媒体の一例を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の光記録媒体の他の一例を示す部分拡大
断面図である。
【図3】耐環境試験による色素の吸光度変化を示すグラ
フである。
【図4】本発明の光記録媒体についてウォブルピットで
の再生出力レベルの推移を示すグラフである。
【図5】本発明の光記録媒体について同期ピットでの再
生出力レベルの推移を示すグラフである。
【図6】本発明の光記録媒体について1T信号の再生出
力レベルの推移を示すグラフである。
【図7】本発明の光記録媒体について3T信号の再生出
力レベルの推移を示すグラフである。
【図8】本発明の光記録媒体についてウォブルピットで
の再生出力レベルの推移を示すグラフである。
【図9】本発明の光記録媒体について同期ピットでの再
生出力レベルの推移を示すグラフである。
【図10】本発明の光記録媒体について1T信号の再生
出力レベルの推移を示すグラフである。
【図11】本発明の光記録媒体について3T信号の再生
出力レベルの推移を示すグラフである。
【図12】本発明の光記録媒体についてウォブルピット
での再生出力レベルの推移を示すグラフである。
【図13】本発明の光録媒体について同期ピットでの再
生出力レベルの推移を示すグラフである。
【図14】本発明の光記録媒体について初期記録部での
1T信号の再生出力レベルの推移を示すグラフである。
【図15】本発明の光記録媒体について初期記録部での
3T信号の再生出力レベルの推移を示すグラフである。
【図16】本発明の光記録媒体について再記録部での1
T信号の再生出力レベルの推移を示すグラフである。
【図17】本発明の光記録媒体について再記録部での3
T信号の再生出力レベルの推移を示すグラフである。
【図18】本発明の光記録媒体についてウォブルピット
での再生出力レベルの推移を示すグラフである。
【図19】本発明の光録媒体について同期ピットでの再
生出力レベルの推移を示すグラフである。
【図20】本発明の光記録媒体について初期記録部での
1T信号の再生出力レベルの推移を示すグラフである。
【図21】本発明の光記録媒体について初期記録部での
3T信号の再生出力レベルの推移を示すグラフである。
【図22】本発明の光記録媒体について再記録部での1
T信号の再生出力レベルの推移を示すグラフである。
【図23】本発明の光記録媒体について再記録部での3
T信号の再生出力レベルの推移を示すグラフである。
【符号の説明】
1…基板 2…記録膜 3…光反射膜 4…保護膜 5…スペーサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松井 文雄 埼玉県鶴ケ島市富士見6丁目1番1号 パ イオニア株式会社総合研究所内 (72)発明者 横山 善恵 岡山県岡山市下石井1丁目2番3号 株式 会社日本感光色素研究所内 (72)発明者 神宝 昭 岡山県岡山市下石井1丁目2番3号 株式 会社日本感光色素研究所内 (72)発明者 岡崎 庸樹 岡山県岡山市下石井1丁目2番3号 株式 会社日本感光色素研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光透過性の基板と、該基板上に形成され
    た記録膜とを有する光記録媒体において、前記記録膜が
    次の一般式(1); 【化1】 [ただし、式(1)において、R1 およびR2 はそれぞ
    れアルキル基、アリール基およびアルコキシ基のいずれ
    かを表し、W1 およびW2 はそれぞれハロゲン原子、水
    素原子またはアルキル基、アルコキシ基、アリール基、
    アルコキシカルボニル基、スルホニルアルキル基、シア
    ノ基等の置換基を表し、Yはハロゲン原子、水素原子ま
    たはアルキル基等の置換基を表し、 【化2】 等の対イオンを表す。また、nは0、1および2のいず
    れかである。]で表されるシアニンを含有することを特
    徴とする光記録媒体。
  2. 【請求項2】 光透過性の基板と、該基板上に形成され
    た記録膜とを有する光記録媒体において、前記記録膜が
    次の一般式(2); 【化3】 [ただし、式(2)において、R1 およびR2 はそれぞ
    れアルキル基、アリール基およびアルコキシ基のいずれ
    かを表し、 【化4】 等の対イオンを表す。また、nは0、1および2のいず
    れかである。]で表されるシアニンを含有することを特
    徴とする光記録媒体。
  3. 【請求項3】 光透過性の基板と、該基板上に形成され
    た記録膜とを有する光記録媒体において、前記記録膜が
    次の一般式(3); 【化5】 [ただし、式(3)において、R1 およびR2 はそれぞ
    れアルキル基、アリール基およびアルコキシ基のいずれ
    かを表し、W1 およびW2 はそれぞれハロゲン原子、水
    素原子またはアルキル基、アルコキシ基、アリール基、
    アルコキシカルボニル基、スルホニルアルキル基、シア
    ノ基等の置換基を表す。また、nは0、1および2のい
    ずれかである。]で表されるシアニンを含有することを
    特徴とする光記録媒体。
  4. 【請求項4】 光透過性の基板と、該基板上に形成され
    た記録膜とを有する光記録媒体において、前記記録膜が
    次の一般式(4); 【化6】 [ただし、式(4)において、R1 およびR2 はそれぞ
    れアルキル基、アリール基およびアルコキシ基のいずれ
    かを表す。]で表されるシアニンを含有することを特徴
    とする光記録媒体。
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