JPH06199122A - 車両のサスペンション装置 - Google Patents
車両のサスペンション装置Info
- Publication number
- JPH06199122A JPH06199122A JP36132292A JP36132292A JPH06199122A JP H06199122 A JPH06199122 A JP H06199122A JP 36132292 A JP36132292 A JP 36132292A JP 36132292 A JP36132292 A JP 36132292A JP H06199122 A JPH06199122 A JP H06199122A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- vehicle body
- suspension
- suspension unit
- link
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 左右の車輪をそれぞれ上下動自在に支持する
左右のリンク部材と、これらリンク部材と車体との間に
それぞれ配設されたコイルスプリングおよびダンパでな
るサスペンションユニットとを備えた車両のサスペンシ
ョン装置において、上記サスペンションユニットの配置
に工夫を凝らすことにより、低車高化を達成することが
できると共に、合わせて車体に作用する衝撃荷重を新た
な衝撃吸収部材を設けることなく効果的に吸収する。 【構成】 ダンパ5aおよび該ダンパ5a内に設けられ
たコイルスプリングを有するサスペンションユニット5
を、アッパリンク3の後方において水平状態で車体前後
方向に配置し、且つ該サスペンションユニット5の一端
をサイドフレーム1に取り付けると共に、その他端とロ
アリンク4bとをL字形状の伝達部材14により連結す
る。
左右のリンク部材と、これらリンク部材と車体との間に
それぞれ配設されたコイルスプリングおよびダンパでな
るサスペンションユニットとを備えた車両のサスペンシ
ョン装置において、上記サスペンションユニットの配置
に工夫を凝らすことにより、低車高化を達成することが
できると共に、合わせて車体に作用する衝撃荷重を新た
な衝撃吸収部材を設けることなく効果的に吸収する。 【構成】 ダンパ5aおよび該ダンパ5a内に設けられ
たコイルスプリングを有するサスペンションユニット5
を、アッパリンク3の後方において水平状態で車体前後
方向に配置し、且つ該サスペンションユニット5の一端
をサイドフレーム1に取り付けると共に、その他端とロ
アリンク4bとをL字形状の伝達部材14により連結す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両のサスペンション装
置、特に、車幅方向に配設されて一端が車体に揺動自在
に取り付けられ、且つ他端が左右の車輪側に連結されて
各車輪を上下動自在に支持する左右のリンク部材と、こ
れらのリンク部材と車体との間にそれぞれ配設されたコ
イルスプリングおよびダンパでなるサスペンションユニ
ットとを備えた車両のサスペンション装置に関する。
置、特に、車幅方向に配設されて一端が車体に揺動自在
に取り付けられ、且つ他端が左右の車輪側に連結されて
各車輪を上下動自在に支持する左右のリンク部材と、こ
れらのリンク部材と車体との間にそれぞれ配設されたコ
イルスプリングおよびダンパでなるサスペンションユニ
ットとを備えた車両のサスペンション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車体と車輪との間に設けられて
バネ作用とダンパ作用とにより、車輪側からの振動や衝
撃の車体への伝達を緩和し、あるいは速やかに減衰させ
るサスペンション装置として、車体に対して車輪を上下
動自在に支持するサスペンションリンクを備えたものが
知られている。例えば特開平2−256505号公報に
は、一端が車体に揺動自在に取り付けられ、且つ他端が
車輪を回転自在に支持するホイールサポートにそれぞれ
連結されて該車輪を上下動自在に支持するアッパアーム
(アッパリンク)およびロアアーム(ロアリンク)を有
すると共に、該アッパアームと車体との間にコイルスプ
リングおよびダンパを備えた車両のサスペンション装置
が開示されている。
バネ作用とダンパ作用とにより、車輪側からの振動や衝
撃の車体への伝達を緩和し、あるいは速やかに減衰させ
るサスペンション装置として、車体に対して車輪を上下
動自在に支持するサスペンションリンクを備えたものが
知られている。例えば特開平2−256505号公報に
は、一端が車体に揺動自在に取り付けられ、且つ他端が
車輪を回転自在に支持するホイールサポートにそれぞれ
連結されて該車輪を上下動自在に支持するアッパアーム
(アッパリンク)およびロアアーム(ロアリンク)を有
すると共に、該アッパアームと車体との間にコイルスプ
リングおよびダンパを備えた車両のサスペンション装置
が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な車両のサスペンション装置を構成するダンパは、車輪
の上下振動を速やかに減衰させるものであるから、車輪
と車体との間に上下方向に配設されて上端部がマウント
部材を介して車体側に連結され、且つ下端部がアッパア
ームもしくはロアアームのいずれかに連結されている。
そして、所要のダンパ機能を発揮させるためには所定の
ダンパ長を確保する必要があって、そのダンパ長をむや
み短くすることができず、これが低車高化の妨げの一因
となっていた。また、車高の増加を抑制しつつ、しかも
所定長さのダンパを取り付けるために車体側において
は、車室内側に突出させたサスペンションタワー部を形
成し、このサスペンションタワー部にダンパの上端部が
取り付けられるようになっているのであるが、このサス
ペンションタワー部により車室内空間が狭められること
になる。
な車両のサスペンション装置を構成するダンパは、車輪
の上下振動を速やかに減衰させるものであるから、車輪
と車体との間に上下方向に配設されて上端部がマウント
部材を介して車体側に連結され、且つ下端部がアッパア
ームもしくはロアアームのいずれかに連結されている。
そして、所要のダンパ機能を発揮させるためには所定の
ダンパ長を確保する必要があって、そのダンパ長をむや
み短くすることができず、これが低車高化の妨げの一因
となっていた。また、車高の増加を抑制しつつ、しかも
所定長さのダンパを取り付けるために車体側において
は、車室内側に突出させたサスペンションタワー部を形
成し、このサスペンションタワー部にダンパの上端部が
取り付けられるようになっているのであるが、このサス
ペンションタワー部により車室内空間が狭められること
になる。
【0004】一方、近年においては、安全性向上のため
に、衝突時等に車体に作用する衝撃荷重に対する車体強
度や車体剛性を向上させ、あるいは衝撃荷重を効果的に
吸収することが強く要求されている。この場合、新たな
補強部材や衝撃吸収部材を設けることにより、車体の強
度や剛性を向上させ、あるいは衝撃吸収効果を高めるこ
とが考えられるが、新たな補強部材や衝撃吸収部材を設
けた場合には部品点数が徒に増加すると共に、それらを
取り付けるための取付工程が余分に増加することにな
る。そこで、新たな補強部材や衝撃吸収部材を設けるこ
となく衝撃荷重に対する車体強度や車体剛性を高めると
共に、該衝撃荷重を効果的に吸収させることが要求され
ているが、この要求を如何に達成するかが課題とされて
いた。
に、衝突時等に車体に作用する衝撃荷重に対する車体強
度や車体剛性を向上させ、あるいは衝撃荷重を効果的に
吸収することが強く要求されている。この場合、新たな
補強部材や衝撃吸収部材を設けることにより、車体の強
度や剛性を向上させ、あるいは衝撃吸収効果を高めるこ
とが考えられるが、新たな補強部材や衝撃吸収部材を設
けた場合には部品点数が徒に増加すると共に、それらを
取り付けるための取付工程が余分に増加することにな
る。そこで、新たな補強部材や衝撃吸収部材を設けるこ
となく衝撃荷重に対する車体強度や車体剛性を高めると
共に、該衝撃荷重を効果的に吸収させることが要求され
ているが、この要求を如何に達成するかが課題とされて
いた。
【0005】そこで本発明は、左右の車輪をそれぞれ上
下動自在に支持する左右のリンク部材と、これらリンク
部材と車体との間にそれぞれ配設されたコイルスプリン
グおよびダンパでなるサスペンションユニットとを備え
た車両のサスペンション装置において、上記サスペンシ
ョンユニットの配置に工夫を凝らすことにより、低車高
化を達成することができると共に、合わせて車体に作用
する衝撃荷重を新たな衝撃吸収部材を設けることなく効
果的に吸収することのできるようにすることを目的とす
る。
下動自在に支持する左右のリンク部材と、これらリンク
部材と車体との間にそれぞれ配設されたコイルスプリン
グおよびダンパでなるサスペンションユニットとを備え
た車両のサスペンション装置において、上記サスペンシ
ョンユニットの配置に工夫を凝らすことにより、低車高
化を達成することができると共に、合わせて車体に作用
する衝撃荷重を新たな衝撃吸収部材を設けることなく効
果的に吸収することのできるようにすることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
めに、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0007】まず、本願の請求項1に係る発明(以下、
第1発明という)は、車幅方向に配設されて一端が車体
に揺動自在に取り付けられ、且つ他端が左右の車輪側に
連結されて各車輪を上下動自在に支持する左右のリンク
部材と、これらのリンク部材と車体との間にそれぞれ配
設されたコイルスプリングおよびダンパでなるサスペン
ションユニットとを備えた車両のサスペンション装置に
おいて、上記サスペンションユニットを水平状態で車体
前後方向に配置し、且つ該サスペンションユニットの一
端を車体に取り付けると共に、その他端と上記リンク部
材との間に、基部が車体に回動自在に取り付けられてリ
ンク部材の上下方向の揺動をサスペンションユニットの
軸方向に変換して該サスペンションユニットに伝達する
伝達部材を設けたことを特徴とする。
第1発明という)は、車幅方向に配設されて一端が車体
に揺動自在に取り付けられ、且つ他端が左右の車輪側に
連結されて各車輪を上下動自在に支持する左右のリンク
部材と、これらのリンク部材と車体との間にそれぞれ配
設されたコイルスプリングおよびダンパでなるサスペン
ションユニットとを備えた車両のサスペンション装置に
おいて、上記サスペンションユニットを水平状態で車体
前後方向に配置し、且つ該サスペンションユニットの一
端を車体に取り付けると共に、その他端と上記リンク部
材との間に、基部が車体に回動自在に取り付けられてリ
ンク部材の上下方向の揺動をサスペンションユニットの
軸方向に変換して該サスペンションユニットに伝達する
伝達部材を設けたことを特徴とする。
【0008】また、本願の請求項2に係る発明(以下、
第2発明という)は、上記第1発明の構成に加えて、サ
スペンションユニット側から伝達部材側への所定値以上
の荷重作用時に、該伝達部材の所定量以上の回動を規制
する規制部材を設けたことを特徴とする。
第2発明という)は、上記第1発明の構成に加えて、サ
スペンションユニット側から伝達部材側への所定値以上
の荷重作用時に、該伝達部材の所定量以上の回動を規制
する規制部材を設けたことを特徴とする。
【0009】更に、本願の請求項3に係る発明(以下、
第3発明という)は、上記第1発明における左右の伝達
部材を連結する連結部材を設けたことを特徴とする。
第3発明という)は、上記第1発明における左右の伝達
部材を連結する連結部材を設けたことを特徴とする。
【0010】また、本願の請求項4に係る発明(以下、
第4発明という)は、上記第1発明と同様の左右のリン
ク部材と、サスペンションユニットとを備えた車両のサ
スペンション装置において、上記左右のリンク部材をそ
れぞれアッパリンクとロアリンクとで構成すると共に、
上記サスペンションユニットをアッパリンクの側部近傍
において水平状態で車体前後方向に配置し、且つ該サス
ペンションユニットの一端を車体に取り付け、その他端
と上記ロアリンクとの間に、基部が車体に回動自在に支
持されてロアリンクの上下方向の揺動をサスペンション
ユニットの軸方向に変換して該サスペンションユニット
に伝達するL字形状の伝達部材を設けると共に、上記サ
スペンションユニット側から伝達部材側への所定値以上
の荷重作用時に、該伝達部材の基部より上方に延びる垂
直部が所定量以上回動したときにその垂直部を上記アッ
パリンクに当接させるように該伝達部材における基部の
車体に対する取付位置を設定したことを特徴とする。
第4発明という)は、上記第1発明と同様の左右のリン
ク部材と、サスペンションユニットとを備えた車両のサ
スペンション装置において、上記左右のリンク部材をそ
れぞれアッパリンクとロアリンクとで構成すると共に、
上記サスペンションユニットをアッパリンクの側部近傍
において水平状態で車体前後方向に配置し、且つ該サス
ペンションユニットの一端を車体に取り付け、その他端
と上記ロアリンクとの間に、基部が車体に回動自在に支
持されてロアリンクの上下方向の揺動をサスペンション
ユニットの軸方向に変換して該サスペンションユニット
に伝達するL字形状の伝達部材を設けると共に、上記サ
スペンションユニット側から伝達部材側への所定値以上
の荷重作用時に、該伝達部材の基部より上方に延びる垂
直部が所定量以上回動したときにその垂直部を上記アッ
パリンクに当接させるように該伝達部材における基部の
車体に対する取付位置を設定したことを特徴とする。
【0011】更に、本願の請求項5に係る発明(以下、
第5発明という)は、上記第1発明と同様の左右のリン
ク部材と、サスペンションユニットとを備えた車両のサ
スペンション装置において、上記左右のリンク部材をそ
れぞれアッパリンクとロアリンクとで構成し、且つこれ
らのリンクの一端を、ラバーマウント部材を介して車体
に取り付けられたサスペンションクロスメンバに支持さ
せると共に、上記サスペンションユニットをアッパリン
クの後方において水平状態で車体前後方向に配置し、且
つ該サスペンションユニットの一端を車体に取り付け、
その他端と上記ロアリンクとの間に、基部が上記サスペ
ンションクロスメンバに回動自在に支持されてロアリン
クの上下方向の揺動をサスペンションユニットの軸方向
に変換して該サスペンションユニットに伝達するL字形
状の伝達部材を設けると共に、該伝達部材の基部より上
方に延びる垂直部を上記サスペンションユニットの他端
に連結し、且つ該伝達部材の基部より車体前方に延びる
水平部を連結部材を介して上記ロアリンクに連結したこ
とを特徴とする。
第5発明という)は、上記第1発明と同様の左右のリン
ク部材と、サスペンションユニットとを備えた車両のサ
スペンション装置において、上記左右のリンク部材をそ
れぞれアッパリンクとロアリンクとで構成し、且つこれ
らのリンクの一端を、ラバーマウント部材を介して車体
に取り付けられたサスペンションクロスメンバに支持さ
せると共に、上記サスペンションユニットをアッパリン
クの後方において水平状態で車体前後方向に配置し、且
つ該サスペンションユニットの一端を車体に取り付け、
その他端と上記ロアリンクとの間に、基部が上記サスペ
ンションクロスメンバに回動自在に支持されてロアリン
クの上下方向の揺動をサスペンションユニットの軸方向
に変換して該サスペンションユニットに伝達するL字形
状の伝達部材を設けると共に、該伝達部材の基部より上
方に延びる垂直部を上記サスペンションユニットの他端
に連結し、且つ該伝達部材の基部より車体前方に延びる
水平部を連結部材を介して上記ロアリンクに連結したこ
とを特徴とする。
【0012】
【作用】上記の各発明によれば、それぞれ次のような作
用が得られることになる。
用が得られることになる。
【0013】まず、第1ないし第5発明のいずれにおい
ても、車輪を上下揺動自在に支持するリンク部材の揺動
が、伝達部材により、水平状態で車体前後方向に配置さ
れたサスペンションユニットの軸方向に変換されて該サ
スペンションユニットに伝達されることになる。これに
より、車輪側から車体側に伝達される振動や衝撃が緩和
されると共に、速やかに減衰されることになる。そし
て、上記サスペンションユニットが水平状態で車体前後
方向に配置されているので、従来のように、サスペンシ
ョン装置を構成するダンパを上下方向に配設する場合に
比べて車高をより低く設定することが可能となると共
に、従来のように、ダンパの上端部を車体に取り付ける
ために車室内側に突出するサスペンションタワー部を設
けることが不要となって、車室内空間が狭められること
がない。
ても、車輪を上下揺動自在に支持するリンク部材の揺動
が、伝達部材により、水平状態で車体前後方向に配置さ
れたサスペンションユニットの軸方向に変換されて該サ
スペンションユニットに伝達されることになる。これに
より、車輪側から車体側に伝達される振動や衝撃が緩和
されると共に、速やかに減衰されることになる。そし
て、上記サスペンションユニットが水平状態で車体前後
方向に配置されているので、従来のように、サスペンシ
ョン装置を構成するダンパを上下方向に配設する場合に
比べて車高をより低く設定することが可能となると共
に、従来のように、ダンパの上端部を車体に取り付ける
ために車室内側に突出するサスペンションタワー部を設
けることが不要となって、車室内空間が狭められること
がない。
【0014】また、上記サスペンションユニットが車体
前後方向に配置されているので、衝突時等において車体
の前後方向から作用する衝撃荷重がサスペンションユニ
ットのダンパにより効果的に吸収されることになる。
前後方向に配置されているので、衝突時等において車体
の前後方向から作用する衝撃荷重がサスペンションユニ
ットのダンパにより効果的に吸収されることになる。
【0015】また、第2発明によれば、サスペンション
ユニット側から伝達部材側に所定値以上の衝撃荷重、即
ち、衝撃荷重が作用したときには、該伝達部材の所定量
以上の回動が規制部材により規制されることになり、こ
れにより、上記サスペンションユニットのダンパに確実
に衝撃荷重が伝達されることになって、該ダンパにより
効果的に衝撃荷重が吸収されることになる。
ユニット側から伝達部材側に所定値以上の衝撃荷重、即
ち、衝撃荷重が作用したときには、該伝達部材の所定量
以上の回動が規制部材により規制されることになり、こ
れにより、上記サスペンションユニットのダンパに確実
に衝撃荷重が伝達されることになって、該ダンパにより
効果的に衝撃荷重が吸収されることになる。
【0016】特に、第3発明によれば、左右の伝達部材
を連結する連結部材が設けられているので、衝撃荷重の
作用時には、連結部材を介して車体に取り付けられた左
右の伝達部材に衝撃荷重が伝達されることになるので、
該衝撃荷重を車体側に効果的に分散させることが可能と
なると共に、上記連結部材を介して左右の伝達部材が連
結されることにより、左右の車輪の横剛性が向上するこ
とになる。
を連結する連結部材が設けられているので、衝撃荷重の
作用時には、連結部材を介して車体に取り付けられた左
右の伝達部材に衝撃荷重が伝達されることになるので、
該衝撃荷重を車体側に効果的に分散させることが可能と
なると共に、上記連結部材を介して左右の伝達部材が連
結されることにより、左右の車輪の横剛性が向上するこ
とになる。
【0017】一方、第4発明によれば、左右のリンク部
材がそれぞれアッパリンクとロアリンクとで構成されて
いると共に、このロアリンクとサスペンションユニット
との間に設けられた伝達部材がL字形状とされ、しか
も、上記サスペンションユニット側から伝達部材側への
所定値以上の荷重作用時に、該伝達部材の基部より上方
に延びる垂直部が所定量以上回動したときにその垂直部
を上記アッパリンクに当接させるように該伝達部材の基
部の車体に対する取付位置が設定されているので、衝撃
荷重が作用した場合には、上記伝達部材の垂直部がアッ
パリンクに当接して該伝達部材の回動量がアッパリンク
により規制されることになって、上記第2発明と同様の
作用が得られる。特に、この第4発明によれば、上記伝
達部材の回動がアッパリンクにより規制されることにな
るので、該伝達部材の回動を規制するための新たな規制
部材を設けることが不要となって、当該サスペンション
装置全体の構成がより簡素化されることになる。
材がそれぞれアッパリンクとロアリンクとで構成されて
いると共に、このロアリンクとサスペンションユニット
との間に設けられた伝達部材がL字形状とされ、しか
も、上記サスペンションユニット側から伝達部材側への
所定値以上の荷重作用時に、該伝達部材の基部より上方
に延びる垂直部が所定量以上回動したときにその垂直部
を上記アッパリンクに当接させるように該伝達部材の基
部の車体に対する取付位置が設定されているので、衝撃
荷重が作用した場合には、上記伝達部材の垂直部がアッ
パリンクに当接して該伝達部材の回動量がアッパリンク
により規制されることになって、上記第2発明と同様の
作用が得られる。特に、この第4発明によれば、上記伝
達部材の回動がアッパリンクにより規制されることにな
るので、該伝達部材の回動を規制するための新たな規制
部材を設けることが不要となって、当該サスペンション
装置全体の構成がより簡素化されることになる。
【0018】ところで、車両の旋回時には車体がロール
状態となって、旋回外輪側の車輪がバンプ状態となり、
一方、旋回内輪側の車輪がリバウンド状態となるのであ
るが、この場合、第5発明によれば、ラバーマウント部
材を介して車体に取り付けられたサスペンションクロス
メンバに対して左右のアッパリンクおよびロアリンクと
L字形状の伝達部材が支持されていると共に、該伝達部
材と一端が車体に取り付けられたサスペンションユニッ
トとが連結されているので、車両の旋回時には、バンプ
状態となった旋回外輪側のサスペンションユニットが圧
縮され、この反力がラバーマウント部材を介して車体に
支持されたサスペンションクロスメンバに作用して該ク
ロスメンバを前方側に変位させると共に、リバウンド状
態となった旋回内輪側のサスペンションユニットが伸張
され、この反力がラバーマウント部材を介して車体に支
持されたサスペンションクロスメンバに作用して該クロ
スメンバを後方側に変位させることになって、サスペン
ションクロスメンバの全体が傾斜し、左右の後輪が左右
の前輪と同位相に転舵されることになる。その結果、車
両の旋回時において左右の前後輪が共に同位相に転舵さ
れることになって、車両のステアリング特性がアンダス
テア傾向となり、旋回時、特に高速コーナリング時にお
ける操縦安定性が向上することになる。
状態となって、旋回外輪側の車輪がバンプ状態となり、
一方、旋回内輪側の車輪がリバウンド状態となるのであ
るが、この場合、第5発明によれば、ラバーマウント部
材を介して車体に取り付けられたサスペンションクロス
メンバに対して左右のアッパリンクおよびロアリンクと
L字形状の伝達部材が支持されていると共に、該伝達部
材と一端が車体に取り付けられたサスペンションユニッ
トとが連結されているので、車両の旋回時には、バンプ
状態となった旋回外輪側のサスペンションユニットが圧
縮され、この反力がラバーマウント部材を介して車体に
支持されたサスペンションクロスメンバに作用して該ク
ロスメンバを前方側に変位させると共に、リバウンド状
態となった旋回内輪側のサスペンションユニットが伸張
され、この反力がラバーマウント部材を介して車体に支
持されたサスペンションクロスメンバに作用して該クロ
スメンバを後方側に変位させることになって、サスペン
ションクロスメンバの全体が傾斜し、左右の後輪が左右
の前輪と同位相に転舵されることになる。その結果、車
両の旋回時において左右の前後輪が共に同位相に転舵さ
れることになって、車両のステアリング特性がアンダス
テア傾向となり、旋回時、特に高速コーナリング時にお
ける操縦安定性が向上することになる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0020】図1,2は本実施例に係る車両のサスペン
ション装置の側面図および平面図であり、また、図3は
車体後部側よりみたサスペンション装置の背面図であっ
て、図に示すように、車体フレームを構成する車体の前
後方向に配設された左右一対のサイドフレーム1,1に
対してサスペンション装置2が取り付けられており、こ
のサスペンション装置2は、車幅方向に配設された左右
のアッパリンク3,3と、該アッパリンク3の下方にお
いて車幅方向に配設された一対のロアリンク4a,4b
と、一方のロアリンク4b,4bと車体との間に配設さ
れたサスペンションユニット5と、車幅方向に配設され
て上記左右一対のサイドフレーム1,1に連結されたサ
スペンションクロスメンバ6とを有する。
ション装置の側面図および平面図であり、また、図3は
車体後部側よりみたサスペンション装置の背面図であっ
て、図に示すように、車体フレームを構成する車体の前
後方向に配設された左右一対のサイドフレーム1,1に
対してサスペンション装置2が取り付けられており、こ
のサスペンション装置2は、車幅方向に配設された左右
のアッパリンク3,3と、該アッパリンク3の下方にお
いて車幅方向に配設された一対のロアリンク4a,4b
と、一方のロアリンク4b,4bと車体との間に配設さ
れたサスペンションユニット5と、車幅方向に配設され
て上記左右一対のサイドフレーム1,1に連結されたサ
スペンションクロスメンバ6とを有する。
【0021】そして、上記サスペンションクロスメンバ
6は、上記左右一対のサイドフレーム1,1の下方にお
いて該サイドフレーム1,1と平行して車体前後方向に
延びる左右一対のサスペンションフレーム6a,6a
と、これらのサスペンションフレーム6a,6aに一体
的に結合された平面視でみてコ字状の縦壁部6bとで構
成されており、上記左右一対のサスペンションフレーム
6a,6aの前後端部がそれぞれラバーマウント7…7
を介してサイドフレーム1,1の下面に連結されてい
る。
6は、上記左右一対のサイドフレーム1,1の下方にお
いて該サイドフレーム1,1と平行して車体前後方向に
延びる左右一対のサスペンションフレーム6a,6a
と、これらのサスペンションフレーム6a,6aに一体
的に結合された平面視でみてコ字状の縦壁部6bとで構
成されており、上記左右一対のサスペンションフレーム
6a,6aの前後端部がそれぞれラバーマウント7…7
を介してサイドフレーム1,1の下面に連結されてい
る。
【0022】また、上記アッパリンク3,3は二股形状
とされて一端部がそれぞれブラケット8,8を介して上
記縦壁部6bの外側面に揺動自在に支持され、且つ他端
が左右の後輪9L,9Rを回転自在に支持するホイール
サポート10,10の上端部に連結されている。また、
上記各一対のロアリンク4a,4bもアッパリンク3と
同様に一端がそれぞれブラケット11,11を介して上
記縦壁部6bの外側面に揺動自在に支持され、且つ他端
が左右の後輪9L,9Rを回転自在に支持するホイール
サポート10,10の下端部に連結されている。更に、
上記ホイールサポート10,10の前端下部とサスペン
ションフレーム6a,6aとの間には、トレーリングリ
ンク12,12が連結されている。これにより、左右の
後輪9L,9Rが車体のフレームを構成する左右一対の
サイドフレーム1,1にサスペンションクロスメンバ6
を介して上下揺動自在に支持されるようになっている。
とされて一端部がそれぞれブラケット8,8を介して上
記縦壁部6bの外側面に揺動自在に支持され、且つ他端
が左右の後輪9L,9Rを回転自在に支持するホイール
サポート10,10の上端部に連結されている。また、
上記各一対のロアリンク4a,4bもアッパリンク3と
同様に一端がそれぞれブラケット11,11を介して上
記縦壁部6bの外側面に揺動自在に支持され、且つ他端
が左右の後輪9L,9Rを回転自在に支持するホイール
サポート10,10の下端部に連結されている。更に、
上記ホイールサポート10,10の前端下部とサスペン
ションフレーム6a,6aとの間には、トレーリングリ
ンク12,12が連結されている。これにより、左右の
後輪9L,9Rが車体のフレームを構成する左右一対の
サイドフレーム1,1にサスペンションクロスメンバ6
を介して上下揺動自在に支持されるようになっている。
【0023】一方、上記サスペンションユニット5は、
ダンパ5aと該ダンパ5a内に設けられたコイルスプリ
ング(図示せず)とで構成されており、車輪側から車体
側へ伝達される振動をコイルスプリングの作用により吸
収、緩和すると共に、ダンパ5aの作用により振動を速
やかに減衰するようになっている。そして、本実施例に
おいては、このサスペンションユニット5の全体が水平
状態で車体前後方向に配置されており、上記ダンパ5a
の後端部が上記サイドフレーム1の後端部に支軸13に
より回動自在に連結されている。
ダンパ5aと該ダンパ5a内に設けられたコイルスプリ
ング(図示せず)とで構成されており、車輪側から車体
側へ伝達される振動をコイルスプリングの作用により吸
収、緩和すると共に、ダンパ5aの作用により振動を速
やかに減衰するようになっている。そして、本実施例に
おいては、このサスペンションユニット5の全体が水平
状態で車体前後方向に配置されており、上記ダンパ5a
の後端部が上記サイドフレーム1の後端部に支軸13に
より回動自在に連結されている。
【0024】そして、上記一方のロアリンク4b,4b
とサスペンションユニット5との間に、該ロアリンク4
b,4bの揺動をサスペンションユニット5の軸方向に
変換して該サスペンションユニット5に伝達するL字形
状の伝達部材14,14が配置されており、該伝達部材
14,14の基部14a,14aが、上記縦壁部に一体
的に形成されて後方に突出する左右一対のブラケット部
6c,6cに回転自在に取り付けられて車幅方向に延び
る連結部材15の両端部に固定されていると共に、上記
伝達部材14の基部14aより上方に延びる垂直部14
bに上記ダンパ5aより前方に突出するピストンロッド
5bの先端部が回動自在に連結され、且つ該伝達部材1
4の基部14aから車体前方に延びる水平部14cが連
結部材16を介して一方のロアリンク4bに連結されて
いる。
とサスペンションユニット5との間に、該ロアリンク4
b,4bの揺動をサスペンションユニット5の軸方向に
変換して該サスペンションユニット5に伝達するL字形
状の伝達部材14,14が配置されており、該伝達部材
14,14の基部14a,14aが、上記縦壁部に一体
的に形成されて後方に突出する左右一対のブラケット部
6c,6cに回転自在に取り付けられて車幅方向に延び
る連結部材15の両端部に固定されていると共に、上記
伝達部材14の基部14aより上方に延びる垂直部14
bに上記ダンパ5aより前方に突出するピストンロッド
5bの先端部が回動自在に連結され、且つ該伝達部材1
4の基部14aから車体前方に延びる水平部14cが連
結部材16を介して一方のロアリンク4bに連結されて
いる。
【0025】そして、上記サスペンションユニット5側
から伝達部材14側への所定値以上の荷重作用時に、該
伝達部材14の基部14aより上方に延びる垂直部14
bが所定量以上回動したときにその垂直部14bを上記
アッパリンクに当接させるように該伝達部材14の基部
14a取付位置ならびに垂直部14bの長さが設定され
ている。
から伝達部材14側への所定値以上の荷重作用時に、該
伝達部材14の基部14aより上方に延びる垂直部14
bが所定量以上回動したときにその垂直部14bを上記
アッパリンクに当接させるように該伝達部材14の基部
14a取付位置ならびに垂直部14bの長さが設定され
ている。
【0026】上記の構成によれば、左右の後輪9L,9
Rを上下揺動自在に支持するロアリンク4b,4bの揺
動が、伝達部材14により、水平状態で車体前後方向に
配置されたサスペンションユニット5の軸方向に変換さ
れて該サスペンションユニット5に伝達されることにな
る。これにより、左右の後輪9L,9R側から車体側に
伝達される振動や衝撃が緩和されると共に、速やかに減
衰されることになる。
Rを上下揺動自在に支持するロアリンク4b,4bの揺
動が、伝達部材14により、水平状態で車体前後方向に
配置されたサスペンションユニット5の軸方向に変換さ
れて該サスペンションユニット5に伝達されることにな
る。これにより、左右の後輪9L,9R側から車体側に
伝達される振動や衝撃が緩和されると共に、速やかに減
衰されることになる。
【0027】そして、本実施例においては、上記サスペ
ンションユニット5が水平状態で車体前後方向に配置さ
れているので、従来のように、サスペンション装置を構
成するダンパを上下方向に配設する場合に比べて車高を
より低く設定することが可能となると共に、従来のよう
に、ダンパの上端部を車体に取り付けるために車室内側
に突出するサスペンションタワー部を設けることが不要
となって、車室内空間が狭められることがない。
ンションユニット5が水平状態で車体前後方向に配置さ
れているので、従来のように、サスペンション装置を構
成するダンパを上下方向に配設する場合に比べて車高を
より低く設定することが可能となると共に、従来のよう
に、ダンパの上端部を車体に取り付けるために車室内側
に突出するサスペンションタワー部を設けることが不要
となって、車室内空間が狭められることがない。
【0028】更に、上記サスペンションユニット5が車
体前後方向に配置されているので、衝突時等において車
体の後方向から作用する衝撃荷重がサスペンションユニ
ット5のダンパ5aにより効果的に吸収されることにな
る。
体前後方向に配置されているので、衝突時等において車
体の後方向から作用する衝撃荷重がサスペンションユニ
ット5のダンパ5aにより効果的に吸収されることにな
る。
【0029】また、上記サスペンションユニット5側か
ら伝達部材14側への所定値以上の衝撃荷重作用時に、
該伝達部材14の基部14aより上方に延びる垂直部1
4bが所定量以上回動したときにその垂直部14bをア
ッパリンク3に当接させるように該伝達部材14の基部
14bの車体に対する取付位置ならびに垂直部14bの
長さが設定されているので、衝撃荷重が作用した場合に
は、上記伝達部材14の垂直部14bがアッパリンク3
に当接して該伝達部材14の回動量がアッパリンク3に
より規制されることになって、上記サスペンションユニ
ット5のダンパ5aに確実に衝撃荷重が伝達されること
になる。その結果、上記ダンパ5aにより効果的に衝撃
荷重が吸収されることになる。特に、上記伝達部材14
の回動がアッパリンク3により規制されることになるの
で、該伝達部材14の回動を規制するための新たな規制
部材を設けることが不要となって、当該サスペンション
装置2の全体構造をより簡素化することができる。
ら伝達部材14側への所定値以上の衝撃荷重作用時に、
該伝達部材14の基部14aより上方に延びる垂直部1
4bが所定量以上回動したときにその垂直部14bをア
ッパリンク3に当接させるように該伝達部材14の基部
14bの車体に対する取付位置ならびに垂直部14bの
長さが設定されているので、衝撃荷重が作用した場合に
は、上記伝達部材14の垂直部14bがアッパリンク3
に当接して該伝達部材14の回動量がアッパリンク3に
より規制されることになって、上記サスペンションユニ
ット5のダンパ5aに確実に衝撃荷重が伝達されること
になる。その結果、上記ダンパ5aにより効果的に衝撃
荷重が吸収されることになる。特に、上記伝達部材14
の回動がアッパリンク3により規制されることになるの
で、該伝達部材14の回動を規制するための新たな規制
部材を設けることが不要となって、当該サスペンション
装置2の全体構造をより簡素化することができる。
【0030】更に、左右の伝達部材14,14を連結す
る連結部材15が設けられているので、衝撃荷重の作用
時には、連結部材15を介して車体に取り付けられた左
右の伝達部材に衝撃荷重が伝達されることになるので、
該衝撃荷重を車体側に効果的に分散させることができる
と共に、上記連結部材15を介して左右の伝達部材1
4,14が連結されることにより、左右の後輪9L,9
Rの横剛性を向上させることができる。
る連結部材15が設けられているので、衝撃荷重の作用
時には、連結部材15を介して車体に取り付けられた左
右の伝達部材に衝撃荷重が伝達されることになるので、
該衝撃荷重を車体側に効果的に分散させることができる
と共に、上記連結部材15を介して左右の伝達部材1
4,14が連結されることにより、左右の後輪9L,9
Rの横剛性を向上させることができる。
【0031】ところで、車両の旋回時には車体がロール
状態となって、旋回外輪側の車輪がバンプ状態となり、
一方、旋回内輪側の車輪がリバウンド状態となる。即
ち、図2に示すように、車両が矢印Rで右旋回する場合
には、旋回外輪側の右後輪9Rがバンプ状態となって、
伝達部材14が車体後方に回動して該伝達部材の垂直部
14bによりダンパ5aが圧縮され、この反力がサスペ
ンションクロスメンバ6に作用することになる。この場
合、サスペンションクロスメンバ6がラバーマウント7
を介してサイドフレーム1に連結されているので、該サ
スペンションクロスメンバ6における右後輪9R側が車
体前方に変位することになる。一方、旋回内輪側の左後
輪9Lがリバウンド状態となって、伝達部材14が車体
前方に回動して該伝達部材の垂直部14bによりダンパ
5aが伸張され、この反力がサスペンションクロスメン
バ6に作用することになる。この場合、サスペンション
クロスメンバ6がラバーマウント7を介してサイドフレ
ーム1に連結されているので、該サスペンションクロス
メンバ6における左後輪9R側が車体後方に変位するこ
とになる。その結果、サスペンションクロスメンバ6の
全体が傾斜することになって、左右の後輪9L,9Rが
左右の前輪(図示せず)と同位相に転舵させることにな
り、これにより、車両の旋回時において左右の前後輪が
共に同位相に転舵させることになって、車両のステアリ
ング特性がアンダステア傾向となり、旋回時、特に高速
コーナリング時における操縦安定性が向上することにな
る。
状態となって、旋回外輪側の車輪がバンプ状態となり、
一方、旋回内輪側の車輪がリバウンド状態となる。即
ち、図2に示すように、車両が矢印Rで右旋回する場合
には、旋回外輪側の右後輪9Rがバンプ状態となって、
伝達部材14が車体後方に回動して該伝達部材の垂直部
14bによりダンパ5aが圧縮され、この反力がサスペ
ンションクロスメンバ6に作用することになる。この場
合、サスペンションクロスメンバ6がラバーマウント7
を介してサイドフレーム1に連結されているので、該サ
スペンションクロスメンバ6における右後輪9R側が車
体前方に変位することになる。一方、旋回内輪側の左後
輪9Lがリバウンド状態となって、伝達部材14が車体
前方に回動して該伝達部材の垂直部14bによりダンパ
5aが伸張され、この反力がサスペンションクロスメン
バ6に作用することになる。この場合、サスペンション
クロスメンバ6がラバーマウント7を介してサイドフレ
ーム1に連結されているので、該サスペンションクロス
メンバ6における左後輪9R側が車体後方に変位するこ
とになる。その結果、サスペンションクロスメンバ6の
全体が傾斜することになって、左右の後輪9L,9Rが
左右の前輪(図示せず)と同位相に転舵させることにな
り、これにより、車両の旋回時において左右の前後輪が
共に同位相に転舵させることになって、車両のステアリ
ング特性がアンダステア傾向となり、旋回時、特に高速
コーナリング時における操縦安定性が向上することにな
る。
【0032】なお、本実施例においては、左右の後輪9
L,9Rに本発明に係るサスペンション装置2を適用し
た場合について説明したが、左右の前輪に対して適用す
ることも可能である。この場合に、サスペンションユニ
ット5をアッパリンク3の前方側に配置することによ
り、特に、前方から車体に作用する衝撃荷重を効果的吸
収することが可能となる。
L,9Rに本発明に係るサスペンション装置2を適用し
た場合について説明したが、左右の前輪に対して適用す
ることも可能である。この場合に、サスペンションユニ
ット5をアッパリンク3の前方側に配置することによ
り、特に、前方から車体に作用する衝撃荷重を効果的吸
収することが可能となる。
【0033】
【発明の効果】以上のように、第1ないし第5発明のい
ずれにおいても、サスペンションユニットが水平状態で
車体前後方向に配置されているので、従来のように、サ
スペンション装置を構成するダンパを上下方向に配設す
る場合に比べて車高をより低く設定することが可能とな
ると共に、従来のように、ダンパの上端部を車体に取り
付けるために車室内側に突出するサスペンションタワー
部を設けることが不要となって、車室内空間が狭められ
ることがない。
ずれにおいても、サスペンションユニットが水平状態で
車体前後方向に配置されているので、従来のように、サ
スペンション装置を構成するダンパを上下方向に配設す
る場合に比べて車高をより低く設定することが可能とな
ると共に、従来のように、ダンパの上端部を車体に取り
付けるために車室内側に突出するサスペンションタワー
部を設けることが不要となって、車室内空間が狭められ
ることがない。
【0034】更に、上記サスペンションユニットが車体
前後方向に配置されているので、衝突時等において車体
の前後方向から作用する衝撃荷重をサスペンションユニ
ットのダンパにより効果的に吸収することができる。
前後方向に配置されているので、衝突時等において車体
の前後方向から作用する衝撃荷重をサスペンションユニ
ットのダンパにより効果的に吸収することができる。
【0035】また、第2発明によれば、サスペンション
ユニット側から伝達部材側に所定値以上の衝撃荷重が作
用したときには、該伝達部材の所定量以上の回動が規制
部材により規制されることになり、これにより、上記サ
スペンションユニットのダンパに確実に衝撃荷重が伝達
されることになって、該ダンパにより効果的に衝撃荷重
が吸収されることになる。
ユニット側から伝達部材側に所定値以上の衝撃荷重が作
用したときには、該伝達部材の所定量以上の回動が規制
部材により規制されることになり、これにより、上記サ
スペンションユニットのダンパに確実に衝撃荷重が伝達
されることになって、該ダンパにより効果的に衝撃荷重
が吸収されることになる。
【0036】特に、第3発明によれば、左右の伝達部材
を連結する連結部材が設けられているので、衝撃荷重の
作用時には、連結部材を介して車体に取り付けられた左
右の伝達部材に衝撃荷重が伝達されることになるので、
該衝撃荷重を車体側に効果的に分散させることが可能と
なると共に、上記連結部材を介して左右の伝達部材が連
結されることにより、左右の車輪の横剛性を向上させる
ことができる。
を連結する連結部材が設けられているので、衝撃荷重の
作用時には、連結部材を介して車体に取り付けられた左
右の伝達部材に衝撃荷重が伝達されることになるので、
該衝撃荷重を車体側に効果的に分散させることが可能と
なると共に、上記連結部材を介して左右の伝達部材が連
結されることにより、左右の車輪の横剛性を向上させる
ことができる。
【0037】一方、第4発明によれば、上記第2発明と
同様の作用が得られると共に、この第4発明によれば、
上記伝達部材の回動がアッパリンクにより規制されるこ
とになるので、該伝達部材の回動を規制するための新た
な規制部材を設けることが不要となって、当該サスペン
ション装置全体の構造をより簡素化することができる。
同様の作用が得られると共に、この第4発明によれば、
上記伝達部材の回動がアッパリンクにより規制されるこ
とになるので、該伝達部材の回動を規制するための新た
な規制部材を設けることが不要となって、当該サスペン
ション装置全体の構造をより簡素化することができる。
【0038】また、第5発明によれば、車両の旋回時に
は、バンプ状態となった旋回外輪側のサスペンションユ
ニットが圧縮され、この反力がラバーマウント部材を介
して車体に支持されたサスペンションクロスメンバに作
用して該クロスメンバを前方側に変位させると共に、リ
バウンド状態となった旋回内輪側のサスペンションユニ
ットが伸張され、この反力がラバーマウント部材を介し
て車体に支持されたサスペンションクロスメンバに作用
して該クロスメンバを後方側に変位させることになっ
て、サスペンションクロスメンバの全体が傾斜し、左右
の後輪が左右の前輪と同位相に転舵されることになる。
その結果、車両の旋回時において左右の前後輪が共に同
位相に転舵されることになって、車両のステアリング特
性がアンダステア傾向となり、旋回時、特に高速コーナ
リング時における操縦安定性が向上することになる。
は、バンプ状態となった旋回外輪側のサスペンションユ
ニットが圧縮され、この反力がラバーマウント部材を介
して車体に支持されたサスペンションクロスメンバに作
用して該クロスメンバを前方側に変位させると共に、リ
バウンド状態となった旋回内輪側のサスペンションユニ
ットが伸張され、この反力がラバーマウント部材を介し
て車体に支持されたサスペンションクロスメンバに作用
して該クロスメンバを後方側に変位させることになっ
て、サスペンションクロスメンバの全体が傾斜し、左右
の後輪が左右の前輪と同位相に転舵されることになる。
その結果、車両の旋回時において左右の前後輪が共に同
位相に転舵されることになって、車両のステアリング特
性がアンダステア傾向となり、旋回時、特に高速コーナ
リング時における操縦安定性が向上することになる。
【図1】 本発明に係る車両のサスペンション装置の側
面図。
面図。
【図2】 車体上部側よりみたサスペンション装置の平
面図。
面図。
【図3】 車体後部側よりみたサスペンション装置の背
面図。
面図。
2 サスペンション装置 3 アッパリンク 4a,4b ロアリンク 5 サスペンションユニット 5a ダンパ 5b ピストンロッド 6 サスペンションクロスメンバ 6a サスペンションフレーム 6b 縦壁部 7 ラバーマウント 9L,9R 後輪 14 伝達部材 14a 基部 14b 垂直部 14b 水平部 15 連結部材
Claims (5)
- 【請求項1】 車幅方向に配設されて一端が車体に揺動
自在に取り付けられ、且つ他端が左右の車輪側に連結さ
れて各車輪を上下動自在に支持する左右のリンク部材
と、これらのリンク部材と車体との間にそれぞれ配設さ
れたコイルスプリングおよびダンパでなるサスペンショ
ンユニットとを備えた車両のサスペンション装置であっ
て、上記サスペンションユニットが水平状態で車体前後
方向に配置され、且つ該サスペンションユニットの一端
が車体に取り付けられていると共に、その他端と上記リ
ンク部材との間に、基部が車体に回動自在に取り付けら
れてリンク部材の上下方向の揺動をサスペンションユニ
ットの軸方向に変換して該サスペンションユニットに伝
達する伝達部材が設けられていることを特徴とする車両
のサスペンション装置。 - 【請求項2】 サスペンションユニット側から伝達部材
側への所定値以上の荷重作用時に、該伝達部材の所定量
以上の回動を規制する規制部材が設けられていることを
特徴とする請求項1記載の車両のサスペンション装置。 - 【請求項3】 左右の伝達部材を連結する連結部材が設
けられていることを特徴とする請求項1記載の車両のサ
スペンション装置。 - 【請求項4】 車幅方向に配設されて一端が車体に揺動
自在に取り付けられ、且つ他端が左右の車輪側に連結さ
れて各車輪を上下動自在に支持する左右のリンク部材
と、これらのリンク部材と車体との間にそれぞれ配設さ
れたコイルスプリングおよびダンパでなるサスペンショ
ンユニットとを備えた車両のサスペンション装置であっ
て、上記左右のリンク部材がそれぞれアッパリンクとロ
アリンクとで構成されていると共に、上記サスペンショ
ンユニットがアッパリンクの側部近傍において水平状態
で車体前後方向に配置され、且つ該サスペンションユニ
ットの一端が車体に取り付けられており、その他端と上
記ロアリンクとの間に、基部が車体に回動自在に支持さ
れてロアリンクの上下方向の揺動をサスペンションユニ
ットの軸方向に変換して該サスペンションユニットに伝
達するL字形状の伝達部材が設けられていると共に、上
記サスペンションユニット側から伝達部材側への所定値
以上の荷重作用時に、該伝達部材の基部より上方に延び
る垂直部が所定量以上回動したときにその垂直部を上記
アッパリンクに当接させるように該伝達部材における基
部の車体に対する取付位置が設定されていることを特徴
とする車両のサスペンション装置。 - 【請求項5】 車幅方向に配設されて一端が車体に揺動
自在に取り付けられ、且つ他端が左右の車輪側に連結さ
れて各車輪を上下動自在に支持する左右のリンク部材
と、これらのリンク部材と車体との間にそれぞれ配設さ
れたコイルスプリングおよびダンパでなるサスペンショ
ンユニットとを備えた車両のサスペンション装置であっ
て、上記左右のリンク部材がそれぞれアッパリンクとロ
アリンクとで構成され、且つこれらのリンクの一端が、
ラバーマウント部材を介して車体に取り付けられたサス
ペンションクロスメンバに支持されていると共に、上記
サスペンションユニットがアッパリンクの後方において
水平状態で車体前後方向に配置され、且つ該サスペンシ
ョンユニットの一端が車体に取り付けられており、その
他端と上記ロアリンクとの間に、基部が上記サスペンシ
ョンクロスメンバに回動自在に支持されてロアリンクの
上下方向の揺動をサスペンションユニットの軸方向に変
換して該サスペンションユニットに伝達するL字形状の
伝達部材が設けられていると共に、該伝達部材の基部よ
り上方に延びる垂直部が上記サスペンションユニットの
他端に連結され、且つ該伝達部材の基部より車体前方に
延びる水平部が連結部材を介して上記ロアリンクに連結
されていることを特徴とする車両のサスペンション装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36132292A JPH06199122A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 車両のサスペンション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36132292A JPH06199122A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 車両のサスペンション装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06199122A true JPH06199122A (ja) | 1994-07-19 |
Family
ID=18473106
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP36132292A Pending JPH06199122A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 車両のサスペンション装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06199122A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6641152B1 (en) * | 1999-08-05 | 2003-11-04 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Swing suppressing device for industrial vehicle |
-
1992
- 1992-12-28 JP JP36132292A patent/JPH06199122A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6641152B1 (en) * | 1999-08-05 | 2003-11-04 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Swing suppressing device for industrial vehicle |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR101115069B1 (ko) | 차량 서스펜션 장치 | |
| KR0139520B1 (ko) | 자동차의 현가장치 | |
| KR100293672B1 (ko) | 자동차의현가장치 | |
| KR0136261B1 (ko) | 자동차의 앤티-롤 시스템 | |
| KR0139521B1 (ko) | 자동차의 후륜 현가장치 | |
| JP2604147B2 (ja) | 自動車のサスペンシヨン装置 | |
| WO2018092587A1 (ja) | 車両用懸架装置 | |
| JP2001187528A (ja) | スタビライザ取付構造 | |
| JPS6133747B2 (ja) | ||
| JP2614042B2 (ja) | 自動車のサスペンション装置 | |
| JP5056496B2 (ja) | サスペンション装置 | |
| JP3069022B2 (ja) | 車両の後輪懸架装置 | |
| JPH0114078B2 (ja) | ||
| JP3726181B2 (ja) | サスペンション装置 | |
| KR100313799B1 (ko) | 자동차의현가장치 | |
| KR102055092B1 (ko) | 차량용 현가 장치 | |
| JPH06227222A (ja) | 車輌用サスペンション | |
| JPS597125Y2 (ja) | 車輪懸架装置のためのスタビライザ− | |
| KR20060053711A (ko) | 차량의 스트럿어셈블리 | |
| JP2895384B2 (ja) | チルトキャブトラックのキャブマウント装置 | |
| KR100261428B1 (ko) | 자동차의 현가장치 | |
| KR20090114951A (ko) | 차량용 탠덤 현가 장치 | |
| KR20000016932U (ko) | 탄성링크를 이용한 독립식 현가장치 | |
| KR19980032757U (ko) | 자동차용 스테빌라이저바 고정 구조 | |
| KR19980035595A (ko) | 현가장치의 스트럿 바아구조 |