JPH06199462A - 転写式修正具 - Google Patents

転写式修正具

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JPH06199462A
JPH06199462A JP36104592A JP36104592A JPH06199462A JP H06199462 A JPH06199462 A JP H06199462A JP 36104592 A JP36104592 A JP 36104592A JP 36104592 A JP36104592 A JP 36104592A JP H06199462 A JPH06199462 A JP H06199462A
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政之 田村
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修 伊田
Takao Maruyama
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H37/00Article or web delivery apparatus incorporating devices for performing specified auxiliary operations
    • B65H37/002Web delivery apparatus, the web serving as support for articles, material or another web
    • B65H37/005Hand-held apparatus
    • B65H37/007Applicators for applying coatings, e.g. correction, colour or adhesive coatings

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  • Adhesive Tape Dispensing Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 テープの繰出及び巻取の作動性と転写性に優
れ、転写修正の始端及び終端がシャープになり、保管中
にテープ導出部分のひび割れを生じにくく、紙面の修正
を要する領域を確実に美麗に隠蔽消去できる転写式修正
具を提供する。 【構成】 一端に転写ヘッドを設けたケース1内に、軸
方向移動可能な大径の繰出ギヤ10並びにこれに噛み合
う小径の巻取ギヤ11を備えた巻取リール18とを設け
る。繰出ギヤ10のボス部10bにテープリール14を
遊嵌し、テープリール14のコア14a端面と繰出ギヤ
10のギヤ円板部10aとの間にOリング12が介在さ
せる。両ギヤ10,11はヘリカルギヤとし、これらの
連動回転に伴うスラスト荷重が、繰出ギヤ10のギヤ円
板部10aをテープリール14に接近させる方向に働く
ように設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、紙面に表記された文
字や線等の修正において、その修正部分に転写型修正テ
ープの修正塗料層を転着して上記の文字や線等を隠蔽消
去するのに用いられる転写式修正具に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、各種筆記具インキ、印刷、タイプ
印字、ワードプロセッサー印字、複写等により紙面に表
記された文字や線等の修正用として、粘着修正テープや
転写型修正テープが登場し、従来より汎用されている白
色塗料型の修正液のような乾燥時間を要さずに迅速な修
正を行え、且つ手や周辺を汚す恐れがないため、需要が
増大しつつある。とりわけ後者の転写型修正テープは、
テープ基材上に設けた薄い修正塗料層のみを紙面に転着
することから、粘着性の紙テープ自体を貼着する前者の
粘着修正テープに比較し、外観や手触り等において修正
部分と非修正部分との差が小さく、美麗な修正を施せる
という利点がある。
【0003】このような転写型修正テープを用いる修正
具として、転写後のテープ基材を自動的に巻き取る方式
のものが既に汎用されている。これは、一端に転写ヘッ
ドを設けたケース内に、繰出ギヤとこれに噛合する巻取
ギヤを有する巻取リールとが架装され、繰出ギヤのボス
部に嵌装したテープリールから繰り出される転写型修正
テープを転写ヘッドの剥離エッジを経由して折り返し、
この折り返し部を紙面に押し当てた状態で移動させるこ
とにより、テープ基材上の修正塗料層を該紙面に連続的
に転着させると共に、この転写時の剥離エッジを折り返
し移動するテープの引張作用で繰出ギヤを回転させ、連
動回転する巻取リールにより転写後のテープ基材を自動
的に巻き取るようにしたものである。
【0004】この場合、当然に修正テープのテープリー
ルからの繰出量と巻取リールによる巻取量とが一致する
必要があるが、使用に伴って、テープリールの巻き径が
縮小し、修正テープの単位繰出長さ当たりのリール回転
量が増大する一方、巻取リールの巻き径は拡大し、その
単位回転量当たりの巻取量が増加していくことになるか
ら、繰出ギヤとテープリールとが一体回転する形では作
動不能となる。そのため、この種の転写式修正具では、
繰出ギヤより巻取リールの回転が速くなるように歯車比
を設定すると共に、テープリールと繰出ギヤの間に所定
以上の負荷がかかった際に両者間で回転ずれを生じるよ
うに構成している。すなわち、この構成によれば、転写
修正に伴ってテープが繰り出される際、テープリールと
共に繰出ギヤが一体に回転しようとし、巻取リールも連
動して更に速く回転しようとするが、巻取リールはテー
プを繰出量以上に巻き取りできないため、該巻取リール
側からのブレーキ作用を生じ、繰出ギヤはテープリール
に対して回転遅れし、もってテープは両リール間で常に
緊張状態を保ったまま繰出量だけ自動的に巻き取られる
ことになる。
【0005】しかして、従来にあっては、上述のように
テープリールより繰出ギヤへ回転力を伝達しつつ両者を
回転ずれ可能にする手段として、テープリールのコアを
内歯ギヤ状とし、繰出ギヤのボス部に該内歯に弾力的に
噛合する爪片を設けた構造、繰出ギヤのボス部とテープ
リールのコア内周との間にOリングを介在させる構造、
コイルスプリングによって繰出ギヤとテープリールとを
軸方向に弾接させる構造等が採用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の転写式修正具はいずれも、転写性が充分とは言え
ず、特に転写修正の一回毎の開始時ならびに終了時にお
いて修正塗料層のテープ基材からの剥離性が悪いため、
紙面上の各修正範囲の両端位置で修正塗料層の不転写部
分を生じて隠蔽消去が不完全になったり、転写された修
正塗料層の両端の乱れによって修正部分の見栄えが悪化
し易い上、保管中にテープリールから転写ヘッドに至る
テープの導出部分で修正塗料層がひび割れし易く、この
ひび割れにより次の使用時の初期段階で転写不良や転写
修正層の断裂を生じるという難点があった。
【0007】この発明の目的は、上述の情況に鑑み、テ
ープリールより繰り出される転写型修正テープを転写ヘ
ッドの剥離エッジを介して紙面に押し当てることによ
り、該テープの修正塗料層を紙面に転着させると共に、
転写後のテープ基材を巻取リールに巻き取る構成の転写
式修正具として、テープの繰出及び巻取の作動性と転写
性に優れ、修正塗料層のテープ基材からの剥離性が修正
開始時及び終了時共に良好であり、しかも保管中にテー
プ導出部分のひび割れを生じにくく、もって紙面の修正
を要する領域を確実に且つ美麗に隠蔽消去できるものを
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明に係る転写式修正具は、一端に上記転写ヘ
ッドを設けたケース内に、軸方向移動可能な大径の繰出
ギヤとこれに噛合する小径の巻取ギヤを備えた上記巻取
リールとが架装され、繰出ギヤのボス部に上記テープリ
ールが遊嵌されると共に、該テープリールのコア端面と
繰出ギヤのギヤ円板部との間にOリングが介在され、上
記繰出ギヤ及び巻取ギヤがヘリカルギヤより構成され、
且つ両ギヤの連動回転に伴うスラスト荷重が繰出ギヤの
ギヤ円板部をテープリールに接近させる方向に働くよう
に設定されていることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】一般的にヘリカルギヤは、噛み合いが滑らかで
且つ回転伝達力に優れる反面、歯筋が回転軸に対して傾
斜しているため、噛合回転に伴ってスラスト荷重を生じ
る欠点があることが知られている。例えば、図6に示す
ように、左捻じれの駆動側ヘリカルギヤAと右捻じれの
従動側ヘリカルギヤBが噛合して、駆動側ヘリカルギヤ
Aが図示矢印aの方向に回転駆動する場合、噛合面の傾
斜による誘導作用により、図の上下関係において、駆動
側ヘリカルギヤAは、相手の従動側ヘリカルギヤBを押
し上げようとし、逆に自身は潜り込もうとして押し下げ
られることになり、ギヤAには図示矢印d方向に、ギヤ
Bには図示矢印u方向にそれぞれスラスト荷重が加わ
る。
【0010】しかるに、この発明の転写式修正具では、
ヘリカルギヤの欠点とされていた上記のスラスト荷重を
利用し、繰出ギヤによるテープリールのクランプを行
う。すなわち、テープリールは駆動側である繰出ギヤの
ボス部にコア端面とギヤ円板部の間にOリングを介在し
て嵌装されているが、繰出ギヤと従動側の巻取ギヤにヘ
リカルギヤが用いられ、その歯筋の捻じれ方向を上記ス
ラスト荷重が繰出ギヤ側において上記ボス部側にかかる
向きに設定され、且つ繰出ギヤが軸方向移動可能である
ため、両ギヤの連動回転によって繰出ギヤのギヤ円板部
が上記Oリングを圧縮変形させつつテープリール側に押
し付けられ、もって繰出ギヤにてテープリールをクラン
プするトルクが発生することになり、このトルクは両ギ
ヤの回転が早いほど大きくなる。従って、繰出ギヤとテ
ープリールとの上記Oリングを介した接圧は、不使用時
に修正具の振れ動き等で両者が不用意に相対回転しない
程度に弱く設定できる。
【0011】この発明の修正具による転写修正の操作
は、従来のものと同様であり、転写ヘッドの先端つまり
剥離エッジ部分を紙面の修正すべき始端位置に押し付
け、この押し付け状態のまま修正具を後方へ引けばよ
い。これにより、転写型修正テープは紙面との接触抵抗
によって剥離エッジに対して滑り移動し、その過程で修
正塗料層がテープ基材から剥離して紙面に転着すると共
に、上記滑り移動に伴う引っ張り作用でテープリールが
回転しつつ該テープを繰り出す。このとき、修正の開始
時点では、テープリールは上記のスラスト荷重によるク
ランプ力が作用しておらず回転し易い状態にあって、且
つテープ自体にテンションがかかっていないため、転写
ヘッド先端でのテープの送り起動が軽く円滑になされ、
修正塗料層がテープ基材から綺麗に剥離されて紙面上に
乱れのないシャープな始端で転写されることになる。
【0012】続いて、テープリールの回転に伴って繰出
ギヤがOリングを介した摺接抵抗によって回転し、巻取
ギヤを連動回転させる際に上記のスラスト荷重によりO
リングが圧縮されるため、テープリールにクランプ力が
作用する。しかして、小径の巻取ギヤは大径の繰出ギヤ
に対して増速回転し、巻取リールがテープを繰出量以上
に巻き取ろうとするため、テープリールから巻取リール
に至る導出部分のテープにテンションがかかると共に、
巻取リール側からのブレーキ作用により上記のクランプ
力に抗して繰出ギヤがテープリールに対して強制的に回
転遅れする。従って、以降の転写修正中のテープは両リ
ール間で緊張状態を保ったまま繰出量だけ自動的に巻き
取られ、転写ヘッド先端で安定した良好な転写性が得ら
れる。
【0013】かくして修正終端に至って修正具の引き移
動を停止させる際、両ギヤの回転減速と共に上記スラス
ト荷重が低減し、該スラスト荷重に基づくテープリール
のクランプ力とテープのテンションが減衰する。従っ
て、修正の終端位置近傍ではテープの送りが軽くなり、
修正塗料層のテープ基材からの剥離性がよく、転写終端
が乱れずシャープになる。しかも各修正操作を終えた終
えた時点では、常に両リール間のテープ導出部分にテン
ションが掛かっていないため、次の使用までの保管中に
テープ導出部分の修正塗料層にひび割れを生じる恐れが
ない。
【0014】これに対し、従来の転写式修正具の従来の
構成では、テープリールには常に一定した強いクランプ
力が作用し、且つ導出部分のテープにテンションがかか
っていることから、修正開始時のテープの送り起動が円
滑に行われず重くなり、紙面への押圧が弱いと修正塗料
層がテープ基材からうまく剥離せず、転写始端が乱れて
不転写部分を生じると共に、転写終端においても紙面へ
の押圧を緩めると、送り抵抗の大きいテープと紙面との
滑りによる転写不良を生じることになる。従って、上記
の転写不良を避けるには、修正開始時と終了時に紙面に
対する転写ヘッドの押圧を強めればよいが、これは通常
の転写手法からして非常に不自然な操作となる。また、
従来構成では上述のように導出部分のテープに常にテン
ションがかかった状態であるため、保管中に合成樹脂樹
脂フィルムからなるテープ基材が伸びるが、酸化チタン
等の固形粒子を高率で含んで伸び性に乏しい修正塗料層
は、テープ基材の伸びに追従できないためにテープ幅方
向のひび割れを生じ、次の使用時に転写不良や転写層の
断裂をきたすことになる。
【0015】
【実施例】図1〜図5はこの発明を適用したペン形の転
写式修正具を示す。図1において、1は硬質合成樹脂成
形物からなるケースであり、後部側のやや縦に偏平な長
箱状のリール収納部2と、前部側の略角筒状をなす長筒
部3とに分割構成され、長筒部3の前端の円形開口部3
aより転写ヘッド4が突出している。しかして、長筒部
3は、前部側が周面にセレーション5aを設けた略正四
角筒状の把持部5を構成すると共に、後部側は後端がリ
ール収納部2の長方形の前端外形と合致するように後方
へ向かって縦幅を増大する形状となっている。6はリー
ル収納部2の片側面に設けた弛み補正用の捻回部であ
る。
【0016】リール収納部2は本体2aとこれに嵌合す
る蓋体2bとに縦割り形に構成され、図2に示すよう
に、その前端面より前方へ突出する長い帯板状の支持片
7が本体2a側に一体に形成されており、この支持片7
の先端に転写ヘッド4が一体に設けられている。しかし
て、図3に示すように、支持片7は、その主面が横方向
に沿うように配置しており、前端寄りの左右両側に突設
した短い係止片7a,7aを、長筒部3の前端寄り内周
面の係止溝3b、3bに係合している。また転写ヘッド
4は、図3,図4に示すように、支持片7の延長上にあ
る板状部4aの先端がへら状の剥離エッジ4bを構成
し、板状部4aの左右両側にガイド部4c,4cを有し
ている。これらガイド部4c,4cは、外側面が剥離エ
ッジ4b側を頂きとする略円錐形の周側面をなす形に形
成され、板状部4aの厚み方向両側へ突出している。な
お、剥離エッジ4bのテープ引き出し側(下面側)には
エッジ方向に沿う隆起部4dが設けてある。
【0017】図2及び図5に示すように、リール収納部
2内では、本体2aの内面側に相前後して突設された筒
状支軸8,9に、大径の繰出ギヤ10とこれに噛合する
小径の巻取ギヤ11とがそれぞれ回転自在に嵌装されて
いる。上記の繰出ギヤ10は、ギヤ円板部10aの片側
へ突出するボス部10bを備えており、単独で支軸8に
嵌装した状態では、リール収納部2の両側内面に対して
ギヤ円板部10aの外面とボス部10bの端面がそれぞ
れ当接する位置の間で軸方向に移動可能である。しかし
て、この繰出ギヤ10の該ボス部10bには、転写型正
テープ13のテープリール14が、そのコア14aの一
方の端面とギヤ円板部10aとの間に半硬質ないし軟質
の合成ゴム又は合成樹脂からなるOリング12を介して
遊嵌されると共に、該コア14aの他方の端面に当接し
て環状受け板15が遊嵌されている。
【0018】テープリール14のコア14aはテープ1
3の幅よりも長く構成され、該テープ13がOリング1
2側の端面に一方の巻回側面が略面一になる形で嵌装さ
れている。また環状受け板15は、テープ13の他方の
巻回側面に近接して配置するテープずれ防止用のフラン
ジ部15aを有すると共に、内側面に形成した環状凸部
15bにて上記コア14aの他方の端面と線接触してい
る。なお、ギヤ円板部10a及び環状受け板15の両外
側面は、リール収納部2の本体2a及び蓋板2bの両内
面に形成された環状凸部16a,16bとそれぞれ対接
しており、この状態でOリング12は僅かに圧縮された
状態にある。17は蓋板2bの内面に突設された係合軸
であり、筒状支軸8に圧入嵌合されている。
【0019】巻取ギヤ11のボス部は、巻取リール18
としてテープリール14から導出した転写型修正テープ
13の始端を止着している。そして該巻取リール18の
径小の先端部18aは、ケース2の蓋板2bの内面側に
形成した環状突縁19に挿嵌して外部に露呈しており、
この端面に形成された径方向の溝によって前記の捻回部
6を構成している。しかして、この巻取ギヤ11は、ギ
ヤ円板側でリール収納部2の本体2a内面に設けた環状
凸部16cに当接すると共に、ボス部側の段部で上記環
状突縁19の端面と係合していることにより、軸方向に
は移動不能である。
【0020】しかして、繰出ギヤ10及び巻取ギヤ11
は共にヘリカルギヤであり、両者の歯筋の傾斜方向と回
転方向は図2及び図5の図示状態において、既述した図
6のヘリカルギヤA,Bと同様である。すなわち、繰出
ギヤ10は左捻じれの駆動側ヘリカルギヤAに対応し、
巻取ギヤ11は右捻じれの従動側ヘリカルギヤBに対応
しており、巻取ギヤ11が軸方向に移動不能であるた
め、両ギヤ10,11の連動回転に伴うスラスト荷重の
トルクは専ら繰出ギヤ10をボス部10b側に軸方向移
動させるように働く。
【0021】図2に示すように、テープリール14から
繰り出された転写型修正テープ13は、リール収納部2
の前端面に設けた一方の窓部20aから長筒部3内を通
り、転写ヘッド4の剥離エッジ4bで折り返して、他方
の窓部20bよりリール収納部2内に戻り、巻取リール
18に巻き取られるように配設されている。この場合、
両リール14,18におけるテープ13の幅方向と剥離
エッジ4bの方向が一致しており、テープ13は捻じれ
のない状態にある。なお、転写型修正テープ13は、ポ
リエステル等の合成樹脂フィルムからなるテープ基材上
に修正塗料層が設けられたものであり、一般的な市販品
を使用できる。
【0022】図4及び図5の仮想線で示す21は透孔2
1a付きのキャップであり、不使用時に長筒部3先端の
キャップ装着部3bに嵌着して転写ヘッド4を保護する
ようになされている。
【0023】上記構成の転写式修正具によって文字や線
等の修正を行うには、紙面の修正を要する始端位置に転
写ヘッド4の剥離ヘッド4bつまり転写型修正テープ1
3の折り返し部を押し付け、この押し付け状態のまま修
正具を引いて移動させればよい。この操作により、該テ
ープ13の表面側の修正塗料層がテープ基材から剥離す
ると同時に表面の粘着性により紙面に転着し、且つ上記
移動に伴う引張作用でテープリール14から該テープ1
3が繰り出され、この繰り出しによるテープリール14
の回転に連動して繰出ギヤ10がOリング12を介した
摺接抵抗によって回転し、これに噛合する巻取リール1
8も回転して修正塗料層の剥離後のテープ基材を自動的
に巻き取る。しかして、紙面に転着した修正塗料層によ
り文字や線等が隠蔽消去されると共に、この塗料層上に
は直ちに訂正文字や線等を書き込める。
【0024】ここで、修正の開始時点では、繰出ギヤ1
0にスラスト荷重が加わっておらずテープリール14が
回転し易い状態にあって、且つ繰出部分のテープ13自
体にテンションがかかっていないため、紙面に対する転
写ヘッド4の押圧が弱くてもテープ13の送り起動が軽
く円滑になされ、修正塗料層がテープ基材から綺麗に剥
離されて紙面上に乱れのないシャープな始端で転写され
る。続いて、テープリール14の回転に伴って両ギヤ1
0、11が連動回転する際、生じたスラスト荷重により
巻取ギヤ10のギヤ円板部10aがテープリール14側
に押し付けられてOリング12を圧縮変形し、テープリ
ール14は繰出ギヤ10に強くクランプされるが、小径
の巻取ギヤ11は大径の繰出ギヤ10に対して増速回転
して巻取リール18がテープ13を繰出量以上に巻き取
ろうとするため、導出部分のテープ13にテンションが
かかると共に、巻取リール18側からのブレーキ作用に
より上記のクランプ力に抗して繰出ギヤ10がテープリ
ール14に対して回転遅れし、テープ13は両リール1
4,18間で緊張状態を保ったまま繰出量だけ巻き取ら
れ、転写ヘッド4先端で安定した良好な転写性が得られ
る。そして、修正の終了時点では、両ギヤ10,11の
回転減速と共に上記スラスト荷重が低減し、テープリー
ル14のクランプ力とテープ13のテンションが減衰
し、テープ13の送りが軽くなるため、転写ヘッド4の
紙面への押圧が緩まっても修正塗料層のテープ基材から
の剥離性はよく、乱れのないシャープな転写終端とな
る。しかも各修正操作を終えた終えた時点では、常に両
リール14,18間のテープ導出部分にテンションが掛
かっていないため、次の使用までの保管中にテープ導出
部分の修正塗料層にひび割れを生じない。
【0025】なお、上記実施例では繰出ギヤ10のボス
部10bの先端側に環状受け板15を遊嵌しているが、
この環状受け板15を省略してテープリール14のコア
14aの端面が蓋板2bの内面に直接に接する構成にす
ることが可能であり、この場合に該コア14aとして上
記環状受け板15のフランジ部15aに相当するテープ
ずれ防止用のフランジ部が一体形成された構造としても
よい。また、この発明は、例示したベン形のものに限ら
ず、ケースの形状や転写ヘッドの形状が異なる種々の転
写式修正具に適用できる。
【0026】
【発明の効果】この発明によれば、テープリールより繰
り出される転写型修正テープを転写ヘッドの剥離エッジ
を介して紙面に押し当てることにより、該テープの修正
塗料層を紙面に転着させると共に、転写後のテープ基材
を巻取リールに巻き取る構成の転写式修正具として、テ
ープの繰出及び巻取の作動性と転写性に優れ、修正塗料
層のテープ基材からの剥離性が修正開始時及び終了時共
に良好であり、乱れのないシャープな転写始端及び終端
が得られ、しかも保管中にテープ導出部分のひび割れを
生じにくく、もって紙面の修正を要する領域を確実に且
つ美麗に隠蔽消去できるものが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例に係る転写式修正具の斜
視図。
【図2】 同転写式修正具の縦断側面図。
【図3】 同転写式修正具の転写ヘッド側の横断平面
図。
【図4】 図3のIV−IV線の断面矢視図。
【図5】 同転写式修正具のテープ繰出・巻取機構部の
横断平面図。
【図6】 ヘリカルギヤの連動回転によるスラストを示
す模式斜視図。
【符号の説明】
1 ケース 4 転写ヘッド 4b 剥離エッジ 8 筒型支軸 9 筒型支軸 10 繰出ギヤ 10a ギヤ円板部 10b ボス部 11 巻取ギヤ 12 Oリング 13 転写型修正テープ 14 テープリール 14a コア部 18 巻取リール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープリールより繰り出される転写型修
    正テープを転写ヘッドの剥離エッジを介して紙面に押し
    当てることにより、該テープの修正塗料層を紙面に転着
    させると共に、転写後のテープ基材を巻取リールに巻き
    取る構成の転写式修正具において、一端に上記転写ヘッ
    ドを設けたケース内に、軸方向移動可能な大径の繰出ギ
    ヤとこれに噛合する小径の巻取ギヤを備えた上記巻取リ
    ールとが架装され、繰出ギヤのボス部に上記テープリー
    ルが遊嵌されると共に、該テープリールのコア端面と繰
    出ギヤのギヤ円板部との間にOリングが介在され、上記
    繰出ギヤ及び巻取ギヤがヘリカルギヤより構成され、且
    つ両ギヤの連動回転に伴うスラスト荷重が繰出ギヤのギ
    ヤ円板部をテープリールに接近させる方向に働くように
    設定されていることを特徴とする転写式修正具。
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