JPH06199569A - ジルコニア及びイットリア安定化ジルコニア成形物の製造方法 - Google Patents
ジルコニア及びイットリア安定化ジルコニア成形物の製造方法Info
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- JPH06199569A JPH06199569A JP4322571A JP32257192A JPH06199569A JP H06199569 A JPH06199569 A JP H06199569A JP 4322571 A JP4322571 A JP 4322571A JP 32257192 A JP32257192 A JP 32257192A JP H06199569 A JPH06199569 A JP H06199569A
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- zirconium
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- yttria
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E60/30—Hydrogen technology
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
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- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Fuel Cell (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 3か月以上の長期間安定した状態を保つジル
コニアゾルを得ると共に、焼成を従来法に比べて低温度
で行なうことができるジルコニア及びイットリア安定化
ジルコニア成形物の製造方法を提供することを目的とす
る。 【構成】 本発明の第1製造方法は、ジルコニウムアル
コキシドを溶媒中に溶解させること、該溶液中に触媒と
して用いられる1Nの硝酸を溶媒によって希釈した用役
を加えてジルコニウムアルコキシドを加水分解させるこ
と、該加水分解によって得られたゾルの分散媒が水に置
換されるまで繰り返し注水及び濃縮を行なうこと、該分
散液を大気中において室温でゲル化させ、かつ乾燥させ
ること、該乾燥した形成体を焼成することの各ステップ
から成る。第2製造方法においては、前記注水及び濃縮
のステップと前記ゲル化及び乾燥ステップとの間に、前
記分散液に硝酸イットリウム粉末を溶解させるステップ
をさらに含む。
コニアゾルを得ると共に、焼成を従来法に比べて低温度
で行なうことができるジルコニア及びイットリア安定化
ジルコニア成形物の製造方法を提供することを目的とす
る。 【構成】 本発明の第1製造方法は、ジルコニウムアル
コキシドを溶媒中に溶解させること、該溶液中に触媒と
して用いられる1Nの硝酸を溶媒によって希釈した用役
を加えてジルコニウムアルコキシドを加水分解させるこ
と、該加水分解によって得られたゾルの分散媒が水に置
換されるまで繰り返し注水及び濃縮を行なうこと、該分
散液を大気中において室温でゲル化させ、かつ乾燥させ
ること、該乾燥した形成体を焼成することの各ステップ
から成る。第2製造方法においては、前記注水及び濃縮
のステップと前記ゲル化及び乾燥ステップとの間に、前
記分散液に硝酸イットリウム粉末を溶解させるステップ
をさらに含む。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はゾル−ゲル法によるジル
コニア及びイットリア安定化ジルコニア(YSZ)成形
物の製造方法に関し、特に分離膜や固体電解質燃料電池
等に応用可能なZrO2 系及びY2 O3 −ZrO2 系の
成形物をゾル−ゲル法と液相法とを併用することによっ
て比較的低温の焼成(緻密化)温度で製造し得る方法に
関する。
コニア及びイットリア安定化ジルコニア(YSZ)成形
物の製造方法に関し、特に分離膜や固体電解質燃料電池
等に応用可能なZrO2 系及びY2 O3 −ZrO2 系の
成形物をゾル−ゲル法と液相法とを併用することによっ
て比較的低温の焼成(緻密化)温度で製造し得る方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、工業界や医療界におけるセラミッ
クスの需要の急伸に伴ない、高品質なセラミックスが益
々求められる一方で、新分野でのセラミックス活用の研
究も盛んに行なわれている。
クスの需要の急伸に伴ない、高品質なセラミックスが益
々求められる一方で、新分野でのセラミックス活用の研
究も盛んに行なわれている。
【0003】ジルコニア系セラミックスにおいては、そ
の優れた耐食性及び耐酸性が注目されて、各種の材料の
コーティング処理に広く使用されているだけでなく、特
にイットリア安定化ジルコニア(以下、これを単にYS
Zと称す。)は、酸素のみに透過性を示すことが知られ
て以来、各種の分離膜材料として注目されている。
の優れた耐食性及び耐酸性が注目されて、各種の材料の
コーティング処理に広く使用されているだけでなく、特
にイットリア安定化ジルコニア(以下、これを単にYS
Zと称す。)は、酸素のみに透過性を示すことが知られ
て以来、各種の分離膜材料として注目されている。
【0004】従来、イットリア安定化ジルコニアを得る
方法としては、 1.ジルコニア及びイットリアの微粉末を混合し、この
混合粉末を仮焼する方法と、 2.ジルコニウムアルコキシドの加水分解による合成法
と、の2つの方法が考えられている。
方法としては、 1.ジルコニア及びイットリアの微粉末を混合し、この
混合粉末を仮焼する方法と、 2.ジルコニウムアルコキシドの加水分解による合成法
と、の2つの方法が考えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記第1の方法では、
原料粉末の微粉化と混合の均一化とに限界があり、均一
質の製品を得難く、また得られた製品の結晶構造を緻密
化するために必要な焼成も高温(約1500℃)を要す
る。
原料粉末の微粉化と混合の均一化とに限界があり、均一
質の製品を得難く、また得られた製品の結晶構造を緻密
化するために必要な焼成も高温(約1500℃)を要す
る。
【0006】一方、上記第2の方法においては、平成3
年特許出願公開第199163号公報に開示されている
ように、高純度かつ高均一質の製品が低温製造プロセス
で得られ、しかも自由な形状付与が可能になる等の利点
があると云われている。しかし、ジルコニウムアルコキ
シドを加水分解した溶液(以下、これを単にジルコニア
ゾルと称す。)は不安定で、沈澱が生じやすい。この沈
澱を防ぐために、例えばグローブボックスのような中で
空気に触れないように処理しなければならず、操作が煩
雑で工業化に困難がある。
年特許出願公開第199163号公報に開示されている
ように、高純度かつ高均一質の製品が低温製造プロセス
で得られ、しかも自由な形状付与が可能になる等の利点
があると云われている。しかし、ジルコニウムアルコキ
シドを加水分解した溶液(以下、これを単にジルコニア
ゾルと称す。)は不安定で、沈澱が生じやすい。この沈
澱を防ぐために、例えばグローブボックスのような中で
空気に触れないように処理しなければならず、操作が煩
雑で工業化に困難がある。
【0007】ジルコニアゾルの安定化のために、上記公
報では結晶水を用いて加水分解を緩慢にする方法が提案
されているが、この方法は微妙な操作が必要であること
が難点である。また、平成3年特許出願公開第2329
75では前記溶液を調整後に特殊な装置を用いて5〜6
倍以上に濃縮すると云う煩雑な操作を行なうことによっ
て安定化を図ることが提案されている。
報では結晶水を用いて加水分解を緩慢にする方法が提案
されているが、この方法は微妙な操作が必要であること
が難点である。また、平成3年特許出願公開第2329
75では前記溶液を調整後に特殊な装置を用いて5〜6
倍以上に濃縮すると云う煩雑な操作を行なうことによっ
て安定化を図ることが提案されている。
【0008】さらに、上記いずれの公報に開示されてい
るジルコニア系成形物の製造方法においては、それ以前
の方法における焼成温度に比べれば低くはなっている
が、成形物の結晶構造の緻密化に必要な焼成のための温
度はまだまだ高温である。
るジルコニア系成形物の製造方法においては、それ以前
の方法における焼成温度に比べれば低くはなっている
が、成形物の結晶構造の緻密化に必要な焼成のための温
度はまだまだ高温である。
【0009】本発明は上記したような従来技術における
問題点を解決するためになされたものであって、その目
的とするところは、長期間安定した状態を保つジルコニ
アゾルを得ると共に、結晶構造を緻密化させるための焼
成を従来法に比べて低温度で行なうことができるジルコ
ニア及びイットリア安定化ジルコニア成形物の製造方法
を提供することである。
問題点を解決するためになされたものであって、その目
的とするところは、長期間安定した状態を保つジルコニ
アゾルを得ると共に、結晶構造を緻密化させるための焼
成を従来法に比べて低温度で行なうことができるジルコ
ニア及びイットリア安定化ジルコニア成形物の製造方法
を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1態様によれば、ジルコニウムアルコキ
シドを溶媒中に溶解させることと、該溶液中に触媒とし
て用いられる0.1N(0.1規定)〜3N(3規
定)、好ましくは1N(1規定)の硝酸を溶媒によって
稀釈した溶液を加えて前記ジルコニウムアルコキシドを
加水分解させることと、該加水分解によって得られたゾ
ルの分散媒が水に置換されるまで繰り返し注水及び濃縮
を行なうことと、斯く得られたジルコニア粒子を含有す
る分散液(ヒドロゾル)を大気中において室温でゲル化
させ、さらに乾燥させることと、そして乾燥した成形体
を焼成することの各ステップから成るジルコニア成形物
の製造方法が提供される。
に、本発明の第1態様によれば、ジルコニウムアルコキ
シドを溶媒中に溶解させることと、該溶液中に触媒とし
て用いられる0.1N(0.1規定)〜3N(3規
定)、好ましくは1N(1規定)の硝酸を溶媒によって
稀釈した溶液を加えて前記ジルコニウムアルコキシドを
加水分解させることと、該加水分解によって得られたゾ
ルの分散媒が水に置換されるまで繰り返し注水及び濃縮
を行なうことと、斯く得られたジルコニア粒子を含有す
る分散液(ヒドロゾル)を大気中において室温でゲル化
させ、さらに乾燥させることと、そして乾燥した成形体
を焼成することの各ステップから成るジルコニア成形物
の製造方法が提供される。
【0011】上記目的を達成するために、本発明の第2
態様によれば、ジルコニウムアルコキシドを溶媒中に溶
解させることと、該溶液中に触媒として用いられる0.
1N(0.1規定)〜3N(3規定)、好ましくは1N
(1規定)の硝酸を溶媒によって稀釈した溶液を加えて
前記ジルコニウムアルコキシドを加水分解させること
と、該加水分解によって得られたゾルの分散媒が水に置
換されるまで繰り返し注水及び濃縮を行なうことと、斯
く得られたジルコニア粒子を含有する分散液(ヒドロゾ
ル)に硝酸イットリウムの粉末を溶解させてジルコニア
粒子間に複合化を起こさせることと、イットリウムによ
って表面改質されたジルコニア粒子を含有する分散液を
大気中において室温でゲル化させ、さらに乾燥させるこ
とと、そして乾燥した成形体を焼成することの各ステッ
プから成るイットリア安定化ジルコニア成形物の製造方
法が提供される。
態様によれば、ジルコニウムアルコキシドを溶媒中に溶
解させることと、該溶液中に触媒として用いられる0.
1N(0.1規定)〜3N(3規定)、好ましくは1N
(1規定)の硝酸を溶媒によって稀釈した溶液を加えて
前記ジルコニウムアルコキシドを加水分解させること
と、該加水分解によって得られたゾルの分散媒が水に置
換されるまで繰り返し注水及び濃縮を行なうことと、斯
く得られたジルコニア粒子を含有する分散液(ヒドロゾ
ル)に硝酸イットリウムの粉末を溶解させてジルコニア
粒子間に複合化を起こさせることと、イットリウムによ
って表面改質されたジルコニア粒子を含有する分散液を
大気中において室温でゲル化させ、さらに乾燥させるこ
とと、そして乾燥した成形体を焼成することの各ステッ
プから成るイットリア安定化ジルコニア成形物の製造方
法が提供される。
【0012】本発明の一実施態様によれば、前記第1及
び第2態様のいずれかに記載の製造方法において、前記
ジルコニウムアルコキシドは、ジルコニウムが0.1モ
ル/ ドを含む該溶液に対して前記硝酸を含む溶液は、ジルコ
ニウムが0.05モル/ 2態様のいずれかに記載の製造方法において、前記溶媒
は2−プロパノールである。本発明のさらに別の実施態
様によれば、前記第1及び第2態様のいずれかに記載の
製造方法において、前記焼成は300乃至1000℃の
温度で行なわれる。
び第2態様のいずれかに記載の製造方法において、前記
ジルコニウムアルコキシドは、ジルコニウムが0.1モ
ル/ ドを含む該溶液に対して前記硝酸を含む溶液は、ジルコ
ニウムが0.05モル/ 2態様のいずれかに記載の製造方法において、前記溶媒
は2−プロパノールである。本発明のさらに別の実施態
様によれば、前記第1及び第2態様のいずれかに記載の
製造方法において、前記焼成は300乃至1000℃の
温度で行なわれる。
【0013】本発明のまたさらに別の実施態様によれ
ば、前記第2態様に記載の製造方法において、前記イッ
トリウム粉末は、イットリウム(Y)とジルコニウム
(Zr)のモル比(2Y/(2Y+Zr))で0〜18
%の範囲になる量が添加される。
ば、前記第2態様に記載の製造方法において、前記イッ
トリウム粉末は、イットリウム(Y)とジルコニウム
(Zr)のモル比(2Y/(2Y+Zr))で0〜18
%の範囲になる量が添加される。
【0014】
【作用】本発明においては、ジルコニウムアルコキシド
(ジルコニウム−テトラ−n−ブトキシド)が硝酸と云
う強酸を触媒にして2−プロパノール溶媒中で短時間の
うちに溶解され、加水分解されるので、溶液中に分散せ
しめられるジルコニア粒子は重縮合が抑えられ、極めて
微小な粒径(平均約5nm)を保持する。従って、分散
媒が水に置換された後のジルコニア粒子分散液(ゾル)
は凝集(ゲル化)することなく長期間(3ヶ月間以上)
にわたって安定したコロイド分散系を保つ。
(ジルコニウム−テトラ−n−ブトキシド)が硝酸と云
う強酸を触媒にして2−プロパノール溶媒中で短時間の
うちに溶解され、加水分解されるので、溶液中に分散せ
しめられるジルコニア粒子は重縮合が抑えられ、極めて
微小な粒径(平均約5nm)を保持する。従って、分散
媒が水に置換された後のジルコニア粒子分散液(ゾル)
は凝集(ゲル化)することなく長期間(3ヶ月間以上)
にわたって安定したコロイド分散系を保つ。
【0015】さらに、上記ゾル中に硝酸イットリウム粉
末を添加した際には、ジルコニア微粒子間に複合化(表
面改質)が起こり、この状態でもジルコニア微粒子が分
散した安定したゾルを得ることができる。
末を添加した際には、ジルコニア微粒子間に複合化(表
面改質)が起こり、この状態でもジルコニア微粒子が分
散した安定したゾルを得ることができる。
【0016】上記いずれのゾルもゲル化させて乾燥後
に、緻密化した結晶構造を有する薄膜またはバルク状の
成形物を得るために、比較的低温度(300〜1000
℃)で焼成処理される。
に、緻密化した結晶構造を有する薄膜またはバルク状の
成形物を得るために、比較的低温度(300〜1000
℃)で焼成処理される。
【0017】
【実施例】以下、添付の図面に関連して、本発明をさら
に詳細に説明する。
に詳細に説明する。
【0018】ジルコニウムアルコキシド(ジルコニウム
−テトラ−n−ブトキシド)を2−プロパノールに溶解
させてから、2−プロパノールで稀釈した水と室温で反
応させる。この時の水(H2 O)とジルコニウム(Z
r)とのモル比はH2 O/Zr=3である。この際に、
安定したゾルを得るために、水のpHは硝酸によって調
整する。続いて、分散媒が2−プロパノールから水に置
換される。この置換は過剰な水の注水と濃縮とを繰り返
し行なうことによって達成される。
−テトラ−n−ブトキシド)を2−プロパノールに溶解
させてから、2−プロパノールで稀釈した水と室温で反
応させる。この時の水(H2 O)とジルコニウム(Z
r)とのモル比はH2 O/Zr=3である。この際に、
安定したゾルを得るために、水のpHは硝酸によって調
整する。続いて、分散媒が2−プロパノールから水に置
換される。この置換は過剰な水の注水と濃縮とを繰り返
し行なうことによって達成される。
【0019】ゾルの分散媒が水に置換された後で、動的
光散乱によって求めたゾル中のジルコニア分散粒子径分
布は、図1に示されるように、4nmのところに鋭い単
一のピークを示した。その後、ゲル化した試料のナノ構
造の一次粒子は平均5nm程度であることが電界放射型
走査電子顕微鏡(FE−SEM)で観察された(図6の
(a)参照)。このことから、ゾル中では一次粒子が凝
集することなく分散していることが理解できる。その理
由の詳細は未解明であるが、ジルコニウムアルコキシド
が強酸の触媒によって溶媒中で短時間のうちに加水分解
され、一方、強酸の作用によって溶液中に分散せしめら
れるジルコニア粒子の重縮合が抑えられることが理由と
して考えられる。従って、ゾル中の一次粒子は上記のよ
うな微粒子状態を保って分散しており、この安定した状
態(コロイド分散系)を3ヶ月以上の長期間保ち得る。
光散乱によって求めたゾル中のジルコニア分散粒子径分
布は、図1に示されるように、4nmのところに鋭い単
一のピークを示した。その後、ゲル化した試料のナノ構
造の一次粒子は平均5nm程度であることが電界放射型
走査電子顕微鏡(FE−SEM)で観察された(図6の
(a)参照)。このことから、ゾル中では一次粒子が凝
集することなく分散していることが理解できる。その理
由の詳細は未解明であるが、ジルコニウムアルコキシド
が強酸の触媒によって溶媒中で短時間のうちに加水分解
され、一方、強酸の作用によって溶液中に分散せしめら
れるジルコニア粒子の重縮合が抑えられることが理由と
して考えられる。従って、ゾル中の一次粒子は上記のよ
うな微粒子状態を保って分散しており、この安定した状
態(コロイド分散系)を3ヶ月以上の長期間保ち得る。
【0020】上記調整によって得られたゾルに、必要量
の硝酸イットリウム粉末を添加する。その添加量は、イ
ットリウム(Y)とジルコニウム(Zr)とが 2Y/(2Y+Zr)=0〜18(モル%) の関係になるように決定される。
の硝酸イットリウム粉末を添加する。その添加量は、イ
ットリウム(Y)とジルコニウム(Zr)とが 2Y/(2Y+Zr)=0〜18(モル%) の関係になるように決定される。
【0021】図2には、硝酸イットリウム粉末の添加量
とゾル中の粒径分布との関係が示される。図2から明ら
かなように、イットリウムの添加量が増えるに従ってゾ
ル中の粒径も10〜55nmに増大する。その理由とし
て、ジルコニアの微粒子間にイットリウムの微粒子が架
橋の役割を果たすように結合した複合化(表面改質)が
起こることが考えられ、これを図で表わすと、図3に示
されるように、ジルコニア粒子どうしがイットリウムを
介して結合している状態である。
とゾル中の粒径分布との関係が示される。図2から明ら
かなように、イットリウムの添加量が増えるに従ってゾ
ル中の粒径も10〜55nmに増大する。その理由とし
て、ジルコニアの微粒子間にイットリウムの微粒子が架
橋の役割を果たすように結合した複合化(表面改質)が
起こることが考えられ、これを図で表わすと、図3に示
されるように、ジルコニア粒子どうしがイットリウムを
介して結合している状態である。
【0022】このように、本発明の複合酸化物の合成手
法は粒子内を複合化する従来の手法とは全く異なるもの
であることがわかる。従って、粒子の表面改質により複
合化されたゾルのゲル化後のナノ構造には顕著な変化は
認められない。ジルコニア粒子に対するイットリウムの
凝集は弱く、ゲル化後の乾燥時あるいは焼成時に容易に
薄膜化するか破壊されてしまうと考えられる。
法は粒子内を複合化する従来の手法とは全く異なるもの
であることがわかる。従って、粒子の表面改質により複
合化されたゾルのゲル化後のナノ構造には顕著な変化は
認められない。ジルコニア粒子に対するイットリウムの
凝集は弱く、ゲル化後の乾燥時あるいは焼成時に容易に
薄膜化するか破壊されてしまうと考えられる。
【0023】イットリウムを含まないジルコニアゾルと
イットリウム及びジルコニウムの両方を含む混合ゾルと
をそれぞれゲル化し、さらに乾燥した2種類の無担持試
料の示差熱分析(DTA)の結果を図4に示す。この図
から明らかなように、前者は427℃、後者は453℃
で非常に鋭い発熱ピークを示している。他方、これらの
温度において、両者とも顕著な重量変化が認められてい
ないことから、内部構造の変化(結晶化)による発熱で
あることがわかる。X線回析の結果からも、前者におい
ては非晶質相(アモルファス)から単斜晶相(Zr
O2 )が、後者においては立方晶(YSZ)がそれぞれ
生成していることが実証されている(図5の(a)及び
(b)に示すX線回析パターン参照)。
イットリウム及びジルコニウムの両方を含む混合ゾルと
をそれぞれゲル化し、さらに乾燥した2種類の無担持試
料の示差熱分析(DTA)の結果を図4に示す。この図
から明らかなように、前者は427℃、後者は453℃
で非常に鋭い発熱ピークを示している。他方、これらの
温度において、両者とも顕著な重量変化が認められてい
ないことから、内部構造の変化(結晶化)による発熱で
あることがわかる。X線回析の結果からも、前者におい
ては非晶質相(アモルファス)から単斜晶相(Zr
O2 )が、後者においては立方晶(YSZ)がそれぞれ
生成していることが実証されている(図5の(a)及び
(b)に示すX線回析パターン参照)。
【0024】図6及び図7には、上記2種類の試料それ
ぞれに対して行なった電界放射型走査電子顕微鏡(FE
−SEM)による観察結果(内部構造の顕微鏡写真)が
示される。両図ともに、(a)は焼成前、(b)は50
0℃での焼成後、そして(c)は1000℃での焼成後
の結果をそれぞれ示している。
ぞれに対して行なった電界放射型走査電子顕微鏡(FE
−SEM)による観察結果(内部構造の顕微鏡写真)が
示される。両図ともに、(a)は焼成前、(b)は50
0℃での焼成後、そして(c)は1000℃での焼成後
の結果をそれぞれ示している。
【0025】これらの顕微鏡写真から、両試料とも50
0℃では粒子径の増大(結晶化)が観察され、1000
℃では既に大部分の緻密化が完了していることがわか
る。さらに、図6及び図7の両(c)では結晶子サイズ
は50nm程度で、微細にかつ均一に緻密化制御がなさ
れていることがわかる。
0℃では粒子径の増大(結晶化)が観察され、1000
℃では既に大部分の緻密化が完了していることがわか
る。さらに、図6及び図7の両(c)では結晶子サイズ
は50nm程度で、微細にかつ均一に緻密化制御がなさ
れていることがわかる。
【0026】図8から図13までには、別の2種類の試
料に対してそれぞれ行なった電界放射型走査電子顕微鏡
による内部構造が顕微鏡写真として示される。図8およ
び図11は焼成前、図9および図12は500℃での焼
成後、図10および図13は900℃での焼成後の結果
をそれぞれ示している。
料に対してそれぞれ行なった電界放射型走査電子顕微鏡
による内部構造が顕微鏡写真として示される。図8およ
び図11は焼成前、図9および図12は500℃での焼
成後、図10および図13は900℃での焼成後の結果
をそれぞれ示している。
【0027】図8から図13までに示される結果は、図
6及び図7に示される結果よりもさらによい結晶状態の
内部構造になっている。
6及び図7に示される結果よりもさらによい結晶状態の
内部構造になっている。
【0028】尚また、前記した2種類のゾルをそれぞれ
アルミナ多孔質管上にディップ製膜した後、500℃で
焼成し、それらのナノ構造を観察したところ、前記無担
持試料の場合と異なり、いずれも棒状の結晶に成長し、
500℃と云う低温ながら既に緻密化していることがわ
かった。
アルミナ多孔質管上にディップ製膜した後、500℃で
焼成し、それらのナノ構造を観察したところ、前記無担
持試料の場合と異なり、いずれも棒状の結晶に成長し、
500℃と云う低温ながら既に緻密化していることがわ
かった。
【0029】次に、本発明の実施例を示す。 実施例1 ジルコニウム−テトラ−n−ブトキシド9.59gに2
−プロパノールを加え 1〜5.5で、生じたジルコニア粒子径は4nmに鋭い
ピークを持つ分布を示した。(図1参照)また、この溶
液は3カ月以上安定であった。 実施例2 実施例1と同様に調製した溶液(ゾル)を4つ用意し、
これらに硝酸イットリウムを粉末のまま、イットリウム
(Y)とジルコニウム(Zr)のモル比が2Y/(2Y
+Zr)=0.03、0.05、0.12、および0.
18となるようにそれぞれ加え、溶解させた溶液を調製
した。これらの溶液のpHは5.1〜5.5で、イット
リウムを介して結合したジルコニアの粒子径は加えたイ
ットリウム量の増加に応じて増加した。(図2参照)ま
た、これらの溶液は3カ月以上安定であった。 実施例3 実施例1および実施例2で調製した溶液(ゾル)をシャ
ーレ上に展開し、大気中、室温にてゲル化および乾燥を
行った。また一方、これらの溶液をアルミナ多孔質チュ
ーブ上にディップコーティングする事により薄膜を形成
させ、同様に大気中、室温にてゲル化および乾燥を行っ
た。このようにして得られたバルクおよび薄膜状の乾燥
ゲルを、300〜1000℃にて焼成し、X線回折測
定、SEMによる表面状態観察を行ったところ、ともに
400℃で結晶化、1000℃以下で粒成長による緻密
化が観察された。
−プロパノールを加え 1〜5.5で、生じたジルコニア粒子径は4nmに鋭い
ピークを持つ分布を示した。(図1参照)また、この溶
液は3カ月以上安定であった。 実施例2 実施例1と同様に調製した溶液(ゾル)を4つ用意し、
これらに硝酸イットリウムを粉末のまま、イットリウム
(Y)とジルコニウム(Zr)のモル比が2Y/(2Y
+Zr)=0.03、0.05、0.12、および0.
18となるようにそれぞれ加え、溶解させた溶液を調製
した。これらの溶液のpHは5.1〜5.5で、イット
リウムを介して結合したジルコニアの粒子径は加えたイ
ットリウム量の増加に応じて増加した。(図2参照)ま
た、これらの溶液は3カ月以上安定であった。 実施例3 実施例1および実施例2で調製した溶液(ゾル)をシャ
ーレ上に展開し、大気中、室温にてゲル化および乾燥を
行った。また一方、これらの溶液をアルミナ多孔質チュ
ーブ上にディップコーティングする事により薄膜を形成
させ、同様に大気中、室温にてゲル化および乾燥を行っ
た。このようにして得られたバルクおよび薄膜状の乾燥
ゲルを、300〜1000℃にて焼成し、X線回折測
定、SEMによる表面状態観察を行ったところ、ともに
400℃で結晶化、1000℃以下で粒成長による緻密
化が観察された。
【0030】なお、実施例ではジルコニウムアルコキシ
ドのプロパノ−ル溶液中に、触媒として1Nの硝酸を好
適に用いたが、必要に応じて0.1N〜3Nの硝酸が用
いられ得る。
ドのプロパノ−ル溶液中に、触媒として1Nの硝酸を好
適に用いたが、必要に応じて0.1N〜3Nの硝酸が用
いられ得る。
【0031】以上の説明は単に本発明の好適な実施例の
例証であり、本発明の範囲はこれに限定されることはな
い。本発明に関する更に多くの変形例や改造例が本発明
の範囲を逸脱することなく、当該技術の熟達者にとって
みれば容易に思いつくであろう。
例証であり、本発明の範囲はこれに限定されることはな
い。本発明に関する更に多くの変形例や改造例が本発明
の範囲を逸脱することなく、当該技術の熟達者にとって
みれば容易に思いつくであろう。
【0032】
【発明の効果】以上述べたとおり、本発明によれば、従
来法に比べて著しく長期にわたって安定したジルコニア
ゾル及びYSZゾルを作ることができ、また得られたゾ
ル中に分散するジルコニア粒子の径も極めて小さい。従
って、結晶化及び緻密化の各温度も著しく低温度にな
り、種々の関連操作が容易になると共に、経済的な面に
おいても大いにエネルギの節約を果し得る。
来法に比べて著しく長期にわたって安定したジルコニア
ゾル及びYSZゾルを作ることができ、また得られたゾ
ル中に分散するジルコニア粒子の径も極めて小さい。従
って、結晶化及び緻密化の各温度も著しく低温度にな
り、種々の関連操作が容易になると共に、経済的な面に
おいても大いにエネルギの節約を果し得る。
【0033】その上、焼成後に得られたジルコニア及び
イットリア安定化ジルコニア成形物は、結晶構造が微細
でかつ均一であることから、各種の分離膜や固体電解質
燃料電池等に好適に利用され得、さらに未開発の用途に
幅広く応用され得るであろうことが確実に予想される。
イットリア安定化ジルコニア成形物は、結晶構造が微細
でかつ均一であることから、各種の分離膜や固体電解質
燃料電池等に好適に利用され得、さらに未開発の用途に
幅広く応用され得るであろうことが確実に予想される。
【図1】本発明のジルコニアゾル中のジルコニアジルコ
ニア微粒子の粒径分布を示すグラフである。
ニア微粒子の粒径分布を示すグラフである。
【図2】本発明のイットリウム含有ジルコニアゾル中の
イットリウムが結合したジルコニア粒子の粒径とイット
リウム添加量との関係を示すグラフである。
イットリウムが結合したジルコニア粒子の粒径とイット
リウム添加量との関係を示すグラフである。
【図3】ジルコニア粒子にイットリウムが結合する本発
明の表面改質の説明図である。
明の表面改質の説明図である。
【図4】本発明のジルコニア及びイットリア安定化ジル
コニア成形物に対する示差熱分析結果を示すグラフであ
る。
コニア成形物に対する示差熱分析結果を示すグラフであ
る。
【図5】本発明のジルコニア及びイットリア安定化ジル
コニア成形物に対して行なったX線回折結果を示すグラ
フであり、(a)はジルコニア成形物に対して行なった
結果であり、(b)はイットリア安定化ジルコニア成形
物に対して行なった結果である。
コニア成形物に対して行なったX線回折結果を示すグラ
フであり、(a)はジルコニア成形物に対して行なった
結果であり、(b)はイットリア安定化ジルコニア成形
物に対して行なった結果である。
【図6】本発明のジルコニア成形物に対して行なった電
界放射型走査電子顕微鏡による内部構造の顕微鏡写真で
あり、(a)は未焼成のもの、(b)は500℃で焼成
したもの、(c)は1000℃で焼成したものである。
界放射型走査電子顕微鏡による内部構造の顕微鏡写真で
あり、(a)は未焼成のもの、(b)は500℃で焼成
したもの、(c)は1000℃で焼成したものである。
【図7】本発明のイットリア安定化ジルコニア成形物に
対して行なった電界放射型走査電子顕微鏡による内部構
造の顕微鏡写真であり、(a)は未焼成のもの、(b)
は500℃で焼成したもの、(c)は1000℃で焼成
したものである。
対して行なった電界放射型走査電子顕微鏡による内部構
造の顕微鏡写真であり、(a)は未焼成のもの、(b)
は500℃で焼成したもの、(c)は1000℃で焼成
したものである。
【図8】本発明の別の未焼成のジルコニア成形物に対し
て行なった電界放射型走査電子顕微鏡による内部構造の
顕微鏡写真である。
て行なった電界放射型走査電子顕微鏡による内部構造の
顕微鏡写真である。
【図9】本発明の別の500℃で焼成したジルコニア成
形物に対して行なった電界放射型走査電子顕微鏡による
内部構造の顕微鏡写真である。
形物に対して行なった電界放射型走査電子顕微鏡による
内部構造の顕微鏡写真である。
【図10】本発明の別の900℃で焼成したジルコニア
成形物に対して行なった電界放射型走査電子顕微鏡によ
る内部構造の顕微鏡写真である。
成形物に対して行なった電界放射型走査電子顕微鏡によ
る内部構造の顕微鏡写真である。
【図11】本発明の別の未焼成のイットリア安定化ジル
コニア成形物に対して行なった電界放射型走査電子顕微
鏡による内部構造の顕微鏡写真である。
コニア成形物に対して行なった電界放射型走査電子顕微
鏡による内部構造の顕微鏡写真である。
【図12】本発明の別の500℃で焼成したイットリア
安定化ジルコニア成形物に対して行なった電界放射型走
査電子顕微鏡による内部構造の顕微鏡写真である。
安定化ジルコニア成形物に対して行なった電界放射型走
査電子顕微鏡による内部構造の顕微鏡写真である。
【図13】本発明の別の900℃で焼成したイットリア
安定化ジルコニア成形物に対して行なった電界放射型走
査電子顕微鏡による内部構造の顕微鏡写真である。
安定化ジルコニア成形物に対して行なった電界放射型走
査電子顕微鏡による内部構造の顕微鏡写真である。
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のジルコニアゾル中のジルコニアジルコ
ニア微粒子の粒径分布を示すグラフである。
ニア微粒子の粒径分布を示すグラフである。
【図2】本発明のイットリウム含有ジルコニアゾル中の
イットリウムが結合したジルコニア粒子の粒径とイット
リウム添加量との関係を示すグラフである。
イットリウムが結合したジルコニア粒子の粒径とイット
リウム添加量との関係を示すグラフである。
【図3】ジルコニア粒子にイットリウムが結合する本発
明の表面改質の説明図である。
明の表面改質の説明図である。
【図4】本発明のジルコニア及びイットリア安定化ジル
コニア成形物に対する示差熱分析結果を示すグラフであ
る。
コニア成形物に対する示差熱分析結果を示すグラフであ
る。
【図5】本発明のジルコニア及びイットリア安定化ジル
コニア成形物に対して行なったX線回析結果を示すグラ
フであり、(a)はジルコニア成形物に対して行なった
結果であり、(b)はイットリア安定化ジルコニア成形
物に対して行なった結果である。
コニア成形物に対して行なったX線回析結果を示すグラ
フであり、(a)はジルコニア成形物に対して行なった
結果であり、(b)はイットリア安定化ジルコニア成形
物に対して行なった結果である。
【図6】本発明のジルコニア成形物に対して行なった電
界放射型走査電子顕微鏡による内部の粒子構造の顕微鏡
写真であり、(a)は未焼成のもの、(b)は500℃
で焼成したもの、(c)は1000℃で焼成したもので
ある。
界放射型走査電子顕微鏡による内部の粒子構造の顕微鏡
写真であり、(a)は未焼成のもの、(b)は500℃
で焼成したもの、(c)は1000℃で焼成したもので
ある。
【図7】本発明のイットリア安定化ジルコニア成形物に
対して行なった電界放射型走査電子顕微鏡による内部の
粒子構造の顕微鏡写真であり、(a)は未焼成のもの、
(b)は500℃で焼成したもの、(c)は1000℃
で焼成したものである。
対して行なった電界放射型走査電子顕微鏡による内部の
粒子構造の顕微鏡写真であり、(a)は未焼成のもの、
(b)は500℃で焼成したもの、(c)は1000℃
で焼成したものである。
【図8】本発明の別の未焼成のジルコニア成形物に対し
て行なった電界放射型走査電子顕微鏡による内部の粒子
構造の顕微鏡写真である。
て行なった電界放射型走査電子顕微鏡による内部の粒子
構造の顕微鏡写真である。
【図9】本発明の別の500℃で焼成したジルコニア成
形物に対して行なった電界放射型走査電子顕微鏡による
内部の粒子構造の顕微鏡写真である。
形物に対して行なった電界放射型走査電子顕微鏡による
内部の粒子構造の顕微鏡写真である。
【図10】本発明の別の900℃で焼成したジルコニア
成形物に対して行なった電界放射型走査電子顕微鏡によ
る内部の粒子構造の顕微鏡写真である。
成形物に対して行なった電界放射型走査電子顕微鏡によ
る内部の粒子構造の顕微鏡写真である。
【図11】本発明の別の未焼成のイットリア安定化ジル
コニア成形物に対して行なった電界放射型走査電子顕微
鏡による内部の粒子構造の顕微鏡写真である。
コニア成形物に対して行なった電界放射型走査電子顕微
鏡による内部の粒子構造の顕微鏡写真である。
【図12】本発明の別の500℃で焼成したイットリア
安定化ジルコニア成形物に対して行なった電界放射型走
査電子顕微鏡による内部の粒子構進の顕微鏡写真であ
る。
安定化ジルコニア成形物に対して行なった電界放射型走
査電子顕微鏡による内部の粒子構進の顕微鏡写真であ
る。
【図13】本発明の別の900℃で焼成したイットリア
安定化ジルコニア成形物に対して行なった電界放射型走
査電子顕微鏡による内部の粒子構造の顕微鏡写真であ
る。
安定化ジルコニア成形物に対して行なった電界放射型走
査電子顕微鏡による内部の粒子構造の顕微鏡写真であ
る。
Claims (9)
- 【請求項1】 ジルコニウムアルコキシドを溶媒中に溶
解させることと、該溶液中に触媒として用いられる0.
1N(0.1規定)〜3N(3規定)、好ましくは1N
(1規定)の硝酸を溶媒によって稀釈した溶液を加えて
前記ジルコニウムアルコキシドを加水分解させること
と、該加水分解によって得られたゾルの分散媒が水に置
換されるまで繰り返し注水及び濃縮を行なうことと、斯
く得られたジルコニア粒子を含有する分散液(ヒドロゾ
ル)を大気中において室温でゲル化させ、さらに乾燥さ
せることと、そして乾燥した成形体を焼成することの各
ステップから成るジルコニア成形物の製造方法。 - 【請求項2】 ジルコニウムアルコキシドを溶媒中に溶
解させることと、該溶液中に触媒として用いられる0.
1N(0.1規定)〜3N(3規定)、好ましくは1N
(1規定)の硝酸を溶媒によって稀釈した溶液を加えて
前記ジルコニウムアルコキシドを加水分解させること
と、該加水分解によって得られたゾルの分散媒が水に置
換されるまで繰り返し注水及び濃縮を行なうことと、斯
く得られたジルコニア粒子を含有する分散液(ヒドロゾ
ル)に硝酸イットリウムの粉末を溶解させてジルコニア
粒子間に複合化を起こさせることと、イットリウムによ
って表面改質されたジルコニア粒子を含有する分散液を
大気中において室温でゲル化させ、さらに乾燥させるこ
とと、そして乾燥した成形体を焼成することの各ステッ
プから成るイットリア安定化ジルコニア成形物の製造方
法。 - 【請求項3】 前記ジルコニウムアルコキシドは、ジル
コニウムが0.1モ コキシドを含む該溶液に対して前記硝酸を含む溶液は、
ジルコニウムが0.05 ニア成形物の製造方法。 - 【請求項4】 前記ジルコニウムアルコキシドは、ジル
コニウムが0.1モ コキシドを含む該溶液に対して前記硝酸を含む溶液は、
ジルコニウムが0.05 リア安定化ジルコニア成形物の製造方法。 - 【請求項5】 前記溶媒が2−プロパノールであること
を特徴とする請求項1及び3のいずれか一項に記載のジ
ルコニア成形物の製造方法。 - 【請求項6】 前記溶媒が2−プロパノールであること
を特徴とする請求項2及び4のいずれか一項に記載のイ
ットリア安定化ジルコニア成形物の製造方法。 - 【請求項7】 前記焼成が300〜1000℃の温度で
行なわれることを特徴とする請求項1及び3並びに5の
いずれか一項に記載のジルコニア成形物の製造方法。 - 【請求項8】 前記イットリウム粉末が、イットリウム
(Y)とジルコニウム(Zr)のモル比(2Y/(2Y
+Zr))で0〜18%の範囲になる量だけ溶解せしめ
られることを特徴とする請求項2及び4並びに6のいず
れか一項に記載のイットリア安定化ジルコニア成形物の
製造方法。 - 【請求項9】 前記焼成が300〜1000℃の温度で
行なわれることを特徴とする請求項2、4、6並びに8
のいずれか一項に記載のイットリア安定化ジルコニア成
形物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4322571A JPH06199569A (ja) | 1992-11-06 | 1992-11-06 | ジルコニア及びイットリア安定化ジルコニア成形物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4322571A JPH06199569A (ja) | 1992-11-06 | 1992-11-06 | ジルコニア及びイットリア安定化ジルコニア成形物の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06199569A true JPH06199569A (ja) | 1994-07-19 |
Family
ID=18145173
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4322571A Withdrawn JPH06199569A (ja) | 1992-11-06 | 1992-11-06 | ジルコニア及びイットリア安定化ジルコニア成形物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06199569A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0897895A1 (de) * | 1997-08-18 | 1999-02-24 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren zum Herstellen eines keramischen Pulvers für einen Elektrolyten einer Hochtemperatur-Brennstoffzelle und Hochtemperatur-Brennstoffzelle |
| JP2007258166A (ja) * | 2006-02-23 | 2007-10-04 | Dainippon Printing Co Ltd | 固体酸化物形燃料電池の製造方法 |
| JP2012138371A (ja) * | 2005-02-21 | 2012-07-19 | Dainippon Printing Co Ltd | 固体酸化物形燃料電池の製造方法 |
| JP2013505884A (ja) * | 2009-09-10 | 2013-02-21 | 中国砿業大学(北京) | 複合焼結助剤及びそれを用いて低温でナノ結晶セラミックを製造する方法 |
| US8404104B2 (en) | 2008-06-27 | 2013-03-26 | Uop Llc | Hydrocarbon dehydrogenation with zirconia |
| US8431761B2 (en) | 2008-06-27 | 2013-04-30 | Uop Llc | Hydrocarbon dehydrogenation with zirconia |
| US10562122B2 (en) | 2014-04-16 | 2020-02-18 | Solvay Sa | Process for brazing of aluminum alloys and a flux |
| JPWO2021201194A1 (ja) * | 2020-03-31 | 2021-10-07 |
-
1992
- 1992-11-06 JP JP4322571A patent/JPH06199569A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0897895A1 (de) * | 1997-08-18 | 1999-02-24 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren zum Herstellen eines keramischen Pulvers für einen Elektrolyten einer Hochtemperatur-Brennstoffzelle und Hochtemperatur-Brennstoffzelle |
| JP2012138371A (ja) * | 2005-02-21 | 2012-07-19 | Dainippon Printing Co Ltd | 固体酸化物形燃料電池の製造方法 |
| JP2007258166A (ja) * | 2006-02-23 | 2007-10-04 | Dainippon Printing Co Ltd | 固体酸化物形燃料電池の製造方法 |
| US8404104B2 (en) | 2008-06-27 | 2013-03-26 | Uop Llc | Hydrocarbon dehydrogenation with zirconia |
| US8431761B2 (en) | 2008-06-27 | 2013-04-30 | Uop Llc | Hydrocarbon dehydrogenation with zirconia |
| JP2013505884A (ja) * | 2009-09-10 | 2013-02-21 | 中国砿業大学(北京) | 複合焼結助剤及びそれを用いて低温でナノ結晶セラミックを製造する方法 |
| US10562122B2 (en) | 2014-04-16 | 2020-02-18 | Solvay Sa | Process for brazing of aluminum alloys and a flux |
| JPWO2021201194A1 (ja) * | 2020-03-31 | 2021-10-07 |
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|---|---|---|---|
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