JPH06200447A - 防護用基布およびその製造方法 - Google Patents
防護用基布およびその製造方法Info
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- JPH06200447A JPH06200447A JP4360570A JP36057092A JPH06200447A JP H06200447 A JPH06200447 A JP H06200447A JP 4360570 A JP4360570 A JP 4360570A JP 36057092 A JP36057092 A JP 36057092A JP H06200447 A JPH06200447 A JP H06200447A
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- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
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Abstract
耗、耐切創性に優れた防護用基布を提供する。 【構成】 高弾性繊維(A)と該高弾性繊維以外の繊維
(B)とからなる表面に多数の凸部10を有する編織物
であって、該編織物の20〜45重量%が高弾性繊維
(A)で構成されており、かつ、該凸部10は高弾性繊
維(A)または高弾性繊維(A)を主体とする繊維糸条
で構成されており、フラット部20は繊維(B)または
繊維(B)を主体とする繊維糸条で構成されている。繊
維(B)としては、高弾性繊維(A)よりも5%以上熱
収縮率の高いものが用いられる。
Description
スポーツ用衣類などの一部または全面に使用する防護用
基布に関するものである。
行中の転倒から身を守る手段としてグローブやパット等
が使用されるが、従来は全体が皮革で作られたものや、
皮革を部分的に貼り付けたり縫製したものであった。ま
た、最近では、耐切創性に優れた高弾性糸よりなる織物
も使用されている。
性に優れた高弾性糸よりなる織物で形成された従来の防
護用基布は全表面が平坦であるので、地面等との接触時
に基布全体が擦過して破れやすいといった欠点がある。
また、この欠点を補うために基布の厚みを増すか、硬い
樹脂などで全体を覆うという手立てもとられるが、そう
すると目付が大きく基布が硬くなるという別異の欠点が
生じる。
って柔軟で軽く、しかも耐摩耗、耐切創性に優れた防護
用基布を提供することを目的としている。
達成するために、次のような手段を採用する.すなわ
ち、本発明の防護用基布は、高弾性繊維(A)と該高弾
性繊維以外の繊維(B)とからなる表面に多数の凸部を
有する編織物であって、該編織物の20〜45重量%が
高弾性繊維(A)で構成されており、かつ、該凸部は高
弾性繊維(A)または高弾性繊維(A)を主体とする繊
維糸条で構成されており、フラット部は繊維(B)また
は繊維(B)を主体とする繊維糸条で構成されているこ
とを特徴とするものである。
高弾性繊維(A)と、該高弾性繊維(A)以外で高弾性
繊維(A)より5%以上熱収縮率の高い繊維(B)とを
用いて、高弾性繊維(A)のヨリ糸と繊維(B)とのヨ
リ糸、または、高弾性繊維(A)、繊維(B)が混撚さ
れた糸と繊維(B)とのヨリ糸のいずれかの組合せの編
糸または織糸により、該布帛の20〜45重量%が高弾
性繊維(A)である編織物を製編織した後、該編織物を
熱処理、薬品処理またはこれらの組合せ処理を施してシ
ボを発現させることを特徴とするものである。
の布帛の表面に多数の凸部10および凹部(フラット
部)20を設け、凸部10には耐摩耗、切創抵抗に優れ
た高弾性糸を配することによって、転倒時の防護性を向
上するものである。ここで本発明で言う高弾性繊維とは
ヤング率が300g/デニール以上のものが好ましく、
例えば全芳香族ポリアミド、全芳香族ポリエステル等の
他、ヤング率が300g/デニール以上のものであれば
素材はアクリルでもポリエチレンでもその他のものでも
良い。これらの原糸は一般的には単糸繊度の小さいもの
が多いが、単糸繊度は出来るだけ大きいものが好まし
く、1デニール以上のものが好ましい。また、高弾性糸
はフィラメント糸でも、スパン糸でも、フィラメント糸
に例えばタスラン加工をしたスパンライク糸でも良く、
基布の風合の面からはスパンライク糸やスパン糸が好ま
しい。
成される地糸の部分を成す原糸は、一般的に織物や編み
物に使用されている繊維で良く、素材も特に限定するも
のではない。ただし、本発明に係る製造方法で使用され
る繊維(B)は、特に高弾性糸との収縮率の差が5%以
上大きい事が必要である。収縮率の差が5%より小さい
と、例えば熱収縮処理した後でも、織物や編み物の組織
や構造上のたるみの影響によって凹凸の程度が小さくな
りすぎるためである。また地糸を成す原糸の繊度は高弾
性糸と同等でもよいが、凹凸を大きくするには高弾性糸
より繊度が小さく、単糸繊度も同等か、または小さい方
が柔軟で好ましい。また、地糸の原糸は高弾性糸と同様
にフィラメント糸でもスパン糸でもスパンライク糸でも
良く、基布の風合などの必要性能によって自由に選択
し、使用すれば良い。
する際の高弾性糸と他の原糸との混率は、高弾性糸が2
0〜45重量%の範囲であることが必要である。高弾性
糸の混率が45重量%より大きくなれば地糸の収縮応力
が小さすぎて、布帛は凹凸程度が小さくなり、凸部で転
倒時の擦過等に対する力を吸収する目的が達成出来なく
なる。また、高弾性糸の混率が20重量%より小さいと
布帛の凹凸程度は大きくても、耐摩耗性や切創性が不十
分になる。
(シボ)をつけるための処理加工手段として、熱水中に
浸漬したり、繊維の溶融温度よりも低い温度の乾燥機中
で処理するなどの方法があるが、通常の染色、熱セット
等の工程をこの処理に代用してもよい。また、熱収縮処
理の他、地糸の部分のみが収縮する薬品で処理しても凹
凸処理することができる。
いる方が転倒時の擦過等にたいする効果が大きいため、
製織または編成時に織物組織の1完全の中に、高弾性糸
を連続して2本以上用いることが望ましく、織り組織と
して斜子、畝織り等の組織が好ましい。
状態を示す。図中、符号11,12は高弾性糸であり、
特に、11はタテ糸、12はヨコ糸である。また、符号
21,22は高弾性糸11,12よりも収縮率の大きい
地糸で、特に、21はタテ糸、22はヨコ糸である。図
3は、図2に示した基布を収縮処理加工した後の状態を
示す。収縮処理により、高弾性糸11,12よりも収縮
率の大きな地糸21,22が収縮して、高弾性糸のヨコ
糸12と、地糸のヨコ糸22との間隔が小さくなってい
る。地糸21,22が収縮する時の力によって高弾性糸
11,12は、地糸21,22と共に縮もうとするが、
繊維の収縮率は地糸21,22よりも小さいので、収縮
率の小さい分だけ縮みきらずに弛みとなって凸部10が
形成され、弛まない部分は凹部(フラット部)20を形
成する。この場合、タテ糸密度、ヨコ糸密度は大きい方
が凹凸部は形成されやすい。
る。420デニール48フィラメントのナイロンフィラ
メント糸にリングネン糸機で800回/mで左ヨリを与
え、ヤング率500g/デニールで単糸繊度が1.5デ
ニールの全芳香族ポリアミドのケブラー20番手糸と合
糸して、400回/mで左ヨリを与えた。一方、地糸は
140デニール48フィラメントのナイロン糸に300
回/mで右ヨリを与えた。ケブラー糸と地糸の沸騰水収
縮率の差は10%であった。
ら成る双ヨリ糸を3本と、地糸5本が隣接し、更にケブ
ラーとナイロンからなる双ヨリ糸3本と、地糸5本の合
計16本で1完全本数を成し、ケブラーとナイロンから
なる双ヨリ糸は斜子組織と平織、地糸は平織の組織とし
てタテ糸密度75本/インチ、ヨコ糸密度62本/イン
チで製織した。
60℃で1分間セットし、酸性染料と分散染料とを配合
して3.5%濃度で45分間染色した。染色時の温度は
110℃であった。この布帛に、大日本インキ化学株式
会社のアクリル樹脂(ボンコート3220)と、フッ素
系の撥水剤を混合して付着率が5%になるように加工
し、防護用基布を得た。本防護用基布の厚さは1.82
mmで、目付は250g/m2 、凸部の幅、厚さは1.
2mm、高さは1mmで、凸部の単糸割れやへたりはな
かった。
は、次のような効果を奏する。 (1)本発明によれば、高弾性糸が凸部状に固まって突
出し、この凸部の高弾性糸が耐摩擦性、切創性等に効果
を奏するため、従来の皮革や、高弾性糸を全体に使用し
た平坦な基布に比べて目付が小さく、柔軟で軽い実用性
に優れた防護用基布を得ることができる。
く柔軟であるので、グローブや衣服全面に使用しても軽
い。また、グローブや衣服の摩擦や切創性の特に必要な
部分のみに、部分使いする場合でも、樹脂加工によって
基布がほつれることがなく、縫製等の加工がしやすい。
中での使用や、スキーウエアー等の使用にも適する。
示す拡大断面図である。
示す拡大断面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 高弾性繊維(A)と該高弾性繊維以外の
繊維(B)とからなる表面に多数の凸部を有する編織物
であって、該編織物の20〜45重量%が高弾性繊維
(A)で構成されており、かつ、該凸部は高弾性繊維
(A)または高弾性繊維(A)を主体とする繊維糸条で
構成されており、フラット部は繊維(B)または繊維
(B)を主体とする繊維糸条で構成されていることを特
徴とする防護用基布。 - 【請求項2】 編織物を構成する糸が、ヨリ糸である請
求項1記載の防護用基布。 - 【請求項3】 高弾性繊維が、ヤング率300g/デニ
ール以上の繊維から成る請求項1記載の防護用基布。 - 【請求項4】 編織物が、樹脂加工されているものであ
る請求項1記載の防護用基布。 - 【請求項5】 編織物の組織が、平織またはその変化組
織から成り、かつ外観が梨地状である請求項1記載の防
護用基布。 - 【請求項6】 高弾性繊維(A)と、該高弾性繊維
(A)以外で高弾性繊維(A)より5%以上熱収縮率の
高い繊維(B)とを用いて、高弾性繊維(A)のヨリ糸
と繊維(B)とのヨリ糸、または、高弾性繊維(A)、
繊維(B)が混撚された糸と繊維(B)とのヨリ糸のい
ずれかの組合せの編糸または織糸により、該布帛の20
〜45重量%が高弾性繊維(A)である編織物を製編織
した後、該編織物を熱処理、薬品処理またはこれらの組
合せ処理を施してシボを発現させることを特徴とする防
護用基布の製造方法。 - 【請求項7】 繊維(B)が、高弾性繊維(A)以外の
2種以上の繊維を含むものである請求項6記載の防護用
基布の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04360570A JP3143534B2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 防護用基布およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04360570A JP3143534B2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 防護用基布およびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06200447A true JPH06200447A (ja) | 1994-07-19 |
| JP3143534B2 JP3143534B2 (ja) | 2001-03-07 |
Family
ID=18469977
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04360570A Expired - Lifetime JP3143534B2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 防護用基布およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3143534B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005524210A (ja) * | 2002-04-30 | 2005-08-11 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | スイッチ |
| JP2008184216A (ja) * | 2007-01-31 | 2008-08-14 | Teijin Fibers Ltd | フレキシブルコンテナ用シートおよびフレキシブルコンテナ |
| ITMI20130652A1 (it) * | 2013-04-22 | 2014-10-23 | Tessitura Taiana Virgilio S P A O In Abbreviato T | Tessuto per abbigliamento sportivo e capo di abbigliamento sportivo realizzato mediante detto tessuto |
-
1992
- 1992-12-28 JP JP04360570A patent/JP3143534B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005524210A (ja) * | 2002-04-30 | 2005-08-11 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | スイッチ |
| JP2008184216A (ja) * | 2007-01-31 | 2008-08-14 | Teijin Fibers Ltd | フレキシブルコンテナ用シートおよびフレキシブルコンテナ |
| ITMI20130652A1 (it) * | 2013-04-22 | 2014-10-23 | Tessitura Taiana Virgilio S P A O In Abbreviato T | Tessuto per abbigliamento sportivo e capo di abbigliamento sportivo realizzato mediante detto tessuto |
| WO2014174411A1 (en) * | 2013-04-22 | 2014-10-30 | Tessitura Taiana Virgilio S.P.A. O In Abbreviato Taiana S.P.A. | Fabric for sportswear and sportswear made by this fabric |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3143534B2 (ja) | 2001-03-07 |
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