JPH06200583A - ドーム屋根施設の天井吊り架台システム - Google Patents
ドーム屋根施設の天井吊り架台システムInfo
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- JPH06200583A JPH06200583A JP5001329A JP132993A JPH06200583A JP H06200583 A JPH06200583 A JP H06200583A JP 5001329 A JP5001329 A JP 5001329A JP 132993 A JP132993 A JP 132993A JP H06200583 A JPH06200583 A JP H06200583A
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- suspension
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Landscapes
- Curtains And Furnishings For Windows Or Doors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ドーム屋根施設の利用目的に応じて天井空間
の大きさ、音響効果、照明効果などを簡単に自由に変更
することができるように、それら天井装備の取り付け取
外しや位置の変更を容易にする。 【構成】 ドーム屋根の中心下方にリング形吊り架台1
1を吊り下げる。リング形吊り架台11の周囲に多数の
ラダー形吊り架台10を放射状に配置して吊り下げる。
ラダー形吊り架台10の外側に多数の棒状吊り架台5を
破線状の複数の同心円パターンをなすように配置して吊
り下げる。これら吊り架台の吊りワイヤーを駆動ドラム
9などで巻き取り、各吊り架台の高さを個別に変更でき
るように構成する。
の大きさ、音響効果、照明効果などを簡単に自由に変更
することができるように、それら天井装備の取り付け取
外しや位置の変更を容易にする。 【構成】 ドーム屋根の中心下方にリング形吊り架台1
1を吊り下げる。リング形吊り架台11の周囲に多数の
ラダー形吊り架台10を放射状に配置して吊り下げる。
ラダー形吊り架台10の外側に多数の棒状吊り架台5を
破線状の複数の同心円パターンをなすように配置して吊
り下げる。これら吊り架台の吊りワイヤーを駆動ドラム
9などで巻き取り、各吊り架台の高さを個別に変更でき
るように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ドーム屋根により大
きな屋内空間を形成した多目的アリーナなどのドーム屋
根施設に関し、特に、ドーム内の天井部分に天幕や照
明、音響などの各種設備を装備するための天井吊り架台
システムに関する。
きな屋内空間を形成した多目的アリーナなどのドーム屋
根施設に関し、特に、ドーム内の天井部分に天幕や照
明、音響などの各種設備を装備するための天井吊り架台
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のドーム屋根式の屋内アリーナにお
いては、野球などの競技に必要な十分な天井高を確保す
るように、ドーム屋根の骨格体のすぐ内面に適宜なシー
ト材で天井内装を施したり、あるいは骨格体がそのまま
むき出しになった天井構造となっていた。
いては、野球などの競技に必要な十分な天井高を確保す
るように、ドーム屋根の骨格体のすぐ内面に適宜なシー
ト材で天井内装を施したり、あるいは骨格体がそのまま
むき出しになった天井構造となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ドーム屋根施設を野球
やサッカー、ラクビーなどの競技場として使用するだけ
でなく、コンサートやお祭りあるいは展示会といった各
種のイベント会場として使用することを考えた場合、野
球競技が支障なく行えるように設計された天井構造は他
の利用目的に適さないことが多い。
やサッカー、ラクビーなどの競技場として使用するだけ
でなく、コンサートやお祭りあるいは展示会といった各
種のイベント会場として使用することを考えた場合、野
球競技が支障なく行えるように設計された天井構造は他
の利用目的に適さないことが多い。
【0004】まず第一の問題は空間の大きさである。野
球場としては高い天井が必要であるし、大観客を収容し
た大きな空間は開放感につながる。しかし、コンサート
やお祭りあるいは展示会といったイベント会場として使
う場合、大きすぎる空間はいろいろな面で不都合であ
り、目的とするような演出効果を生み出せないことがあ
る。
球場としては高い天井が必要であるし、大観客を収容し
た大きな空間は開放感につながる。しかし、コンサート
やお祭りあるいは展示会といったイベント会場として使
う場合、大きすぎる空間はいろいろな面で不都合であ
り、目的とするような演出効果を生み出せないことがあ
る。
【0005】第二の問題はドーム内の音響効果である。
野球用の高いドーム天井では、残響時間が著しく長く、
また残響エネルギーも非常に大きいという問題がある。
コンサート会場としてはこのような音響特性はは全く好
ましくない。
野球用の高いドーム天井では、残響時間が著しく長く、
また残響エネルギーも非常に大きいという問題がある。
コンサート会場としてはこのような音響特性はは全く好
ましくない。
【0006】第三の問題は照明効果についてである。天
井の高さおよび天井内装の構造と照明効果とは密接に係
わりがあり、野球用のドーム天井がコンサートやお祭り
あるいは展示会といったイベント会場にふさわしい照明
効果を生み出すのにふさわしくない。
井の高さおよび天井内装の構造と照明効果とは密接に係
わりがあり、野球用のドーム天井がコンサートやお祭り
あるいは展示会といったイベント会場にふさわしい照明
効果を生み出すのにふさわしくない。
【0007】以上のような観点でコンサートやお祭りあ
るいは展示会といったイベント会場として利用する場合
には、天井の適宜な高さに天幕を張り巡らしたり、会場
中央部分にステージを設けて大規模な音響設備や照明設
備を天井中央にも装備することが望まれる。しかし従来
のドーム球場のような施設では、高いドーム天井の骨格
体に設けてある固定フックを利用して各種天井装備を吊
り下げなければならない。簡単な天井装備であれば固定
フックを利用して吊り下げる作業もそれほど大変ではな
いが、天幕や照明設備や音響設備などの大規模な装備を
固定フックを利用した従来の方法で吊り下げ設置するこ
とは極めて困難であり、ドーム屋根施設の内装の大幅な
変更工事に近いものとなる。
るいは展示会といったイベント会場として利用する場合
には、天井の適宜な高さに天幕を張り巡らしたり、会場
中央部分にステージを設けて大規模な音響設備や照明設
備を天井中央にも装備することが望まれる。しかし従来
のドーム球場のような施設では、高いドーム天井の骨格
体に設けてある固定フックを利用して各種天井装備を吊
り下げなければならない。簡単な天井装備であれば固定
フックを利用して吊り下げる作業もそれほど大変ではな
いが、天幕や照明設備や音響設備などの大規模な装備を
固定フックを利用した従来の方法で吊り下げ設置するこ
とは極めて困難であり、ドーム屋根施設の内装の大幅な
変更工事に近いものとなる。
【0008】この発明は前述した従来の問題点に鑑みな
されたもので、その目的は、ドーム屋根施設の利用目的
に応じて天井部分の内装形態および照明設備や音響設備
を自由なレイアウトで簡単に設置し変更することができ
るようにしたドーム屋根施設の天井吊り架台システムを
提供することにある。
されたもので、その目的は、ドーム屋根施設の利用目的
に応じて天井部分の内装形態および照明設備や音響設備
を自由なレイアウトで簡単に設置し変更することができ
るようにしたドーム屋根施設の天井吊り架台システムを
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係るドーム屋
根施設の天井吊り架台システムは、ドーム屋根を形づく
っている骨格体からドーム内空間へ吊り下げられた多数
のワイヤーと、ドーム屋根の中心下方において前記ワイ
ヤーの下端に取り付けられてほぼ水平の姿勢で吊り下げ
られたリング形吊り架台と、このリング形吊り架台の外
側に放射状に配設されて前記ワイヤー下端に吊り下げら
れた多数のラダー形吊り架台と、これらラダー形吊り架
台の外側に破線状の複数の同心円をなすように配置され
て前記ワイヤー下端にほぼ水平に吊り下げられた多数の
棒状吊り架台と、前記ワイヤーの吊り下げ長さを変える
ことで前記各吊り架台の高さを個別に変更する多数の昇
降駆動機構とを備えたものである。
根施設の天井吊り架台システムは、ドーム屋根を形づく
っている骨格体からドーム内空間へ吊り下げられた多数
のワイヤーと、ドーム屋根の中心下方において前記ワイ
ヤーの下端に取り付けられてほぼ水平の姿勢で吊り下げ
られたリング形吊り架台と、このリング形吊り架台の外
側に放射状に配設されて前記ワイヤー下端に吊り下げら
れた多数のラダー形吊り架台と、これらラダー形吊り架
台の外側に破線状の複数の同心円をなすように配置され
て前記ワイヤー下端にほぼ水平に吊り下げられた多数の
棒状吊り架台と、前記ワイヤーの吊り下げ長さを変える
ことで前記各吊り架台の高さを個別に変更する多数の昇
降駆動機構とを備えたものである。
【0010】
【作用】前記の昇降駆動機構によって全ての吊り架台を
最も高い位置まで引上げておくと、天井内面は通常のド
ーム曲面をなし、野球などに適切な大きなドーム空間を
出現させることができる。これらの吊り架台に例えば天
幕を張り巡らしておき、これを適宜な高さまで下げるこ
とで、天幕によってドーム内の上方空間を隠蔽し、ドー
ム内面形状とはかかわりない自由な形態の天井内装を実
現することができる。また、中央の前記リング形吊り架
台やその外周の前記ラダー形吊り架台を利用し、会場中
央にステージなどを設置する場合の照明や音響などの各
種ステージ装備を装着することができる。吊り架台に各
種の装備を取り付ける作業は、吊り架台を床面まで下げ
た状態で行うことができるので、非常に作業性がよい。
最も高い位置まで引上げておくと、天井内面は通常のド
ーム曲面をなし、野球などに適切な大きなドーム空間を
出現させることができる。これらの吊り架台に例えば天
幕を張り巡らしておき、これを適宜な高さまで下げるこ
とで、天幕によってドーム内の上方空間を隠蔽し、ドー
ム内面形状とはかかわりない自由な形態の天井内装を実
現することができる。また、中央の前記リング形吊り架
台やその外周の前記ラダー形吊り架台を利用し、会場中
央にステージなどを設置する場合の照明や音響などの各
種ステージ装備を装着することができる。吊り架台に各
種の装備を取り付ける作業は、吊り架台を床面まで下げ
た状態で行うことができるので、非常に作業性がよい。
【0011】
【実施例】図1はこの発明の一実施例によるドーム屋根
施設の天井吊り架台システムをドーム内から見上げた内
観図であり、図2は、同じ実施例をドーム屋根の外側か
ら外面パネルを通して内部を見下ろした外観図である。
図1と図2は前記の棒状吊り架台についての構成詳しく
示している。
施設の天井吊り架台システムをドーム内から見上げた内
観図であり、図2は、同じ実施例をドーム屋根の外側か
ら外面パネルを通して内部を見下ろした外観図である。
図1と図2は前記の棒状吊り架台についての構成詳しく
示している。
【0012】この実施例のドーム屋根は鉄骨ドームであ
り、ドーム本体部と、その外側外周部のドーム脚部(図
示省略)と、ドーム本体部の中心開口部分に組み合わさ
れたドーム頂部3とからなる。ドーム本体部は、放射方
向トラス1および円周方向トラス2などにより主要な骨
格体が構成されている。
り、ドーム本体部と、その外側外周部のドーム脚部(図
示省略)と、ドーム本体部の中心開口部分に組み合わさ
れたドーム頂部3とからなる。ドーム本体部は、放射方
向トラス1および円周方向トラス2などにより主要な骨
格体が構成されている。
【0013】ドーム本体部における同心円状に配列され
ている多数の円周方向トラス2から下方に多数のワイヤ
ー4が吊り下げられている。これらワイヤー4の下端に
多数の棒状吊り架台5と、多数のラダー形吊り架台10
と、一つのリング形吊り架台11が吊り下げられてい
る。
ている多数の円周方向トラス2から下方に多数のワイヤ
ー4が吊り下げられている。これらワイヤー4の下端に
多数の棒状吊り架台5と、多数のラダー形吊り架台10
と、一つのリング形吊り架台11が吊り下げられてい
る。
【0014】棒状吊り架台5は軽量なトラス構造からな
る直線状の部材で、図3に示すように、同一径の円周方
向トラス2から吊り下げられている4本のワイヤー4に
1個の棒状吊り架台5がほぼ水平の姿勢で取り付けられ
ている。したがって図1および図2に示すように、各円
周方向トラス2の真下に、適当な長さの棒状吊り架台5
が円を描くように破線状に連続している。棒状吊り架台
5が破線状に連続した円が、円周方向トラス2と同様に
同心円のパターンで多数配列されている。
る直線状の部材で、図3に示すように、同一径の円周方
向トラス2から吊り下げられている4本のワイヤー4に
1個の棒状吊り架台5がほぼ水平の姿勢で取り付けられ
ている。したがって図1および図2に示すように、各円
周方向トラス2の真下に、適当な長さの棒状吊り架台5
が円を描くように破線状に連続している。棒状吊り架台
5が破線状に連続した円が、円周方向トラス2と同様に
同心円のパターンで多数配列されている。
【0015】棒状吊り架台5の集合からなる各円パター
ンは同じ個数の棒状吊り架台5からなる。したがって外
周側の棒状吊り架台5の方が長く、内周に向かうにつれ
て棒状吊り架台5の長さが小さくなっている。これら同
心円のパターンをなす多数の棒状吊り架台5に対し、合
成繊維などからなる多数の帯状天幕6が放射状のパター
ンで取り付けられている。この天幕6の集合によりドー
ム内の天井空間が上下にほぼ区画されている。
ンは同じ個数の棒状吊り架台5からなる。したがって外
周側の棒状吊り架台5の方が長く、内周に向かうにつれ
て棒状吊り架台5の長さが小さくなっている。これら同
心円のパターンをなす多数の棒状吊り架台5に対し、合
成繊維などからなる多数の帯状天幕6が放射状のパター
ンで取り付けられている。この天幕6の集合によりドー
ム内の天井空間が上下にほぼ区画されている。
【0016】各天幕6は頂角がごく小さい二等辺三角形
の一部をなす形状で、内周側の幅が小さく、外周に向か
うにつれて幅が大きくなる形状となっている。一つの天
幕6が棒状吊り架台5の集合に対して放射方向に配置さ
れ、各棒状吊り架台5に掛け渡すように張り巡らされて
いる。1本の棒状吊り架台5は1つの天幕6の幅方向に
組み合わされている。
の一部をなす形状で、内周側の幅が小さく、外周に向か
うにつれて幅が大きくなる形状となっている。一つの天
幕6が棒状吊り架台5の集合に対して放射方向に配置さ
れ、各棒状吊り架台5に掛け渡すように張り巡らされて
いる。1本の棒状吊り架台5は1つの天幕6の幅方向に
組み合わされている。
【0017】図2および図3に示すように、棒状吊り架
台5を吊り下げている各ワイヤー4は円周方向トラス2
に取り付けられた滑車7、8を通して駆動ドラム9に巻
き付けられている。詳細には図3に示すように、一つの
棒状吊り架台5を吊り下げている4本のワイヤー4と、
その隣りの棒状吊り架台5を吊り下げている4本のワイ
ヤー4の合計8本が同一の駆動ドラム9に巻き付けられ
ている。駆動ドラム9は図示しないモータによって正逆
回転され、ワイヤー4を巻き取って棒状吊り架台5を上
昇させたり、ワイヤー4を巻き戻して棒状吊り架台5を
降下させる。
台5を吊り下げている各ワイヤー4は円周方向トラス2
に取り付けられた滑車7、8を通して駆動ドラム9に巻
き付けられている。詳細には図3に示すように、一つの
棒状吊り架台5を吊り下げている4本のワイヤー4と、
その隣りの棒状吊り架台5を吊り下げている4本のワイ
ヤー4の合計8本が同一の駆動ドラム9に巻き付けられ
ている。駆動ドラム9は図示しないモータによって正逆
回転され、ワイヤー4を巻き取って棒状吊り架台5を上
昇させたり、ワイヤー4を巻き戻して棒状吊り架台5を
降下させる。
【0018】ドーム全体では多数の駆動ドラム9が存在
するが、破線状に連続した一つの円パターンを形成して
いる棒状吊り架台5の集合を1単位とし、その円パター
ンの棒状吊り架台5の集合をほぼ水平に保ったまま全体
的に上昇および下降させるように制御系が構成されてい
る。
するが、破線状に連続した一つの円パターンを形成して
いる棒状吊り架台5の集合を1単位とし、その円パター
ンの棒状吊り架台5の集合をほぼ水平に保ったまま全体
的に上昇および下降させるように制御系が構成されてい
る。
【0019】ある径位置の棒状吊り架台5と、その隣り
に平行に配置された別の径位置の棒状吊り架台5との間
に掛け渡すように取り付けられた天幕6は、緩やかな懸
垂曲線を描いて天井面を形成する。隣り合う平行な2本
の棒状吊り架台5の間隔は、その2本の棒状吊り架台5
が水平方向にならんでいる状態が最も小さく、円周方向
トラス2の直下まで両棒状吊り架台5を引き上げた状態
では最も大きくなる。2本の棒状吊り架台5の間隔が最
大になる状態でその間の天幕6が適当に小さな弛みで懸
垂曲線を描くように設定すると、棒状吊り架台5を下降
させ場合には、2つの棒状吊り架台5の間隔が小さくな
り、その間のシート部材6は大きく弛んだ懸垂曲線を描
く。
に平行に配置された別の径位置の棒状吊り架台5との間
に掛け渡すように取り付けられた天幕6は、緩やかな懸
垂曲線を描いて天井面を形成する。隣り合う平行な2本
の棒状吊り架台5の間隔は、その2本の棒状吊り架台5
が水平方向にならんでいる状態が最も小さく、円周方向
トラス2の直下まで両棒状吊り架台5を引き上げた状態
では最も大きくなる。2本の棒状吊り架台5の間隔が最
大になる状態でその間の天幕6が適当に小さな弛みで懸
垂曲線を描くように設定すると、棒状吊り架台5を下降
させ場合には、2つの棒状吊り架台5の間隔が小さくな
り、その間のシート部材6は大きく弛んだ懸垂曲線を描
く。
【0020】また放射状パターンに配列された多数の天
幕6間には適当な隙間があき、その隙間はいわゆる天井
裏空間に通じる。天幕6としては適宜な吸音効果があ
り、また外部から天井裏に導入する自然光を適度に透過
する半透明性をもった材料を使用するのが望ましい。各
棒状吊り架台5を昇降させる駆動ドラム9の制御をコン
ピュータにより制御し、いくつかのパターンの天井内装
形態を自由に切り替えることができるようになってい
る。野球場として使用する場合には、各棒状吊り架台5
を最も上昇させた位置にする。またコンサート会場やお
祭り会場として使用する場合には、棒状吊り架台5を下
降させ、例えば全ての棒状吊り架台5がほぼ同一の水平
面に位置する状態とする。もちろんその中間の適宜な位
置に設定してもよい。こうすることでドーム屋根による
大きな空間が天幕6で上下に区画され、不必要で無駄な
上方空間を隠蔽することができる。また、ドーム外周側
の棒状吊り架台5を下限位置まで下降させると、グラン
ドの周囲にある階段状の観客席を外周側から必要に応じ
た量だけ覆い隠すことができ、収容人員に応じてドーム
の実質有効径を小さくすることができる。
幕6間には適当な隙間があき、その隙間はいわゆる天井
裏空間に通じる。天幕6としては適宜な吸音効果があ
り、また外部から天井裏に導入する自然光を適度に透過
する半透明性をもった材料を使用するのが望ましい。各
棒状吊り架台5を昇降させる駆動ドラム9の制御をコン
ピュータにより制御し、いくつかのパターンの天井内装
形態を自由に切り替えることができるようになってい
る。野球場として使用する場合には、各棒状吊り架台5
を最も上昇させた位置にする。またコンサート会場やお
祭り会場として使用する場合には、棒状吊り架台5を下
降させ、例えば全ての棒状吊り架台5がほぼ同一の水平
面に位置する状態とする。もちろんその中間の適宜な位
置に設定してもよい。こうすることでドーム屋根による
大きな空間が天幕6で上下に区画され、不必要で無駄な
上方空間を隠蔽することができる。また、ドーム外周側
の棒状吊り架台5を下限位置まで下降させると、グラン
ドの周囲にある階段状の観客席を外周側から必要に応じ
た量だけ覆い隠すことができ、収容人員に応じてドーム
の実質有効径を小さくすることができる。
【0021】また天幕6の位置によってドーム内の音響
特性をさまざまに変えることができる。野球パターンの
ように天幕6を最も上方へ引き上げる場合でも、2本の
平行な棒状吊り架台5間で適宜に弛んだ天幕6によりド
ーム内面の反響特性が調整され、反響エネルギーが非常
に小さくなるとともに、反響エネルギーがグランド中心
付近に焦点を結ぶことがなくなる。その結果残響時間も
残響エネルギーも小さくなる。コンサートモードのよう
に天幕6を水平近くまで下げた状態では、さらに残響を
小さくすることができる。
特性をさまざまに変えることができる。野球パターンの
ように天幕6を最も上方へ引き上げる場合でも、2本の
平行な棒状吊り架台5間で適宜に弛んだ天幕6によりド
ーム内面の反響特性が調整され、反響エネルギーが非常
に小さくなるとともに、反響エネルギーがグランド中心
付近に焦点を結ぶことがなくなる。その結果残響時間も
残響エネルギーも小さくなる。コンサートモードのよう
に天幕6を水平近くまで下げた状態では、さらに残響を
小さくすることができる。
【0022】以上説明した天幕6は膨大な面積になるの
でこれの全体を棒状吊り架台5から取り外したり再び取
り付ける作業は簡単ではない。しかし局部的に天幕6を
棒状吊り架台5から取り外し、その吊り架台5に照明設
備や音響設備を取り付けたり、別の天幕やカーテンを取
り付けることは容易である。そのような作業を行うに
は、吊り架台5を一番下まで下げて行えばよい。
でこれの全体を棒状吊り架台5から取り外したり再び取
り付ける作業は簡単ではない。しかし局部的に天幕6を
棒状吊り架台5から取り外し、その吊り架台5に照明設
備や音響設備を取り付けたり、別の天幕やカーテンを取
り付けることは容易である。そのような作業を行うに
は、吊り架台5を一番下まで下げて行えばよい。
【0023】つぎにラダー形吊り架台10とリング形吊
り架台11について説明する。前述した棒状吊り架台5
によって形成されている最内周の円内には、図4に詳細
に示すように、軽量トラス構造からなるリング形吊り架
台11が同心に配置され、水平な姿勢でワイヤー4の下
端に取り付けられている。このリング形吊り架台11と
棒状吊り架台5の最内周の円の間に、図5に詳細を示す
軽量トラスからなる多数のラダー形吊り架台10が放射
状に配置され、ワイヤー4の下端に散り下げられてい
る。
り架台11について説明する。前述した棒状吊り架台5
によって形成されている最内周の円内には、図4に詳細
に示すように、軽量トラス構造からなるリング形吊り架
台11が同心に配置され、水平な姿勢でワイヤー4の下
端に取り付けられている。このリング形吊り架台11と
棒状吊り架台5の最内周の円の間に、図5に詳細を示す
軽量トラスからなる多数のラダー形吊り架台10が放射
状に配置され、ワイヤー4の下端に散り下げられてい
る。
【0024】リング形吊り架台11についての昇降駆動
機構は図示省略しているが、これを吊り下げているワイ
ヤー4を適宜な滑車機構を通して駆動ドラムに巻き付
け、リング形吊り架台11を水平な姿勢を保ったままド
ーム最上部から床面まで昇降移動させることができるよ
うになっている。また図5に示すように、一つのラダー
形吊り架台10は6本のワイヤー4に吊り下げられてお
り、これらワイヤー4は多数の滑車14、15を通して
駆動ドラム16に巻かれており、駆動ドラム16の制御
により多数のラダー形吊り架台10を個別に昇降移動さ
せることができる。
機構は図示省略しているが、これを吊り下げているワイ
ヤー4を適宜な滑車機構を通して駆動ドラムに巻き付
け、リング形吊り架台11を水平な姿勢を保ったままド
ーム最上部から床面まで昇降移動させることができるよ
うになっている。また図5に示すように、一つのラダー
形吊り架台10は6本のワイヤー4に吊り下げられてお
り、これらワイヤー4は多数の滑車14、15を通して
駆動ドラム16に巻かれており、駆動ドラム16の制御
により多数のラダー形吊り架台10を個別に昇降移動さ
せることができる。
【0025】図1に示す実施例では、リング形吊り架台
11の下面には円形の天幕12を取り付け、また各ラダ
ー形吊り架台10の下面にそれぞれ天幕13を取り付け
ている。これで前述した放射状のパターンに配置された
大面積の天幕6の中央の開口部分に天幕13および天幕
12が連続し、ドーム空間の全域にわたる可動式の天井
内装を構成している。これら天井内装材となっている天
幕6、12、13の高さは前述のように各吊り架台5、
10、11を昇降させることにより自由に変えることが
できる。
11の下面には円形の天幕12を取り付け、また各ラダ
ー形吊り架台10の下面にそれぞれ天幕13を取り付け
ている。これで前述した放射状のパターンに配置された
大面積の天幕6の中央の開口部分に天幕13および天幕
12が連続し、ドーム空間の全域にわたる可動式の天井
内装を構成している。これら天井内装材となっている天
幕6、12、13の高さは前述のように各吊り架台5、
10、11を昇降させることにより自由に変えることが
できる。
【0026】なお、ラダー形吊り架台10に取り付けら
れている天幕13や、リング形吊り架台11に取り付け
られている天幕12はそれぞれそれほど大きくないの
で、これらを簡単に着脱することができる。ドーム内の
グランド中央にステージを設置する場合、そのステージ
の真上にリング形吊り架台11が位置し、その周辺にラ
ダー形吊り架台10が位置することになる。この場合前
記の天幕12や13を取り外し、代わりにステージ演出
用の天幕やカーテンを取り付け、さらに各種の照明設備
や音響設備を取り付けることができる。そのような装備
の取付け取外し作業は、ラダー形吊り架台10およびリ
ング形吊り架台11を地上レベルまで下げた状態で行う
ことができる。
れている天幕13や、リング形吊り架台11に取り付け
られている天幕12はそれぞれそれほど大きくないの
で、これらを簡単に着脱することができる。ドーム内の
グランド中央にステージを設置する場合、そのステージ
の真上にリング形吊り架台11が位置し、その周辺にラ
ダー形吊り架台10が位置することになる。この場合前
記の天幕12や13を取り外し、代わりにステージ演出
用の天幕やカーテンを取り付け、さらに各種の照明設備
や音響設備を取り付けることができる。そのような装備
の取付け取外し作業は、ラダー形吊り架台10およびリ
ング形吊り架台11を地上レベルまで下げた状態で行う
ことができる。
【0027】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明で
は、ドーム屋根の中心下方にリング形の吊り架台を吊り
下げ、このリング形吊り架台の外周に多数のラダー形吊
り架台を放射状に配置して吊り下げ、これらラダー形吊
り架台の外側に多数の棒状吊り架台を破線状の複数の同
心円をなすように配置して吊り下げ、これら各吊り架台
の高さを吊り下げワイヤーの巻取制御で個別に変更する
ことができるようにしたシステムとしたので、これら吊
り架台に例えば天幕を張り巡らし、その高さを自由に変
更することができる。天幕の高さを変更することで天井
空間の広さ、音響効果、照明効果などをドーム屋根施設
で行われるイベント内容に合わせて適切に設定すること
ができる。またコンサートやお祭りあるいは展示会など
各種イベント会場として利用する場合などには、リング
形吊り架台やラダー形吊り架台あるいは棒状吊り架台に
それぞれ目的に適った天幕やカーテンを取り付けたり、
さまざまな照明設備や音響設備を取り付けて任意の高さ
に設置することができる。これらの各種の装備を吊り架
台に取り付けたり外したりする作業は、吊り架台を床レ
ベルまで下げた状態で行うことができ、非常に作業性が
よい。
は、ドーム屋根の中心下方にリング形の吊り架台を吊り
下げ、このリング形吊り架台の外周に多数のラダー形吊
り架台を放射状に配置して吊り下げ、これらラダー形吊
り架台の外側に多数の棒状吊り架台を破線状の複数の同
心円をなすように配置して吊り下げ、これら各吊り架台
の高さを吊り下げワイヤーの巻取制御で個別に変更する
ことができるようにしたシステムとしたので、これら吊
り架台に例えば天幕を張り巡らし、その高さを自由に変
更することができる。天幕の高さを変更することで天井
空間の広さ、音響効果、照明効果などをドーム屋根施設
で行われるイベント内容に合わせて適切に設定すること
ができる。またコンサートやお祭りあるいは展示会など
各種イベント会場として利用する場合などには、リング
形吊り架台やラダー形吊り架台あるいは棒状吊り架台に
それぞれ目的に適った天幕やカーテンを取り付けたり、
さまざまな照明設備や音響設備を取り付けて任意の高さ
に設置することができる。これらの各種の装備を吊り架
台に取り付けたり外したりする作業は、吊り架台を床レ
ベルまで下げた状態で行うことができ、非常に作業性が
よい。
【0028】すなわち、この発明の天井吊り架台システ
ムによって、ドーム屋根施設の利用範囲が大幅に広が
り、野球やサッカーなどのスポーツ競技会場としてだけ
でなく、コンサートやお祭りあるいは展示会など各種イ
ベント会場として柔軟に適用する多目的ドーム屋根施設
を実現することができる。
ムによって、ドーム屋根施設の利用範囲が大幅に広が
り、野球やサッカーなどのスポーツ競技会場としてだけ
でなく、コンサートやお祭りあるいは展示会など各種イ
ベント会場として柔軟に適用する多目的ドーム屋根施設
を実現することができる。
【図1】この発明の一実施例による天井吊り架台システ
ムの内観図である。
ムの内観図である。
【図2】同上天井内装構造をドーム屋根の外側から透視
した透視外観図である。
した透視外観図である。
【図3】同上実施例における棒状吊り架台の駆動機構の
構成図である。
構成図である。
【図4】同上実施例におけるリング形吊り架台とラダー
形吊り架台の詳細な構成図である。
形吊り架台の詳細な構成図である。
【図5】同上実施例におけるラダー形吊り架台の駆動機
構の構成図である。
構の構成図である。
1 放射方向トラス 2 円周方向トラス 3 ドーム頂部 4 ワイヤー 5 棒状吊り架台 6 天幕 7,8,14,15 滑車 9,16 駆動ドラム 10 ラダー形吊り架台 11 リング形吊り架台 12 天幕 13 天幕
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04H 3/10 A 7606−2E 3/14 C 7606−2E (72)発明者 梶原 一幸 大阪府大阪市中央区北浜東4番33号 株式 会社大林組本店内
Claims (1)
- 【請求項1】 ドーム屋根を形づくっている骨格体から
ドーム内空間へ吊り下げられた多数のワイヤーと、ドー
ム屋根の中心下方において前記ワイヤーの下端に取り付
けられてほぼ水平の姿勢で吊り下げられたリング形吊り
架台と、このリング形吊り架台の外側に放射状に配設さ
れて前記ワイヤー下端に吊り下げられた多数のラダー形
吊り架台と、これらラダー形吊り架台の外側に破線状の
複数の同心円をなすように配置されて前記ワイヤー下端
にほぼ水平に吊り下げられた多数の棒状吊り架台と、前
記ワイヤーの吊り下げ長さを変えることで前記各吊り架
台の高さを個別に変更する多数の昇降駆動機構とを備え
たことを特徴とするドーム屋根施設の天井吊り架台シス
テム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5001329A JP2790955B2 (ja) | 1993-01-07 | 1993-01-07 | ドーム屋根施設の天井吊り架台システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5001329A JP2790955B2 (ja) | 1993-01-07 | 1993-01-07 | ドーム屋根施設の天井吊り架台システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06200583A true JPH06200583A (ja) | 1994-07-19 |
| JP2790955B2 JP2790955B2 (ja) | 1998-08-27 |
Family
ID=11498463
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5001329A Expired - Lifetime JP2790955B2 (ja) | 1993-01-07 | 1993-01-07 | ドーム屋根施設の天井吊り架台システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2790955B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110685131A (zh) * | 2019-09-30 | 2020-01-14 | 浙江宝兰电气有限公司 | 一种嵌入式晾衣机 |
-
1993
- 1993-01-07 JP JP5001329A patent/JP2790955B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110685131A (zh) * | 2019-09-30 | 2020-01-14 | 浙江宝兰电气有限公司 | 一种嵌入式晾衣机 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2790955B2 (ja) | 1998-08-27 |
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