JPH06201037A - 車両用自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents
車両用自動変速機の油圧制御装置Info
- Publication number
- JPH06201037A JPH06201037A JP4359724A JP35972492A JPH06201037A JP H06201037 A JPH06201037 A JP H06201037A JP 4359724 A JP4359724 A JP 4359724A JP 35972492 A JP35972492 A JP 35972492A JP H06201037 A JPH06201037 A JP H06201037A
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- Japan
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- pressure
- valve
- hydraulic
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 低速前進走行中においてシフトレバーが後進
レンジへ操作されたときでも、後進用油圧式摩擦係合装
置の係合によるショックを発生させることなく後進ギヤ
段の成立を阻止する車両用自動変速機の油圧制御装置を
提供する。 【構成】 元圧低下検出手段100により油圧ポンプ5
6から出力される元圧が低下する状態が検出された場合
には、元圧上昇手段102によりエンジン10の回転速
度Ne が上昇させられてその元圧が高められることか
ら、比較的低速の前進走行中においてシフトレバー96
がRレンジへ操作されることにより油圧ポンプ56の吐
出能力が不足し易い状態であっても、エンジン回転速度
Ne が上昇させられて油圧ポンプ56の吐出能力が増加
させられるので、元圧の低下によって後進用油圧式摩擦
係合装置が一時的に係合することによるショックの発生
が確実に防止される。
レンジへ操作されたときでも、後進用油圧式摩擦係合装
置の係合によるショックを発生させることなく後進ギヤ
段の成立を阻止する車両用自動変速機の油圧制御装置を
提供する。 【構成】 元圧低下検出手段100により油圧ポンプ5
6から出力される元圧が低下する状態が検出された場合
には、元圧上昇手段102によりエンジン10の回転速
度Ne が上昇させられてその元圧が高められることか
ら、比較的低速の前進走行中においてシフトレバー96
がRレンジへ操作されることにより油圧ポンプ56の吐
出能力が不足し易い状態であっても、エンジン回転速度
Ne が上昇させられて油圧ポンプ56の吐出能力が増加
させられるので、元圧の低下によって後進用油圧式摩擦
係合装置が一時的に係合することによるショックの発生
が確実に防止される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用自動変速機の油
圧制御装置に関し、特に車両の前進中にも拘わらずシフ
トレバーが後進レンジに操作されたときの元圧低下に起
因する不都合を解消する技術に関するものである。
圧制御装置に関し、特に車両の前進中にも拘わらずシフ
トレバーが後進レンジに操作されたときの元圧低下に起
因する不都合を解消する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】前進用或いは後進用油圧式摩擦係合装置
の作動に従って前進ギヤ段或いは後進ギヤ段を成立させ
る車両用自動変速機において、エンジンによって回転駆
動されることによりその油圧式摩擦係合装置を作動させ
るための元圧を出力する油圧ポンプと、シフトレバーが
後進レンジへ操作されたことに基づいて、前記後進用油
圧式摩擦係合装置へ供給されるRレンジ圧を前記元圧か
ら発生させる切換弁と、その後進用油圧式摩擦係合装置
とその切換弁との間の油路を開いて後進ギヤ段の成立を
許容する開位置とその油路を閉じて後進ギヤ段の成立を
阻止する閉位置とに位置させられる弁子を有し、信号圧
が作用されることによりその弁子が開位置から閉位置へ
切り換えられるリバースコントロール弁と、車両の前進
走行中に拘わらず前記シフトレバーがRレンジに操作さ
れたときには、前記信号圧を前記弁子に作用させる信号
圧発生手段とを備えた油圧制御装置が知られている。た
とえば、特開平2−89865号公報に記載された装置
がそれである。
の作動に従って前進ギヤ段或いは後進ギヤ段を成立させ
る車両用自動変速機において、エンジンによって回転駆
動されることによりその油圧式摩擦係合装置を作動させ
るための元圧を出力する油圧ポンプと、シフトレバーが
後進レンジへ操作されたことに基づいて、前記後進用油
圧式摩擦係合装置へ供給されるRレンジ圧を前記元圧か
ら発生させる切換弁と、その後進用油圧式摩擦係合装置
とその切換弁との間の油路を開いて後進ギヤ段の成立を
許容する開位置とその油路を閉じて後進ギヤ段の成立を
阻止する閉位置とに位置させられる弁子を有し、信号圧
が作用されることによりその弁子が開位置から閉位置へ
切り換えられるリバースコントロール弁と、車両の前進
走行中に拘わらず前記シフトレバーがRレンジに操作さ
れたときには、前記信号圧を前記弁子に作用させる信号
圧発生手段とを備えた油圧制御装置が知られている。た
とえば、特開平2−89865号公報に記載された装置
がそれである。
【0003】上記のような従来の油圧制御装置では、リ
バースコントロール弁の弁子が信号圧の作用によって後
進ギヤ段の成立を阻止する閉位置へ移動する前に後進用
油圧式摩擦係合装置が係合することを解消するために、
リバースコントロール弁から後進用油圧式摩擦係合装置
に至る油路に後進用油圧式摩擦係合装置の係合を所定の
時間遅らせるためのオリフィスが設けられる。すなわ
ち、元圧(ライン圧)が正常であれば、リバースコント
ロール弁の閉位置への切換時間は0.1秒程度であるの
に対し、上記オリフィスにより後進用油圧式摩擦係合装
置の係合開始までの時間は0.3乃至0.4秒程度とさ
れるから、後進用油圧式摩擦係合装置の係合が開始する
前にリバースコントロール弁が確実にその閉位置に切り
換えられて、前進走行中においてシフトレバーが後進レ
ンジへ操作されても、確実に後進ギヤ段の成立が阻止さ
れるようになっている。
バースコントロール弁の弁子が信号圧の作用によって後
進ギヤ段の成立を阻止する閉位置へ移動する前に後進用
油圧式摩擦係合装置が係合することを解消するために、
リバースコントロール弁から後進用油圧式摩擦係合装置
に至る油路に後進用油圧式摩擦係合装置の係合を所定の
時間遅らせるためのオリフィスが設けられる。すなわ
ち、元圧(ライン圧)が正常であれば、リバースコント
ロール弁の閉位置への切換時間は0.1秒程度であるの
に対し、上記オリフィスにより後進用油圧式摩擦係合装
置の係合開始までの時間は0.3乃至0.4秒程度とさ
れるから、後進用油圧式摩擦係合装置の係合が開始する
前にリバースコントロール弁が確実にその閉位置に切り
換えられて、前進走行中においてシフトレバーが後進レ
ンジへ操作されても、確実に後進ギヤ段の成立が阻止さ
れるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の油圧制
御装置において、たとえば20〜30km/h程度の比較的
低速の前進走行中にシフトレバーが後進レンジへ操作さ
れた場合には、エンジン回転速度がたとえば1100r.
p.m.以下であってそのエンジンによって駆動される油圧
ポンプの吐出容量が充分ではないことから、後進レンジ
への操作により後進用油圧式摩擦係合装置へ作動油が流
されてそこで消費されることに関連して油圧ポンプから
出力される元圧およびそれから発生する信号圧も低下す
る。このため、リバースコントロール弁の弁子が信号圧
の作用によって後進ギヤ段の成立を阻止する閉位置へ移
動する作動が遅れるので、後進用油圧式摩擦係合装置の
一時的な係合によるショックが発生する不都合があっ
た。すなわち、後進用油圧式摩擦係合装置のピストンを
摩擦板間の係合を発生させる位置まで移動させるために
必要な最低圧PPMと、上記リバースコントロール弁の弁
子を閉位置まで移動させるために必要な信号圧の最低値
PCMとが存在し、元圧が低下することに関連して後進用
油圧式摩擦係合装置へ供給される作動油の圧力および上
記信号圧が共に低下するのであるが、信号圧が上記最低
値PCMに到達する前に、後進用油圧式摩擦係合装置へ供
給される作動油の圧力が上記最低値PPMに到達するから
である。
御装置において、たとえば20〜30km/h程度の比較的
低速の前進走行中にシフトレバーが後進レンジへ操作さ
れた場合には、エンジン回転速度がたとえば1100r.
p.m.以下であってそのエンジンによって駆動される油圧
ポンプの吐出容量が充分ではないことから、後進レンジ
への操作により後進用油圧式摩擦係合装置へ作動油が流
されてそこで消費されることに関連して油圧ポンプから
出力される元圧およびそれから発生する信号圧も低下す
る。このため、リバースコントロール弁の弁子が信号圧
の作用によって後進ギヤ段の成立を阻止する閉位置へ移
動する作動が遅れるので、後進用油圧式摩擦係合装置の
一時的な係合によるショックが発生する不都合があっ
た。すなわち、後進用油圧式摩擦係合装置のピストンを
摩擦板間の係合を発生させる位置まで移動させるために
必要な最低圧PPMと、上記リバースコントロール弁の弁
子を閉位置まで移動させるために必要な信号圧の最低値
PCMとが存在し、元圧が低下することに関連して後進用
油圧式摩擦係合装置へ供給される作動油の圧力および上
記信号圧が共に低下するのであるが、信号圧が上記最低
値PCMに到達する前に、後進用油圧式摩擦係合装置へ供
給される作動油の圧力が上記最低値PPMに到達するから
である。
【0005】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであり、その目的とするところは、低速前進走行中
においてシフトレバーが後進レンジへ操作されたときで
も、後進用油圧式摩擦係合装置の係合によるショックを
発生させることなく後進ギヤ段の成立を阻止する車両用
自動変速機の油圧制御装置を提供することにある。
ものであり、その目的とするところは、低速前進走行中
においてシフトレバーが後進レンジへ操作されたときで
も、後進用油圧式摩擦係合装置の係合によるショックを
発生させることなく後進ギヤ段の成立を阻止する車両用
自動変速機の油圧制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】斯る目的を達成するため
の、本発明の要旨とするところは、前進用或いは後進用
油圧式摩擦係合装置の作動に従って前進ギヤ段或いは後
進ギヤ段を成立させる車両用自動変速機において、エン
ジンによって回転駆動されることによりその油圧式摩擦
係合装置を作動させるための元圧を出力する油圧ポンプ
と、シフトレバーが後進レンジへ操作されたことに基づ
いて、後進用油圧式摩擦係合装置へ供給されるRレンジ
圧を前記元圧から発生させる切換弁と、その後進用油圧
式摩擦係合装置とその切換弁との間の油路を開いて後進
ギヤ段の成立を許容する開位置とその油路を閉じて後進
ギヤ段の成立を阻止する閉位置とに位置させられる弁子
を有し、信号圧が作用されることによりその弁子が開位
置から閉位置へ切り換えられるリバースコントロール弁
と、車両の前進走行中に拘わらず前記シフトレバーがR
レンジに操作されたときには、前記信号圧を前記弁子に
作用させる信号圧発生手段とを備えた油圧制御装置であ
って、(a) 前記元圧が所定値よりも低下する状態を検出
する元圧低下検出手段と、(b) その元圧低下検出手段に
より前記元圧が低下する状態が検出された場合には、前
記エンジン回転速度を上昇させることによりその元圧を
高める元圧上昇手段とを、含むことにある。
の、本発明の要旨とするところは、前進用或いは後進用
油圧式摩擦係合装置の作動に従って前進ギヤ段或いは後
進ギヤ段を成立させる車両用自動変速機において、エン
ジンによって回転駆動されることによりその油圧式摩擦
係合装置を作動させるための元圧を出力する油圧ポンプ
と、シフトレバーが後進レンジへ操作されたことに基づ
いて、後進用油圧式摩擦係合装置へ供給されるRレンジ
圧を前記元圧から発生させる切換弁と、その後進用油圧
式摩擦係合装置とその切換弁との間の油路を開いて後進
ギヤ段の成立を許容する開位置とその油路を閉じて後進
ギヤ段の成立を阻止する閉位置とに位置させられる弁子
を有し、信号圧が作用されることによりその弁子が開位
置から閉位置へ切り換えられるリバースコントロール弁
と、車両の前進走行中に拘わらず前記シフトレバーがR
レンジに操作されたときには、前記信号圧を前記弁子に
作用させる信号圧発生手段とを備えた油圧制御装置であ
って、(a) 前記元圧が所定値よりも低下する状態を検出
する元圧低下検出手段と、(b) その元圧低下検出手段に
より前記元圧が低下する状態が検出された場合には、前
記エンジン回転速度を上昇させることによりその元圧を
高める元圧上昇手段とを、含むことにある。
【0007】
【作用】このようにすれば、元圧低下検出手段により前
記元圧が低下する状態が検出された場合には、元圧上昇
手段により前記エンジン回転速度が上昇させられてその
元圧が高められる。
記元圧が低下する状態が検出された場合には、元圧上昇
手段により前記エンジン回転速度が上昇させられてその
元圧が高められる。
【0008】
【発明の効果】したがって、本発明によれば、比較的低
速の前進走行中においてシフトレバーが後進レンジへ操
作された際に油圧ポンプから出力される元圧が低下する
状態では、上記元圧上昇手段により元圧が上昇させられ
ることから、後進用油圧式摩擦係合装置の係合開始より
も前にリバースコントロール弁が閉位置に切り換えられ
るので、元圧の低下によって後進用油圧式摩擦係合装置
が一時的に係合することによるショックの発生が確実に
防止される。
速の前進走行中においてシフトレバーが後進レンジへ操
作された際に油圧ポンプから出力される元圧が低下する
状態では、上記元圧上昇手段により元圧が上昇させられ
ることから、後進用油圧式摩擦係合装置の係合開始より
も前にリバースコントロール弁が閉位置に切り換えられ
るので、元圧の低下によって後進用油圧式摩擦係合装置
が一時的に係合することによるショックの発生が確実に
防止される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
細に説明する。
【0010】図1は、本発明の一実施例が適用された車
両用自動変速機およびその制御装置を示している。図に
おいて、エンジン10の動力はロックアップクラッチ付
トルクコンバータ12、3組の遊星歯車ユニットなどか
ら構成された有段式自動変速機14、および図示しない
差動歯車装置などを経て駆動輪へ伝達されるようになっ
ている。
両用自動変速機およびその制御装置を示している。図に
おいて、エンジン10の動力はロックアップクラッチ付
トルクコンバータ12、3組の遊星歯車ユニットなどか
ら構成された有段式自動変速機14、および図示しない
差動歯車装置などを経て駆動輪へ伝達されるようになっ
ている。
【0011】上記トルクコンバータ12は、エンジン1
0のクランク軸16と連結されているポンプ翼車18
と、上記自動変速機14の入力軸20に固定され、ポン
プ翼車18からのオイルを受けて回転させられるタービ
ン翼車22と、一方向クラッチ24を介して非回転部材
であるハウジング26に固定されたステータ翼車28
と、ダンパ30を介して上記入力軸20に連結されたロ
ックアップクラッチ32とを備えている。トルクコンバ
ータ12内の係合側油室35よりも解放側油室33内の
油圧が高められると、ロックアップクラッチ32が非係
合状態とされるので、トルクコンバータ12の入出力回
転速度比に応じた増幅率でトルクが伝達される。しか
し、解放側油室33よりも係合側油室35内の油圧が高
められると、ロックアップクラッチ32が係合状態とさ
れるので、トルクコンバータ12の入出力部材、すなわ
ちクランク軸16および入力軸20が直結状態とされ
る。
0のクランク軸16と連結されているポンプ翼車18
と、上記自動変速機14の入力軸20に固定され、ポン
プ翼車18からのオイルを受けて回転させられるタービ
ン翼車22と、一方向クラッチ24を介して非回転部材
であるハウジング26に固定されたステータ翼車28
と、ダンパ30を介して上記入力軸20に連結されたロ
ックアップクラッチ32とを備えている。トルクコンバ
ータ12内の係合側油室35よりも解放側油室33内の
油圧が高められると、ロックアップクラッチ32が非係
合状態とされるので、トルクコンバータ12の入出力回
転速度比に応じた増幅率でトルクが伝達される。しか
し、解放側油室33よりも係合側油室35内の油圧が高
められると、ロックアップクラッチ32が係合状態とさ
れるので、トルクコンバータ12の入出力部材、すなわ
ちクランク軸16および入力軸20が直結状態とされ
る。
【0012】自動変速機14は、同軸上に配設された3
組のシングルピニオン型遊星歯車装置34,36,38
と、前記入力軸20と、遊星歯車装置38のリングギヤ
とともに回転する出力歯車39と前記差動歯車装置との
間で動力を伝達するカウンタ軸(出力軸)40とを備え
ている。それら遊星歯車装置34,36,38の構成要
素の一部は互いに一体的に連結されるだけでなく、3つ
のクラッチC0 ,C1,C2 によって互いに選択的に連
結されている。また、上記遊星歯車装置34,36,3
8の構成要素の一部は、4つのブレーキB0 ,B1 ,B
2 ,B3 によってハウジング26に選択的に連結される
とともに、さらに、構成要素の一部は3つの一方向クラ
ッチF0 ,F1 ,F2 によってその回転方向により相互
に若しくはハウジング26と係合させられるようになっ
ている。
組のシングルピニオン型遊星歯車装置34,36,38
と、前記入力軸20と、遊星歯車装置38のリングギヤ
とともに回転する出力歯車39と前記差動歯車装置との
間で動力を伝達するカウンタ軸(出力軸)40とを備え
ている。それら遊星歯車装置34,36,38の構成要
素の一部は互いに一体的に連結されるだけでなく、3つ
のクラッチC0 ,C1,C2 によって互いに選択的に連
結されている。また、上記遊星歯車装置34,36,3
8の構成要素の一部は、4つのブレーキB0 ,B1 ,B
2 ,B3 によってハウジング26に選択的に連結される
とともに、さらに、構成要素の一部は3つの一方向クラ
ッチF0 ,F1 ,F2 によってその回転方向により相互
に若しくはハウジング26と係合させられるようになっ
ている。
【0013】上記クラッチC0 ,C1 ,C2 、ブレーキ
B0 ,B1 ,B2 ,B3 は、例えば多板式のクラッチや
1本または巻付け方向が反対の2本のバンドを備えたバ
ンドブレーキ等にて構成され、それぞれ油圧アクチュエ
ータによって作動させられる油圧式摩擦係合装置であっ
て、後述の電子制御装置42によりそれ等の油圧アクチ
ュエータの作動がそれぞれ制御されることにより、図2
に示されているように変速比I(=入力軸20の回転速
度/カウンタ軸40の回転速度)がそれぞれ異なる前進
4段・後進1段の変速段が得られる。図2において、
「1st」,「2nd」,「3rd」,「O/D(オーバドライ
ブ)」は、それぞれ前進側の第1速ギヤ段,第2速ギヤ
段,第3速ギヤ段,第4速ギヤ段を表しており、上記変
速比は第1速ギヤ段から第4速ギヤ段に向かうに従って
順次小さくなる。なお、上記トルクコンバータ12およ
び自動変速機14は、軸線に対して対称的に構成されて
いるため、第1図においては入力軸20の回転軸線の下
側およびカウンタ軸40の回転軸線の上側を省略して示
してある。
B0 ,B1 ,B2 ,B3 は、例えば多板式のクラッチや
1本または巻付け方向が反対の2本のバンドを備えたバ
ンドブレーキ等にて構成され、それぞれ油圧アクチュエ
ータによって作動させられる油圧式摩擦係合装置であっ
て、後述の電子制御装置42によりそれ等の油圧アクチ
ュエータの作動がそれぞれ制御されることにより、図2
に示されているように変速比I(=入力軸20の回転速
度/カウンタ軸40の回転速度)がそれぞれ異なる前進
4段・後進1段の変速段が得られる。図2において、
「1st」,「2nd」,「3rd」,「O/D(オーバドライ
ブ)」は、それぞれ前進側の第1速ギヤ段,第2速ギヤ
段,第3速ギヤ段,第4速ギヤ段を表しており、上記変
速比は第1速ギヤ段から第4速ギヤ段に向かうに従って
順次小さくなる。なお、上記トルクコンバータ12およ
び自動変速機14は、軸線に対して対称的に構成されて
いるため、第1図においては入力軸20の回転軸線の下
側およびカウンタ軸40の回転軸線の上側を省略して示
してある。
【0014】そして、油圧制御回路44には、上記自動
変速機14のギヤ段を制御するための変速制御用油圧制
御回路と、ロックアップクラッチ32の係合を制御する
ための係合制御用油圧制御回路とが設けられている。変
速制御用油圧制御回路は、よく知られているようにソレ
ノイドNo.1およびソレノイドNo.2によってそれぞれオン
オフ駆動される第1電磁弁46および第2電磁弁48を
備えており、それら第1電磁弁46および第2電磁弁4
8の作動の組み合わせによって図2に示すようにクラッ
チおよびブレーキが選択的に作動させられて前記第1速
ギヤ段乃至第4速ギヤ段のうちのいずれかが成立させら
れるようになっている。図2の○印はオン状態或いは係
合状態を示している。
変速機14のギヤ段を制御するための変速制御用油圧制
御回路と、ロックアップクラッチ32の係合を制御する
ための係合制御用油圧制御回路とが設けられている。変
速制御用油圧制御回路は、よく知られているようにソレ
ノイドNo.1およびソレノイドNo.2によってそれぞれオン
オフ駆動される第1電磁弁46および第2電磁弁48を
備えており、それら第1電磁弁46および第2電磁弁4
8の作動の組み合わせによって図2に示すようにクラッ
チおよびブレーキが選択的に作動させられて前記第1速
ギヤ段乃至第4速ギヤ段のうちのいずれかが成立させら
れるようになっている。図2の○印はオン状態或いは係
合状態を示している。
【0015】また、上記係合制御用油圧制御回路は、切
換用電磁ソレノイドによりオンオフ作動させられて切換
用信号圧を発生させ、図示しないクラッチ切換弁をその
ロックアップクラッチ解放状態とロックアップクラッチ
係合状態とに位置させる第3電磁弁50と、後進ギヤ段
の成立を阻止するための信号圧PIHを後述のソレノイド
モジュレータ圧に基づいて発生させる後進阻止用電磁弁
54とを備えている。
換用電磁ソレノイドによりオンオフ作動させられて切換
用信号圧を発生させ、図示しないクラッチ切換弁をその
ロックアップクラッチ解放状態とロックアップクラッチ
係合状態とに位置させる第3電磁弁50と、後進ギヤ段
の成立を阻止するための信号圧PIHを後述のソレノイド
モジュレータ圧に基づいて発生させる後進阻止用電磁弁
54とを備えている。
【0016】図3において、エンジン10によって回転
駆動される油圧ポンプ56から圧送された作動油は、オ
ーバフロー形式の調圧弁58により、図示しないスロッ
トル弁開度検知弁から出力されたスロットル圧に対応し
て大きくなり且つ後進レンジ圧PR の作用により所定圧
高くなるライン油圧P1に調圧されるようになってい
る。このライン圧P1は、後述のシフトレバー96の操
作に対応して切り換えられるマニアル弁60、ライン圧
P1の変動に拘わらず一定のソレノイドモジュレータ圧
を出力するソレノイドモジュレータ弁62、3−4シフ
ト弁64、第1電磁弁46、第2電磁弁48へ供給され
る。マニアル弁60は、シフトレバー96がD、S、L
レンジ位置に操作されているときにはDレンジ圧PD を
発生させ、シフトレバー96がS、Lレンジ位置に操作
されているときにはSレンジ圧PSを発生させ、シフト
レバー96がLレンジ位置に操作されているときにはL
レンジ圧PL を発生させる。それらDレンジ圧PD 、S
レンジ圧PS 、Lレンジ圧PL は、各油圧式摩擦係合装
置を作動させるために1−2シフト弁66、2−3シフ
ト弁68に供給される。したがって、上記油圧ポンプ5
6から出力され且つ調圧されたライン油圧P1は、各油
圧式摩擦係合装置を作動させるための元圧であり、ま
た、後進ギヤ段の成立を阻止するための信号圧PIHの元
圧でもある。
駆動される油圧ポンプ56から圧送された作動油は、オ
ーバフロー形式の調圧弁58により、図示しないスロッ
トル弁開度検知弁から出力されたスロットル圧に対応し
て大きくなり且つ後進レンジ圧PR の作用により所定圧
高くなるライン油圧P1に調圧されるようになってい
る。このライン圧P1は、後述のシフトレバー96の操
作に対応して切り換えられるマニアル弁60、ライン圧
P1の変動に拘わらず一定のソレノイドモジュレータ圧
を出力するソレノイドモジュレータ弁62、3−4シフ
ト弁64、第1電磁弁46、第2電磁弁48へ供給され
る。マニアル弁60は、シフトレバー96がD、S、L
レンジ位置に操作されているときにはDレンジ圧PD を
発生させ、シフトレバー96がS、Lレンジ位置に操作
されているときにはSレンジ圧PSを発生させ、シフト
レバー96がLレンジ位置に操作されているときにはL
レンジ圧PL を発生させる。それらDレンジ圧PD 、S
レンジ圧PS 、Lレンジ圧PL は、各油圧式摩擦係合装
置を作動させるために1−2シフト弁66、2−3シフ
ト弁68に供給される。したがって、上記油圧ポンプ5
6から出力され且つ調圧されたライン油圧P1は、各油
圧式摩擦係合装置を作動させるための元圧であり、ま
た、後進ギヤ段の成立を阻止するための信号圧PIHの元
圧でもある。
【0017】上記1−2シフト弁66は第2電磁弁48
によって切り換えられ、2−3シフト弁68は第1電磁
弁46によって切り換えられ、3−4シフト弁64は第
2電磁弁48および2−3シフト弁68によって切り換
えられる。図3においては、上記1−2シフト弁66、
2−3シフト弁68、3−4シフト弁64のスプール弁
子の中心線を挟んだ左右には、ギヤ段を示す符号とその
ギヤ段を成立させるための作動位置がそれぞれ示されて
いる。
によって切り換えられ、2−3シフト弁68は第1電磁
弁46によって切り換えられ、3−4シフト弁64は第
2電磁弁48および2−3シフト弁68によって切り換
えられる。図3においては、上記1−2シフト弁66、
2−3シフト弁68、3−4シフト弁64のスプール弁
子の中心線を挟んだ左右には、ギヤ段を示す符号とその
ギヤ段を成立させるための作動位置がそれぞれ示されて
いる。
【0018】したがって、シフトレバー96が前進
(D、S、L)レンジへ操作されている状態では、Dレ
ンジ圧PD が供給されることによってクラッチC1が係
合させられる。この状態において第1速ギヤ段を成立さ
せる場合には、第1電磁弁46がオン状態且つ第2電磁
弁48がオフ状態とされることによって、各シフト弁6
4、66、68のスプール弁子が図3において第1速ギ
ヤ段を示す符号「1」が付された側に位置させられるの
で、クラッチC0およびC1が係合させられる。また、
第2速ギヤ段を成立させる場合には、第1電磁弁46お
よび第2電磁弁48が共にオン状態とされることによっ
て、各シフト弁64、66、68のスプール弁子が図3
において第2速ギヤ段を示す符号「2」が付された側に
位置させられるので、クラッチC0、C1、ブレーキB
2が係合させられる。本実施例では、上記クラッチC1
またはそのクラッチC1およびブレーキB2が前進用油
圧式摩擦係合装置に相当する。
(D、S、L)レンジへ操作されている状態では、Dレ
ンジ圧PD が供給されることによってクラッチC1が係
合させられる。この状態において第1速ギヤ段を成立さ
せる場合には、第1電磁弁46がオン状態且つ第2電磁
弁48がオフ状態とされることによって、各シフト弁6
4、66、68のスプール弁子が図3において第1速ギ
ヤ段を示す符号「1」が付された側に位置させられるの
で、クラッチC0およびC1が係合させられる。また、
第2速ギヤ段を成立させる場合には、第1電磁弁46お
よび第2電磁弁48が共にオン状態とされることによっ
て、各シフト弁64、66、68のスプール弁子が図3
において第2速ギヤ段を示す符号「2」が付された側に
位置させられるので、クラッチC0、C1、ブレーキB
2が係合させられる。本実施例では、上記クラッチC1
またはそのクラッチC1およびブレーキB2が前進用油
圧式摩擦係合装置に相当する。
【0019】また、後進ギヤ段を成立させる場合には、
シフトレバー96が後進(R)レンジへ操作されること
から、上記Dレンジ圧PD に替えて後進レンジ圧PR が
発生させられて2−3シフト弁68およびリバースコン
トロール弁70へ供給される。このリバースコントロー
ル弁70は、マニアル弁60と1−2シフト弁66およ
びブレーキB3との間を開閉するスプール弁子71と、
スプール弁子71を開弁方向へ付勢するスプリング72
と、スプール弁子71を開弁方向へ付勢するための保持
圧であるDレンジ圧PD を受け入れる油室73と、スプ
ール弁子71を閉弁方向へ付勢するために後進阻止用電
磁弁54からの信号圧PIHを受け入れる油室74とを備
えており、スプール弁子71はその開位置において後進
レンジ圧PR がブレーキB3へ供給されることを許容す
るが、その閉位置において後進レンジ圧PR がブレーキ
B3へ供給されることを阻止してブレーキB3内をドレ
ンするように構成されている。
シフトレバー96が後進(R)レンジへ操作されること
から、上記Dレンジ圧PD に替えて後進レンジ圧PR が
発生させられて2−3シフト弁68およびリバースコン
トロール弁70へ供給される。このリバースコントロー
ル弁70は、マニアル弁60と1−2シフト弁66およ
びブレーキB3との間を開閉するスプール弁子71と、
スプール弁子71を開弁方向へ付勢するスプリング72
と、スプール弁子71を開弁方向へ付勢するための保持
圧であるDレンジ圧PD を受け入れる油室73と、スプ
ール弁子71を閉弁方向へ付勢するために後進阻止用電
磁弁54からの信号圧PIHを受け入れる油室74とを備
えており、スプール弁子71はその開位置において後進
レンジ圧PR がブレーキB3へ供給されることを許容す
るが、その閉位置において後進レンジ圧PR がブレーキ
B3へ供給されることを阻止してブレーキB3内をドレ
ンするように構成されている。
【0020】上記後進レンジ圧PR はスプール弁子がそ
の中心線の左側に示す位置に位置させられた2−3シフ
ト弁68を通してクラッチC2へ供給されると同時に、
1−2シフト弁66へも供給されてそのスプール弁子を
その中心線の左側に示す位置に位置させる。車両が停止
中にシフトレバー96が後進(R)レンジへ操作される
通常の場合には、後進ギヤ段の成立を阻止するための信
号圧PIHが発生しておらず、リバースコントロール弁7
0のスプール弁子71はその開位置に位置させられてい
ることから、後進レンジ圧PR はリバースコントロール
弁70および1−2シフト弁66を通してブレーキB3
に供給される。これにより、クラッチC2およびブレー
キB3とクラッチC0とが係合して後進ギヤ段が成立さ
せられる。なお、クラッチC0は、3−4シフト弁64
によりO/Dギヤ段以外の場合には係合させられてい
る。本実施例では、上記クラッチC2およびブレーキB
3が後進用油圧式摩擦係合装置に相当する。なお、クラ
ッチC2へ作動油が供給される油路には、流量制御用の
絞りSS1がそれぞれ設けられている。
の中心線の左側に示す位置に位置させられた2−3シフ
ト弁68を通してクラッチC2へ供給されると同時に、
1−2シフト弁66へも供給されてそのスプール弁子を
その中心線の左側に示す位置に位置させる。車両が停止
中にシフトレバー96が後進(R)レンジへ操作される
通常の場合には、後進ギヤ段の成立を阻止するための信
号圧PIHが発生しておらず、リバースコントロール弁7
0のスプール弁子71はその開位置に位置させられてい
ることから、後進レンジ圧PR はリバースコントロール
弁70および1−2シフト弁66を通してブレーキB3
に供給される。これにより、クラッチC2およびブレー
キB3とクラッチC0とが係合して後進ギヤ段が成立さ
せられる。なお、クラッチC0は、3−4シフト弁64
によりO/Dギヤ段以外の場合には係合させられてい
る。本実施例では、上記クラッチC2およびブレーキB
3が後進用油圧式摩擦係合装置に相当する。なお、クラ
ッチC2へ作動油が供給される油路には、流量制御用の
絞りSS1がそれぞれ設けられている。
【0021】なお、図3において、ローコーストモジュ
レータ弁75は、フィストレバーがLレンジに操作され
た際に、ブレーキB3へ供給されるLレンジ圧PL を制
御するための弁である。また、76はSシフト弁、77
はB1オリフィスコントロール弁、78はセカンドコー
ストモジュレータ弁である。
レータ弁75は、フィストレバーがLレンジに操作され
た際に、ブレーキB3へ供給されるLレンジ圧PL を制
御するための弁である。また、76はSシフト弁、77
はB1オリフィスコントロール弁、78はセカンドコー
ストモジュレータ弁である。
【0022】図1に戻って、電子制御装置42は、CP
U82、ROM84、RAM86、図示しないインター
フェースなどから成る所謂マイクロコンピュータであっ
て、それには、エンジン10の吸気配管に設けられて図
示しないアクセルペダルの操作により開閉されるスロッ
トル弁87の開度を検出するスロットルセンサ88、エ
ンジン10の回転速度を検出するエンジン回転速度セン
サ90、自動変速機14の入力軸20の回転速度を検出
する入力軸回転センサ92、自動変速機14のカウンタ
軸40の回転速度を検出するカウンタ軸回転センサ9
4、シフトレバー96の操作位置、すなわちL、S、
D、N、R、Pレンジのいずれかを検出するための操作
位置センサ98から、スロットル弁開度θthを表す信
号、エンジン回転速度Ne (ポンプ翼車回転速度NP 、
すなわちロックアップクラッチ32の入力側回転速度)
を表す信号、入力軸回転速度Nin(タービン翼車回転速
度NT 、すなわちロックアップクラッチ32の出力側回
転速度)を表す信号、出力軸回転速度Nout を表す信
号、シフトレバー96の操作位置Ps を表す信号がそれ
ぞれ供給されるようになっている。
U82、ROM84、RAM86、図示しないインター
フェースなどから成る所謂マイクロコンピュータであっ
て、それには、エンジン10の吸気配管に設けられて図
示しないアクセルペダルの操作により開閉されるスロッ
トル弁87の開度を検出するスロットルセンサ88、エ
ンジン10の回転速度を検出するエンジン回転速度セン
サ90、自動変速機14の入力軸20の回転速度を検出
する入力軸回転センサ92、自動変速機14のカウンタ
軸40の回転速度を検出するカウンタ軸回転センサ9
4、シフトレバー96の操作位置、すなわちL、S、
D、N、R、Pレンジのいずれかを検出するための操作
位置センサ98から、スロットル弁開度θthを表す信
号、エンジン回転速度Ne (ポンプ翼車回転速度NP 、
すなわちロックアップクラッチ32の入力側回転速度)
を表す信号、入力軸回転速度Nin(タービン翼車回転速
度NT 、すなわちロックアップクラッチ32の出力側回
転速度)を表す信号、出力軸回転速度Nout を表す信
号、シフトレバー96の操作位置Ps を表す信号がそれ
ぞれ供給されるようになっている。
【0023】上記電子制御装置42のCPU82は、R
AM86の一時記憶機能を利用しつつ予めROM84に
記憶されたプログラムに従って入力信号を処理し、自動
変速機14の変速制御を実行するために第1電磁弁46
および第2電磁弁48を制御し、ロックアップクラッチ
32の係合制御を実行するために第3電磁弁50を制御
し、リバースインヒビット制御のために後進阻止用電磁
弁54を制御する。
AM86の一時記憶機能を利用しつつ予めROM84に
記憶されたプログラムに従って入力信号を処理し、自動
変速機14の変速制御を実行するために第1電磁弁46
および第2電磁弁48を制御し、ロックアップクラッチ
32の係合制御を実行するために第3電磁弁50を制御
し、リバースインヒビット制御のために後進阻止用電磁
弁54を制御する。
【0024】上記変速制御では、予めROM84に記憶
された複数種類の変速線図から実際の変速ギヤ段に対応
した変速線図が選択され、その変速線図から車両の走行
状態、たとえばスロットル弁開度θthと出力軸回転速度
Nout から算出された車速とに基づいて変速ギヤ段が決
定され、その変速ギヤ段が得られるように第1電磁弁4
6、第2電磁弁48が駆動されることにより、自動変速
機14のクラッチC0,C1 ,C2 、およびブレーキB0
,B1 ,B2 ,B3 の作動が制御されて前進4段のう
ちのいずれかのギヤ段が成立させられる。また、上記ロ
ックアップクラッチ32の係合制御では、予めROM8
4に記憶された図6に示す関係から、車両の走行状態た
とえば出力軸回転速度(車速)Nout およびスロットル
弁開度θthに基づいてロックアップクラッチ32の解放
領域、スリップ制御領域、係合領域のいずれであるかが
判断され、この判断に従ってロックアップクラッチ32
の係合状態が制御される。
された複数種類の変速線図から実際の変速ギヤ段に対応
した変速線図が選択され、その変速線図から車両の走行
状態、たとえばスロットル弁開度θthと出力軸回転速度
Nout から算出された車速とに基づいて変速ギヤ段が決
定され、その変速ギヤ段が得られるように第1電磁弁4
6、第2電磁弁48が駆動されることにより、自動変速
機14のクラッチC0,C1 ,C2 、およびブレーキB0
,B1 ,B2 ,B3 の作動が制御されて前進4段のう
ちのいずれかのギヤ段が成立させられる。また、上記ロ
ックアップクラッチ32の係合制御では、予めROM8
4に記憶された図6に示す関係から、車両の走行状態た
とえば出力軸回転速度(車速)Nout およびスロットル
弁開度θthに基づいてロックアップクラッチ32の解放
領域、スリップ制御領域、係合領域のいずれであるかが
判断され、この判断に従ってロックアップクラッチ32
の係合状態が制御される。
【0025】そして、上記リバースインヒビット制御で
は、出力軸回転速度Nout またはそれから算出された車
速Vが予め定められた判断基準値を超えている前進走行
時においてシフトレバー96が後進レンジへ操作された
ことが検出された場合には、後進阻止用電磁弁54がオ
ン状態に切り換えられることにより後進阻止用電磁弁5
4から後進ギヤ段の成立を阻止するための信号圧PIHが
発生させられて、リバースコントロール弁70のスプー
ル弁子は、その中心線の左側に示す閉位置に位置させら
れるので、そのリバースコントロール弁70に供給され
た後進レンジ圧PR がさらに2−3シフト弁68を通し
てブレーキB3へ供給されることが阻止されるととも
に、後進ギヤ段の成立が阻止される。
は、出力軸回転速度Nout またはそれから算出された車
速Vが予め定められた判断基準値を超えている前進走行
時においてシフトレバー96が後進レンジへ操作された
ことが検出された場合には、後進阻止用電磁弁54がオ
ン状態に切り換えられることにより後進阻止用電磁弁5
4から後進ギヤ段の成立を阻止するための信号圧PIHが
発生させられて、リバースコントロール弁70のスプー
ル弁子は、その中心線の左側に示す閉位置に位置させら
れるので、そのリバースコントロール弁70に供給され
た後進レンジ圧PR がさらに2−3シフト弁68を通し
てブレーキB3へ供給されることが阻止されるととも
に、後進ギヤ段の成立が阻止される。
【0026】図4は、前記電子制御装置42のリバース
インヒビット制御の要部に関する機能ブロック線図であ
る。図において、元圧低下検出手段100により油圧ポ
ンプ56から出力される元圧が低下する状態が検出され
た場合には、元圧上昇手段102によりエンジン10の
回転速度Ne が上昇させられてその元圧が高められる。
したがって、比較的低速の前進走行中においてシフトレ
バー96がRレンジへ操作された際に油圧ポンプ56か
ら出力される元圧すなわちライン圧P1が低下する状態
では、上記元圧上昇手段102により元圧が上昇させら
れることから、後進用油圧式摩擦係合装置の係合開始よ
りも前にリバースコントロール弁70が閉位置に切り換
えられるので、元圧の低下によって後進用油圧式摩擦係
合装置が一時的に係合することによるショックの発生が
確実に防止される。
インヒビット制御の要部に関する機能ブロック線図であ
る。図において、元圧低下検出手段100により油圧ポ
ンプ56から出力される元圧が低下する状態が検出され
た場合には、元圧上昇手段102によりエンジン10の
回転速度Ne が上昇させられてその元圧が高められる。
したがって、比較的低速の前進走行中においてシフトレ
バー96がRレンジへ操作された際に油圧ポンプ56か
ら出力される元圧すなわちライン圧P1が低下する状態
では、上記元圧上昇手段102により元圧が上昇させら
れることから、後進用油圧式摩擦係合装置の係合開始よ
りも前にリバースコントロール弁70が閉位置に切り換
えられるので、元圧の低下によって後進用油圧式摩擦係
合装置が一時的に係合することによるショックの発生が
確実に防止される。
【0027】次に、上記電子制御装置42のリバースイ
ンヒビット制御作動を図5のフローチャートに従って説
明する。図5のルーチンのステップSH1ではシフトレ
バー96がRレンジへ操作されたか否かが判断される。
このステップSH1の判断が否定された場合には本ルー
チンが終了させられて図示しないメインルーチンが実行
される。しかし、上記ステップSH1の判断が肯定され
た場合には、ステップSH2において車速Vが予め定め
られた判断基準値V0 よりも大きいか否かが判断され
る。この判断基準値V0 は、後進ギヤ段の成立阻止を必
要としない程の低車速範囲の上限値に対応するものであ
って、たとえば10km/h程度の値が採用される。
ンヒビット制御作動を図5のフローチャートに従って説
明する。図5のルーチンのステップSH1ではシフトレ
バー96がRレンジへ操作されたか否かが判断される。
このステップSH1の判断が否定された場合には本ルー
チンが終了させられて図示しないメインルーチンが実行
される。しかし、上記ステップSH1の判断が肯定され
た場合には、ステップSH2において車速Vが予め定め
られた判断基準値V0 よりも大きいか否かが判断され
る。この判断基準値V0 は、後進ギヤ段の成立阻止を必
要としない程の低車速範囲の上限値に対応するものであ
って、たとえば10km/h程度の値が採用される。
【0028】上記ステップSH2の判断が否定された場
合にはリバースインヒビット制御が不要であるので本ル
ーチンが終了させられる。しかし、上記ステップSH2
の判断が肯定された場合には、ステップSH3において
後進阻止用電磁弁54がオン状態とされて信号圧PIHが
油室74へ供給されてリバースコントロール弁70のス
プール弁子71がその開位置からスプリング72の付勢
力に抗して閉位置に切り換えられようとする。
合にはリバースインヒビット制御が不要であるので本ル
ーチンが終了させられる。しかし、上記ステップSH2
の判断が肯定された場合には、ステップSH3において
後進阻止用電磁弁54がオン状態とされて信号圧PIHが
油室74へ供給されてリバースコントロール弁70のス
プール弁子71がその開位置からスプリング72の付勢
力に抗して閉位置に切り換えられようとする。
【0029】続くステップSH4では、シフトレバー9
6がNレンジに操作されていた時間TN が予め定められ
た判断基準値T0 よりも小さいか否かが判断される。シ
フトレバー96がNレンジに保持された状態ではリバー
スコントロール弁70の油室73内において保持圧であ
るDレンジ圧PD から大気圧に低下させられるので、リ
バースコントロール弁70のスプール弁子71が速やか
に閉位置に切り換えられ得る状態となることから、上記
判断基準値T0 は、油室73内の圧力がNレンジへの操
作によってスプール弁子71が速やかに閉位置に切り換
えられ得るような充分に低い値に低下するために必要な
時間に対応した値に設定される。
6がNレンジに操作されていた時間TN が予め定められ
た判断基準値T0 よりも小さいか否かが判断される。シ
フトレバー96がNレンジに保持された状態ではリバー
スコントロール弁70の油室73内において保持圧であ
るDレンジ圧PD から大気圧に低下させられるので、リ
バースコントロール弁70のスプール弁子71が速やか
に閉位置に切り換えられ得る状態となることから、上記
判断基準値T0 は、油室73内の圧力がNレンジへの操
作によってスプール弁子71が速やかに閉位置に切り換
えられ得るような充分に低い値に低下するために必要な
時間に対応した値に設定される。
【0030】上記ステップSH4の判断が否定される場
合には、リバースコントロール弁70のスプール弁子7
1が速やかに閉位置に切り換えられ得る状態であって油
圧ポンプ56の出力圧であるライン圧P1の一時的上昇
が不要であるので、本ルーチンが終了させられる。しか
し、上記ステップSH4の判断が肯定される場合には、
続くステップSH5においてエンジン回転速度Ne が予
め定められた判断基準値Ne0より小さいか否かが判断さ
れる。この判断基準値Ne0は、シフトレバー96が前進
レンジからRレンジへ操作された際に、エンジン10に
より回転駆動される油圧ポンプ56の出力圧であるライ
ン圧P1が、油圧ポンプ56の吐出能力の不足によって
調圧弁58の存在にも拘わらず低下するエンジン回転速
度Ne に対応する値であって、たとえば1100r.p.m.
程度の値が採用される。本実施例では、上記ステップS
H5がライン圧P1である元圧の低下している状態を検
出する元圧低下検出手段100に対応している。
合には、リバースコントロール弁70のスプール弁子7
1が速やかに閉位置に切り換えられ得る状態であって油
圧ポンプ56の出力圧であるライン圧P1の一時的上昇
が不要であるので、本ルーチンが終了させられる。しか
し、上記ステップSH4の判断が肯定される場合には、
続くステップSH5においてエンジン回転速度Ne が予
め定められた判断基準値Ne0より小さいか否かが判断さ
れる。この判断基準値Ne0は、シフトレバー96が前進
レンジからRレンジへ操作された際に、エンジン10に
より回転駆動される油圧ポンプ56の出力圧であるライ
ン圧P1が、油圧ポンプ56の吐出能力の不足によって
調圧弁58の存在にも拘わらず低下するエンジン回転速
度Ne に対応する値であって、たとえば1100r.p.m.
程度の値が採用される。本実施例では、上記ステップS
H5がライン圧P1である元圧の低下している状態を検
出する元圧低下検出手段100に対応している。
【0031】上記ステップSH5の判断が否定された場
合には、元圧を一時的に上昇させる制御が不要であるの
で本ルーチンが終了させられる。しかし、上記ステップ
SH5の判断が肯定された場合には、前記元圧上昇手段
102に対応するステップSH6において、油圧ポンプ
56の吐出能力を高めてライン圧P1の低下を防止する
ためのエンジン回転速度上昇制御が実行されて本ルーチ
ンが終了させられる。このステップSH6では、たとえ
ば、エンジン用電子制御装置110によって実行される
アイドル回転速度制御(ISC制御)では、目標アイド
ル回転速度Ne T に実際のエンジン回転速度Ne が一致
させられるようにスロットル弁87と平行に設けられた
図示しないバイパス通路のISC弁が操作されるのであ
るが、上記ステップSH6では、その目標回転速度Ne
T をそれまでの値よりも所定値高い値Ne T +αに一時
的に変更させる信号が前記電子制御装置42から上記エ
ンジン用電子制御装置110へ出力され、図6に示すよ
うにエンジン回転速度Neが一時的に上昇制御されると
同時に油圧ポンプ56の吐出能力も一時的に高められて
ライン圧P1の低下が防止される。本実施例のエンジン
用電子制御装置110では、図6から明らかなように、
目標回転速度Ne T の一時的変更に伴う制御偏差の解消
のために、ISC弁の駆動デューティ値(%)がフィー
ドフォワート値αであるフィードフォワート制御期間
と、それに続いて駆動デューティ値がフィードバック値
βである安定制御期間とが用いられている。これによ
り、エンジン10の回転速度の立ち上がり期間が短縮さ
れて好適な制御特性が得られる。
合には、元圧を一時的に上昇させる制御が不要であるの
で本ルーチンが終了させられる。しかし、上記ステップ
SH5の判断が肯定された場合には、前記元圧上昇手段
102に対応するステップSH6において、油圧ポンプ
56の吐出能力を高めてライン圧P1の低下を防止する
ためのエンジン回転速度上昇制御が実行されて本ルーチ
ンが終了させられる。このステップSH6では、たとえ
ば、エンジン用電子制御装置110によって実行される
アイドル回転速度制御(ISC制御)では、目標アイド
ル回転速度Ne T に実際のエンジン回転速度Ne が一致
させられるようにスロットル弁87と平行に設けられた
図示しないバイパス通路のISC弁が操作されるのであ
るが、上記ステップSH6では、その目標回転速度Ne
T をそれまでの値よりも所定値高い値Ne T +αに一時
的に変更させる信号が前記電子制御装置42から上記エ
ンジン用電子制御装置110へ出力され、図6に示すよ
うにエンジン回転速度Neが一時的に上昇制御されると
同時に油圧ポンプ56の吐出能力も一時的に高められて
ライン圧P1の低下が防止される。本実施例のエンジン
用電子制御装置110では、図6から明らかなように、
目標回転速度Ne T の一時的変更に伴う制御偏差の解消
のために、ISC弁の駆動デューティ値(%)がフィー
ドフォワート値αであるフィードフォワート制御期間
と、それに続いて駆動デューティ値がフィードバック値
βである安定制御期間とが用いられている。これによ
り、エンジン10の回転速度の立ち上がり期間が短縮さ
れて好適な制御特性が得られる。
【0032】上述のように、本実施例によれば、元圧低
下検出手段100により油圧ポンプ56から出力される
元圧が低下する状態が検出された場合には、元圧上昇手
段102によりエンジン10の回転速度Ne が上昇させ
られてその元圧が高められることから、比較的低速の前
進走行中においてシフトレバー96がRレンジへ操作さ
れることにより油圧ポンプ56の吐出能力が不足し易い
状態であっても、図6に示すように、上記元圧上昇手段
102によりエンジン回転速度Ne が上昇させられて油
圧ポンプ56の吐出能力が増加させられるので、後進用
油圧式摩擦係合装置の係合開始よりも前にリバースコン
トロール弁70が閉位置に切り換えられる。したがっ
て、元圧の低下によって後進用油圧式摩擦係合装置が一
時的に係合することによるショックの発生が確実に防止
される。
下検出手段100により油圧ポンプ56から出力される
元圧が低下する状態が検出された場合には、元圧上昇手
段102によりエンジン10の回転速度Ne が上昇させ
られてその元圧が高められることから、比較的低速の前
進走行中においてシフトレバー96がRレンジへ操作さ
れることにより油圧ポンプ56の吐出能力が不足し易い
状態であっても、図6に示すように、上記元圧上昇手段
102によりエンジン回転速度Ne が上昇させられて油
圧ポンプ56の吐出能力が増加させられるので、後進用
油圧式摩擦係合装置の係合開始よりも前にリバースコン
トロール弁70が閉位置に切り換えられる。したがっ
て、元圧の低下によって後進用油圧式摩擦係合装置が一
時的に係合することによるショックの発生が確実に防止
される。
【0033】因に、本実施例のようなステップSH4乃
至SH6を備えない従来の装置では、油圧ポンプ56の
吐出能力が低い20乃至30km/h程度の低車速にて前進
走行中にシフトレバー96が前進走行(D、S、L)レ
ンジからRレンジへ操作されると、後進レンジ圧PR は
2−3シフト弁68を通してクラッチC2へ供給される
と同時に、リバースコントロール弁70が閉位置に切り
換えられるまでの期間は後進レンジ圧PR がそのリバー
スコントロール弁70を通してブレーキB3へ供給され
ることから作動油が比較的大量に消費されるので、油圧
ポンプ56の吐出能力が不足してライン圧P1およびそ
れから発生させられる信号圧PIHが図6の1点鎖線に示
すように低下する。一般に、油圧ポンプ56の吐出能力
が充分であれば、絞りSS1が設けられているので、た
とえば図7に示すクラッチC2においてそのピストン1
20を摩擦板122間の係合を発生させる破線に示す位
置まで移動させるために必要な最低圧PPMに到達する前
に、リバースコントロール弁70の室74に供給される
信号圧PIHがスプール弁子71を閉位置まで移動させる
ために必要な最低圧PCMに到達するのであるが、上記の
ように信号圧PIHが低下すると、リバースコントロール
弁70のスプール弁子71が信号圧PIHの作用によって
閉位置へ移動する作動が遅れるので、後進ギヤ段の一時
的な成立によるショックが発生する不都合があったので
ある。
至SH6を備えない従来の装置では、油圧ポンプ56の
吐出能力が低い20乃至30km/h程度の低車速にて前進
走行中にシフトレバー96が前進走行(D、S、L)レ
ンジからRレンジへ操作されると、後進レンジ圧PR は
2−3シフト弁68を通してクラッチC2へ供給される
と同時に、リバースコントロール弁70が閉位置に切り
換えられるまでの期間は後進レンジ圧PR がそのリバー
スコントロール弁70を通してブレーキB3へ供給され
ることから作動油が比較的大量に消費されるので、油圧
ポンプ56の吐出能力が不足してライン圧P1およびそ
れから発生させられる信号圧PIHが図6の1点鎖線に示
すように低下する。一般に、油圧ポンプ56の吐出能力
が充分であれば、絞りSS1が設けられているので、た
とえば図7に示すクラッチC2においてそのピストン1
20を摩擦板122間の係合を発生させる破線に示す位
置まで移動させるために必要な最低圧PPMに到達する前
に、リバースコントロール弁70の室74に供給される
信号圧PIHがスプール弁子71を閉位置まで移動させる
ために必要な最低圧PCMに到達するのであるが、上記の
ように信号圧PIHが低下すると、リバースコントロール
弁70のスプール弁子71が信号圧PIHの作用によって
閉位置へ移動する作動が遅れるので、後進ギヤ段の一時
的な成立によるショックが発生する不都合があったので
ある。
【0034】次に、本発明の他の実施例を説明する。な
お、以下の説明において前述の実施例と共通する部分に
は同一の符号を付して説明を省略する。
お、以下の説明において前述の実施例と共通する部分に
は同一の符号を付して説明を省略する。
【0035】図8に示すシフトレバー96は、前進走行
レンジ或いはNレンジからRレンジ或いはPレンジへ操
作する際に押圧されるノブボタン130によって切り換
えられるスイッチ132を備えており、このスイッチ1
32からはノブボタン130が操作されたことを表す信
号SNOが出力されるようになっている。本実施例におけ
る電子制御装置42は、図9に示すフローチャートに従
って作動することにより、後進阻止用電磁弁54のオン
作動に先立って油圧ポンプ56の吐出能力を一時的に高
めるために上記ノブボタン130の操作に応答してエン
ジン10の回転速度の上昇を開始させる。
レンジ或いはNレンジからRレンジ或いはPレンジへ操
作する際に押圧されるノブボタン130によって切り換
えられるスイッチ132を備えており、このスイッチ1
32からはノブボタン130が操作されたことを表す信
号SNOが出力されるようになっている。本実施例におけ
る電子制御装置42は、図9に示すフローチャートに従
って作動することにより、後進阻止用電磁弁54のオン
作動に先立って油圧ポンプ56の吐出能力を一時的に高
めるために上記ノブボタン130の操作に応答してエン
ジン10の回転速度の上昇を開始させる。
【0036】図9において、ステップSJ1ではシフト
レバー96がNレンジへ操作されているか否かが判断さ
れる。このステップSJ1の判断が否定された場合には
ステップSJ2においてシフトレバー96がRレンジへ
操作されているか否かが判断され、このステップSJ2
の判断が否定された場合には、発進時或いは前進走行中
であるから、ステップSJ3においてエンジン回転上昇
制御が停止された後、ステップSJ4のリバースコント
ロール制御ルーチンが実行されて本ルーチンが終了させ
られる。このステップSJ4のリバースコントロール制
御ルーチンは、所定車速以上で前進走行中にシフトレバ
ー96が前進走行レンジからRレンジへ操作されたとき
に後進阻止用電磁弁54をオン作動させるものであり、
たとえば前述の図5のフローチャートにおいてステップ
SH4乃至SH6を除いたステップにより構成される。
また、車両の後進走行中である場合は、上記ステップS
J2の判断が肯定されるので、上記ステップSJ4が実
行された後に本ルーチンが終了させられる。
レバー96がNレンジへ操作されているか否かが判断さ
れる。このステップSJ1の判断が否定された場合には
ステップSJ2においてシフトレバー96がRレンジへ
操作されているか否かが判断され、このステップSJ2
の判断が否定された場合には、発進時或いは前進走行中
であるから、ステップSJ3においてエンジン回転上昇
制御が停止された後、ステップSJ4のリバースコント
ロール制御ルーチンが実行されて本ルーチンが終了させ
られる。このステップSJ4のリバースコントロール制
御ルーチンは、所定車速以上で前進走行中にシフトレバ
ー96が前進走行レンジからRレンジへ操作されたとき
に後進阻止用電磁弁54をオン作動させるものであり、
たとえば前述の図5のフローチャートにおいてステップ
SH4乃至SH6を除いたステップにより構成される。
また、車両の後進走行中である場合は、上記ステップS
J2の判断が肯定されるので、上記ステップSJ4が実
行された後に本ルーチンが終了させられる。
【0037】前記ステップSJ1の判断が肯定された場
合は、ステップSJ5においてノブボタン130が押圧
操作されたか否かが判断され、このステップSJ5の判
断が肯定された場合は続くステップSJ6において車速
Vが予め定められた判断基準値V0 よりも大きいか否か
が判断され、このステップSJ6の判断が肯定された場
合は続くステップSJ7においてNレンジ保持時間TN
が予め定められた判断基準値T0 よりも小さいか否かが
判断され、このステップSJ7の判断が肯定された場合
は続くステップSJ8においてエンジン回転速度Ne が
予め定められた判断基準値Ne0よりも低いか否かが判断
される。そして、上記ステップSJ5乃至SJ8の判断
のうちのいずれかが否定された場合にはステップSJ9
においてエンジン回転上昇制御が停止された後前記ステ
ップSJ4が実行されるが、上記ステップSJ5乃至S
J8の判断がすべて肯定された場合には、ステップSJ
10においてエンジン回転上昇制御が開始された後前記
ステップSJ4が実行される。
合は、ステップSJ5においてノブボタン130が押圧
操作されたか否かが判断され、このステップSJ5の判
断が肯定された場合は続くステップSJ6において車速
Vが予め定められた判断基準値V0 よりも大きいか否か
が判断され、このステップSJ6の判断が肯定された場
合は続くステップSJ7においてNレンジ保持時間TN
が予め定められた判断基準値T0 よりも小さいか否かが
判断され、このステップSJ7の判断が肯定された場合
は続くステップSJ8においてエンジン回転速度Ne が
予め定められた判断基準値Ne0よりも低いか否かが判断
される。そして、上記ステップSJ5乃至SJ8の判断
のうちのいずれかが否定された場合にはステップSJ9
においてエンジン回転上昇制御が停止された後前記ステ
ップSJ4が実行されるが、上記ステップSJ5乃至S
J8の判断がすべて肯定された場合には、ステップSJ
10においてエンジン回転上昇制御が開始された後前記
ステップSJ4が実行される。
【0038】このため、車両の停止中にシフトレバー9
6がNレンジへ操作されている状態では、上記ステップ
SJ1の判断が肯定されるけれども、ステップSJ5或
いはSJ6の判断が否定されるので、ステップSJ9を
経てステップSJ4が実行される。しかし、比較的低速
の車両の前進走行中においてシフトレバー96がRレン
ジへ操作された場合には、ノブボタン130が押圧操作
され且つNレンジを通過させられることから、上記ステ
ップSJ1、SJ5、SJ6、SJ7、SJ8の判断が
肯定されるので、ステップSJ10においてエンジン回
転上昇制御が開始された後、ステップSJ4のリバース
コントロールルーチンが実行される。このエンジン回転
上昇制御は、前述の図5のステップSH6と同様に実行
される。本実施例では、上記ステップSJ1、SJ5、
SJ6、SJ7、SJ8が前記元圧低下検出手段100
に対応し、上記ステップSJ10が前記元圧上昇手段に
対応している。
6がNレンジへ操作されている状態では、上記ステップ
SJ1の判断が肯定されるけれども、ステップSJ5或
いはSJ6の判断が否定されるので、ステップSJ9を
経てステップSJ4が実行される。しかし、比較的低速
の車両の前進走行中においてシフトレバー96がRレン
ジへ操作された場合には、ノブボタン130が押圧操作
され且つNレンジを通過させられることから、上記ステ
ップSJ1、SJ5、SJ6、SJ7、SJ8の判断が
肯定されるので、ステップSJ10においてエンジン回
転上昇制御が開始された後、ステップSJ4のリバース
コントロールルーチンが実行される。このエンジン回転
上昇制御は、前述の図5のステップSH6と同様に実行
される。本実施例では、上記ステップSJ1、SJ5、
SJ6、SJ7、SJ8が前記元圧低下検出手段100
に対応し、上記ステップSJ10が前記元圧上昇手段に
対応している。
【0039】本実施例によれば、前述の実施例と同様
に、元圧低下検出手段100に対応するステップSJ
1、SJ5、SJ6、SJ7、SJ8により油圧ポンプ
56から出力される元圧が低下する状態が検出された場
合には、元圧上昇手段102に対応するステップSJ1
0によりエンジン10の回転速度Ne が上昇させられて
その元圧が高められることから、比較的低速の前進走行
中においてシフトレバー96がRレンジへ操作されるこ
とにより油圧ポンプ56の吐出能力が不足し易い状態で
あっても、エンジン回転速度Ne が上昇させられて油圧
ポンプ56の吐出能力が増加させられるので、後進用油
圧式摩擦係合装置の係合開始よりも前にリバースコント
ロール弁70が閉位置に切り換えられて、後進用油圧式
摩擦係合装置が一時的に係合することによるショックの
発生が確実に防止される。
に、元圧低下検出手段100に対応するステップSJ
1、SJ5、SJ6、SJ7、SJ8により油圧ポンプ
56から出力される元圧が低下する状態が検出された場
合には、元圧上昇手段102に対応するステップSJ1
0によりエンジン10の回転速度Ne が上昇させられて
その元圧が高められることから、比較的低速の前進走行
中においてシフトレバー96がRレンジへ操作されるこ
とにより油圧ポンプ56の吐出能力が不足し易い状態で
あっても、エンジン回転速度Ne が上昇させられて油圧
ポンプ56の吐出能力が増加させられるので、後進用油
圧式摩擦係合装置の係合開始よりも前にリバースコント
ロール弁70が閉位置に切り換えられて、後進用油圧式
摩擦係合装置が一時的に係合することによるショックの
発生が確実に防止される。
【0040】また、本実施例によれば、エンジン回転速
度上昇制御がRレンジへのシフト前に開始されるので、
図5に示す実施例に比較して、エンジン回転速度上昇の
応答遅れが少なくなり、この点においてもショックが確
実に防止される利点がある。
度上昇制御がRレンジへのシフト前に開始されるので、
図5に示す実施例に比較して、エンジン回転速度上昇の
応答遅れが少なくなり、この点においてもショックが確
実に防止される利点がある。
【0041】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。
説明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。
【0042】たとえば、前述の実施例のステップSH6
或いはステップSJ10によるエンジン回転速度上昇制
御では、エンジン用電子制御装置110のISC制御の
目標回転速度が所定値高い値に切り換えることにより実
行されていたが、それに替えて、スロットル弁87の開
度θthを一時的に所定値だけ大きくしたり、燃料噴射量
を一時的に増量したり、或いは点火時期を一時的に変更
したりすることによりエンジン回転速度Ne を上昇させ
る手段が採用されてもよい。
或いはステップSJ10によるエンジン回転速度上昇制
御では、エンジン用電子制御装置110のISC制御の
目標回転速度が所定値高い値に切り換えることにより実
行されていたが、それに替えて、スロットル弁87の開
度θthを一時的に所定値だけ大きくしたり、燃料噴射量
を一時的に増量したり、或いは点火時期を一時的に変更
したりすることによりエンジン回転速度Ne を上昇させ
る手段が採用されてもよい。
【0043】また、前述の実施例のエンジン回転速度上
昇制御では、電子制御装置42からの指令に従ってエン
ジン用電子制御装置110がエンジン回転速度Ne を一
時的に上昇させていたが、電子制御装置42がISC
弁、スロットル弁87、或いは燃料噴射弁を直接作動制
御するようにしてもよい。
昇制御では、電子制御装置42からの指令に従ってエン
ジン用電子制御装置110がエンジン回転速度Ne を一
時的に上昇させていたが、電子制御装置42がISC
弁、スロットル弁87、或いは燃料噴射弁を直接作動制
御するようにしてもよい。
【0044】また、前述の実施例において、油圧ポンプ
56から出力される元圧すなわちライン圧P1の低下
が、それを発生させる条件が整ったか否かが判定された
ことを以て検出されていたが、圧力センサを用いてライ
ン圧P1の実際の低下を検出するようにしてもよいので
ある。
56から出力される元圧すなわちライン圧P1の低下
が、それを発生させる条件が整ったか否かが判定された
ことを以て検出されていたが、圧力センサを用いてライ
ン圧P1の実際の低下を検出するようにしてもよいので
ある。
【0045】また、前述の実施例の自動変速機14は、
3組のシングルピニオン式遊星歯車装置34、36、3
8とそれらの要素を係合させる油圧式摩擦係合装置C
0、C1、C2、B0、B1、B2、B3とによって前
進4段後進1段のギヤ段が成立させられる機構であった
が、それら遊星歯車装置や油圧式摩擦係合装置の構成は
種々変更され得るものであり、また、無段変速機などの
副変速機として用いられるものであってもよいのであ
る。
3組のシングルピニオン式遊星歯車装置34、36、3
8とそれらの要素を係合させる油圧式摩擦係合装置C
0、C1、C2、B0、B1、B2、B3とによって前
進4段後進1段のギヤ段が成立させられる機構であった
が、それら遊星歯車装置や油圧式摩擦係合装置の構成は
種々変更され得るものであり、また、無段変速機などの
副変速機として用いられるものであってもよいのであ
る。
【0046】また、前述の実施例の後進阻止用電磁弁5
4は、ロックアップクラッチ32の係合制御を実行する
第3電磁弁50と共有することもできる。すなわち、リ
バースインヒビットが実行される車速においてDレンジ
からRレンジへ操作されたとき、第3電磁弁50がON
状態とされても、図示しないロックアップリレー弁のス
プール弁子の移動を阻止するようにRレンジ圧を作用さ
せることにより、ロックアップクラッチ32を係合させ
ることなく後退阻止を達成できる。また、通常のDレン
ジ走行では、リバースコントロール弁70にDレンジ圧
を作用させることにより、ロックアップ時に後進阻止状
態とならないようにする。これにより、後進阻止用電磁
弁54と第3電磁弁50とを1つの電磁弁で共用でき
る。
4は、ロックアップクラッチ32の係合制御を実行する
第3電磁弁50と共有することもできる。すなわち、リ
バースインヒビットが実行される車速においてDレンジ
からRレンジへ操作されたとき、第3電磁弁50がON
状態とされても、図示しないロックアップリレー弁のス
プール弁子の移動を阻止するようにRレンジ圧を作用さ
せることにより、ロックアップクラッチ32を係合させ
ることなく後退阻止を達成できる。また、通常のDレン
ジ走行では、リバースコントロール弁70にDレンジ圧
を作用させることにより、ロックアップ時に後進阻止状
態とならないようにする。これにより、後進阻止用電磁
弁54と第3電磁弁50とを1つの電磁弁で共用でき
る。
【0047】なお、上述したのはあくまでも本発明の一
実施例であり、本発明はその主旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更が加えられ得るものである。
実施例であり、本発明はその主旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の車両用自動変速機の油圧制
御装置が適用された車両用動力伝達装置を示す図であ
る。
御装置が適用された車両用動力伝達装置を示す図であ
る。
【図2】図1の自動変速機において成立させられるギヤ
段と油圧式摩擦係合装置の作動状態との関係を示す図で
ある。
段と油圧式摩擦係合装置の作動状態との関係を示す図で
ある。
【図3】図1の油圧制御回路の要部の構成を説明する図
である。
である。
【図4】図1の電子制御装置の作動の要部を説明する機
能ブロック線図である。
能ブロック線図である。
【図5】図1の電子制御装置の制御作動を説明するフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図6】図1の電子制御装置の作動を説明するタイムチ
ャートである。
ャートである。
【図7】図1のクラッチC2におけるピストンの作動状
態を説明する図である。
態を説明する図である。
【図8】本発明の他の実施例におけるシフトレバーの構
成を説明する図である。
成を説明する図である。
【図9】図8の実施例における電子制御装置の作動を説
明するフローチャートである。
明するフローチャートである。
10:エンジン 14:自動変速機 56:油圧ポンプ 60:マニアル弁(切換弁) 70:リバースコントロール弁 96:シフトレバー 100:元圧低下検出手段 102:元圧上昇手段 ブレーキB2、クラッチC1:前進用油圧式摩擦係合装
置 ブレーキB3、クラッチC2:後進用油圧式摩擦係合装
置
置 ブレーキB3、クラッチC2:後進用油圧式摩擦係合装
置
Claims (1)
- 【請求項1】 前進用或いは後進用油圧式摩擦係合装置
の作動に従って前進ギヤ段或いは後進ギヤ段を成立させ
る車両用自動変速機において、エンジンによって回転駆
動されることにより該油圧式摩擦係合装置を作動させる
ための元圧を出力する油圧ポンプと、シフトレバーが後
進レンジへ操作されたことに基づいて、該後進用油圧式
摩擦係合装置へ供給されるRレンジ圧を前記元圧から発
生させる切換弁と、該後進用油圧式摩擦係合装置と該切
換弁との間の油路を開いて後進ギヤ段の成立を許容する
開位置と該油路を閉じて後進ギヤ段の成立を阻止する閉
位置とに位置させられる弁子を有し、信号圧が作用され
ることにより該弁子が該開位置から閉位置へ切り換えら
れるリバースコントロール弁と、車両の前進走行中に拘
わらず前記シフトレバーがRレンジに操作されたときに
は、前記信号圧を前記弁子に作用させる信号圧発生手段
とを備えた油圧制御装置であって、 前記元圧が所定値よりも低下する状態を検出する元圧低
下検出手段と、 該元圧低下検出手段により前記元圧が低下する状態が検
出された場合には、前記エンジン回転速度を上昇させる
ことにより該元圧を高める元圧上昇手段とを、含むこと
を特徴とする車両用自動変速機の油圧制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4359724A JPH06201037A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 車両用自動変速機の油圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4359724A JPH06201037A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 車両用自動変速機の油圧制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06201037A true JPH06201037A (ja) | 1994-07-19 |
Family
ID=18465982
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4359724A Pending JPH06201037A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 車両用自動変速機の油圧制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06201037A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100380098B1 (ko) * | 2001-04-30 | 2003-04-11 | 현대자동차주식회사 | 자동 변속 차량의 변속 레버 전환시 엔진 회전수 안정화제어방법 |
| JP2007239980A (ja) * | 2006-03-13 | 2007-09-20 | Toyota Motor Corp | 無段変速機の制御装置 |
| JP2011214644A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-27 | Aisin Aw Co Ltd | 自動変速機の油圧制御装置及び自動変速機の制御装置 |
-
1992
- 1992-12-28 JP JP4359724A patent/JPH06201037A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100380098B1 (ko) * | 2001-04-30 | 2003-04-11 | 현대자동차주식회사 | 자동 변속 차량의 변속 레버 전환시 엔진 회전수 안정화제어방법 |
| JP2007239980A (ja) * | 2006-03-13 | 2007-09-20 | Toyota Motor Corp | 無段変速機の制御装置 |
| JP2011214644A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-27 | Aisin Aw Co Ltd | 自動変速機の油圧制御装置及び自動変速機の制御装置 |
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