JPH06201863A - ストラップダウン方式の姿勢検出装置 - Google Patents
ストラップダウン方式の姿勢検出装置Info
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- JPH06201863A JPH06201863A JP77993A JP77993A JPH06201863A JP H06201863 A JPH06201863 A JP H06201863A JP 77993 A JP77993 A JP 77993A JP 77993 A JP77993 A JP 77993A JP H06201863 A JPH06201863 A JP H06201863A
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- 230000001133 acceleration Effects 0.000 claims abstract description 87
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 claims abstract description 29
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 claims description 23
- 230000005484 gravity Effects 0.000 claims description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 11
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 10
- 230000014509 gene expression Effects 0.000 description 4
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 2
- OVSKIKFHRZPJSS-UHFFFAOYSA-N 2,4-D Chemical compound OC(=O)COC1=CC=C(Cl)C=C1Cl OVSKIKFHRZPJSS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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- Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 航行体の旋回運動時に於いて、加速度誤差を
生じないようにし、かつ横すべり角の成分を外部に出力
できるようにする。 【構成】 右手直交3軸座標系O−XYZと一致する取
付軸10において、そのX軸には、X軸方向の加速度及
び速度をそれぞれ検出するX加速度計11A及びX速度
計11VとX軸まわりの角速度を検出するXジャイロ1
1Gとが取付けられ、Y軸には、Y軸方向の加速度を検
出するY加速度計12AとY軸まわりの角速度を検出す
るYジャイロ12Gとが取り付けられ、Z軸には、Z加
速度計13AとZジャイロ13Gと磁気方位検出器13
Yとが取付けられたセンサブロック部1と、X,Y,Z
加速度計、X,Y,Zジャイロ信号、及び方位信号を入
力し、姿勢角であるロール角信号、ピッチ角信号、方位
角信号及び横すべり角信号を演算して、出力する演算部
2′とにより構成されたものである。
生じないようにし、かつ横すべり角の成分を外部に出力
できるようにする。 【構成】 右手直交3軸座標系O−XYZと一致する取
付軸10において、そのX軸には、X軸方向の加速度及
び速度をそれぞれ検出するX加速度計11A及びX速度
計11VとX軸まわりの角速度を検出するXジャイロ1
1Gとが取付けられ、Y軸には、Y軸方向の加速度を検
出するY加速度計12AとY軸まわりの角速度を検出す
るYジャイロ12Gとが取り付けられ、Z軸には、Z加
速度計13AとZジャイロ13Gと磁気方位検出器13
Yとが取付けられたセンサブロック部1と、X,Y,Z
加速度計、X,Y,Zジャイロ信号、及び方位信号を入
力し、姿勢角であるロール角信号、ピッチ角信号、方位
角信号及び横すべり角信号を演算して、出力する演算部
2′とにより構成されたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、速度計、ジャイロ、加
速度計及び磁気方位検出器を用いて航行体の横すべり角
成分を出力できるようにしたストラップダウン方式によ
る姿勢検出装置に関する。
速度計及び磁気方位検出器を用いて航行体の横すべり角
成分を出力できるようにしたストラップダウン方式によ
る姿勢検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のストラップダウン方式の姿勢検出
装置として図4及び図5に示す如きのものが提案されて
いる。図4は、従来のストラップダウン方式の姿勢検出
装置の一例の全体を示すブロック図で、このストラップ
ダウン方式の姿勢検出装置はセンサブロック部1と演算
部2より成る。
装置として図4及び図5に示す如きのものが提案されて
いる。図4は、従来のストラップダウン方式の姿勢検出
装置の一例の全体を示すブロック図で、このストラップ
ダウン方式の姿勢検出装置はセンサブロック部1と演算
部2より成る。
【0003】このセンサブロック部1は、右手直交3軸
座標系と一致する取付軸10(図4では、Z軸方向を下
向垂直方向とし、図中の矢印は各センサの検出量の
(+)の入力方向を示している。)において、X軸(こ
のX軸は、運動に関して、主方向とする)には、X軸方
向の加速度及び速度をそれぞれ検出するX加速度計11
A及びX速度計11VとX軸まわりの角速度を検出する
Xジャイロ11Gとが取付けられ、Y軸には、Y軸方向
の加速度を検出するY加速度計12AとY軸まわりの角
速度を検出するYジャイロ12Gとが取付けられ、Z軸
には、Z軸方向の加速度を検出するZ加速度計13Aと
Z軸まわりの角速度を検出するZジャイロ13Gと重力
加速度方向の垂直軸まわりの方位角を検出する磁気方位
検出器13Yとが取付けられている。このセンサブロッ
ク部1のこの各3軸の加速度計11A、12A、13
A、3軸のジャイロ11G、12G、13G及び磁気方
位検出器13Y及び速度計11Vからの出力信号は、演
算部2に入力する。
座標系と一致する取付軸10(図4では、Z軸方向を下
向垂直方向とし、図中の矢印は各センサの検出量の
(+)の入力方向を示している。)において、X軸(こ
のX軸は、運動に関して、主方向とする)には、X軸方
向の加速度及び速度をそれぞれ検出するX加速度計11
A及びX速度計11VとX軸まわりの角速度を検出する
Xジャイロ11Gとが取付けられ、Y軸には、Y軸方向
の加速度を検出するY加速度計12AとY軸まわりの角
速度を検出するYジャイロ12Gとが取付けられ、Z軸
には、Z軸方向の加速度を検出するZ加速度計13Aと
Z軸まわりの角速度を検出するZジャイロ13Gと重力
加速度方向の垂直軸まわりの方位角を検出する磁気方位
検出器13Yとが取付けられている。このセンサブロッ
ク部1のこの各3軸の加速度計11A、12A、13
A、3軸のジャイロ11G、12G、13G及び磁気方
位検出器13Y及び速度計11Vからの出力信号は、演
算部2に入力する。
【0004】その演算部2において、この入力信号を用
いて演算して、センサブロック部1の取付軸10のロー
ル角信号ROL、ピッチ角信号PIT及び方位角信号Y
AWを姿勢角として出力する。
いて演算して、センサブロック部1の取付軸10のロー
ル角信号ROL、ピッチ角信号PIT及び方位角信号Y
AWを姿勢角として出力する。
【0005】図5は、図4の演算部2の一例の構成を示
すブロック図である。このセンサブロック部1の3軸の
ジャイロ11G、12G、13Gの出力信号は、Xジャ
イロ信号GX、Yジャイロ信号GY、Zジャイロ信号G
Z(以降、この3つのジャイロ信号をGiと記す場合も
ある)として演算部2の後述するジャイロバイアス修正
部26を介してCTM演算部20に入力される。このC
TM演算部20において、入力されたジャイロ信号Gi
を用いてこの取付軸10の座標系から、局地座標系(X
軸方向が北方向で、かつZ軸方向が重力方向に一致して
いる座標系)に変換する3×3行列を演算する。
すブロック図である。このセンサブロック部1の3軸の
ジャイロ11G、12G、13Gの出力信号は、Xジャ
イロ信号GX、Yジャイロ信号GY、Zジャイロ信号G
Z(以降、この3つのジャイロ信号をGiと記す場合も
ある)として演算部2の後述するジャイロバイアス修正
部26を介してCTM演算部20に入力される。このC
TM演算部20において、入力されたジャイロ信号Gi
を用いてこの取付軸10の座標系から、局地座標系(X
軸方向が北方向で、かつZ軸方向が重力方向に一致して
いる座標系)に変換する3×3行列を演算する。
【0006】さらに、この3×3行列の要素により、局
地座標系に対する姿勢角をX軸に関してロール角信号R
OL、Y軸に関してピッチ角信号PIT及びZ軸に関し
て方位角信号YAWを演算して、演算部2の出力とす
る。しかしながら、CTM演算部20で演算した3×3
行列には、演算する際に用いた3×3行列の初期値とセ
ンサブロック部1の取付軸10の初期値との差等により
姿勢角の誤差が生じている。このCTM演算部20に生
じた姿勢角の誤差の水平成分については水平誤差演算部
21と加速度誤差修正部22と修正量演算部24とを用
いて修正する。
地座標系に対する姿勢角をX軸に関してロール角信号R
OL、Y軸に関してピッチ角信号PIT及びZ軸に関し
て方位角信号YAWを演算して、演算部2の出力とす
る。しかしながら、CTM演算部20で演算した3×3
行列には、演算する際に用いた3×3行列の初期値とセ
ンサブロック部1の取付軸10の初期値との差等により
姿勢角の誤差が生じている。このCTM演算部20に生
じた姿勢角の誤差の水平成分については水平誤差演算部
21と加速度誤差修正部22と修正量演算部24とを用
いて修正する。
【0007】CTM演算部20から3×3の行列信号C
TMSと、このセンサブロック部1の3軸の加速度計1
1A、12A、13Aの出力信号は、X加速度信号A
X、Y加速度信号AY、Z加速度信号AZ(以降、3つ
の加速度信号をAiと記す場合もある)として、演算部
2の水平誤差演算部21に入力される。この水平誤差演
算部21において、入力された3つの加速度信号Aiと
行列信号CTMSとを用いて、この局地座標系に対する
姿勢角誤差のX軸方向姿勢角誤差ERRX′及びY軸方
向姿勢角誤差ERRY′を演算し、出力する。この姿勢
角誤差ERRX′、ERRY′は、加速度誤差修正部2
2に入力される。加速度誤差修正部22において、姿勢
角誤差ERRX′,ERRY′に含まれる運動加速度成
分は、このセンサブロック部1のX軸に取付けられたX
速度計11Vの出力信号であるX軸速度信号VXとCT
M演算部20の方位角信号YAWとを用いて、局地座標
系の修正運動加速度成分を演算し、差し引くことで、除
去されてX,Y軸姿勢角誤差ERRX,ERRYを出力
する。X,Y軸姿勢角誤差ERRX,ERRYは、修正
量演算部24に入力される。
TMSと、このセンサブロック部1の3軸の加速度計1
1A、12A、13Aの出力信号は、X加速度信号A
X、Y加速度信号AY、Z加速度信号AZ(以降、3つ
の加速度信号をAiと記す場合もある)として、演算部
2の水平誤差演算部21に入力される。この水平誤差演
算部21において、入力された3つの加速度信号Aiと
行列信号CTMSとを用いて、この局地座標系に対する
姿勢角誤差のX軸方向姿勢角誤差ERRX′及びY軸方
向姿勢角誤差ERRY′を演算し、出力する。この姿勢
角誤差ERRX′、ERRY′は、加速度誤差修正部2
2に入力される。加速度誤差修正部22において、姿勢
角誤差ERRX′,ERRY′に含まれる運動加速度成
分は、このセンサブロック部1のX軸に取付けられたX
速度計11Vの出力信号であるX軸速度信号VXとCT
M演算部20の方位角信号YAWとを用いて、局地座標
系の修正運動加速度成分を演算し、差し引くことで、除
去されてX,Y軸姿勢角誤差ERRX,ERRYを出力
する。X,Y軸姿勢角誤差ERRX,ERRYは、修正
量演算部24に入力される。
【0008】修正量演算部24において、CTM演算部
20のX軸、Y軸のそれぞれの座標修正量であるX軸修
正信号CXとY軸修正信号CYとを入力されたX,Y軸
姿勢角誤差ERRX,ERRYを用いて演算し、出力す
る。
20のX軸、Y軸のそれぞれの座標修正量であるX軸修
正信号CXとY軸修正信号CYとを入力されたX,Y軸
姿勢角誤差ERRX,ERRYを用いて演算し、出力す
る。
【0009】一方、このCTM演算部20に生じた姿勢
角の誤差の垂直成分については、方位誤差演算部23と
修正演算部24とを用いて修正する。方位誤差演算部2
3において、入力された方位信号Hと共に、このCTM
演算部20で演算され、出力された方位角信号YAWも
入力され、方位信号Hと方位角信号YAWとの偏差量を
演算して、方位角誤差ERRZを出力する。
角の誤差の垂直成分については、方位誤差演算部23と
修正演算部24とを用いて修正する。方位誤差演算部2
3において、入力された方位信号Hと共に、このCTM
演算部20で演算され、出力された方位角信号YAWも
入力され、方位信号Hと方位角信号YAWとの偏差量を
演算して、方位角誤差ERRZを出力する。
【0010】方位角誤差ERRZは、修正量演算部24
に入力される。修正量演算部24において、方位角誤差
ERRZを用いて、CTM演算部20のZ軸の座標修正
量であるZ軸修正信号CZを演算し、出力する。このX
軸修正信号CX、Y軸修正信号CY及びZ軸修正信号C
ZはCTM演算部20に入力されて、姿勢角の誤差を修
正するフィードバックループが構成される。
に入力される。修正量演算部24において、方位角誤差
ERRZを用いて、CTM演算部20のZ軸の座標修正
量であるZ軸修正信号CZを演算し、出力する。このX
軸修正信号CX、Y軸修正信号CY及びZ軸修正信号C
ZはCTM演算部20に入力されて、姿勢角の誤差を修
正するフィードバックループが構成される。
【0011】また、3つのジャイロ信号Giに含まれる
バイアス成分によりCTM演算部20に生じた姿勢角、
方位角の誤差については、ジャイロバイアス演算部2
5、ジャイロバイアス修正部26を用いて修正する。
バイアス成分によりCTM演算部20に生じた姿勢角、
方位角の誤差については、ジャイロバイアス演算部2
5、ジャイロバイアス修正部26を用いて修正する。
【0012】
【0013】
【0014】さらに具体的にセンサブロック部1の取付
軸10の初期値と演算部2のCTM演算部20の初期値
に差がある場合、最終的に姿勢角発信に含まれる誤差が
なくなる理由について述べる。ただし、ここでは簡単の
ため、ジャイロバイアス成分Biはないものとする。ま
た、加速度誤差修正部22の詳細な操作は、省略する。
このときの取付軸10は、局地座標系に対して、Z軸ま
わりにγ0 回転し、次にY軸まわりにβ0 回転し、最後
にX軸まわりにα0 回転していて、CTM演算部20の
初期値は、局地座標系と一致しているとする。このとき
の加速度信号Aiは近似的に次式で表される。
軸10の初期値と演算部2のCTM演算部20の初期値
に差がある場合、最終的に姿勢角発信に含まれる誤差が
なくなる理由について述べる。ただし、ここでは簡単の
ため、ジャイロバイアス成分Biはないものとする。ま
た、加速度誤差修正部22の詳細な操作は、省略する。
このときの取付軸10は、局地座標系に対して、Z軸ま
わりにγ0 回転し、次にY軸まわりにβ0 回転し、最後
にX軸まわりにα0 回転していて、CTM演算部20の
初期値は、局地座標系と一致しているとする。このとき
の加速度信号Aiは近似的に次式で表される。
【0015】
【数1】
【0016】ここで、gは重力加速度TO は、3×3行
列であり、数2で示す如くである。
列であり、数2で示す如くである。
【0017】
【数2】
【0018】ここで、αO 、βO 、γO は、取付軸10
の局地座標系に対する微小角である。また、CTM演算
部20の行列信号CTMSの初期値は、次式である。
の局地座標系に対する微小角である。また、CTM演算
部20の行列信号CTMSの初期値は、次式である。
【0019】
【数3】
【0020】水平誤差演算部21と加速度誤差修正部2
2において、局地座標系のX、Y軸方向の誤差角ERR
X,ERRYを演算するために、入力された行列信号C
TMSと加速度信号Aiとを次式のように掛算する。
2において、局地座標系のX、Y軸方向の誤差角ERR
X,ERRYを演算するために、入力された行列信号C
TMSと加速度信号Aiとを次式のように掛算する。
【0021】
【数4】 従って、X,Y軸誤差角ERRX,ERRYは、次式と
なる。
なる。
【0022】
【数5】ERRX=g・α0 ÷g=α0
【数6】ERRY=−β0 ここで、誤差角は、角度単位であるので、重力加速度g
で除算している。
で除算している。
【0023】また、局地座標系のZ軸まわりの誤差角E
RRZを演算するため、取付軸10のZ軸に取り付けら
れている磁気方位検出器13Yから出力された方位信号
Hと、CTM演算部20より発信した方位角信号YAW
とが、方位誤差演算部23に入力される。
RRZを演算するため、取付軸10のZ軸に取り付けら
れている磁気方位検出器13Yから出力された方位信号
Hと、CTM演算部20より発信した方位角信号YAW
とが、方位誤差演算部23に入力される。
【0024】所で、取付軸10のZ軸に取付られている
磁気方位検出器13Yは、重力加速度方向の垂直軸まわ
りの方位を検出するので、この方位は、局地座標系に対
する方位角信号YAWと同じ座標系になっている。
磁気方位検出器13Yは、重力加速度方向の垂直軸まわ
りの方位を検出するので、この方位は、局地座標系に対
する方位角信号YAWと同じ座標系になっている。
【0025】方位誤差演算部23において、方位信号H
と方位角信号YAWとは次式の様に演算されて、方位角
誤差ERRZを求める。
と方位角信号YAWとは次式の様に演算されて、方位角
誤差ERRZを求める。
【0026】
【数7】H=γ0
【0027】
【数8】 YAW=0(CTM演算部20の方位角の初期値より) ERRZ=H−YAW 演算された3軸誤差ERRiは、修正量演算部24に入
力される。
力される。
【0028】修正量演算部24において、入力された3
軸誤差ERRiを用いて、次式の演算を行った後、X軸
修正信号CX,Y軸修正信号CY,Z軸修正信号CZと
して出力される。
軸誤差ERRiを用いて、次式の演算を行った後、X軸
修正信号CX,Y軸修正信号CY,Z軸修正信号CZと
して出力される。
【0029】
【数9】 ここで、τは、時定数の単位を持つ定数である。
【0030】X軸修正信号CX、Y軸修正信号CY及び
Z軸修正信号CZは修正量演算部24より得られ、CT
M演算部20に入力される。CTM演算部20におい
て、入力された3軸の修正信号CX、CY及びCZを用
いて、修正行列CTMCを作り、修正行列CTMCとC
TM信号CTMSとを用いて、次式の演算を行うこと
で、姿勢角の誤差を修正することができる。
Z軸修正信号CZは修正量演算部24より得られ、CT
M演算部20に入力される。CTM演算部20におい
て、入力された3軸の修正信号CX、CY及びCZを用
いて、修正行列CTMCを作り、修正行列CTMCとC
TM信号CTMSとを用いて、次式の演算を行うこと
で、姿勢角の誤差を修正することができる。
【0031】
【数10】 CTMS(t+Δt)=CTMS(t)・CTMC(t,Δt) ここで、tは、現在の時刻を表し、Δtは、時間更新の
間隔を表し、(t+Δt)は、現在の時刻tから次の時
刻(t+Δt)を表し、(t,Δt)は、時刻t、時刻
t+Δt間での変化量を表わす。
間隔を表し、(t+Δt)は、現在の時刻tから次の時
刻(t+Δt)を表し、(t,Δt)は、時刻t、時刻
t+Δt間での変化量を表わす。
【0032】
【数11】
【0033】数11は離散型の行列で記述されているの
で、微分方程式の形に新ためて書き直すと、姿勢角の誤
差は次式のようになる。
で、微分方程式の形に新ためて書き直すと、姿勢角の誤
差は次式のようになる。
【0034】
【数12】 よって、数12を解けば、
【0035】
【数13】 となる。
【0036】ここで、添字Oは、初期値を表わす。従っ
て数11の修正をCTM演算部20で行ったとき、行列
信号CTMSに含まれた姿勢角誤差は、数13で表さ
れ、その定常値は零となり、CTM演算部20からの姿
勢角(ロール角ROL、ピッチ角PIT及び方位角YA
W)に含まれる取付軸の初期値とCTM演算部20の初
期値との差による誤差による成分は最終的にはなくな
り、その姿勢角は、取付軸10の局地座標系に対する値
となる。次に、CTM演算部20において、入力された
3軸のジャイロ信号Giを用いて、取付軸10の座標系
から局地座標系に変換する3×3の座標変換行列の演算
する方法について説明する。
て数11の修正をCTM演算部20で行ったとき、行列
信号CTMSに含まれた姿勢角誤差は、数13で表さ
れ、その定常値は零となり、CTM演算部20からの姿
勢角(ロール角ROL、ピッチ角PIT及び方位角YA
W)に含まれる取付軸の初期値とCTM演算部20の初
期値との差による誤差による成分は最終的にはなくな
り、その姿勢角は、取付軸10の局地座標系に対する値
となる。次に、CTM演算部20において、入力された
3軸のジャイロ信号Giを用いて、取付軸10の座標系
から局地座標系に変換する3×3の座標変換行列の演算
する方法について説明する。
【0037】3軸のジャイロ信号Giは時間(t,t+
Δt)で角速度を積分した角度である。式で表せば、
Δt)で角速度を積分した角度である。式で表せば、
【数14】
【0038】ここで、ωiは、X軸、Y軸及びZ軸ジャ
イロが検出した角速度である。3軸のジャイロ信号Gi
は、間隔Δtでの変化量であり、この変化量を間隔Δt
毎に次式のように累積することにより、座標変換行列を
求める。すなわち、
イロが検出した角速度である。3軸のジャイロ信号Gi
は、間隔Δtでの変化量であり、この変化量を間隔Δt
毎に次式のように累積することにより、座標変換行列を
求める。すなわち、
【0039】
【数15】 CTMS(t+Δt)=CTMS(t)・Γ(t,Δt)
【0040】ここで、CTMSは、3×3の座標変換行
列Γ(t,Δt)は、時間〔t,t+Δt〕で変化した
角度行列で、
列Γ(t,Δt)は、時間〔t,t+Δt〕で変化した
角度行列で、
【0041】
【数16】 である。
【0042】t=0のとき、CTMS(0)は初期値で
あり、数3より
あり、数3より
【0043】
【数17】CTMS(0)=CTMSO となる。
【0044】実際は、数15のΓ(t,Δt)と前述し
た数10のCTM(t,Δt)との演算が、CTM演算
部20において実行される。新ためて、その演算を記述
すると、次式となる。
た数10のCTM(t,Δt)との演算が、CTM演算
部20において実行される。新ためて、その演算を記述
すると、次式となる。
【0045】
【数18】
【0046】また、CTM演算部20から発信するロー
ル角信号ROL、ピッチ角信号PIT及び方位角信号Y
AWの演算する方法は次のとおりである。最初、座標変
換行列の座標軸を局地座標軸と一致させておき、Z軸ま
わりに方位角φ回転させ、次にY軸まわりにピッチ角θ
回転させ、最後にロール角φ回転させたときの3×3の
座標変換行列CTMSは次式となる。
ル角信号ROL、ピッチ角信号PIT及び方位角信号Y
AWの演算する方法は次のとおりである。最初、座標変
換行列の座標軸を局地座標軸と一致させておき、Z軸ま
わりに方位角φ回転させ、次にY軸まわりにピッチ角θ
回転させ、最後にロール角φ回転させたときの3×3の
座標変換行列CTMSは次式となる。
【0047】
【数19】
【0048】従って、数19より姿勢角出力信号は、そ
れぞれ次式となる。
れぞれ次式となる。
【0049】
【数20】
【0050】さらに、前記したジャイロバイアス演算部
25とジャイロバイアス修正部26の動作を具体的に説
明する。まず、図4に示される姿勢検出装置の誤差修正
モデルは、次式のとおりである。ただし、簡単のため、
運動加速度成分は、加速度誤差修正部22の働きにより
修正され、作用しないとする。
25とジャイロバイアス修正部26の動作を具体的に説
明する。まず、図4に示される姿勢検出装置の誤差修正
モデルは、次式のとおりである。ただし、簡単のため、
運動加速度成分は、加速度誤差修正部22の働きにより
修正され、作用しないとする。
【0051】
【数21】
【0052】
【0053】
【数22】
【数23】 である。
【0054】
【0055】
【数24】
【0056】
【数25】
【0057】
【数26】 である。
【0058】
【数27】 のとき、数21の右辺には、ジャイロバイアス成分Bi
の影響がなくなる。
の影響がなくなる。
【0059】
【0060】ジャイロバイアス演算部25とジャイロバ
イアス修正部26の動作を述べると以下となる。
イアス修正部26の動作を述べると以下となる。
【0061】
【0062】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の装置は、
運動加速度により生じる姿勢角誤差を防ぐため、X速度
計11Vを用意し、その出力信号であるX速度信号VX
と方位角信号YAWとを加速度誤差修正部22に入力す
ることで、対策を施している。しかしながら航行体が、
図7に示す様に旋回運動を行うある時点において、その
進行方向速度VXBと実際の軌跡速度VPとが一致しな
くなる。この理由は、旋回時に生じる遠心力を航行体が
支持できなくなるために起る。
運動加速度により生じる姿勢角誤差を防ぐため、X速度
計11Vを用意し、その出力信号であるX速度信号VX
と方位角信号YAWとを加速度誤差修正部22に入力す
ることで、対策を施している。しかしながら航行体が、
図7に示す様に旋回運動を行うある時点において、その
進行方向速度VXBと実際の軌跡速度VPとが一致しな
くなる。この理由は、旋回時に生じる遠心力を航行体が
支持できなくなるために起る。
【0063】図7の記号を説明すると(ここで(+)Z
軸方向は、紙面に対して下向きとする)、 O−XLYLは、局地(又は、ローカル)座標系、添字
L O−XBYBは、機体(又は、ボディ)座標系、添字B YAWは、CTM演算部の機体座標系の方位角 YAW′は、実際の航行体の方位角、又は軌跡角 δは、横すべり角 又、仮定として遠心力、向心力は、軌跡速度VPの直交
方向に働くとし、さらに、上記X速度信号VXは、機体
座標系のX軸速度VXBを検出するものとして扱う。
軸方向は、紙面に対して下向きとする)、 O−XLYLは、局地(又は、ローカル)座標系、添字
L O−XBYBは、機体(又は、ボディ)座標系、添字B YAWは、CTM演算部の機体座標系の方位角 YAW′は、実際の航行体の方位角、又は軌跡角 δは、横すべり角 又、仮定として遠心力、向心力は、軌跡速度VPの直交
方向に働くとし、さらに、上記X速度信号VXは、機体
座標系のX軸速度VXBを検出するものとして扱う。
【0064】この状況において、機体座標系の速度は、
X軸速度VXB及びY軸速度VYBが生じ、その成分は
近似的に軌跡速度VPと横すべり角δで表わされる。す
なわち、
X軸速度VXB及びY軸速度VYBが生じ、その成分は
近似的に軌跡速度VPと横すべり角δで表わされる。す
なわち、
【数28】VXB=VPcosδ VYB=−VPsinδ である。
【0065】所が、上記の加速度誤差修正部22におい
て、X軸速度を検出したX軸速度信号VXのみ(すなわ
ち、Y軸速度VYBが検出できない)用いれているた
め、横すべり角δにより生じたY軸速度VYBによる加
速度成分の修正ができないのでそれによる姿勢角誤差
(いわゆる、横すべり角誤差)が生じる。
て、X軸速度を検出したX軸速度信号VXのみ(すなわ
ち、Y軸速度VYBが検出できない)用いれているた
め、横すべり角δにより生じたY軸速度VYBによる加
速度成分の修正ができないのでそれによる姿勢角誤差
(いわゆる、横すべり角誤差)が生じる。
【0066】従って、本発明は、航行体の旋回運動時に
於ても従来のように、X軸速度信号のみで横すべり角誤
差を生じない、すなわち、いかなる加速度運動において
も、加速度誤差を生じない、かつ、横すべり角の成分を
外部に出力できるストラップダウン方式の姿勢検出装置
を提供するものである。
於ても従来のように、X軸速度信号のみで横すべり角誤
差を生じない、すなわち、いかなる加速度運動において
も、加速度誤差を生じない、かつ、横すべり角の成分を
外部に出力できるストラップダウン方式の姿勢検出装置
を提供するものである。
【0067】
【課題を解決するための手段】本発明のストラップダウ
ン方式の姿勢検出装置は、例えば、図1、図2に示す如
く、右手直交3軸座標系O−XYZと一致する取付軸1
0において、そのX軸には、X軸方向の加速度及び速度
をそれぞれ検出するX加速度計11A及びX速度計11
VとX軸まわりの角速度を検出するXジャイロ11Gと
が取付けられ、Y軸には、Y軸方向の加速度を検出する
Y加速度計12AとY軸まわりの角速度を検出するYジ
ャイロ12Gとが取付けられ、Z軸には、Z軸方向の加
速度を検出するZ加速度計13AとZ軸まわりの角速度
を検出するZジャイロ13Gと重力加速度方向の垂直軸
まわりの方位角を検出する磁気方位検出器13Yとが取
付けられたセンサブロック部1と、このセンサブロック
部1のX,Y,Zの加速度計11A,12A,13Aか
ら出力されるX,Y,Z加速度計、そのX,Y,Zジャ
イロ11G,12G,13Gから出力されるX,Y,Z
ジャイロ信号、及び磁気方位検出器13Yから出力され
る方位信号を入力し、姿勢角であるロール角信号、ピッ
チ角信号、方位角信号及び横すべり角信号を演算して、
出力する演算部2′とにより構成されたものである。
ン方式の姿勢検出装置は、例えば、図1、図2に示す如
く、右手直交3軸座標系O−XYZと一致する取付軸1
0において、そのX軸には、X軸方向の加速度及び速度
をそれぞれ検出するX加速度計11A及びX速度計11
VとX軸まわりの角速度を検出するXジャイロ11Gと
が取付けられ、Y軸には、Y軸方向の加速度を検出する
Y加速度計12AとY軸まわりの角速度を検出するYジ
ャイロ12Gとが取付けられ、Z軸には、Z軸方向の加
速度を検出するZ加速度計13AとZ軸まわりの角速度
を検出するZジャイロ13Gと重力加速度方向の垂直軸
まわりの方位角を検出する磁気方位検出器13Yとが取
付けられたセンサブロック部1と、このセンサブロック
部1のX,Y,Zの加速度計11A,12A,13Aか
ら出力されるX,Y,Z加速度計、そのX,Y,Zジャ
イロ11G,12G,13Gから出力されるX,Y,Z
ジャイロ信号、及び磁気方位検出器13Yから出力され
る方位信号を入力し、姿勢角であるロール角信号、ピッ
チ角信号、方位角信号及び横すべり角信号を演算して、
出力する演算部2′とにより構成されたものである。
【0068】また、本発明のストラップダウン方式の姿
勢検出装置は、例えば図1、図2に示す如く上述におい
て、演算部2′に、局地座標系のX,Y軸誤差に含まれ
る運動加速度成分を検出演算し、その情報を出力する機
能、その情報を入力して、CTM演算に運動加速度の影
響が作用しない様に演算する機能を、従来の姿勢検出装
置に新たに設けて、いかなる航行体の運動に対しても、
運動加速度により誤差が生じない姿勢検出装置である。
勢検出装置は、例えば図1、図2に示す如く上述におい
て、演算部2′に、局地座標系のX,Y軸誤差に含まれ
る運動加速度成分を検出演算し、その情報を出力する機
能、その情報を入力して、CTM演算に運動加速度の影
響が作用しない様に演算する機能を、従来の姿勢検出装
置に新たに設けて、いかなる航行体の運動に対しても、
運動加速度により誤差が生じない姿勢検出装置である。
【0069】
【作用】本発明によれば、局地座標系のX,Y軸誤差に
含まれる運動加速度成分から、横すべり角成分を検出演
算し、その情報を用いて座標変換行列演算に運動加速度
の影響が作用しない様に演算するので、運動速度による
誤差が生じず、かつ横すべり角の情報を外部に出力でき
る。
含まれる運動加速度成分から、横すべり角成分を検出演
算し、その情報を用いて座標変換行列演算に運動加速度
の影響が作用しない様に演算するので、運動速度による
誤差が生じず、かつ横すべり角の情報を外部に出力でき
る。
【0070】
【実施例】以下、図1、図2及び図3を参照して、本発
明ストラップダウン方式の姿勢検出装置の一実施例を説
明する。この図1及び図2において、図4及び図5に対
応する部分には、同一符号を付し、これらの説明は省略
する。
明ストラップダウン方式の姿勢検出装置の一実施例を説
明する。この図1及び図2において、図4及び図5に対
応する部分には、同一符号を付し、これらの説明は省略
する。
【0071】図1例において、図4の従来例と異なる点
は、演算部2′の発信信号に横すべり角成分δ′が加え
られたことであり、図2例において、図4の従来例と異
なる点は、演算部2′において、横すべり角演算部30
と横すべり角修正部40が新たに設けられたことであ
る。
は、演算部2′の発信信号に横すべり角成分δ′が加え
られたことであり、図2例において、図4の従来例と異
なる点は、演算部2′において、横すべり角演算部30
と横すべり角修正部40が新たに設けられたことであ
る。
【0072】図1は、本例のストラップダウン方式の姿
勢検出装置の一例の全体を示すブロック図で、このスト
ラップダウン方式の姿勢検出装置はセンサブロック部1
と演算部2′より成る。図1のセンサブロック部1は、
右手直交3軸座標系と一致する取付軸10において、X
軸には、X軸方向の加速度及び速度をそれぞれ検出する
X加速度計11AとX速度計11VとX軸まわりの角速
度を検出するXジャイロ11Gとが取付けられ、Y軸に
は、Y軸方向の加速度を検出するY加速度計12AとY
軸まわりの角速度を検出するYジャイロ12Gとが取付
けられ、Z軸には、Z軸方向の加速度を検出するZ加速
度計13AとZ軸まわりの角速度を検出するZジャイロ
13Gと重力加速度方向の垂直軸まわりの方位角を検出
する磁気方位検出器13Yとが取付けられている。
勢検出装置の一例の全体を示すブロック図で、このスト
ラップダウン方式の姿勢検出装置はセンサブロック部1
と演算部2′より成る。図1のセンサブロック部1は、
右手直交3軸座標系と一致する取付軸10において、X
軸には、X軸方向の加速度及び速度をそれぞれ検出する
X加速度計11AとX速度計11VとX軸まわりの角速
度を検出するXジャイロ11Gとが取付けられ、Y軸に
は、Y軸方向の加速度を検出するY加速度計12AとY
軸まわりの角速度を検出するYジャイロ12Gとが取付
けられ、Z軸には、Z軸方向の加速度を検出するZ加速
度計13AとZ軸まわりの角速度を検出するZジャイロ
13Gと重力加速度方向の垂直軸まわりの方位角を検出
する磁気方位検出器13Yとが取付けられている。
【0073】このセンサブロック部1のこの各3軸の加
速度計11A,12A,13A,3軸のジャイロ11
G,12G,13G、磁気方位検出器13Y及びX軸速
度計11Vからの出力信号を、演算部2′に入力する。
その演算部2′において、この入力信号を用いて演算し
て、センサブロック部1の取付軸10のロール角信号R
OL、ピッチ角信号PIT及び方位角信号YAWを姿勢
角として出力すると共に、横すべり角成分δ′もまた出
力する。
速度計11A,12A,13A,3軸のジャイロ11
G,12G,13G、磁気方位検出器13Y及びX軸速
度計11Vからの出力信号を、演算部2′に入力する。
その演算部2′において、この入力信号を用いて演算し
て、センサブロック部1の取付軸10のロール角信号R
OL、ピッチ角信号PIT及び方位角信号YAWを姿勢
角として出力すると共に、横すべり角成分δ′もまた出
力する。
【0074】本例のより詳細な動作について、図2及び
図3を用いて説明する。図2は、本例の演算部2′のブ
ロック図である。この演算部2′において、CTM演算
部20、水平誤差演算部21、加速度誤差修正部22、
方位誤差演算部23、修正演算部24、ジャイロバイア
ス演算部25及びジャイロバイアス修正部26の動作
は、図5と同様なので省略し、新たに設けられた横すべ
り角演算部30及び横すべり角修正部40について説明
する。
図3を用いて説明する。図2は、本例の演算部2′のブ
ロック図である。この演算部2′において、CTM演算
部20、水平誤差演算部21、加速度誤差修正部22、
方位誤差演算部23、修正演算部24、ジャイロバイア
ス演算部25及びジャイロバイアス修正部26の動作
は、図5と同様なので省略し、新たに設けられた横すべ
り角演算部30及び横すべり角修正部40について説明
する。
【0075】この横すべり角による姿勢角誤差は、上記
した様に、航行体の実際の軌跡角YAW′と方位角YA
Wとが、横すべり角δだけ回転しているため、加速度誤
差修正部22における加速度誤差修正が正しく行なわれ
ないために生じる。従って、加速度誤差修正部22の方
位角の入力信号が、軌跡角YAW′を用いれば、横すべ
り角による姿勢角誤差は生じない。
した様に、航行体の実際の軌跡角YAW′と方位角YA
Wとが、横すべり角δだけ回転しているため、加速度誤
差修正部22における加速度誤差修正が正しく行なわれ
ないために生じる。従って、加速度誤差修正部22の方
位角の入力信号が、軌跡角YAW′を用いれば、横すべ
り角による姿勢角誤差は生じない。
【0076】図3を参照して説明する。横すべり角演算
部30は、X軸速度信号VX、方位角信号YAW、水平
誤差演算部21の出力であるX,Y軸姿勢角誤差ERR
X′,ERRY′及びCTM演算部20の出力である3
行3列の行列信号CTMSを入力として、横すべり角成
分β′を演算し、出力し、加速度演算部31、加速度誤
差検出部32及び座標変換演算部33により成る。
部30は、X軸速度信号VX、方位角信号YAW、水平
誤差演算部21の出力であるX,Y軸姿勢角誤差ERR
X′,ERRY′及びCTM演算部20の出力である3
行3列の行列信号CTMSを入力として、横すべり角成
分β′を演算し、出力し、加速度演算部31、加速度誤
差検出部32及び座標変換演算部33により成る。
【0077】加速度演算部31は、X軸速度信号VX
と、方位角信号YAWを用いて、局地座標系における修
正するX,Y軸加速度成分AXL′,AYL′をそれぞ
れ、演算し、出力する。加速度誤差検出部32には、
X,Y軸姿勢角誤差ERRX′,ERRY′とX,Y軸
加速度成分AXL′,AYL′とをそれぞれ対応する軸
ごとに差し引くことで、X,Y軸の修正できない加速度
成分、すなわち、すべり角により加速度成分による加速
度誤差εALX,εALYを検出して、出力する。
と、方位角信号YAWを用いて、局地座標系における修
正するX,Y軸加速度成分AXL′,AYL′をそれぞ
れ、演算し、出力する。加速度誤差検出部32には、
X,Y軸姿勢角誤差ERRX′,ERRY′とX,Y軸
加速度成分AXL′,AYL′とをそれぞれ対応する軸
ごとに差し引くことで、X,Y軸の修正できない加速度
成分、すなわち、すべり角により加速度成分による加速
度誤差εALX,εALYを検出して、出力する。
【0078】座標変換演算部33は、X,Y軸加速度誤
差εAXL,εAYL及び行列信号CTMSを用いて、
横すべり角成分を演算し、出力する。そして、横すべり
角修正部40は、機体座標系の方位角信号YAW及び上
記横すべり角成分δ′を入力として、両者を加算するこ
とで実際の航行体の方位角、すなわち軌跡角YAW′を
演算し、出力する。軌跡角YAW′を加速度誤差修正部
22の方位角の入力として用いることで、すべり角によ
る加速度成分を誤差修正モデル(数21)から取り除く
ことができる。
差εAXL,εAYL及び行列信号CTMSを用いて、
横すべり角成分を演算し、出力する。そして、横すべり
角修正部40は、機体座標系の方位角信号YAW及び上
記横すべり角成分δ′を入力として、両者を加算するこ
とで実際の航行体の方位角、すなわち軌跡角YAW′を
演算し、出力する。軌跡角YAW′を加速度誤差修正部
22の方位角の入力として用いることで、すべり角によ
る加速度成分を誤差修正モデル(数21)から取り除く
ことができる。
【0079】次に、数式を用いてより詳細に説明する。
簡単のために、航行体の運動が一定旋回(速度、角速度
とも一定とする)として、この際生じる横すべり角も一
定として以降扱う。水平誤差演算部21の出力である
X,Y軸誤差ERRX′,ERRY′に含まれるX,Y
軸運動加速度成分AXL,AYLは、図7を参照して、
次式となる。
簡単のために、航行体の運動が一定旋回(速度、角速度
とも一定とする)として、この際生じる横すべり角も一
定として以降扱う。水平誤差演算部21の出力である
X,Y軸誤差ERRX′,ERRY′に含まれるX,Y
軸運動加速度成分AXL,AYLは、図7を参照して、
次式となる。
【0080】
【数29】
【0081】いま、運動加速度成分以外の誤差はないと
すれば、
すれば、
【数30】ERRX′=AXL ERRY′=AYL となる。
【0082】一方、横すべり演算部30の加速度演算部
31において、演算されるX,Y軸運動加速度成分AX
L′,AYL′は、次式となる。
31において、演算されるX,Y軸運動加速度成分AX
L′,AYL′は、次式となる。
【0083】
【数31】
【0084】よって、横すべり演算部30の加速度誤差
検出部32において、演算される加速度成分の残差は数
29,数30及び数31そして数28を用いて次式とな
る。
検出部32において、演算される加速度成分の残差は数
29,数30及び数31そして数28を用いて次式とな
る。
【0085】
【数32】
【0086】
【数33】
【0087】ここで、δは、横すべり角 VPは、軌跡速度 VXBは、機体のX軸速度で、
【数34】VXB=VX ωは、旋回角速度 YAW′は、軌跡角 さらに、近似計算のため次の仮定を行う。
【0088】
【数35】
【0089】次に、横すべり角演算部30の座標変換演
算部33において、実際の横すべり角成分δ′が次式の
ように展開されている。すなわち、
算部33において、実際の横すべり角成分δ′が次式の
ように展開されている。すなわち、
【数36】 ここで、CTMSは、簡単のために、方位角信号のみと
している。
している。
【0090】従って、計算される横すべり角成分β′
は、数36のY軸の値、既知のX軸速度信号VXB、角
速度ωを用いて、次式により演算される。すなわち、
は、数36のY軸の値、既知のX軸速度信号VXB、角
速度ωを用いて、次式により演算される。すなわち、
【0091】
【数37】
【0092】尚、ここで、横すべり角δは、実際の値で
あるので、演算された横すべり角は、横すべり角成分
δ′としている。よって、数36,数37より
あるので、演算された横すべり角は、横すべり角成分
δ′としている。よって、数36,数37より
【数38】δ′=δ そして、横すべり角修正部40において、軌跡角YA
W′は、
W′は、
【数39】YAW′=YAW−δ′ により、演算される。
【0093】加速度誤差修正部22において、軌跡角Y
AW′とX軸速度信号VXBを用いると、次のようにな
る。すなわち、数31のYAWをYAW′に置き換え
て、加速度成分の残差を計算すると、
AW′とX軸速度信号VXBを用いると、次のようにな
る。すなわち、数31のYAWをYAW′に置き換え
て、加速度成分の残差を計算すると、
【数40】
【0094】
【数41】
【0095】よって、軌跡角YAW′を用いると、横す
べり角δによる運動加速度成分を取り除くことができ、
かつ、常時横すべり角成分δ′を計算しているので、そ
れを外部に出力できる。
べり角δによる運動加速度成分を取り除くことができ、
かつ、常時横すべり角成分δ′を計算しているので、そ
れを外部に出力できる。
【0096】尚、本発明は上述実施例に限ることなく本
発明の要旨を逸脱することなく、その他種々の構成が採
り得ることは勿論である。
発明の要旨を逸脱することなく、その他種々の構成が採
り得ることは勿論である。
【0097】
【発明の効果】本発明によれば、航行体が横すべり角も
生じる運動においても、運動加速度成分による姿勢角誤
差を生じさせない姿勢検出装置が実現でき、その精度の
飛躍的向上を図ることができる。
生じる運動においても、運動加速度成分による姿勢角誤
差を生じさせない姿勢検出装置が実現でき、その精度の
飛躍的向上を図ることができる。
【0098】また、この横すべり角の演算及びその修正
の方法は、機器の追加変更を伴わず、比較的簡単な演算
を施すだけの構成で良い利益がある。
の方法は、機器の追加変更を伴わず、比較的簡単な演算
を施すだけの構成で良い利益がある。
【0099】また本発明によれば局地座標系のX,Y軸
誤差に含まれる運動加速度成分から横すべり角成分を検
出演算し、その情報を用いて座標変換行列演算に運動加
速度の影響が作用しない様に演算するので運動加速度に
にる誤差が生じず、かつ横すべり角の情報を外部に出力
できる利益がある。
誤差に含まれる運動加速度成分から横すべり角成分を検
出演算し、その情報を用いて座標変換行列演算に運動加
速度の影響が作用しない様に演算するので運動加速度に
にる誤差が生じず、かつ横すべり角の情報を外部に出力
できる利益がある。
【図1】本発明ストラップダウン方式の姿勢検出装置の
一実施例を示す構成図である。
一実施例を示す構成図である。
【図2】本発明の演算部2′の例を示す構成図である。
【図3】図2の横すべり角演算部30と横すべり角修正
部40との説明に供する線図である。
部40との説明に供する線図である。
【図4】従来の姿勢検出装置の例を示す構成図である。
【図5】従来の演算部2の例を示す構成図である。
【図6】図5のジャイロバイアス演算部25とジャイロ
バイアス修正部26との説明に供する線図である。
バイアス修正部26との説明に供する線図である。
【図7】横すべり角の発生を説明する線図である。
【符号の説明】 1 センサブロック部 2′ 演算部 11V 速度計 11A X加速度計 11G Xジャイロ 12A Y加速度計 12G Yジャイロ 13A Z加速度計 13G Zジャイロ 13Y 磁気方位検出器 20 CTM演算部 21 水平誤差演算部 22 加速度誤差修正部 23 方位誤差演算部 24 修正量演算部 25 ジャイロバイアス演算部 26 ジャイロバイアス修正部 30 横すべり角演算部 31 加速度演算部 32 加速度誤差検出部 33 座標変換演算部 40 横すべり角修正部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 貫志 東京都大田区南蒲田2丁目16番46号 株式 会社トキメック内
Claims (4)
- 【請求項1】 右手直交3軸座標系O−XYZと一致す
る取付軸において、そのX軸には、X軸方向の速度及び
加速度をそれぞれ検出するX速度計及びX加速度計とX
軸まわりの角速度を検出するXジャイロとが取付けら
れ、そのY軸には、Y軸方向の加速度を検出するY加速
度計とY軸まわりの角速度を検出するYジャイロとが取
付けられ、そのZ軸には、Z軸方向の加速度を検出する
Z加速度計とZ軸まわりの角速度を検出するZジャイロ
と重力加速度方向の軸まわりの方位角を検出する磁気方
位検出器が取付けられたセンサブロック部と、 該センサブロック部の上記X速度計から出力されるX速
度信号、上記X,Y及びZ加速度計から出力されるX,
Y及びZ加速度信号、上記X,Y及びZジャイロから出
力されるX,Y及びZジャイロ信号、そして上記磁気方
位検出器から出力される方位信号を入力とし、ロール角
信号、ピッチ角信号方位角信号及び横すべり角成分を演
算して、出力する演算部とより構成されることを特徴と
するストラップダウン方式の姿勢検出装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のストラップダウン方式の
姿勢検出装置において、上記演算部に、局地座標系の
X,Y及びZ軸誤差を検出演算し、その情報を用いて姿
勢角誤差を修正する機能を有することで、上記ロール
角、ピッチ角及び方位角信号に誤差を含まないことを特
徴とするストラップダウン方式の姿勢検出装置。 - 【請求項3】 請求項1記載のストラップダウン方式の
姿勢検出装置において、上記演算部に、上記X,Y及び
Zジャイロ信号に含まれるX,Y及びZジャイロバイア
ス成分を局地座標系のX,Y及びZ軸誤差を用いて演算
し、それらを修正する機能を有することで、上記3つの
ジャイロバイアス成分による姿勢角誤差を生じさせない
ことを特徴とするストップダウン方式の姿勢検出装置。 - 【請求項4】 請求項1記載のストラップダウン方式の
姿勢検出装置において、上記演算部に、回転運動時に伴
ない生じる横すべり角による加速度を含む運動加速度成
分を局地座標系のX,Y及びZ軸誤差、座標行列及びX
速度計を用いて演算し、外部に出力する機能を有すると
ともに、上記局地座標系のX.Y及びZ軸に含まれる運
動加速度成分を修正する機能を有することで、運動加速
度による誤差を修正することを特徴とするストラップダ
ウン方式の姿勢検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP77993A JPH06201863A (ja) | 1993-01-06 | 1993-01-06 | ストラップダウン方式の姿勢検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP77993A JPH06201863A (ja) | 1993-01-06 | 1993-01-06 | ストラップダウン方式の姿勢検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06201863A true JPH06201863A (ja) | 1994-07-22 |
Family
ID=11483191
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP77993A Pending JPH06201863A (ja) | 1993-01-06 | 1993-01-06 | ストラップダウン方式の姿勢検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06201863A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1653194A2 (en) | 2004-11-01 | 2006-05-03 | TOKIMEC Inc. | Azimuth/attitude detecting sensor |
| JP2007030054A (ja) * | 2005-07-22 | 2007-02-08 | Sony Corp | ロボット装置 |
| KR100738152B1 (ko) * | 1999-06-30 | 2007-07-10 | 데카 프로덕츠 리미티드 파트너쉽 | 차량 제어에 사용되는 피치 상태 신호를 생성하기 위한 방법, 차량의 피치 상태를 결정하기 위한 프로그램을 기록한 컴퓨터로 읽을 수 있는 매체, 차량의 피치 상태를 결정하기 위한 장치 및 상태 평가기 |
| JP2008232867A (ja) * | 2007-03-22 | 2008-10-02 | Furuno Electric Co Ltd | 移動体の姿勢及び方位検出装置 |
| JP2012202749A (ja) * | 2011-03-24 | 2012-10-22 | Yokogawa Denshikiki Co Ltd | 方位測定装置 |
-
1993
- 1993-01-06 JP JP77993A patent/JPH06201863A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100738152B1 (ko) * | 1999-06-30 | 2007-07-10 | 데카 프로덕츠 리미티드 파트너쉽 | 차량 제어에 사용되는 피치 상태 신호를 생성하기 위한 방법, 차량의 피치 상태를 결정하기 위한 프로그램을 기록한 컴퓨터로 읽을 수 있는 매체, 차량의 피치 상태를 결정하기 위한 장치 및 상태 평가기 |
| EP1653194A2 (en) | 2004-11-01 | 2006-05-03 | TOKIMEC Inc. | Azimuth/attitude detecting sensor |
| US7230567B2 (en) | 2004-11-01 | 2007-06-12 | Tokimec Inc. | Azimuth/attitude detecting sensor |
| JP2007030054A (ja) * | 2005-07-22 | 2007-02-08 | Sony Corp | ロボット装置 |
| JP2008232867A (ja) * | 2007-03-22 | 2008-10-02 | Furuno Electric Co Ltd | 移動体の姿勢及び方位検出装置 |
| JP2012202749A (ja) * | 2011-03-24 | 2012-10-22 | Yokogawa Denshikiki Co Ltd | 方位測定装置 |
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