JPH06201895A - 核燃料物質等の輸送容器 - Google Patents
核燃料物質等の輸送容器Info
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- JPH06201895A JPH06201895A JP3135628A JP13562891A JPH06201895A JP H06201895 A JPH06201895 A JP H06201895A JP 3135628 A JP3135628 A JP 3135628A JP 13562891 A JP13562891 A JP 13562891A JP H06201895 A JPH06201895 A JP H06201895A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Buffer Packaging (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】衝撃に強く、外部からの熱を遮断し、しかも内
部の熱を外部に放出できる核燃料物質等の輸送容器を提
供する。 【構成】内容器Cを保護する外容器Cと該内容器Bを格
納する内容器ホルダ15との間にセラミックファイバ板
25a、27a、28a、29aを緊密に積層して充填
する。該内容器ホルダ15を上部ガセット16、下部ガ
セット17、底部ガセット18により外容器Cに固定す
る。
部の熱を外部に放出できる核燃料物質等の輸送容器を提
供する。 【構成】内容器Cを保護する外容器Cと該内容器Bを格
納する内容器ホルダ15との間にセラミックファイバ板
25a、27a、28a、29aを緊密に積層して充填
する。該内容器ホルダ15を上部ガセット16、下部ガ
セット17、底部ガセット18により外容器Cに固定す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、核燃料物質等(核燃料
物質及び核燃料物質によって汚染された物質をいう。以
下同じ。)を安全に輸送するための輸送容器に関するも
のであり、特に小型の輸送容器に関するものである。
物質及び核燃料物質によって汚染された物質をいう。以
下同じ。)を安全に輸送するための輸送容器に関するも
のであり、特に小型の輸送容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】核燃料物質等の輸送についてはその安全
性が強く要求され、核原料物質、核燃料物質及び原子炉
の規制に関する法律(昭和32年法律第166号)、同
法施行令(昭和32年政令第324号)、核燃料物質等
の工場又は事業所の外における運搬に関する規制(昭和
53年総理府令第57号)、核燃料物質等車両運搬規制
(昭和53年総理府令第72号)、船舶安全法(昭和8
年法律第11号)、危険物船舶運送及び貯蔵規制(昭和
32年運輸省令第33号)、航空法(昭和27年法律第
231号)、航空法施行規制(昭和27年運輸省令第5
6号)等の法令によって厳しく規制されている。その規
制は輸送すべき核燃料物質等の種類及び数量に応じて異
なるが、これが最も厳しいB(U)型核分裂性輸送物に
ついては、輸送中の事故を想定して強度試験(9mの高
さから輸送物を落下させる試験等)、火災試験(800
℃の環境下中に30分間輸送物を置く試験)等の条件下
においてもその健全性が保持されなければならないこと
とされている。
性が強く要求され、核原料物質、核燃料物質及び原子炉
の規制に関する法律(昭和32年法律第166号)、同
法施行令(昭和32年政令第324号)、核燃料物質等
の工場又は事業所の外における運搬に関する規制(昭和
53年総理府令第57号)、核燃料物質等車両運搬規制
(昭和53年総理府令第72号)、船舶安全法(昭和8
年法律第11号)、危険物船舶運送及び貯蔵規制(昭和
32年運輸省令第33号)、航空法(昭和27年法律第
231号)、航空法施行規制(昭和27年運輸省令第5
6号)等の法令によって厳しく規制されている。その規
制は輸送すべき核燃料物質等の種類及び数量に応じて異
なるが、これが最も厳しいB(U)型核分裂性輸送物に
ついては、輸送中の事故を想定して強度試験(9mの高
さから輸送物を落下させる試験等)、火災試験(800
℃の環境下中に30分間輸送物を置く試験)等の条件下
においてもその健全性が保持されなければならないこと
とされている。
【0003】従来、核燃料物質等の輸送容器のうち、使
用済燃料のそれのように収納物の重量が大であるものに
ついては、外容器及び蓋が密封境界を構成し、収納物を
配置するバスケットが外容器に接するように設計され、
その頭部及び底部には木材(バルサ材、チ−ク材)のシ
ョックアブソ−バを取り付けることによって衝撃に対す
る緩衝機能が果たされることとされている。また、この
ような輸送容器は、発熱量が大であるので放熱用のファ
ンの取付その他の特別な工夫がなされている。
用済燃料のそれのように収納物の重量が大であるものに
ついては、外容器及び蓋が密封境界を構成し、収納物を
配置するバスケットが外容器に接するように設計され、
その頭部及び底部には木材(バルサ材、チ−ク材)のシ
ョックアブソ−バを取り付けることによって衝撃に対す
る緩衝機能が果たされることとされている。また、この
ような輸送容器は、発熱量が大であるので放熱用のファ
ンの取付その他の特別な工夫がなされている。
【0004】一方、試験研究用の試料等のように重量が
比較的小さく、発熱量も少ないものは、次のような構造
となっている。即ち、外容器と密封境界を構成する内容
器を格納する内容器ホルダとの間には木材又は金属ファ
イバ(ステンレス網の金網を丸めたようなもの)を充填
されているだけで、これらが固定されない方式が一般的
である。充填物は緩衝材の機能を有し、また、金属ファ
イバを充填している場合は収納物の発熱を除去する機能
をも兼ねている。未使用燃料要素の輸送容器には内容器
が外容器に直接固定されているものがあるが、それは収
納物の発熱がないのでこれを除去する機能はない。
比較的小さく、発熱量も少ないものは、次のような構造
となっている。即ち、外容器と密封境界を構成する内容
器を格納する内容器ホルダとの間には木材又は金属ファ
イバ(ステンレス網の金網を丸めたようなもの)を充填
されているだけで、これらが固定されない方式が一般的
である。充填物は緩衝材の機能を有し、また、金属ファ
イバを充填している場合は収納物の発熱を除去する機能
をも兼ねている。未使用燃料要素の輸送容器には内容器
が外容器に直接固定されているものがあるが、それは収
納物の発熱がないのでこれを除去する機能はない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来例では、火災時に
おいては、輸送容器外部の熱が伝導、輻射等によってそ
の内部に伝達され、内容器内の温度及び圧力の上昇等の
現象が発生するおそれがある。又、木質系のショックア
ブソーバは高温環境下において自らの燃料による発熱現
象が起こる可能性があり、金属ファイバは熱の伝導が良
いので断熱機能を有しない。即ち、従来の技術は、火災
時における耐熱機能が十全ではなかった。本発明は、比
較的小型の輸送容器、例えば、5t以下の輸送容器、を
念頭に置いたものである。小型の輸送容器においては、
その取扱性を良好にするため、緩衝・断熱材は外容器と
内容器との間に充填することが有利である。充填物が通
常時において緩衝機能を有することはもとより、火災時
においても燃焼せず、更に、火災時を想定してこれが断
熱性能をも具備していることが望ましい。そのために
は、緩衝・断熱材として適切なものを選定する必要があ
る。緩衝材が断熱性を有していれば、輸送容器外部の熱
は内容器に伝達しにくいが、一方、内容器内に収納され
る核燃料物質等から発生する熱を外部に伝達し、これを
除去する必要がある。この2つの要請は基本的に相矛盾
するものであるが、通常時においては収納物から発生す
る熱を除去し、火災時においては外部から内容器に伝達
される熱量を充分少なくする方策を講ずる必要がある。
更に、従来の小型輸送容器は、内容器ホルダが外容器に
固定されないまま外容器との間に緩衝材が充填されてい
る。従って、内容器が常に外容器の中心に位置するとは
限らない。その結果、外容器の表面又はそこから一定の
距離を置いた場所における線量当量率が場所によってバ
ラつくこととなり、内容器が各方向に最も偏った位置に
あることを前提として遮蔽を施さなければならないの
で、輸送容器の重量が増加することとなる。よって、内
容器が外容器内の一定の位置にあるようにすることが望
ましい。そのためには、内容器を外容器に固定すること
となるが、その構造は外部から強い衝撃が加えられた場
合において内容器に対する衝撃を緩和するものであるこ
とが必要とされる。
おいては、輸送容器外部の熱が伝導、輻射等によってそ
の内部に伝達され、内容器内の温度及び圧力の上昇等の
現象が発生するおそれがある。又、木質系のショックア
ブソーバは高温環境下において自らの燃料による発熱現
象が起こる可能性があり、金属ファイバは熱の伝導が良
いので断熱機能を有しない。即ち、従来の技術は、火災
時における耐熱機能が十全ではなかった。本発明は、比
較的小型の輸送容器、例えば、5t以下の輸送容器、を
念頭に置いたものである。小型の輸送容器においては、
その取扱性を良好にするため、緩衝・断熱材は外容器と
内容器との間に充填することが有利である。充填物が通
常時において緩衝機能を有することはもとより、火災時
においても燃焼せず、更に、火災時を想定してこれが断
熱性能をも具備していることが望ましい。そのために
は、緩衝・断熱材として適切なものを選定する必要があ
る。緩衝材が断熱性を有していれば、輸送容器外部の熱
は内容器に伝達しにくいが、一方、内容器内に収納され
る核燃料物質等から発生する熱を外部に伝達し、これを
除去する必要がある。この2つの要請は基本的に相矛盾
するものであるが、通常時においては収納物から発生す
る熱を除去し、火災時においては外部から内容器に伝達
される熱量を充分少なくする方策を講ずる必要がある。
更に、従来の小型輸送容器は、内容器ホルダが外容器に
固定されないまま外容器との間に緩衝材が充填されてい
る。従って、内容器が常に外容器の中心に位置するとは
限らない。その結果、外容器の表面又はそこから一定の
距離を置いた場所における線量当量率が場所によってバ
ラつくこととなり、内容器が各方向に最も偏った位置に
あることを前提として遮蔽を施さなければならないの
で、輸送容器の重量が増加することとなる。よって、内
容器が外容器内の一定の位置にあるようにすることが望
ましい。そのためには、内容器を外容器に固定すること
となるが、その構造は外部から強い衝撃が加えられた場
合において内容器に対する衝撃を緩和するものであるこ
とが必要とされる。
【0006】この発明は、上記事情に鑑み、衝撃に強
く、外部からの熱を遮断し、しかも、内部の熱を外部に
放出できる核燃料物質等の輸送容器を提供する事を目的
とする。
く、外部からの熱を遮断し、しかも、内部の熱を外部に
放出できる核燃料物質等の輸送容器を提供する事を目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、内容を保護
する外容器と該内容器を格納する内容器ホルダとの間に
無機質系繊維を充填し、該内容器ホルダをガセットによ
り前記外容器に固定したことを特徴とする核燃料物質等
の輸送容器、により前記目的を達成しようとするもので
ある。
する外容器と該内容器を格納する内容器ホルダとの間に
無機質系繊維を充填し、該内容器ホルダをガセットによ
り前記外容器に固定したことを特徴とする核燃料物質等
の輸送容器、により前記目的を達成しようとするもので
ある。
【0008】
【作用】内容器ホルダがガセットによって外容器に固定
されているので、該ホルダに格納された内容器は外容器
に対してその位置が変動することがない。このことによ
り、外容器の表面又はそこから一定の距離にある点にお
ける線量当量率が均等の値となるようにすることができ
る。通常時においては、核燃料物質から発生する熱は、
内容器、ガセット、外容器を通じて外部に放散される。
この場合は、ガセットは、内部から発生する熱を除去す
るための伝導体としての役割をも果たすこととなる。火
災時においては外部から輸送容器内部(内容器)に熱が
伝わるが、その際にはガセットが熱の伝導体となる。よ
って、熱伝導の観点からは、ガセットの断面積は、通常
時においては収納物から発生する熱の除去のために十分
であり、火災時においてはその伝熱量が一定の値以下に
なるように決定されなければならない。こうすることに
より火災時においても内容器内の温度の上昇を抑制する
ことが出来る。無機質系繊維は熱伝導度が小であるの
で、火災時においては外部の熱の内部への伝達を妨げ
る。該無機質系繊維は高温下においても燃焼せず、特に
ある種のものは化学変化及び物理的な性状が変化するこ
とがないので、火災時及びその終熄後においても前述の
熱伝達の防止、後述の衝撃緩和の機能を喪失することは
ない。前記無機質系繊維は空隙率が大であるので、これ
を成形加工したものを緊密に充填する場合は衝撃の緩衝
機能を有する。ガセットの両面にこれを充填することに
より、ガセットが衝撃を受けた場合において変形はする
が、法定の試験条件の下においては破断することはな
い。そのため、前記の固定、保持の機能を補充する役割
を果たす。
されているので、該ホルダに格納された内容器は外容器
に対してその位置が変動することがない。このことによ
り、外容器の表面又はそこから一定の距離にある点にお
ける線量当量率が均等の値となるようにすることができ
る。通常時においては、核燃料物質から発生する熱は、
内容器、ガセット、外容器を通じて外部に放散される。
この場合は、ガセットは、内部から発生する熱を除去す
るための伝導体としての役割をも果たすこととなる。火
災時においては外部から輸送容器内部(内容器)に熱が
伝わるが、その際にはガセットが熱の伝導体となる。よ
って、熱伝導の観点からは、ガセットの断面積は、通常
時においては収納物から発生する熱の除去のために十分
であり、火災時においてはその伝熱量が一定の値以下に
なるように決定されなければならない。こうすることに
より火災時においても内容器内の温度の上昇を抑制する
ことが出来る。無機質系繊維は熱伝導度が小であるの
で、火災時においては外部の熱の内部への伝達を妨げ
る。該無機質系繊維は高温下においても燃焼せず、特に
ある種のものは化学変化及び物理的な性状が変化するこ
とがないので、火災時及びその終熄後においても前述の
熱伝達の防止、後述の衝撃緩和の機能を喪失することは
ない。前記無機質系繊維は空隙率が大であるので、これ
を成形加工したものを緊密に充填する場合は衝撃の緩衝
機能を有する。ガセットの両面にこれを充填することに
より、ガセットが衝撃を受けた場合において変形はする
が、法定の試験条件の下においては破断することはな
い。そのため、前記の固定、保持の機能を補充する役割
を果たす。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を添付図面により説明する
が、ここでは、試験、研究の用に供する核燃料物質等の
試料を輸送する容器、例えば、5t以下の小型輸送容器
Aについて説明する。この輸送容器及びこれに収納する
核燃料物質等の概要は、次のとおりである。 輸送物の種類:B(U)型核分裂性輸送物 、輸送指
数:10以下、 輸送物の総重量:最大180kg、輸送
容器の外寸法:外径約560mm、高さ715mm、内
容器の寸法:外径Φ135mm、内径Φ115mm、高
さ409mm、収納物の発熱量:14.7W以下 小型輸送容器Aは、収納物を収納し、密封境界を構成す
る内容器Bと、これを保護する外容器Cに大別される。
外容器Cは、肉厚3mmのステンレス鋼製の外容器外板
1及び外容器蓋2から構成される。外容器外板1は胴板
3、底板4及び鏡板5によって構成され、該底板4及び
鏡板5は前記胴板3に溶接される。該胴板3には、異常
高温時に外容器Cと内容器B間に充填する気体が膨張し
た際にこれを放出するための胴部溶融栓6が取り付けら
れる。外容器蓋2は、液体の侵入を防ぐため、ゴムパッ
ト7で被覆される。外容器蓋2は肉厚3mmのステンレ
ス鋼製の外容器蓋底板8、外容器蓋胴板9及び外容器蓋
上板10から成り、該底板8及び上板10は前記胴板9
に溶接される。外容器蓋2の周辺部には、蓋部に対する
衝撃を緩和するため、肉厚1.65mmのステンレス鋼
製の上部チューブ11aと下部チューブ11bをはめ込
み式にしてシール溶接した貫通チューブ11を8本取り
付け、その上部は外容器蓋上板10から5mm突出させ
る。この両チューブ11a、11bは該容器Aが落下し
て衝撃を受けた時には、溶接部から分離しスライドす
る。前記チュ−ブの底部に外容器蓋取付ボルト12が挿
入され、内容器ホルダーフランジ13に固定される。
又、異常高温時に外容器蓋2内の膨張した気体を放出す
るため、その上部に蓋部溶融栓14が取り付けられる。
が、ここでは、試験、研究の用に供する核燃料物質等の
試料を輸送する容器、例えば、5t以下の小型輸送容器
Aについて説明する。この輸送容器及びこれに収納する
核燃料物質等の概要は、次のとおりである。 輸送物の種類:B(U)型核分裂性輸送物 、輸送指
数:10以下、 輸送物の総重量:最大180kg、輸送
容器の外寸法:外径約560mm、高さ715mm、内
容器の寸法:外径Φ135mm、内径Φ115mm、高
さ409mm、収納物の発熱量:14.7W以下 小型輸送容器Aは、収納物を収納し、密封境界を構成す
る内容器Bと、これを保護する外容器Cに大別される。
外容器Cは、肉厚3mmのステンレス鋼製の外容器外板
1及び外容器蓋2から構成される。外容器外板1は胴板
3、底板4及び鏡板5によって構成され、該底板4及び
鏡板5は前記胴板3に溶接される。該胴板3には、異常
高温時に外容器Cと内容器B間に充填する気体が膨張し
た際にこれを放出するための胴部溶融栓6が取り付けら
れる。外容器蓋2は、液体の侵入を防ぐため、ゴムパッ
ト7で被覆される。外容器蓋2は肉厚3mmのステンレ
ス鋼製の外容器蓋底板8、外容器蓋胴板9及び外容器蓋
上板10から成り、該底板8及び上板10は前記胴板9
に溶接される。外容器蓋2の周辺部には、蓋部に対する
衝撃を緩和するため、肉厚1.65mmのステンレス鋼
製の上部チューブ11aと下部チューブ11bをはめ込
み式にしてシール溶接した貫通チューブ11を8本取り
付け、その上部は外容器蓋上板10から5mm突出させ
る。この両チューブ11a、11bは該容器Aが落下し
て衝撃を受けた時には、溶接部から分離しスライドす
る。前記チュ−ブの底部に外容器蓋取付ボルト12が挿
入され、内容器ホルダーフランジ13に固定される。
又、異常高温時に外容器蓋2内の膨張した気体を放出す
るため、その上部に蓋部溶融栓14が取り付けられる。
【0010】内容器ホルダ15は肉厚3mmのステンレ
ス鋼製の円筒状のものであり、その中に内容器Bが格納
される。外容器の胴板3の上部3a及び下部3bから水
平に肉厚2mmのステンレス鋼製の円筒状の各1枚の上
部ガセット16及び下部ガセット17が直角をなして溶
接によって外容器の胴板3及び内容器ホルダ15に取り
付けられる。又、下部ガセット17には、同じく肉厚2
mmのステンレス鋼製の長方形状の底部ガセット18が
互いに直角に溶接によって取り付けられ、その下端は底
板4に接している。このガセット16、17、18は熱
伝導性のある材料、例えば、金属が用いられるが、通常
時において内容器B内で発生する熱を外部に放散させる
に十分であるとともに、火災時には外部から内部への伝
熱量が一定の値以下になるようにその断面積の大きさが
調節されている。又、輸送容器Aが衝撃を受けた時に
は、該ガセット16〜18は変形するが破断しないよう
に設計し、衝撃の緩和機能を果たせるようにする。内容
器ホルダ15は、肉厚3mmのステンレス鋼板でできた
円筒状のものであり、その上部には外容器Cに蓋板内容
器ホルダフランジ15aが溶接され、更に、これと内容
器ホルダフランジ15aの取付を補強するため、内容器
ホルダ胴部15bから肉厚3mmのステンレス鋼製の内
容器ホルダフランジ補強板19が両者に溶接されて取り
付けられる。内容器Bは、肉厚10mmのステンレス鋼
製の内容器胴部20と肉厚23mmのステンレス鋼製の
内容器蓋21によって構成される。収納物を収納したと
きは、Oリング22が挿入され、8本の内容器蓋取付ボ
ルト23によって締め付けられる。
ス鋼製の円筒状のものであり、その中に内容器Bが格納
される。外容器の胴板3の上部3a及び下部3bから水
平に肉厚2mmのステンレス鋼製の円筒状の各1枚の上
部ガセット16及び下部ガセット17が直角をなして溶
接によって外容器の胴板3及び内容器ホルダ15に取り
付けられる。又、下部ガセット17には、同じく肉厚2
mmのステンレス鋼製の長方形状の底部ガセット18が
互いに直角に溶接によって取り付けられ、その下端は底
板4に接している。このガセット16、17、18は熱
伝導性のある材料、例えば、金属が用いられるが、通常
時において内容器B内で発生する熱を外部に放散させる
に十分であるとともに、火災時には外部から内部への伝
熱量が一定の値以下になるようにその断面積の大きさが
調節されている。又、輸送容器Aが衝撃を受けた時に
は、該ガセット16〜18は変形するが破断しないよう
に設計し、衝撃の緩和機能を果たせるようにする。内容
器ホルダ15は、肉厚3mmのステンレス鋼板でできた
円筒状のものであり、その上部には外容器Cに蓋板内容
器ホルダフランジ15aが溶接され、更に、これと内容
器ホルダフランジ15aの取付を補強するため、内容器
ホルダ胴部15bから肉厚3mmのステンレス鋼製の内
容器ホルダフランジ補強板19が両者に溶接されて取り
付けられる。内容器Bは、肉厚10mmのステンレス鋼
製の内容器胴部20と肉厚23mmのステンレス鋼製の
内容器蓋21によって構成される。収納物を収納したと
きは、Oリング22が挿入され、8本の内容器蓋取付ボ
ルト23によって締め付けられる。
【0011】本実施例においては、外容器外板1と内容
器ホルダ15の間及び外容器蓋2の内部には、無機質系
繊維が充填される。この繊維として、例えば、耐熱性
(断熱性)が特に優れているセラミックファイバ24が
用いられる。それは、例えば、次の成分からなる多結晶
アルミナ短繊維をバインダによって成形した板状のもの
である。 SiO2 :49.9w/o、 AlO3 :51.8w/
o、 TiO:<0.1w /o MgO: <0.1w
/o セラミックファイバ24の主要な特性は、次のとおりで
ある。 機械的特性:曲げ強度7.3kg/cm2 熱的特性:
密度0.35kg/cm3 、比熱0.25kcal/k
g・℃(100℃)、熱伝導率(繊維方向)0.06k
cal/m・h・℃(100℃)、熱伝導率(繊維に直
角方向)0.05kcal/m・h・℃(100℃)、
最高使用温度 1、300℃ その充填形態は、輸送容器の落下時等におけるエネルギ
吸収及び繊維方向による熱伝導率の差を考慮し、側面方
向に厚く、上下方向に薄く配設されているが、これを充
填する方法は、次の通りである。内容器ホルダ15に環
状のセラミックファイバ板25aを嵌め込んで胴部保護
層25を形成する。次に、外容器胴板3の内側に下部ガ
セット17が溶接された後、下部ガセット17に内容器
ホルダ底部15cがボルト26によって固定される。次
いで、底板4と下部ガセット17の間にあらかじめ成形
されたセラミックファイバ板27aを緊密に積層して下
部保護層27を形成した後底板4を胴板3に溶接する。
その後、上部ガセット16が下部ガセット17と同様に
胴板3の内側に溶接される。上部ガセット16上にセラ
ミックファイバ板28aが緊密に積み重ねられて上部保
護層28が形成された後、その上に鏡板5を被せ、これ
を胴板3に溶接する。外容器蓋2内へのセラミックファ
イバ板29aの充填は、外容器蓋底板8と胴板9を溶接
した後、セラミックファイバ板28を緊密に積み重ねて
蓋内保護層29を形成し、この層29に外容器上板10
を被せてこれと胴板9を溶接する。なお、前記保護層2
5、27〜29のセラミックファイバ板25a、27
a、28a、29aの繊維の方向は、前述のように熱の
伝達を遮る方向、即ち、熱の進行方向に対し直角方向を
向いている。
器ホルダ15の間及び外容器蓋2の内部には、無機質系
繊維が充填される。この繊維として、例えば、耐熱性
(断熱性)が特に優れているセラミックファイバ24が
用いられる。それは、例えば、次の成分からなる多結晶
アルミナ短繊維をバインダによって成形した板状のもの
である。 SiO2 :49.9w/o、 AlO3 :51.8w/
o、 TiO:<0.1w /o MgO: <0.1w
/o セラミックファイバ24の主要な特性は、次のとおりで
ある。 機械的特性:曲げ強度7.3kg/cm2 熱的特性:
密度0.35kg/cm3 、比熱0.25kcal/k
g・℃(100℃)、熱伝導率(繊維方向)0.06k
cal/m・h・℃(100℃)、熱伝導率(繊維に直
角方向)0.05kcal/m・h・℃(100℃)、
最高使用温度 1、300℃ その充填形態は、輸送容器の落下時等におけるエネルギ
吸収及び繊維方向による熱伝導率の差を考慮し、側面方
向に厚く、上下方向に薄く配設されているが、これを充
填する方法は、次の通りである。内容器ホルダ15に環
状のセラミックファイバ板25aを嵌め込んで胴部保護
層25を形成する。次に、外容器胴板3の内側に下部ガ
セット17が溶接された後、下部ガセット17に内容器
ホルダ底部15cがボルト26によって固定される。次
いで、底板4と下部ガセット17の間にあらかじめ成形
されたセラミックファイバ板27aを緊密に積層して下
部保護層27を形成した後底板4を胴板3に溶接する。
その後、上部ガセット16が下部ガセット17と同様に
胴板3の内側に溶接される。上部ガセット16上にセラ
ミックファイバ板28aが緊密に積み重ねられて上部保
護層28が形成された後、その上に鏡板5を被せ、これ
を胴板3に溶接する。外容器蓋2内へのセラミックファ
イバ板29aの充填は、外容器蓋底板8と胴板9を溶接
した後、セラミックファイバ板28を緊密に積み重ねて
蓋内保護層29を形成し、この層29に外容器上板10
を被せてこれと胴板9を溶接する。なお、前記保護層2
5、27〜29のセラミックファイバ板25a、27
a、28a、29aの繊維の方向は、前述のように熱の
伝達を遮る方向、即ち、熱の進行方向に対し直角方向を
向いている。
【0012】次に本実施例の作動について説明する。搬
送中に輸送容器Aへ衝撃が加わると、該衝撃はガセット
16、17、18及び保護層25、27、28、29の
セラミックファイバ板25、27、28、29により吸
収され、内容器ホルダに収容されている内容器Bは衝撃
を受けない。又、内容器Bは、ガセット16、17、1
8により外容器Cに固定されているので、両容器B、C
の位置関係は常に一定の状態に維持される。そのため、
外容器Cの表面又は、そこから一定の距離を置いた場所
における線量当量率が均一となる。従って、放射能の遮
蔽もそれが均一であることを前提として行えば良いの
で、無駄を除くことができるとともに輸送容器を軽くす
ることができる。内容器B内の核燃料物質等から熱が発
生するが、この熱はガセット16、17、18を伝わっ
て外部に放散されるので、内容器B内が規定温度を越え
ることはない。火災等により容器外部が高温となると、
輸送容器Aが加熱されその熱は容器内部に伝わろうとす
る。しかし、外容器Cと内容器Bとの間とはセラミック
ファイバ板25a、27a、28a、29aを積層した
保護層25、27、28、29が形成されているので、
該熱の内部への伝熱は防止される。そのため、火災にな
っても内容器Bが異常高温となることはない。なお、ガ
セットは、輸送容器の外部から強い衝撃を受けた場合
は、これが変形し、その衝撃力を吸収する機能を有す
る。構造上の観点からは、想定される衝撃力が加わった
場合にこれが破断せず、変形するように設計することが
望ましい。これにより、ガセットは衝撃を受けた場合に
おいても、輸送容器、特に内容器を保護する役割を担う
ことができる。
送中に輸送容器Aへ衝撃が加わると、該衝撃はガセット
16、17、18及び保護層25、27、28、29の
セラミックファイバ板25、27、28、29により吸
収され、内容器ホルダに収容されている内容器Bは衝撃
を受けない。又、内容器Bは、ガセット16、17、1
8により外容器Cに固定されているので、両容器B、C
の位置関係は常に一定の状態に維持される。そのため、
外容器Cの表面又は、そこから一定の距離を置いた場所
における線量当量率が均一となる。従って、放射能の遮
蔽もそれが均一であることを前提として行えば良いの
で、無駄を除くことができるとともに輸送容器を軽くす
ることができる。内容器B内の核燃料物質等から熱が発
生するが、この熱はガセット16、17、18を伝わっ
て外部に放散されるので、内容器B内が規定温度を越え
ることはない。火災等により容器外部が高温となると、
輸送容器Aが加熱されその熱は容器内部に伝わろうとす
る。しかし、外容器Cと内容器Bとの間とはセラミック
ファイバ板25a、27a、28a、29aを積層した
保護層25、27、28、29が形成されているので、
該熱の内部への伝熱は防止される。そのため、火災にな
っても内容器Bが異常高温となることはない。なお、ガ
セットは、輸送容器の外部から強い衝撃を受けた場合
は、これが変形し、その衝撃力を吸収する機能を有す
る。構造上の観点からは、想定される衝撃力が加わった
場合にこれが破断せず、変形するように設計することが
望ましい。これにより、ガセットは衝撃を受けた場合に
おいても、輸送容器、特に内容器を保護する役割を担う
ことができる。
【0013】
【発明の効果】本発明は、以上の様に構成したので、次
の様な顕著な効果を奏する。 (1)内容器を保護する外容器と内容器を収容する内容
器ホルダとの間に無機質系繊維を充填したので、火災等
で外部が異常高温となってもその熱は容器の内部へ伝わ
らない。そのため、内容器内が外部の熱により異常高温
となることはないので安全である。又、この無機質系繊
維は緩衝機能を有するため、輸送容器に衝撃が加わると
該衝撃は前記繊維により吸収されるので、内容器が破損
することがない (2)内容器がガセットにより外容器に固定されている
ので、内容器内に熱が発生すると該熱はガセットを伝わ
って外部に放散される。そのため、内容器内が規定温度
を越えることはないので安全である。又、内容器と外容
器との位置関係はガセットにより規制されているので、
常に所定の状態が維持される。そのため、従来例と異な
り、線量当量率との関係上、内容器が各方向に最も備わ
った位置にあることを前提として遮蔽を施さなくてもよ
いので、輸送容器の重量を従来例に比べ軽くすることが
できる。
の様な顕著な効果を奏する。 (1)内容器を保護する外容器と内容器を収容する内容
器ホルダとの間に無機質系繊維を充填したので、火災等
で外部が異常高温となってもその熱は容器の内部へ伝わ
らない。そのため、内容器内が外部の熱により異常高温
となることはないので安全である。又、この無機質系繊
維は緩衝機能を有するため、輸送容器に衝撃が加わると
該衝撃は前記繊維により吸収されるので、内容器が破損
することがない (2)内容器がガセットにより外容器に固定されている
ので、内容器内に熱が発生すると該熱はガセットを伝わ
って外部に放散される。そのため、内容器内が規定温度
を越えることはないので安全である。又、内容器と外容
器との位置関係はガセットにより規制されているので、
常に所定の状態が維持される。そのため、従来例と異な
り、線量当量率との関係上、内容器が各方向に最も備わ
った位置にあることを前提として遮蔽を施さなくてもよ
いので、輸送容器の重量を従来例に比べ軽くすることが
できる。
【図1】本発明の実施例を示す縦断面図である。
15 内容器ホルダ 16 上部ガセット 17 下部ガセット 18 底部ガセット 24 セラミックァイバ A 輸送容器 B 内容器 C 外容器
Claims (4)
- 【請求項1】内容器を保護する外容器と該内容器を格納
する内容器ホルダとの間に無機質系繊維を充填し、該内
容器ホルダをガセットにより前記外容器に固定したこと
を特徴とする核燃料物質等の輸送容器。 - 【請求項2】無機質系繊維が、板状に形成され、かつ、
緊密に積層されていることを特徴とする請求項1記載の
核燃料物質等の輸送容器。 - 【請求項3】緊密に積層された無機質系繊維の繊維方向
が、容器内に侵入する熱に対し、異方向であることを特
徴とする核燃料物質等の輸送容器。 - 【請求項4】無機質系繊維が、セラミックファイバであ
ることを特徴とする請求項1、2、又は3記載の核燃料
物質等の輸送容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3135628A JPH0731276B2 (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 核燃料物質等の輸送容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3135628A JPH0731276B2 (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 核燃料物質等の輸送容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06201895A true JPH06201895A (ja) | 1994-07-22 |
| JPH0731276B2 JPH0731276B2 (ja) | 1995-04-10 |
Family
ID=15156253
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3135628A Expired - Fee Related JPH0731276B2 (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 核燃料物質等の輸送容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0731276B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113555143A (zh) * | 2021-06-25 | 2021-10-26 | 中国核电工程有限公司 | 一种核燃料运输容器用减震装置 |
-
1991
- 1991-05-10 JP JP3135628A patent/JPH0731276B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113555143A (zh) * | 2021-06-25 | 2021-10-26 | 中国核电工程有限公司 | 一种核燃料运输容器用减震装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0731276B2 (ja) | 1995-04-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |