JPH0620195U - 流体圧サーボ式可変ピッチプロペラの変節箱構造 - Google Patents

流体圧サーボ式可変ピッチプロペラの変節箱構造

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JPH0620195U
JPH0620195U JP1477592U JP1477592U JPH0620195U JP H0620195 U JPH0620195 U JP H0620195U JP 1477592 U JP1477592 U JP 1477592U JP 1477592 U JP1477592 U JP 1477592U JP H0620195 U JPH0620195 U JP H0620195U
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propeller
oil supply
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秀敬 東原
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プロペラ軸の結合に用いられるカップリング
体内に変節箱を組み込んで推進軸系長の短縮化を図った
流体圧サーボ式可変ピッチプロペラの変節箱構造を提供
する。 【構成】 給油軸20とプロペラ軸1とを結合するカッ
プリング21体内に変節箱室23を形成し、該変節箱室
内にサーボシリンダー25を軸方向への移動可能に配装
して変節ロッド9に結合し、該サーボシリンダー25に
対し給油軸端に形設したサーボピストン26とプロペラ
軸端に形設したサーボピストン27を対向的に摺嵌して
前進側サーボ室28と後進側サーボ室29を形成し、こ
れら前進側サーボ室および後進側サーボ室を前記給油軸
20に設けた油通路12,13を介して給油環14に連
通させたことを特徴とする流体圧サーボ式可変ピッチプ
ロペラの変節箱構造である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は舶用の流体圧サーボ式可変ピッチプロペラの変節箱構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は従来の流体圧サーボ式可変ピッチプロペラの推進軸系構成の一例を示す 断面図である。
【0003】 図示の推進軸系構成は、プロペラ翼Pと一体的に連結されたプロペラ軸1と原 動機2の出力軸3間に、原動機2側から中間軸4と駆動軸5を分解可能に挿設し 、この駆動軸5の船尾側に一体的に変節箱6を配設してなる。
【0004】 変節箱6は駆動軸5にサーボシリンダー7を連設し、該サーボシリンダー7に 摺嵌したサーボピストン8をプロペラ軸1に内装した変節ロッド9に結合し、サ ーボシリンダー7内に形成された前進側サーボ室10および後進側サーボ室11 をそれぞれに駆動軸6に設けた油通路12,13を介して駆動軸5に外囲装着し た給油環14と連通させてなり、プロペラ翼Pのピッチ変更は、給油環14から 作動油を前進側サーボ室10および後進側サーボ室11に給排することにより、 サーボピストン8と変節ロッド9を一体に動かし、プロペラハブ15内で変節ロ ッド9端に固着されたクロスヘッド16の往復運動をリンク機構17を介してプ ロペラ翼Pの回転運動に変換してなされる。
【0005】 上記する変節箱6は保守点検や清掃のために分解を必要とする。
【0006】 このための推進軸系の分解は、先に中間軸4を軸系から外し、次いで駆動軸5 および変節箱6を原動機2側に移動させて軸系から外して行われる。なお、プロ ペラ軸1はその船尾側端部にプロペラ翼Pを装備したプロペラハブ15を取り付 けるために船尾側に打ち出したフランジ18が設けられ、このフランジ18近傍 にはシール装置(図示せず)が設けられてプロペラ軸1の船体(図示せず)への 組み付けおよび抜出は船尾側から行われるもので、変節箱6を駆動軸系から外す ような時、オイルバスタイプのシール装置の場合はプロペラ軸1は動かされない のが普通である。
【0007】 上記するような流体圧サーボ式可変ピッチプロペラの推進軸系構成からすると 、推進軸系を構成する各構成部材はそれぞれに所定の長さを必要とし、推進軸系 全長が比較的長いものとなる。
【0008】 このような推進軸系の長さは船内におけるエンジンルームの占有スペース(エ ンジンルーム長さ)に大きく影響するもので、これを短縮することは船内の積荷 スペースを確保する上からきわめて重要な要素とされる。
【0009】 そこで、上記する流体圧サーボ式可変ピッチプロペラの推進軸系構成において 、駆動軸5と中間軸4との結合部に用いられるいるカップリング19を省き、こ の面から推進軸系長の短縮化を図った構成のものが提案されている。(実公昭6 2−15120号公報参照)
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
上記するように、従来の流体圧サーボ式可変ピッチプロペラの推進軸系構成に おいては、プロペラ軸に結合される駆動軸に対し直列的に変節箱が配設され、こ の変節箱のサーボシリンダーは駆動軸と一体でこれに変節ロッドに結合したサー ボピストンを摺嵌した構成のため、この変節箱の存在は推進軸系長に大きく影響 している。
【0011】 この考案は上述の点に鑑みなされたものであって、プロペラ軸の船首側端部に は組み立て式のカップリングを必須構成とする点に着目し、このプロペラ軸の船 首側端部の結合に用いられるカップリング体内に変節箱を組み込んで推進軸系長 の短縮化を図った流体圧サーボ式可変ピッチプロペラの変節箱構造を提供するこ とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するためのこの考案の要旨とするところは、プロペラ翼と一 体的に連結されたプロペラ軸と原動機の出力軸の間に分解可能に中間軸と給油軸 を挿設し、該給油軸とプロペラ軸とを結合するカップリング体内に変節箱室を形 成し、該変節箱室内にサーボシリンダーを軸方向への移動可能に配装して変節ロ ッドと結合し、該サーボシリンダーに対しプロペラ軸端に形設したサーボピスト ンと給油軸端に形設したサーボピストンを対向的に摺嵌して前進側サーボ室と後 進側サーボ室を形成し、これら前進側サーボ室および後進側サーボ室を前記給油 軸に設けた油通路を介して給油環に連通させたことを特徴とする流体圧サーボ式 可変ピッチプロペラの変節箱構造にある。
【0013】
【作用】
給油環から給油軸内の油通路を経てサーボシリンダー内の前進側サーボ室およ び後進側サーボ室に対し作動油が給排されてサーボシリンダーと一体に変節ロッ ドが動いてプロペラ翼のピッチが変更される。
【0014】 サーボシリンダーを備える変節箱はプロペラ軸系において給油軸にプロペラ軸 を結合するカップリング体内に配装されており、これにより推進軸系長が短縮さ れる。
【0015】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0016】 図1はこの考案の実施例を示す流体圧サーボ式可変ピッチプロペラの推進軸系 要部の断面図である。
【0017】 図において、上述の図5と共通もしくは対等部分については同一符号を付けて 説明する。
【0018】 この考案の推進軸系構成は、プロペラ翼と一体的に連結されたプロペラ軸と原 動機の出力軸間に、原動機側から中間軸4と給油軸20を一連に分解可能に挿設 してなり、変節箱6を給油軸20にプロペラ軸1を結合するカップリング21体 内に配設したもので、カップリング21とテーパスリーブ24をルーズな状態で プロペラ軸1に挿入し、テーパスリーブ24を正規の位置22に設定し、カップ リング21を船首方向に圧入すれば、変節箱室23が形成される。
【0019】 25は変節箱室23に軸方向に移動可能に配装したサーボシリンダーで、この サーボシリンダー25の体内空間を隔壁26によって仕切られ、隔壁26中心に 変節ロッド9端部を固着し、また、このサーボシリンダー25に対して給油軸2 0端に形設したサーボピストン26とプロペラ軸1端に形設したサーボピストン 27と対向的に摺嵌して前進側サーボ室28と後進側サーボ室29を形成し、こ れら前進側サーボ室28および後進側サーボ室29をそれぞれに給油軸20に設 けた油通路12,13を介して給油軸20に外囲装着した給油環14に連通させ ている。ここで、前進側サーボ室28に通じる油通路12は給油軸20のサーボ ピストン26端面に開口させるが、後進側サーボ室29に通じる油通路13の一 部13aは、サーボシリンダー25の隔壁26に固着した変節ロッド9の端部を 前進側サーボ室28側に突出させて設けたガイド軸部30内に設け、このガイド 軸部30を対向する給油軸20の端部、すなわちサーボピストン26中心に設け たガイド孔31に摺嵌してこのガイド孔31を介して給油軸20内の油通路13 に連通させている。なお、可変ピッチプロペラにおいては、前進ピッチに変節す る時が変節力が大きいため、上記する構成では前進側サーボ室28の断面積を後 進側サーボ室29の断面積に比べて大きく設定することが容易にできる。
【0020】 32はサーボシリンダー25に取着したフィードバックリングで、プロペラ翼 Pの実翼角を取出し制御するためのもので、実施例では、これをカップリング2 1に外囲緩嵌して変節箱室23壁に開設した長穴33にフィードバックロッド3 4を貫通させてサーボシリンダー25に固着している。なお、このフィードバッ クロッド34はサーボシリンダー25の回り止めにも役立つ。
【0021】 なお、図中35はサーボピストン26,27および変節ロッド9の各摺動部に 介装したシール装置、36はサーボピストン27後方でプロペラ軸1に設けられ 、プロペラ軸1の中穴と外界に通じる変節箱室23とを連通させた通穴で、この 通穴36は後進側サーボ室29内における何等かのシール不良で作動油がプロペ ラ軸1内に漏れてプロペラ軸1に連結されているプロペラハブ15内の圧力が上 がるのを防いだり、プロペラハブ15内に海水の侵入があった場合にこれを検出 したりするためのものである。
【0022】 上記する変節箱6の保守点検や清掃などのために軸系を分解するには、まず、 中間軸4を軸系より外す。ついで、カップリング21のプロペラ軸固着部22と プロペラ軸1間に嵌着されたテーパスリーブ24のテーパ面に対し圧油を圧送し てプロペラ軸1とカップリング21の固着関係を解いてカップリング21をプロ ペラ軸1上で船尾側にずらし、サーボシリンダー25を露出させて給油軸20の サーボピストン26をサーボシリンダー25から引き抜いて給油軸20を外す。 引き続き、サーボシリンダー25と変節ロッド9との取着関係を解いてサーボシ リンダー25をプロペラ軸1のサーボピストン27から引き抜いて分解作業は完 了する。中間軸のないものは、軸を船尾側にずらして行う。
【0023】 なお、分解された推進軸系の組み立てには上記作業の逆順で行われる。
【0024】 図2はこの考案の第2実施例を示す流体圧サーボ式可変ピッチプロペラの推進 軸系要部の断面図である。
【0025】 この実施例では、カップリング21に対してフランジ結合される給油軸20の フランジ37を給油軸20と別体に構成にして給油軸20に分解可能に固着する ようにした構成のものである。
【0026】 このように給油軸20とフランジ37を別体構成にすると、給油軸20上に給 油環14を先に装着できるので、給油環14としては円環状一体型のものが適用 可能になる。
【0027】 図3はこの考案の第3実施例を示す流体圧サーボ式可変ピッチプロペラの推進 軸系要部の断面図である。
【0028】 この実施例では、上記第1実施例における給油環14とフィードバックリング 32の装着位置を変え、給油環14と前進側サーボ室28および後進側サーボ室 29に通じる油通路12,13の一部を、それぞれにカップリング21の変節箱 室23の壁および給油軸20のフランジ37内に設け、また、フィードバックリ ング32をサーボシリンダー25に固着するフィードバックロッド34は給油軸 20のフランジ37に設けた丸孔38に貫通させた構成のものである。
【0029】 この実施例の場合は、フィードバックリング32のフィードバックロッド34 が貫通する穴は丸穴でよいから、上記する第1および第2実施例におけるカップ リング21の変節箱室23壁に設ける長孔33加工が省略できる。
【0030】 図4はこの考案の第4実施例を示す流体圧サーボ式可変ピッチプロペラの推進 軸系構成の断面図である。
【0031】 この実施例では、第1および第2実施例におけるフィードバックリング32を 給油環14とともに給油軸20上に配装した構成のものである。
【0032】 この実施例の場合は、第3実施例と同じく第1および第2実施例におけるカッ プリング21の変節箱室23壁に設ける長孔33加工が省略できる。
【0033】
【考案の効果】 上記のように構成したこの考案によれば、次のような効果を奏する。
【0034】 (1) プロペラ軸と給油軸との結合に用いられるカップリング内に変節箱を 組み込むから、従来のように駆動軸に対し直列的に変節箱を連設した構成のもの に比べて推進軸系長が短縮でき、この結果、エンジンルームの占有スペースを縮 小できて積荷スペースの拡大が図られる。
【0035】 (2) 変節箱のサーボシリンダーはプロペラ軸端部および給油軸端部に跨が って可動的に設けられているから、サーボシリンダーに対するフィードバックリ ングを取着構成が簡素化されて実翼角の取出しが簡単、かつ、正確にできる。
【0036】 (3) サーボシリンダー内には前進側サーボ室および後進側サーボ室が個別 に形成されるから、これらのサーボ室をピッチ変節時の変節力に適合させた断面 積に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案の第1実施例を示す流体圧サーボ式
可変ピッチプロペラの推進軸系要部の断面図である。
【図2】 この考案の第2実施例を示す流体圧サーボ式
可変ピッチプロペラの推進軸系要部の断面図である。
【図3】 この考案の第3実施例を示す流体圧サーボ式
可変ピッチプロペラの推進軸系要部の断面図である。
【図4】 この考案の第4実施例を示す流体圧サーボ式
可変ピッチプロペラの推進軸系要部の断面図である。
【図5】 従来の流体圧サーボ式可変ピッチプロペラの
一例を示す推進軸系の断面図である。
【符号の説明】
1…プロペラ軸 4…中間軸 6…変節箱 9…変節ロッド 12…油通路 13…油通路 14…給油環 20…給油軸 21…カップリング 23…変節箱室 25…サーボシリンダー 26…サーボピストン 27…サーボピストン 28…前進側サーボ室 29…後進側サーボ室 32…フィードバックリング P…プロペラ翼

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロペラ翼と一体的に連結されたプロペ
    ラ軸と原動機の出力軸の間に給油軸を挿設し、該給油軸
    とプロペラ軸とを結合するカップリング体内に変節箱室
    を形成し、該変節箱室内にサーボシリンダーを軸方向へ
    の移動可能に配装して変節ロッドと結合し、該サーボシ
    リンダーに対しプロペラ軸端に形設したサーボピストン
    と給油軸端に形設したサーボピストンを対向的に摺嵌し
    て前進側サーボ室と後進側サーボ室を形成し、これら前
    進側サーボ室および後進側サーボ室を前記給油軸に設け
    た油通路を介して給油環に連通させたことを特徴とする
    流体圧サーボ式可変ピッチプロペラの変節箱構造。
JP1477592U 1992-03-19 1992-03-19 流体圧サーボ式可変ピッチプロペラの変節箱構造 Expired - Lifetime JPH0729038Y2 (ja)

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